...

AWT レンジ 取扱説明書

by user

on
Category: Documents
12

views

Report

Comments

Transcript

AWT レンジ 取扱説明書
AWT レンジ
取扱説明書
本取扱説明書には、安全上重要な情報が
含まれています。アクチュエータの据付、操
作または保守は、本取扱説明書をよく読ん
で理解した上で行って下さい。
説明書番号:E370J3
発行日:2006年5月
ロトルク電動バルブアクチュエータをお使いのお客様へ
製品をご使用になる前に、必ず取扱説明書をお読み下さい。また取扱説明書は大切に保管して頂きますようお願い致します。
安全にお使い頂くために
本製品を安全に正しくご使用頂くために、この取扱説明書には安全表示が記述されています。本書を保管して、必要に応じて参照して下さい。
絵表示について
本製品を正しくご使用頂き、使用者の危害や財産への損害を未然に防止するために、本書及び本製品への安全表示については以下の絵表
本製品を正しくご使用頂き
使用者の危害や財産への損害を未然に防止するために 本書及び本製品への安全表示については以下の絵表
示をしています。
警告
注意
この表示を無視して誤った取扱いをすると、人が死亡ま
たは、重症を負う可能性がある危険が存在する内容を
示しています。
この表示を無視して誤った取扱いをすると、人が傷害を
負う可能性が想定される内容または物的損害の発生が
想定される内容を示しています。
警告/注意ラベルの表示について
本製品の外部または内部に黄色地に黒文字で表示されているラベルがあるときは、安全上に関しての警告または注意ラベルです。必ず表示
の指示に従って下さい。
本書に記述されている以外に警告または注意ラベルによる表示があるときは(たとえば製品上)、必ずそのラベルの表示による指示に従って下
さい。
目 次
この説明書は、つぎの項目について述べてあります。
ページ
1
*手動および電動(現場および遠隔)操作
2
3
*アクチュエータのバルブへの取付け準備と取付け方法
4
保管
AWTアクチュエータの種類
*現場の制御システムに合わせた詳細設定方法
5
2
2
2
2
3.1 シンクロセットアクチュエータ
3.2 シンクロパックアクチュエータ
2
3
AWTを操作する
3
4.1 手動操作
4.2 電動操作:シンクロセット
4.3 電動動作:現場操作パネル付きシンクロセット
4.4 電動操作:シンクロパック
4.5 ローカル/ストップ/リモート操作の選択方法:シンクロパック
4.6 現場制御:シンクロパック
4.7 遠隔制御:シンクロパック
4.8 現場開度指示計
*取付け後の調整方法
(トルク&リミットスイッチの調整を含む)
*保守とトラブルシューティング
保守と安全
1.1 モーター温度
ドライブブッシュの準備
5.1
5
1 10Aから35A:スラストベース タイプA及びZ
5.2 10Aから35A:ノンスラストベース タイプB
5.3 40Aから95A:スラストベース タイプA及びZ
5.4 40Aから95A:ノンスラストベース タイプB及びB1
3
3
3
4
4
4
4
4
5
5
5
6
7
目 次
ページ
6
アクチュエータの取り付け
6.1 ステム上昇型バルブ:上部への取り付け
6.2 ギアボックス付きバルブ:側面への取り付け
6.3 ステム非上昇型バルブ:上部への取り付け
6.4 手動ハンドルのシーリング
7
ケーブルの接続
7.1 アース(接地)の接続
7.2 ターミナルカバーの取り外し
7.3 ケーブル導入口
7.4 各端子への接続
7.5 ターミナルカバーの再取付け
8
スイッチメカニズムの設定方法
8.1 リミットスイッチの設定
8.2 シーティング方式の選択(トルクまたはポジション)
8.3 トルク値の設定
9
アドオンパック(ADD-ON-PAK)
9.0 アドオンパック(ADD
アドオンパック(ADD-ON-PAK)設定方法
ON PAK)設定方法
9.1 インジケーション機構の設定
9.2 スイッチの設定:閉方向
9.3 スイッチの設定:開方向
9.4 シングルターンポテンショメータ
9.5 CPT(Current Position Transmitter)の設定
8
8
9
9
9
9
9
9
10
10
10
10
11
13
13
14
14
14
15
15
16
16
ページ
10 アドオンパック(AOP)のギア比を変更する 17
18
11 フォロマティック調整方法
11.1 フォロマティック及びCPT PCBの構成
11.2 フォロマティック及びCPTを調整する
11.3 リミットシーティングバルブにおける
フォロマティック調整方法
11.4 トルクシーティングバルブにおける
フォロマティック調整方法
11.5 フォロマティック+CPT PCB
11.6 不感帯の調整
11.7 作動禁止時間(MIT)
11.8 信号レンジ分割制御
11.9 フォロマティック制御の状態確認-
PCB上のランプ表示
12 スタートアップ
12.1 配線
12.2 運転準備:シンクロセットアクチュエータ
12.3 相回転の確認:シンクロセットアクチュエータ
12.4 シンクロパックアクチュエータ
1
19
21
23
23
ページ
13 トラブルシューティング
13.1 シンクロパックアクチュエータ
13.2 遠隔制御でアクチュエータが始動しない
13.3 現場制御でアクチュエータが始動しない
13.4 アクチュエータが始動しない:シンクロセット
13.5 バルブ拘束:全アクチュエータ
13.6 バルブが正しくシーティングしない
13.7 アクチュエータは動作するのにバルブが
駆動されない:考えられる原因
23
24
24
24
25
14 潤滑油と保守
26
保証期間
26
26
26
26
14.1 オイル
14.2 潤滑油
14.3 保守
27
27
27
27
27
27
27
27
28
28
28
28
28
1
2
保守と安全
この取扱説明書は、ロトルク AWT レン
ジのバルブ アクチュエータの取付け、
操作、調整、点検作業担当者用に作成
されています。
3
保管
アクチュエータをすぐ設置しない場合は、
外部配線の準備が整う迄、乾燥した場
所に保管してください。アクチュエータを
設置してもすぐに配線ができない場合
には、プラスチック製の輸送用コンジッ
トプラグを金属製のプラグに交換しテフ
ロンテープで密閉してください。
当機器を使用する方や、当機器で作業
をする方は、作業場における保守と安
全に関する法律条項で定められている
各種責務をよく確認してください。
アクチュエータの電気配線、保全、使用
注意
は、取り付けを行なう現場に適合される、
当機器の安全利用に関連した当事国
ロトルク電動アクチュエータの手動操作
の法規制および法律条項に準拠の上
を行う際、いかなる場合でも、より強い
実施してください。
力でバルブを開閉するためにホイール
キーやレンチなどを用いてハンドルを回
イギリス国内:「Electricity at Work
さないで下さい。このような操作はバル
Regulations 1989(1989年制定、労働
ブやアクチュエータの損傷やシートの噛
電力規制)」および「IEE Wiring
み込みの原因になります。
Regulations(IEE
(
配線規制)
配線規制)」の該当
該当
する版に掲載されているガイダンスに
1.1 モーター温度
準じてください。また、「Health and
モーターを過度に使用すると、モーター
Safety Act 1974(1974年制定、労働衛
の表面温度は 132 ℃ (270°F) にまで
生安全法)」で定められている使用者の
達する場合があります。
各種責務もご確認ください。アメリカ国
内では、NFPA70、National Electrical
必ず、アクチュエータが操作環境に応じ
Code® (NEC、米国電気規格)が適用
て適切に保護されていることを確認して
されます。
ください。
ロトルクAWT レンジ アクチュエータの
機械的な取り付けは、英国工業規格の
安全使用に関する詳細およびそのガイ
実務規定(Codes of Practice)など、関
ダンスが必要な場合には、ロトルクまで
連基準や取扱説明書に従い実施してく
お問い合わせください。
ださい。
AWTアクチュエータ
の種類
3.1 シンクロセットアクチュエータ
標準仕様のシンクロセットは、それぞれ
以下の 4 種類のサブアセンブリで構成
されています。
そのまま触らなければ、ロトルクの二重
密閉構造により、内部の電気部品は完
全に保護されます。
1. モーター
2. オイル充填式のウォーム ギア
ボックス(手動操作機構付)
3. リミットおよびトルク スイッチ機構
4. ターミナルボックス
現場でカバー類を取り外したことに起因
する劣化については、ロトルクではその
責任を負 かねます
責任を負いかねます。
なお、ご使用時はモータースターターや
運転に必要な制御装置を用意してくだ
さ
さい。
ロトルク アクチュエータはいずれも工場
から出荷する前に十分な検査を行って
おり、正しく調整し取り付け、また密閉し
てある限り長期にわたって故障なく使用
できます。
図3.0
AWTシンクロセット 標準シール構造
ロトルク アクチュエータの取り付け、保
守、および修理は、適切な訓練を積ん
だ、作業経験のある担当者だけが実施
してください。実施する作業は、必ずこ
の取扱説明書の指示に従って行なって
ください。
2
4
AWTを操作する
4.1 手動操作
手動操作に関し、前ページ「保守と安
全」の注意をお読み下さい。
図 3.1
AWT シンクロセット
手動操作に切り替えるには手動/自動
切替レバーを手動(HAND)側に押し下
げ、手動ハンドルを回してクラッチにか
み合わせます。クラッチが入ったら、レ
バーは手を放すと元の位置に戻ります
が、手動操作に切り替わっています。
手動ハンドルは電動操作になるまで、
かみ合った状態になっています。電動
操作を行なうと自動的にクラッチが外れ、
モーター駆動に戻ります。手動/自動
切替 バ は太さ
切替レバーは太さ6.5
mm の南京錠で
南京錠
手動側、自動側いずれにも固定するこ
とが可能です。
図3.3 AWT シンクロパック
現場操作パネル付ダブルシール構造
シンクロセット アクチュエータにはオプ
ションとして現場操作パネルも装備でき
ます。
注記:40A ~ 95A の シンクロセット は、
ダブルシール構造を標準としています。
3.2 シンクロパックアクチュエータ
標準仕様の シンクロパック は、それぞ
れ以下の 4 種類のサブアセンブリで構
成されています。
(注)クラッチの働きを確実にする為、
操作終了後にハンドルをトップの場合
は1/4回転、サイドの場合は1/2回転
戻して下さい。
1. モーター
2. オイル充填式のウォーム ギアボック
ス(手動操作機構付)
3. リミットおよびトルク スイッチ機構
