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7 施設の点検ポイント
7 施設の点検ポイント (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) (14) (15) 共通項目 ア 全体 イ 柱・梁・基礎 ウ 接合部 エ 手すり・落下防止柵・床面等 オ 可動部 ブランコ すべり台 砂場 鉄棒 ジャングルジム シーソー スプリング遊具・スウィング遊具 タイヤブランコ ターザンロープ 木製複合遊具 鋼製複合遊具 プレイスカルプチュア・コンクリート遊具 健康遊具 公園施設(遊具以外) 19 共通項目(全体) 【異常の判定例】 ▲ ドームパネル破損 ▲ 部品の欠落による穴(指入れ注意) ▲ 異物がある ▲ 着地面に石がある ▲ 落書き ▲ 樹木の枝が支障となっている 20 点検ポイント【共通項目(全体)】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 外 観 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 毎回 破損やゆがみ・傾きは 目視 ないか 毎回 ひもやガラス片などの 目視 異物はないか 使用禁止措置が 必要な場合 破損やゆがみ・傾きが ある場合 異物を除去する できる限り消す 毎回 強 度 表 面 落書きはないか 4回/年 ぐらつきはないか 4回/年 その他 目視 通常の2倍程度の荷重 をかけてみる(大人2 人で押す、使う) 突起やささくれはない 目視、触診 か 4回/年 指が入る穴がないか 遊具周り 人権に関わる落書きを 発見した場合は、落書 き全体を覆い隠して現 場を保全するととも に、直ちに所属に連絡 する 突起やささくれの除去 を行う ささくれをガムテープ 等で覆う 突起やささくれの除去 等が不可能な場合 可動部分(吊金具や回 穴をガムテープ等でふ 転軸等)に穴がある場 さぐ 合 目視 毎回 着地面及び遊具周辺 (遊具の端部から 1.8mの範囲)に大 目視 きな凹凸、石や根など の異物はないか 毎回 遊具の周辺及び上空 (遊具の端部から 目視 1.8mの範囲)に樹 木の枝はないか 支障木、支障枝を除去 する 4回/年 遊具対象年齢シールが 目視 剥がれていないか 剥がれている場合は、 新しいシールを貼り直 す 不陸整正を行う 支障となる異物を除去 する 21 共通項目(柱・梁・基礎) 柱 根際部 コンクリート基礎 【異常の判定例】 ▲ 根際部の腐食(金属柱) ▲ 根際部の腐食及び亀裂 ▲ 根際部の腐食(木製柱) ▲ フランジ溶接部の亀裂 ▲ ブランコ梁の腐食(木製) ▲ 基礎の露出 22 点検ポイント【共通項目(柱・梁・基礎)】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 柱 全体 根際部 (金属) 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 ぐらつき、破損、変 形、腐食、腐朽はない 目視 4回/年 か 大人2人で押す 接合部(ボルト等)に ゆるみがないか 使用禁止措置が 必要な場合 ぐらつき、破損がある 場合 ボルト等金具の増し締 根際部に腐食、腐朽が めを行う ある場合は根際部の項 参照 基礎天端まで土を掘り 起こし、柱を露出させ 根際の部分に腐食はな て目視 いか 1回/年 (※1) 塗膜のはがれや浮き、 錆がある場合はテスト 錆はないか ハンマー等により、腐 食の度合いを確認する 腐食により部材に穴が 開いている、または触 れると錆の塊が剥落す る等、重度の腐食があ る場合 目視、触診 防食テープに大きなキ 防食テープにキズ、ゆ ズ、ゆるみ、ふくら 1回/年 るみ、ふくらみ、剥が み、剥がれがある場合 (※1) れはないか は、防食テープを基礎 天端まではがし、金属 部に腐食がないか確認 する(P75参照) アンカーボルトやザイ 目視 1回/年 ルネット登はん遊具の ハンマーによる打診 金具に異常はないか 腐食により部材に穴が 開いている、または触 れると錆の塊が剥落す る等、重度の腐食があ る場合 浮きやぐらつきがある 場合 腐食により部材に穴が 開いている、または触 れると錆の塊が剥落す る等、重度の腐食があ る場合 目視 フランジの溶接部(※ 錆がある場合はテスト 1回/年 2)に塗膜のはがれや ハンマー等により、腐 浮き、錆、亀裂ないか 食の度合いを確認する 亀裂がある場合 根際部 (木材) 梁 基礎 基礎天端まで土を掘り 起こし、柱を露出させ て目視 根際の部分に腐朽はな 1回/年 腐朽がある場合は、ハ いか ンマーによる打診、ま たはマイナスドライ バーの貫入 ハンマーやドライバー が木部に貫入する、ま たは腐朽に伴いハン マーの打撃により部材 の一部が剥離する場合 根巻き部材(鉄板、銅 目視 1回/年 板等)と木部に隙間が マイナスドライバーの 生じていないか 貫入 隙間により柱にぐらつ きが生じている、また はドライバーが木部に 貫入する場合 ぐらつき、破損、変 形、腐食、腐朽はない 目視(梁の上部からも ボルト等の増し締めを ぐらつき、破損、腐 4回/年 か 見る) 行う 食、腐朽がある場合 接合部(ボルト等)に 揺する ゆるみがないか 埋め戻しが可能な場合 コンクリート基礎が大 4回/年 目視(P75参照) は埋め戻す きく露出していないか (※3) 1回/年 目視 コンクリート基礎に亀 (柱の根際部の掘削時 裂や破損はないか に確認) 4回/年 モルタルの欠損はない 目視 か 基礎に亀裂や破損があ る場合 (※3) ※1 塗膜の劣化や錆があった場合には、後日修繕等で再塗装を行う。 ※2 フランジ:円筒と円盤を組み合わせた部材で、支柱の根際部等で使用されている例がある。 ※3 埋め戻しができない場合及びモルタルが欠損している場合は、写真等で記録し所属に報告する。 