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平成 27年第 2回 越谷市国民健康保険運営協議会会議録 越谷市国民
平成27年第2回 越谷市国民健康保険運営協議会会議録 平成27年8月27日(木) 越谷市国民健康保険課 平成27年第2回越谷市国民健康保険運営協議会会議録 招集年月日 平成27年8月27日 開会場所 中央市民会館4階会議室A・B 開会日時及 開会 8月27日午後 2時00分 議長 梅 田 明 び宣言者 閉会 8月27日午後 4時05分 議長 梅 田 明 議長 梅 田 明 委員応招及び出欠状況 被保険者代表委員 氏 名 出欠 療養取扱代表委員 氏 公益代表委員 出欠 名 氏 名 被用者保険代表委員 出欠 氏 名 出欠 髙山 博子 出 大越 恭二 欠 濱野八重子 出 篠原千代三 出 川名 広治 出 鮫島 弘武 出 一柳 敏子 出 今井 定好 出 服部 秀子 出 松本 佳久 欠 梅田 出 松本 友孝 欠 村上 清隆 出 平井 丈司 出 岡田 啓司 出 船底 直敬 出 藤原 基 欠 山﨑 治子 出 安藤 一宏 出 後竹 章弘 出 染谷登士子 出 出席者 17名 欠席者 4名 明 福 祉 部 長 鈴木 俊昭 国民健康保険課長 竹内 克行 調 濱野 直樹 副 整 幹 課 長 会田 正弘 議事参与者 職 書 氏 名 記 給付担当主幹 小林 道之 給付担当主幹 和田 澄夫 給付担当主事 永野 嘉恵 保険担当主幹 小川 英明 給付担当主事 土田 瑞穂 平成27年第2回越谷市国民健康保険運営協議会 日 場 次 1. 開 会 2. 議 事 時 平成27年8月27日(木) 午後2時から 所 中央市民会館 4階 会議室A・B 第 (1)平成26年度越谷市国民健康保険特別会計決算について (2)平成27年度越谷市国民健康保険特別会計9月補正予算(案) について (3)国民健康保険税課税限度額の引き上げについて (4)データヘルス計画の策定について 3.報告事項 (1)平成27年度埼玉県国保協議会東部ブロック国保強化推進協議会並 びに研修会の報告について (2)平成26年度越谷市国民健康保険の保健事業について (3)平成26年度国民健康保険税の収納対策について 4.その他 5.閉 会 ○司会 皆様、こんにちは。 本日は、お忙しいところご出席いただきまして誠にありがとうございます。た だ今より、 「平成 27 年第 2 回越谷市国民健康保険運営協議会」を開会させていた だきます。 まず、はじめに委員に変更がございましたので、ご報告させていただきますと ともに、新たに委員になられた方のご紹介をさせていただきます。本日、お手元 にお配りさせていただきました本協議会の委員名簿をご覧いただきたいと存じ ます。 被保険者を代表する第1号委員として、平成27年8月 1 日付けで、安藤一 宏様が委員となられました。 ○委員 安藤一宏です。よろしくおねがいいたします。 ○司会 続きまして、公益を代表とする第 3 号委員として越谷市食生活改善推進員協議 会からご推薦をいただいておりました中島美千代委員に代わりまして、平成 27 年 4 月 1 日付けで、山﨑治子様が委員となられました。 ○委員 山﨑治子です。よろしくお願いいたします。 ○司会 続きまして、被用者保険を代表とする第 4 号委員として公立学校共済組合から ご推薦をいただいておりました小林裕一委員に代わりまして、平成 27 年 4 月 1 日付けで、松本友孝様が委員となられました。なお、松本 友孝様におかれまし ては、ご都合により欠席のご連絡をいただいております。委嘱状については、の ちほど事務局よりお渡しいたします。 また、安藤委員、山﨑委員、松本委員の任期につきましては、前任者の残任 期間となりますことから、平成 28 年 12 月 31 日までとなっております。 次に欠席委員のご報告をさせていただきます。大越委員、藤原委員、松本佳久 委員、松本友孝委員 よりご欠席のご連絡をいただいております。 続いて、本日の会議資料等について確認させていただきます。まず、本日お席 にお配りさせていただきましたのは、本日の次第、委員名簿、座席表、埼玉県国 民健康保険団体連合会発行の冊子「埼玉の国保」、 「資料 3 国民健康保険税課税 限度額の引き上げについて」の 5 点でございます。 ここで大変申し訳ございませんが、資料に訂正がございます。「資料 3 の国民 健康保険税課税限度額の引き上げについて」でございますが、事前に郵送させて いただいた資料から、本日配布させていただいた資料と差し替えとなりますので、 よろしくお願いいたします。 また、先日、ご郵送させていただきました「資料 1 平成 26 年度越谷市国民 健康保険特別会計決算について」、 「資料 2 平成 27 年度越谷市国民健康保険特 別会計 9 月補正予算(案)について」、 「資料 3 国民健康保険税課税限度額の引 き上げについて」 、 「資料 4 データヘルス計画の策定について」 、「資料 5 平成 27 年度埼玉県国保協議会東部ブロック国保強化推進協議会並びに研修会の報告 について」 、 「資料 6 平成26年度越谷市国民健康保険の保健事業について」の 以上 6 点になりますが、お手元にございますでしょうか。 それでは、当運営協議会の開催にあたりまして、梅田明会長よりご挨拶をいた だきたいと存じます。梅田会長よろしくお願いいたします。 ○会長 皆様、こんにちは。 本日は、平成27年の2回目になります国民健康保険運営協議会のご案内を申し 上げましたところ、各委員の皆様方におかれましては、公私ともにお忙しい中、 ご出席を賜りまして開催できましたことを心から感謝申し上げます。 さて、国保協議会東部ブロック推進協議大会が8月19日に白岡市で開催され ました。これにつきましては、後ほど副会長より報告していただきたいと思いま す。なお、本日ご提案を申し上げます議案につきまして、慎重なるご審議を賜り ますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。 ○司会 続きまして、福祉部長の鈴木より、ご挨拶を申し上げます。 ○福祉部長 こんにちは。福祉部長の鈴木でございます。本日は、ご多忙にもかかわ らず、越谷市国民健康保険運営協議会にご出席を賜り、誠にありがとうございま す。また、日ごろから、皆様には越谷市の国保事業に対しまして、多大なご理解 とご支援をいただいておりますことに、深く感謝申し上げます。 