Comments
Description
Transcript
平成 26 年度 事業報告書
第5号様式 平成 26 年度 事業報告書 横浜市立動物園等指定管理者 1 管理体制計画 2 運営及び経営の取組計画 3 動物の飼育管理計画 4 施設等の維持管理計画 5 管理運営経費計画 6 「アフリカのサバンナ」開園準備計画 平成 26 年度 横浜市立動物園等 事業報告書 目次 1 管理体制計画········································································································································· 2 (1)動物園等の管理体制····················································································································································· 2 (2)緊急時の対応 ··································································································································································· 4 2 運営及び経営の取組計画 ················································································································· 6 (1)集客対策 ············································································································································································· 6 (2)管理の質・来園者サービスの向上の取組·········································································································14 (3)教育普及 ··········································································································································································14 (4)自主事業等への取組 ·················································································································································15 (5)自己評価 ··········································································································································································18 3 動物の飼育管理計画·························································································································19 (1)動物の飼育計画····························································································································································19 (2)動物舎及び展示場の管理········································································································································19 (3)動物の繁殖計画····························································································································································20 (4)動物の獣医学的衛生管理········································································································································21 (5)野生動物の保護····························································································································································21 (6)調査・研究········································································································································································22 4 施設等の維持管理計画 ····················································································································26 (1)施設管理の基本事項··················································································································································26 (2)施設及び設備の維持管理········································································································································27 (3)園地及び遊具等の維持管理···································································································································27 (4)施設及び設備等の安全対策···································································································································27 5 管理運営経費実績 ·····························································································································28 6 ズーラシア「アフリカのサバンナ」開園準備················································································29 □ 指定管理者 法人名 公益財団法人横浜市緑の協会 所在地 中区日本大通 58 番地 日本大通ビル 2 階(本部) 理事長 ർ田 哲夫 代表者 設立年月日 昭和 59 年 10 月 1 日 指定の期間 平成 23 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日(よこはま動物園、野毛山動物園、 万騎が原ちびっこ動物園、金沢動物園ならびに野毛山公園、金沢自然公園) □ 施設の概要 施設名 所在地 管理対象施設 よこはま動物園 旭区上白根町 1175-1 管理施設、及び便益施設 野毛山動物園 西区老松町 63 番地 10 管理施設、及び便益施設 野毛山公園(動物園を除く) 万騎が原ちびっこ動物園 旭区大池町 65 番地 1 管理施設 (こども自然公園内) 金沢動物園 金沢区釜利谷東 5-15-1 管理施設、及び便益施設 金沢自然公園(動物園を除く) □ 動物点数(平成 27 年 3 月 31 日現在) よこはま動物園 111 種 817 点 野毛山動物園 99 種 1,936 点 万騎が原ちびっこ動物園 4 種 213 点 小計 100 種 2,149 点 金沢動物園 44 種 240 点 合計 221 種 3,206 点 □入園者数(人、カッコ内は前年度比%) 年度 よこはま動物園 野毛山動物園 万騎が原ちびっこ動物園 金沢動物園 合計 11 2,246,476 ( - ) 354,504 (75.7%) 133,355 (113.2%) 399,049 (65.8%) 3,133,384 ( - ) 12 1,336,842 (59.5%) 374,400 (105.6%) 126,780 (95.1%) 283,051 (70.5%) 2,121,073 (67.7%) 13 1,267,011 (94.8%) 509,514 (136.1%) 143,070 (112.8%) 286,170 (101.1%) 2,205,765 (104.0%) 14 1,066,189 (84.1%) 474,984 (93.2%) 126,192 (88.2%) 268,841 (93.9%) 1,936,206 (87.8%) 15 1,059,479 (99.4%) 531,661 (111.9%) 158,962 (126.0%) 271,463 (101.0%) 2,021,565 (104.4%) 16 959,749 (90.6%) 449,658 (84.6%) 185,484 (116.7%) 264,134 (97.3%) 1,859,025 (92.0%) 17 1,014,329 (105.7%) 497,875 (110.7%) 172,911 (93.2%) 288,524 (109.2%) 1,973,639 (106.2%) 18 1,044,563 (103.0%) 542,537 (109.0%) 157,654 (91.2%) 310,237 (107.5%) 2,054,991 (104.1%) 19 1,107,583 (106.0%) 547,461 (100.9%) 131,037 (83.1%) 301,503 (97.2%) 2,087,584 (101.6%) 20 1,153,756 (104.2%) 577,807 (105.5%) 134,547 (102.7%) 330,496 (109.6%) 2,196,606 (105.2%) 21 1,221,868 (105.9%) 680,777 (117.8%) 140,678 (104.6%) 355,067 (107.4%) 2,398,390 (109.2%) 22 978,791 (80.1%) 659,759 (96.9%) 105,277 (81.8%) 316,843 (89.2%) 2,060,670 (85.9%) 23 959,231(98.0%) 765,085(115.9%) 128,577(122.1%) 292,333(92.2%) 2,145,226(104.1%) 24 889,489(92.7%) 992,464(129.7%) 164,733(128.1%) 279,980(95.7%) 2,326,666(108.4%) 25 920,787(103.5%) 968,855(97.6%) 174,078(105.6%) 284,843(101.7%) 2,348,563(100.9%) 26 941,781(102.2%) 1,012,000(104.4%) 185,864(106.7%) 285,459(100.2%) 2,425,104(103.2%) 1 管理体制計画 (1) 動物園等の管理体制 3 動物園の組織改編を行い、動物園調整課を増員したことに伴い、3 園の一体経営をより一 層推進し、本部との綿密な連携を進めました。 ① 公の施設にふさわしい管理体制を構築 専門性の発揮と3園を総括する体制を構築し、組織は適宜見直しを行い改編しました。 総 務 課 緑 施 設 部 総務課 庶務係 協会内庶務統括、人事、給与、労務、福利厚生、文書、研修等 広報企画課 広報企画係 事業調整、経営改善、経営計画、協約等、協会内広報・広聴の統括および戦略、ホームページおよび季刊誌の発行等 経理課 経理係 協会内経理の統括、予算決算、財産管理、資金計画・調達、出納等 管理係 部内統括、公園および公園施設間の調整、課の予算・決算・執行管理等 園地管理係 公園および動物園の園地維持管理等 設備維持係 公園および動物園の施設・設備維持管理等 動物園調整課 調整係 部内統括、横浜市・3園間の調整、指定管理事業の総合調整等 営業課 営業係 課の指定管理者事業およびよこはま動物園、野毛山動物園、金沢動物園の営業計画、協賛企業関連業務、商品開発等 管理係 よこはま動物園の庶務、園地管理、施設管理、利用料金管理、広聴 安全担当係 よこはま動物園の安全対策、交通対策、警備案内、駐車場、園内移動バス業務、団体利用等 事業推進係 よこはま動物園の集客、広報、教育普及、学校教育連携等 飼育展示係 よこはま動物園の動物収集・飼育・繁殖・展示、調査研究業務、傷病鳥獣保護事業等 管理係 野毛山動物園および野毛山公園の庶務、園地管理、施設管理、利用料金管理、集客、広報、広聴、教育普及業務等 管理課 他3課 よこはま動物園 動 物 園 部 野毛山動物園 ・係は営業課兼務 飼育展示係 野毛山動物園の動物収集・飼育・繁殖・展示、調査研究業務、傷病鳥獣保護事業等 管理係 金沢動物園および金沢自然公園の庶務、園地管理、施設管理、利用料金管理、集客、広報、広聴、教育普及業務等 飼育展示係 金沢動物園の動物収集・飼育・繁殖・展示、調査研究業務、傷病鳥獣保護事業等 金沢動物園 2 ② 専門性を高める人材育成 専門性を高める研修を実施し、人材育成に取り組みました。 【基本研修】 研修名 普通救命講習(AED含む) 実施日 対象者 2月20日、3月9日、10日、19 新規採用職員、未受講者 日、20 日 個人情報保護研修 3月 17 日 全職員 人権研修 3月 17 日 全職員 CS・接遇研修 10 月 14 日、27 日、2月 23 全職員 日、25 日 管理職向けハラスメント研修 1月 27 日 管理職 管理職向けメンタルヘルスケア 2月 24 日 管理職 12 月9日 全職員 適宜 車両事故当事者へ個別指導 研修 職員向けメンタルヘルスケア研 修 安全運転講習 【一般業務研修】 研修名 文書事務研修Ⅰ 実施日 6月 13 日 対象者 新採用職員及び事務経験年 数2年未満の者 文書事務研修Ⅱ 9月 19 日 事務に携わる経験2年以上 の者 経理事務研修Ⅰ 6月 13 日 新採用職員及び事務経験年 (経理基礎研修) 経理事務研修Ⅱ 数2年未満の者 9月 19 日 事務に携わる経験2年以上 の者 【専門職研修】 研修名 実施日 対象者 新人研修 通年 新採用飼育展示係職員 発電機使用研修 4月 11 日、3月 19 日 飼育展示係職員 動物捕獲訓練 2月 16 日、17 日 飼育展示係職員 麻酔銃使用研修 2月 17 日 飼育展示係職員 公共建築物保全研修 6月 26 日 施設担当職員 飼育スキル向上研修 通年 飼育展示係職員 野生動物保護研修 10 月 28 日、30 日 全職員 捕獲用具使用研修 2月 17 日 飼育展示係職員 広報研修(ホームページ、記者発 12 月5日 広報業務従事者 表、動画) 電気安全講演会 7月 10 日 施設課職員 電気実務講習 9月 18 日 施設課職員 3 公園維持管理研修 5月 28 日、8月1日 施設担当職員 横浜市ごみゼロ推進研修 6月 19 日 施設担当職員 工業用水技術研修 4月 24 日 施設担当職員 電気実務講習会 10 月 7 日 施設担当職員 省エネルギー講演会 2月5日 施設担当職員 神奈川県電気協会実務研修 6月 18 日 施設担当職員 油等汚染事故対策水鳥救護研修 10 月 22 日、10 月 23 日 飼育展示係職員 動物園・教育事業参加型研修会 11月12日、13日、12月4日、 管理係職員、事業推進係職 (ワークショップ) 5日 員 【階層別研修】 研修名 実施日 対象者 新採用研修 4月1日~4日 新入職員 管理職研修 3月 19 日、25 日 管理職 【人事考課研修】 研修名 実施日 対象者 目標設定(振り返り含む)・自己評定 5月~2月 全職員 研修(新人用) ③ 安心して業務に取り組める環境づくり 安心して業務に取り組むための職員の健康管理及び職場環境の維持に取り組みまし た。 【平成 26 年度 環境づくり実績】 項目名 実施日 定期健康診断 6月~1月 予防接種(破傷風、B 型肝炎) 5月~3月 一般的な感染予防対策 安全衛生委員会(ズーラシア) 衛生推進委員会(野毛山・金沢) 適宜 毎月1回 適宜 (2) 緊急時の対応 ① 事故発生時の緊急体制と対応への備え 東日本大震災の教訓を活かし、日頃より各園にて緊急体制や緊急対応マニュアルの常 備及び見直し、定期的な訓練、横浜市への連絡報告を行いました。 よこはま動物園では旭消防署、旭消防団との合同訓練を行い、消防ポンプ訓練、水消火 器訓練、避難誘導訓練などの実用的な訓練を実施しました。 野毛山動物園では、動物逃亡捕獲訓練を園内で放し飼いにされているクジャクを逃亡 動物と見立て実戦的に行い、来園者誘導訓練も行いました。 金沢動物園では、動物逃亡捕獲訓練では職員に逃亡場所を事前通知せず、当日の訓 練時間にオオツノヒツジに見立てた実際のヒツジを追う形で訓練を行いました。他に災害時 の来園者誘導訓練、消防訓練による消防設備の再確認、情報伝達訓練、発電機などの災 害時対応訓練を行いました。 4 【平成 26 年度 情報受伝達訓練実施実績(当協会全体)】 実施期間 9月 11 日 実施場所 協会本部、よこはま動物園、野毛山動物園、金沢動物園、その他当団体管理の各公 園及び駐車場 参加人数 横浜市緑の協会職員、委託業者スタッフ、 約200名 訓練項目 情報受伝達訓練、消火訓練などの実践訓練 訓練内容 午前9時に、横浜市域で震度 5 強の地震が発生した想定の下で、情報受伝達訓練を 実施。動物園においては、職員の被災・出勤状況の把握、園内の被災状況を調査 (職員・委託業者ともに無線にて)し、一般住民の避難受け入れ態勢の整備を指示 し、動物園調整課に情報を集約した。また、各園ともに無線による被災状況の把握も 実施した。各種被災状況を協会本部総務課へ報告した。 【平成 26 年度 避難誘導訓練実施実績(3園)】 実施期間 9月 10 日(よこはま動物園)、9月 22 日(金沢動物園)、3月9日(野毛山動物園) 実施場所 よこはま動物園、野毛山動物園、金沢動物園 参加人数 横浜市緑の協会職員、委託業者スタッフ、 約200名 訓練項目 避難誘導訓練 訓練内容 横浜市域で大規模な地震が発生した想定の下で、避難誘導訓練を実施した。避難誘 導体制と参集状況による担当業務の確認をし、避難誘導した。 