23 共通項目(接合部) 【異常の判定例】 ▲ 取り付け金具の脱落 ▲ 吊り橋下部ぶれ止めシャックル欠落 ▲ ブランコ安全柵の継手金具の割れ ▲ 安全柵取り付け金具の欠落 ▲ ブランコ支柱継ぎ手金具(鋳物)の穴 ▲ブランコ支柱継ぎ手金具取り外し状況 24 点検ポイント【共通項目(接合部)】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 接 ①柱と梁 合 部 ②柱・梁 等 と遊具 パーツ ③柱・梁 等 と手す り・ 階段・ 床・ 屋根等 ④その他 点検 頻度 4回/年 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 固定されている梁や ゆする、ねじってみる 柱、床、屋根部にがた ボルト等金具の増し デッキ(床)部は上部 つき等がないか 締めを行なう または下部からたたく 梁や柱が回転しないか 継手金具にヒビ、割 れ、ゆがみ等の破損が 4回/年 ないか 塗膜のはがれや浮き、 錆がないか 目視、触診 錆がある場合はテスト ハンマー等により、腐 食の度合いを確認する 目視、触診、ゆする ボルト等金具の増し ボルト等金具に緩み・ ボルト等金具をレンチ 締め・交換を行う 破損、腐食、欠落がな 4回/年 等により締める(年1 いか 回:設置後3回目まで 予備金具等による補 の詳細点検時のみ実 修 施) 目視 溶接部に塗膜のはがれ 4回/年 や浮き、錆等の劣化や 錆がある場合はテスト ハンマー等により、腐 亀裂がないか 食の度合いを確認する 使用禁止措置が 必要な場合 ボルト等金具の増し締 めなどを行なっても、 がたつき等が改善しな い場合 継手金具にヒビや割 れ、ゆがみがある場合 腐食により部材に穴が 開いている、または触 れると錆の塊が剥落す る等、重度の腐食があ る場合 ボルトの緩みが解消さ れない場合(供回りす る場合等) 予備金具等による対応 が不可能な場合 腐食により部材に穴が 開いている、または触 れると錆の塊が剥落す る等、重度の腐食があ る場合 亀裂がある場合 その他 25 共通項目(手すり・落下防止柵・床面等) 落下防止柵 床面 【異常の判定例】 ▲ 落下防止柵の接合部の破損 ▲ 踊り場(裏側)の腐食 ▲ 安全柵取り付け金具の脱落 ▲ 床材の腐朽 ▲ ザイルネット登はん遊具のワイヤーの露出 (鋭利な状態の場合は怪我をする恐れあり) 26 点検ポイント【共通項目(手すり・落下防止柵・床面等)】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 手 部材本体 す 手すり等にぐらつき、破 り 損、変形、摩耗、腐食、 ・ 目視、触診、ゆする 腐朽がないか 落 腐食や腐朽がある場合 下 4回/年 ささくれや割れはないか はテストハンマー等によ 防 り、腐食や腐朽の度合い 止 塗膜のはがれや浮きが を確認する 柵 ないか 4回/年 床 部材本体 面 ・ 屋 根 等 4回/年 取付金具 部材表面に鋭利な状態 がないか 使用禁止措置が 必要な場合 ぐらつき、破損、割れが ある場合 ボルト等金具の増し締 腐食により部材に穴が開 めを行う いている、または触れる と錆の塊が剥落する等、 ささくれの除去を行う 重度の腐食がある場合 ささくれをガムテープ 等で覆う 腐朽に伴いハンマーが 木部に貫入する、または ハンマーの打撃により部 材の一部が剥離する場 合 やすり等により鋭利と 鋭利となっている部分の なっている部分を除去す 除去が不可能で使用上 る 危険な場合 触診 がたつき、破損、踏み板 の浮き上がりがある場合 床等にがたつき、破損、 目視、触診、ゆする、 変形、摩耗、腐食、腐朽 床に上から踏む、裏面か がないか ら目視・たたく 踏み板の浮き上がりはな 腐食や腐朽がある場合 いか はテストハンマー等によ り、腐食や腐朽の度合い 塗膜のはがれや浮きが を確認する ないか 床等を固定しているクギ 4回/年 等の金具の飛び出しや 目視、触診 欠損はないか その他 27 腐食により部材に穴が開 いている、または触れる と錆の塊が剥落する等、 ボルト等金具の増し締め 重度の腐食がある場合 を行う 腐朽に伴いハンマーが 木部に貫入する、または ハンマーの打撃により部 材の一部が剥離する場 合 金具の飛び出しを補修す 金具の飛び出しが補修 る できない場合 共通項目(可動部) 【異常の判定例】 ▲ チェーン摩耗 ▲ リングの摩耗 ▲ 吊り橋取り付け部チェーンの摩耗 ▲ チェーンネット取付金具及びパイプ摩耗 ▲ ブランコ座板金具の摩耗 ▲ タイヤ取付リングの摩耗 28 点検ポイント【共通項目(可動部)】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 可 ①吊金具 動 部 ②シャックル 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 可動部に異常な動きや 可動部を動かし音や動 グリス、オイル等を 4回/年 異音がないか きを確認する 注入する 動作不良がないか ③フック 使用禁止措置が 必要な場合 グリス、オイル等を注 入するなどを行なって も、異音やがたつき等 が改善しない場合 ④チェーン ⑤ロック チェーン ⑥ロープ 4回/年 可動部に摩耗がないか (部材の1/3以上が 摩耗している場合は要 修繕) 可動部を持ち上げて目 視 摩耗が大きい場合はメ ジャー等による計測 部材の1/2以上が摩 耗している場合 ※ 可動部にヒビ、割れ、 4回/年 ゆがみ等の破損がない 目視、触診 か チェーン、ロック チェーン等にねじれが 目視、触診 4回/年 ないか ロープのほつれがない か 可動部材にヒビや割 れ、ゆがみ等がある場 合 チェーン等の取り付 け直しを行なう その他 ※図集以外の遊具で、目視で点検ができない場合は、専門業者による点検を年1回実施する(例:ベア リング、滑車、軸回転系(回転軸、軸受け)部品等) 29 ブランコ 揺動部 継ぎ手 安全柵 吊金具 座板 【異常の判定例】 ▲ 継ぎ手金具の割れ ▲ 吊金具の摩耗 ▲ 吊金具のずれ ▲ 吊金具の破損、チェーンの脱落 ▲ 金具の摩耗 ▲ 座板の腐食 30 点検ポイント【ブランコ】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 4回/年 (共通項目参照) 柱・梁・基礎 4回/年 (共通項目参照) 接合部 4回/年 (共通項目参照) 吊金具 本体 ヒビ、割れ、ゆが 4回/年 み、破損、腐食等は ないか 吊金具が動かない か、左右にずれてい ないか 4回/年 ボルトに緩み、破 損、腐食、欠落がな いか 可動部 チェー 揺動部 ン・ ロープ 4回/年 摩耗していないか (直径の1/3以上 摩耗している場合は 要修繕) ヒビ、割れ、ゆが み、破損、腐食があ る(揺動部を取り外 す) 目視、触診 ハンマーによる打診 目視 金具を回してみる ボルト等金具をレンチ 等により締める(年1 回:設置後3回目まで の詳細点検時のみ実 施) 可動部を持ち上げて目 視 摩耗が大きい場合はメ ジャー等による計測 使用禁止措置が 必要な場合 ボルトの増し締めを 行う 予備金具等による補 修 吊金具の回転やボル トの緩みが解消され ない場合 予備金具等による対 応が不可能な場合 直径の1/2以上摩 耗している場合(揺 動部を取り外す) 4回/年 異音がしないか ブランコに乗って揺ら グリース・オイル等 し、摩擦音がないか確 を注入する 認する ヒビ、割れ、ゆが 4回/年 み、破損等はないか 目視、触診 ハンマーによる打診 ヒビ、割れ、ゆが み、腐食がある場合 (揺動部を取り外 す) 4回/年 摩耗していないか (直径の1/3以上 摩耗している場合は 要修繕) 可動部を持ち上げて目 視 摩耗が大きい場合はメ ジャー等による計測 直径の1/2以上摩 耗している場合(揺 動部を取り外す) 4回/年 変形、破損、ほつ れ、断線等はないか 目視、触診 ヒビ、割れ、ほつ れ、断線等がある場 合(揺動部を取り外 す) 4回/年 ねじれていないか 目視 ブランコに乗って揺ら チェーンをかけ直 す、チェーンをねじっ し、ねじれをとる てみる 座板 ヒビ、割れ、ゆが 4回/年 み、破損、腐朽等は ないか 目視、触診 ハンマーによる打診 金具が摩耗していな いか 4回/年 (直径の1/3以上 摩耗している場合は 要修繕) ヒビ、割れ、ゆが み、破損、腐朽があ る場合(揺動部を取 外す 金具を持ち上げて目視 摩耗が大きい場合はメ ジャー等による計測 直径の1/2以上摩 耗している場合(揺 動部を取り外す) 地面からのクリアラ ンスが適切(350~ 450mm)か 座板の最下点から着地 面(凹みがある場合は 埋めた後)までの間隔 をメジャーにより計測 330mm未満の場合(揺 動部を取り外す) 1回/年 【判定基準】 350~450mm:健全 330~350mm:経過観察 450mmを超える場合:要修繕 330mm未満:使用禁止 地表部 着地面 4回/年 大きな凹凸、石や根 の露出はないか 目視 マット 等 4回/年 めくれ、破損等はな いか 目視 めくれ、破損がある 場合(揺動部を取り 外す) 目視、触診 ハンマーによる打診 ぐらつき、ヒビ、割 れ、ゆがみ、腐食が ある場合 安全柵 ぐらつき、変状(ヒ 4回/年 ビ、割れ、ゆがみ、 破損等)はないか 31 凹凸を埋める 石や根を除去する すべり台 踊り場 滑り出し部 滑降部 階段 滑り降り部 【異常の判定例】 ▲ 滑走部溶接部分の割れ ▲ 踊り場の腐食 ▲ 滑り降り部端部の亀裂 ▲ ローラーすべり台のローラー破損 ▲ 滑走面の穴 ▲ ローラーすべり台のローラー破損 32 点検ポイント【すべり台】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 4回/年 (共通項目参照) 柱・梁・基礎 4回/年 (共通項目参照) 接合部 4回/年 (共通項目参照) 階段 使用禁止措置が 必要な場合 手すり 4回/年 ぐらつき、破損、変 形、腐食はないか 目視、触診 揺する ガタツキ、ヒビ、割 れ、ゆがみ、破損、腐 食がある場合 踏み板 4回/年 ぐらつき、破損、変 形、腐食はないか 目視、踏んでみる ヒビ、割れ、ゆがみ、 破損、腐食がある場合 4回/年 ぐらつき、破損、変 形、腐食はないか 目視、踏んでみる ヒビ、割れ、ゆがみ、 破損、腐食がある場合 落下 防止柵 4回/年 ぐらつき、破損、変 形、腐食はないか 目視、触診 揺する ガタツキ、ヒビ、割 れ、ゆがみ、破損、腐 食がある場合 滑降面 側板 突起物、ヒビ、割れ、 ゆがみ、破損(特に溶 目視、触診 接部の破損に注意)は 4回/年 滑ってみる ないか 揺する ローラーの破損、変 形、動作不良はないか 突起、ヒビ、割れ、ゆ がみ、破損がある場合 滑り出し部、滑り降り 4回/年 部に摩耗や亀裂が生じ 目視 ていないか 摩耗により鋭利な面 や、亀裂が生じている 場合 踊り場 床材 滑降部 滑り 出し部 滑り 降り部 滑り降り部の地面から のクリアランスが適切 すべり面上端から着地 可能な場合は、土の埋 か 1回/年 面までメジャーによる 戻しまたはすき取りを (児童:150~380mm 計測 行う(※2) 幼児:100~300mm) (※1) 地表部 着地面 4回/年 大きな凹凸、石や根の 目視 露出はないか マット 等 4回/年 めくれ、破損等はない 目視 か 凹凸を埋める、石や根 を除去する その他 ※1 メーカーにより別に設定されている場合はメーカーの規準によることとする。 ※2 土の埋戻しまたはすき取りができない場合は、写真等で記録し所属に報告する。 