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サービスマーケティング論 小売商の分子モデル サービス財の特徴①
小売業者のマーケティング・ミックス(4Ps) ①顧客価値 ②制御可能 売場内 サービスマーケティング論 モノとサービスはどこが違うのか(3) 補足 小売商の分子モデル 売場外 製品 商品の品揃え、PB開発、包装 価格 平均、分散、時間的パターン 提示方法、対象顧客 割引のタイミング 販促 キャンペーン、おまけ、POP 実演販売、説明(情報提供) イベント、マス媒体広告 非マス媒体広告(チラシ) 流通 [売場づくり]販売方法 売場面積、陳列場所 [店づくり]店舗の 立地、営業時間、設備 10 サービス財の特徴① • サービス財 – 無形財が中核となる財の特徴 • 取引の同時性・・・サービスや有形財利用権 – 生産と消費が同時におこなわれる – サービス提供者と消費者の相互作用の中で財が 取引される – 在庫にしておくことができない →消費者が品質を事前に理解するのが困難 代替関係による商品の差別化 • 代替財と補完財 – AとBが代替財 CV(A)=CV(B) – AとBが補完財 CV(A)+CV(B)<CV(A+B) • 代替関係にある有形財と無形財の事例 – 家事サービスと家電製品 – タクシーと自家用車 – 銀行の窓口サービスとATM →代替関係を利用する事によって、差別化の幅が 広がる サービス財の特徴② • 不安定性、品質の不確実性 – サービス提供者が、安定した品質を提供できない – 品質の管理が難しい – それを評価する消費者も、品質をうまく理解でき ない – 情報は、全ての内容を事前に開示できない →品質の不安定な商品を消費者が不安を抱えたま ま購入する サービス財の特徴③ • 取引の不可逆性 – 一度取り引きされたら、返品等は困難 →消費者が「一度購入した物は返品できない」と知 覚するリスクが発生する • 消費者の知覚リスクを小さくするためのコミュ ニケーションや仕組み作りが必要