【平成 26 年度 防災訓練実施実績(よこはま動物園)】 実施期間 9月 10 日(よこはま動物園) 実施場所 よこはま動物園 参加人数 旭消防署員、旭消防団、来園者、横浜市緑の協会職員、委託業者スタッフ、約140名 訓練項目 避難誘導訓練、体験訓練 訓練内容 様々な災害に備えて旭消防署の協力の下、職員による可搬式ポンプ操作訓練、水消 火器による消火訓練、体験としてハシゴ車乗車を実施した。 【平成 26 年度 防災訓練実施実績(金沢動物園)】(新規) 実施期間 9月22日(金沢動物園) 実施場所 金沢動物園 わくわく広場 参加人数 金沢消防署 釜利谷出張所員、横浜市緑の協会職員、委託業者スタッフ、約 30名 訓練項目 初期消火体験訓練 訓練内容 金沢消防署 釜利谷出張所の協力の下、初期消火訓練を実施した。 園内の防災設備の使用方法を学び、実際に消防ホースを格納庫から出し、消火栓と つなぎ、放水訓練を行った。併せて、水消火器による消火訓練も行った。 5 【平成 26 年度 動物逃亡訓練実施実績(3園)】 実施期間 2月 16 日(金沢動物園)、2月 17 日(よこはま動物園)、3月9日(野毛山動物園) 実施場所 よこはま動物園、野毛山動物園、金沢動物園 参加人数 横浜市緑の協会職員、委託業者スタッフ 訓練項目 避難誘導訓練、逃亡動物の捕獲訓練などの実践訓練 訓練内容 横浜市域で大規模な地震が発生した想定の下で、避難誘導・動物逃亡訓練を実施。 園内の被災状況を調査(職員・委託業者ともに無線にて)し、園内にお客様がいると 想定し、安全に誘導した。また、災害時に動物が逃亡したことを想定しての飼育動物 捕獲訓練。各施設は「被害状況報告書」にて施設の損壊状況、負傷者 の発生状況 等を協会本部総務課へ報告した。 2 運営及び経営の取組計画 (1) 集客対策 ① 広告・宣伝活動の強化 各園の利用者層やエリアに合わせて多様な媒体で広告・宣伝を行いました。看板類の 掲出は鉄道事業者やバス運行会社に協力を依頼しました。また、様々な雑誌(フリーペー パーや横浜ウォーカーなど)に動物園情報や鉄道・バス・市民利用施設用にポスターを掲 出しました。 よこはま動物園では、「恐竜ライブ」のマスコミ向け内覧会を「ナイトズーラシア」の内覧 会とあわせて実施し、アピールしました。「アフリカのサバンナ」全面開園の前に2度のマス コミ向け内覧会を実施し、アピールしました。また、「アフリカのサバンナ」の特設サイトを開 設し、全面開園に向けた動物の入園情報などを提供し、アピールしました。 【平成 26 年度 主な看板類掲出状況】 園 名 掲出場所 時 期 横浜駅(相鉄線)、鶴ヶ峰駅(相鉄線)、三ツ境駅(相鉄線)、 よこはま動物園 中山駅(グリーンライン・JR)、日吉駅(グリーンライン)、 都筑水再生センター(よこはま動物園への案内及び「アフリカのサ 継続 バンナ」エリア全面開園告知横断幕の設置) 動物園通りでのバナーフラッグを刷新し掲揚 野毛山動物園 バス停前の3園掲示板を掲揚 中央図書館前に案内矢印を新規に掲揚 金沢動物園 金沢文庫駅、横須賀中央駅(京急)に大型看板の設置、京急バス ラッピング広告の実施、すずらん通りでバナーフラッグを掲揚 継続 および新規 (3月) 継続 各観光施設や公共機関などにリーフレットを設置し、他にも広報誌(広報よこはま、季刊 誌「みどり」、各種ニュース紙など)を配布し動物園情報を発信しました。また、メールマガジ ンやホームページ、モバイルサイト(Facebook、Twitter、YouTube)などを利用し、動物園利 用案内や飼育動物、草木の開花予測、トピックスやイベント情報を配信し、興味や関心を持 っていただけるようにしました。 新聞や多様な媒体を使ったパブリシティを積極的に活用しました。 6 【平成 26 年度 広報印刷物】 園 名 発行時期 広報印刷物名 よこはま動物園 平成 26 年5月 平成 26 年6月 謎解きゲームポスター B1版 313 枚・B3版 3,018 枚・チラシ 3,000 枚 ズーラシア通信 夏号 30,000 部 恐竜イベントポスター B1版 313 枚・B3版 3,018 枚・チラシ A4版 3,000 部 平成 26 年7月 恐竜イベントチラシ A4版 25,000 部 平成 26 年9月 平成 26 年4月 ズーラシア通信 秋号 40,000 部、秋ポスター B1版 313 部・B3版 3,018 部 秋イベントチラシ 3,000 部 サバンナポスター B1版 40 枚・B3版 650 枚・チラシ 3,200 枚 冬ポスター B1版 313 部・B3版 2,836 部、冬イベントチラシ 3,200 部、冬イベントチラシ 24,330 部、サバンナミニのぼり 150 枚 ズーラシア通信 冬号 20,000 部 サバンナ開園日告知ポスター B1版 313 枚・B3版 2,836 枚・チラシ 18,200 枚 サバンナ新入学児童用チラシ 35,000 枚 サバンナ開園日告知チラシ 5,000 枚 ズーラシア通信 春号 50,000 部、春ポスター B1版 313 部・B3版 2,836 部、春イベントチラ シ 3,200 部、相鉄線グリーンボックス号用サバンナポスター B3W 版130 部・B3版40 部、ア フリカンフェスタ告知チラシ 50,000枚、園内ガイドマップ平成27年度用(日本語版) 500,000 部、園内ガイドマップ平成 27 年度用(外国語版) 15,000 部 のげやまどうぶつえんだより 春号 10,000 部 平成 26 年5月 園内マップ 日本語版 50,000 部、ツガル記念リーフレット 1,000 部 平成 26 年6月 園内季刊紙ふぉ~し~ず~ん 夏号 第 56 号 9,000 部、のげやまどうぶつえんだより 夏 号 15,000 部、爬虫類館リニューアルオープン チラシ 3,000 部 平成 26 年8月 野毛山動物園秋イベントポスター B1版 170 部・B3版 1,646 部 平成 26 年9月 平成 26 年4月 園内季刊紙ふぉ~し~ず~ん 秋号 第 57 号 10,000 部、のげやまどうぶつえんだより 秋 号 8,000 部 野毛山動物園冬イベントポスター B1版 220 部・B3版 830 部、園内マップ 日本語版 50,000 部 園内季刊紙ふぉ~し~ず~ん 冬号 第 58 号 8,000 部、のげやまどうぶつえんだより 冬号 5,500 部、講演会ポスター B2版 100 部・チラシ 1,200 部 ポストカード(ラージャー誕生日会ノベルティ) 300 部 野毛山動物園春イベントポスター B1版 210 部・B3版 690 部 のげやまどうぶつえんだより 早春号 5,000 部、屋内休憩所オープン チラシ 3,000 部、園内 季刊紙ふぉ~し~ず~ん 春号 第 59 号 10,000 部 金沢動物園だより5月号 1,700 部 平成 26 年5月 金沢動物園だより6月号 1,000 部、園内マップ 60,000 部 平成 26 年6月 金沢動物園だより7月号 2,300 部 平成 26 年7月 平成 26 年9月 平成 26 年 10 月 金沢動物園だより8月号 1,600 部、夏祭りポスター B3版 900 部、チラシ 3,000 部 秋ポスター B1版 200 部、B3版 1,000 部 金沢動物園だより9月号 3,500 部、園外 PR 用リーフレット 20,000 部 アニマルアートコラボ展ポスター B2版 200 枚、B3版 100 枚、チラシ 1,500 部 金沢動物園だより 10 月号 1,300 部 金沢動物園だより 11 月号 1,500 部、冬ポスター B1版 200 部、B3版 1,000 部 平成 26 年 11 月 金沢動物園だより 12 月号 1,100 部 園内マップ(英語版) 5,000 部 平成 26 年 12 月 金沢動物園だより1月号 1,500 部、園内マップ 80,000 部、アニマルコレクションB1版 200 部 平成 27 年1月 金沢動物園だより2月号 1,300 部、春ポスター B1版 200 部、B3版 900 部 平成 27 年2月 金沢動物園だより3月号 1,300 部 平成 27 年3月 金沢動物園だより4月号 1,300 部、開園感謝祭チラシ 500 部 平成 26 年7月 夏のイベントチラシ A5版 699,870 部 平成 26 年7月 平成 26 年7月 よこはま夜の動物園 2014 うちわ 30,000 枚 よこはま夜の動物園 2014 ポスター B1版 430 部、B3版 3,497 部 平成 26 年 11 月 冬のイベントチラシ A5版 699,420 部 平成 27 年3月 春のイベントチラシ A5版 698,060 部 平成 26 年 10 月 平成 26 年 11 月 平成 26 年 12 月 平成 27 年1月 平成 27 年2月 平成 27 年3月 野毛山動物園 平成 26 年 10 月 平成 26 年 12 月 平成 27 年2月 平成 27 年3月 金沢動物園 平成 26 年8月 3園 7 ② プレスリリースによるパブリシティを活用 【平成 26 年度 発表・新聞掲載件数】 園 名 掲載件数 発表件数 よこはま動物園 52 件 51 件 野毛山動物園 43 件 23 件 金沢動物園 27 件 30 件 3 園合同 18 件 30 件 2 園合同 6件 4件 横浜市合同 0件 2件 146 件 140 件 合 計 ③ チケットの前売り販売を実施 【平成 26 年度 契約・福利厚生団体入園実績】 名 割引率 実施期間 前売り券(相手方専用券:コンビニ) 2割引 通年 33,587 前売り券(ズーラシア券:ホテル等) 2割引 通年 7,823 合 称 計 41,410 ④ 学校や幼稚園等への誘致活動を実施 【平成 26 年度 学校団体入園者数状況】 園名 人数(名) 区分 保育園・ 幼稚園 小学校 中学校 人数(名) 高校 計 団体 397 380 70 87 934 人数 43,654 41,577 1,818 2,940 89,989 団体 260 225 11 4 500 人数 22,751 23,131 438 209 46,529 万騎が原ちびっこ 団体 68 77 3 0 148 動物園 人数 4,903 7,375 80 0 12,358 団体 209 117 2 2 330 人数 21,148 14,687 264 260 36,359 団体 934 799 86 93 1,912 人数 92,456 