33 めくれ、破損がある場 合 砂場 側壁 コネ台 砂 砂場柵 【異常の判定例】 ▲ 人研ぎ仕上げの欠け ▲ 砂場柵入口の破損 ▲ 人研ぎ仕上げの割れ 34 点検ポイント【砂場】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 全体 点検 頻度 点検方法 その場で実施する 措置 使用禁止措置が 必要な場合 (共通項目参照) 4回/年 4回/年 砂 点検ポイント 異物(ガラス片等)が 混入していないか 目視 犬猫の糞の混入がない か 必要に応じ、掘り起こ 小片が混入し異物の除 して異物や糞の除去を 去が困難であり、砂の 行う 交換が必要な場合 量は適量か(側壁の天 4回/年 端から20cm以上下がっ 目視 ていないか) 4回/年 固くなっていないか 目視(必要に応じ掘り 起こす) 浮き、亀裂、破損がな 目視 いか ハンマーによる打診 側壁・コネ台 4回/年 外周柵 ぐらつき、破損、変 目視 4回/年 形、腐食、金具の欠損 揺する 等がないか 犬・猫防止用 ネット 4回/年 ネットに破れ等の損傷 がないか 目視 取付金具に破損がない か その他 35 割れや破損により鋭利 な角が露出している場 合 ぐらつき、破損、腐食 金具の欠損の場合は予 がある場合 備金具等による補修 予備金具等による対応 が不可能な場合 鉄棒 握り棒 継ぎ手 支柱 【異常の判定例】 ▲ 支柱地際部の腐食及び亀裂 ▲ 継ぎ手部分ボルト欠損 ▲ 継ぎ手部分及び握り棒の錆 ▲ ボルトの飛び出し 36 点検ポイント【鉄棒】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 4回/年 (共通項目参照) 柱・梁・基礎 4回/年 (共通項目参照) 接合部 4回/年 (共通項目参照) 握り棒 ぐらつき、ヒビ、割 れ、ゆがみ、腐食に 4回/年 よるざらつき、回転 しないか、破損はな いか 目視、触診 その他 37 鋭利なざらつきがあ る場合はヤスリなど でざらつきを取る 使用禁止措置が 必要な場合 ぐらつき、ヒビ、割 れ、破損、腐食があ る場合 ジャングルジム 接合部 横部材 縦部材 【異常の判定例】 ▲ ボルトの欠損(マウンテンクライマー) ▲ 横部材の変形(曲がり) ▲ 接続金具の腐食 38 点検ポイント【ジャングルジム】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 4回/年 (共通項目参照) 柱・梁・基礎 4回/年 (共通項目参照) 接合部 継手金具にヒビ、割 れ、ゆがみ等の破損 4回/年 がないか、また塗膜 のはがれや浮き、錆 がないか ボルト等金具に緩 み・破損、腐食、欠 4回/年 落がないか 継手金具にヒビや割 れ、ゆがみがある場 合 目視、触診 腐食により部材に穴 が開いている、また は錆が層状に浮いて いる等、穴が開く状 態に極めて近い重度 の腐食がある場合 錆がある場合はテス トハンマー等によ り、腐食の度合いを 確認する 目視、触診 パイプ部分をひねっ てみる ボルト等金具をレン チ等により締める (設置後3回目まで の詳細点検時のみ実 施) 使用禁止措置が 必要な場合 ボルト等金具の増し 締めを行う 予備金具等による補 修 ボルト等の緩みが解 消されない場合(供 回りする場合等) 予備金具等による対 応が不可能な場合 破損している場合 縦部材 横部材 ぐらつき、破損、変 4回/年 形、腐食(特に根際 部分)がないか 目視、触診 その他 39 腐食が表面部分のみ ではなく進行してい る場合 シーソー 取っ手 支点部 板 緩衝部 【異常の判定例】 ▲ 板の腐食 ▲ 板の腐食状況 ▲ 板の腐朽、取っ手のぐらつき 40 点検ポイント【シーソー】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 4回/年 (共通項目参照) 柱・梁・基礎 4回/年 (共通項目参照) 接合部 4回/年 (共通項目参照) 着座部 緩衝部 板 4回/年 破損、変形、腐食がな 目視、触診 いか 取っ手 4回/年 増し締めを行ってもが 目視、触診 ボルトの増し締めを行 緩み、破損、欠落がな たつき等が改善しない 手すり部をゆすってみ う いか 場合 る 金具 4回/年 破損、変形、がたつき 目視、触診 がないか ゆすってみる 破損、腐食がある場合 破損がある場合、がた がたつきがある場合 は、ボルトの増し締め つきが解消されない場 合 を行う タイヤ等のクッション クッショ 4回/年 材に破損や変形がない 目視、触診 ン材 か 支点部 使用禁止措置が 必要な場合 金具 鎖 4回/年 破損、変形、腐食、磨 目視 耗がないか ハンマーによる打診 4回/年 異音がしないか 動作不良がないか 目視 使ってみる 鎖に破損、変形がない 4回/年 か 目視、触診 はずれていないか その他 41 破損がある場合 腐食や磨耗が表面のみ でなく進行している場 合 注油する 注油しても異音が低減 しない場合 鎖を付け直す 鎖が破損している場合 スプリング遊具・スウィング遊具 本体 着座部 取っ手 固定金具 スプリング部 台座 【異常の判定例】 ▲ スプリング及び上物取付金具の錆 ▲ 足掛部の損傷 ▲ 本体の亀裂(FRP製) ▲ バネの破損 ▲ スプリングの破損 ▲ ボルトの欠損 42 点検ポイント【スプリング遊具・スウィング遊具】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 (共通項目参照) 全体 基礎 (※1) (共通項目参照)(※1) ぐらつき、破損、変 4回/年 形、腐食がないか 取っ手 目視、触診、揺す る、本体をひねる (※2) ボルト等金具の増し 締めを行う 破損、重度の腐食が ある場合 増し締めを行っても ぐらつき等が改善し ない場合 ボルト等金具の増し 締めを行う ボルトの緩みが解消 されない場合(供回 りする場合等) 足掛け部 台座 目視、触診、揺する 固定金具 接合部 使用禁止措置が 必要な場合 接合部 ボルト等金具に緩 み・破損、腐食、欠 4回/年 落がないか ボルト等金具をレン チ等により締める (※3) (設置後3回目まで の詳細点検時のみ実 施) 予備金具等による補 修 予備金具等による対 応が不可能な場合 本体 着座部 4回/年 破損、変形、摩耗、 割れがないか 目視、触診 破損、割れがある場 合 スプリング部 スウィング部 4回/年 がたつき、腐食、亀 裂等がないか 目視、ゆする、本体 をひねる(※2) 腐食、亀裂がある場 合 実際に遊具に乗り大 きく揺らす 折れた場合 4回/年 異音がしないか その他 ※1 コンクリート基礎が入っていない仕様の場合は、台座の接合部まで土を掘り起こして、ボルトの緩みや 欠損がないか確認する。 ※2 本体をひねるのはスプリング遊具の場合のみとする。 ※3 キャップ付きボルトの場合は、ゆるみがあるなどの異常がある場合以外は、締めなおし作業を行わなく ても良い。 