さて、国民健康保険制度は、現在、大きな転換期を迎えております。皆様、す でにご承知のこととは存じますが、本年5月27日、「持続可能な医療保険制度 を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律」が成立いたしました。 この法律は、医療保険制度の財政基盤の安定化、医療保険の保険料に係る国民の 負担に関する公平の確保などの措置を講じることで、持続可能な医療保険制度を 構築することを目的とするものでございます。この中で、平成30年度から都道 府県が市町村とともに、国民健康保険の保険者となり、財政運営の責任主体とし て、国保運営に中心的な役割を担うことが明記されました。国民健康保険は、財 政基盤が脆弱であり、長年、制度の安定化が求められてきましたが、今回の改正 により、国民健康保険への財政支援の拡充が行われ、制度の安定化が図られるこ とになります。詳細につきましては、引き続き、地方との協議により決定してい くとのことでございますので、本市といたしましても、国や県に対し、より良い 制度改革となるよう要望していく次第でございます。 いずれにいたしましても、市町村は、地域住民と身近な関係の中、資格管理や 保険給付、保険税率の決定、賦課・徴収、保健事業など、地域におけるきめ細か い事業を担うことになり、本運営協議会も存続いたしますので、委員の皆様方に おかれましては、国民健康保険の運営に対しまして、引き続きご協力くださいま すようお願い申し上げます。 本日の議題では、平成26年度決算及び平成27年度9月補正予算(案)など について、ご意見をいただく予定となっております。皆様方には、それぞれのお 立場からの忌憚のないご意見をいただきますようお願い申し上げまして、甚だ簡 単ではございますが、私からのあいさつとさせていただきます。本日は、よろし くお願いいたします。 ○司会 なお、私ども事務局の職員等につきましては、お手元に席次表をお配りしてお りますので、大変恐縮ではございますが、それらをもって個々の紹介に代えさせ ていただければと思います。 私は、本日司会を務めさせていただきます国民健康保険課調整幹の濱野でござ います。よろしくお願いいたします。 本日の会議につきましては、運営協議会委員21名のうち出席者が過半数を超 えておりますので、越谷市国民健康保険に関する規則第4条第2項により有効に 成立しておりますことをご報告いたします。 それでは、議事に入りたいと存じますが、越谷市国民健康保険に関する規則第 3条の規定に基づき、梅田会長に議長をお願いしたいと存じます。よろしくお願 いいたします。 ○議長 それでは、しばらくの間、議長を務めさせていただきますので、よろしくお願 いいたします。 はじめに、皆様にご承諾いただきたいことがございます。会議録作成のため、 会議内容を録音することにつきまして、あらかじめ皆様のご了解をいただきたい と存じます。また、本協議会につきましては、越谷市審議会等の設置及び運用に 関する要綱に基づき、これまで会議を公開しております。 本日、傍聴希望者はおりますか? ○事務局 ○議長 傍聴者はおりません。 本日議事録の署名委員といたしまして、髙山博子委員、染谷登士子委員にお願 いいたします。 ただ今から、議事に入らせていただきます。 それでは、議事1「平成26年度越谷市国民健康保険特別会計決算について」 事務局より説明をしてください。 ○事務局 国民健康保険特別会計の平成26年度の決算について説明いたします。 わたくしは国民健康保険課の小林と申します。よろしくお願いいたします。先日、 ご案内と一緒に郵送させていただきました資料で説明させていただきます。恐れ 入りますが、資料 1 の1ページをお開きください。資料1決算による財政状況に つきまして、主なものをご説明いたします。初めに、歳入でございますが、表の 一番上になりますが、平成26年度の歳入総額は、373億1,720万544 円で前年度比1.10%の増でございます。1款の国民健康保険税につきまして は、86億2,856万508円で、歳入全体の23.13%を占め、収納額と しては、前年度からの金額で1億307万4,588円の減、率で1.18%の 減となっております。減額の理由につきましては、国保加入者数の減少によるも のと、平成26年度より低所得者に対する国保税の7割・5割・2割軽減のうち 5割・2割軽減の対象を拡充したことによるものです。 次に、3款 国庫支出金につきましては、国から市に国庫支出金として交付さ れた総額は、74億9,393万8,747円で歳入全体の20.08%を占め ております。この中で、療養給付費等負担金につきましては、医療費のうち保険 者が負担した療養給付費の32%を国の負担金として交付を受けたものです。 次に、4款 療養給付費交付金につきましては、国保の被保険者のうち退職被 保険者の保険給付について、保険者が負担した分から保険税を除いた分について、 他の保険者(サラリーマンの健康保険)から交付される制度によるもので、12 億6,843万9,577円となっています。 次に、5款 前期高齢者交付金につきましては、99億3,997万3,30 6円が交付され、前年度より約3億円増加しております。これは、65歳から7 4歳までの前期高齢者の加入者数に応じて、すべての医療保険制度間で財政調整 するもので、前期高齢者の加入割合が多い保険者は、交付金として受領すること ができるものです。 次に、6款 県支出金につきましては、19億443万9,197円になりま す。 次に、7款 共同事業交付金につきましては、市町村間の保険料の平準化、財 政の安定化を図るため、平成24年度から1件10万円を超える医療費について 各市町村国保からの拠出金により都道府県単位で費用負担の調整を図る保険財 政共同安定化事業と、1件80万円を超える高額な医療費については費用負担を 調整する高額医療共同事業により交付されるもので、合計43億1,585万1, 723円となります。 次に、9款 繰入金につきましては、国の定めた法定分と不足分を補う法定外 の繰入金として、合計28億3,626万4,131円を繰入させていただきま した。法定分といたしましては、保険基盤安定繰入金、職員給与費等繰入金、出 産育児一時金繰入金、財政安定化支援事業繰入金として、合計16億3,626 万4,131円、赤字補填のその他繰入金として、12億円を繰入させていただ きました。 次に、10款 繰越金につきましては、平成25年度会計の残余金で、8億5, 842万4,767円でございます。 