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ロータリ感覚で水田の粗起し 20馬力から使用できる「新・竜馬Ⅲ世」
ロータリ感覚で水田の粗起し 20馬力から使用できる「新・竜馬Ⅲ世」 水田を粗く耕す 「粗反転混和耕」は従来、30馬力以上のトラクタでしかできませんでしたが、 「新・竜馬Ⅲ世」 なら 20馬力のホイルトラクタで可能。 ここでは、 「新・竜馬Ⅲ世」の選定方法から基本的な使用方法を説明します。 選定方法 ①使用するトラクタの馬力を確認します。 ②新・竜馬Ⅲ世は、2型式がゲージホイルタイプで、1型式(PY165RS) の みが、 パイプローラタイプとなっています。30馬力以上のトラクタで使用 する場合のみゲージホイル、 パイプローラのいずれかを選択できます。 ※トラクタの自重が比較的軽い場合はゲージホイルタイプをお勧めします。 型 式 PY110WS PY165WS PY165RS (竜馬Ⅲ世2S)(竜馬Ⅲ世3S) (竜馬Ⅲ世3R) 2本爪 3本爪 3本爪 15∼22kW 18∼26kW 22∼29.5kW 適応トラクタ (20∼30PS) (25∼35PS) (30∼40PS) 規 格 タイプ ゲージホイル パイプローラ 日農工標準オートヒッチ0.1形、日農工特殊オートヒッチB形 対応装着装置 3点リンク0形(三点直装) 作業のための調整 実際に圃場に入り、油圧レバーを最大まで下げ3∼5m進み停止します。 ●前後水平の確認 トップリンクを調整し、竜馬Ⅲ世を前後水平の姿勢にします。 ●左右水平の確認 トラクタの自動水平で左右を水平にします。 作業方法 ●ゲージホイルタイプ ●パイプローラタイプ オートヒッチ装着時の注意 ①耕起時期について 1回目……稲刈り後、 できるだけ早い時期に耕起します。 2回目……12月∼2月の土が乾いた時期に耕起します。 以後の作業は春先にロータリで砕土し、入水、代かきとなります。 ②2本爪の場合は 中央に残耕が残りますので、耕起跡をまたぎながら作業します。 ■ 往路で ①日農工特殊3点リンクのトップリンク (短いもの) では作業姿勢の調整が できません。特殊3点リンクをご使用になる場合は、標準3点リンクのトッ プリンク (長いもの) に付け替えてから取り付けてください。 ■ 復路で 戻る時に起こ した所をまた いで残耕を 起こす。 残耕 《日農工特殊3点リンク》 の 「短い」 トップリンク ③圃場での作業手順 ●図1…圃場に入ったら枕地の二辺を耕起します。 この耕起により、 図2で耕起するときのささり込みがスムーズになります。 ●図2→図3→図4…ロータリでの作業手順に準じます。 《標準3点リンク》 の 「長い」 トップリンク ②長いトップリンクに交換したら、 トラクタに取り付けます。 図1 図3 枕地 耕深の設定 ①実際に圃場を掘って硬盤の位置を確認します。設定する耕深は、実際 の硬盤の深さより1目盛り深くします。実際の作業時に、硬盤までとどい ているかを確認してください。 位置の確認 耕起後の確認 計測する 未耕起 枕地 耕起済 出入口 図2 硬 盤 図4 硬 盤 ※2度がけで耕起する場合 表面の残渣が多い場合や、水分が多く圃場条件が悪い場合は2度がけをお奨めします。2度が けする場合の1回目の耕起は希望する耕深より浅めにし、土が乾いてから希望の耕深にして2回 目の耕起を実施します。 ②耕深が決定したら、 ゲージホイルまたはパイプローラの耕深設定部で 耕深を設定します。 出入口 移動(前進) 移動(後退) 作業 パイプローラタイプの未耕地