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平成27年度事業報告書
平成27年度事業報告書 (平成27年4月1日から平成28年3月31日まで) Ⅰ 概 要 えひめ産業振興財団では、本県経済の発展に資するため、新事業の創出及び高度な技術の研究 開発等を支援するとともに、中小企業の経営基盤の強化、IT導入による情報化促進等に積極的 に取り組んでいるところである。 平成 27 年度においては、新たな事業活動や中小企業の経営安定等を支援する体制として、「ビ ジネスサポートオフィス(BSO) 」を中心に、起業家精神に富んだ創業者や新事業分野へ進出す る企業に対して、新事業の立ち上げから、商品開発や販路開拓、事業化のための金融機関からの 融資等に至るまで、各段階に応じたきめ細かな支援施策を実施するとともに、他の産業支援機関 等との連携体制のもと、 「チームえびす(えひめビジネスサポートネットワーク) 」を構成し、支 援を図り、さらには、国からの委託で中小企業・小規模事業者のワンストップ総合支援体制を強 化する、 「よろず支援拠点」を設けたほか、農林漁業者等における6次産業化の取組支援を強化す るため、 「6次産業化サポートセンター」を設置・運営するなど、中小企業者等の経営支援強化を 積極的に行った。 また、 「えひめ中小企業応援ファンド」により、地域資源の活用や地域のニーズに対応したビジ ネスの創出支援に努めるとともに、本県産業の高付加価値化、高度化を図るため、中小企業の技 術開発、新事業の展開等を支援するなど、次代を担う新産業の育成に取り組んだほか、農林漁業 者と中小企業者の連携強化による地域経済の活性化を図るため、 「えひめ農商工連携ファンド」を 活用した助成事業等を実施した。 さらに、県内の中小企業、大学及び公設試験研究機関等の産学官連携体が実施する新技術・新 製品開発を促進するため、国等の競争的研究開発資金の獲得支援から採択後の事業管理までを一 貫して行ったほか、基金の運用益を活用した自主事業として、大学や公設試験研究機関の研究者 に対する研究開発助成や、企業間マッチングの促進等による県内中小企業の新技術・新製品開発 支援を実施した。 下請企業振興事業では、幅広い受発注情報の収集提供や広域商談会を開催する等、県内下請中 小企業に対し、受注の安定的な確保と、新規取引先の獲得、自立化の促進を図った。 企業の情報化支援では、中小企業支援センター情報ネットワークの管理運営を通じ各種産業情 報等の提供を行うとともに、IT人材育成研修やIT利活用支援セミナーの開催などにより、中 小企業のIT利活用を促進した。 なお、県のテクノプラザ愛媛の管理にあたって、財団は指定管理者として、施設・設備の適正 管理及びその利用の促進を図った。 -1-1- Ⅱ 事業報告 1 (公1)公益目的事業 <A:新規事業創出支援事業> 1.1 新事業総合支援事業(県補助事業) 【予算額:44,039 千円】 【決算額:44,038 千円】 創業や経営革新による新事業の創出を促進するため、創業・経営基盤強化支援体制を構築 し、総合的な支援を行った。 (1)支援体制整備事業 ① 相談窓口(ビジネスサポートオフィス)における支援 新商品開発や新事業創出等に取り組む個人や企業からの相談に対応するため、「ビジ ネスサポートオフィス」(BSO)に、プロジェクトマネージャー1名、サブマネージャー1 名、研究員2名等を配置し、2,539 件の相談に対応した。 [相談内容] 相談内容 経営全般 マーケティング 資 金 法 律 技 術 ビジネスプラン I T 会社設立 事業連携 特 許 そ の 他 計 ② 計 (参考) 平成26年度 2,174件 平成25年度 2,612件 平成24年度 2,292件 平成23年度 1,509件 平成22年度 1,939件 平成21年度 2,402件 平成20年度 2,224件 平成19年度 1,726件 平成18年度 1,815件 平成17年度 1,693件 558 471 223 42 103 519 148 63 165 23 224 2,539 県内支援機関ネットワークの形成 えひめビジネスサポートネットワーク(チームえびす)では、当財団をはじめ県内の 中小企業支援機関、金融機関などの18の支援拠点と、大学、公設試等のパートナー機 関が連携して県内企業者等の経営課題に向けた各種支援を実施しており、各機関の連携 促進を図るため、支援機関連絡会議等を開催した。 【チームえびす支援拠点】 産業支援機関 商工関係団体 金融機関 (公財)えひめ産業振興財団、(公財) えひめ東予産業創造センター (株)西条産業情報支援センター、(一財)今治地域地場産業振興センター 愛媛県中小企業団体中央会、愛媛県商工会連合会、県下全商工会議所(9) (株)伊予銀行、(株)愛媛銀行、愛媛信用金庫 -2-2- ○支援機関連絡会議 第1回 平成 27 年6月 16 日(火)10:00~12:00 第2回 平成 28 年3月 18 日(金)13:00~14:00 ○チームえびすスキルアップセミナー 日 時 平成 28 年3月 18 日(金)14:15~16:00 場 所 テクノプラザ愛媛 テクノホール 内 容 講演「国体終了後を見据えた地域産品の開発手法」 小地沢 俊介氏(合同会社販路開拓サポート 代表) (2)専門家派遣事業 ① 専門家派遣支援 中小企業者から持ち込まれた経営上の問題や、課題の解決を図るため、財団に登録さ れている専門家(ビジネスアドバイザー)を派遣した。 派遣延べ件数 ② 205件 対象企業(個人)31先 支援成果の普及 県内各拠点の協力の下、各拠点から寄せられた優良事例による事例集等を作成し、チ ームえびす各支援拠点等へ配布した。 事例集作成部数 5,000 部 チラシ作成部数 1,000 部 (3)チャレンジプラン(新商品研究開発支援事業) 新商品開発や新事業創出に取り組むグループに対し、研究開発に要する経費を支援するも ので、平成 27 年度は、2グループを支援した。 支援対象グループ 支援対象分野 農水業・食品 【27 年度継続 1グループ】 加工 「タモギタケ(HIMETAMOGI)」を活用した商品開発 その他 成果等 試作品製造 【27 年度新規 1グループ】 「手すき和紙の伝統技術を活かした“檀紙”の肌触り伝承プ 検討試作 ロジェクト」 合計2 グループ (27 年度新規1) (4)首都圏でのテストマーケティング実施に対する支援事業 首都圏等で開催される展示会等への新商品の出展を支援した。 展示会名等 せとうち旬彩館 主 催 愛媛県、香川県 時 期 H28.1.18~1.24 場 所 東京都港区新橋 出展者 3社 出展事業者:企業組合内子ワイナリー、㈱クリエイト伊方、㈱やまびこ(霧の森) (5)起業家育成施設支援強化事業 ① 創業準備室の提供(スタートアップ支援オフィス) 会社を設立しようとする個人に創業準備室を提供し支援した。 平成 27 年度中の新規利 用者は、延べ9人である。また、3人が入居中に法人を設立した。 -3-3- ② インキュベーションマネージャー(IM)養成研修 創業準備室、インキュベート・ルーム入居者の育成支援を行うIM養成研修に2名派 遣し、インキュベーションマネージャーの認定を受けた。 ③ インキュベーション施設支援強化 創業準備室及びインキュベート・ルーム入居者を対象に、IM等専門家によるサポー ト、商品化プランニング支援等を行うとともに、入居者同士のビジネス創出に係る交流 を促進した。 また、創業・起業者等を発掘しビジネスプランのブラッシュアップや課題解決等の支 援を行うとともに、創業準備室、インキュベート・ルームへの入居や財団の事業等の利 活用促進を図るため、「えひめビジネスインキュベートスクール」を開設した。 ア えひめビジネスインキュベートスクール特別講座 「マイナンバー制度 対応実務編」 全3回 受講者14名 講師 友澤 俊彦氏(友澤社会保険労務士事務所) 開催日時 平成 27 年 9 月 9 日(水) 平成 27 年 9 月 30 日(水) 平成 27 年 10 月 14 日(水) 各 18:30~20:30 イ 開催場所 テクノプラザ愛媛 内 容 マイナンバー基礎編 取扱い編 セキュリティー編 えひめビジネスインキュベートスクール 経営者から学ぶ編 全2回 受講者11名 現場から学ぶ編 全3回 受講者11名 (最終回に受講者のプレゼン、交流会を開催) 講師 竹内 博一氏(㈱スタジオエスアンドシー 代表取締役) 企業経営者をゲストスピーカーとして招いて、様々なハードルの乗り越え方等事 例紹介を行った。 【経営者から学ぶ編】 開催日 ※時間は各回とも 18:30~20:30 平成 27 年 10 月 21 日(水) 平成 27 年 11 月 12 日(木) 開催場所 テクノプラザ愛媛 内容 現状整理、経営者から学ぶ1 経営者から学ぶ2 【ビジネスモデルの見える化編】 開催日 ※時間は各回とも 18:30~20:30 平成 27 年 11 月 28 日(土) 平成 27 年 12 月2日 (水) 平成 27 年 12 月9日 (水) 開催場所 テクノプラザ愛媛 -4-4- 内容 企業見学(竹中金網㈱) 企業見学を踏まえて 成果発表、交流会 (6)「経営者人材育成講座」の開設 県内産業の新陳代謝を即し、経済の活性化や雇用の創出につなげていくため、創業を目指 す県内企業内起業者や、若者等を対象に、松山大学と愛媛県と申し合わせ書を交わし、 「えひ めベンチャー起業塾」を、松山大学にて、火曜日の夜間(18:30~21:00)に、15 回開催し た。 1.2 中小企業・小規模事業者ワンストップ総合支援事業(国委託事業) 【予算額:55,069 千円】 【決算額:52,086 千円】 中小企業・小規模事業者の経営支援体制の一層の強化を図るため、国の委託を受けて「よ ろず支援拠点」を設置(全国で47拠点)し、中小企業・小規模事業者の支援を次のとおり 実施した。 (1)総合的・先進的アドバイス等 国の専門家派遣制度等を活用しながら、各種相談に対し、中小企業・小規模事業者の課題 を分析し、一定の解決策を提示するため、よろず支援拠点にコーディネーター1名及びサブ コーディネーター6名を配置し、3,306 件の相談に対応した。 [相談内容] 相談内容 件 数 売上拡大 IT 活用 広告戦略 地域資源活用 経営改善 資金繰り 相談内容 919 201 60 23 272 109 件 数 創業 雇用・労務関係 事業承継 ものづくり そ の 他 合 計 100 74 80 103 1,365 3,306 (2)その他の支援業務 中小企業・小規模事業者に対する経営革新、地域資源活用等の経営戦略的な課題解決につ いての理解と活用促進を図るためのセミナー、個別相談会等を実施した。 チャレンジセミナー、個別相談会 開催日 開催場所 平成 27 年6月 16 日(火) 平成 27 年9月 25 日(金) 平成 27 年 11 月6日(金) テクノプラザ愛媛 平成 27 年 12 月 18 日(金) 平成 28 年1月 22 日(金) 平成 28 年3月 22 日(火) その他、実践セミナー、個別相談会 内容 事例に学ぶ企業再生 愛媛の観光ビジネスの明日を考える 強みを生かして挑め! 知的資産経営の基本 デザインが地域の魅力を引き出す 経営者のチャレンジ魂に学ぶ! 20 回実施 -5-5- 1.3 6次産業化活動支援事業(県委託事業) 【予算額:10,851 千円】 【決算額:9,250 千円】 地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等を推進するため、 「愛媛6次産業化 サポートセンター」を運営した。 (1)人材育成研修会の開催(10 回開催) 6次産業化等に取り組んでいる事業者を支援できる専門人材を県内で育成し、県内におけ る6次産業化等の更なる推進を図った。 【第1回】日時:平成 27 年7月 27 日(月) 場所:テクノプラザ愛媛(松山市) テーマ:FCPを現場で上手に活用するには(FCP商談会シート作成ワークショップ) 参加人数:28名 【第2回】日時:平成 27 年 10 月 26 日(月) 場所:今治地域地場産業振興センター(今治市) テーマ:外食産業の実態を掴む販路拡大セミナー 参加人数:17名 【第3回】日時:平成 27 年 10 月 27 日(火) 場所:愛媛県歴史文化博物館(西予市) テーマ:外食産業の実態を掴む販路拡大セミナー 参加人数:16名 【第4回】日時:平成 27 年 10 月 27 日(火) 場所:大洲市平公民館(大洲市) テーマ:外食産業の実態を掴む販路拡大セミナー 参加人数: 8名 【第5回】日時:平成 27 年 10 月 28 日(水) 場所:愛媛県東予地方局(西条市) テーマ:外食産業の実態を掴む販路拡大セミナー 参加人数:19名 【第6回】日時:平成 27 年 10 月 28 日(水) 場所:愛媛県中予地方局(松山市) テーマ:外食産業の実態を掴む販路拡大セミナー 参加人数:23名 【第7回】日時:平成 27 年 10 月 29 日(木) 場所:愛媛県南予地方局(宇和島市) テーマ:百貨店向け販路開拓セミナー 参加人数:33名 【第8回】日時:平成 27 年 10 月 30 日(金) 場所:テクノプラザ愛媛(松山市) テーマ:百貨店向け販路開拓セミナー 参加人数:27名 【第9回】日時:平成 28 年1月 27 日(水) 場所:テクノプラザ愛媛(松山市) テーマ:6次産業化の品質保証と危機管理セミナー 参加人数:40名 【第 10 回】日時:平成 28 年3月7日(月) 場所:テクノプラザ愛媛(松山市) テーマ:外食産業への販路開拓セミナー 参加人数:20名 (2)交流会(2回開催) 農林漁業者と他の事業者等とのマッチング、異業種交流を行い、県内における6次産業化 等の更なる推進を図った。 【第1回】日時:平成 27 年8月 26 日(水) 場所:にぎたつ会館(松山市) テーマ:農林漁業者と商工業者とのマッチング 参加人数:59名 【第2回】日時:平成 27 年9月2日(水) 場所:愛媛県総合科学博物館(新居浜市) -6-6- テーマ:農林漁業者と商工業者とのマッチング 参加人数:39名 (3)個別相談会(9回開催) 6次産業化の取り組みに関する相談を希望する農林漁業者等に対し、センター主催交流会 や金融機関主催の商談会等にブースを設置し6次産業化プランナー等による個別相談を行 った。 【第1回】日時:平成 27 年7月 27 日(月) 場所:テクノプラザ愛媛(松山市)1件 【第2回】日時:平成 27 年9月2日(水) 場所:愛媛県総合科学博物館(新居浜市)1件 【第3回】日時:平成 27 年 10 月 19 日(月) 場所:東京第一ホテル松山(松山市)5件 【第4回】日時:平成 27 年 10 月 27 日(火) 場所:愛媛県歴史文化博物館(西予市)1件 【第5回】日時:平成 27 年 10 月 27 日(火) 場所:大洲市平公民館(大洲市)1件 【第6回】日時:平成 27 年 10 月 28 日(水) 場所:愛媛県東予地方局(西条市)2件 【第7回】日時:平成 27 年 10 月 29 日(木) 場所:愛媛県南予地方局(宇和島市)2件 【第8回】日時:平成 27 年 10 月 30 日(金) 場所:テクノプラザ愛媛(松山市)4件 【第9回】日時:平成 28 年1月 27 日(水) 場所:テクノプラザ愛媛(松山市)8件 (4)農林漁業者等へのサポート活動 県内の活動状況・方針等を検討するため、県、中国四国農政局松山地域センター、サポー トセンターによる会議を開催するほか、国の支援制度を活用して6次産業化等の取組みを推 進しようとする県内の農林漁業者等に対して、6次産業化プランナーを派遣し、案件の発掘 や新商品開発・販路拡大のアドバイス、 「六次産業化・地産地消法」による認定申請から認定 後のフォローアップまでを一貫サポートした。 [サポート活動] 項 目 ①プランナー等派遣を通じた個別相談 ②相談対応を通じた簡易な助言等 ③総合化事業計画認定者に対するフォローアップ ④総合化事業計画の認定件数 合計(①+②+③) 計 126 143 14 1 283 1.4 えひめ先進環境ビジネス創出推進事業(民間委託事業) 低炭素社会の実現に向け、環境と経営の両立は企業において命題の一つとなっており、環 境ビジネスの分野は、大きな成長が期待されている。このため、愛媛県と当財団が21年に 設立した「えひめ先進環境ビジネス研究会」において、研究会のホームページの運営管理を 含め、情報提供等を継続して実施したほか、カーボン・オフセット製品(どんぐりマーク製 品)に、オフセット量に応じたポイント(どんぐりポイント)により、環境にやさしい商品 やサービスに交換できる「どんぐりポイント制度」の普及促進について周知した。 -7-7- 1.5 グリーン・イノベーション関連ビジネス活性化促進事業 「えひめ先進環境ビジネス研究会」のホームページ等において、県内事業者等に対してグ リーン・イノベーション(環境エネルギー分野革新)に関する情報提供を行った。 