最後に、諸収入他につきましては、7,130万6,146円で、内容は保険 税に対する延滞金や第三者納付金等でございます。 以上、歳入総額につきましては、前述のとおり、373億1,720万544 円でございます。 次に、歳出について主なものご説明します。資料2ページをお開き願います。 歳出内訳をごらんください。歳出総額は、361億1,236万6,244円で、 前年より0.17%増加しております。 1款 総務費につきましては、5億6,528万9,385円で、職員32名 の人件費や課税・徴税・給付に係る電算委託料などの事務経費でございます。 次に、2款 保険給付費につきましては、236億4,534万3,082円 で、歳出全体の65.47%を占めております。この表の療養給付費は、被保険 者の一部負担金(受診の際の窓口での負担金)を除いた費用額でございます。ま た、給付費は毎月、各医療機関がレセプトにより埼玉県国民健康保険団体連合会 に給付の費用を請求し、市が連合会に支払うことになっています。主なものは、 一般被保険者療養給付費が約4億円増え、一般被保険者高額療養費が約 1 億円増 加しております。 また、出産育児一時金は423人分を支給しまして、1億7, 938万1,924円、葬祭費は587人分で2,935万円の給付でございま す。以上のような保険給付費の内容でございますが、平成26年度は、保険給付 費全体で1.19%の増加でございます。 次に、3款 後期高齢者支援金につきましては、国から被保険者1人あたりの 支援金の額及び事務費の額が示され、被保険者数に応じ拠出するもので、 50億999万8,933円を社会保険診療報酬支払基金に納付しました。 次に、4款と5款の 前期高齢者事務費拠出金と納付金につきましては、合計 392万3,109円で、歳入で説明しました前期高齢者財政調整制度の歳出項 目です。 次に6款 老人保健拠出金でございますが、老人保健制度は平成19年度をも って廃止されましたが、26年度は事務費分を16万1,952円負担しました。 次に7款 介護納付金は20億3,181万7,358円を社会保険診療報酬 支払基金に納付しました。 次に8款 共同事業拠出金については、42億8,476万8,936円を国 保連合会に納付したもので、歳入で説明しました共同事業の歳出項目です。 次に9款 保健事業費でございますが、のちほど報告事項で詳細は説明いたし ますが、このうち疾病予防費につきましては、保養所利用助成金と人間ドック検 診料助成金、また、かかった医療費明細を記載した医療費通知を年6回発送いた しまして、2,607万6,499円を支出しました。また、特定健康診査事業 費は、2億9,805万8,445円を支出いたしまして、保健事業費合計で3 億2,413万4,944円を支出いたしました。 また、11∼13款のその他について主な内容につきましては、保険税の過年 度分の保険税還付金と国県支出金等返還金等でございます。 以上のように、歳出合計は361億1,236万6,244円となります。 1ページに戻っていただきまして、表の下から3番目にありますように平成26 年度の形式収支は12億483万4,300円となっております。この金額は、 平成27年度に繰り越しさせていただきます。 以上が国民健康保険特別会計の平成26年度の財政状況についての説明とな ります。 続きまして、平成26年度越谷市国民健康保険特別会計決算諸数の資料により まして、平成26年度決算の背景について説明を致します。資料の3ページをお 開きください。一番上の(1)平均被保険者数等をご覧ください。平成26年度 の年間平均被保険者数は93,224人でございまして、平成25年度と比べ、 2,052人減少しております。また、表の下※印の右側の網掛けにありますよ うに、市民の27.28%の方が国保加入者という状況で、世帯で見ると37. 71%が国保加入世帯でございます。1世帯あたり平均1.70人の被保険者数 となっております。 次に(2)国保税の収納率をご覧ください。平成26年度の現年度分の収納率 は90.76%で平成25年度より0.32ポイントの増となりました。なお、 滞納繰越分の収納率につきましては、11.30%となっています。 次に、 (3)の国保税全体の調定額について説明します。表の合計欄になりま すが、現年度分調定額は前年度との比較において、約1億5,297万1,50 0円、1.67%の減となっています。1世帯あたりの調定額は1,522円減 の152,942円となっております。 次に、資料の4ページをお開きください。 (4)収納方法別の収納割合につい て説明します。近年、利便性がいいことからコンビニでの納付が増加しておりま す。 次に(5)の国保税の不納欠損状況について説明します。国保税を徴収するこ とができる有効期限は5年間で、滞納した場合は差し押さえをして金銭に換える ことを基本としておりますが、そうした財産がない方や生活が困窮している等の 場合は、法令に基づきその手続きを停止し、欠損処分をすることが出来ます。こ うして、平成26年度の不納欠損額は合計で、4,530件4億8,520万5, 316円を不納欠損処分とさせていただきました。不納欠損処分には、地方税法 の規定に基づき、滞納処分の執行停止と時効による消滅がございますが、処分に あたっては、その前段として、公平な徴収を実現するという観点から、滞納者の 財産調査を徹底的に実施しました。その結果、差し押さえる財産なし、生活困窮、 居所不明、即時消滅などの執行停止要件に該当するとの判断により、執行停止処 分とさせていただいたものが、不納欠損となった主なものでございます。 次に(6)と(7)の医療費について説明します。(6)の1番右側の合計欄 にありますように、平成26年度は前年度より、約1億9,848万円増加しま した。次に(7)の一番右側になりますが、1人あたりの医療費は30万6,4 74円となります。金額で8、683円、率で2.92%の増加となりました。 以上が平成26年度越谷市国民健康保険特別会計決算による財政状況につい ての説明となります。この議案については、9月議会において、決算認定として 審議されます。以上でございます。 ○議長 ただ今、事務局から説明がありましたが質疑がございましたらお受けしたいと 思います。 ○委員 平成 26 年度の赤字補填の繰入金12億円についてですが、越谷市は全国平均 の約2倍のスピードで高齢化が進んでおりますが、5年後、10年後の繰入金の 見込みは概算でどのくらいを想定していますか。 ○事務局 国民健康保険課長の竹内でございます。ただいまの委員のご質問にお答えい たします。赤字補填の繰入金につきましては、平成25年度が6億円、平成26 年度が12億円と年々増加している状況でございます。これは高齢化が進み、一 人当たりの医療費が増加していることが要因で考えられます。また、さきほどの 説明にもありましたが、国保法の改正が5月にありまして、平成30年度から県 単位の国保運営ということで、国保の財政運営の主体が県になることが決まりま した。これによりまして、県が医療費の見込みを立て、市町村ごとの納付金を決 定することになりますが、各市町村の納付金の額は医療費水準と所得水準を反映 して決定されることとされております。また県は各市町村に対し、標準保険税率 を設定することとなっており、市町村ごとに議会で税率を決定していくことにな ります。なお、納付金は国保税によりまかなうこととなっており、市町村で赤字 補填による繰り入れをしないことが前提となっております。実際に補填が必要に なるかどうかにつきましては、県から納付金額及び標準負担税率等が示された後 に判明することになります。 ○委員 ありがとうございました。 ○議長 他に質疑はございますか。 ○委員 被用者保険の立場としての意見ですが、被用者保険の被保険者は自分の保険料 を支払いかつ税金からも保険料を負担するという、二重の負担をしております。 国保の財政基盤が弱く、制度の見直しが必要なことは理解しているが、今後赤字 補填による繰り入れは廃止していただきたい。 また、保険税の滞納については、滞納額が多くなると徴収が困難になるので、 ぜひとも早期着手を徹底していただきたい。催促がこないと納める意欲も無くな っていくと思われる。 ○事務局 ただいまの件につきましては、報告事項の3で詳しく説明させていただきた いと思います。 ○議長 他にございますか。質疑がないようですので、「平成26年度越谷市国民健康 保険特別会計決算について」 、質疑を終結いたします。 次に、議事2「平成27年度越谷市国民健康保険特別会計9月補正予算(案) について」でございますが、事務局より説明をしてください。 ○事務局 それでは、資料 2 をご覧ください。平成 27 年度国民健康保険特別会計 9 月 補正予算案について説明させていただきます。わたくしは国民健康保険課給付担 当和田でございます。よろしくお願いいたします。 表の網掛けになっているところが、今回の補正箇所でございます。 まず、歳入の 9 款 繰入金の職員給与等繰入金でございますが、これは国民健康 保険の事務の執行に要する費用に関して、一般会計から繰出し、国民健康保険特 別会計に繰入をするとされているものでございます。平成 26 年度の職員給与費 等の金額の確定に伴い、昨年度繰入れた金額との差を補正いたします。実際に事 務の執行に要した確定額は、5 億 4,200 万円となりましたので、昨年度繰り入れ た額 5 億 5,000 万円との差 800 万円を平成 27 年度当初予算額から減額いたしま す。 次に、出産育児一時金繰入金でございますが、出産育児一時金の 3 分の 2 に相 当する額を、一般会計から繰出して国民健康保険特別会計に繰り入れるものでご ざいます。実際の必要額が 1 億 1,900 万円となりましたので、昨年度繰り入れた 額 1 億 2 千万円との差 100 万円を平成 27 年度当初予算額 1 億 2 千万円から減額 いたします。 次に、10 款 繰越金でございますが、議事 1 で説明がありましたとおり、昨 年度の収支差引額となり、12 億 483 万 4 千円となりますので、平成 27 年度当 初予算額 1,200 万円との差、11 億 9,283 万 4 千円を追加いたします。歳入では、 以上 11 億 8,383 万 4 千円を追加し、補正後の額を 409 億 9,383 万 4 千円とする ものでございます。 次に、歳出でございます。13 款 予備費につきましては、歳入、歳出の合計 額を合わせるために、11 億 8,383 万 4 千円を追加いたします。歳出合計では、 11 億 8,383 万 4 千円を追加し、補正後の額を 409 億 9,383 万 4 千円とするもの です。 平成 27 年度国民健康保険特別会計 9 月補正予算 (案)の説明につきましては、 以上でございます。 ○議長 ただ今、事務局から説明がありましたが質疑がございましたらお受けしたいと 思います。 質疑がないようですので、 「平成27年度越谷市国民健康保険特別会計9月補 正予算(案)について」質疑を終結いたします。 次に、議事3「国民健康保険税課税限度額の引き上げについて」でございます が、事務局より説明をしてください。 ○事務局 保険担当の小川でございます。国民健康保険税課税限度額の引き上げにつき まして、ご説明いたします。 お手元の資料3をご覧いただきたいと存じます。 ご案内のとおり、国では、全国民に必要な医療を保障できる安定的・効率的な 医療保険制度を構築するため、医療制度の改革を行っています。こうした中で、 経済動向を考慮し、国民健康保険の被保険者間の保険税負担の公平性及び中低所 得層の保険税の軽減を図るため、平成27年3月31日に地方税法施行令の一部 を改正し、国民健康保険税の課税限度額と軽減判定所得の基準について見直しを 行いました。このうち、本市においては、軽減所得見直しについて、平成27年 5月臨時会において承認をいただき、今年度の課税から実施しております。 なお、国民健康保険税の課税限度額の引き上げにつきましては、納税者への周 知期間が短いことなどから、来年度に向けて見直しを検討することにしました。 改正内容につきましては、医療分課税額に係る課税限度額を現行の51万円を5 2万円に、後期高齢者支援金等分課税額にかかる課税限度額を現行の16万円か ら17万円に、介護納付金課税額に係る課税限度額を現行の14万円を16万円 に引き上げ、合計の課税限度額を81万円から85万円に、4万円引上げを検討 するものです。 お手元の資料2ページをご覧いただきたいと存じます。 課税限度額を引上げた場合の影響世帯数でございますが、平成27年6月調定よ り試算すると、医療分は1,756世帯、後期高齢者支援金等分は916世帯、 介護分は537世帯を見込んでおります。引き上げ後も限度額を超える世帯は、 医療分は1,695世帯、後期高齢者支援金等分は832世帯、介護分は423 世帯となります。 