86,770 2,600 3,409 185,235 よこはま動物園 野毛山動物園 金沢動物園 合計 ⑤ 福利厚生団体の誘致活動 【平成 26 年度 よこはま動物園福利厚生団体誘致状況】 名 割引率 実施期間 新聞社(朝日) 特殊契約 通年 16,059 新聞社(読売) 特殊契約 通年 6,163 福利厚生 2 割引 通年 55,043 提携企業会員カード 2 割引 通年 36,076 合 称 計 人数(名) 113,341 8 ⑥ 旅行代理店、ホテルを通じた、広域的な誘客活動 【平成 26 年度 団体入園者数状況】 園 名 比率 団体(人数:名) 102.5% 941,781 920,787 102.3% 団体比率 11.99% 11.97% 100.19% 団体(人数:名) 50,302 50,410 99.8% 1,012,000 968,855 104.5% 4.97% 5.20% 95.53% 39,713 38,129 104.2% 285,459 284,843 100.2% 13.91% 13.39% 103.93% 202,924 198,717 102.1% 2,239,240 2,174,485 103.0% 9.06% 9.14% 99.16% 入園者合計 団体(人数:名) 入園者合計 団体比率 団体(人数:名) 合 計 対前年度比率 110,178 団体比率 金沢動物園 25 年度 112,909 よこはま動物園 入園者合計 野毛山動物園 26年度 入園者合計 団体比率 ⑦ 園外でのPR活動 よこはま動物園では、「アフリカのサバンナ」全面開園の PR のため、交通局と連携し、グ リーンラインでの「どうぶつはまりん号」の運行を開始しました。また、相鉄線「グリーンボック ス号」およびブルーライン「はまりん号」で PR 列車の運行をしました。 野毛山動物園では西区民まつりや港南3R夢フェスタ、伊勢佐木町エコまつり等にて派 生物の展示、プロモーションビデオの紹介、チラシなどを配布しPR活動を行いました。 金沢動物園では、図書館等へ、派生物を展示する出張PR事業に取り組みました。また、 横須賀米軍基地や資源循環局金沢工場のフェスタ、シーサイドラインフェスタ、金沢文庫 芸術祭に参加し PR 活動を行いました。 また、3 園とも指定管理公園等と連携して、派生物や傷病鳥獣の展示等を行い、PR 活動 を実施しました。 ⑧ 地域連携による市民に密着した PR 活動の強化 よこはま動物園では、旭区民まつり、中山まつり、緑区民まつり、瀬谷フェスティバル、ふ るさと港北ふれあいまつりに参加し、パネル展示、派生物の展示と解説等を行いました。ク イズの参加者には入園割引券をプレゼントしました。また、旭区役所、緑区役所、瀬谷区役 所と連携し、区役所内に、よこはま動物園の PR ブースを設置するとともに、「アフリカのサ バンナ」の紹介や動物のパネル展等の企画展を行ないました。 野毛山動物園では、西区・神奈川区の地域子育て支援拠点と連携し、動物のお話会や ポスター掲出などの PR 活動に取り組みました。さらに、神奈川県共同募金と連携し、インド ライオン「ラージャー」を PR 大使に任命し、PR を実施しました。 金沢動物園では、区民まつりや「どんど焼き」等の地域のまつりに参加しPRを実施しま した。 その他、動物園の各イベントでは、地域で活躍するサークルや団体がボランティアで参 加し、園の魅力アップに貢献しました。 9 【平成 26 年度 地域密着 PR 活動】 実施日 園名 イベント名 よこはま動物園 野毛山動物園 金沢動物園 7 月 26 日 磯子区商店街朝市 8 月 16 日 緑区×ズーラシア夏休み特別企画 10 月 18 日 ふるさと港北ふれあいまつり 10 月 19 日 緑区民まつり 10 月 19 日 旭ふれあい区民まつり 11 月3日 中山まつり 11 月 1 日 Hiyoshi FESTA 3 月 27 日 緑区×ズーラシア春休み特別企画 4月 14 日 戸部警察署 5月 25日 神奈川県立青少年センター 子供科学探検隊」 12 月 13 日 のげまちなかキャンパス 7 月 25 日 横浜市動物愛護センター 7月 12 日~8 月 31 日 海も山も空もよくばりスタンプラリー 6月 25 日、27 日 西区役所タイアップ企画 8 月 5 日~8 月 24 日 マリンタワー企画展 10 月 6 日 西区健康福祉局「食と運動で健康づくり」 8 月 22 日 横浜市青少年交流センター ジョブカフェ 10 月 9 日 布えほんグループ 11 月2日 西区民祭り 11 月 12 日 子育て支援拠点 神奈川区 かなーちぇ 11 月 3 日 伊勢佐木エコ商店街 3 月 26 日 子育て支援拠点 西区 スマイルポート 7月 27 日 金沢工場3R 夢フェスタ 7月 30 日~8月 31 日 金沢図書館 PR 展示 8月3日 横浜 FC での派生物展示 9月 20 日 金沢区 消防フェア 9月 28 日 磯子祭り 10 月 18 日 金沢まつり いきいきフェスタ 11 月1日 栄区民まつり 10 ⑨ 3園一体でのブランド化、ロゴマーク等を使用しPRを実施 3園を「よこはまのどうぶつえん」とブランド化し、ポスター等の印刷物やオリジナル商品 等に使用してPRしました。 【「よこはまのどうぶつえん」ロゴマーク】 → 光り物グッズ各種 光り物グッズ各種 (点灯時) 子供用ストライプキャップ 子供用パッチワークハット アニマルキャンディー A7リングメモ (イエロー・グリーン) 11 ⑩ ホームページ・モバイルサイト(Facebook,Twitter,Youtube)を活用したPRを実施 休園日、開園時間、交通アクセス、駐車場、レンタル制度、飼育動物、レストランやショッ プ等の基本情報のほか、動物やイベント開催、ブログ等の最新情報を発信しました。(アク セス件数:3園+共通ホームページ計 3,456,538 件) また、SNS(Facebook,Twitter,Youtube)を利用し、各動物園での動物情報やイベント情 報などを積極的に PR しました。 【平成 26 年度 主なホームページでの情報発信】 名 称 園名 時 期 第4弾飼育日誌 平成 19 年4月~ 第5弾ブログ de ズーラシア 平成 19 年5月~ よこはま動物園 第10弾チンパンジーの森日 記 よこはまのどうぶつえんシア ター すまとらとらブログ アフリカのサバンナ@ズーラ シア 「アフリカのサバンナ」特設サ イト 飼育担当者よる動物たちの日常を紹介 イベントの様子や園内装飾、植物などズーラシアの様々な情報 を紹介 チンパンジー・サンクチュアリ・宇土より来園したチンパンジー たちの紹介 平成 21 年3月~ 平成 20 年6月~ 動物たちの日常を動画にて配信 平成 26 年9月8日~ スマトラトラの子どもの成長記録 平成26 年 11 月1日~ 新エリアの動物たちの入園や日常の様子などを紹介 平成 27 年3月3日~ 新エリアみどころや動物などを紹介 野毛山動物園 金沢動物園 動物トピックス 平成 20 年4月~ なかよしタイムズ ツガルつれづれ日記 レプ担当のれぷブログ 平成 20 年 12 月~ 平成 21 年5月~ 平成 21 年5月~ みらいを見つめるチンパンジ ー 平成 23 年7月~ 飼育こぼれ話 平成 17 年5月~ 花情報 平成 17 年 10 月~ 今週の 1 枚 平成 19 年4月~ 平成 25 年 11 月末 今週のイチオシ! 平成 25 年 12 月~ オフィシャルブログ「OH!カン ガルー」 オフィシャルブログ「インドサ イ Big Baby Blog」 内 容 野毛山に住む動物たちと、野毛山で毎日働いている飼育係や 獣医師のトピックスを紹介 なかよし広場で飼育している動物の日々の様子を紹介 フタコブラクダの「ツガル」の日々の様子を紹介 爬虫類の日々の様子を紹介 みなとみらい地区を望む野毛山の高台で生活するチンパンジ ーたちの日常をつづる 飼育員が担当動物について紹介 ※平成 22 年1月よりブログ化 植物普及担当が、季節の花について紹介 職員がとらえた直近のトピックスについて、写真と短文で紹介 ※平成 20 年9月よりブログ化 金沢動物園のオススメのイベントや植物、物販などを紹介。 今週の一枚に代わり、立ち上げたブログ。 3園 平成 20 年 12 月~ オオカンガルーの個体紹介やトピックス 平成 26 年2月7日~ インドサイの赤ちゃんの成長を紹介 よこはまのどうぶつえんサイト 平成 20 年4月~ 3園の情報を発信するサイト ネット販売 平成 21 年3月~ よこはまのどうぶつえんのグッズをネットで購入できるシステム ⑪ 当団体広報誌、行政誌などへの掲載 年 4 回発行の当団体季刊誌「みどり」に動物園情報を掲載しました。また、広報よこはま への情報発信を継続しました。 12 ⑫ 会員向け情報、リピーター増加への取組 ア アニマルペアレント 協力いただくペアレントの思いをより活かせる運用を行いました。なかでもズーラシア のインドゾウやホッキョクグマ、野毛山動物園のカメ、金沢動物園のヒガシクロサイに、た くさんの支援が集まりました。会員にはアニマルペアレントニュースを発行・送付や会員 限定のバックヤード見学を各園で2回ずつ行いました。 【平成 26 年度 アニマルペアレント入会実績】 対象園 よこはま動物園 件数(件) 対象動物 (注 1) 32 48 240,000 インドライオン 27 41 205,000 ホッキョクグマ 39 56 280,000 チンパンジー 14 18 90,000 オカピ 26 37 185,000 164 986.4 4,932,000 302 1186.4 5,932,000 インドライオン 34 38 190,000 アミメキリン 20 25 125,000 カメ 27 43 215,000 フンボルトペンギン 11 17 85,000 レッサーパンダ 24 28 140,000 181 605 3,025,000 297 756 3,780,000 10 13 65,000 コアラ 6 6 30,000 アミメキリン 5 5 25,000 10 17 85,000 4 5 25,000 77 415 2,075,000 112 461 2,305,000 2,403 12,017,000 小 計 その他 小 計 インドゾウ 金沢動物園 金額(円) インドゾウ その他※1 野毛山動物園 口数(口) ヒガシクロサイ オオカンガルー その他 小 計 711 合 計※2 (433) ※1 1口 5,000 円のところ、誤って 2,000 円にて入金してきた1件を 0.4 口としてカウントしている ※2 種別の件数は、重複している部分あり(一名の方が複数の種に 1 口ずついれるなど) 申込人数は下段の( )内の数 イ 横浜市動物園友の会 会員の方々と、動物を通して動物の愛護や親睦を図りながら、横浜市立動物園のご支 援を頂いています。