4. 内蔵型スタータ(現場操作パネル、ダ
ブルシール・ターミナルボックス付)
図 3.2
AWT シンクロセットダブルシール構造
図 4.0 手動操作
3
4.2 電動操作 : シンクロセット
シンクロセットアクチュエータでバルブを
操作するときには、あらかじめ制御装置
に対する電気接続が正しく行われてお
り、三相の相順が正しいものであること
を確認することがきわめて重要です(セ
クション 12 を参照)。
基本仕様の シンクロセット アクチュ
エータにはローカルの開閉スイッチや
ローカル/リモート セレクタースイッチは
装備されていません。アクチュエータの
制御は制御装置からリモート コントロー
ルにて行ないます。
行な ます
4.3 電動操作 : 現場操作パネルつきシ
ンクロセット
黒のセレクタースイッチを回すと、[ロー
カル]、[リモート]、または[ストップ]のい
ずれかが選択できます。[ストップ]を選
択すると、黒いセレクタースイッチが赤
いプッシュ ボタンを制御するため、赤い
ボタンが必然的に押されて [ストップ]位
置に保持されます。
4
AWTを操作する
(続き)
現場操作パネル上にある赤いプッシュ
ボタンには 2 種類の機能があり、この
ボタンを押すと停止し、左右に回すと開
閉動作します。
4.5 ローカル/ストップ/リモート操作の
選択方法 : シンクロパック
4.6 現場制御 : シンクロパック
赤いセレクターを[ローカル](左回り)に
設定しておくと、隣の黒いスイッチノブを
回して[開]または[閉]操作をすることが
できます。[ストップ]する場合は、赤いセ
レクターを右に回してください。
赤いセレクタースイッチによって、ローカ
ル コントロールとリモート コントロール
の切り替えができます。このセレクター
スイッチは太さ 6.5 mm の南京錠でロッ
クすることもできます。セレクタースイッ
チを[ローカル]または[リモート]位置で
ロックしていても、[ストップ]機能は利用
できます。また、セレクタースイッチを[ス
トップ]位置でロックすると、ローカルコン
トロールやリモートコントロールによる操
作が禁止できます。
4.7 遠隔制御 : シンクロパック
赤いセレクターを [リモート]位置(右回
り)に回すと、リモート コントロールにて
[開][閉]操作が可能となります。赤いセ
レクターを左に回せば、現場で[ストッ
プす
プ]することも可能です。
も 能 す
図4.3 現場開度指示計
(三位置開度指示計)
シンクロパック タイプのアクチュエータ
では、図 4.4 のように開度表示に合わ
せてランプが点灯し、バルブ位置が表
示されます(主電源オン時)。
4.8 現場開度指示計
図4.1 シンクロセット現場操作パネル
バルブの開度は、図 4.3 および図 4.4
のように、ポインタで表示されます。バ
ルブの中間開度では、ポインタは中央
に維持されます。アドオンパックが装備
されている場合は、ポインタの動きは
[閉]と[開]の間を連続して表示します。
4.4 電動操作 : シンクロパック
電源の電圧がアクチュエータの銘板に
刻印されている電圧に適合していること
を確認してください。電源のスイッチを
入れます。三相の相順の点検は必要あ
りません。
バルブ位置
ランプ表示
(シンクロパック)
開
赤
中間開度
白
閉
緑
図4.4 現場開度表示
図 4.2 シンクロパック現場操作パネル
4
マーク
5
ドライブブッシュ
の準備
5. ドライブ ブッシュ アセンブリをアク
チュエータ上のベース鋳物に合わせ
ます。その際、ドライブ ブッシュにある
切欠部がセンター コラムの駆動つめ
に収まることを確認します。
5.1 10A から 35A :
スラスト ベース タイプ A 及び Z
機械加工のためのドライブ ブッシュの
取り外し
6. ベース プレートを取り付け、止めネジ
で固定します。
アクチュエータを横向きにし、ベース プ
レートをスラスト ベース上に保持してい
る2本の押さえネジを外し、ドライブ ブッ
シュをベアリング部ごと完全に引き出し
ます。ドライブ ブッシュの機械加工をす
る前に、次のようにしてスラスト ベアリ
ングを取り外します。
1. スチール製のベアリングストップ
製 ベ
グ
プ リン
グの中にある 2 本の止めネジの場所を
確認し、これを緩めます。
2. ドライブ ブッシュのベアリングストップ
リングを緩め、ドライブ ブッシュからベア
リングを取り外します。ストップ リングと
ベアリングは、再組み立てに備えて、安
全で清潔な場所に保管します。
3. ステム上昇型バルブの場合は、ステ
ムに合わせてネジ加工をします。加工し
たネジ山を傷つけないように注意して下
さい。
5.2 10A から 35A :
ノンスラストベース タイプB
(スラストを受けないタイプ)
ベースプレートをギアケースに固定して
いる 4 本の押さえネジを緩め、ベース
プレートを取り外します。ドライブブッシ
ュとスナップリングが見えるようになり
ます。
タイプB3および B4の取り外し
スナップリング外し用のプライヤーを
使ってスナップリングを広げ、リングを
溝 残 たまま ド イブ ブッシュをア
溝に残したまま、ドライブ
ブ シ を
クチュエータのセンター コラムから取り
外します。この様子を図 5.2 に図示し
ます。
図5
5.0
0 ベースアセンブリー
スアセンブリ
再組み立て
1. ドライブ ブッシュから削りくずをきれ
いに取り除きます。ドライブ ブッシュ上
の O リングとベアリングストップリング
の状態が良好で、汚れがなく、グリスが
塗布されていることを確認してください。
図5.1 タイプA スラストベースの構成品
2. ベアリングをドライブ ブッシュのショ
ルダー部に当たるまではめ込みます。
3. ベアリングにグリスを塗布します。
4. 止めネジの位置がドライブブッシュの
最上部に来るようにして、ベアリングス
トップ リングをねじ込み、締め付けて2
本の止めネジで固定します。
図5.2 タイプB ブッシュとセンターコラム
5
5
ドライブブッシュ
の準備(続き)
タイプB3およびB4の再組み立て
ドライブ ブッシュ加工後、グリスアップた
ドライブ ブッシュの溝にスナップリング
を取り付け、アクチュエータのセンター
コラムのつめに合うようにドライブ ブッ
シュをはめ込みます。
スナップリングを広げてドライブ ブッ
シュをセンター コラムのつめと合わせた
状態で、さらに奥の方まで押し込みます。
スナップリングを閉じてドライブ ブッシュ
とセンター コラムの溝にきちんとスナッ
プリングがはまっていることを確認しま
す。ベース プレートを4本 の止めネジに
図5.3
5 3 タイプAスラストベースの止めネ
スラストベ スの止めネ
て取り付けます。
取り付けます
図5.4
5 4 タイプAスラストベースのリテー
スラストベ スのリテ
ナーを外す
ジを緩める
5.3 40Aから95A :
スラストベース タイプ A 及び Z
機械加工のためのドライブ ブッシュの
取り外し
手動/自動切替レバーを手動位置に切
替え、アクチュエータ ベースの側面に
ある穴から止めネジが見えるようになる
までハンドルホイールを回します。
図5.5 タイプA
タイプ ドライブブッシュ
ド イブブ シ
アクチュエータのドライブ ブッシュが タ
イプAの場合には、バルブ取り付けフラ
ンジの位置に合わせ、ポジション 1 また
は 2 に取り付けることが可能です。
止めネジを緩め、ハンマーとポンチを
使ってリテーナーを緩めて外します。ド
ライブ ブッシュを取り外し、バルブ ステ
ムやギアボックスの入力軸に合うように
加工します。ステム上昇型のバルブに
直接取付ける場合は、ステムに合わせ
てネジ加工をして下さい。
図5.6 タイプA ドライブブッシュ
ポジション1
6
5
ドライブブッシュ
の準備(続き)
5.4 40A から 95A :
ノンスラストベース タイプB及びB1
(スラストを受けないタイプ)
タイプB及びB1では、出力軸とドライブ
ブッシュは一体型となり、 ISO 5210に
基づきボアの大きなキー加工がなされ
ています。
タイプB3および B4
図5.7
5 7 タイプA ドライブブッシュ
ドライブブ シ
ポジション2
図5.9
5 9 止めネジを固定しているところ
図5.8 タイプZ3 ドライブブッシュ
図5.10 タイプB3/B4 ドライブブッシュ
タイプB3とB4のドライブ ブッシュはまっ
たく同一で、キャップ スクリューで固定
されています。
B3 はISO
は
5210に基づきキー加工がさ
基づきキ 加 がさ
れており、B4 は未加工の為、ギアボッ
クスの入力軸や駆動バルブに合わせた
機械加工が必要です。
7
6
アクチュエータ
の取り付け
警告
(アクチュエータの重量に関しては、セク
ション 14 を参照してください。)
アクチュエータとバルブのアセンブリを
持ち上げるときは、アクチュエータの側
からは持ち上げないでください。アク
チュエータとバルブ アセンブリは、常に
バルブ側を持ち上げてください。
アクチュエータを取り付けるときは、あら
かじめバルブが固定されていることを確
認してください。アセンブリは上部が重く
なり、不安定になる場合があります。
アクチュエータを吊り上げなければなら
ない場合には、吊り上げ装置として認
証を受けている吊り索を下図のように
取り付けてください。図 6.0 はバルブ軸
が垂直の状態、図 6.1 はバルブ軸が水
平の状態です。
各アセンブリの吊り上げ作業の安全性
は個々に確認してください。
図6.1 水平吊り上げ
6.1 ステム上昇型バルブ :
上部への取り付け
アクチュエータの吊り上げ作業を行なう
場合、とりわけアクチュエータの取り付
け時には、常に訓練を受けた経験のあ
る技術者が安全に作業を実施し くだ
る技術者が安全に作業を実施してくだ
さい。
a)アクチュエ タとベ スを 体型
a)アクチュエータとベースを一体型
ユニットとして取り付ける場合 :
アクチュエータ全サイズ共通
注意
機械加工したドライブ ブッシュを、前述
したようにスラスト ベースに取り付け、
バルブ ステムの上に、アクチュエータを
下ろします。手動/自動切替レバーを手
動側に入れ、バルブを開ける方に手動
ハンドルを回して、ドライブブッシュをス
テムにかみ合わせます。
アクチュエータがバルブ フランジの上に
しっかり据わるまで手動ハンドルを回し
ます。そこでさらに2回転させ、固定ボ
ルトを入れて十分に締め付けます。
バルブ軸が完全にかみ合わされ、アク
チュエータがバルブ フランジに固定さ
れるまで、アクチュエータをしっかりサ
ポートしてください。
図6.0 垂直吊り上げ
バルブには必ず、ISO 5210 または
USA規格 MSS SP101 に合った適切
な取り付けフランジを用意してください。
アクチュエータとバルブ間の取り付けボ
ルトは、必ず「Material Specification
ISO Class 8.8」、耐力強度 628