また、平成27年度の国民健康保険税課税限度額を見直した場合の歳入増につ いては、約2,100万円と見込んでおります。 国民健康保険税課税限度額の引き上げについての説明は、以上でございます。 ○議長 ただ今、事務局から説明がありましたが質疑がございましたらお受けしたいと 思います。 ○委員 今回の歳入増の2,100万円は全体の支出のうち、どのくらいの割合を占め ていますか。 ○事務局 ただいまの委員のご質問にお答えいたします。先ほど平成26年度決算でご 説明させていただきましたが、歳出総額約361億円のうちの2,100万円と なりますので、何%という数字まで達しない額になります。 ○委員 ありがとうございました。 ○議長 他に質疑はございますか。 ○委員 説明のあった世帯数については、世帯の被保険者数に違いはありますか。 ○事務局 ただいまの委員のご質問にお答えいたします。1世帯あたりの平均被保険者 数が1.7人となっており、世帯によって一人世帯もあれば5人の世帯もあり ます。今回お示しした世帯の被保険者数もまちまちでございます。 ○委員 ありがとうございました。 ○議長 他に質疑はございますか。 質疑がないようですので、 「国民健康保険税課税限度額の引き上げについて」 質疑を終結いたします。 次に、議事4「データヘルス計画の策定について」でございますが、事務局 より説明をしてください。 ○事務局 それでは、資料4、データヘルス計画の策定について説明させていただき ます。 まず、1ページをご覧ください。 越谷市では、今年度中にデータヘルス計画の策定を予定しております。デー タヘルスとは、保険者が被保険者のレセプト情報や特定健診・特定保健指導の 結果から被保険者の健康課題の分析を行い、その分析に基づく保健事業を実施 するものでございます。 わが国では、超高齢化が進展し、働き盛りの世代からの健康づくりの重要性 が高まってきております。政府は、平成25年6月14日に閣議決定された「日 本再興戦略」の中で、 “国民の健康寿命の延伸”を重要な柱として掲げました。 この戦略の中で、健康寿命の延伸に関する問題点のひとつとして、 「保険者は、 健康管理や予防の必要性を認識しつつも、個人に対する動機付けの方策を十分 に講じていない」ことが指摘されました。この課題を解決するため、「予防・ 健康管理の推進に関する新たな仕組みづくり」として、「全ての健康保険組合 に対し、レセプト等のデータの分析、それに基づく被保険者の健康保持増進の ための事業計画として“データヘルス計画”の作成・公表、事業実施、評価等 の取組を求めるとともに、市町村国保が同様の取組を行うことを推進する」こ とを掲げました。この背景として、近年、特定健康診査の実施や診療報酬明細 書等の電子化の進展、国保データベースシステム(KDBシステム)の整備に より、保険者が健康や医療に関する情報を活用して、被保険者の健康課題の分 析、保健事業の評価を行うことができるようになったことがあります。保険者 は、これまでも、統計資料等を活用し、保健事業を実施してきましたが、今後 は、更に被保険者の健康保持増進に努めるため、保有しているデータを活用し ながら、被保険者をリスク別に分けてターゲットを絞った保健事業の展開等が 求められております。 次に、2ページをご覧ください。 データヘルス計画の概念でございます。データヘルス計画とは、レセプト・ 健診データの分析に基づく効率的・効果的な保健事業をPDCAサイクルで実 施するための事業計画でございます。被保険者の健康課題、事業目的を明確化 し、実現可能な目標を設定のうえ、費用対効果を考慮した事業選択をするなど、 データ分析に基づく事業の立案をしていくものでございます。 次に、3ページをご覧ください。 市町村国保におけるデータヘルス計画の策定状況でございます。平成27年 4月1日時点で、22%の保険者が平成26年度に策定済みで、策定中が39. 5%、未着手が38.5%となっております。策定中の保険者のうち、平成2 7年度中に策定が34.9%となっており、越谷市がここに当たります。なお、 埼玉県内では、川越市、新座市、志木市、吉川市、神川町の5保険者が策定済 みと伺っております。 次に、4ページをご覧ください。 保険者機能としての被保険者の健康の保持増進の取組と医療費適正化でご ざいます。保険者の果たすべき機能といたしまして、①から⑥が挙げられてお ります。この中でも、年々増大する医療費の適正化を図りながら、被保険者の 健康を守ることが最も大切なことではないかと考えております。そのため、デ ータヘルスは、被保険者の健康管理を実現するために重要な役割を担うもので ございます。 次に、5ページをご覧ください。 国民健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針につきましては、国 民健康保険法第82条第4項の規定に基づき、厚生労働大臣が定めているもの でございまして、平成16年6月14日に公布されているものでございますが、 先ほど申し上げました「日本再興戦略」の中で、各保険者に、データヘルス計 画の作成・公表、事業実施、評価等の取組が求められたことを踏まえ、平成2 6年3月31日に本指針の一部改正が行われました。この改正により、資料の 5ページにあるように 第四 保健事業の実施計画(データヘルス計画)の策 定、実施、評価について明記されたものでございます。 次に、6ページをご覧ください。 本市におけるデータヘルス計画の策定スケジュールでございます。9月には、 検討委員会を設置いたします。また、国民健康保険課と市民健康課で担当者間 の打合せを行い、策定に向けて取り組んでまいります。策定にあたっては、国 保連合会の保健事業支援・評価委員会から支援を受けることができますので、 随時、委員から助言を受けてまいります。11月には、再び、本運営協議会を 開催させていただきまして、委員の皆様方からご意見を頂戴したいと考えてお ります。具体的な日にちにつきましては、現在、11月26日を予定しており ますので、ご協力をお願い申し上げます。12月には、国保連合会の保健事業 支援・評価委員会から評価をいただきまして、2月には、再び、本運営協議会 を開催させていただき、最終的な報告をさせていただきます。そして、年度内 に策定という流れを考えております。 委員の皆様方におかれましては、お忙しい中、大変恐縮でございますが、忌 憚のないご意見を賜りたく、重ねてご協力をお願い申し上げます。 