(815 組、計 1,944 名) 13 (2) 管理の質・来園者サービスの向上の取組 ① 自主的な管理により、環境に配慮 節電、ごみの分別、リサイクル、リユース等を徹底し、管理表に基づき節電等に努めまし た。 ② 「ヨコハマ3R夢プラン」に基づく廃棄物の削減と再利用 事務用品のリサイクル、動物ふんの堆肥化や剪定枝の飼料化等、廃棄物を削減し再利 用しました。 ③ 市民とともに実践する環境行動の実施 環境教育をイベントに盛り込み、市民や特にこどもたちに楽しく学び一緒に実践する環 境行動を行いました。 【平成 26 年度 主な環境教育事業実績】 園 名 テーマ 件 数 ズーラシアスクール(全7回) よこはま動物園 ズーラシアワークショップ(全 14 テーマ) ズーラシアアドベンチャー 世界一周動物ラリー 63 件 ほか 横浜の動物園繁殖の軌跡展 野毛山動物園 動物感謝祭 講演会「知ろう・守ろう・日本の動物」 第 10 回動物たちの SOS 展 30 件 ほか エコ森教室(11回) 金沢動物園 金沢動物園身近な昆虫展 2014 Zoo To Wild セミナー「もしもスズメを見つけたら」 39 件 ZOO レンジャー養成スタンプラリー ほか 合 計 132 件 ④ 市民参加による「みどりアップ」を推進 市内の貴重な緑を保全し、緑の質と量を向上させていく「横浜みどりアップ計画」に基づ き、園内の植樹、花の植え付けなどを推進しました。 ⑤ 電力を大量に使用する夏期・冬期などの節電対応 お客様の利便性、安全性を損ねない範囲で、園内の節電に努めました。また、職員の 勤務する事務所では温度管理、電球の間引き、待機電力カット等を徹底して行いました。 ⑥ 不法行為防止や利用者マナー向上 喫煙場所やペット同伴上の注意事項、火気不使用等の呼びかけを行い、園内案内やホ ームページの掲載を行いました。 (3) 教育普及 ① 各園の具体的な取組 よこはま動物園は「世界」、野毛山動物園は「身近」、金沢動物園は「自然」といった各園 の特徴を発揮し、教育プログラムを企画し、実施しました。 14 【平成 26 年度 教育普及 各園の主な取組】 実施日 園名 7月 31 日、8月 1日 よこはま動物園 9月 10 日~12 月1日 12 月3日~3月 2日 プログラム名 内容 人数 (名) ワンダーアイズとの共同企画 フォトディスカバリー アジアの熱帯林の動物を中心に、写真家のレ 26 クチャーの元、写真撮影を実施 ほねほねパネル展 動物の骨格パネルを展示し、骨について学 - べるパネル展を開催 干支の「ヒツジのいろいろ」について解説。ま 干支展 つぼっくりヒツジの展示、作り方の説明看板の - 設置 動物の餌を準備する台所や自然体験林の山 通年 ガイドツアー 野草、動物などを紹介するガイドツアーを実 6,348 施 野毛山動物園 絶滅の危機に瀕する野生動物の写真やイラ 3月1日~31 日 動物たちの SOS 展 スト等を展示するほか、保護活動の事例等を - 紹介 通年 動物たちのお食事タ 動物の給餌シーンの観察と飼育係のガイドを イム - 実施 小学5、6年生を対象に、1泊2日で動物や自 8月 20 日~21 日 林間学校 然に親しむ夜の動物園、昆虫観察、飼育体験 などのプログラムを実施。当協会管理施設の 29 金沢動物園 上郷・森の家で宿泊 10 月4日~11 アニマルアートコラ 若手アーティストの動物アート作品の展示や 月9日 ボ展 - ワークショップを開催 6月1日、8日、 14 日、15 日、 ズーレンジャーカー 環境月間イベントとして、6月の土日に計6種 21 日、22 日、 ドラリー の動物ガイドを聞いて学習するラリー 245 28 日、29 日 7月 19 日、23 日~27 日、29 日~31 日、8月 1 日飼育体験 獣舎清掃やエサ作りなどの飼育体験 397 3園 1日、11 月 29 日、30 日 5月 19 日~3 月 16 日までの 出張どうぶつえんス 小学校などに出向き、動物についての授業を 全 111 回(3園 クール 実施 10,350 合計) (4) 自主事業等への取組 それぞれの個性を発揮して3園を選ぶ楽しみを提供し、3園連携イベントでは3園それぞれ に行ってみたいと感じていただけるような企画を展開しました。また、クリスマスには3園ともに イルミネーションを設置し、近隣区の区長や市民を招待して、11 月 21 日に3園同時に点灯式 を行いました。 15 ① 主な自主事業 よこはま動物園は『動物達が暮らす生息環境の中で世界の「自然」と「文化」を体感!』、 野毛山動物園は『都会の中の憩いの空間で「動物」と「自然」を身近に体感!』、金沢動物 園は『豊かな自然に囲まれて「森」と「動物」と「エコ」を体感!』を念頭に置き、事業を実施し ました。 【平成 26 年度 自主事業 各園の主な取組】 実施日 園名 プログラム名 内容 (27 年3月 21 開園 15 周年記念 世界のコンパニオンアニマルとのふれあい 日)~4月6日、 ズーラシアワール 体験ができる企画や、世界各国の食や民芸 5月3日~6日 ドフェア 体感型のゲームの実施 2,346 本物さながらの 2 頭の肉食恐竜が暴れまわ 7月 26 日、27 よこはま動物園 日、8月2日、3 60,840 品をそろえたワールドマーケットの実施 7月5日、12 日、 リアル謎解きゲー 限られた時間で、園内に隠された謎を解く 19 日、9月27 日 ム 人数(名) 恐竜イベント 日、23 日、24 日 るライブショーの実施。恐竜から鳥への進化 を学べるトークライブやウォークラリーの実 15,740 施 9月 13 日~11 月 24 日の土休 秋のふれあい動物 イヌのふれあいや散歩体験、小動物のふれ 日(10月11日~ 園 あいができるふれあい動物園の実施 170,071 13 日を除く) 「アフリカのサバン 3月 28 日~(4 ナ」全面開園記念 アフリカ産の動物の展示、ふれあいなどを 月5日) アフリカンフェスタ 実施 18,079 第 1 弾「アニマル」 通年 ぱかぱか広場ふれ 乗馬体験や馬の餌やり体験、モルモット、パ あい動物園 ンダマウスのふれあい体験を実施。 83,445 爬虫類館の耐震補強工事終了に伴い、リニ 野毛山動物園 8月2日 爬虫類館リニュー ューアルオープン式典を実施。8月2日、3 アルオープン式典 日は入園先着 200 名に特製しおりをプレゼ - ント 9月 23 日 2月 11 日 5月4日 動物感謝祭 感謝祭特別ガイド、献花、パネル展示を実 施 インドライオンのラ 飼育係の特別ガイドを実施。入園先着 300 ージャー誕生日会 名にオリジナルポストカードをプレゼント 1,300 万人達成記 累計入園者数 1,300 万人達成を記念し、セ 念イベント レモニーを開催 11,981 300 - 金沢動物園 環境月間イベント 環境月間イベントとして、6月の土日に計6 6月毎週土・日 「ZOOレンジャー 種の動物ガイドを聞いて学習するラリーを開 カードラリー」 催 1月2日~3月1 ズーアニマルコレ 園内に隠れた動物パネルを探し出し、シー 日 クション 3月 21 日、22 日 開園記念感謝祭 245 ルを集めるラリーを開催 ミニチュアのドクターイエローの乗車体験 や、菜の花の動物へのプレゼントを実施 16 6,132 【平成 26 年度 夜の動物園実績】 園名 イベント名 リアル謎とき ゲーム よこはま動物園 ナイト ズーラシア キャンドル ナイト 野毛山動物園 ナイト のげやま 実施日 7月5日 7月 12 日 7月 19 日 9月 27 日 曜日 土 土 土 土 小 計 8月2日 土 8月3日 日 8月9日 土 8 月 10 日 日 8 月 15 日 金 8 月 16 日 土 8 月 17 日 日 8 月 23 日 土 8 月 24 日 日 8 月 30 日 土 8 月 31 日 日 小 計 12 月 20 日 土 12 月 21 日 日 12 月 23 日 火・祝 小 計 合 計 8月2日 8月3日 8月9日 8 月 10 日 8 月 15 日 8 月 16 日 8 月 17 日 8 月 23 日 8 月 24 日 8 月 30 日 8 月 31 日 合 金沢動物園 ナイト金沢 ZOO 8月2日 8月3日 8月9日 8 月 10 日 8 月 15 日 8 月 16 日 8 月 17 日 8 月 23 日 8 月 24 日 8 月 30 日 8 月 31 日 総 合 合 計 土 日 土 日 金 土 日 土 日 土 日 計 土 日 土 日 金 土 日 土 日 土 日 計 天候 雨 晴 雨 晴 晴 晴 曇・雨 曇・雨 晴 晴・曇・雨 晴 曇・雨・晴 晴 雨・曇 曇・晴 雨 晴 晴 晴 晴・曇 曇・雨 雨・曇 晴 晴・曇・雨 晴・曇 曇・雨 曇・晴 曇・雨 曇・晴 晴 晴 曇・雨 曇・雨 晴 晴 晴 曇・雨 晴 雨・曇 曇・晴 17 昼間 739 2,174 1,345 5,559 9,817 1,974 2,337 1,580 354 5,095 4,589 4,743 2,854 6,197 4,436 6,901 41,060 386 2,792 2,749 5,927 56,804 2,092 2,426 1,597 234 3,667 3,160 3,961 1,222 3,831 4,515 7,337 34,042 374 485 413 44 1,200 1,003 1,095 384 1,171 760 1,820 8,749 99,595 (単位:名) 夜間 341 468 421 380 1,610 2,680 2,035 907 316 4,885 5,146 4,033 3,851 4,474 4,301 1,927 34,555 4 194 759 957 37,122 1,466 910 662 85 1,959 1,346 1,890 1,679 1,634 2,488 1,404 15,523 454 428 181 26 931 1,315 771 936 837 660 288 6,827 59,472 合計 1,080 2,642 1,766 5,939 11,427 4,654 4,372 2,487 670 9,980 9,735 8,776 6,705 10,671 8,737 8,828 75,615 390 2,986 3,508 6,884 93,926 3,558 3,336 2,259 319 5,626 4,506 5,851 2,901 5,465 7,003 8,741 49,565 828 913 594 70 2,131 2,318 1,866 1,320 2,008 1,420 2,108 15,576 159,067 ② 社会貢献事業の実施 障がいのある子どもたちとその家族を夜の動物園に招待する国際的イベントである「ドリ ームナイト・アット・ザ・ズー」を3園で開催しました。