N/mm2に準拠するものを使用してくだ
さい。
8
b) スラストベースを先にバルブに
取り付ける場合 :
アクチュエータサイズ 10~35 のみ
機械加工したドライブ ブッシュを、前述
したようにスラスト ベースに取り付けま
す。スラスト ベースをアクチュエータか
ら取り外します。ドライブブッシュの溝の
ある方を上にするようにして、スラスト
ベースをバルブ ステムの上に置きます。
スラスト ベースをバルブが開く方向に
回して、ねじをかみ合わせます。ベース
がバルブ フランジの上に据わるまで回
します。サイズ10から18の場合、スラス
ト ベースをバルブ側フランジに取り付け
ベ
をバ ブ側
ジ 取り付け
る際に、アクチュエータ固定用ボルトを
先に差し込んでおかないと後で差し込
めなくなる場合があります。次に固定ボ
ルトを取り付けます。但し、この時点で
はボルトを締め付けないでください。ア
クチュエータをスラスト ベースの上に下
ろし、センターコラムの駆動用のつめが
ドライブ ブッシュにかみ合うまで、アク
チュエータ全体を回転させます。ここで
アクチュエータのフランジとベース フラ
ンジが面一になっているはずです。
取り付け穴に揃うまで、アクチュエータ
を回転させます。付属のボルトでアク
チュエータをスラスト ベースに固定し、
ボルトを締め付けます。手動操作に切
り替え、ハンドルをさらに2回転ほど開
側に回し、固定金具をバルブ フランジ
にしっかり締め付けます。
6
アクチュエータ
の取り付け(続き)
6.2 ギアボックス付きバルブ :
側面への取り付け
取り付けフランジが入力軸に対して直
角になっていること、及びドライブ ブッ
シュが適切に軸方向にはめ合って、軸
とキー溝に合うことを確認します。手動/
自動切替レバーを手動位置に入れ、ア
クチュエータを入力軸に合わせ、ハンド
ルホィールを回してキー溝とキーを合わ
せます。取り付けボルトを締めます。
6.3 ステム非上昇型バルブ :
上部への取り付け
側面取り付け時と同様に作業を行なっ
てください。ただし、スラストをアクチュ
エータで受ける場合、スラスト ナットをド
ライブ ブッシュの上に取り付けて、しっ
かり締め付けてください。
6.4 手動ハンドルのシーリング
ハンドルの中央にあるシーリング プラ
グ(またはステムカバー)が テフロン
テープでシールされており、しっかり締
め付けられていることを確認し、アク
チュエータのセンター コラムまで水分が
通過しないことを点検します。
7
ケーブルの接続
ターミナル カバーの内側にあるビニー
ル袋には、予備の O リング シール、配
線図、取扱説明書、ターミナル用ネジな
どが入っています。
警告
アクチュエータ カバーを取り外すときは、
あらかじめすべての電源が切ってある
ことを確認してください。
電源電圧がアクチュエータの銘板に刻
印されている電圧に適合していることを
確認してください。
電源スイッチまたはサーキット ブレー
カーは、アクチュエータへの電源回路の
上流に用意されているはずです。これら
はできるだけアクチュエータに近い場所
に取り付け そのアクチュエータの電源
に取り付け、そのアクチュエ
タの電源
遮断装置であることを明確にしてくださ
い。アクチュエータは必ず仕様書に明
記されたKw&電流値データに従って、
適切な過電流保護装置で保護してくだ
さい。
図7.0 接地箇所
図7.2 コミッショニングキット
7.3 ケーブル導入口
7.1 アース(接地)の接続
図7.1 ターミナルカバーを取り外す
(シンクロパック)
コンジットの入り口近くに、6mmの口径
の穴を持った突起が鋳出されています。
ここに外部接地用の端子を、ボルトナッ
トで取り付けます。ターミナル ボックス
内にも接地端子が付いています。
7.2 ターミナル カバーの取り外し
6 mm径の六角レンチを使い、4 本の押
さえネジを均等に緩めます。カバーはド
ライバーなどでこじ開けないでください。
Oリング シールを傷つけ、防水性を損
なうおそれがあります。
9
赤いプラスチックの移動用プラグを取り
外します。ケーブル導入口をケーブル
の種類とサイズに合わせて調整します。
ねじ切り済みのアダプタ、ケーブル グラ
ンド、またはコンジットがしっかり固定さ
れ、防水処理されていることを確認しま
す。使用しないケーブル導入口はスチ
ール製または真鍮製のプラグでシール
してください。
7
8
ケーブルの接続
(続き)
7.4 各端子への接続
7.5 ターミナルカバーの再取り付け
ターミナル カバー内にある配線図を参
照し、各端子の用途を識別してください。
電源電圧がアクチュエータの銘板に示
されている電圧と同一であることを確認
します。次に電源端子のプロテクトカ
バーを取り外します。電源ケーブルの
接続を行い、再度プロテクトカバーを取
り付けます。すべての接続が完了した
ら、配線図は必ずターミナル ボックス内
に戻してください。
カバーを再取り付けする前に、カバーの
O リング シールと差し込み接続部が良
好な状態にあり、グリスが軽く塗布され
ていることを確認してください。
バルブを正しく動作させるため、次の基
本的な 3つのステップに従って調整して
ください。
・ 全開全閉位置で動作するよう、リミット
スイッチを設定する
・ バルブの種類に合わせて トルク また
は リミットのシーティング方式を選択す
る
・ 開閉それぞれの方向に対してトルク
設定値を調整する
注:AWT シンクロセットでは正しい相順
回転を守ることが重要です。相順回転
転を守る
が重
す 相
転
は始動段階で確認してください。
AWT シンクロセット 三相アクチュエー
タは、1 (W)、2 (V)、3 (U) の端子順で
正しく相順回転を行なうことが確認され
ています(セクション 12 およびアクチュ
エータの配線図を参照してください)。
図7.3 ケーブル導入口
スイッチメカニズム
の設定方法
アクチュエータがバルブに取り付けられ
タがバ ブ
れ
た形で納入されている場合は、バルブ
メーカーがすでにこの 3つのステップを
実施しているはずです。
図7.4 AWTシンクロセット型標準仕様
品のターミナルボックス
アクチュエータが正しく設定されている
かどうかを確認するときは、次の手順に
従ってください。
(注1) シンクロセット標準仕様品の
ターミナルはストリップ型(電線を直接
挟み込むタイプ)です。渡り線を追加す
る等の回路変更は出来ませんのでご注
意下さい。
1. アクチュエータがバルブにしっかりボ
ルト留めされた状態で、手動ハンドル操
作に切り替えます。
(注2) シンクロセット標準仕様品以外の
ターミナルはダブルシールされた従来
のネジ止め方式の端子台となります。
接続時に平ワッシャとスプリングワッ
シャを必ず使用して下さい。
過度な締め付けは避けて下さい。
締め付けトルクは下記の通りです。
2. バルブを手動で開方向に動作させ、
バルブが全開位置に到達する直前に、
開度指示計のポインタが [開] 位置まで
移動することを確認します。
M5ネジ:2NM/M4ネジ:1.2NM
10
3. バルブを閉方向に動作させ、全閉位
置に到達する直前に、開度指示計のポ
インタが [閉] 位置まで移動することを
確認します。
4. 双方の位置で開度指示計が正しく読
み取れる場合は、全開全閉位置でス
イッチが動作するよう、バルブメーカー
がすでに設定を済ませているものと考
えられます。必要であれば、トルク又は
リミット機能の選択及びバルブの点検を
実施してください。
(セクション 8.2 およびセクション 8.3 を
参照)
アクチュエータがバルブとは別に納入さ
れた場合、または点検により正しく設定
されていないことが確認された場合は、
以下の手順に従ってください。
8
スイッチメカニズム
の設定方法(続き)
1. 図 8.2 を参照し、4 mm の六角レン
チをてこに、ロック ナット (1) と左回り
のストップ ナット (2) を緩めて、スク
リュー シャフト機構の開度計側に向
け、ロッキング ワッシャ(3)と一緒にス
クリューシャフト(5)上を移動させます。
8.1 リミット スイッチの設定
注意
スイッチメカニズムの設定が正しくない
と、バルブが損傷する場合があります。
5 mm の六角レンチを使用し、3 本のス
イッチメカニズム カバーのネジを緩めて
カバーを取り外し、安全な場所に保管し
ます。ハンドルを回しながら 手動/自
動切替レバーを押し下げ、手動操作に
切り替えます。
レバーがかみ合ったらハンドルから手
を放します アクチュエータは手動操作
を放します。アクチュエ
タは手動操作
に維持されます。スイッチメカニズムの
スクリュー シャフト機構の場所を確認し
ます。
図8.0
2. この 3つの部品は、スクリューシャフ
ト上に固定せずにおきます。
図8.1 スイッチメカニズム-スクリューシャフト機構
①
②
③
④
ロック ナット
左回り(開)スイッチ/ストップナット
ロ キング ワッシャ
ロッキング
ワ シャ
リテーニング ナット
⑤
⑥
⑦
⑧
スクリュー シャフト
トラベリング ナット
右回り(閉)スイ チ/スト プナ ト
右回り(閉)スイッチ/ストップナット
ナット ガイド
3. 図 8.3 を参照し、4 mm の六角レン
チでリテーニング ナット (4) を左に、
指で回せるようになるまで緩めます。
スクリューシャフトが回転できるように
な ます
なります。
4. スクリューシャフト(5)を回転すると、
トラベリングナット (6) がシャフト上で
左右に移動することを確認します。
図8.2
図8.3
11
8
スイッチメカニズム
の設定方法(続き)
3. ナット ガイド (8) をストッパー位置で
保持した状態で、ストップ ナット (2) を
トラベリング ナット (6) に当たって硬く
感じられるまで右回転させます。
右回りリミットの設定
(通常、閉側リミットです)
必ず右回り方向を先に設定して下さい。
1. バルブが中間開度位置にある状態
(右回りのエンド位置から 3回転以上
手前)で、トラベリング ナット (6) がス
トップ ナット (7) に当たるまで、スク
リュー シャフト (5) を左に回転します。
4. ストップ ナット (2) に接するまでロッキ
ング ワッシャ (3) を移動させ、ナットと
ワッシャの両方が締まるまで、ロック
ナット (1) を回転させます。
4. バルブがストッパーに当たって、それ
以上は閉側に行かなくなるまでハンド
ルを右に回します。
右回りエンド全閉のリミット スイッチが
設定されました。
左回りのエンド リミットスイッチが設定さ
れました。
前述の手順が正しく実施された場合は、
以下の様になります。
1. バルブが全開全閉位置に到達する直
前にモーターのスイッチが切れるため、
モーターは丁度良いところで停止しま
す。
2. 4 mm の六角レンチをてことして使
い、リテーニング ナット (4) を締めま
す。