1.6 中小企業外国出願支援事業(国補助事業) 【予算額:5,400 千円】 【決算額:301 千円】 知財(特許、実用新案、意匠、商標)を活用した外国での事業展開を計画している県内の 中小企業者に対し、外国出願に要する経費の最大2分の1を補助するもので、平成 27 年度の 実施案件は以下の2件である。 申 請 者 ㈱ジラフホールディングス ㈱アテックス 知財区分 商標 意匠 出 願 国 韓国 インドネシア、マレーシア ※補助率:2分の1以内 ※補助金上限額:特許 150 万円、実用新案・意匠・商標 60 万円、冒認対策商標 30 万円 1.7 地域中小企業応援ファンド事業(地域中小企業応援ファンド事業基金事業) 地域資源を活用したビジネスの創出に取り組む個人やグループ活動等の企業化を支援する ほか、県内の既存産業の高付加価値化、高度化を図るとともに、販路開拓、新事業展開等の 取組などを支援することにより、ビジネスの裾野拡大、ひいては次代を担う新産業の育成や 雇用の創出を推進するため、基金を19年度から順次造成し「えひめ中小企業応援ファンド」 を創設するとともに、中小企業者等への助成事業及び地域密着型ビジネスコーディネーター の設置等による支援事業を行った。 <基金の造成状況> 2号ファンド 活力創出 3号ファンド 農商工連携 合 計 愛媛県 1号ファンド 地域密着 2億円 3億円 1億1千5百万円 6億1千5百万円 株式会社伊予銀行 1億5千万円 2億2千5百万円 2千5百万円 4億円 株式会社愛媛銀行 1億5千万円 2億2千5百万円 2千5百万円 4億円 愛媛信用金庫 1億5千万円 2億2千5百万円 2千5百万円 4億円 四国電力株式会社 愛媛県信用農業協 同組合連合会 愛媛県信用漁業協 同組合連合会 1億5千万円 2億2千5百万円 拠出機関 独立行政法人中小 企業基盤整備機構 合 計 ※10年間無利子貸付 3億7千5百万円 3億円 3億円 1千万円 1千万円 32億円 48億円 20億円 100億円 40億円 60億円 25億円 125億円 -8-8- (1)地域密着型ビジネス創出助成事業 【予算額:100,089 千円】【決算額:57,797 千円】 ① スタートアップ応援型助成事業 ア 一般枠 法人を設立して地域に密着した事業に新たに取り組もうとする個人又はグループ等 を対象とし、事業の立ち上げに必要な初期的経費の助成 【助成率:3分の2以内、限度額:3,000千円】 ○平成27年度継続事業 10件(平成26年度採択分) 【予算額:22,722 千円】 【決算額:20,094 千円】 ○平成27年度採択事業 21件(公募3回、応募50件) 【予算額:54,947 千円】 【決算額:20,809 千円】 回 申請者 事業概要 小規模保育 多機能型事業所地域交流の統 合事業 観光セラピストによる愛媛の観光地でのお アマンジオ もてなし事業 県内養殖のすっぽんと地域資源を活用した 山田 政春 地域循環飲食事業 南予ジビエと柑橘パンを使った飲食提供に ㈱Project S よる吉田町活性化事業 健康な子育てと、発達障害などの予防療育に効果のある玩具を使っ 三島 崇敬 た遊び方教室、教育相談と専門家によるセミナー実施事業 愛南町の美味しい食材でお遍路さんをもて 佐伯 恭介 なす商品開発及び販売事業 大三島でワイ 愛媛県産葡萄と国産本格ワイン製造販売と ンを造る会 農作物の加工販売業 W.R. ト レ ー 県内産農作物を利用し生産者と消費者をつ ディング㈱ なぐ愛媛のものづくり販売システム ㈱ 日 本 エ ジ ソ タブレット等を利用した多言語対応の接客 ン ソフト等による地域創生 耕作放棄地対策としてのサトウキビ栽培、黒 LOHAS 倶楽部 糖づくり、加工販売事業 空き家の未然防止を目的とした内装、建築工法、古民家回収情報等 ㈱Deco の情報発信及びオープンスペースの改正を行う。 県内の旬と彩りある食卓に愛情を届けるド 吉田 仁美 レッシング&スパイスの実演販売 若手デザイナーと職人が羽ばたく県産材使 ㈱NINO 用のイノベーション・ラボ 中川 孝志 第 1 回 第 2 回 第 ㈱SING 3 回 久米 真人 近藤 信博 タオル生地だけを使った商品のブランド化 県内の海と山の幸を使用したトレード販売 融合加工事業 地下海水を利用して陸上のタンク内にて青 のり等の海藻を養殖する事業 -9- -9- 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) 3,000 3,000 1,833 1,768 2,206 1,694 3,000 2,578 2,600 2,281 3,000 0 842 166 3,000 3,000 3,000 2,661 2,833 1,279 1,535 950 2,000 1,432 3,000 0 3,000 0 2,739 0 3,000 0 合資会社 発 達の木 ふくやクリー ニング 第 3 山本浩太郎 回 中山 忍 企業組合 内子 てしごとの会 イ 児童の未来を創る感覚統合治療を併用した 放課後デイサービス 愛媛のスポーツを支える地域密着型クリー ニングサービス展開計画 類似品と完全差別化された中島産柑橘加工 品販売事業 地域の高齢者の楽しみと耕作放棄地を活用 した地あぶらプロジェクト 内子伝統工芸ワークショップ実施事業 2,930 0 2,429 0 3,000 0 3,000 0 3,000 0 54,947 20,809 ビジネスデザイン枠 デザイナー等との協働による商品開発、デザイン企画開発などにかかる必要経費を 助成 【助成率:2分の1以内、限度額:1,500千円】 ○平成27年度継続事業 1件(平成26年度採択分) 【予算額:750 千円】【決算額:600 千円】 ○平成27年度採択事業 1件(公募1回、応募1件) 【予算額:500 千円】【決算額:500 千円】 申請者 ㈱醍醐 ウ 事業概要 ナチュラルチーズの首都圏向け販売ツール であるパッケージデザイン等の改良 計1件 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) 500 500 500 500 メッセチャレンジ枠 国内外で開催される見本市・商談会等への出展、参加にかかる必要経費を助成 【助成率:2分の1以内、限度額:500千円】 ○平成27年度採択事業 該当なし(応募0件) 【予算額:1,000 千円】 【決算額:0 千円】 ② 新規ビジネス展開助成事業 本県が有する優れた技術シーズを活用した新事業の展開や、新製品・新サービスによ る新たな事業展開の取組への助成 【助成率:2分の1以内、限度額:3,000千円】 ○平成27年度継続事業 1件(平成25年度採択分) 【予算額:14,937 千円】 【決算額:13,915 千円】 ○平成27年度採択事業 2件(応募3件) 【予算額:4,879 千円】 【決算額:1,879 千円】 - 10 - 10 - 申請者 回 1 (有)木村屋精肉店 2 金井食品㈱ 事業概要 県内肉を使用したローストシリーズの 加工・販売 生産者の顔が見える食材で、まるごと 愛媛を食べる事業 計2件 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) 1,879 1,879 3,000 0 4,879 1,879 (2)地域密着型ビジネス創出支援事業 【予算額:23,823 千円】 【決算額:15,708 千円】 ① コーディネーターの設置 地域密着型ビジネス担当のコーディネーターを3名設置し、ビジネスシーズの発掘と 事業化へ向けたコーディネートを行うとともに、発掘案件の事業計画・収支計画等ビジ ネスプランの作成支援などを行った。 相談件数 418 件 申請支援件数 「地域密着型ビジネス創出助成事業」申請支援 50 件(うち採択 21 件) 創業(法人化)件数 ② 13 件 ワークショップ開催事業 地域密着型ビジネスへの取り組みを啓発・促進するため、 ビジネスシーズの発掘方法、 事業計画の作成方法など、地域密着型ビジネスを立ち上げるにあたって必要となる知識 習得を行う研修を合計6回行った。 ○ 創業講座 西条市会場にて2回、松山市会場にて2回、宇和島市会場にて2回実施 ③ フォローアップ支援事業 ○ 「スーパーマーケット・トレードショー2016」 「FOODEX JAPAN2016」愛媛県ブース 愛媛の食品の魅力を発信し県内中小企業者等の販路開拓を図るため、当財団と愛 媛県及び関係機関が連携し、国内最大級の食をテーマとした展示会である「スーパ ーマーケット・トレードショー2016」「FOODEX JAPAN2016」に大規模共同出展型の 「愛媛県ブース」(16 企業)を出展し支援に努めた。 「スーパーマーケット・トレードショー2016」 開 催 日 平成 28 年 2 月 10 日(水)~12 日(金) 開催場所 ビックサイト 県ブースの来場者 食品・飲料のバイヤー1,885 社(商社・卸、小売等) 「FOODEX JAPAN2016」 開 催 日 平成 28 年 3 月 8 日(火)~11 日(金) 開催場所 幕張メッセ 県ブースの来場者 食品・飲料のバイヤー4,646 社(商社・卸、小売等) - 11 - 11 - (3)活力創出助成事業 【予算額:184,654 千円】【決算額:97,814 千円】 成長が見込まれる分野における技術開発、商品開発、販路開拓等に取り組む中小企業者 又は中小企業者のグループを対象として、助成事業の公募・採択を行った。 ① えひめプロダクツ市場開拓助成事業 ア ビジネスデザイン助成事業 デザイナー等との協働による商品開発、デザイン企画開発などにかかる必要経費を 助成 【助成率:2分の1以内、1,500千円】 ○平成27年度継続事業 2件(平成26年度採択分) 【予算額:984 千円】【決算額:297 千円】 ○平成27年度採択事業 4件(応募9件) 【予算額:4,597 千円】 【決算額:2,851 千円】 申請者 ㈱ジェイコム ㈱地域法人 無茶々園 壷内タオル㈱ 横田タオル㈱ イ 事業概要 レトルト惣菜「おかず箱」活用多様化にす る再ブランディング 新規顧客獲得・売上工場を目的とした柑橘 加工品のブランド構築及び販売戦略 デザイン活用によって「オーガニックコッ トン」が環境と健康に良いことをわかりや すく楽しみながら理解してもらえるブラン ドデザインに改良 異業種のデザイナーとのコラボレーション によって、ライフスタイルを楽しむお洒落 な女性に向けた新しいデザインコンセプト のタオル製品を開発 計4件 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) 1,448 848 540 503 1,109 0 1,500 1,500 4,597 2,851 メッセチャレンジ助成事業 国内外で開催される見本市・商談会等への出展、参加にかかる必要経費を助成 【助成率:2分の1以内、限度額:500千円】 ○平成27年度採択事業 18件(公募2回、応募18件) 【予算額:3,429 千円】 【決算額:3,080 千円】 回 申請者 ㈱世紀 第 梅錦山川㈱ 1 回 イヨスイ㈱ (有)宇和島屋 出展商品/出展先 採択額 (単位:千円) 27 年度決算額 (単位:千円) もち菓子等/スーパーマーケットトレードショー 200 200 アルコール飲料/ sake festival 2015 in Bangkok、ハワイマルカ イストアーえひめフェア、シアトル宇和島屋フェア 200 180 水産品/第 4 回広州国際食品食材展覧会 200 195 水産加工品/外食ビジネスウィーク 200 200 - 12 - 12 - 第 ㈱マエダ 1 回 ㈱谷本蒲鉾店 米穀粉等/ハワイマルカイストアーえひめフェア 200 144 水産加工品/地方銀行フードセレクション 176 176 ㈱松山丸三 製菓・製パン原料等/パティスリー&ブランジェリージャパン 2015 166 166 扇屋食品㈱ 珍味等/えひめフェア In ハワイ 160 160 遠赤青汁㈱ 健康食品等/えひめフェア In ハワイ、 えひめフェア In シアトル 200 121 (有)土居真珠 真珠製品/えひめフェア In ハワイ、 えひめフェア In シアトル 200 200 梅美人酒造㈱ アルコール飲料/伊勢丹シンガポール四国フェア、マレーシアえひめフェア 200 79 農林水産加工食品/地方銀行フードセレクション 200 200 コットン製品/2015U.S.Private Label Trade Show 200 200 伯方塩業㈱ 食用塩/Oishii JAPAN 2015 200 200 愛媛果汁食品㈱ 農林水産加工品/FOODEX JAPAN 2016 200 200 ㈱フラスコ 機械加工部品等/Groval investors meet 2015 in chennai 200 200 (有)進藤重治商店 柑橘等加工食品/えひめフェア in ハワイ 179 111 (有)神野工業 金属製品/第 19 回機械要素技術展 148 148 3,429 3,080 第 ㈱オカベ 2 回 丸三産業㈱ 計18件 ② がんばるものづくり企業助成事業 ア FS調査助成事業 独創的で市場性の見込まれる技術シーズについての技術的データの取得・検証、独 創的な新製品・新サービスによる事業展開に関する市場性・事業性向上に係る調査研 究等の取組への助成 【助成率:3分の2以内、限度額:1,000千円】 ○平成27年度継続事業 1件(平成26年度採択分) 【予算額:33 千円】【決算額:33 千円】 ○平成27年度採択事業 1件(公募2回、応募1件) 【予算額:1,000 千円】 【決算額:0 千円】 申請者 (有)家具工房 事業概要 CFRP 板材を使い建築部品及び家具製品の モデル施策と市場性調査 計1件 イ 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) 1,000 0 1,000 0 スーパーベンチャー助成事業 独創的で著しく新規性のある創造的知識を活用したリスクの高い新技術の研究開発 等の取組への助成 【助成率:5分の4以内、限度額:20,000千円/年(最大2年) 】 - 13 - 13 - ○平成27年度採択事業 ウ 該当なし(公募2回、応募2件) 【予算額:20,000 千円】 研究開発助成事業 モノ作り分野においてけん引役となるような新技術・新製品の研究開発、県内の健 康福祉研究成果を事業化するための新技術・新製品の研究開発や、IT分野の有望案 件に係る新技術・新製品の研究開発の取組への助成 【助成率:3分の2以内、限度額:一般枠20,000千円、小規模枠3,000千 円/年(最大2年) 】 ○平成27年度継続事業 一般枠4件、小規模枠3件(平成25年度採択分) 【予算額:29,827 千円】 【決算額:11,897 千円】 一般枠4件、小規模枠2件(平成26年度採択分) 【予算額:63,848 千円】 【決算額:55,440 千円】 ○平成27年度採択事業 一般枠4件(公募2回、応募:一般枠 9件、小規模枠 1件) 【予算額:54,297 千円】 【決算額:17,370 千円】 申請者 事業概要 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) ㈱小笠原工業所 (一般枠) 2次製品等飲料水兼用耐震性貯水槽地 上設置型の開発 13,588 10,645 共立電気計器㈱ (一般枠) 医療事故予防のためのミクロショック 検出センサの試作開発 7,113 6,725 CFRP 材適用木質構造工法の新技術開発 32,356 0 電子温灸器(医療機器)昨日試作品の 開発設計 1,240 0 54,297 17,370 ㈱サカワ (一般枠) サンエレクトロニクス㈱ (一般枠) 計4件 エ 作業標準作成スキル導入助成事業 ものづくり企業が、動画手法等を用いて技術・技能伝承を図るための作業標準書(マ ニュアル)を作成するスキル習得による伝承すべき技術・技能の把握、その効果的な 伝承のための取組への助成 【助成率:3分の2以内、限度額:1,500千円】 ○平成27年度採択事業 0件(公募1回、応募0件) 【予算額:3,000 千円】 【決算額:0 千円】 ③ 地域産業新需要開拓助成事業 地域のものづくり産業における新たな需要開拓のため、中小企業団体による中長期的 な戦略の策定や、中長期的な戦略に基づいて業界として実施する、商品のブランド化に 向けた試作品等の開発、新市場等の開拓、新営業方式等の構築等への取組への助成 - 14 - 14 - 【助成率:3分の2以内、限度額:3,000千円】 ○平成27年度採択事業 1件(公募1回、応募1件) 【予算額:1,873 千円】 【決算額:1,782 千円】 申請者 愛媛県パン協同組合 ④ 事業概要 県内産裸麦を使用したパンのブランド 化と新市場開拓事業 計1件 採択額 (単位:千円) 27 年度決算額 (単位:千円) 1,873 1,782 1,873 1,782 南予地域クリエイティブ産業育成助成事業 企業誘致などの面で大きなハンデがある南予地域の活性化と新たな雇用創出に資する ため、首都圏ITベンチャー企業等のサテライトオフィス等の誘致への取組への助成 【助成率:2分の1以内、限度額:1,000千円/年】 ○平成27年度継続事業 1件(平成26年度採択分) 【予算額:557 千円】【決算額:557 千円】 ○平成27年度採択事業 0件(応募0件) 【予算額:3,000 千円】 【決算額:0 千円】 ⑤ ベンチャー企業成長等支援助成事業 株式上場、海外・全国展開などの事業拡大など、自社の成長に向けて活動する際に、 公認会計士事務所等と共に支援事業計画を策定し、その計画に沿った取組みに対し助成 【助成率:3分の2以内、限度額:3,000千円】 ○平成27年度採択事業 3件(応募3件) 【予算額:5,895 千円】 【決算額:3,857 千円】 申請者 ㈱アイムービック 事業概要 格安 SIM、IP 電話を活用した地域アメ ーバ型見守りシステム開発 エヌズエンタープライ LED 照明の販路拡大 ズ㈱ ㈱kasaikan サイズフリー。