説明は、以上でございます。 ○議長 ただ今、事務局から説明がありましたが質疑がございましたらお受けしたい と思います。 ○委員 越谷市の平均寿命、健康寿命はどのくらいですか。 ○事務局 さきほどご説明しましたKDBシステムに越谷市被保険者のレセプトデー タがあり、平均寿命等も出るようになっておりますが、本日はその資料を持ち 合わせておりませんので、次回11月にデータヘルス計画の素案を作成したも のをご覧いただければと思います。 ○委員 わかりました。 ○議長 他に質疑はございますか。 ○委員 レセプトのデータ等について、保険者が変わった場合の引継ぎ等は行われる のか。 ○事務局 KDBシステムにおいては、保険者間のデータの引継ぎは出来ず、現時点で の越谷市の被保険者を対象としたデータの抽出を刷ることとなっております。 なお、国ではマイナンバーの利用の検討をしている中で、保険者間での引継ぎ についても議論されていると聞き及んでおります。 ○委員 わかりました。 ○議長 他に質疑はございますか。 質疑がないようですので、「データヘルス計画の策定について」質疑を終結 いたします。 次に3の報告事項に入ります。 「平成 27 年度埼玉県国保協議会東部ブロック 国保強化推進協議会並びに研修会について」の報告を事務局よりお願いいたし ます。 ○事務局 先日、平成27年8月19日に白岡市で開催されました、国保協議会東部ブ ロック国保強化推進協議会並びに研修会に梅田会長、濱野副会長、私の3名が 参加いたしました。 内容につきましては、濱野副会長よりご報告をお願いいたします。 ○副会長 去る、8月19日に「白岡市コミュニティーセンター」にて開催されました 「平成27年度埼玉県国保協議会東部ブロック国保強化推進協議会並びに研 修会」に私と梅田会長と竹内国民健康保険課長の3人で参加してまいりました ので、報告いたします。 埼玉県国保協議会は、市町村国保運営協議会会長相互の連携を図り、運営協 議会機能の充実と国民健康保険事業の健全な運営に資することを目的として、 調査研究や研修会等の開催、国・県及び関係機関等に対する提言や要望活動等 を行う組織であり、県内各市町村の国保運営協議会の会長が国保協議会の会員 となっております。 協議会では、平成27年度の国・県に対する要望として、三郷市、幸手市、 宮代町から提案のあった3件の要望事項が提起されました。資料5をご覧くだ さい。国に対する要望事項は、三郷市の「国民健康保険の財政基盤の拡充・強 化のため、国庫負担割合の引上げなど、さらなる財政支援措置を講じられたい」 の1件で、県に対する要望事項は、幸手市の「県が市町村とともに国民健康保 険の保険者となるに当たっては、市町村の意見を反映した慎重な議論、人材育 成の一層の充実及び円滑な運営に向けた環境整備等の適切な措置を講じられ たい」と宮代町の、「標準保険税(料)率の提示に当たっては、保険税(料) 率の激変緩和措置などの対策を講じられたい」の2件でした。 協議会では、これら3件の要望事項を原案どおり、東部ブロックの提案とし て埼玉県国保協議会に提起することを満場一致で採択されました。また埼玉県 保健医療部国保医療課の梶ヶ谷信之課長より「国保制度改革と医療費適正化に ついて」の講演がありました。以上で報告とさせていただきます。 ○議長 ただ今の、報告につきましてご質問はありますか。 質疑がないようですので、 「平成 27 年度埼玉県国保協議会東部ブロック国保 強化推進協議会並びに研修会の報告について」、の質疑を終結いたします。 つづきまして「平成26年度越谷市国民健康保険の保健事業について」の報 告を事務局よりお願いいたします。 ○事務局 越谷市国民健康保険の保健事業について、説明いたします。 わたくしは給付担当の永野でございます。よろしくお願いいたします。 それでは、資料6の 1 ページをご覧ください。 保健事業につきましては、被保険者の健康の保持増進のための事業をいいまし て、国民健康保険法第 82 条では、 「保険者は、特定健康診査等を行うものとす るほか、これらの事業以外の事業であって、健康教育、健康診査その他被保険 者の健康の保持増進のために必要な事業を行うように努めなくてはならない。」 とされております。 越谷市国保では、保健事業として特定健康診査、特定保健指導及び保養施設 宿泊利用共同事業等を実施しております。 はじめに、(1)の後発医薬品、いわゆるジェネリック医薬品の利用差額通 知の実施状況でございますが、平成26年度につきましては、平成26年9月 及び平成27年2月の2回発送いたしました。ジェネリック医薬品の利用率の 状況でございますが表1にございますとおり、平成27年3月時点で利用率5 6.8パーセントとなっております。 つづきまして(2)の医療費通知の実施状況でございますが、平成26年度 につきましては、6回発送いたしました。医療費通知につきましては、保険者 負担分も含めた医療費の総額をお知らせすることにより、国民健康保険制度と 健康管理に対する理解を深めていただくことにより、国民健康保険事業の健全 な運営に資することを目的として行っております。 つづきまして2ページをご覧ください。 (3)の人間ドック検診料助成事業の実施状況でございますが、平成26年 度につきましては573人の方に対して助成を行いました。こちらにつきまし ては、人間ドックの受診結果をご提出いただくことにより、特定検診の受診率 に換算できることとされております。 つづきまして、(4)の保養施設宿泊利用共同事業でございます。この事業 は、埼玉県国民健康保険団体連合会が全国のホテル・旅館と保養施設利用契約 をしておりまして、越谷市国保としてもこの事業に参加をしているところでご ざいます。利用にあたっては、年度2泊を限度に大人1泊 2,500 円、子ども1 泊 1,500 円を助成しております。平成 26 年度につきましては、大人 3,490 人、 子ども 42 人、合計で 3,532 人の利用があり、助成額は 878 万 8 千円でござい ました。 つづきまして3ページをご覧ください。 特定健康診査・特定保健指導の実施状況でございますが、特定健康診査の昨 年度の実施結果について、平成 27 年 6 月現在の国への報告の数字で申し上げ ますと、対象者数 60,837 人に対しまして、受診者数は 22,887 人でした。受診 率は、37.6%で目標値には大きく届いておりませんが、県平均は上回っている 状況でございます。 