3. ハンドルで、バルブを右回りに完全
に回し切ります。その間、ナット ガイド
(8) が向かって左回りに回転し、右側
のスイッチ群が動作します。
スイッチがリセットされる場合には、左回
りリミットの設定手順をもう一度やり直し
てください。
図8.4
2. バルブを手動操作しても、設定を行
なったスイッチの動作ポイントは変わり
ません。
左回りリミットの設定
(通常、開側リミットです)
1. バルブがストッパーに当たってそれ
以上行かなくなるまでハンドルを左に
回します。(ハンドルは逆方向に戻さ
ないでください。)バルブは全開位置
になっています。
図8.5
5. ロックナット (1) を緩まないようにしっ
かりと締めます。
2. 図 8.4と8.5 を参照し、スイッチメカニ
ズムのストッパーに当たって動かなく
なるまで、ナット ガイド (8) を向かって
右回転に傾けます。左側のスイッチ群
が動作します。
6. ナットガイドを保持していた力を緩め
ます。ナットガイドの位置が変わらず、
スイッチがリセットされないことを確認
します(図8.6参照)。
図8.6
12
8
スイッチメカニズム
の設定方法(続き)
バルブ メーカーの指示がない場合には、 閉側トルク :バルブ メーカーで事前にト
図8.8を参照して図8.7のC & Dを必要
ルク設定がなされていない場合は、閉
に応じて切り替えてください。
側トルク設定ノブは、当初[Minimum]値
の次の目盛り(最大定格トルクの約
バルブ メーカーの指示がない場合には、 55%)に設定してください。バルブが電
リミットで全開と設定してください。
動で閉位置に到達できない場合、また
は全閉が不可能な場合には、このトル
バルブ形式
全閉
全開
ク値を段階的に増やしてください。
図8.7 トルク関係設定ノブ類
A
閉側トルク設定ノブ
B
開側トルク設定ノブ
C
閉側トルク/リミット切替ノブ
D 開側トルク/リミット切替ノブ
8.2 シーティング方式の選択
(トルク or ポジション)
アクチュエータは、トルクシーティング
バルブに対してはトルクで全閉、ポジシ
ョンシーティング バルブに対しては位置
リミットで全閉となるように設定すること
が出来ます。
バックシート付バルブに対しては、トル
クで全開に、バックシートのないバルブ
に対しては、位置リミットで全開とする設
定が出来ます(いずれを選択するかは
バルブ メーカーの指示に従ってくださ
い)。
ウェッジゲート
グローブ
スルーコンジット
ペンストック
スルース
パラレルスライド
ボール&プラグ
バタフライ
トルク※
リミット
リミット
リミット
リミット
リミット
開側トルク :バルブ メーカーで事前のト
ルク設定がなされていない場合は、開
側トルク設定ノブは、[Max]値にセットし
てください。
図8.8
※フレキシブルディスクタイプは大半がリミットです。
8.3 トルク値の設定
図 8.7 のトルク設定ノブ A と B は、トル
ク スイッチがトリップしてモーターが停
止するまでに、アクチュエータが生み出
すトルク値を調整するためのものです。
オープン
オ
プ トルク
ク ブースト位置
ブ
位置 :
開側トルク設定ノブには [Boost] と表示
された位置があります。これを選択する
と、開側にはトルク保護がないため、ア
クチュエータは定格を超えたトルクを出
力することができます。[Boost] は、最
大設定トルクでもバルブが開かない場
合のみ一時的に使用してください。
注意
[Boost] を利用する際は、開側トルク/リ
ミット切替ノブ (D) が [Limit] 位置にある
ことを再度確認してください。
必要最低限のトルク値で確実にシャット
オフできることが理想ですが、実際には、
開側でトルクシーティング方式を選択し
この値はバルブごとに異なり、圧力、温
た時には、[Boost]を絶対に使用しない
度、使用条件や用途などによって変動
でください。
します。
13
9
アドオンパック
(Add-on-Pak)
9.0 アドオンパック (ADD-ON-PAK)
設定方法
アドオンパック (AOP) は、連続開度指
示計を含むオプション モジュールで、以
下のようなものが用意されています。
・ 追加補助スイッチ 2ヶ
・ 追加補助スイッチ 6ヶ
・ 1 kΩまたは 5 kΩのポテンショメータ
・ 4~20 mA CPT (Current Position
Transmitter)
アドオンパック の設定については、アク
チュエータの配線図を確認してください。
タ 配線図を確認
くださ
アドオンパックは可動ギア トレイン(駆
動用ギアの組み合わせ)を経由し、スイ
ッチメカニズムから駆動します。可動ギ
ア トレインは、必ずバルブの必要回転
数に合わせて設定してください。バルブ
の必要回転数が指定されている場合、
ロトルクがアドオンパック ギア トレイン
を設定致します。それゆえ、現場の設
定は、開度計、補助リミットスイッチ、ア
ナログ フィードバック(もし付属されて
いる場合は)のみとなります。AOP の
設定方法では、右回り操作でバルブを
閉止するものと想定しています。このた
め、左回りでバルブを閉止するときは、
[開] を [閉] と読み替えてください。AOP
回転数調整については、セクション 10
を参照してください。
図9.0 アドオンパック
14
9.1 インジケーション機構の設定
1. 3本のキャップスクリューを外し、
AOP カバーを取り外します。
2. バルブを全閉してから、3 回転だけ
手動ハンドルを開方向に戻します。
3. 右回り[閉]のバルブの全閉表示を
設定するには、インジケーション機構
全体を AOP のフロント プレートに取
り付けられているプラスチック製の停
止装置に密着するまで右方向に回し
てください。スリップ クラッチにより、イ
ンジケータ機構が移動します。
ジケ タ機構が移動 ます
4. バルブを閉じ、ギアトレイン内のバッ
クラッシュを取り除きます。[閉] インジ
ケータ位置が設定されました。
5. [開] インジケータを設定するときは、
インジケーション機構上のキャップス
クリューを緩めてください。インジケー
ション機構の手前2枚のプレートが自
由に回転できるようになります。
9
アドオンパック
(続き)
9.2 スイッチの設定 : [閉] 方向
9.3 スイッチの設定 : [開] 方向
スイッチは個々に独立して、全閉/全開
を含むバルブのどの開度でも、N/O又
はN/Cのコンタクトに設定することが
できます。必要なスイッチを確認する
ときは、配線図を参照してください。
このプロセスはバルブが閉方向から開
方向へ移動する間に設定して下さい。
必要なスイッチを確認するときは、配線
図を参照してください。
1. バルブをスイッチをトリップさせる位
置に移動させます。
図9.1 AOPインジケーション機構
6. バルブを全開位置まで移動させます。
2. 選択したスイッチに適合するカムの
位置を確認します。カムは、スイッチ
が動作する位置まで回転させる必要
があります
があります。
図9.2
9 2 開側 開度指示ストッパー
開度指示スト パ
7. インジケーション機構の手前2枚のプ
レートが ストッパーに当たるまで左に
回します(図9.2を参照)。
8. インジケーション機構上のキャップス
クリューを締めます(図9.3を参照)。
9. 開側インジケーションが設定されまし
た。
(注)目盛付開度計の場合で微調整が
必要な場合は、インジケータカバーを外
して指示針を調整して下さい。
3. カムの調整を行なうときは、カムをス
プリングの方に押し、Make/Brakeす
る位置まで回します(選択したバルブ
位置での回路入・切)。
図9.4 スイッチカム調整
4. バルブを閉じ、バルブ閉方向での操
作に必要な残りのスイッチの設定を
行ないます。
2. 選択したスイッチに適合するカムの
位置を確認します。カムは、スイッチ
が動作する位置まで回転させる必要
があります。
1. バルブを全閉からスイッチをトリップ
させる位置まで移動させます。
3. カムの調整を行なうときは、カムをス
プリングの方に押し、スイッチが
Make/Brakeするまで回します(選択し
たバルブ位置での回路入・切)。
図9.3 キャップスクリュー
4. さらにバルブを開き、バルブ開方向
での操作に必要な残りのスイッチの
設定を行ないます。
15
9
アドオンパック
(続き)
9.4 シングルターン ポテンショメータ
(図 9.5 を参照してください)。AOP のイ
ンジケーション機構が設定されているこ
とを確認します(9.1 を参照してくださ
い)。
1. バルブを全開にします。
2. インジケーション機構のギア選択ピン
がフロント プレートのスケール上でど
の位置を指しているか確認します。
3. スケール 1 から 4 はポテンショメー
タの 4 つのギアに対応しています。
のギアに対応しています
1=小型ギア、4=大型ギア
4. ポテンショメータの取り付けブラケット
のネジを緩め、ギアユニットのかみ合い
を外します。
5. ポテンショメータを中間開度位置まで
回転し、スケール(1~4)に応じて、ポ
テンショメータ側のギアを選定し、
AOPの大型ギアにかみ合わせます。
6. ポテンショメータの取り付けブラケット
上のネジを締め、ギア ユニットを固定し
ます。
図9.5 シングルターン ポテンショメータ
図9.7 CPT
9.5 CPT (Current Position
Transmitter) の設定
図9.6
9 6 マルチターン
マルチタ ン ポテンショメータ
ポテンショメ タ
CPT はスパン設定とゼロ設定を調整す
ることにより、連続的な開度信号を発信
することが出来ます。
電源は内部又は外部、いずれからの供
給にも対応が出来ます。マルチターン
ポテンショメータで CPT を駆動します。
なお、CPT はご注文時に指定されたバ
ルブの必要回転数に合わせて、ロトル
クが設定します。
アクチュエータのトルク スイッチとリミッ
ト スイッチは必ず設定してください(セク
ション 8 を参照)。
ここで、3 本のキャップスクリューで
AOP カバーを取り付けます。
カバ を取り付けます
CPT への外部接続が、内部電源又は
外部電源仕様かを、配線図を参照の上、
確認して下さい(アクチュエータの配線
図を参照)。
バルブを閉じた状態で、CPT基盤上の
ゼロ側調整トリマーを調整して、開側の
Minimum信号 (4 mA) を設定します。
バルブを全開にし、スパン側トリマーを
調整し、開側のMax信号 (20mA) を設
定します。
7. バルブを閉じます。スリップ クラッチ
が自動的にポテンショメータを設定し
ます。
16
図9.8 AOPカバー
10
アドオンパック(AOP)
のギア比を変更する
8. 取り外した AOP フロントプレート上
にある下側の軸部の端から、スナップ
リングとワッシャを取り外します。
バルブの設定回転数をアクチュエータ