カラーフリーの LED 照 明器具「Zeroseam」の販路拡大におけ る量産体制の充実 計3件 採択額 (単位:千円) 27 年度決算額 (単位:千円) 622 602 2,281 507 2,993 2,748 5,896 3,857 ⑥ 中小企業海外展開フォローアップ助成事業 海外への販路開拓を目指す県内中小企業等が、事前市場調査、現地調査を通じた海外 展開事業計画を策定・実施するための取組への助成 【助成率:2分の1以内、限度額:300千円】 ○平成27年度継続事業 - 15 - 15 - 5件(平成26年度採択分) 【予算額:1,500 千円】 【決算額: 654 千円】 ○平成27年度採択事業 0件(応募0件) 【予算額:3,000 千円】 【決算額: 0 千円】 (4)活力創出支援事業 【予算額:41,756 千円】 【決算額:36,492 千円】 ① 産業支援機関向け等助成事業 ア ものづくり企業マッチング支援事業 県内ものづくり中小企業群と県内外大手企業等とのマッチングによる、県内中小企 業における新製品の開発等への支援を行うため、県内産業支援機関に対し必要経費の 一部を助成した。 【助成率:10 分の 10 以内、助成額:7,000千円】 【予算額:7,000 千円】 【決算額:7,000 千円】 産業支援機関 実施内容 公益財団法人 えひめ東予産業創造 センター ジョイントコーディネーターの設置、 次世代技術研究会・先進加工技術研究会、経営 基盤強化のための経営者勉強会、 小規模研究会の設置・運営、 マッチングの実施 イ 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) 7,000 7,000 えひめプロダクツ市場開拓支援事業 (ア)えひめプロダクツ市場開拓支援事業(国内枠 食品) 販路開拓のノウハウを有する外部専門家等を活用した、県内外の販売見込み先開拓 のための仕組み構築への支援を行うため、県内産業支援機関に対し必要経費の一部を 助成した。 【助成率:10 分の 10 以内、助成額:5,000千円】 【予算額:5,000 千円】 【決算額:4,505 千円】 産業支援機関 実施内容 愛媛県中小企業団体中央会 販路開拓のノウハウを有する外部専門 家(販路開拓ナビゲーター)を活用した、 首都圏の販売見込先紹介・マッチング、 販路開拓現地指導の実施により、市場開 拓の支援を行った。 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) 5,000 4,505 (イ)えひめプロダクツ市場開拓支援事業(国内枠 非食品) 販路開拓のノウハウを有する外部専門家等を活用した、県内外の販売見込み先開拓 のための仕組み構築への支援を行った。 【予算額:15,995 千円】 【決算額:15,995 千円】 - 16 - - 16 - 実施内容 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) 販路開拓のノウハウを有する外部専門家を 活用した、商品のブラッシュアップ、代官 山T-SITEでの展示販売やギフトショ ーへの出展、首都圏のバイヤーとのマッチ ングにより、市場開拓の支援を行った。 15,995 15,995 委託先 株式会社 アール・ピー・アイ (ウ)えひめプロダクツ市場開拓支援事業(海外チャレンジ枠) 海外とのビジネス交流を意図する県内中小企業について、現地関心企業等の発掘 や商談アレンジ等への支援を行うため、県内産業支援機関に対し必要経費の一部を 助成した。 【助成率:10 分の 10 以内、限度額:4,500 千円】 【予算額:4,497 千円】 【決算額:3,867 千円】 産業支援機関 実施内容 公益財団法人 愛媛県産業貿易振興協会 台湾への販路開拓支援(アンテナショップ 事業、マッチング事業、マーケット調査) ウ 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) 4,497 3,867 ハンズオン助成事業 知事が承認した産業支援機関が取り組むがんばるものづくり企業助成事業の助成事 業者等へのハンズオン支援に必要な経費の助成を行う。 ② 技術力ハンズオン支援事業 活力創出助成事業等担当のコーディネーターを配置し、新規案件の支援や助成企業の フォローアップなどを行った。 相談件数 204 件 (5)農商工連携助成事業 農林漁業者と中小企業者等が有機的に連携し、新たな商品・サービスの開発などにかか る必要経費を助成 【助成率:3分の2以内、限度額:5,000千円】 ○平成27年度採択事業 9件(応募12件) 【予算額:36,830 千円】 【決算額:30,556 千円】 申請者 中小企業者 農林漁業者 河野農園 (有)南四国ファーム 清田農園 事業概要 宇和島産の柑橘(温州みかん、 凸ポン)等を活用した加工食品 の開発 - 17 - 17 - 採択額 (単位:千円) 4,926 決算額 (単位:千円) 4,626 (有)松屋旅館 東宇和農業協 西予市産の野菜等を活用した 同組合 調味料等の加工品開発 3,333 2,624 ㈱アトリウム 上田農園 南予産の柑橘を活用した精油 製造と食品加工品開発 4,999 4,046 たるみ製菓 ㈱スマイルラ 新居浜産菌床椎茸を活用した ボ 和洋菓子の開発、製造 2,623 2,351 4,925 4,563 2,049 1,780 4,646 4,119 4,770 3,741 4,559 4,486 36,830 30,556 内子町産の果樹や野菜を活用 した健康志向「レインボー・ジ ェラート」の開発、製造 宮岡農園 内子町小田地区産アピオス等 小野まちづくり㈱ せせらぎ生産 の特産品を活用した加工品開 かじか亭 出荷組合 発事業 伊方産しらすや養殖鯛等を活 アイシス㈱ ㈱中田水産 用した加工品(惣菜、菓子)開 発・製造 今治産農作物と野菜パウダー ㈱ 山蔵ふるさ と味 越智今治農業 を活用した調味料等の研究開 工房 協同組合 発事業 西予市産の柑橘(規格外品)等 農事組合法人 ㈱ヴァンサンカン を活用した石鹸などの加工開 無茶々園 発、製造 計9件 ㈱ 内子フレッ シュ 城戸農園 パークからり 山本農園 (6)農商工連携支援事業 農林漁業者と中小企業者等との連携体を支援する取組みにかかる必要経費を助成した。 【助成率:10分の10以内、限度額:3,000千円】 ○平成27年度採択事業 2件(応募2件) 【予算額:4,566 千円】 【決算額:4,228 千円】 産業支援機関 実施内容 商品開発や販路開拓に資するセミナー 愛媛県農業協同組合 (2回)や展示会出展など販路開拓等に 中央会 対する総合的な支援を実施 販売戦略、販路開拓に資するセミナー(2 松山商工会議所 回)や展示会出展など販路開拓等に対す る総合的な支援を実施 計2件 採択額 (単位:千円) 決算額 (単位:千円) 1,600 1,568 2,966 2,660 4,566 4,228 (7)管理事業 地域密着型ビジネス創出助成事業、 地域密着型ビジネス創出支援事業、 活力創出助成事業、 活力創出支援事業、農商工連携助成事業及び農商工連携支援事業を円滑かつ適正に実施する ために必要な交付事務及び運用事務等の業務を行った。 - 18 - 18 - 1.8 創業促進補助金助成事業(国委託事業) 【予算額:66,315 円】 【決算額:47,658 千円】 県内の地域ニーズを的確に把握した独創的なサービスや商品等を新たに提供する事業を実 施する女性や若者等の起業・創業の支援、また、既存の中小企業者の後継者が先代から事業 を引き継ぎ業態転換や新事業・新分野に進出する第二創業の支援、さらに、海外市場の獲得 を念頭とした事業を興す起業・創業の支援を実施した。 ① 地域需要創造型起業・創業 地域需要創造型起業・創業促進事業の取組に必要な経費を助成した。 【助成率:3分の2以内、限度額:2,000千円】 ○平成27年度継続事業 27 件(平成26年度採択分) 【予算額:53,084 千円】 【決算額:46,130 千円】 1.9 下請企業振興事業(県補助事業) 【予算額:17,517 千円】 【決算額:16,992 千円】 県内下請中小企業の新規取引先の開拓及び受注の安定確保を図るため、広域取引情報の提 供、商談会の開催など、取引あっせんを推進するとともに、取引の適正化のための各種事業 を実施した。 (1)受発注情報等収集提供事業 発注情報等を下請中小企業に提供するほか、県内下請中小企業が保有する設備内容を掲載 した受注登録企業名簿を紹介し、広く県外の有力発注企業を訪問し県内下請中小企業の受注 促進を支援した。 発注開拓調査 調査企業数 677社 91社 調査対象 鉄工・電気関連 縫 製 関 連 内 容 今後の生産計画や新規発注計画について 今後の生産計画や新規発注計画について 発注開拓訪問企業 実施年月日 訪 問 企 業 27.11.9~10 千代田化工建設㈱、住友建機㈱千葉工場、クボタ化水㈱ 27.12.18 新日鉄住金エンジニアリング㈱ 28.2.23~24 ㈱イシダ滋賀事業所、日本電産シンポ㈱、JFEエンジニアリング㈱ 28.3.9~10 三菱重工業㈱名古屋誘導推進システム製作所、東郷産業㈱、扶桑工機㈱ 28.3.17~18 川崎重工業㈱精密機械カンパニー、福武㈱ - 19 - 19 - (2)広域商談会開催事業 県内外発注企業の具体的な発注ニーズを把握し、発注企業と県内下請中小企業との間で、 個別の面談を行う「四国4県による四国ビジネスマッチング 2015」、 「近畿・中国・四国 10 府県によるモノづくり受発注広域商談会及び「近畿・四国・中国 10 府県による合同広域商談 会」を開催し、県内下請中小企業の新規取引先の開拓を支援した。 ニーズ調査 調査企業数 調査対象 内 容 7,417(四国) 鉄工・電気関連 新規の発注内容や商談会への参加の有無について 7,519(ものづくり) 鉄工・電気関連 新規の発注内容や商談会への参加の有無について 7,290(近畿・四国) 鉄工・電気関連 新規の発注内容や商談会への参加の有無について 商談会 開催年月日 27. 9.17 27.12.2 28.2.18~19 開催場所 大阪市 高知市 京都市 発注企業数 (全体) 97社 49社 172社 受注企業数 (愛媛県) 12社 36社 8社 商談件数 (愛媛県) 31件 110件 43件 業種別あっせん成立件数及び契約当初受注金額 業 種 鉄工・電気 縫 製 計 成立件数 15件 0件 15件 契約当初受注金額 45,913 千円 0 千円 45,913 千円 1.10 医療機器関連製品販路開拓支援事業(県委託事業) 【予算額:6,754 千円】 【決算額:4,797 千円】 医療機器関連分野での発展を目指す県内事業者等の販路開拓や製品開発を支援するため、 企業訪問等により対象となる事業者の掘り起こしを行った。 参加企業募集後は HOSPEX2015 に出展のため、 ブースデザイン制定とブース展示物の設営を 行い、ブースの受付、マッチングの補助などを行った。 出展企業数 マッチング参加企業数 商談件数 9社 27 社 22 件 1.11 プロフェッショナル人材戦略拠点運営事業(県委託事業) 【予算額:10,518 千円】 【決算額:10,518 千円】 県の委託を受けて「プロフェッショナル人材戦略拠点」を設置し、県内中小企業の経営者 に対して新事業や新販路の開拓など攻めの経営や経営改善への意欲を喚起し、そのために必 要な企業の人材のニーズを明確化させるとともに、民間人材ビジネス事業者への求人ニーズ の取り繋ぎや、採用のサポート・フォローアップ等を行った。 注)プロフェッショナル人材とは、新たな商品やサービスの開発、その販路の開拓や、個々 のサービスの生産性向上などの取組みを通じて、企業の成長戦略を具現化する人材。 - 20 - 20 - (1)訪問活動 「プロフェッショナル人材戦略拠点」に配置するプロフェッショナル人材戦略マネージャ ー及び統括サブマネージャーが中心となって県内中小企業の経営者等を訪問し、新事業や新 販路の開拓など攻めの経営や経営改善への意欲を喚起するとともに、そのために必要な企業 の人材のニーズを明確化させた。 さらに、求人ニーズを民間人材ビジネス事業者に取り繋ぐとともに、採用のサポートやフ ォローアップ等を行った。 プロフェッショナル人材戦略マネージャー1名、サブマネージャー4名を配置し、55件 の企業訪問を実施した。 (訪問企業の結果は次のとおり。) 訪問企業数 133件 取り繋ぎ件数 15件 人材派遣会社登録件数 15件 成約件数 0件 (2)経営者向けセミナーの開催 成長戦略とプロフェッショナル人材の必要性に関してマインド醸成を図るため、地域の中 小企業を対象にセミナーを開催した。 ①第1回セミナー 日時 平成 28 年2月15日(月)13:30~15:30 場所 ホテルJALシティ松山 内容 講演「プロフェショナル人材戦略拠点事業の狙いと プロフェッショナル人材の活用事例」 田中文隆氏(みずほ情報総研株式会社 チーフコンサルタント 兼 プロフェッショナル人材戦略全国事務局 統括マネージャー) 参加者数 100名 ②第2回セミナー 日時 平成 28 年3月24日(木)14:00~16:00 場所 リーガロイヤルホテル新居浜 内容 講演「プロフェッショナル人材の活用」 中村直樹氏(大幸薬品株式会社 人事部 アシスタントマネージャー) 参加者数 80名 (3)地域内ネットワークの形成 県内の支援機関や金融機関相互の連携を図るため、プロフェッショナル人材戦略協 議会を開催した。 ○第1回セミナー 日時 平成 28 年2月10日(水)13:30~15:30 場所 テクノプラザ愛媛 特別会議室 内容 講演「プロフェッショナル人材戦略事業のねらい」 - 21 - 21 - 弓崎伸彦氏(みずほ情報総研株式会社 兼 プロフェッショナル人材戦略全国事務局 ) 参加者数 32名 【愛媛県プロフェッショナル人材戦略協議会構成員】 区 分 団 体 名 株式会社伊予銀行 金融機関 株式会社愛媛銀行 愛媛信用金庫 愛媛県商工会議所連合会 経済団体 愛媛県商工会連合会 愛媛県中小企業団体中央会 愛媛労働局 官公庁 愛媛県 公益財団法人えひめ東予産業創造センター 産業支援機関 株式会社西条産業情報支援センター 等 一般財団法人今治地域地場産業振興センター 登録民間人材 「愛媛県プロフェッショナル人材戦略拠点における民 紹介事業者 間人材事業者登録要領」に基づいて登録された事業者 1.12 経営指導員向け小規模事業者支援研修事業(国委託事業) 【予算額:1,000 千円】 【決算額:1,000 千円】 商工会及び商工会議所の経営指導員に対し、小規模事業者の支援手法等を習得するための 研修を実施することにより、中核となる経営指導員の育成を図った。 ○研修テーマ 「経営者が真に求める支援機関職員の育成研修」 ○研修期間 11日間(平成 27 年 12 月 17 日~平成 28 年 2 月 5 日) ○研修対象者 商工会・商工会議所の経営指導員等3名 宇和島商工会議所、徳島県那賀町商工会、小松島商工会議所 各1名 <B:産業技術高度化支援事業> 1.13 起業化シーズ育成支援事業(技術振興事業基金事業) 【予算額:8,075 千円】 【決算額:7,923 千円】 大学等高等教育機関及び公設試験研究機関の研究者が実施する独創的な研究開発に対し、 - 22 - 22 - 経費の一部を助成(大学等高等教育機関は補助、公設試験研究機関は委託)するもので、平 成 27 年度の実施テーマは以下の9件である。 ※ 助成率:10 分の 10 以内 ※ 助成金上限額:150 万円(大学等高等教育機関) 、100 万円(公設試験研究機関) 機 関 愛媛大学 大学院 理工学研究科 愛媛大学 南予水産研究センター 愛媛大学 南予水産研究センター 大 学 等 高 等 教 育 機 愛媛大学 農学部 関 公 設 試 験 研 究 機 関 機 関 農林水産研究所 水産研究センター 農林水産研究所 みかん研究所 農林水産研究所 水産研究センター 栽培資源研究所 産業技術研究所 申請者 准教授 朱 霞 研究員 宋 惠眞 准教授 清水 園子 テーマ プラズマ分解法を用いた砥部陶石の還 元脱鉄処理 アオリイカの資源保全および種苗生産 を目指した基盤研究 魚病ウイルスを監視・低減化するため の効率的ウイルス回収法の開発 准教授 阿野 嘉孝 BDF 製造過程で副生する廃グリセリン の処理・資源化技術の開発 申請者 主任研究員 山下 浩史 主任研究員 菊地 毅洋 テーマ 新規養殖対象魚“スマ”の品質管理技 術の開発 酵素製剤利用による県内産レモンの効 率的な加工技術開発 新たな遺伝子検出技術を用いたカレイ 類資源推定技術開発 主任研究員 清水 孝昭 産業技術研究所 紙産業技術センター 主任研究員 西尾 俊文 研究員 高橋 雅樹 高速伝送線路の伝送特性評価技術に関 する研究 多孔質無機微粒子の複合化による酵素 固定化シート材料の開発 1.14 ライフサポート産業支援事業(地域産業活性化基金事業) 【予算額:9,329 千円】【決算額:6,698 千円】 (1)ネットワーク形成事業 新事業化・新商品化への取組み支援を目的に、企業間マッチングや各種事業関係者との連 携促進を図った。 (2)研究部会支援事業 ① 愛媛の宝の育て方!磨き方!届け方!研究部会 県内ものづくり従事者の連携・協働による地域資源(木材、農産物等)を活用した新 商品開発を目的に、新たに設定したコンセプトに基づく商品(木工雑貨、衣服、化粧水、 陶磁器等)を開発し、伊織松山店ほか、京都、新潟において展示会を行い、販路開拓に 努めた。 構 成 員 研究部会開催回数 ㈱大五木材、無茶々園、Sa-Rah、スギウラ工房、 8回 - 23 - 23 - ② 新しいデザインの金封開発研究部会 現代の生活スタイルの変化(慣習の形骸化、思考や価値観の多様化など)に沿った新 たな金封等の開発を目的に、新たに設定したコンセプトに基づき、水引に木材や真珠を 組み合わせた金封・ポチ袋等を試作した。平成 27 年度には第 26 回国際文具・紙製品展 ISOT に出展し、販路開拓・拡大に努め、東急ハンズ等において販売を開始することが出 来た。 構 成 員 研究部会開催回数 ㈲ヤマニシ、マルマツ紙業㈱、 愛媛県産業技術研究所紙産業技術センター 6回 ③ 愛媛県産農水産物加工利用研究部会 愛媛の豊富な地域資源(はだか麦、魚類)が持つ機能性成分に着目し、県内の農水産 物生産者とものづくり事業者(加工食品分野)が連携し、えひめ・まつやま産業まつり 「すごいもの博 2015」に出展した。その際の課題をまとめ、今後のイベント、店舗など での提案方法を改善する方向性をも検討した。 構 成 員 研究部会開催回数 森文醸造㈱、(株)村要本店、(株)曽我増平商店、 カワイシ醤油(株)(有)地蔵味噌、マルマサ醤油(株)、 (有)宮居醤油店、(株)高田商店、 愛媛県醤油味噌協同組合、 (株)藤田精麦、 愛媛県産業技術研究所食品産業技術センター 4回 ④ 血糖上昇抑制効果パン開発研究部会 愛媛の豊富な地域資源(はだか麦、魚類)が持つ機能性成分に着目し、県内ものづく り事業者が連携した、血糖値を上げにくいパンの開発を目的に、試作品の開発と品質の 確認、ラットを用いた血糖値抑制効果の検討を行った。 構 成 員 研究部会開催回数 (有)内田パン、(株)マエダ、愛媛大学、松山商工会議所、 愛媛県産業技術研究所食品産業技術センター 5回 ⑤ 院内消臭研究部会 医療機関のニーズに応えるため試作してきた病院内のにおいを消臭又は軽減する製品 について、効率的な検証を行うため、消臭効果の評価方法についての検討を重ね、ヒア リング調査と情報収集を行った。 構 成 員 研究部会開催回数 (株)イトウ、カミ商事(株) 、 愛媛県産業技術研究所 紙産業技術センター 4回 1.15 中小企業製品開発プロジェクト支援事業(地域産業活性化基金事業) 【予算額:3,274 千円】 【決算額:245 千円】 経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業で実施した「炭素繊維強化プラスチック用三 - 24 - 24 - 次元形状のプレス切断金型および成形/切断金型の開発」 (平成 23~25 年度)について、事 業化に向けた課題解決を目的に研究会を開催。加熱成形用金型の制御方法に関する改善策を 検討し、検討結果に基づいて改良を行った。 第1回 第2回 構成員 開催日 場 所 構成員 開催日 場 所 ヤマセイ㈱、愛媛大学、愛媛県産業技術研究所 平成 27 年 8 月 3 日 ヤマセイ㈱(松山市) ヤマセイ㈱、愛媛大学、愛媛県産業技術研究所 平成 27 年 12 月 14 日 ヤマセイ㈱(松山市) 1.16 セルロースナノファイバー活用促進事業(地域産業活性化基金事業) 【予算額:2,353 千円】【決算額:1,956 千円】 セルロースナノファイバー(CNF)の技術開発の進展とビジネス創出に向けて、平成 24 年 度に設置した「えひめCNF研究会」が中心となり、研究会メンバーのほか、京都大学生存 圏研究所等の専門家4名を招き、愛媛大学、産技研、関連企業等のオブザーバー参加のもと 研究会やセミナーを開催する等、CNFに関する最新動向や県内企業の取組状況を共有し、 今後の製品化に向けた意見交換等を行った。 また、愛媛大学に委託し、パルプやコットンを原料とするCNFの物性試験の比較等を実 施して特徴の抽出を行った。 構成員 研究会 丸三産業(株)【座長】、カミ商事(株) 愛媛県産業技術研究所、食品産業技術センター、繊維産業技術センター、 紙産業技術センター、窯業技術センター、(公財)えひめ産業振興財団 開催日 H27.9.4、 H28.3.2 場 所 テクノプラザ愛媛 愛媛県産業技術研究所長 オブザーバー 愛媛県発明協会事務局長 ほか21名 開催日 H28.3.2 場 所 テクノプラザ愛媛 テクノホール 【講演】 〇「セルロースナノファイバー~産業資材は裏山から ~」 京都大学生存圏研究所 教授 矢野 浩之氏 セミナー 講師等 〇「疎水性表面を有する水中対向衝突(ACC)型ナノセ ルロースの製造~中越パルプ工業株式会社との産学連 携秘話を含めて~」 九州大学大学院農学研究院 教授 近藤 哲男氏 - 25 - 25 - 〇「CNF 用途展開の可能性と四国内の CNF 構想」 愛媛大学社会連携推進機構 紙産業イノベーショ ンセンター長 内村 浩美氏 セミナー 講師等 〇「酵素を用いた愛媛県内バイオマスからの CNF 調製に 関する成果報告」 愛媛大学社会連携推進機構 紙産業イノベーショ ンセンター 助教 秀野 晃大氏 〇「CNF の活用に向けた愛媛県の取組みと今後の方針」 愛媛県産業技術研究所 所長 鈴木 貴明氏 【参加者】 県内外の企業、大学、研究機関、行政等 95 名 1.17 改造電気自動車普及促進事業(県委託事業) 【予算額:5,117 千円】【決算額:3,544 千円】 愛媛県EV推進協会の事務局として、県内企業によるEV関連分野での事業化に向けた取 組みを支援した。 (1) 会員への情報提供 国内外における最新情報を収集し、県内事業者に向けて発信した。 (発信回数:12 回) (2) 販路開拓支援 「第7回EV・HEV駆動システム技術展」への出展により、県内事業者が開発した新技 術・新製品の販路開拓を支援した。 日 時 開催場所 出展企業 ブース来場数 商談件数 平成 28 年 1 月 13 日~平成 28 年 1 月 15 日 東京国際展示場(東京都) 共立電気計器㈱、㈱KEINS、三共オートサービス㈱、㈱エムコット 123 社 7件 1.18 ものづくり中小企業・小規模事業者等連携事業創造促進事業(国委託事業) 【予算額:22,443 千円】 【決算額:19,693 千円】 県内中小企業を中心としたグループの革新的でハイリスクな研究開発を支援するため、当 財団が事業管理機関となって以下の事業を実施した。 ○低コストと超軽量化を同時に実現する CFRP(炭素繊維強化プラスチック)製バス部品の開発 期 間 平成 25~27 年度(3年間) ヤマセイ㈱、ビューテック㈱、㈱尼﨑工作所、愛媛大学、愛媛県産業技術 研究実施機関 研究所 開催日 平成 27 年8月 18 日 研究開発推進 第1回 委員会 場 所 テクノプラザ愛媛 - 26 - 26 - 研究開発推進 委員会 成果等 開催日 平成 28 年1月 20 日 場 所 テクノプラザ愛媛 これまでに、CFRP の特性把握と CFRP 用中間基材を加熱成形できる金型を 開発した。これを用いて CFRP 製の部品の試作品を川下企業に提案し、好 意的な評価を得た。今後は量産技術の確立に努める予定。 第2回 1.19 戦略的基盤技術高度化支援事業(国補助事業) 【予算額:22,441 千円】 【決算額:7,324 千円】 県内中小企業を中心としたグループの革新的でハイリスクな研究開発を支援するため、当 財団が事業管理機関となって以下の事業を実施した。 ○裸眼立体表示装置を用いた開腹手術のための術野表示システム開発(国補助事業) 期 間 研究実施機関 平成 27 年度(1年間) エフ・エー・システム・エンジニアリング㈱、愛媛県産業技術研究所 開催日 平成 27 年 12 月 8 日 第1回 場 所 テクノプラザ愛媛 研究開発推進 委員会 開催日 平成 28 年2月 22 日 第2回 場 所 テクノプラザ愛媛 開腹手術を行う執刀医の負担を軽減する目的で、医師のアドバイスなどを 成果等 受けて軽量化などの課題に対応した形で装置の設計を行った。今後は、製 品化に向け試作を行っていく予定。 1.20 地域イノベーション戦略支援事業(国補助事業) 【予算額:18,273 千円】 【決算額:18,124 千円】 水産業の6次産業化による宇和海地域の活性化を目的に、当財団が総合調整機関として、 宇和海地域の課題解決に向けた研究や、水産業の6次産業化を担う人材の育成に取り組むと ともに、研究成果の円滑な技術移転・事業化に向けた活動を行った。 (1)推進体制の構築 ① えひめ水産イノベーション創出推進協議会の設置 産学官金による協議会を設置し、地域イノベーション戦略の策定や地域イノベーション 戦略の実現に向けた各参画機関の取組状況及び成果等の確認、今後の取組みの方向性を決 定した。 (産)愛媛県漁業協同組合連合会、(社)愛媛経済同友会、㈱テクノネットワーク四国 (学)愛媛大学 (官)愛媛県、宇和島市、八幡浜市、西予市、伊方町、愛南町 (金)㈱伊予銀行、㈱愛媛銀行、愛媛信用金庫、宇和島信用金庫、 愛媛県信用漁業協同組合連合会 ② プロジェクトディレクタと地域連携コーディネータの配置 事業全体を統括するプロジェクトディレクタ(1名)と地域密着型の地域コーディネ - 27 - 27 - ータ(2名)を配置し、研究成果の技術移転・事業化に向けて、地域ニーズとのマッチ ングに努めた。 (2)協議会・委員会の開催 研究成果の周知・普及及び効果的な事業運営を目的に、以下の事業を実施した。 えひめ水産イノベーション 2015 公開セミナー 開催日(場所) 平成 27 年 11 月 12 日(愛媛県漁連研修センター) 地域イノベーション戦略支援プログラムを広く周知するとともに、 県内事業者等の意識啓発を図るため、全国漁業協同組合連合会 水 内 容 産物消費拡大対策本部 三浦秀樹部長を講師に迎えて、「水産物消 費の現状とプライドフィッシュプロジェクト」をテーマにセミナー を開催した。 (参加者85名) 外部評価委員会 開催日(場所) 平成28年3月7日(にぎたつ会館) これまでの成果と今後の取組みの方向性等について、客観的な評価 内 容 を受けるため、学識経験者等から評価・助言を得た。 研究成果報告会 開催日(場所) 平成 28 年3月9日(愛媛県漁連研修センター) 本事業の研究成果を広く周知・普及するため、愛媛大学南予水産研 内 容 究センターの研究成果を発表した。 (参加者66名) 1.21 愛媛県地域連携・提案型人づくり事業(県委託事業) 【予算額:3,249 千円】 【決算額:2,683 千円】 県内ものづくり企業の生産性向上と付加価値の高い新製品開発を促進するため、3Dプリ ンターの導入に際して必要となる3次元データの作製研修を実施した。 開催期間 場 所 内 容 参 加 者 平成 27 年 10 月 28 日~12 月 2 日(全8回) テクノプラザ愛媛 3Dスキャナ及び3D-CADを使用して、平面データ及び実物からの 3次元データ作成について講義・実習を行った。 5社 1.22 炭素繊維複合材料加工技術者育成事業(県委託事業) 【予算額:3,045 千円】 【決算額:2.091 千円】 CFRP を活用して新技術・新製品を開発できる高度な知識・技術を持った人材を養成するた め、CFRP の切削加工に関する講習会を開催した。 開催期間 場 所 内 容 参 加 者 平成 28 年3月 23 日 愛媛県産業技術研究所 CFRP に対する加工方法について講義した後、マシニングセンターを使用 して、CFRP 積層板への穴あけ及び切削加工について説明・実演を行った。 6社 - 28 - 28 - 1.23 農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業(国補助事業) 坂の上のクラウドコンソーシアムとして、農業界と経済界が連携して、農業生産に係るコ スト低減や収益性向上等に資する技術・ノウハウの実証事業を実施した。当初計画では実証 事業は平成26年度から28年度の3年間であったが、計画より早期に農業用気象アプリが 実用化できる目処が立ったことから、27年度までの2年間で実証事業を終了し、平成28 年3月に「特定非営利活動法人坂の上のクラウド利用研究会」を設立し、実用化することと なった。 ○ 坂の上のクラウドコンソーシアム構成企業等 農業界 野本農園(農業界代表) 経済界 コンピューターシステム株式会社(経済界代表・総括代表) 公益財団法人えひめ産業振興財団(経理担当) 特定非営利活動法人 ITC愛媛、株式会社ウイン、 株式会社ロジック松山支店、株式会社ハレックス <C:情報化促進支援事業> 1.24 中小企業支援センター情報ネットワークシステム管理運営事業(県委託事業) 【予算額:9,092 千円】【決算額:8,455 千円】 インターネットを通じて中小企業支援機関や商工団体等と連携を図るとともに、各種産業 情報や企業情報等を収集・発信することにより、県内中小企業の情報化を支援するため、愛 媛県からの委託を受け、中小企業支援センター情報ネットワークの管理・運営を行った。 ○名 称 愛媛県中小企業支援センター情報ネットワーク(ehime-iinet) ○発信する情報 ・ 愛媛のプロフィール ・ 産業情報 企業情報、物産情報、伝統産業情報、商店街情報、図書・ビデオ情報 ・ 提供情報 中小企業支援情報、その他財団事業情報 1.25 高度IT人材創出・育成事業(県補助事業) 【予算額:5,550 千円】 【決算額:3,403 千円】 ① 高度IT人材研修 高度化する情報関連産業のニーズを踏まえ、実践的かつ即戦力として活躍できる人材を 育成するため、愛媛県の補助を受け、IT技術者の実務・技術両面のスキルアップにつ ながる高度IT人材創出・育成研修を5講座実施した。 - 29 - 29 - (委託先:セイ・コンサルティング・グループ株式会社) 場所:テクノプラザ愛媛 講 座 名 研 修 内 容 実施日 (日数) 受講者数 (修了者数) 受講料 モバイルデバイス対応やビッグデー クラウド時代の タ活用など、クラウド時代を踏まえた 平成 27 年 ためのクラウド 新しい開発プラットフォームがどん 9 月 28 日 の基礎と要件定 どん登場する中、クラウドを俯瞰的に 理解し、現場で提案できる要件定義等 義研修 10 名 (10 名) 15,000 円 11 名 (11 名) 15,000 円 12 名 (12 名) 15,000 円 13 名 (13 名) 15,000 円 13 名 (13 名) 15,000 円 ~9 月 29 日 (2日間) について学習した。 Java の キ ホ ン 技術者に必要なJavaプログラミング 平成 27 年 ぶ のエッセンスを学びながら、Android 11 月 4 日 か ら 学 Android アプリ アプリ開発を学習した。 入門研修 ~11 月 5 日 (2日間) クライアントからサーバまでのパケ ットの流れを通して学習することに 平成 27 年 より、ネットワークシステム全般の理 11 月 19 日 ネットワークの 基本とトラブル 解と、マシンを使ったグループ作業で ~11 月 20 日 ネットワークトラブルや設計の知識 (2日間) シューティング とセキュリティの考え方を学習した。 ファイアウォー ネットワークの基本を振り返りなが ら、 ネットワークシステムの脅威と ルと暗号技術で 脆弱性を仕組みから理解し、その対策 理解するネット 技術と設定および考え方を演習を通 ワークセキュリ して学習した。 平成 27 年 12 月 21 日 ~12 月 22 日 (2日間) ティ システム開発や運用で発生する問題 を、いろいろな視点から考察し、論 IT技術者のた 理的思考に基づき、問題原因の本質 を究明し対策するスキルを学習し めの問題解決力 た。