43 タイヤブランコ 吊金具 チェーン・ロープ等 取付金具 座面(タイヤ) 【異常の判定例】 ▲ 取付金具の摩耗 ▲ 上部吊金具摩耗 ▲ 吊金具カバー破損 ▲ 座面(タイヤ)の破損 ▲ スイングクリアランス不足(写真は310mm) 44 点検ポイント【タイヤブランコ】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 4回/年 (共通項目参照) 柱・梁・基礎 4回/年 (共通項目参照) 接合部 4回/年 (共通項目参照) 吊金具 ヒビ、割れ、ゆが み、破損、腐食等は 4回/年 ないか カバーの破損等がな いか 本体 吊金具が動かない か、左右にずれてい ないか 4回/年 ボルトに緩み、破 損、腐食、欠落がな いか 可動部 4回/年 摩耗していないか (直径の1/3以上 摩耗している場合は 要修繕) 4回/年 異音がしないか 揺動部 吊金具の回転やボル トの緩みが解消され ない場合 予備金具等による対 応が不可能な場合 直径の1/2以上摩 耗している場合(揺 動部を取り外す) グリース・オイル等 を注入する 目視、触診 ハンマーによる打診 ヒビ、割れ、ゆが み、腐食がある場合 (揺動部を取り外 す) 摩耗していないか ロープ・ (直径の1/3以上 4回/年 摩耗している場合は チェーン 要修繕) 可動部を持ち上げて 目視 摩耗が大きい場合は メジャー等による計 測 直径の1/2以上摩 耗している場合(揺 動部を取り外す) 変形、破損、ほつ 4回/年 れ、断線等はないか 目視、触診 ヒビ、割れ、ほつ れ、断線等がある場 合(揺動部を取り外 す) 4回/年 ねじれていないか 目視 ブランコに乗って揺 らしてみる チェーンをねじって みる 座板 変状(ヒビ、割れ、 4回/年 ゆがみ、破損、腐朽 等)はないか 金具が摩耗していな いか 4回/年 (直径の1/3以上 摩耗している場合は 要修繕) 着地面 4回/年 大きな凹凸、石や根 の露出はないか めくれ、破損等はな マット等 4回/年 いか 本体 変状(ヒビ、割れ、 4回/年 ゆがみ、破損等)は ないか チェーンをかけ直 し、ねじれをとる ヒビ、割れ、ゆが み、破損、腐朽があ る場合(揺動部を取 り外す) 目視、触診 ハンマーによる打診 金具を持ち上げて目 視 摩耗が大きい場合は メジャー等による計 測 地面からのクリアラ 1回/年 ンス(400mm以上)が メジャーによる計測 とれているか 安全柵 ボルトの増し締めを 行う 予備金具等による補 修 ヒビ、割れ、ゆが 4回/年 み、破損、腐食等は ないか 地表部 ヒビ、割れ、ゆが み、破損、腐食があ る(揺動部を取り外 す) 目視、触診 ハンマーによる打診 目視 金具を回してみる ボルト等金具をレン チ等により締める (年1回:設置後3 回目までの詳細点検 時のみ実施) 可動部を持ち上げて 目視 摩耗が大きい場合は メジャー等による計 測 ブランコに乗って揺 らし、摩擦音がない か確認する 使用禁止措置が 必要な場合 目視による確認 直径の1/2以上摩 耗している場合(揺 動部を取り外す) 350mm~400mmの場合 は経過観察。 350mm未満の場合(揺 動部を取り外す) 凹凸を埋める 石や根を除去する 目視による確認 めくれ、破損がある 場合(揺動部を取り 外す) 目視、触診 ハンマーによる打診 ヒビ、割れ、ゆが み、腐食がある場合 45 ターザンロープ 【吊下げ部詳細図】 支柱 ケーブル ケーブル固定部 緩衝部 滑車 1.5m又 は1.75m 以上(次 頁※4) 吊下げ部 座面 ケーブル固定部 250~ G.L. 出発台 ※乗った状態で計測 【異常の判定例】 ▲ ケーブルの腐食 ▲ 緩衝部(スプリング)の破損 ▲ ケーブルの摩耗(素線破断) ▲ 滑車カバー側面の摩耗(写真は分解後のもの) ▲ 緩衝部(スプリング)の破損 ▲ ロープのほつれ 46 点検ポイント【ターザンロープ】 点検部位 措置方法判定ガイドライン 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 (共通項目参照) 柱・梁・基礎 (共通項目参照) 接合部 (共通項目参照) たるみ、ほつれ、断 ケーブル ケーブル 4回/年 線、腐食はないか 固定部 目視、触診(※1) 固定金具のゆるみ、が 目視、触診 4回/年 たつき、破損、変形、 固定金具をゆする・回 腐食がないか す 使用禁止措置が 必要な場合 たるみ、ほつれ、断 線、腐食がある場合 (吊下げ部を取り外 す) 固定金具にゆるみ、が たつき、破損、腐食が ある場合(吊下げ部を 取り外す) 目視、触診、ゆする ボルトの緩みが解消さ ボルト等金具をレンチ ボルト等金具の増し締 ボルト等金具に緩み・ れない場合(供回りす 等により締める(年1 めを行う 4回/年 破損、腐食、欠落がな る場合等) 回:設置後3回目まで いか 予備金具等による対応 の詳細点検時のみ実 予備金具等による補修 が不可能な場合 施) 緩衝部 (スプリン グ・ゴム 等) 滑車 4回/年 破損、変形、異音、へ 目視、触診 たりはないか ロープに乗って確認 4回/年 破損、変形はないか 目視 破損している場合(吊 下げ部を取り外す) 破損している場合(吊 下げ分を取り外す) 回転不良でないか 回転時に摩擦音や異音 摩擦音がある場合は、 摩擦音以外の異音があ がしないか 4回/年 ロープに乗って動かす グリース・オイル等を る場合(吊下げ部を取 ボルト等金具に緩み・ 注入する り外す) 破損、腐食、欠落がな いか 破損、変形、磨耗はな 吊り下げ部を持ち上げ て目視 吊下げ部 取付金具 4回/年 いか ほつれ、断線、摩耗、 ねじれはないか 目視、触診 不必要な結び目はない か(※2) 部材の1/2以上のほ 不必要な結び目がある つれ、断線、摩耗があ 場合は、ほどく る場合(吊下げ部を取 り外す) 破損、変形、摩耗、腐 座面 4回/年 目視、触診 食ないか (※3) ヒビ、割れ、破損等が ある場合(吊下げ部を 取り外す) ロープ 4回/年 地面から座面までのク 乗った状態で一番低い リアランスが適切 位置でメジャーにより (250~450mm)か 計測(座面から計測) 4回/年 【判定基準】 250~450mm:健全 450mmを超える場合:要修繕 250mm未満:使用禁止 