ご注文時に指定している場合は、AOP
は工場にて適切なギアレシオに合わせ
て出荷されています。
9. 図 10.0 の表に従い、必要な数だけ
ギアとスペーサを追加または取り除き
ます。
バルブの設定回転数に合わせて AOP
ギアユニットを調整する場合、以下の手順
となります。
1. バルブを全閉にします。
2. AOP カバーを固定している 3 本の
キャップスクリューを外し、カバーを取
り外します。その際、O リングを損傷
しないよう注意してください
しないよう注意してください。
3. スイッチメカニズムのスクリュー シャ
フトを目視しながら、全閉から全開の
位置までアクチュエータを操作し、シャ
フトの回転数をカウントします。
4. 図 10.0 の表を参照しながら、必要な
ギアのクラスタとスペーサの数を決定
します。
スクリュー シャフトの
回転数
0.52~1.54
1.05~2.12
2.13~4.28
4.29~8.68
8.69~17.53
17.54~32.00
ギア数 スペーサ数
1
3
5
7
9
11
8
7
6
5
4
3
10. AOP フロントプレートから取り外し
たセクションの下部軸部のスナップリ
ングとワッシャを再度取り付けます。
図10.1 スイッチメカニズム内の
スクリューシャフト部
図10.2 AOPフロントプレート固定ネジ
11. 取り外した部分を元に戻します。
5. AOP に、正しい数のギアとスペーサ
が取り付けられていることを確認して
ください。正しい数が使用されている
場合は、セクション 9 の AOP 設定手
順を参照してください。
12. ギアを保持しているカム
ギ を保持
るカム シャフトと
シ
と
軸部が、図 10.4 のように最初にかみ
合います。
13. 残りの軸部を正しい位置にはめ込
み、AOP フロントプレートをピラーに
押し込みます。
6. 図 10.2 を参照し、ギアとスペーサの
数が正しくない場合は、AOP フロント
プレートにある、ピラーを固定している
押さえネジを取り外してください。
14. すべての場所決めが完了したら、3
本の押さえネジで AOP を固定します。
AOP の設定方法については、セク
ション 9 を参照してください。
7. 図 10.3 を参照し、フロントプレートを
アクチュエータから外します。ギア ク
ラスタとスペーサが付属したフロントプ
レートが AOP バックプレートとピラー
から外れるようになります。
図10.3 AOPギアクラスタとスペーサ
15. カバーを元どおり取り付け、3 本の
キャップスクリューで固定します。
図10.0 ギア&スペーサ数の選定表
図10.4 AOPの再位置合わせと
かみ合わせ
17
11
フォロマティック
調整方法
バ ル ブのア ナロ グ式 比例制 御 を行う
フォロマティック(比例)コントローラ及び
CPT(4-20mADC発信器)を持つシンク
ロパックアクチュエータについて:
AWTシンクロパックアクチュエータにフ
ォロマティック比例制御オプションを付
属した場合、同時にCPT機能もフォロマ
ティック基板に付属されます。フォロマ
ティックとCPTは相関関係にあるので、
本章で合わせて説明します。
フォロマティック+CPT基板を搭載する
ことにより、外部からの入力信号に応じ
たバルブの比例制御を行うことが可能
バ ブ
例制御を う
が 能
になります。適用可能な外部からの入
力信号の種類は、0-20mA、0-10mA、
0-5VDC 、 0-10VDC で 、 4-20mADC の
ようにゼロ側にオフセットを設けることも
可能です。
フォロマティックコントローラの調整を開
始する前に、該当するアクチュエータの
回路図を準備して下さい。また、調整に
関しては客先とその内容について打ち
合わせ願います。回路図は、通常アク
チュエータの端子箱に収納されていま
す。さらに、本取扱説明書に記された手
順通り、アクチュエータが現場操作にて
正しく調整されて試運転が終了している
ことを確認して下さい。フォロマティック
機能は、赤いセレクターが現場操作及
びストップ位置の場合は無効です。この
場合、アクチュエータは現場操作にしか
応答しません。
トで固定すると便利です。この方法でカ
バーを固定する場合は、O-リングをカ
バーから外し、ケーブルがカバーとボッ
クスの間に挟まれないように注意して下
さい。
カバーを取り付ける時は、O-リングを正
しい位置にはめ込み、ケーブルをカ
バーとボックスの間に挟まないように注
意して下さい。
フォロマティックコントローラを調整する
にあたっては、その基板上にあるディッ
プスイッチの調整が必要です。基板は、
シンクロパックの押しボタンカバーを外
した正面に取り付けられています。六角
レンチにてこのカバーの4つの取付け
ボルトを外し、パネルを外すと基板へア
クセスすることが出来ます。この際、押
す
が 来 す
際 押
しボタンカバーとボックス間のケーブル
接続が外れないように適切な場所にパ
ネルを固定して下さい。
カバーを外した時の固定方法としては、
外したカバーを左上にずらして、カバー
側右下の取付けボルト穴をボックス側
左上のタップ穴に合わせて取付けボル
スイッチバンク3(SW3)
スイッチ1及び2
スイッチバンク1(SW1)
スイッチ1から8
図11.1 フォロマティック+CPT基板
18
スイッチバンク2(SW2)
スイッチ1及び2
11
フォロマティック
調整方法(続き)
11.1 フォロマティック及びCPT PCBの構成
ステップ1-ディップスイッチの構成
スイッチバンク1(SW1)-入力信号
SW1は、8つのディップスイッチで構成されているスイッチバンクで基板の中央にあ
ります。ディップスイッチの番号は、図11.1に示されている通り、左から1から8と番
号付けされています。
SW1のディップスイッチ1、2及び3は、入力信号レンジの設定に使用されます。下表
に従って設定を行って下さい。
0-10m A
0-20m A
0-5VDC
0-10VDC
SW1のディップスイッチ8は、自動モード/手動モードの設定に使用されます。この
モードは、フォロマティックコントロールにおけるアクチュエータの手動/自動切替え
用端子台に外部から24VDC電源が供給される場合のみに有効となります。下表に
従って設定を行って下さい。
フォロマティックを常に選択
SW1 ディップスイッチ8 - ON
端子台の自動/手動モード入力端子に 24Vが印加された時だけ
フォロマティックを選択
SW1 ディップスイッチ8 - OFF
スイッチバンク2(SW2)-CPTの電源供給方法
SW2は、2つのディップスイッチで構成されているスイッチバンクで基板の右下にあ
ります。
ディップスイッチの番号は、図11.1に示されている通り、左から1、2と番号付けされ
ています。
SW1 ディップスイッチ1 - ON
SW1 ディップスイッチ1 - ON
SW1 ディップスイッチ2 - OFF SW1 ディップスイッチ3 - OFF
SW1 ディップスイッチ2 - ON SW1 ディップスイッチ3 - OFF
SW1 ディップスイッチ1 - OFF SW1 ディップスイッチ2 - OFF SW1 ディップスイッチ3 - OFF
SW1 ディップスイッチ1 - OFF SW1 ディップスイッチ2 - OFF SW1 ディップスイッチ3 - ON
SW2は、CPT(4-20mADCアナログ信号発信器)の構成に使用されます。CPTが
フォロマティックコントローラとの組合せで使用される場合は、回路図とシステムを
詳しく確認して下さい。
SW1のディップスイッチ4は、信号変化に対するバルブ動作方向の設定に使用され
ます。下表に従って設定を行って下さい。
信号減少でバルブ閉方向動作
信号増加でバルブ閉方向動作
SW1 ディップスイッチ4 - ON
CPTが使用されていない場合は、SW2のディップスイッチ1及び2を内部給電の位
置に設定します(ON)。
SW1 ディップスイッチ4 - OFF
SW1のディップスイッチ5、6及び7は、信号喪失時のフェイルセーフ動作の設定に
使用されます。下表に従って設定を行って下さい。本機能は、ゼロ側がオフセットさ
れている、またはゼロ制御しない信号範囲、例えば4-20mA信号などを使ったシス
テムにのみ有効となります。
CPTが内部給電の場合、その電源はフォロマティック入力回路と併用されています。
4、47及び23番端子は内部にてコモン接続されています。
SW2が外部給電設定の場合、23番端子は4、47番端子から絶縁されています。
CPTと46、47番端子間の電位はいかなる場合でも500Vを超えてはいけません。
不使用
現状維持
SW1 ディップスイッチ5 - OFF
SW1 ディップスイッチ6 - OFF
SW1 ディップスイッチ7 - ON
SW1 ディップスイッチ5 - OFF
SW1 ディップスイッチ6 - OFF
SW1 ディップスイッチ7 - OFF
全閉
SW1 ディップスイッチ5 - OFF
SW1 ディップスイッチ6 - ON
SW1 ディップスイッチ7 - OFF
CPT内部給電
SW2 ディップスイッチ1 - ON
SW2 ディップスイッチ2 - ON
全開
SW1 ディップスイッチ5 - ON
SW1 ディップスイッチ6 - OFF
SW1 ディップスイッチ7 - OFF
CPT外部給電
SW2 ディップスイッチ1 - OFF
SW2 ディップスイッチ2 - OFF
外部給電のCPT電源がSELV(Safety Extra Low Voltage)でない場合、調整中
に感電しないように、その電源仕様に相応しい安全対策が必要です。具体的な安
全対策は、据付・調整員の責任範囲で行って下さい。
19
11
フォロマティック
調整方法(続き)
スイッチバンク3(SW3)-ESD機能
ステップ2-リンクA(LKA)及びリンクB(LKB)の構成
SW3は、2つのディップスイッチで構成されているスイッチバンクで基板の中心左にあ
ります。ディップスイッチの番号は、図11.1に示されている通り、左から1、2と番号付
けされています。
フォロマティック+CPT PCBにおけるリンクAとBの位置は、下図の通りです。
SW3は、アクチュエータがESD(緊急停止)信号を受信した時の動作の構成に使用さ
れます。
モーターのサーモスタットが使用されている場合、それがESD動作中あるいはESD指
令前に発生すると、ESD動作の妨げとなってしまいます。ESD時サーモスタットをバイ
パスしたい場合、SW3のディップスイッチ1をONに設定します。
SW3のディップスイッチ2は、ESD時のバルブ動作方向の設定に使用されます。
ESD 時サーモスタットをバイパス
SW3 ディップスイッチ1 - ON
ESD 時サー モスタットをバイパスしない
SW3 ディップスイッチ1 - OFF
ESD 時バルブ全閉
SW3 ディップスイッチ2 - ON
ESD 時バルブ全開
SW3 ディップスイッチ2 - OFF