多くのご家族をお招きすることができ、 大変喜んでいただきました。 【平成 26 年度 ドリームナイト・アット・ザ・ズー実績】 園 名 実施日 人 数 よこはま動物園 6月7日 17:00~19:30 755 名 野毛山動物園 6月7日 17:00~19:00 87 名 金沢動物園 6月7日 17:30~20:00 雨天中止 合 計 842 名 (5) 自己評価 セルフモニタリングや職員の目標管理によって、業務改善や業務目標の達成を推進し、 業務改善およびサービスの向上を図りました。 ① セルフモニタリングシートによる事業計画書の進行管理 毎年セルフモニタリングシートに事業計画書の事業を分類し、スケジュールを決定しまし た。これに従って、事業の進捗を管理しました。 ② 職員による年間目標の設定と進捗状況の管理 職員個人について、年間目標の設定と進捗管理を行うことにより、業務改善や業務目標 の達成を推進しました。 ③ 外部の意見・要望を広範囲に収集 モニターアンケートや利用者調査を通じて来園者の評価や要望等を把握しました。ご意 見・ご要望等については、インターネットを通じた広聴システム、お手紙やお電話と多様な 方法をご用意し、お客様の生のご意見・ご要望を真摯に受け止めるとともに迅速な回答に 努めました。 ア 動物園モニターアンケート 事前にホームページを通じてモニターを募集し、10 月~11月のうち1日ご来園いただ きアンケート調査にご協力いただきました。 【平成 26 年度 動物園モニターアンケート実施概要】 園 名 件 数 よこはま動物園 39 件 野毛山動物園 30 件 金沢動物園 36 件 合 計 105 件 イ 利用者調査 入退園口で来園者に呼びかけ、アンケートにご協力いただきました。11 月6日~16 日 のうち、野毛山動物園では3日間(平日2日間、土曜1日)、よこはま動物園と金沢動物園 では4日間(平日 2 日間、土日 2 日間)いずれも 13 時~16 時に実施しました。 18 【平成 26 年度 利用者調査アンケート実施概要】 園 名 件 数 よこはま動物園 550 件 野毛山動物園 531 件 金沢動物園 250 件 合 計 1,331 件 ウ 広聴 ホームページの「お客様の声ページ」を中心に、ご意見・ご質問・励まし等をいただき ました。いただいたご意見には迅速な回答に努めるとともに、事業に反映させました。 【平成 26 年度 広聴件数(ホームページ等による要望等)】 (単位:件) 内 訳 園 名 3 件 数 クレーム ご意見・ 質問・ お礼・ ご要望 問合せ 励まし その他 よこはま動物園 37 0 30 5 2 0 野毛山動物園 26 0 15 7 1 3 金沢動物園 20 0 16 3 1 0 合 計 83 0 61 15 4 3 動物の飼育管理計画 (1) 動物の飼育計画 日動水が発行する「新飼育ハンドブック」に準拠し、質の高い飼育管理を行いました。 また、全動物種毎に飼育マニュアルを作成し、円滑な飼育作業・健康管理を行いました。 飼育マニュアルには、様々な管理方法、人工哺育等や、展示場その他注意事項等について、 詳細に記載しました。 (2) 動物舎及び展示場の管理 動物の生態に合わせた設備や施設の管理を行いました。 【平成 26 年度 主な展示場改善】 概 要 園 名 よこはま動物園 オカピ舎展示ホール壁掛扇設置 カワウソ舎モート証明追加設置 ホッキョクグマ展示場モニター設置 スマトラトラ展示場モニター設置 ラクダライドのりば手すり設置 野毛山動物園 クマ舎照明増設 シマウマ舎止り木設置 チンパンジー舎・レッサーパンダ舎展示場止木老朽修理 なかよし広場集水桝内バスケット設置 円形サル舎内止り木復旧および防寒小屋設置 19 金沢動物園 コアラ舎ガイド用ワイヤレス放送設備設置 タンチョウ観覧場所に子ども用踏み台設置 インドサイ展示場ウッドチップ搬入 キリン舎寝室に寒さ対策保温パネル設置 ホンシュウジカ室内におが粉敷き均し (3) 動物の繁殖計画 ① 動物の生態を踏まえた繁殖計画 豊富な経験を活かし、さらなる繁殖に取り組みました。 【平成 26 年度 主な繁殖動物】 よこはま動物園 野毛山動物園 種名 点数 アカカンガルー 種名 金沢動物園 点数 種名 点数 2 オグロワラビー 1 オオカンガルー 12 1 アカエリマキキツネザル 1 オオツノヒツジ 1 アビシニアコロブス 1 フサオマキザル 1 アラビアオリックス 1 アナグマ 3 クロツラヘラサギ 1 スマトラトラ 2 アカツクシガモ 5 トウホクノウサギ 2 キバラクモノスガメ 2 オシドリ 6 ジムグリ 2 ベニジュケイ 1 ギンケイ 7 オウギバト 1 アカアシドゥクラングー ル 10 種 26 点 7種 13 点 3種 14 点 ② 国内外において当団体が担う、保護・繁殖の役割 国内で唯一の実績や技術を有する種について、率先して国内外の動物園との連携を図 り、また種別調整者としても、種の保存に携わりました。 【平成 26 年度 配偶子保存実績(保存は繁殖センターにて実施)】 よこはま動物園 金沢動物園 オセロット 卵巣 トウホクノウサギ 卵巣 インドライオン 卵巣 ヤブイヌ 卵巣 グラントシマウマ 卵巣 アカカワイノシシ 精巣 ギンケイ 精子 フランソワルトン 精巣 アカカンガルー 精巣 オグロワラビー 精巣 ゴールデンターキン 卵巣 配偶子 シロテテナガザル 20 配偶子 精子 【平成 26 年度 体細胞保存実績(保存は繁殖センターにて実施)】 よこはま動物園 種名 保存臓器 種名 保存臓器 種名 保存臓器 トウホクノウサギ 肝臓、脾臓、筋肉 ウミネコ 肝臓、脾臓、筋肉 フンボルトペンギン 肝臓、脾臓、筋肉 インドライオン 肝臓、脾臓、筋肉 ベトナムキジ 肝臓、脾臓、筋肉 フランソワルトン 肝臓、脾臓、筋肉 ヤブイヌ 肝臓、脾臓、筋肉 ヨーロッパオオライチョウ 肝臓、脾臓、筋肉 コウノトリ 肝臓、脾臓、筋肉 グラントシマウマ 肝臓、脾臓、筋肉 ニホンザル 肝臓、脾臓、筋肉 オグロワラビー 肝臓、脾臓、筋肉 アカカワイノシシ 肝臓、脾臓、筋肉 ホンドギツネ 肝臓、脾臓、筋肉 メンフクロウ 肝臓、脾臓、筋肉 アカカンガルー 肝臓、脾臓、筋肉 ドール 肝臓、脾臓、筋肉 ゴールデンターキン 肝臓、脾臓、筋肉 ベニジュケイ 肝臓、脾臓、筋肉 ユーラシアカワウソ 肝臓、脾臓、筋肉 フサホロホロチョウ 肝臓、脾臓、筋肉 クロヅル 脾臓、筋肉 金沢動物園 種名 保存臓器 オオツノヒツジ 筋肉 アラビアオリックス 筋肉 ローランドアノア 脾臓、肝臓、筋肉 (4) 動物の獣医学的衛生管理 健康診断や体重測定、その他採食、行動、被毛の状態等を常に細かく観察し、飼育担当者 と獣医師が連携して、健康管理を行いました。感染源を持ち込まない衛生管理を徹底し、確 実な検疫等を実施して、希少な野生動物を健康に飼育しました。 ① 感染源の持ち込み防止のための衛生管理 衛生管理上必要な踏み込み槽や手洗い場を継続して設置しました。 ② 専門的見地からの、予防管理と定期健康診断および死後検査 獣医師は園内巡回を行い、獣舎内や職員の衛生管理を確認しました。 診療など動物を捕獲しなければならない時は、動物に与えるストレスを最小限にとどめ、 最良の方法を選択し安全、迅速に行いました。 動物が死亡した場合は、必ず剖検(解剖による検査)を行い、死因の究明を行いました。 剖検時には、目で見た肉眼所見だけでなく、病理組織検査も実施しました。 ③ 感染予防のための新着動物の自主検疫、侵入動物の防護対策 園内に入る動物は全て自主検疫を行いました。また、展示場や獣舎には、感染源を持ち 込む恐れのある動物の侵入を防ぐための処置も行いました。 野鳥等の侵入動物の排泄物が展示場や獣舎等に入らないよう工夫し、入ってしまった場 合には速やかに除去しました。 ④ 感染症発生時の徹底した危機管理対策 的確で迅速な危機管理対策を講じました。 ⑤ 有資格者による、医薬品、麻薬、麻酔銃、廃棄物等の適正管理 医薬品は全て台帳管理を行い、厳重に管理しました。 (5) 野生動物の保護 野生生物の保護については、以下にある神奈川県における保護事業の他、JICA(独立行 政法人国際協力機構)と協力して、ウガンダ共和国のウガンダ野生生物教育センターに対し 21 教育プログラムや診療技術等に関する技術指導を行いました。 また、この成果を市民の皆様と共有し、動物園における野生生物保全について考えるため 10 月 25 日の(公財)横浜市緑の協会設立 30 周年記念国際シンポジウムの中で講演をしまし た。 ① 傷病鳥獣保護 神奈川県下に生息している野生動物が事故や疾病に見舞われた場合に、積極的に受 け入れると共に、市民の皆様への啓発活動を行いました。 ② 野生動物の保全 「生物多様性の保全」の考え方に基づき、神奈川県における野生傷病鳥獣の保護事業 や緊急保護動物等の受け入れを積極的に行い、野生生物の保護にも取り組みました。 また、金沢動物園は長年の活動を評価され、「第68回愛鳥週間全国野鳥保護のつどい」 の「平成 26 年度 野生生物保護功労者表彰」において、「環境省自然環境局長賞」を受賞 しました。 【平成 26 年度 保護点数】 園 名 点 数 よこはま動物園 329 点 野毛山動物園 292 点 金沢動物園 354 点 合 計 975 点 (6) 調査・研究 調査・研究により得られた成果を積極的に発表すると共に、市民に情報発信しました。 ① 日々の業務の中で積み重ねる調査研究業務 月に 1 回「各園飼育研究会」を実施して、職員の研究成果の発表を義務化し、その情報 共有を行いました。また、一般公開研究会として「3 園合同飼育研究会」や、研究会、学会 等への発表も実施しました。 【平成 26 年度 各園飼育研究会実績】 園 名 テーマ 件 数 ニホンアナグマの繁殖 アカアシドゥクラングールの人工哺育の一例 よこはま動物園 アフリカのサバンナ一部開園エリアにおけるバードショーなどの新規実 27 件 施について 当園で 5 例目となるオカピの繁殖について ほか ツキノワグマの飼育管理 野毛山動物園 学芸員実習によって得られた知見 14 件 キリンの健康管理を目的としたトレーニング導入と経過について リュウキュウヤマガメの子ガメ誕生 ほか 金沢動物園で開催した夜間の環境教育プログラムについて コアラ介添え哺育 2 例の比較 金沢動物園 18 件 雄のインドゾウへのターゲットトレーニングの試み 飼育下オカピにおける直腸温度とサーモグラフィ撮影による体表面温 度の比較 ほか 合 計 22 59 件 【平成 26 年度 合同飼育研究会実績】 園 名 テーマ 件 数 よこはま動物園 アナグマ母さん、子育て奮闘記 1件 野毛山動物園 やんばるの悲しき隠れ人-リュウキュウヤマガメの子ガメ誕生- 1件 身近な特別天然記念物、ニホンカモシカの今を知ろう 1件 金沢動物園 合 計 3件 ② 大学や企業等との積極的な共同研究活動 大学や各種研究機関と積極的に共同研究活動を行いました。 【平成 26 年度 大学、企業等 共同研究件数】 園 名 共同相手先 京都大学霊長 テーマ 件 数 テングザルの音声、DNA 解析、腸内細菌叢について 類研究所 東京大学大学 哺乳類細胞の樹立と保存 よこはま 院 動物園 国立環境研究 ニホンコウノトリの生物資源凍結保存およびそれを活用した共同 所 研究について 日本大学 飼育下ウンピョウに対するロープを用いた環境エンリッチメントに 関する研究について 21 件 ほか 大妻女子大学 飼育及び保護動物(哺乳類)の遺伝子解析および形態解析 野毛山 東京農工大学 傷病野生動物の二次治療に関する連携研究 動物園 岐阜大学 疥癬罹患野生動物に関する共同研究 日本大学 飼育下霊長類における色覚調査について 日本大学 飼育下インドサイの成長に伴う幼獣の身体的および行動学的発 12 件 達について 金沢 麻布大学 飼育下のアラビアオリックスにおける妊娠後期から出産後にかけ た糞中コルチコステロン濃度の変化 動物園 鶴見大学 金沢動物園におけるヤマアカガエルの産卵数の確認調査 横浜国立大学 ハナガタダンゴムシの分布に関する調査 合 計 23 17 件 ほか 50 件 ③ 繁殖センターや外部研究機関との共同研究 繁殖センターや外部研究機関とともに積極的に共同研究活動を行いました。 【平成 26 年度 繁殖センター等 共同研究件数】 園 名 共同相手先 テーマ 件 数 ホッキョクグマの糞中ホルモン動態測定、尿中精子数の年間変 動と尿中ホルモン動態との相関 よこはま 繁殖センター インドゾウの繁殖生理に関する研究 動物園 オカピの糞中ステロイドホルモン測定による妊娠判断 岐阜大学 16 件 スマトラトラ新規個体の糞中ステロイドホルモン測定による発情期 の同定 野毛山 動物園 ほか 尿中リラキシン濃度測定による動物園飼育動物の妊娠診断 繁殖センター ツキノワグマの発情周期の解明 3件 ミゾゴイの飼育下繁殖と保全活動に関する研究 シロテテナガザルにおける人工授精を目的とした尿中、糞中ホ ルモン測定による性周期の調査 金沢 動物園 繁殖センター 日本大学 糞中の性ステロイドホルモン含量を指標としたインドサイの性周 期のモニタリング オオツノヒツジの糞中性ホルモン測定による妊娠診断の可能性 岐阜大学 9件 試験 糞中の性ステロイドホルモン含量を指標としたアミメキリンの性周 期と発情回帰のモニタリング 合 ほか 計 28 件 ④ 国内外の学会等への積極的な参加による、研究成果の発表と情報の収集 公益社団法人日本動物園水族館協会主催の会議、国内外の学会や研究会で積極的に 発表しました。なかでも(公社)日本動物園水族館協会の第62回全国動物園技術者研究会 では、口頭発表及びポスター部門においてベストプレゼンター賞、横浜市環境創造局の 平成 26 年度環境創造局業務研究・改善事例発表会では優秀賞を受賞しました。 【平成 26 年度 各種研究会における口頭発表回数】 園 名 発表先 テーマ 件 数 第151 回日本動物園水族館協会関東 ウンピョウにおける便秘を併発した子宮平滑筋 よこはま動物園 東北ブロック動物園技術者研究会 腫症の一例 第1回スマトラトラ種別調整会議 スマトラトラの繁殖 12 件 第 62 回日本動物園水族館協会動物 アカアシドゥクラングール人工哺育の一例 園技術者研究会 第 24 回ゾウ会議 ゾウが倒れた場合を想定した訓練について ほか 24 第 1 回日本動物園水族館協会北海 小動物を用いた小学校連携授業「みんなのクラ 道・関東東北ブロック動物園技術者研 スが動物園」について 野毛山動物園 究会 第 62 回日本動物園水族館協会動物 老齢フタコブラクダの終生飼育と来園者意識の 園技術者研究会 変化 6件 第 26 回日本動物園水族館両生爬虫 キバラクモノスガメの繁殖について 類研究会 ずーだがや。動物園大学④in 高知 フタコブラクダ「ツガル」の老後ケア (京都大学野生動物研究センター連 ほか 携園館連絡会議によるシンポジウム) 第151 回日本動物園水族館協会関東 金沢動物園で開催した夜間の環境教育プログ 金沢動物園 東北ブロック動物園技術者研究会 ラムについて 第 31 回コアラ計画推進会議 コアラの症例報告 第 1 日本動物園水族館協会関東東 雄のインドゾウへのターゲットトレーニングの試 8件 北・北海道合同ブロック動物園技術者 み 研究会 第 2 日本動物園水族館協会関東東 ふれあいコーナーのヤギに関する効果的な解 北・北海道合同ブロック動物園技術者 説パネルの作成 ほか 研究会 合 計 26 件 【平成 26 年度 投稿記事・論文発表回数】 園 名 発表先 テーマ 件 数 よこはま 動物園水族館雑誌 第 55 巻 第 社会行動に及ぼす影響 社会的エンリッチメン 動物園 4 号 2015 年1月 トの観点からの事例報告 ほか 2件 The Journal of Veterinary Medical Insufficient colostrum ingestion is a risk factor for 野毛山 Science: 2014 76(8); 1133-1136 動物園 polyarthritis and/or phlegmon in hand-reared reticulated giraffes (Giraffa camelopardalis 1件 reticulata): 7 cases (2003–2012) 金沢動 物園 神奈川自然史資料(36)53-56 横浜市立金沢自然公園内のハナガタダンゴム (2015.2) シとオオダンゴムシの分布 合 ほか 計 2件 5件 【平成 26 年度 講師、ポスター発表等回数】 発表先 園 名 動物園 よこはま 日本哺乳類学会 2014 年度大会 動物園 野毛山 麻布大学 動物園概論 テーマ 件 数 飼育下におけるインドゾウの夜間行動 観察 麻布大学 動物園概論 野生動物の繁殖生理 (講師) 動物園での情報発信 (講師) 千葉市動物公園 メガネグマ・ツキノワグマで行った健康 管理(講師) 25 ほか ほか 8件 2件 希少動物人工繁殖研究会議第 22 回会議 manual panile stimulation で非侵襲的も 金沢動物園 採取したシロテテナガザル精液の凍結 保存(ポスター発表) 麻布大学 動物園概論 動物園での教育普及活動 合 計 ほか 13 件 23 件 ⑤ 市民への還元と動物園活動への応用 研究成果で主だったものは、ホームページや会報誌等に掲載し、市民の皆様に情報発 信を行いました。また、調査研究により得られた成果は、飼育、繁殖、予防医学等に役立て ました。 【平成 26 年度 研究会実施実績】 研究会・会議名 実施日 各園飼育研究会 各園各月1回 合同飼育研究会 2 月 28 日(土) 公益社団法人 日本動物園水族館協会 関東東北ブロック動物園水族館技術者研究会 4 適宜 施設等の維持管理計画 (1) 施設管理の基本事項 劣化状況を的確に把握して計画的に行い長寿命化を図るほか、設備更新では省エネ・省 資源設備への更新を進めました。 体制の整備や情報共有の仕組みの強化、作業計画やマニュアル類の整備などを推し進め、 全ての園内施設について仕様を十分に理解した維持管理業務を実施しました。 ① 3園が連携した維持管理体制を確立 「安全・安心の確保」を維持管理の最優先課題とし、組織的に取り組む体制を確立しまし た。 ② 維持管理計画(修繕計画含む)に基づく計画的な業務 各園の維持管理実施計画に基づき計画的に業務を遂行しました。 ③ 高水準な維持管理を確保するマニュアルの整備 各種「管理マニュアル」を定期的に改訂作成し、確実に業務を履行する事で高水準な維 持管理を確保しました。 ④ コスト削減を可能にする維持管理 安全やサービス水準の確保を前提に、大規模修繕につながらないようこまめな修繕を重 ねることでコスト削減に取り組みました。 【平成 26 年度 修繕作業実施実績】 園 名 件 数 よこはま動物園 131 件 野毛山動物園 58 件 金沢動物園 92 件 合 計 281 件 26 (2) 施設及び設備の維持管理 動物舎等の施設及び設備、管理棟、管理詰所等の施設及び設備、レストラン、売店棟の施 設及び設備、その他設備の維持管理(衛生的で快適な施設利用の実現)を行いました。また、 各園の施設年間作業計画を作成、実施しました。 (3) 園地及び遊具等の維持管理 「安心」「快適」で、「憩いと安らぎを提供する場」として植物等を活かした魅力づくりを行い、 また、緑や生物の多様性を守り、市民が自然に親しみ知識を深められるよう高水準な維持管 理を行い、各園の魅力を高めました。 ① マニュアル等による高水準な維持管理の確保 ・管理マニュアルや植物カルテにより高水準な維持管理を確保しました。 ・「グリーン事業協同組合」との連携による効率的・効果的な維持管理を行いました。 ② 園地の維持管理(快適な園地環境の提供) ・清掃業務を適切に実施しました。 ・サインなどの案内機能を適正管理しました。 ・池、園路等を適正管理しました。 ③ 植栽等の育成管理 植栽の管理方法やポイントを定めた「植栽マニュアル」や、「植物年間作業計画」により、 作業漏れ・ミスの防止と、高水準な植栽管理を実現しました。また、サクラ、マツ等の病害虫 発生や生育障害をできる限り防止しました。 なお、作業は騒音など飼育動物に最大限配慮するほか、市の「公園緑地等維持業務共 通仕様書」に準拠した形で、適正に図面・作業記録の作成・保管を行いました。 ④ 遊具施設やその他の施設の維持管理 ア 遊具の維持管理 遊具の維持管理は、安全面に十分配慮し、定期的に点検を実施しました。 イ その他の施設の維持管理 「安全性」と「快適性」を特に重視して、維持管理を実施しました。「公園施設点検チェッ クシート」を使用し、年4回(6月、9月、12月、3月)の施設点検を実施して、結果を市に 報告しました。 (4) 施設及び設備等の安全対策 ① 施設及び設備等の安全対策の基本的な考え方 不具合の未然防止・早期発見のためのマニュアルを整備し、これに基づく点検を実施 しました。 【平成 26 年度 点検実施実績】 点検体系 実施月 日常点検 毎開園日 定期点検 各設備の法定点検日 臨時点検 適宜 緊急点検 適宜 27 5 管理運営経費実績 サービスの質を落とすことなく、コスト意識を持って適正な執行を図りました。 また、共同発注等、3 園一体管理のメリットを活かしたコスト管理をしました。 正味財産増減計算書内訳表 平成26年4月1日から平成27年3月31日まで (単位 円) 科 目 Ⅰ 一般正味財産増減の部 1. 経常増減の部 (1) 経常収益 基本財産運用益 基本財産受取利息 特定資産運用益 特定資産受取利息 事業収益 事業収益 受取補助金等 受取民間助成金 受取補助金等振替額 受取負担金 受取負担金振替額 受取寄付金 受取寄付金 受取寄付金振替額 雑収益 受取利息 雑収益 経常収益計 (2) 経常費用 事業費 管理費 経常費用計 評価損益等調整前当期経常増減額 基本財産評価損益等 特定資産評価損益等 評価損益等計 当期経常増減額 2. 経常外増減の部 (1) 経常外収益 固定資産売却益 固定資産受増益 退職給付引当金戻入益 経常外収益計 (2) 経常外費用 固定資産除却損 支払寄附金 経常外費用計 当期経常外増減額 他会計振替額 うち収益の繰入 うち資産の移転 税引前当期一般正味財産増減額 法人税、住民税及び事業税 過年度法人税等調整額 当期一般正味財産増減額 一般正味財産期首残高 一般正味財産期末残高 Ⅱ 指定正味財産増減の部 受取国庫補助金 受取横浜市補助金 受取寄付金 基本財産評価益 特定資産評価益 基本財産評価損 特定資産評価損 一般正味財産への振替額 当期指定正味財産増減額 指定正味財産期首残高 指定正味財産期末残高 Ⅲ 正味財産期末残高 公益目的事業会計 緑化推進事業 公園事業 動物園事業 収益事業等会計 上郷・森の家事業 0 0 39,330,945 39,330,945 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1,873,133 2 1,873,131 41,204,078 0 0 0 0 0 1,119,575 0 1,119,575 1,115,013,942 2,726,143,912 1,115,013,942 2,726,143,912 0 67,440 0 67,440 0 0 0 0 0 0 5,380,266 0 5,380,266 0 0 0 1,282,833 5,968,226 0 0 1,282,833 5,968,226 1,121,677,041 2,733,299,153 0 0 0 0 107,306,180 107,306,180 114,277,906 0 114,277,906 0 0 0 0 0 0 0 0 221,584,086 77,980,549 1,324,503,866 2,838,431,440 263,282,805 77,980,549 1,324,503,866 2,838,431,440 △ 36,776,471 △202,826,825 △105,132,287 0 0 0 △ 2,173,264 0 0 △ 2,173,264 0 0 △ 38,949,735 △202,826,825 △105,132,287 0 0 0 0 0 2,554,679 0 2,554,679 0 0 0 0 0 0 0 0 0 72,593 0 72,593 2,482,086 0 0 0 0 0 104,000,000 0 104,000,000 △1,132,287 0 0 △1,132,287 △ 38,949,735 △200,344,739 0 0 0 0 △ 38,949,735 △200,344,739 0 0 15,049,856 0 12,186,189 0 0 0 27,236,045 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 263,282,805 △41,698,719 0 0 0 △41,698,719 0 0 0 0 共通 小計 76,500 76,500 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 76,500 0 4,504,198,660 1,273,315,698 76,500 △386,357,802 320,689,349 △18,000 △18,000 0 0 △2,173,264 0 △18,000 △2,191,264 0 58,500 △388,549,066 320,689,349 0 0 0 0 △41,698,719 282,125,480 0 0 0 0 △41,698,719 282,125,480 28 76,500 0 76,500 0 40,450,520 61,313 40,450,520 61,313 3,948,464,034 1,591,062,365 3,948,464,034 1,591,062,365 114,345,346 154,531 67,440 0 114,277,906 154,531 0 133,127 0 133,127 5,380,266 215,947 5,380,266 0 0 215,947 9,124,192 2,377,764 2 440 9,124,190 2,377,324 4,117,840,858 1,594,005,047 法人会計 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6,267,300 0 6,267,300 6,267,300 4,504,198,660 1,273,315,698 0 0 0 0 0 0 0 0 0 282,066,980 282,066,980 0 114,646,000 0 0 0 0 0 △114,277,906 368,094 経営事業 0 0 0 0 0 9,000 0 0 △9,000 0 2,554,679 0 2,554,679 72,593 0 72,593 2,482,086 386,066,980 282,066,980 104,000,000 0 0 0 0 285,857,714 285,857,714 0 0 0 0 36,551,780 36,551,780 △30,284,480 0 38,000 38,000 △30,246,480 0 0 24,061,127 24,061,127 内部 取引消去 0 合 計 76,500 76,500 40,511,833 40,511,833 5,539,526,399 5,539,526,399 114,499,877 67,440 114,432,437 133,127 133,127 5,596,213 5,380,266 215,947 17,769,256 442 17,768,814 5,718,113,205 5,777,514,358 36,551,780 0 5,814,066,138 0 △95,952,933 △18,000 △2,135,264 0 △2,153,264 0 △98,106,197 0 0 2,554,679 24,061,127 26,615,806 3 0 3 △3 △386,066,980 △282,066,980 △104,000,000 △65,377,634 292,500 △5,341,200 △60,328,934 2,590,414,162 2,530,085,228 0 0 0 24,061,127 0 0 △6,185,353 0 0 △6,185,353 75,260,633 69,075,280 0 0 0 0 0 0 72,596 0 72,596 26,543,210 0 0 0 △71,562,987 292,500 △5,341,200 △66,514,287 2,951,532,509 2,885,018,222 0 0 114,646,000 0 15,049,856 0 0 0 12,186,189 0 9,000 0 0 0 △114,277,906 △503,605 27,595,139 △503,605 2,743,870,812 1,912,871 2,771,465,951 1,409,266 3,057,323,665 2,531,494,494 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 69,075,280 0 0 0 0 0 114,646,000 15,049,856 0 12,186,189 9,000 0 △114,781,511 27,091,534 2,745,783,683 2,772,875,217 5,657,893,439 0 0 6 ズーラシア「アフリカのサバンナ」開園準備 「アフリカのサバンナ」全面開園に向けて、横浜市とサバンナ部課長会などでの協議をしなが ら施設整備、動物収集、展示場への動物馴致、開園式典準備、広報等を進めました。動物収 集では、キリンなど哺乳類の収集 9 種 33 点を行いました。 29