座面からケーブルまで のクリアランスがとれ メジャーによる計測 ているか(※2、4) 4回/年 【判定基準】 (H20年度以降設置) 1.5m以上:健全 1.75m以上 1.2~1.5m:要修繕 1.2~1.75m 1.2m未満:使用禁止 1.2m未満 めくれ、破損等はない マット等 4回/年 か 出発台 安全柵 破損及び部材の1/2 以上の磨耗がある場合 (吊下げ部を取り外 す) 本体 目視 ぐらつき、破損、変 目視、触診 4回/年 形、腐食、接合部のゆ ハンマーによる打診 るみはないか 250mm未満の場合(吊下 げ部を取り外す) 1.2m未満の場合(吊下 げ部を取り外す) めくれ、破損がある場 合(吊下げ部を取り外 す) ボルト等金具の増し締 ぐらつき、破損、腐食 めを行う がある場合 接合部のゆるみが解消 予備金具等による補修 されない場合 ※1 脚立などに乗り、上部から見て摩耗や断線がないか点検する(滑車の移動によりケーブルの上側が摩耗 するため)。 ※2 メーカーの標準仕様を確認の上、点検を行うこと。 ※3 座面とは、着座のための器具またはロープ結び目の上端とする。手掛り用の小さな結び目は座面ではな い。 ※4 クリアランスは1.5mとする。ただし、平成20年度以降に設置したものは2008規準に準拠し1.75mとする。 47 木製複合遊具 【異常の判定例】 ▲ 支柱天端の腐朽及びボルトの欠落 ▲ ネットの破損・摩耗 ▲ ロープのほつれ ▲ 吊り橋部材の腐朽 ▲ 手すり部材の腐朽 ▲ 梁及び支柱の腐朽 48 点検ポイント【木製複合遊具】 点検部位 点検 頻度 措置方法判定ガイドライン 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 (共通項目参照) 柱・梁・基礎 (共通項目参照) 接合部 (共通項目参照) 階段・デッキ・ 落下防止柵・ パネル・屋根等 (共通項目【手すり・落下防止柵・床面等】参照) ぐらつき、破損、変 はしご・うんてい・ 形、腐食はないか リングトンネル・ 4回/年 溶接部分に亀裂がな 登り棒・滑り棒等 いか 破損、変形、よじ れ、ゆるみはないか チェーン類 4回/年 (部材の1/3以上 が摩耗している場合 は要修繕) 摩耗、破損、変形、 断線、ほつれはない 登はん 板・ロー ロープ・ワ 4回/年 か (部材の1/3以上 イヤー類 プ が摩耗している場合 は要修繕) ネットク ライム 破損、変形、腐朽 (腐食)、欠損、摩 チェーン 歩行部・手 4回/年 耗はないか ネット すり ささくれ、ぐらつき はないか つり橋等 取付金具 すべり台 チューブトンネル ブランコ タイヤブランコ 使用禁止措置が 必要な場合 がたつき、破損、変 形、腐食、欠落、摩 耗はないか 4回/年 (部材の1/3以上 が摩耗している場合 は要修繕) 目視、触診 ゆする、使用する 溶接部分の目視 ボルト等金具の増し 締めを行う ぐらつき、破損、腐 食(腐朽)、亀裂が ある場合 目視、触診 引っ張る 乗って揺らす よじれを直す 摩耗(部材の1/2 以上)、破損がある 場合 破損している場合 部材の1/2以上の 摩耗、断線、ほつれ がある場合 目視、触診 引っ張る 乗って揺らす 目視、触診 使用する、揺らす ボルト等金具の増し 締めを行う 破損、腐朽(腐食) がある場合 ボルト類の増し締め を行っても改善しな い場合 目視、触診 ボルト等金具の増し 締めを行う 破損、欠落している 場合 部材の1/2以上が 摩耗している場合 (【すべり台】の点検項目参照) (【ブランコ】【タイヤブランコ】の点検項目参照) その他 49 鋼製複合遊具 【異常の判定例】 ▲ ドームパネルの破損 ▲ ロープの磨耗 ▲ 吊り橋チェーン摩耗 ▲ 踊り場の腐食 ▲ 柱頂部キャップ欠落 ▲ スライダー滑降面の破損 50 点検ポイント【鋼製複合遊具】 点検部位 点検 頻度 措置方法判定ガイドライン 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 (共通項目参照) 柱・梁・ 基礎 (共通項目参照) 接合部 (共通項目参照) 階段・デッキ・ 落下防止柵・ パネル・屋根等 (共通項目【手すり・落下防止柵・床面等】参照) ぐらつき、破損、変 はしご・うんてい・ 形、腐食はないか リングトンネル・ 4回/年 溶接部分に亀裂がな 登り棒・滑り棒等 いか 破損、変形、よじ れ、ゆるみはないか チェーン類 4回/年 (部材の1/3以上 が摩耗している場合 は要修繕) 摩耗、破損、変形、 断線、ほつれはない 登はん 板・ロー ロープ・ワ 4回/年 か イヤー類 (部材の1/3以上 プ が摩耗している場合 は要修繕) ネットク ライム 破損、変形、腐食 (腐朽)、欠損、摩 チェーン 歩行部・手 4回/年 耗はないか すり ネット ささくれ、ぐらつき はないか つり橋等 取付金具 がたつき、破損、変 形、腐食、欠落、摩 耗はないか 4回/年 (部材の1/3以上 が摩耗している場合 は要修繕) すべり台 チューブトンネル ブランコ タイヤブランコ レールスライダー 使用禁止措置が 必要な場合 目視、触診 ゆする、使用する 溶接部分の目視 ボルト等金具の増し 締めを行う ぐらつき、破損、腐 食、亀裂がある場合 目視、触診 引っ張る 乗って揺らす よじれを直す 摩耗(部材の1/2 以上)、破損がある 場合 目視、触診 引っ張る 乗って揺らす 破損している場合 部材の1/2以上の 摩耗、断線、ほつれ がある場合 目視、触診 使用する、揺する ボルト等金具の増し 締めを行う 破損、腐食(腐朽) がある場合 ボルト類の増し締め を行っても改善しな い場合 目視、触診 ボルト等金具の増し 締めを行う 破損、欠落している 場合 部材の1/2以上が 摩耗している場合 (【すべり台】の点検項目参照) (【ブランコ】【タイヤブランコ】の点検項目参照) がたつき、破損、変 4回/年 形、腐食、異音、動 作不良はないか 目視、触診、揺する 使用する その他 51 ボルト等金具の増し 締めを行う がたつき、破損、腐 食、異音、動作不良 がある場合 プレイスカルプチュア コンクリート遊具 【異常の判定例】 ▲ コンクリートの破損 ▲ モルタル部の破損 ▲ 接合部腐食 ▲ コンクリートの亀裂 ▲ 本体表面の破損 52 点検ポイント【プレイスカルプチュア コンクリート遊具】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 (共通項目参照) 柱・梁・基礎 (共通項目参照) 4回/年 亀裂、破損、欠損、割 れが大きく、危険があ る場合 亀裂、破損、欠損、割 目視、触診 れはないか 本体 4回/年 ぐらつきはないか 大人2人で押す 揺する 使用する ぐらつきがある場合 ぐらつき、破損、変 形、腐食、欠損、異音 目視、触診 4回/年 はないか ゆする、使用する 溶接部分に亀裂がない 溶接部分の目視 か ボルト等金具の増し締 ぐらつき、破損、腐 めを行う 食、亀裂がある場合 チェーン 破損、変形、よじれ、 ゆるみはないか 目視、触診 4回/年 (部材の1/3以上が 引っ張る 摩耗している場合は要 乗って揺らす 修繕) よじれを直す ロープ 摩耗、破損、変形、断 線、ほつれはないか 目視、触診 4回/年 (部材の1/3以上が 引っ張る 摩耗している場合は要 乗って揺らす 修繕) 取っ手 足がかり等 可動部 使用禁止措置が 必要な場合 その他 53 摩耗(部材の1/2以 上)、破損がある場合 破損している場合 部材の1/2以上の摩 耗、断線、ほつれがあ る場合 健康遊具 【異常の判定例】 ▲ 根際部の腐食(木製柱) ▲ 根際部の腐食による倒壊(木製柱) ▲ あん馬ベンチ根際部の腐食(鋼製柱) ▲ 座板の腐食 ▲ 座板表面の割れ ▲ 踏み石の欠落(健康歩道) 54 点検ポイント【健康遊具】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 全体 (共通項目参照) 柱・梁・基礎 (共通項目参照) 接合部 (共通項目参照) 階段・歩行部 座面等 ぐらつき、破損、変 形、腐食(腐朽)、 割れ、ささくれ、磨 4回/年 耗はないか 踏み板や座板の浮き 上がりはないか 目視、触診 上から踏む 裏面から目視・たた く・ゆする ボルト等金具の増し 締めを行う 使用禁止措置が 必要な場合 ぐらつき、破損、割 れ、腐食(腐朽)が ある場合 ささくれの除去 板の浮き上がりがあ る場合 握り部 手すり 足がかり等 ぐらつき、破損、変 形、腐食、欠損、異 4回/年 音はないか 溶接部分に亀裂がな いか 目視、触診 ゆする、使用する 溶接部分の目視 ボルト等金具の増し 締めを行う ぐらつき、破損、腐 食、亀裂がある場合 可動部 ぐらつき、破損、変 4回/年 形、腐食はないか 目視、触診 ゆする、使用する 可動部をとりはず し、使用禁止にする ヒビ、割れ、ゆが み、破損等がある場 合(可動部を取り外 す) 本体 異音や動作不良はな 4回/年 いか ゆるみ、破損、変 形、腐食、欠落がな いか 取付金具 4回/年 摩耗がないか(部材 の1/3以上が摩耗 している場合は要修 繕) 金具が2分の1以上 摩耗している場合 (可動部を取り外 す) ゆする、使用する 目視、触診 可動部を持ち上げて 目視 摩耗が大きい場合は メジャー等による計 測 その他 55 ボルト等金具の増し 締めを行う 破損、腐食、欠落が ある場合 部材の1/2以上が 摩耗している場合 公園施設(遊具以外) 【異常の判定例】 ▲ 法枠金物の露出 公園 ▲ 石積端部の化粧モルタル浮き (浮いたモルタルをはがした状態) ▲ 擁壁表面剥れ ▲ 越境枝 歩道2.5m ▲ 越境枝・支障枝(歩道建築限界以下の枝) 56 民地 点検ポイント【公園施設(遊具以外)】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント その場で実施する 措置 ガラスや刃物等の危険 物がないか 園内全体 点検方法 目視 擁壁・石 積・法枠 等 法面形状 植栽 撤去できる場合は、その すぐに撤去できない場 場で撤去する 合 転倒につながる恐れの ある基礎のぐらつきや傾 目視、ゆする き、露出、破損、本体の ぐらつきがないか 落石防止 柵等(基 礎) 法面・擁 壁・カル バート等 危険物を除去する 4回/年 バイク・自転車、粗大ゴ ミ、ホームレスの荷物等 目視 の放置物がないか 落石防止 柵等 (柵) 使用禁止、立入禁止 措置等が必要な場合 利用者が近づきやすく、 ぐらつきがある場合 4回/年 本体の破損(突起、割 れ、折れ、傾き、ゆが み、緩み等)や部材(ボ 目視、触診、ゆする ルト、鍵等)の欠損がな いか ボルト等金具の増し締 めを行う 利用者が近づきやすく、 番線等で応急的に結束 破損がある場合 する 柱や部材等に著しい腐 食(錆による穴等)がな 目視、触診、ゆする いか 利用者が近づきやすく、 腐食がある場合 本体の著しい破損・ク ラック・変形、目地の著し 目視 い開き、化粧モルタルの 剥離等がないか 著しい破損がある場合 1回/年 著しいクラック、侵食、隆 目視 起、変形がないか 倒木や枯損木、落下の 恐れのある枯枝がない 目視 か 大径木の倒木等、その 倒木、枯損木、枯枝を除 場で措置することができ 去する ない場合 通行の支障や危険(目 の高さ等)を生じる恐れ 目視 のある枝がないか(※ 1) 支障枝を除去する 照明、道路標識・信号に かかる枝、園内の見通 目視 しを妨げる中低木がな いか(※2) 手持ちの道具等で対応 できる場合は、支障枝を 除去する 民地に越境している枝 4回/年 や道路の建築限界(車 目視、スタッフ等による 道4.5m、歩道2.5m)以下 計測 の枝がないか 手持ちの道具等で対応 できる場合は、越境枝、 支障枝を除去する 剪定や刈込、間伐が必 目視 要な樹木がないか 害虫の発生、ツル等の 目視 からまり、腐朽がないか 害虫発生枝やツルを剪 害虫が大量に発生して 除する おり、その場で措置でき 腐朽した枝を除去する ない場合 不要な支柱、通行の妨 げとなる植樹桝蓋がな いか 不要な支柱を撤去する 植樹桝蓋を撤去する 目視 ※1 概ね2mまでは下枝を除去することが望ましい。 ※2 見通しを妨げる低木の高さは1mを目安とする。