リンクB(LKB)
リンクA(LKA)
図11.2 フォロマティック+CPT PCB
図11.2に示されているリンクA(LKA)とリンクB(LKB)の位置は、フォロマティックコン
トローラにおいてバルブを「右回転閉」させる設定です。
20
11
フォロマティック
調整方法(続き)
バルブを「左回転閉」に設定する場合は、 11.2 フォロマティック及びCPTを調整する
リンクLKAを横2列に挿入します。この時、
シンクロパックのメインPCB上にあるスイ 本手順は、アクチュエータが以下の設定
状態にあることを仮定しています。
ッチSWI.1もACWの位置に設定して下
さい。
図11.2に示されているリンクB(LKB)の位
置 は 、 全 開 位 置 に お け る CPT 出 力 を
20mAにする設定です。この設定を逆(全
閉位置におけるCPT出力を20mA)にした
い場合は、リンクLKBを横2列に挿入しま
す。
れます。ポテンショメータの両端の位置
とバルブのストロークの全閉、全開位置
が重ならないように下さい。
現場操作にてバルブを全閉にして下さ
バルブ右回転閉、信号減少でバルブ閉 い。
方向動作
アクチュエータ全閉状態にて、AOPカバ
ーを取り外し、ポテンショメータ取付けブ
AC電源投入済み
ラケットの固定ネジを緩めて下さい。
本取扱説明書内の手順に従ってバルブ
ポテンショメータのギアを他のギアから
開閉リミット及びAOP調整済み
浮かして下さい。
アクチュエータのセレクターノブが現場
ポテンショメータギアを反時計方向の終
ポ
タギ を 時計方向 終
制御側
端まで回し、そこから全トラベルの5~
ステップ1-AOP(Add-on-Pak1)ポテン 10%だけ戻して下さい。
ショメータ
このポテンショメータは、フォロマティックコ
ントローラにおける入力信号に対応する
フィードバック信号を供給します。
AOPポテンショメータは、バルブのフルス
トロークに対してその全トラベルの最低80
%以上を使用したときに最高精度が得ら
21
ス テ ッ プ 2 - フ ォ ロ マ テ ィ ッ ク + CPT
PCBの調整
この手順では、適切な入力信号を端子
台から印加してバルブを動かしながら、
フォロマティック+CPT PCBにある7つ
のトリマーの調整を行います。
注:トリマーVR1、2、3、4及び6の全トラ
ベルは24回転ですが、VR5と8のそれ
は25回転です。従って回転の終端から
25回転させるとそこが反対側の終端で
す。また、これら全てのトリマーのトラベ
ル終端にはスリッピングクラッチが付い
ており、トラベル終端を越えると「カチッ」
終端を越
「
という音が聞こえます。これはこのクラ
ッチの動作音ですので故障ではありま
せん。
最初ついていた位置と同じ位置のギア
にポテンショメータのギアを合わせ、ギ もしバルブが全閉でない場合は、アク
ア同士が強く当たらないようにしてブラ チュエータの現場操作にてバルブを全
ケットのセットスクリューを締めて下さい。 閉して下さい。
11
フォロマティック
調整方法(続き)
VR8 の ト リ マ ー に て CPT の ゼ ロ 値 を
4mAに設定して下さい。(トリマーを時
計方向に回すと電流は上昇します。)
VR2
フォロマティック ゼロ
調整トリマー
VR1
フォロマティック スパン
調整トリマー
VR1( フォロマティックスパン 調整トリ
マー)を時計方向に終端(最大位置)ま
で回して下さい。
VR2(フォロマティックゼロ調整トリマー)
を反時計方向に終端(最小位置)まで
回して下さい。
VR3(フォロマティック作動側不感帯調
整トリマー)を反時計方向に終端(最小
位置)ま 回
位置)まで回して下さい。
さ
VR8
CPTゼロ
調整トリマー
VR6
CPTスパン
調整トリマー
VR3
フォロマティック停止側
不感帯調整トリマー
閉
ランプ
開
ランプ
作動禁止
ランプ
信号喪失
ランプ
VR5
フォロマティック作動
禁止時間調整トリマー
図11.3 フォロマティック+CPT PCB
22
VR3
フォロマティック作動側
不感帯調整トリマー
VR4(フォロマティック停止側不感帯調
整トリマー)を反時計方向に終端(最小
位置)まで回して下さい。
VR5(フォロマティック作動禁止時間調
整トリマー)を反時計方向に終端(最小
位置)まで回して下さい。
11
フォロマティック
調整方法(続き)
11.3 リミットシーティングバルブにおけ
るフォロマティック調整方法
全閉・全開リミット間のフルストロークが
入力信号のスパンになります。
11.4 トルクシーティングバルブにおける
フォロマティック調整方法
アクチュエータを正しくシート位置まで動
作させるために、トルクシーティングバ
ルブの場合は入力信号に若干のオフセ
ットを持たせることが推奨されます。
例 え ば 、 フ ル ス ト ロ ー ク に 対 し て 420mAの入力信号を用いたシステムで
入力信号を用 たシ
ム
全 閉 側 が 4mA の 場 合 、 そ の 信 号 を
4.2mAに設定することが推奨されます。
バルブをそのストロークの終端まで完
全に動作させるために、4mAの入力信
号を発信します。バルブはその信号値
における位置に向かって動作しますが、
トルクリミットの位置が4.2mAですので、
4mAに到達する前にバルブは正常にト
ルク停止します。アクチュエータのトル
クスイッチがトリップしたならば、アクチ
ュエータは停止します。このとき、フォロ
マティックPCB上の「閉」ランプが点灯し
て
いれば、それは入力信号が依然存在す
ることを示していますので、このことによ
りアクチュエータがトルクリミットで停止
したことを確実に知ることが出来ます。
合、適切な設定を得ることが難しいこと
があります。この場合、ランプがオンオ
フする境界を目標に設定を試みて下さ
い。
信号高側(4-20mAにおける20mA)に
てバルブを全閉する場合もまた、例え
ば19.8mAなど若干のオフセットを持た
せることが推奨されます。例に記した420mA以外の信号を比例制御に使用す
る場合は、同じ要領にて適切なオフセッ
トを持たせて下さい。
現場操作にてアクチュエータを全開にし
て下さい。
VR6にてCPTのスパン値を20mAに調
整して下さい。トリマーを時計方向に回
すと電流は上昇します。
VR2(フォロマティックゼロ)を「開」及び
「閉」ランプが消えるところに設定します。
「開」ランプが点灯していた場合は時計
方向、「閉」ランプが点灯していた場合
は反時計方向に回します。
CPT のゼロ値 がずれて い る 場合は、
4mAになるようにVR8にて調整して下さ
い。
現場操作にてアクチュエータを全開にし、
全開位置に相当する信号を46, 47番端
全開位置に相当する信号を印加します。 子に印加して下さい。
この段階ではフォロマティックPCB上の
VR1(フォロマティックスパン)を「開」及
(
ク パ )を「開 及
「
「閉」ランプが点灯しているはずです。
プが点
ず す
VR1(フォロマティックスパン)をこのラン び「閉」ランプが消えるところに設定しま
プが消えるまで反時計方向に回転させ す。「開」ランプが点灯していた場合は
て下さい。このとき「開」ランプが点灯す 時計方向、「閉」ランプが点灯していた
るほどトリマーを回し過ぎないように注 場合は反時計方向に回します。
意して下さい。不感帯を最小値にしてい
る場合、適切な設定を得ることが難しい CPTの出力値が20mAであるか確認し、
ことがあります。この場合、ランプがオ ずれている場合は20mAになるように
ンオフする境界を目標に設定を試みて VR6にて調整して下さい。
下さい。
通常、このオフセットは不感帯の半分に
設定します。例えば、4-20mA、不感帯2
設定
ます 例えば
感帯
%ならば、オフセットは0.16mAです。
((20 – 4)x 0.01 = 0.16)
11.5 フォロマティック+CPT PCB
全閉位置に相当する信号を46, 47番端
子に印加します。この段階ではフォロマ
ティックPCB上の「開」ランプが点灯して
いるはずです。
現場操作にてアクチュエータを全閉にし、
全閉位置に相当する信号を46, 47番端
子に印加して下さい。
VR2(フォロマティックゼロ)をこのランプ
が消えるまで時計方向に回転させて下
さい。このとき「閉」ランプが点灯するほ
どトリマーを回し過ぎないように注意し
て下さい。不感帯を最小値にしている場
23
11
フォロマティック
調整方法(続き)
この段階でスパンは正しく設定されてい
ると思われますが、不十分な場合は前
述の手順を繰り返し行って下さい。
不感帯幅を保ちながら、アクチュエータ
の停止位置を不感帯領域内まで伸ば
すことが出来ます。
50%に相当する信号を46, 47番端子に
印加して下さい。
VR3とVR4が最小に設定される場合、
作動及び停止側不感帯はバルブスト
ロ ー ク の 1 % 未 満 に な ります 。 VR3 と
VR4が最大に設定される場合、作動側
不感帯はバルブストロークの約10%、
停止側不感帯は7.5%になります。
11.8 信号レンジ分割制御
フォロマティックのゼロ・スパン設定は412mAや12-20mAなどの分割レンジに
は適しておりません。これらの場合は、
ポテンショメータにオフセットを設け、少
ない回転数で操作する必要があります。
例として、12-20mAレンジが必要な場
合、本手順のステップ1におけるポテン
ショメータの設定をおよその中心位置に
設定します。
セレクタースイッチを遠隔制御側にして
下さい。アクチュエータは50%相当の開
度位置に到達するはずですが、ハンチ
ングも起きているはずです。VR4を時計
方向に回し、停止側不感帯を広げます。 11.7 作動禁止時間(MIT)
ハンチングがなくなり、開・閉ランプが消
えるまでトリマーを回して下さい。
入力信号の急激な変化に対するアク
チュエータの反応に遅延時間を与える
タ
応
時 を
ことが出来ます。VR5にて作動禁止時
11.6 不感帯の調整
間を設定すると、それ以降アクチュエー
ここまでの手順にてフォロマティックシス タは入力信号に対し設定した時間後に
テムは正しく設定されており、アクチュ 起動するようになります。VR5の設定最
エータは不感帯の真ん中で正しく停止 小値(反時計回りの終端)は100ミリ秒、
しますが、入力信号の何らかの電気的 最大値(時計回りの終端)は60±15秒
ノイズがアクチュエータの不必要な動作 です。
をもたらす場合もあります。このような
場合、作動側不感帯を広げる(VR3を
時計方向に回す)ことが推奨されます。
この調整により、ノイズに対する十分な
24
11
フォロマティック
調整方法(続き)
信号喪失
開
閉
ア ク チ ュ エ ー タの 状 態
作動禁止
信号喪失
作動禁止
開
閉
11.9 フォロマティック制御の状態確認-PCB上のランプ表示
アク チ ュ エ ータの 状 態
電源が投入されている 場合、
   