次に、特定保健指導の昨年度の実施結果でございますが、同じく平成 27 年 6 月現在の国への報告の数字で申し上げますと、動機付け支援につきましては、 対象者数 1,979 人に対しまして、実施者数は 427 人で実施率は 21.5%でござい ました。積極的支援につきましては、対象者数 875 人に対しまして、実施者数 は 112 人で、実施率は 18.8%でございました。合計では、対象者数 2,854 人に 対しまして、実施者数は 539 人で、実施率は 18.8%でございました。 続きまして、資料の 4 ページをご覧ください。平成 27 年度特定健診受診勧 奨の年間事業の現在までの報告及び今後の計画でございます。 特定健康診査につきましては、年々受診率は伸びているものの、目標には届 いていないという現状がございます。そこで、受診率を向上させるために行っ ている受診勧奨の取組を報告させていただきます。 今年度につきましても6月1日から11月10日までの期間で特定健診を 行っております。まず、周知方法といたしまして、昨年度と同様に、広報こし がや6月号に掲載するとともに、商工会だより及びJA越谷市広報誌 8 月号に 受診勧奨記事を掲載していただきました。また今年度は、未受診者の方への勧 奨通知の発送時期を早め、8 月 3 日と 4 日に発送いたしました。 今後の予定でございますが、10 月上旬に未受診者の方への電話による受診 勧奨を予定しております。また、啓発活動といたしまして、10 月 10 日には本 市を含む埼玉県国保協議会東部ブロックでイオンモール羽生におきまして、受 診促進街頭キャンペーンを実施いたします。 越谷市国民健康保険の保健事業の報告につきましては、以上でございます。 ○事務局 補足で説明させてていただきます。資料の3ページ特定保健指導の平成26 年度の合計が18.8%と報告しましたが、国の法定報告の数字ではなく、委 託業者から出てきた数値のため、国の法定報告がまとまりますと今回の数値と は異なった数値になります。 ○議長 ただ今、事務局より説明がありましたが、質疑がございましたらお受けした いと思います。 ○委員 特定保健指導の数値が平成23年度が突出して高いので、そのときの取り組 みを活かせばよいのではないでしょうか。 ○事務局 平成23年度については、東日本大震災の影響で平成22年度の報告分が平 成23年度に入りこんでいるため数値が高くなったものです。 ○委員 わかりました。 ○議長 他に質疑はございますか。 ○委員 ジェネリック医薬品については国の目標をほぼ達成していると思われます が、特定健診の目標には遠く及ばない状況ですが、国が達成不可能な目標を設 定しているのはなぜでしょうか。 ○事務局 特定健診に関しましたは委員さんがおっしゃるとおり、受診率60%で目標 が設定されております。様々な受診率向上の取り組みを行っておりますが、目 標に届いていない状況にあります。国は総医療費を下げるという方向の中で国 保保険者は60%の受診率達成に向けてがんばれということかと思います。 ○委員 今後も啓発イベント等の受診率向上の取り組みを、行うということなので期 待したいと思います。 ○議長 他に質疑はございますか。 ○委員 特定健診の被用者保険での状況をお話させていただきます。被用者保険では 働いている本人は労働安全衛生法により、会社で受診を義務づけられておりま すが、被扶養者の方については広報不足もあり、受診率が低い状況です。また 受診しても会社が個人情報の観点から健診情報を提供いただけないケースも あります。今後は受診情報の提供について集めやすい仕組みを検討していく必 要があると思います。 ○議長 他に質疑はございますか。 ○委員 特定健診を受けようと思っても予約がなかなか取れない状況です。予約をし ようとしたら11月になってしまった。 ○委員 私のところは空いておりますので、医療機関によるかと思われます。私のと ころは内科ではありませんが、特定健診の健診については問題なく行うことが できます。いつもかかっている病院が良いということはあるかと思いますが。 ○議長 他に質疑はございますか。 ○委員 どの世代が受診率が低いかわかりますか。 ○事務局 いま資料は持ち合わせておりませんが、年齢が低い層の受診率が低いと思わ れます。 ○委員 そうだと思いました。若い世代が目を通す冊子、たとえば「ぱど」に掲載す るとか、特定健診フェスティバル等の若い世代が注目するイベントを開催する のも良いかと思います。 ○議長 他に質疑はございますか。 ○委員 集団健診の受付時間が短いような気がしますがどうしてでしょうか。 ○事務局 毎日会場が変わるということと、準備に時間を要することから受付時間を 午後からということで設定しております。 ○委員 わかりました。 ○議長 他に質疑はございますか。 ○委員 戻ってしまいますが、資料1の即時消滅とはどのようなものですか。 ○事務局 即時消滅は資力の回復が見込めないと即時に判断できるもの、たとえばある 程度年齢がいった方が生活保護になってしまい、家族もいないといった状況の 場合です。時効になるまで債権として管理をしていくのにも費用がかかること から、そういった制度が税法上あるということです。 ○委員 わかりました。 ○議長 他に質疑はございますか。質疑がないようですので、「平成26年度越谷市 国民健康保険の保健事業について」 、質疑を終結いたします。 つづきまして「平成26年度国民健康保険税の収納対策について」の報告を 事務局よりお願いいたします。 ○事務局 それでは、 「報告事項(3)平成26年度国民健康保険税の収納対策につい て」 、ご説明させていただきます。国民健康保険税は、保険に要する費用を賄 う目的税として、保険事業のほか、後期高齢者支援金や介護納付金、前期高 齢者納付金や共同事業拠出金などを賄うため、医療分としての基礎課税額の ほか、後期高齢者支援金等課税額、介護納付金課税額の3つの税額の合算と なっています。まず、国保財政の歳入の仕組みについて、いま配付させてい ただきました「市町村国保財政の現状」の資料をご参照いただき、概要をご 説明いたします。全体の仕組みとしては、医療給付費等総額について、その 50%を国庫負担や調整交付金などの、国・県の負担金、補助金等で賄い、 残りの50%を保険税や保険者共同事業等で賄うほか、前期高齢者交付金に より国保財政を賄うこととしています。 本市の状況については、26年度歳入決算額は、資料1の1ページのとおり、 約373億1,700万円。