また、問題を顕在化する前に発 講座 見するための視点及びその方法を考 え、問題発見の意識の持ち方を学習 した。 平成 28 年 1 月 19 日 ~1 月 20 日 (2日間) ② 地域連携型若年者IT人材研修 県内IT企業・団体と連携して、就職活動前の若年者IT人材向けに、ITに関する 知識に触れるとともに、IT業界・IT企業に対する理解を深めてもらうため、現役S - 30 - 30 - Eとの意見交換・実習を4回実施した。 ○第1回 開催日 平成 27 年 8 月 1 日(土) 1日間 参加対象 南予地域にある高等学校の生徒 開催場所 ファイブヴィレッジ株式会社 研修室 協賛企業 ファイブヴィレッジ(株) 、エンザントレイズ(株) 内 容 ・Web サイト構築事例紹介 ・プログラミング実習 ・交流会、学生と社員の座談会 参加者 ○第2回 開催日 高校生 7校 13人 平成 27 年 9 月 16 日(水) 1日間 参加対象 大学生、専門学校生 開催場所 テクノプラザ愛媛別館 1F インキュベートルームK 協賛企業 デジタル・インフォメーション・テクノロジー(株) 内 容 ・大規模システム開発の現場について ・パケット通信の仕組みについて ・学生と社員との座談会 参加者 ○第3回 開催日 大学生3人、専門学校生14人、計17人 平成 27 年 11 月 14 日(土) ・25 日(水) 12 月 2 日(月) 、14 日(月)、21 日(月) 5日間 参加対象 大学生、専門学校生 開催場所 愛媛大学総合情報メディアセンター 共催団体 愛媛県IT推進協会、愛媛大学産学官連携推進センター 講 師 愛媛大学大学院 内 容 ・新聞社説を要約 文章作成 課題「相撲を楽しむ」 「道案内」 「トランプで遊ぶ」 文書チェック技術レベルアップ 参加者 ○第4回 開催日 大学生3人、専門学校生10人、社会人6人、計19人 平成 28 年 2 月 26 日(金) 1日間 参加対象 大学1年~3年生、大学院1年生、専門学校生 開催場所 テクノプラザ愛媛別館 交流型会議室 協賛団体 愛媛県情報産業サービス協議会 [ 担当企業: (株)IJC ] 内 容 ・プログラムの設計を体験してみよう! (独自の発送で設計を楽しむ) ・ものづくりを体験してみよう!(プログラムの作成と発表) - 31 - 31 - ・SEの仕事とは何か? 実際にSEとして活躍している先輩に話を聞いてみよう! 参加者 大学生1人、専門学校6人、計7人 ③IT異業種交流研修 ア 異業種事業者との交流によるソリューション研究 内 容 「えひめITソリューション研究会」を設置、事務局運営 「農業のIT化」をテーマとして、研究会を開催し、異業種との連携・交 流によってソリューション力を高め、自社製品の開発を目指すための研究会 を開催した。 参加IT企業 4社、農業者 2個人、アドバイザー企業 1社 意見交換 イ 愛媛県農林水産研究所、愛媛大学農学部 WEBデザインセミナー 開 催 日 平成 28 年3月8日(火)13:30~17:00 開催場所 テクノプラザ愛媛別館 交流型会議室 テ ー マ DTP デザイナーや Web デザイナー初心者のための 0からのWEBデザインセミナー 参加者数 18 名 1.26 情報化基盤整備促進事業(基盤整備基金事業) 【予算額:3,417 千円】【決算額:2,314 千円】 (1)企業がIT導入の必要性を実感し実践に移すため、実践企業の事例を学ぶセミナーの開催 県内中小企業者が情報通信機器を有効に活用し、自ら情報化を推進していけるよう、IT 利活用の支援に関するセミナー開催等の啓蒙普及活動や情報収集等を実施した。 ○IT利活用支援セミナー 開 催 日 平成 28 年 1 月 26 日(火)13:00~16:30 開催場所 テクノプラザ愛媛 テクノホール テ ー マ 旅行(前・中・後)の来訪者に届ける 愛媛県観光情報発信力向上セミナー 参加者数 71 名 (2)中小企業支援センターホームページの運営 中小企業支援センターホームページ(財団HP)の運営管理を行った。 - 32 - 32 - 2 (収1)収益事業 2.1 テクノプラザ愛媛管理運営事業(県委託事業) 愛媛県から、テクノプラザ愛媛本館及び別館の指定管理者の指定を受け、両施設の管理・ 運営を行った。 管理・運営に当たっては、施設の設置目的並びに指定管理者業務仕様書に基づき、企業等 の多様なニーズに対応するとともに、利用者への広く公平なサービスの提供と安全性の確保 を図ることはもとより、施設の機能を十分活かした管理・運営を行った。 テクノプラザ愛媛本館利用状況 利用施設 件 数 人 数 テクノホール 197 18,803 一般研修室 221 6,424 OA研修室 32 654 特別会議室 84 1,671 一般会議室 379 6,408 小会議室 219 3,566 合 計 1,132 37,526 テクノプラザ愛媛別館利用状況 利用施設 件 数 人 数 交流型会議室 37 488 合 計 37 488 テクノプラザ愛媛本館 ① インキュベート施設の概要 インキュベート・ルーム:21室[19.74㎡~71.60㎡] 飲食業に関するインキュベート・ルーム:1室[245.38㎡] 入居企業の状況 ② 室 名 入居企業名 産業分野 入居許可期間 ㈱Green Label (飲食業に関するインキュベー ト・ルームとして、SOHSOHうめに うぐいすを運営) 飲 業 H26. 9~H28. 8 201 (一社)愛媛県発明協会 ビジネス支援 H27. 4~H28. 3 202 ㈱エンカレッジ ビジネス支援 H20. 9~H28. 8 203 (有)上田電子開発 情 報 通 信 H24. 5~H28. 4 204 WEB TOUCH 村田大吾 情 報 通 信 H23. 2~H29. 1 205 (特非)ポジティブリサイクル21 環 境 H25. 6~H28. 5 206 ㈱プライサー 情 報 通 信 H21. 5~H28. 4 レストラ ン 食 - 33 - 33 - 備 考 301 ㈱KEINS E V 事 業 H24. 6~H28. 5 302 ㈱Teeth Crew 医療機器・ 用 品 H27. 8~H28. 7 8月入居 303 カイゼン㈱ 環 境 H24. 2~H27.10 10月退去 304 ㈱エムページ 情 報 通 信 H26. 6~H28. 5 305 ㈱ライフセコ 環 H27. 8~H28.7 306 ㈱夢大地 新製造技術 H23. 3~H29. 2 307 ㈱カーキュート 製 造 販 売 H27.10~H28. 9 308 西日本電信電話㈱愛媛支店 ビジネス支援 H 3. 4~H28. 3 309 ㈱ジェイコム 医療・福祉 H26. 3~H29. 2 310 ㈱おひさま 医療・福祉 H25. 6~H28. 5 311 ㈱グラスプクリエーションズ 情 報 通 信 H23. 6~H28. 5 317 愛媛県中小企業団体中央会 ビジネス支援 H26. 3~H29. 2 318 愛媛県中小企業団体中央会 ビジネス支援 H28. 3~H29. 2 319 ㈱リーガル 情 報 通 信 H23.7~H27. 4 320 ㈱和設計 建 H26.4~H27. 3 全22室 平成 28 年3月 31 日現在 境 設 8月入居 10月入居 4月退去 入居企業:19 社 20 室(入居率:89.77/年間) テクノプラザ愛媛別館 ① インキュベート施設の概要 インキュベート・ルーム:11室[17.17㎡~123.66㎡] ② 入居企業の状況 室 名 A~K 入 居 企 業 名 産 業 分 野 デジタル・インフォメーション・ 情報通信 テクノロジー㈱ 全11室 平成28年3月31日現在 入居許可期間 備 考 H25.3~H29. 2 入居企業:1社11室(入居率:100%/年間) - 34 - 34 - (1)情報提供業務 ホームページに県内中小企業に必要な情報を掲載するほか、国・県の施策に関するリーフ レットや、各種調査の報告書等を館内に配置して、情報の提供を行った。 更に、入居者に対しては、インキュベーション・マネージャーやビジネスサポートオフィ ス、隣接する産業技術研究所と連携し、それぞれのニーズに応じた情報の提供に努めた。 (2)利用促進業務 ホームページによる情報発信、施設案内パンフレットの配布、更には経済誌への広告掲載 やマスコミ等への随時情報の提供などを通じ、積極的にPRした。 また、各種団体、企業、大学及び試験研究機関等の機関誌による広報や企業訪問による宣 伝活動を行うほか、財団のネットワークを最大限に活用して利用の促進を図った。 (3)施設の維持管理に関する業務 施設を適切に運営するために、日常的に施設の点検を行い、安全かつ安心して利用できる よう保全に努め、建築物等の不具合については、速やかに改善を図るとともに、清潔な景観 保持に努めた。 3 (他1)その他の事業 3.1 設備資金貸付事業(県借入金事業、県補助事業) 償還業務及び巡回指導業務を実施した。 3.2 設備貸与事業(県等借入金事業) 償還業務及び巡回指導業務を実施した。 3.3 機械類貸与事業(県借入金事業) 償還業務及び巡回指導業務を実施した。 - 35 - 35 - Ⅲ 庶務概要 1 役員等の状況 評 議 員 理 事 監 事 8名 11名 理 事 長 専務理事 常務理事 1名 1名 1名 2名 評議員 職 名 評 議 員 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 平成 27 年 7 月 16 日現在 氏 名 役 職 名 関口 訓央 愛媛県産業支援局長 平野陽一郎 松山市産業経済部長 中村 雅人 松山大学経営学部長 谷口 佳文 新居浜工業高等専門学校教授 清水 進 愛媛経済同友会専務理事 井手 正一 愛媛県信用保証協会業務統括部長 梶本 環 愛媛県市長会事務局長 渡部 明忠 愛媛県町村会事務局長 任期:平成28年開催定時評議員会終結時まで 理事等 職 名 理 事 長 専務理事 常務理事 理 事 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 監 事 〃 備 考 新任(H27.7.16) 新任(H27.4.23) 新任(H27.4.23) 新任(H27.5.15) 平成 28 年 4 月 1 日現在 氏 名 役 職 名 森田 浩治 株式会社伊予銀行取締役相談役 渡瀬 賢治 公益財団法人えひめ産業振興財団総務企画部長 三好 利一 公益財団法人えひめ産業振興財団産業振興部長 本田 元広 株式会社愛媛銀行頭取 仁科 弘重 国立大学法人愛媛大学社会連携推進機構長 服部 正 公益社団法人愛媛県紙パルプ工業会会長 近藤 聖司 四国タオル工業組合理事長 越智 仁司 愛媛県輸出縫製品工業協同組合理事長 塩崎 桂 愛媛県商工会議所連合会事務局長 高橋 章司 愛媛県商工会連合会事務局長 松本 英樹 愛媛県中小企業団体中央会事務局長 弓山 慎也 愛媛信用金庫理事長 関谷 幸男 愛媛県信用農業協同組合連合会理事長 任期 理事:平成28年開催定時評議員会終結時まで 監事:平成28年開催定時評議員会終結時まで - 36 - 36 - 備 考 新任(H28.4.1) 新任(H27.4.1) 新任(H27.4.1) 新任(H27.4.1) 2 理事会の開催状況 開催年月日 開催場所 付 議 事 項 議決状況 平成 27 年 持ち回り 4 月 22 日(水) (1) 常務理事の選定について 平成 27 年 5 月 29 日(金) 15:30~ 平成 27 年 8 月 26 日(水) (1)平成 26 度事業及び決算について 原案議決 (2)平成 27 年度収支予算の補正について (3)定時評議員会の招集について (1)平成 27 年度事業計画の一部変更並びに 原案議決 収支予算の補正について テクノプラザ 愛媛 特別会議室 持ち回り 原案議決 平成 27 年 持ち回り 11 月 5 日(木) (1)平成 27 年度事業計画の一部変更並びに 原案議決 収支予算の補正について 平成 27 年 持ち回り 12 月 2 日(水) (1)平成 27 年度事業計画の一部変更並びに 原案議決 収支予算の補正について 平成 28 年 2 月 2 日(火) (1)平成 27 年度収支予算の補正について 持ち回り 平成 28 年 テクノプラザ 3 月 16 日(水) 愛媛 15:30~ 特別会議室 平成 28 年 4 月 1 日(金) 持ち回り 原案議決 (1)平成 28 年度事業計画及び収支予算等に 原案議決 ついて (2) 資産の運用について (3) 評議員会の招集について (1) 専務理事の選定について 原案議決 - 37 - 37 - 3 評議員会の開催状況 開催年月日 開催場所 付 議 事 項 議決状況 平成 27 年 持ち回り 4 月 16 日(木) (1)評議員の選任について 平成 27 年 5 月 7 日(木) 持ち回り (1)評議員の選任について 原案議決 平成 27 年 6 月 15 日(月) 10:30~ 平成 27 年 7 月 6 日(月) テクノプラザ 愛媛 特別会議室 持ち回り (1)平成 27 年度収支予算の補正について 原案議決 平成 27 年 9 月 4 日(金) 持ち回り (1)平成 27 年度事業計画の一部変更並びに 原案議決 収支予算の補正について 平成 27 年 持ち回り 11 月 12 日(木) (1)平成 27 年度事業計画の一部変更並びに 原案議決 収支予算の補正について 平成 27 年 持ち回り 12 月 14 日(月) (1)平成 27 年度事業計画の一部変更並びに 原案議決 収支予算の補正について 平成 28 年 持ち回り 2 月 19 日(金) (1)平成 27 年度収支予算の補正について 平成 28 年 テクノプラザ 3 月 25 日(金) 愛媛 13:30~ 特別会議室 (1)平成 28 年度事業計画及び収支予算等に 原案議決 ついて (2)理事の選任について 原案議決 (1)評議員の選任について 原案議決 原案議決 - 38 - 38 - 4 職員の状況 平成 28 年 4 月 1 日現在 所 属 職 名 氏 名 総務企画部 ○総務課 〃 〃 〃 ○企画情報課 〃 ○中小企業支援課 〃 部 長 参事課長 副 課 長 〃 主 任 課 長 副 課 長 課 長 主 任 渡 羽 清 木 武 平 竹 二 穴 瀬 藤 家 下 田 田 村 宮 山 賢 治 環 さつみ 学 和 高 匠 吾 宏 厚 和 久 産業振興部 ○新事業支援課 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 ○産業振興課 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 ○産学官連携推進課 〃 〃 〃 〃 部 長 課 長 副 課 長 担当課長 専 門 員 〃 主任研究員 〃 研 究 員 課 長 専 門 員 担当課長 〃 主 任 〃 〃 主 事 〃 〃 研 究 員 〃 課 長 担当課長 主 任 〃 〃 三 佐 西 高 谷 松 大 岡 福 中 藤 青 飯 兵 加 浦 吉 北 長 福 兵 重 菊 明 八 三 好 伯 川 尾 泉 長 川 田 嶋 矢 田 野 野 頭 地 元 川 代 岡 田 頭 松 地 賀 塚 好 利 一 勲 昌 祐 浩 司 忠 幸 美 樹 徹 好 昭 利 昭 裕 之 雅 彦 文 武 重 樹 一 裕 祐 介 明 文 久 紀 子 宏 成 泰 三 一 成 博 之 敏 夫 久 弥 愛 実 千 春 備 専務理事が兼務 出納員を兼務 愛媛県から派遣 常務理事が兼務。愛媛県から派遣 愛媛県から派遣 (愛媛県経済労働部産業創出課 農商工連携係長) 愛媛県から派遣 (愛媛県経済労働部産業創出課 専門員) 愛媛銀行から出向 愛媛銀行から出向 伊予銀行から出向 愛媛県から派遣 愛媛県から派遣 (愛媛県経済労働部産業創出課 新事業支援係長) ( 〃 〃 〃 技術振興係長) ( 〃 〃 産業創出課 主任) ( 〃 〃 〃 主任) ( 〃 〃 〃 主任) ( 〃 〃 〃 主事) ( 〃 〃 経営支援課 主事) ( 〃 〃 産業政策課 主事) 伊予銀行から出向 愛媛信用金庫から出向 (愛媛県産業技術研究所企画管理部 担当係長) (愛媛県経済労働部産業創出課 産学官連携係長) (愛媛県産業技術研究所企画管理部 主任) (愛媛県経済労働部産業創出課 主任) ( 〃 〃 〃 主任) - 39 - 39 - 考 事業報告の附属明細書 1 許認可等について補足すべき重要な事項 許可、認可、承認等に関する事項 申請年月日 申請事項 許可等年月日 平成 12 年 5 月 11 日 愛媛県中小企業支援セ 平成 12 年 5 月 11 日 備 考 中小企業支援法第 7 条第 1 項の規定による ンター(指定) 平成 17 年 6 月 23 日 中核的支援機関(認定) 平成 17 年 7 月 8 日 中小企業の新たな事業活 動の促進に関する法律第 26 条第1項の規定による 平成 20 年 9 月 26 日 指定管理者(テクノプ 平成 20 年 12 月 12 愛媛県公の施設設置及び ラザ愛媛) (平成 21 年 日 管理に関する条例第 11 条 4 月1日から平成 26 第 3 項の規定による 年 3 月 31 日まで) 平成 20 年 9 月 26 日 指定管理者(愛媛県産 平成 20 年 12 月 12 愛媛県公の施設設置及び 業情報センター) (平成 日 管理に関する条例第 11 条 21 年 4 月1日から平 第 3 項の規定による 成 26 年 3 月 31 日ま で) 平成 25 年 1 月 31 日 経営革新等支援業務を 平成 25 年 3 月 21 日 行う者(認定) 中小企業の新たな事業活 動の促進に関する法律第 17 条第1項の規定による 平成 25 年 9 月 20 日 指定管理者(テクノプ 平成 25 年 12 月 13 愛媛県公の施設設置及び ラザ愛媛(旧愛媛県産 日 管理に関する条例第 11 条 業情報センターを含 第 3 項の規定による む) )(平成 26 年 4 月 1日から平成 31 年 3 月 31 日まで) - 40 - 40 - 貸 借 対 照 表 平成 28年3月31日現在 (単位 : 円) 科 目 Ⅰ 資産の部 1.