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2.新エネルギーの定義と概要

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2.新エネルギーの定義と概要
2.新エネルギーの定義と概要
新エネルギーは、エネルギー源の性質により、大きく 3 つの形態に分類することができます。
供給サイド面から見たエネルギーとしては、
「自然エネルギー」と「リサイクル・エネルギー」が
あり、需要サイド面から見たエネルギーとしては「エネルギーの新利用形態」があります。
エネルギーの
新利用形態
エネルギー全般
石油
技術の段階
石油代替エネルギー
技術的及び経済
性の面で実用化
しており、普及
しているもの
石炭
天然ガス
再生可能エネルギー
(自然エネルギー)
原子力
再生可能エネルギー
(リサイクル・エネルギー)
水力発電
地熱発電
技術的に実用化
段階に達しつつ
あるが、経済性
の面に問題があ
り、十分に普及
していないもの
クリーンエネルギー
自動車
クリーンエネルギー自動車
天然ガスコージェネ
レーション
天然ガスコージェネレーション
太陽光発電
風力発電
太陽熱利用
雪氷熱利用
燃料電池
バイオマス発電
バイオマス熱利用
バイオマス燃料製造
(エネルギー
作物)
廃棄物発電
廃棄物熱利用
(黒液)
(廃材)
(バイオガス) 廃棄物燃料製造
(木屑)
(汚泥)
温度差エネルギー
(糞尿)
波力発電
海洋温度差
発電
技術的又は経済
性の面で実用化
段階に達してい
ないもの
(備考)黒液;パルプ製造工程の際に出る廃液
新エネルギーの定義(網掛け部)と分類
■新エネルギー法上で規定される新エネルギー
・技術的に実用化段階に達しつつあるが、経済性の面での制約から普及が進展していないもの
・石油代替エネルギーの促進に特に寄与するもの
の両方を満たすものが新エネルギーと定義されます。
具体的には、以下に示すものが新エネルギーと呼ばれています。
太陽光発電・風力発電・太陽熱利用・廃棄物発電・廃棄物熱利用・廃棄物燃料製造・
バイオマス発電・バイオマス熱利用・バイオマス燃料製造・温度差エネルギー・
雪氷熱利用・クリーンエネルギー自動車・天然ガスコージェネレーション・燃料電池
甲府市においては、上記の区分に、
「中小水力発電」及び「余剰温泉水の活用」を加えたものを
甲府市の新エネルギーとして捉えます。
(新エネルギー法上で規定される新エネルギーの区分を基
本に、甲府市の地域資源である恵まれた水資源、温泉水の有効利用についても甲府市独自の新エ
ネルギーとして捉えて検討します。)
■太陽光発電・太陽熱利用
無尽蔵な太陽エネルギーを電気に変換して発電したり、熱エネル
ギーを集めて温水を作る新エネルギーです。特別な操作やメンテ
ナンスを必要としません。
■風力発電
最近は、発電と熱利用を同時に行う
ハイブリッドパネルを新築住宅に
取り付ける形態が普及しています。
■廃棄物発電・熱利用・燃料製造
廃棄物を燃料と
して利用します。
風の力で風車をまわし、その回転運動を発電機に伝
えて電気を起こします。
■温度差エネルギー
■クリーンエネルギー自動車
川や下水等の水
温は、外気と温
度差がありま
す。その熱をヒ
ートポンプや熱
交換器等を利用
して取り出すこ
とによって冷暖
房等に活用する
ことができま
す。
■天然ガスコージェネレーション
発電機で電気を
作るときに発生
する熱を同時に
利用するシステ
ムです。燃料が本
来持っているエ
ネルギーの利用
効 率 は 、 70 % ∼
80 % に も 達 し ま
す。
■中小水力発電(市独自の新エネルギー)
河川等の遊休落差
を利用した中小水
力発電です。最近
では、大規模工事
を伴わず、2m 程度
の僅かな落差でも
水車を回して発電
することが可能な
機器の開発が進ん
でいます。
備考)NEF 資料を中心に整理している。
大きく4種類の形態があります。
■燃料電池
水素と酸素を化学反
応させて、発電する装
置です。燃料となる水
素は、天然ガスやメタ
ノールを改質して作
るのが一般的です。発
電の際には水しか排
出されず、振動も騒音
も少ない環境にやさ
しい利用形態です。
■余剰温泉水の活用(市独自の新エネルギー)
甲府市南部市民センター
では、余剰温泉水を温泉ス
タンドで市民の方に配布しています。また、ビニール
ハウスの熱源としても利用されています。
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