そのうち負担金・補助金の割合は、28.6%(そ の内訳は、国庫支出金20.08%、療養給付費負担金3.4%、県支出金5. 1%)となっており、前期高齢者交付金(26.63%)を含めると55.21% になります。 次に、保険税等については、合計で44.79%(その内訳は保険税23. 13%、共同事業交付金11.57%、繰入金7.6%、繰越金2.3%、その 他0.19%)となっています。 今申し上げた本市の構成比は、国保特別会計全体の歳入における比率ですの で、一概に比較することはできませんが、こうした仕組みの中で国保の財政運 営を実施しております。 本市の国民健康保険を取り巻く状況は、比較的若かった人口比率が、急激に 高齢化が進んでいることなどから、年々被保険者数が減少しており、加入者の 平均所得および課税額が減少する一方で、一人あたりの保険給付費は増加して います。こうしたことから、毎年、一般会計から多額の法定外繰入れを行い、 収支の均衡を図っている状況であり、今後もさらに厳しい状況になると想定し ています。こうした中で、自主財源の確保は重要であることから、徴収基本方 針や徴収計画を策定し、収納対策を講じています。 本市の国保税の収納は、市税徴収担当課とは別に、国民健康保険課が独自で 実施しており、実務担当職員は、納税相談や滞納処分を行う職員8名および訪 問や電話催告、職員の事務補助等を行う非常勤職員15名が担当しております。 本市では、より納付しやすいように、納付回数(納期限)を新規課税発生の 6月から翌年3月までの10期とし、口座振替やコンビニ納付に対応していま す。加入・脱退の出入りが激しい国保では、口座振替の割合が年々減少してい る一方で、コンビニ納付の割合が増加傾向にあります。また、特別徴収(年金 特徴)の割合が増加していることから、加入者の高齢化が進んでいることがわ かります。 未納者対策の基本は、さきほど委員さんから指摘がありましたが、早期に納 税指導し、納付約束等の履行管理を徹底すること、次に未納期間の長い滞納者 については、財産調査を行い、差押などの滞納処分を実施することです。 具体的な取り組みについては、現年度分、つまり当該年度の新規課税分につ いては、当初納税通知書の発送から2週間程度、日曜日を含む特別納税相談を 実施し、26年度は約2,000件の相談等に応じています。ここで行った納 付約束等の履行管理を行い、不履行者には電話や手紙の郵送、訪問等により早 期接触に努めています。 次に、前年度以前課税分、滞納繰越分の収納対策については、納付や納税相 談に応じない世帯について、短期被保険者証や被保険者資格証明書の交付を行 うほか、財産の差押や滞納処分の執行停止を行います。26年度においては、 預貯金や給与、年金、生命保険、不動産の差押えを実施したほか、生活困窮や 居所不明、財産なしなどによる納付困難な事例について、滞納処分の停止処分 を行いました。なお、滞納処分の停止事案については、その後も継続調査を行 い、納付資力の回復や財産が発見された場合などは、処分停止の解除を行い、 新たに納付催告や財産の差押えを実施します。 また、市民課での転出手続きや高額療養費等の保険給付申請時に納税相談窓 口への案内を行うことや、市税滞納整理部門との情報交換等を行い、庁内連携 による取り組みも実施しています。 このほか、毎月第1・第3日曜日の納税相談窓口開設や夜間電話催告の実施 などにより、きめ細やかな納税折衝を行っています。 こうした取り組みにより、現年度収納率の速報値では、本市の実質収納率は 90.69%であり、県内の人口30万人以上の自治体5市の中で1位となっ ており、県内市部平均89.16%より1.53ポイント、市町村平均89.4 5%より1.24ポイント上回っている状況です。 なお、資料1の3ページ決算諸数での(3)国保税収納率は、賦課額と収納 額を単純比較した決算ベースの数値で90.76%としておりますが、ただ今 ご説明した収納率は、国民健康保険の各保険者比較においては、居所不明者の 賦課額や還付未済額等を勘案したいわゆる実質収納率で集計しておりますこ とから、その収納率での比較で説明させていただきました。 一方、滞納繰越分の収納率は、現年優先で徴収を進めてることもあり、昨年 度より0.57ポイント増の11.30%となりましたが、県内市部平均16. 81%よりも5.51ポイント下回っている状況であることから、滞納繰越分 の収納確保が大きな課題となっています。 また、現年および滞繰分を併せた全体収納率では、本市は65.65%と県 内市部平均より2.01ポイント、市町村平均より1.42ポイント上回ってい る状況です。 最後になりますが、先ほどご説明させていただきました滞納処分の執行停止 を行ったものなどが一定期間を経て不納欠損処分へと移行しますが、資料1の 4ページの(5)不納欠損状況のとおり、26年度は、4億8,520万31 6円を不納欠損処分とさせていただきました。 以上でございます。 ○議長 ただ今、事務局より説明がありましたが、質疑がございましたらお受けした いと思います。 ○委員 マイナンバー制度が導入されると、国から滞納情報等の提供を受けることが 出来るようになるのでしょうか。 ○事務局 マイナンバー導入の有無にかかわらず、国県市ともに同列で、税につきまし ては調査権を持ち合わせていることから、滞納している方の情報について、国 に直接赴いたり、手紙等のやりとりにより提供を受けることが出来ます。 ○議長 質疑がないようですので、「平成26年度国民健康保険税の収納対策につい て」 、質疑を終結いたします。 それでは、以上をもちまして、本日予定されていたことにつきまして、無事 終了いたしました。皆様のご協力に感謝申し上げ、議長の任務を降ろさせてい ただきます。ありがとうございました。 ○司会 梅田会長、長時間にわたり議事を進行いただき誠にありがとうございました。 つづきまして、4の「その他」となります。事務局からお願いいたします。 ○事務局 次回の運営協議会の日程でありますが、先ほど議事でありました「データ ヘルス計画の策定」の中でもお話させていただいたとおり、11 月 26 日の開 催を予定しておりますのでよろしくお願いいたします。 ○司会 最後に、閉会にあたり、濱野副会長よりごあいさつをお願いいたします。 ○副会長 以上をもちまして、平成27年第2回越谷市国民健康保険運営協議会を終 了させていただきます。皆様ありがとうございました。