流動資産 現金預金 未収金 リース投資資産 未収割賦販売債権 未収リース債権 未収リース債権規定損害金 未収設備資金貸付金 貸倒引当金 前払金 仮払金 立替金 流動資産合計 2.固定資産 (1) 基本財産 基本財産預金 基本財産引当有価証券 基本財産合計 (2) 特定資産 技術振興基金引当有価証券 技術振興基金預金 地域産業活性化基金引当有価証券 地域産業活性化基金預金 基盤整備基金引当有価証券 基盤整備基金預金 有価証券償還時原資補填引当預金 退職給付引当資産 地域中小企業応援ファンド事業基金預金 地域中小企業応援ファンド事業基金有価証券 借入金返済準備預金 貸与事業補填準備金預金 特定資産合計 (3) その他固定資産 車両運搬具 車両運搬具減価償却累計額 什器備品 什器備品減価償却累計額 リース資産 リース資産減価償却累計額 破産更生債権 電話加入権 出資金 その他固定資産合計 固定資産合計 資産合計 当年度 前年度 増 減 480,966,897 199,763,891 0 62,592,504 16,261,800 4,497,100 6,768,000 △ 48,764,753 28,500 6,771 4,759 722,125,469 483,266,826 199,345,918 2,037,202 65,432,504 20,822,200 5,097,100 7,968,000 △ 42,207,508 28,500 810,215 0 742,600,957 △ 2,299,929 417,973 △ 2,037,202 △ 2,840,000 △ 4,560,400 △ 600,000 △ 1,200,000 △ 6,557,245 0 △ 803,444 4,759 △ 20,475,488 40,026,632 979,267,809 1,019,294,441 40,026,632 979,189,557 1,019,216,189 0 78,252 78,252 439,858,553 60,039,771 449,873,436 200,078,056 149,735,548 150,042,606 2,618,854 110,643,644 57,247 12,477,712,187 25,431,629 60,574,979 14,126,666,510 499,161,929 14,001 647,626,203 9,106 298,065,896 3,316 6,977,342 104,211,895 57,247 12,480,600,524 22,019,586 60,574,979 14,119,322,024 △ 59,303,376 60,025,770 △ 197,752,767 200,068,950 △ 148,330,348 150,039,290 △ 4,358,488 6,431,749 0 △ 2,888,337 3,412,043 0 7,344,486 3,295,950 △ 3,295,947 3,663,684 △ 1,602,861 23,256,450 △ 23,256,450 1,024,000 1,885,912 73,800 5,044,538 15,151,005,489 15,873,130,958 3,295,950 △ 3,070,853 3,663,684 △ 686,940 23,256,450 △ 21,335,160 3,242,275 1,885,912 73,800 10,325,118 15,148,863,331 15,891,464,288 0 △ 225,094 0 △ 915,921 0 △ 1,921,290 △ 2,218,275 0 0 △ 5,280,580 2,142,158 △ 18,333,330 - 41 - 41 - 貸 借 対 照 表 平成 28年3月31日現在 (単位 : 円) 科 目 Ⅱ 負債の部 1.流動負債 未払金 前受金 預り金 短期借入金 一年内返済予定長期借入金 賞与引当金 リース債務 流動負債合計 2.固定負債 長期借入金 退職給付引当金 長期預り金 割賦設備保証金 固定負債合計 負債合計 Ⅲ 正味財産の部 1.指定正味財産 国庫補助金 寄付金 指定正味財産合計 (うち基本財産への充当額) (うち特定資産への充当額) 2.一般正味財産 (うち基本財産への充当額) (うち特定資産への充当額) 正味財産合計 負債及び正味財産合計 ( ( ( ( 当年度 前年度 254,778,637 2,532,890 1,983,572 106,726,842 5,361,000 5,420,074 0 376,803,015 188,726,115 2,635,080 1,577,745 111,077,821 14,214,000 5,140,728 2,034,197 325,405,686 66,052,522 △ 102,190 405,827 △ 4,350,979 △ 8,853,000 279,346 △ 2,034,197 51,397,329 12,500,000,000 110,643,644 17,788,495 13,074,500 12,641,506,639 13,018,309,654 12,505,361,000 104,211,895 19,485,426 13,074,500 12,642,132,821 12,967,538,507 △ 5,361,000 6,431,749 △ 1,696,931 0 △ 626,182 50,771,147 410,000,000 2,008,895,345 2,418,895,345 1,019,294,441 1,399,600,904 435,925,959 0 116,421,962 2,854,821,304 15,873,130,958 408,195,241 2,005,887,210 2,414,082,451 1,019,216,189 1,394,866,262 509,843,330 0 120,243,867 2,923,925,781 15,891,464,288 1,804,759 3,008,135 4,812,894 78,252 4,734,642 △ 73,917,371 0 △ 3,821,905 △ 69,104,477 △ 18,333,330 - 42 - 42 - ) ( ) ( ) ( ) ( 増 減 ) ( ) ( ) ( ) ( ) ) ) ) 正味財産増減計算書 (単位:円) 平成 27年4月1日から平成 28年3月31日まで 科 目 Ⅰ 一般正味財産増減の部 1.経常増減の部 (1) 経常収益 基本財産運用益 基本財産受取利息 特定資産運用益 技術振興基金受取利息 地域産業活性化基金受取利息 基盤整備基金受取利息 地域中小企業応援ファンド基金受取利息 特定資産受取利息 受取会費 賛助会員受取会費 事業収益 事業受託収益 受取受講料 テクノプラザ愛媛管理等受託収益 テクノプラザ愛媛利用料収益 その他利用料収益 割賦設備収益 受取割賦損料 受取リース料 受取保険代理手数料 リース設備売却益 受取補助金等 受取国庫補助金 受取地方公共団体補助金 受取民間補助金 雑収益 受取利息 受取配当金 雑収益 経常収益計 (2) 経常費用 事業費 給料手当 賃金 退職給付費用 福利厚生費 賞与引当金繰入額 会議費 旅費 通信運搬費 リース設備減価償却費 減価償却費 備品費 消耗備品費 消耗品費 修繕費 印刷製本費 燃料費 光熱水料費 使用料及び賃借料 広告宣伝費 支払保険料 諸謝金 租税公課 支払負担金 当年度 [ [ [ [ [ [ [ 16,791,747 16,791,747 218,143,487 6,955,850 5,807,578 1,095,705 204,204,906 79,448 4,780,000 4,780,000 261,582,000 115,603,091 885,000 100,285,760 37,792,360 1,035,359 0 0 4,072,900 12,530 1,895,000 135,585,978 71,864,565 63,721,413 0 2,779,184 84,335 300 2,694,549 639,662,396 前年度 ] [ ] [ ] [ ] [ ] [ ] [ 694,478,193 ] [ 68,471,867 28,235,253 5,959,055 21,324,503 5,106,638 104,490 18,161,796 3,975,070 0 3,039,795 3,002,822 2,465,051 11,046,302 22,046,140 3,321,254 2,529,780 14,236,217 11,553,149 369,360 195,760 75,413,300 6,307,289 11,838,329 - 43 - 45 - 16,792,060 16,792,060 224,244,234 7,841,632 8,759,840 3,359,930 204,204,906 77,926 4,980,000 4,980,000 262,529,759 107,801,797 959,000 100,092,224 36,081,710 986,961 2,544,000 35,522 12,742,100 16,445 1,270,000 194,432,295 122,984,564 62,648,011 8,799,720 2,344,607 87,328 300 2,256,979 705,322,955 増 減 ] [ ] [ ] [ ] [ ] [ ] [ 685,159,318 ] [ 64,754,773 25,348,002 △ 352,742 20,148,749 4,657,418 84,408 16,706,476 5,078,276 2,523,900 16,813,575 14,439,001 2,918,394 8,672,448 17,062,158 1,418,796 3,880,276 14,913,887 11,109,004 0 208,488 67,971,310 6,532,979 10,327,149 △ 313 △ 313 △ 6,100,747 △ 885,782 △ 2,952,262 △ 2,264,225 0 1,522 △ 200,000 △ 200,000 △ 947,759 7,801,294 △ 74,000 193,536 1,710,650 48,398 △ 2,544,000 △ 35,522 △ 8,669,200 △ 3,915 625,000 △ 58,846,317 △ 51,119,999 1,073,402 △ 8,799,720 434,577 △ 2,993 0 437,570 △ 65,660,559 ] ] ] ] ] ] 9,318,875 ] 3,717,094 2,887,251 6,311,797 1,175,754 449,220 20,082 1,455,320 △ 1,103,206 △ 2,523,900 △ 13,773,780 △ 11,436,179 △ 453,343 2,373,854 4,983,982 1,902,458 △ 1,350,496 △ 677,670 444,145 369,360 △ 12,728 7,441,990 △ 225,690 1,511,180 正味財産増減計算書 (単位:円) 平成 27年4月1日から平成 28年3月31日まで 科 目 支払助成金 委託費 支払手数料 支払利息 雑費 割賦販売原価 リース原価 貸倒引当金繰入額 管理費 報酬 給料手当 賃金 退職給付費用 福利厚生費 賞与引当金繰入額 会議費 旅費 通信運搬費 減価償却費 消耗備品費 消耗品費 修繕費 印刷製本費 燃料費 使用料及び賃借料 支払保険料 諸謝金 租税公課 支払負担金 委託費 支払手数料 雑費 経常費用計 当期経常増減額 2.経常外増減の部 (1) 経常外収益 経常外収益計 (2) 経常外費用 経常外費用計 当期経常外増減額 当期一般正味財産増減額 一般正味財産期首残高 一般正味財産期末残高 Ⅱ 指定正味財産増減の部 基本財産運用益 基本財産受取利息 特定資産運用益 技術振興基金受取利息 地域産業活性化基金受取利息 基盤整備基金受取利息 一般正味財産への振替額 一般正味財産への振替額 当期指定正味財産増減額 指定正味財産期首残高 指定正味財産期末残高 Ⅲ 正味財産期末残高 [ [ [ [ 当年度 263,812,209 102,781,267 543,760 43,290 0 0 2,037,202 6,557,245 19,101,574 ] [ 1,200,000 8,038,410 1,033,974 472,694 1,491,246 313,436 19,105 298,780 116,057 22,510 45,792 379,870 110,832 17,280 26,699 707,055 844,220 2,764,800 128,100 186,340 534,822 349,552 0 713,579,767 △ 73,917,371 前年度 249,778,934 111,645,872 590,600 101,721 17,200 2,544,000 6,977,063 △ 1,712,797 18,591,469 ] [ 1,200,000 6,748,671 1,714,917 △ 368,604 1,424,110 483,310 37,348 261,056 142,719 27,011 380,340 443,279 247,644 185,760 67,092 771,502 893,300 2,764,800 159,300 109,340 567,222 330,492 860 703,750,787 1,572,168 増 減 14,033,275 △ 8,864,605 △ 46,840 △ 58,431 △ 17,200 △ 2,544,000 △ 4,939,861 8,270,042 510,105 ] 0 1,289,739 △ 680,943 841,298 67,136 △ 169,874 △ 18,243 37,724 △ 26,662 △ 4,501 △ 334,548 △ 63,409 △ 136,812 △ 168,480 △ 40,393 △ 64,447 △ 49,080 0 △ 31,200 77,000 △ 32,400 19,060 △ 860 9,828,980 △ 75,489,539 0 0 0 0 0 △ 73,917,371 509,843,330 435,925,959 0 0 1,572,168 508,271,162 509,843,330 0 0 △ 75,489,539 1,572,168 △ 73,917,371 16,776,448 ] [ 16,776,448 17,721,269 ] [ 6,796,697 8,121,568 2,803,004 △ 29,684,823 ] [ △ 29,684,823 4,812,894 2,414,082,451 2,418,895,345 2,854,821,304 - 44 - 46 - 16,776,772 ] [ 16,776,772 17,747,349 ] [ 6,800,706 8,134,616 2,812,027 △ 35,791,566 ] [ △ 35,791,566 △ 1,267,445 2,415,349,896 2,414,082,451 2,923,925,781 △ 324 ] △ 324 △ 26,080 ] △ 4,009 △ 13,048 △ 9,023 6,106,743 ] 6,106,743 6,080,339 △ 1,267,445 4,812,894 △ 69,104,477 財 産 目 録 平成28年3月31日現在 (単位:円) 科 目 場所・数量等 使用目的等 金 額 Ⅰ資産の部 1 流動資産 現金預金 480,966,897 普通預金 447,966,897 ㈱伊予銀行 愛媛県庁支店 運転資金として (322,482,142) ㈱愛媛銀行県庁支店 〃 (125,379,430) 愛媛信用金庫本店 〃 (105,325) 定期預金 33,000,000 愛媛信用金庫本店 資金運用として 未収金 (33,000,000) 199,763,891 国及び愛媛県他 補助金等の未収分 ㈱伊予銀行 愛媛県庁支店 愛媛県信用農業協同 組合連合会 基本財産等を定期預金、国債、地方債とし て運用している未収利息 他 基本財産等を定期預金、国債として運用し ている未収利息 他 基本財産を定期預金として運用している未 収利息 基本財産を定期預金として運用している未 収利息 施設利用者 テクノプラザ愛媛施設利用料の未収分 野村證券㈱松山支店他 基本財産等を国債、地方債で運用している 未収利息 (19,285,218) 特定資産を地方債で運用している未収利息 (5,184,684) 〃 (7,857,991) ㈱愛媛銀行県庁支店 愛媛信用金庫本店 三菱UFJモルガン・ス タンレー証券㈱ SMBC日興証券㈱ 松山支店 ㈱伊藤園松山支店他 自動販売機設置料の未収分 松山税務署 消費税及び地方消費税の還付金 設備貸与企業1者 リース設備売却料の未収分 未収割賦販売債権 (158,681,764) (4,241,788) (1,441,526) (3,243) (273) (390,770) (82,085) (2,394,549) (200,000) 62,592,504 未収割賦設備 設備貸与企業3者 割賦に係る設備分の未収額 (53,072,319) 未収割賦損料 設備貸与企業3者 割賦に係る損料分の未収額 (9,520,185) 設備貸与企業2者 リース料の未収額 未収リース債権 未収リース債権規定損害金 機器類貸与企業1者 リース契約解除に係る損害賠償金 未収設備資金貸付金 設備資金貸付企業1者 設備資金貸付の未収分 貸倒引当金 要注意先5者、破綻先2 貸倒引当金を算出した額 者、施設利用企業2者 前払金 全国中小企業振興機関 全国中小企業振興機関共済会年金4月分掛 共済会年金 金 仮払金 立替金 16,261,800 4,497,100 6,768,000 △ 48,764,753 28,500 6,771 愛媛労働局 平成27年度概算分労働保険料の仮払分 (6,771) 施設利用者 テクノプラザ愛媛電気料金等の立替分 4,759 流動資産合計 722,125,469 - 45 - 56- 科 目 場所・数量等 使用目的等 金 額 2 固定資産 (1)基本財産 基本財産預金 40,026,632 ㈱伊予銀行 愛媛県庁支店 運用益を管理費の財源に使用している (10,026,632) ㈱愛媛銀行県庁支店 〃 (10,000,000) 愛媛信用金庫本店 〃 (10,000,000) 愛媛県信用農業協同 組合連合会 〃 (10,000,000) 基本財産引当有価証券 979,267,809 利付国債(10年) 運用益を管理費の財源に使用している (308,825,831) 利付国債(20年) 〃 (608,049,463) 東京都公募公債(10年) 〃 (62,392,515) 基本財産合計 1,019,294,441 (2)特定資産 技術振興基金引当有価証券 439,858,553 利付国債(10年) 公益目的保有財産であり、運用益を技術振 興基金事業の財源に使用している (154,183,407) 利付国債(20年) 〃 (252,279,149) 東京都公募公債(10年) 〃 (33,395,997) 技術振興基金預金 60,039,771 ㈱伊予銀行 愛媛県庁支店 ㈱愛媛銀行 県庁支店 公益目的保有財産であり、運用益を技術振 興基金事業の財源に使用している (29,139,771) 〃 (30,900,000) 地域産業活性化基金引当有価証券 449,873,436 利付国債(10年) 公益目的保有財産であり、運用益を地域産 業活性化基金事業の財源に使用している (161,096,329) 利付国債(20年) 〃 (251,881,519) 東京都公募公債(10年) 〃 (36,895,588) 地域産業活性化基金預金 200,078,056 ㈱伊予銀行 愛媛県庁支店 ㈱愛媛銀行 県庁支店 公益目的保有財産であり、運用益を地域産 業活性化基金事業の財源に使用している 〃 基盤整備基金引当有価証券 (97,078,056) (103,000,000) 149,735,548 利付国債(10年) 公益目的保有財産であり、運用益を基盤整 備基金事業の財源に使用している (92,591,379) 利付国債(20年) 〃 (39,846,249) 東京都公募公債(10年) 〃 (17,297,920) 基盤整備基金預金 150,042,606 ㈱伊予銀行 愛媛県庁支店 ㈱愛媛銀行 県庁支店 ㈱伊予銀行 有価証券償還時原資補填引当預金 愛媛県庁支店 公益目的保有財産であり、運用益を基盤整 備基金事業の財源に使用している (76,892,606) 〃 (73,150,000) 有価証券償還時に備え、額面金額と購入金 額の差額補填を引当している預金 - 46 - 57- 2,618,854 科 目 場所・数量等 使用目的等 退職給付引当資産 金 額 110,643,644 退職給付引当預金 105,047,606 ㈱伊予銀行 愛媛県庁支店 プロパー職員の退職金支払いに備え引当し ている預金 (67,608,771) ㈱愛媛銀行県庁支店 〃 (37,438,835) 全国中小企業振興機関 プロパー職員の共済年金の掛金 共済会 地域中小企業応援ファンド ㈱伊予銀行 定期預金で運用し、運用益を地域応援ファンド 愛媛県庁支店 事業の財源に使用している 事業基金預金 共済年金積立金 地域中小企業応援ファンド 事業基金有価証券 5,596,038 57,247 12,477,712,187 利付国債(10年) 満期保有目的で保有し、運用益を地域応援 ファンド事業の財源に使用している (900,610) 北海道公募公債(10年) 〃 (1,881,731,039) 大阪府公募公債(10年) 〃 (3,647,530,995) 兵庫県公募公債(10年) 〃 (1,601,443,195) 大阪市公募公債(10年) 〃 (5,346,106,348) 借入金返済準備預金 ㈱愛媛銀行県庁支店 貸与事業補填準備金預金 ㈱伊予銀行 愛媛県庁支店 地域応援ファンド事業基金造成資金借入金の返 済に備え積立している預金 設備貸与事業資金の不足に備え積立してい る預金 特定資産合計 25,431,629 60,574,979 14,126,666,510 (3)その他固定資産 車両運搬具 自動車3台 公益目的保有財産(比率80%)であり、 事業及び管理に要する自動車 3 什器備品 研究開発機器2機 研究開発に使用するセンサーシステム機器 2,060,823 破産更生債権 設備貸与企業5者 電話加入権 加入権 出資金 愛媛県火災共済協同 組合他 償却債権のうち、償却額を除外した回収可 能額分の債権 事業及び管理に供するため、購入した固定 電話 愛媛県火災共済協同組合への出資他 その他固定資産合計 1,024,000 1,885,912 73,800 5,044,538 固定資産合計 15,151,005,489 資産合計 15,873,130,958 Ⅱ負債の部 1 流動負債 未払金 153者への支払 委託料等の未払分 前受金 施設利用者 受取施設利用料の前受分 2,532,890 一時的に預かったもの 1,983,572 職員分 健康保険料 (118,700) 職員分 厚生年金保険料 (191,117) 預り金 職員及び謝金等支払者 所得税 分 職員分 住民税 短期借入金 254,778,637 (1,227,555) (446,200) 106,726,842 ㈱伊予銀行 愛媛県庁支店 運転資金として (66,726,842) ㈱愛媛銀行県庁支店 運転資金として (40,000,000) - 47 - 58- 科 目 場所・数量等 使用目的等 1年内返済予定長期借入金 額 5,361,000 設備資金貸付及び貸与資金として地方公共 団体からの借入金のうち1年内に借入返済 予定のもの プロパー職員及び愛媛 平成28年6月に支給する賞与のうち、平成27 年12月~平成28年3月の労務の提供に対する 県からの出向職員分 賞与の引当分 愛媛県 賞与引当金 金 流動負債合計 (5,361,000) 5,420,074 376,803,015 2 固定負債 長期借入金 12,500,000,000 12,500,000,000 基金造成資金借入金 愛媛県 地域応援ファンド事業基金造成資金として借入 (10,615,000,000) れた額 四国電力㈱ 〃 (375,000,000) ㈱伊予銀行 愛媛県庁支店 〃 (400,000,000) ㈱愛媛銀行県庁支店 〃 (400,000,000) 愛媛信用金庫本店 〃 (400,000,000) 〃 (300,000,000) 〃 (10,000,000) 愛媛県信用農業協同 組合連合会 愛媛県信用漁業協同 組合連合会 退職給付引当金 110,643,644 退職給付引当金 プロパー職員分 共済年金引当金 〃 プロパー職員の退職金支払いに備えるため の引当金 プロパー職員の共済年金の掛金と同額の引 当金 長期預り金 (105,047,606) (5,596,038) 17,788,495 機械類信用保険預り金 設備貸与企業4者 機械類信用保険金の受領額 (9,262,870) リース信用保険預り金 設備貸与企業2者 リース信用保険金の受領額 (8,525,625) 設備貸与企業3者 ユーザーからの預り割賦設備保証金 割賦設備保証金 固定負債合計 13,074,500 12,641,506,639 負債合計 13,018,309,654 正味財産 2,854,821,304 - 48 - 59- キャッシュ・フロー計算書 平成27年4月1日から平成28年3月31日まで 科 目 Ⅰ 事業活動によるキャッシュ・フロー 1.事業活動収入 基本財産運用収入 基本財産運用収入 特定資産運用収入 特定資産運用収入 会費収入 会費収入 事業収入 事業収入 補助金等収入 補助金収入 雑収入 雑収入 事業活動収入計 2.事業活動支出 事業費支出 事業費支出 管理費支出 管理費支出 事業活動支出計 事業活動によるキャッシュ・フロー Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー 1.投資活動収入 特定資産取崩収入 退職給付引当資産取崩収入 投資活動収入計 2.投資活動支出 特定資産取得支出 有価証券償還時原資補填引当預金取得 支出 借入金返済準備預金取得支出 退職給付引当資産取得支出 固定資産取得支出 固定資産取得支出 投資活動支出計 投資活動によるキャッシュ・フロー Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー 1.財務活動収入 借入金収入 借入金収入 財務活動収入計 2.財務活動支出 借入金返済支出 借入金返済支出 リース債務返済支出 リース債務返済支出 財務活動支出計 財務活動によるキャッシュ・フロー Ⅳ 現金及び現金同等物の増減額 Ⅴ 現金及び現金同等物の期首残高 Ⅵ 現金及び現金同等物の期末残高 前年度 16,767,736 16,767,736 227,121,191 227,121,191 4,780,000 4,780,000 259,986,953 259,986,953 148,188,007 148,188,007 2,626,491 2,626,491 659,470,378 16,768,128 16,768,128 227,119,514 227,119,514 4,980,000 4,980,000 286,557,166 286,557,166 181,852,335 181,852,335 1,672,208 1,672,208 718,949,351 △ 611,027,549 611,027,549 18,629,095 18,629,095 629,656,644 29,813,734 648,124,287 648,124,287 18,942,366 18,942,366 667,066,653 51,882,698 △ 37,096,738 △ 37,096,738 △ 313,271 △ 313,271 △ 37,410,009 △ 22,068,964 0 0 0 1,160,177 1,160,177 1,160,177 △ 1,160,177 △ 1,160,177 △ 1,160,177 11,519,314 5,475,828 6,043,486 1,675,522 3,412,043 6,431,749 0 0 11,519,314 △ 11,519,314 1,721,785 3,412,043 342,000 3,663,684 3,663,684 9,139,512 △ 7,979,335 △ 46,263 0 6,089,749 △ 3,663,684 △ 3,663,684 2,379,802 △ 3,539,979 107,471,442 107,471,442 107,471,442 111,117,821 111,117,821 111,117,821 △ 3,646,379 △ 3,646,379 △ 3,646,379 126,036,421 126,036,421 2,029,370 2,029,370 128,065,791 △ 20,594,349 △ 2,299,929 483,266,826 480,966,897 151,758,422 151,758,422 2,237,370 2,237,370 153,995,792 △ 42,877,971 1,025,392 482,241,434 483,266,826 △ 25,722,001 △ 25,722,001 △ 208,000 △ 208,000 △ 25,930,001 22,283,622 △ 3,325,321 1,025,392 △ 2,299,929 - 49 -49- (単位:円) 増 減 当年度 △ △ △ △ △ 392 △ 392 1,677 1,677 △ 200,000 △ 200,000 26,570,213 26,570,213 33,664,328 33,664,328 954,283 954,283 59,478,973 財 務 諸 表 に 対 す る 注 記 1 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法(定額法)を採用している。 (2) 固定資産の減価償却の方法 ①什器備品・車両運搬具 定額法による減価償却を実施している。 なお、耐用年数は什器備品が4年、車両運搬具の普通自動車が6年、軽四輪自動車が4年である。 ②リース資産 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産 リース期間を耐用年数とし、残存価額を0とする定額法による減価償却を実施している。 (3) 引当金の計上基準 ①貸倒引当金…………………債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については昭和57年12月中小企業庁長官通達に 基づき期末残高の20/1,000を、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討 し、回収不能見込額を計上している。 ②賞与引当金…………………プロパー職員及び愛媛県からの出向職員に対する賞与の支給に備えるため、支給見込額のうち 当期に帰属する額を計上している。 ③退職給付引当金……………プロパー職員の退職金支給に備えるため、期末要支給額の100%に相当する金額を計上している。 ④共済年金引当金……………プロパー職員の福祉の向上のため、年金掛金を拠出し、同額を計上している。 (4) リース取引の処理方法 貸手側の所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る収益の計上基準については、リース料受取時に受取リース料と リース原価を計上する方法によっている。 (5) キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 資金の範囲には、手許現金、要求払預金及び3ヶ月以内に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能であり、かつ、 価格変動について僅少なリスクしか負わない短期的な投資からなっている。 (6) 消費税等の会計処理 消費税等の会計処理は、税込方式によっている。 - 50 -50- 2 基本財産及び特定資産の増減額及びその残高 基本財産及び特定資産の増減額及びその残高は、次のとおりである。 科目 前期末残高 (単位:円) 当期増加額 当期減少額 当期末残高 基本財産 基本財産預金 基本財産引当有価証券 小 計 40,026,632 30,026,632 30,026,632 40,026,632 979,189,557 203,930 125,678 979,267,809 1,019,216,189 30,230,562 30,152,310 1,019,294,441 499,161,929 108,960 59,412,336 439,858,553 特定資産 技術振興基金引当有価証券 技術振興基金預金 地域産業活性化基金引当有価証券 地域産業活性化基金預金 基盤整備基金引当有価証券 基盤整備基金預金 有価証券償還時原資補填引当預金 退職給付引当資産 地域中小企業応援ファンド事業基金預金 地域中小企業応援ファンド事業基金有価証券 借入金返済準備預金 貸与事業補填準備金預金 14,001 60,039,771 14,001 60,039,771 647,626,203 128,013 197,880,780 449,873,436 9,106 200,078,056 9,106 200,078,056 298,065,896 26,380 148,356,728 149,735,548 3,316 150,042,606 3,316 150,042,606 6,977,342 8,652,864 13,011,352 2,618,854 104,211,895 105,389,606 98,957,857 110,643,644 57,247 0 0 57,247 12,480,600,524 708,284 3,596,621 12,477,712,187 22,019,586 25,431,629 22,019,586 25,431,629 60,574,979 60,574,979 60,574,979 60,574,979 小 計 14,119,322,024 611,181,148 603,836,662 14,126,666,510 合 計 15,138,538,213 641,411,710 633,988,972 15,145,960,951 ※地域産業活性化基金引当有価証券及び基盤整備基金引当有価証券の減少額は、5年利付国債の満期償還による。 ※地域産業活性化基金預金及び基盤整備基金預金の増加額は、脚注前項の有価証券を定期預金に運用替えしたことによる。 3 基本財産及び特定資産の財源等の内訳 基本財産及び特定資産の財源等の内訳は、次のとおりである。 科 目 当期末残高 (単位:円) (うち指定正味財 (うち一般正味財 (うち負債に対応 産からの充当額) 産からの充当額) する額) 基本財産 基本財産預金 基本財産引当有価証券 小 計 40,026,632 40,026,632 0 0 979,267,809 979,267,809 0 0 1,019,294,441 1,019,294,441 0 0 439,858,553 389,835,824 50,022,729 0 60,039,771 60,035,434 4,337 0 449,873,436 449,873,436 0 0 特定資産 技術振興基金引当有価証券 技術振興基金預金 地域産業活性化基金引当有価証券 地域産業活性化基金預金 200,078,056 200,078,056 0 0 基盤整備基金引当有価証券 149,735,548 149,735,548 0 0 基盤整備基金預金 150,042,606 150,042,606 0 0 2,618,854 0 2,618,854 0 110,643,644 0 0 110,643,644 57,247 0 0 57,247 12,477,712,187 0 3,201,063 12,474,511,124 借入金返済準備預金 25,431,629 0 0 25,431,629 貸与事業補填準備金預金 60,574,979 0 60,574,979 0 小 計 14,126,666,510 1,399,600,904 116,421,962 12,610,643,644 合 計 15,145,960,951 2,418,895,345 116,421,962 12,610,643,644 有価証券償還時原資補填引当預金 退職給付引当資産 地域中小企業応援ファンド事業基金預金 地域中小企業応援ファンド事業基金有価証券 - 51 -51- 4 担保に供している資産 基本財産預金9,791,926円及び基本財産引当有価証券29,997,513円(帳簿価額)、地域中小企業応援ファンド事業基金預金57,247円 及び地域中小企業応援ファンド事業基金有価証券12,477,712,187円(帳簿価額)は、長期借入金12,500,000,000円の担保に供してい る。 5 満期保有目的の債券の内訳並びに帳簿価額、時価及び評価損益 満期保有目的の債券の内訳並びに帳簿価額、時価及び評価損益は、次のとおりである。 種類及び銘柄 帳簿価額 時 価 (単位:円) 評価損益 基本財産 10年利付国債(第284回) 10年利付国債(第285回) 20年利付国債(第131回) 20年利付国債(第132回) 東京都公募公債(第643回) 小 計 153,784,793 155,041,038 326,237,279 281,812,184 62,392,515 979,267,809 155,753,994 157,754,142 404,094,264 352,248,117 63,345,486 1,133,196,003 1,969,201 2,713,104 77,856,985 70,435,933 952,971 153,928,194 190,215,402 217,655,713 700,676 199,934 144,533,841 399,473,076 87,589,505 3,647,530,995 1,079,692,007 1,601,443,195 1,310,658,397 1,532,482,448 802,039,032 2,502,965,503 13,517,179,724 14,496,447,533 192,651,096 221,464,503 729,330 211,299 178,998,096 499,317,062 88,927,316 3,818,547,600 1,108,638,360 1,642,657,600 1,345,444,380 1,603,783,740 839,944,000 2,644,027,500 14,185,341,882 15,318,537,885 2,435,694 3,808,790 28,654 11,365 34,464,255 99,843,986 1,337,811 171,016,605 28,946,353 41,214,405 34,785,983 71,301,292 37,904,968 141,061,997 668,162,158 822,090,352 特定資産 10年利付国債(第284回) 10年利付国債(第285回) 10年利付国債(第298回) 10年利付国債(第305回) 20年利付国債(第131回) 20年利付国債(第132回) 東京都公募公債(第643回) 大阪府公募公債(第323回) 北海道公募公債(平成19年度第9回) 兵庫県公募公債(平成19年度第11回) 大阪市公募公債(平成19年度第9回) 大阪市公募公債(平成20年度第9回) 北海道公募公債(平成20年度第14回) 大阪市公募公債(平成21年度第9回) 小 計 合 計 - 52 -52- 6 補助金等の内訳並びに交付者、当期の増減額及び残高 補助金等の内訳並びに交付者、当期の増減額及び残高は、次のとおりである。 補助金等の名称 交付者 前期末残高 当期増加額 当期減少額 (単位:円) 貸借対照表 当期末残高 上 の記載区分 0 ― 地域産学官連携科学技術振興事業費補助金 文部科学省 0 18,120,199 18,120,199 地域中小企業知的財産 戦略支援事業費補助金 四国経済産業局 0 301,000 301,000 0 ― 中小企業経営支援等対策費補助金 四国経済産業局 0 7,314,306 7,314,306 0 ― 地域需要創造型起業・創業促進事業補助金 基盤整備機構 0 46,129,060 46,129,060 0 ― 愛媛県創業・経営基盤強化総合支援事業費補助金 愛媛県 0 44,038,000 44,038,000 0 ― 愛媛県下請企業振興事業費補助金 愛媛県 0 16,991,028 16,991,028 0 ― 愛媛県高度IT人材創出・育成事業費補助金 愛媛県 0 2,198,005 2,198,005 0 ― 小規模企業者設備資金貸付事業費補助金 愛媛県 0 494,380 494,380 0 ― 0 135,585,978 135,585,978 0 合 計 7 指定正味財産から一般正味財産への振替額の内訳 指定正味財産から一般正味財産への振替額の内訳は、次のとおりである。 (単位:円) 内 容 金 額 経常収益への振替額 運用利息収入振替額 29,684,823 指定正味財産から振替額は、一般正味財産増減の部の基本財産運用益に16,698,196円、特定資産運用益に12,986,627円含まれている。 8 関連当事者との取引内容 関係内容 属性 法人等 の名称 住所 資産総額 事業の内容 議決権の 又は職業 所有割合 役員の 兼務等 事業上 の関係 取引の 内容 取引金額 科目 該当なし 9 キャッシュ・フロー計算書の資金の範囲 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている金額との関係は以下のとおりである。 前期末 当期末 現金預金勘定 483,266,826円 現金預金勘定 480,966,897円 預入期間が3ヶ月を超える定期預金 0円 預入期間が3ヶ月を超える定期預金 0円 現金及び現金同等物 483,266,826円 現金及び現金同等物 480,966,897円 - 53 -53- 期末残高 10 リース取引関係 所有権移転外ファイナンス・リース取引 リース資産の内容 その他固定資産 施設管理運営事業において使用のOA研修システム機器(什器備品)である。 - 54 -54- 附属明細書 1 基本財産及び特定資産の明細 財務諸表に対する注記に記載しているため、内容の記載を省略する。 2 引当金の明細 (単位:円) 当期減少額 科 目 期首残高 当期増加額 期末残高 目的使用 その他 貸倒引当金 42,207,508 8,951,589 0 2,394,344 48,764,753 賞与引当金 5,140,728 5,420,074 5,140,728 0 5,420,074 退職給付引当金 104,211,895 6,431,749 0 0 110,643,644 (注)1 貸倒引当金の当期減少額その他は、一般債権の洗い替えによる取崩額及び債権回収による取崩額である。 - 55 - 独立監査人の監査報告書 平成28年5月20日 公益財団法人 えひめ産業振興財団 理 事 会 御中 有限責任監査法大ト ー マ ツ 指定有限責任社員公認会計士 業務執行社員 圏困園困 <財務諸表監査> 当監査法人は、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律第23条の規定に基づき、 公益財団法人えひめ産業振興財団の平成27年4月1日から平成28年3月31日までの平成27年 度の貸借対照表及び損益計算書(公益認定等ガイドライン1−5(1)の定めによる「正味財産増 減計算書」をいう。)並びにその附属明細書並びにキャッシュ・フロー計算書並びに財務諸表に 対する注記について監査し、併せて、貸借対照表内訳表及び正味財産増減計算書内訳表(以下、 これらの監査の対象書類を「財務諸表等」という。)について監査を行った。 財務諸表等に対する理事者の責任 理事者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる公益法人会計の基準に準拠して 財務諸表等を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示 のない財務諸表等を作成し適正に表示するために理事者が必要と判断した内部統制を整備及び 運用することが含まれる。 監査人の責任 当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から財務諸表等に対 する意見を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監 査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、当監査法人に財務諸表等に重要な虚偽表示が ないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき監査を実施 することを求めている。 監査においては、財務諸表等の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施さ れる。監査手続は、当監査法人の判断により、不正又は誤謬による財務諸表等の重要な虚偽表示 のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性につ いて意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に際して、状況に応 じた適切な監査手続を立案するために、財務諸表等の作成と適正な表示に関連する内部統制を検 討する。また、監査には、理事者が採用した会計方針及びその適用方法並びに理事者によって行 われた見積りの評価も含め全体としての財務諸表等の表示を検討することが含まれる。 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。 監査意見 当監査法人は、上記の財務諸表等が、我が国において一般に公正妥当と認められる公益法人会 計の基準に準拠して、当該財務諸表等に係る期間の財産、損益(正味財産増減)及びキャッシュ・ フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。 - 56 - 監 査 報 告 書 公益財団法人えひめ産業振興財団 理事長 森 田 浩 治 様 平成28年5月23日 公益財団法人,えひめ産業振興財団 監事5 品/瞭フ近 監事息轟紹 私たち監事は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第99条及び公 益財団法人えひめ産業振興財団定款第24条に基づき、平成27年4月1日か ら平成28年3月31日までの平成27年度の理事の職務の執行を監査いたし ました。その方法及び結果につき以下のとおり報告いたします。 1 監査の方法及びその内容 各監事は、理事及び使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境 の整備に努めるとともに、理事及び使用人等からその職務の執行状況について 報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、事業所に おいて業務及び財産の状況を調査いたしました。 以上の方法に基づき、当該年度に係る事業報告及びその附属明細書について 検討いたしました。 さらに、会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施してい るかを監視及び検証するとともに、会計監査人からその職務の執行状況につい て報告を受け、必要に応・じて説明を求めました。また、会計監査人から「職務 の遂行が適正に行われることを確保するための体制(会社計算規則第131条 各号に掲げる事項)」を「監査に関する品質管理基準(平成17年10月28 日企業会計審議会)」等に従って整備している旨の通知を受け、必要に応じて 説明を求めました。 - 57 - 以上の方法に基づき、当該事業年度に係る財務諸表(貸借対照表(貸借対照 表内訳表を含む。)、正味財産増減計算書(正味財産増減計算書内訳表を含む。)、 キャッシュ・フロー計算書、財務諸表に対する注記)及びその附属明細書並び に財産目録について検討いたしました。 2 監査の結果 (1)事業報告等の監査結果 一 事業報告及びその附属明細書は、法令及び定款に従い、法人の状況を正 しく示しているものと認めます。 二 理事の職務の執行に関する不正の行為又は法令もしくは定款に違反す る重大な事実は認められません。 (2)財務諸表及びその附属明細書並びに財産目録の監査結果 会計監査人 有限責任監査法大トーマツの監査の方法及び結果は、相当 であると認めます。 ・ - 58 -