   
・信号喪失フェイルセーフ機能有効で4-20mA信号がレン ジ最小値を下回っている
・入力信号はレンジ内である
  
・ポジショナー 制御有効

  
・ポジショナーから開方向の開度指令が出ている が、フェイルセーフ動作中である ため指令無効
・入力信号はレンジ内である
・信号喪失フェイルセーフ機能有効で4-20mA信号がレン ジ最小値を下回っている
・ポジショナー 制御有効である が、要求開度へ到達させるために閉方向動作が必要

・遠隔操作が選択されている場合、閉動作中あるいは閉リミット停止中
 


・遠隔操作が選択されている場合、開動作中あるいは開リミット停止中
 

・作動禁止時間が満了していないため閉動作は無効状態
 
 

・作動禁止時間が満了していないため開動作は無効状態



・デ ィップスイッチの設定を再確認し、適切な設定を行って下さい
 
 
 
 
・アクチュエー タの端子台に「フォロマティック自動」の信号が来ていない
・アクチュエー タはポジショナー からの位置指令入力信号に応答している
・アクチュエー タの端子台に「フォロマティック自動」の信号が来ていない
・ポジショナーを有効にしたならば、アクチュエー タは閉動作を行う
・ポジショナー制御無効(SW1-8がOFF)
・SW1-5、SW1-6及び SW1-7がOFFにセットされている
・アクチュエータは信号喪失時の位置を維持
・信号喪失フェイルセー フ機能有効で4-20mA信号がレンジ最小値を下回っている
  
・SW1にて信号喪失時の動作が全開・全閉両方ONになっている可能性があります
・ポジショナー制御無効(SW1-8がOFF)
・ポジショナー 制御有効である が、要求開度へ到達させるために開方向動作が必要
・信号喪失フェイルセー フ機能有効で4-20mA信号がレンジ最小値を下回っている
  
・遠隔操作が選択されている場合、開動作中あるいは開リミット停止中
・ポジショナー制御無効(SW1-8がOFF)
・ポジショナー 制御有効である が、要求開度へ到達させるために閉方向動作が必要
・入力信号はレンジ内である
   
・SW1-5がONにセットされている(フェイルセーフ動作「全開」)
・ポジショナーから閉方向の開度指令が出ている が、フェイルセーフ動作中である ため指令無効
・ポジショナー 制御有効である が、要求開度へ到達させるために開方向動作が必要
・入力信号はレンジ内である
   
・遠隔操作が選択されている場合、閉動作中あるいは閉リミット停止中
・アクチュエータは要求開度位置にある
・入力信号はレンジ内である

・SW1-6がONにセットされている(フェイルセーフ動作「全閉」)
・アクチュエー タの端子台に「フォロマティック自動」の信号が来ていない
・ポジショナーを有効にしたならば、アクチュエー タは開動作を行う
上記以外のランプ表示組合せの場合、PCBが故障している可能性があります。
フォロマティックPCBを交換して下さい。
・SW1-6がONにセットされている(フェイルセーフ動作「全閉」)
・遠隔操作が選択されている場合、閉動作中あるいは閉リミット停止中
・信号喪失フェイルセー フ機能有効で4-20mA信号がレンジ最小値を下回っている
 