(児童が見通せる高さ) 57 その場で措置できない 場合 公園施設(遊具以外) 【異常の判定例】 ▲ パーゴラ 柱腐食 ▲ パーゴラ 桟木腐食 ▲ パイプ柵 基礎破損 ▲ パイプ柵 端部欠損 ▲ パイプ柵 部材腐食 ▲ 縦格子柵 部材欠損 ▲ 木製デッキ 床面破損(たき火あと) 58 点検ポイント【公園施設(遊具以外)】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 点検ポイント 点検方法 その場で実施する 措置 転倒につながる恐れの ある基礎のぐらつきや傾 目視、ゆする き、露出、破損、本体の ぐらつきがないか ベンチ・ パーゴ ラ・四阿 等 4回/年 本体の破損(突起、ささ くれ、割れ、折れ、傾き、 ゆがみ、緩み等)や部材 目視、触診、ゆする (ボルト等)の欠損がな いか サービ ス・修 景・建築 施設等 1回/年 判読不能、破損等がな いか 目視 施設全般 腐食の原因となるような 著しい塗装の劣化がな 目視 いか 柵・手す り等 転倒につながる恐れの ある基礎のぐらつきや傾 目視、ゆする き、露出、破損、本体の ぐらつきがないか 4回/年 門扉・車 止め等 ぐらつきや転倒の恐れ がある場合 ボルト等金具の増し締 めを行う ヤスリ等でささくれを除 去する 著しい破損がある場合 本体の破損(割れ、折 れ、傾き、ゆがみ、緩み 等)や部材(ボルト・鍵 目視、触診、ゆする 等)の欠損、可動部の動 作不良等がないか 著しい腐食がある場合 撤去が可能な場合は、 撤去する ぐらつきや転倒の恐れ がある場合 ボルト等金具の増し締 めを行う 柱や部材等に著しい腐 食(錆による穴等)がな 目視 いか 管理施設 柵・手す り等 施設全般 本体の破損(突起、ささ くれ、割れ、折れ、傾き、 1回/年 ゆがみ、緩み等)や部材 目視、触診、ゆする (ボルト、鍵等)の欠損 がないか 縁石・階 段・デッ キ 著しい破損がある場合 著しい腐食がある場合 ボルト等金具の増し締 めを行う 著しい破損がある場合 ボルト等金具の増し締 めを行う ヤスリ等でささくれを除 去する 著しい破損がある場合 腐食の原因となるような 著しい塗装の劣化がな 目視 いか 本体の破損(突起、ささ くれ、割れ、折れ、傾き、 4回/年 ゆがみ、緩み等)や部材 目視、触診、ゆする (ボルト、ロープ等)の欠 損がないか 園路広場 露出した基礎周辺を埋 め戻す 柱や部材等に著しい腐 食(錆による穴等)がな 目視 いか 案内板・ 制札板等 使用禁止、立入禁止 措置等が必要な場合 柱や部材等に極度の腐 食(錆による穴等)がな 目視 いか 著しい腐食がある場合 腐食の原因となるような 1回/年 著しい塗装の劣化がな 目視 いか 階段踏面、デッキ床面 の排水不良(水たまり) や不陸がないか 目視 59 滑りやすく、利用者が転 倒するおそれがある場 合 公園施設(遊具以外) 【異常の判定例】 ▲ 広場 ガラ露出 ▲ 園路 ▲ 広場 排水不良 ▲ グレーチング 根上がり、穴 ▲ 舗装 穴 隙間 ▲ 水景施設 汚濁 ▲ ハンドホール 突出 ▲ 雨水桝縁塊 突出 点検結果判断基準: 側溝や桝とダスト舗装等、比較的軟らかい舗装との段差は、原則として著しい段差(10cmを超える ような段差)を除き要経過観察とする。ただし、著しい段差でなくても広場中央や利用者の主たる動 線上の場合は要対応とする。 60 点検ポイント【公園施設(遊具以外)】 措置方法判定ガイドライン 点検部位 点検 頻度 4回/年 園路広場 舗装 (P76参 照) 点検方法 その場で実施する 措置 使用禁止、立入禁止 措置等が必要な場合 舗装材の欠損、がたつ き、深さ2cm以上又は径 目視、メジャーによる計 20cm以上の破損(小穴) 測 がないか 簡易舗装材や土等で応 急的に埋め戻す 欠損箇所が大きく、応急 的な対応ができない場合 表層部へのガラや危険 物の露出がないか 露出したガラや危険物を 取り除く 目視 幅5mm以上で通行に支 障となるクラック、2cm以 目視、メジャーによる計 上の段差、根上がりがな 測 いか 利用者がつまづいて、転 倒する恐れのある場合 通行に支障となる排水 不良(水たまり)や不 目視 陸・水みちがないか 滑りやすく、利用者が 転倒するおそれがある 場合 本体の破損(割れ、折 れ、傾き、ゆがみ、緩 4回/年 み等)や部材(桝蓋・ 目視 蛇口等)の欠損がない か 蛇口の破損の場合は、 著しい破損がある場合 交換する 1回/年 水飲み 点検ポイント 水飲み桝や散水栓ボッ クス等に土砂堆積がな 目視 いか 給水設備 水飲み・散 1回/年 水栓 側溝・桝・ オリフィス (※1) 排水設備 4回/年 蓋・縁塊 4回/年 漏水がある場合、給水 元バルブを閉じる。 漏水はないか、水量が メーターの確認、蛇口 水量調整をする場合、 漏水している場合 多すぎ(少なすぎ)な を開放して確認 給水元バルブで調整す いか る 土砂・落葉等の堆積が 目視 ないか 土砂・落葉等を除去す る(※2) 側溝・桝の破損、蓋の 紛失・ズレ・がたつ 目視 き、舗装面との著しい 段差がないか 段差がある場合、簡易 桝蓋が紛失している場 舗装材や土等で埋め戻 合 す 安全上、美観・衛生上 不具合が生じる異物の 目視、臭いを嗅ぐ 混入、汚濁・悪臭がな いか 異物を除去する 清掃する 護岸や池底の破損(ク ラック・割れ)、腐食 がないか 水景施設 土砂を除去する ガラス等の危険物が混 入しており、除去が困 難な場合 著しい破損や腐食があ り、近づくと転落等の 恐れがある場合 目視 1回/年 ハンドホー ル蓋・縁塊 その他 1回/年 照明・時 計・分電 盤 水流を阻害する流入部 又は排水部の土砂等の 目視 堆積がないか 土砂等を除去する 蓋の紛失、破損・ズ レ・がたつき、舗装面 目視 等の著しい段差(突 出)がないか 段差がある場合、簡易 舗装材や土等で埋め戻 蓋が紛失している場合 す 破損(灯具・分電 盤)、つきっぱなし、 目視 動作不良がないか ガラス等危険物が散乱 している場合は、除去 漏電の恐れがある場合 する ※1 オリフィスとは、遊水地や調整池に設ける流量調整用の流出口をいう。遊水地・調整池は設置時の管理協 定に基づき管理すること。 ※2 点検時に対応できない場合は、別途委託他で対応する。 61