・SW1-5がONにセットされている(フェイルセーフ動作「全開」)
記号
・遠隔操作が選択されている場合、開動作中あるいは開リミット停止中

25
ランプオフ

ランプ点滅

ランプオン
12
スタートアップ
5. トルクアジャスト プレートを回転させ
て、閉側リミット スイッチを操作し、モ
ーターを停止させます。右回りで閉止
するバルブは右に、左回りで閉止する
バルブは左に回します。
12.1 配線
アクチュエータはバルブにしっかりボル
ト留めしてください(セクション 5 および
セクション 6 を参照)。起動を開始する
前に、セクション 7 に従いケーブル配線
と接続を行なってください。
リミット スイッチが設定されていることを
確認します(セクション 8 参照)。
12.2 運転準備 : シンクロセットアクチュエータ
図12.0
シンクロセット アクチュエータは、スター
タを内蔵しておりませんので、モーター
制御
制御の為の電磁開閉器を外部に用意
磁
を 部
意
して頂く必要があります。
3. アクチュエータの近くに、現場操作パ
ネルがない場合は、現場とリモート
ネルがない場合は、現場とリモ
トコ
ントロール センターの間で電動操作
が可能な状態であることを確認してく
ださい。
アクチュエータに付属の トルク&リミット
スイッチは、電磁開閉器の制御回路に
正しく配線してください。接点制御回路
のトルク&リミットスイッチを点検すると
きは、以下の手順に従ってください。
6. モーターが停止しない場合は、トルク
アジャスト プレートを逆方向に回してく
ださい。これによりモーターが停止し
た場合は、閉側リミットスイッチが開側
接点回路に配線されています。
配線を直し、テストしなおしてください。
開側スイッチと閉側スイッチを両方と
も操作
も操作してもモーターが停止しない場
も
タ が停
な
合には、どちらのスイッチも接点回路
には接続されていません。配線を直し、
テストしなおしてください。
4. 電動で閉操作をしますが、この場合、
モーターはスタートしますが、バルブ
は駆動しません。
7. 同じ方法で、開側リミットスイッチも点
検し、手動/自動切替レバーのロックを
解除して、三相の相順を確認してくだ
さい(図12.1を参照) 。
1. バルブの閉方向が、右回りか左回り
かを確認します(ハンドルのラベルを
参照してください)。
12.3 相回転の確認 :
シンクロセットアクチュエータ
2. 手動/自動切替レバーを手動にして、
バルブが中間開度位置にくるまでハ
ンドルを回します。レバーを手動位置
まで押し下げてロックします(図 12.0
を参照)。
1. バルブを中間開度位置にして、閉操
作をし、出力軸がハンドル上に表示さ
れた閉側回転方向に回転しているこ
とをチェックします。
2. バルブが開方向に動き始めた場合
は、アクチュエータを直ちに停止してく
ださい。
図12.1
26
現場操作パネルが近くになく、遠隔の
停止シグナルが来るまでは、手動/自
動切替レバーを押し下げてギアに入
れ、モーターを空転させる状態にして
ください。相回転を訂正するときは、3
相の電源供給を一時的に遮断し、ア
クチュエータの電源各端子のピン番
号 1、2、3 の 3 本の供給ケーブルの
うち 2 本を入れ替えてください。
3. 回転方向が確認できたら、アクチュ
エータを開閉両方向に、端位置まで
往復運転をしてください。
4. バルブに最大使用圧力をかけます。
バ ブ 最大使用圧力をかけます
閉方向で運転して、全閉出来ない場
合はトルク不足が考えられますので、
その時は閉側トルクをアップしてくださ
い。(セクション 8.3 を参照)。
12.4 シンクロパックアクチュエータ
このユニットには、スタータを外付けす
る必要はありません。この種類のアク
チュエータには、スタータはすでに内蔵
されています。端子のピン番号 1、2、3
には3 相電源を供給してください。
シンクロパック ユニットは相順に左右さ
れません。このため、相回転の点検は
不要です。アクチュエータは常に正しい
方向に回転します。
リモート コントロールと外部表示シグナ
ルの接続については、付属の配線図を
確認してください。
13
トラブルシューティング
13.1 シンクロパックアクチュエータ
13.4 アクチュエータが始動しない :
シンクロセットアクチュエータ
13.6 バルブが正しくシーティングしない
バルブを駆動せずにモーターを運転する
場合を除き、トラブルシューティングを行
なう前には、クラッチ レバーが手動位置
にロックされていないことを確認してくだ
さい。
リモート コントロール回路と動作をチェッ
クします。スターターからアクチュエータ
へ正しく電源が切替えられ供給されてい
るかチェックします。
13.2 遠隔制御でアクチュエータが始動しない
13.5 バルブ拘束 : 全アクチュエータ
シンクロパックに付属されている現場操
作パネルなら、不具合の確認が開閉操
作ボタンにて行なえます。セレクター ス
イッチを [ローカル] に入れ、電源を入れ
ます
ます。
電源を入れるとインジケータ ランプが点
灯します。操作スイッチを回してアクチュ
エータが両方向に正しく始動する場合に
は、不具合はリモート コントロール側に
あります。
考えられる原因は以下のとおりです。
13.3 現場操作でアクチュエターが始動しない
セレクター スイッチを [ローカル] に設定
し、電源を入れます。アクチュエータが始
動しない場合は、ターミナルカバーを取り
外し、すべての 3 相端子に電線が確実
に接続されており、銘板に記載されてい
る通りの電圧が供給されているかを確認
します。
モーターの温度が非常に高くなった場合
には、サーモスタットがトリップします。
モーター温度が下がると、サーモスタット
は自動的にリセットされます。
1. 閉側トルクリミット切替ノブが、バルブ
の種類に合わせて正しく設定されてい
ない ― (セクション 8 を参照)。
2. 閉側トルク設定値が低すぎる。適宜、
設定値を増大してください ― (セクショ
ン 8 を参照)。
13.7 アクチュエータは動作するのにバ
ルブが駆動されない :
1.相回転の逆転、または回転方向が逆
になっている(シンクロパックの場合に
は該当しません セクション 12を参照
は該当しません。セクション
してください)。
2. リミット スイッチが設定されていない
(セクション 8 を参照してください)。
考えられる原因
1. 手動/自動切替レバーが、手動位置に
ロックされている ― (セクション 4 を
参照)。
開側で固着したバルブを開放する方
法:
2. ドライブ ブッシュが所定の場所に正し
くセットされていない ― (セクション 5
を参照)。
ハンドルを手動操作してハンマーブロー
機構を利用すると、開側バルブの固着
の大半は解消できます。
閉側で固着したバルブを開放する方
法:
取り付けボルトを均等に緩め、スラスト
を開放します。障害物がある場合はそ
れを取り除き、手動ハンドルで弁を操作
します。操作可能になったら、取り付け
ボルトを締め直します。
27
13
潤滑油と保守
保証期間
14.1 オイル
14.2 潤滑油
14.3 保守
極端な気候に合わせたご注文でない限り、
ロトルクアクチュエータは、周囲温度
―30℃(-22°F)から+70℃(160°F)で
の利用に適した SAE 80EP オイルがギア
ケースに充填された状態で納品されます。
AWT アクチュエータは、工場出荷時に潤滑
油 SAE 80EP が充填されているため、その
後の潤滑油の注入は特に必要ありません。
通常の利用状態では、アクチュエータのギ
アケース オイルの交換や補充は不要です。
(図14.0参照)
いずれのロトルク アクチュエータでも、この
取扱説明書の指示に従って、取り付け、
シール、調整した場合、長年にわたり故障な
くご使用いただけるよう、出荷前に十分な検
査を実施しております。
食品級の潤滑油もご利用いただけます。ロ
トルクまでご連絡ください。
アクチュエー タ
シンクロセット
サイズ
(現場操作パネル付)
10A
12A
18A
19A
20A
25A
35A
40A
70A
90A
91A
95A
33
33
33
53
53
53
83
134
176
176
213
176
日常点検ではカバー類は取り外さないでく
ださい。アクチュエータの信頼性を低下させ
る恐れがあります。
ねじ切り加工済みドライブ ブッシュ、ドライブ
ナット、ガイドなどのバルブ部品は清浄に保
ち、グリースを塗布してください。
重量
シンクロセット
(標準シール構造)
18
18
18
38
38
38
68
119
161
161
198
161
シン クロパック
23
23
23
43
43
43
73
138
217
217
207
217
AWT シンクロパックの操作パネルカバ
ーは取り外さないでください。
このモジュールには現場サービス可能な部
品は含まれていません。アクチュエ
品は含まれていません。アクチュ
ータの保全や点検を実施する際には必ず、
あらかじめすべての電源を切ってください。
オイル容量
オイ
容量
リッター
(SP & SS)
0.3
0.3
0.3
0.8
0.8
0.8
1.1
7.5
7.0
7.0
7.0
7.0
日常点検では、以下を点検してください。
●アクチュエータ/バルブ間の固定ボルトの
締まり
●バルブ ステムとドライブ ブッシュには汚
れが付着しておらず、適度に潤滑油が塗布
されていること
●バルブをほとんど使用していない場合は、
定期的な操作予定を立ててください。
技術的なアドバイスや予備部品が必要な場
合には、最寄りのロトルク代理店または当
社まで直接ご連絡ください。
図14.0 アクチュエータサイズとオイル容量
ご連絡に際してはアクチュエータの種類とシ
リアル ナンバーを明記してください。
28
【標準保証期間】
出荷後18ヶ月または試運転後12ヶ月
のいずれか早い方
ロトルクアクチュエータは正しく据付及び
シールされている限り、末永くご使用頂け
ます。
技術的な不明点や予備品に関するご質
問があれば、ロトルクはお客様に納得頂
ける最善のサービスを保証致します。必
要な際は、アクチュエータのタイプと製番
をご確認の上、最寄のロトルクの代理店
または、銘板に記載されている工場のア
ドレスまでお問い合わせ下さい。
ロトルクはより良い製品を供給するために常に品質向上に努めております。そ
のため予告なくロトルクアクチュエータの仕様変更を行う場合があります。製品
の最新情報は、www.rotork.comにてご覧頂けます。
Rotorkの社名は登録商標です。ロトルクは全ての登録商標を認識しています。
ロトルクジャパン株式会社
■本社 〒135-0015 東京都江東区千石2-2-24 昭和イマスビル8F
電話:03-5632-2941 FAX:03-5632-2942
■大阪営業所 〒573-0094 大阪府枚方市南中振1-1-28
電話:072-835-7555 FAX:072-835-7548
Fly UP