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消費者の部屋通信

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消費者の部屋通信
消費者の部屋通信
(平成22年3月号)
も
く
じ
☆
特 別 展 示 の ご 紹 介 ・・・・・・・・・・・
1
☆
2 月 の 消 費 者 相 談 状 況 ( 速 報 ) ・・・
3
☆
農 林 水 産 省 へ の 訪 問 対 応 ・・・・・・・
7
☆
地方の「消費者の部屋」だより
8
☆
相談事例 (2月分)
・
・・・・
10
←「おいしいだけ
じゃないよ!
チョコレート
・ココア」の
↑「ふれあい牧場の週」
の展示
展示
↑「 ご 存 じ で す か 食 品 新 素 材 」
の展示
←「消費者の部屋へようこそ」の展示
☆ 特別展示のご紹介
消費者の部屋展示室
~農林水産省の取組みをご紹介します~
● 3月第4週以降の特別展示(予定)
3月第4週以降は次のテーマで特別展示を行います。ご来場をお待ちしています!
3月23日~3月26日
安心して食生活を送るために
~皆で参加して意見を交換するリスクコミュニケーション~
● 2月第2週~3月第1週の特別展示
日
付
:
テ ー マ
入場者数
2月8日~2月12日
おいしいだけじゃないよ! チョコレート・ココア
2月15日~2月19日
ご存じですか食品新素材
1,297人
952人
~美味しく食べて健やかに~
2月22日~2月26日
ふれあい牧場の週
1,664人
3月1日~3月5日
消費者の部屋へようこそ
334人
~あなたのまちに情報発信☆~
2月第2週~3月第1週の特別展示の様子です。チョコレート・ココアの紹介、食品新素
材の紹介、全国ふれあい牧場の紹介及び全国の消費者の部屋の紹介の展示を行いました。
◆
テーマ「おいしいだけじゃないよ! チョコレート・ココア」◆◆◆◆◆◆◆◆◆
チョコレート・ココアの持つ効能・栄養についてパネルなどでわかりやすく紹介しま
した。また、チョコレートの試食、ココアの試飲も行いました。
↑いろいろなチョコレート・
ココア製品
↑カカオの木のレプリカも展示
↑ココアの試飲
されました。
-1 -
◆
テーマ「ご存じですか食品新素材 ~美味しく食べて健やかに~」◆◆◆◆◆◆◆◆
「オリゴ糖」、「ポリフェノール」、「食物繊維」などは食品新素材と呼ばれ、お菓子や
清涼飲料をはじめ、いろいろな加工食品に使われて、私たちの食を支えています。これ
らの食品新素材がどんなもので、どう役立っているかについて分かりやすくパネルなど
を用いてご紹介しました。また、米粉や米油を用いた食品の試食も行いました。
←たくさんの見学者で賑わい
ました。
米油を使った食品の試食 →
も好評でした。
◆
テーマ「 ふれあい牧場の週」◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
牧場から、毎朝、かわいい子ウシ、子ヤギ、子ヒツジ、ウサギ、カメなどが消費者の
部屋へ通って来て、愛嬌を振りまいていました。また、全国のふれあい牧場について、
パンフレットやパネル等でご紹介しました。
↑ミニ牧場ができました。
◆
↑園児もビックリ!
↑全国のふれあい牧場の紹介
テーマ「 消費者の部屋へようこそ!~あなたのまちに情報発信☆~」◆◆◆◆◆◆
「消費者の部屋」は、農林水産省が消費者の皆さまとコミュニケーションを深めるた
めに、農林水産行政や食料品などについての相談を受け付けたり、情報提供を行ってい
ます。今回の展示では、全国各地の農政局・農政事務所等に設置された「消費者の部屋」
の取組などをご紹介しました。
←全国の「消費者の部屋」の
いろいろな取組を紹介し
ました。
パネル展示のほか、資料やパン →
フレット類も提供しました。
-2 -
☆
2月の消費者相談状況(速報)
~電話やメールでご相談を受け付けています~
2月の相談件数は、720件(前月688件)でした。このうち、問合せは
648件、要望・意見は38件、その他は34件となりました。
〔品目別相談件数〕
-主に穀類及びその加工品に関する相談が増加-
(件)
1月
農政
2月
186
170
-16
穀類及びその加工品
94
142
48
青果物及びその加工品
60
59
-1
特定の商品をあげないもの
57
46
-11
畜産物及びその加工品
36
42
6
水産物及びその加工品
54
38
-16
農薬・肥飼料等・医薬品
28
32
4
農業
11
19
8
豆類、いも類及びその加工品
17
18
1
その他
145
154
9
合計
688
720
32
表1
その他
21%
豆類、いも類
及びその加
工品
3%
差
農 政
24%
農 業
3%
農薬・肥飼料
等・医薬品
4%
穀類及びその
加工品
20%
水産物及び
その加工品
5%
青果物及びそ
の加工品
8%
畜産物及び
その加工品 特定の商品を
あげないもの
6%
6%
品目別相談件数
図1
品目別相談比率
このうち、上位3項目について内容別に見ると、農政では「 資料請求」、穀類及びそ
の加工品、青果物及びその加工品では「 安全・衛生」に分類される相談が多くありまし
た。
制度・基準
45件
26%
農政
78件
46%
12件
7%
品質・規格
35
表示
安全・衛生
20件
14%
穀類及びその加工品
21件
15%
17
29件
20%
15
14
8
18
商品知識
生産・流通・消費
青果物及びその加工品 1
0%
10%
20%
資料請求
19件
32%
15件
25%
5
30%
40%
50%
6
60%
70%
6
80%
2
90%
5
その他
100%
数字は件数
図2
上位3項目(品目別)の内容別相談件数
-3-
〔内容別相談件数〕
-主に表示に関する相談が増加-
(件)
1月
2月
129
149
差
20
制度・基準
103
116
13
資料請求・照会
101
106
5
安全・衛生
94
104
10
商品知識
51
40
-11
生産・流通・消費
39
39
0
品質・規格
30
29
-1
そ の 他
141
137
-4
合
688
720
32
表
示
計
表2
そ の 他
19%
表
示
21%
品質・規格
4%
制度・基準
16%
生産・流通・消
費
5%
商品知識
6%
内容別相談件数
資料請求・照会
15%
安全・衛生
14%
図3
内容別相談比率
このうち、上位3項目をみると、表示では「特定の商品をあげないもの」、制度・基準、
資料請求・照会では「農政」に関する相談が多くなっています。
21件
14%
表示
20件
17%
制度・基準
8
資料請求・照会
0%
15
23件
15%
19
1 7
1
10件
9%
6
27
78件
74%
20%
30%
40%
50%
穀類及びその加工
品
青果物及びその加
工品
畜産物及びその加
工品
水産物及びその加
工品
農薬・肥飼料等・
医薬品
特定の商品をあげ
ないもの
農政
39
45件
39%
5
2 1 11
10%
26件
17%
15
その他
60%
70%
80%
90%
100%
数字は件数
図4
上位3項目(内容別)の品目別相談件数
-4-
〔相談者別件数〕
-主に農林水産業及びその団体、子どもからの相談が増加、一般消費者・消費者団体か
らの相談が減少-
(件)
1月
2月
差
一般消費者・消費者団体
328
305
-23
企業関係者及びその団体
108
104
-4
消費生活センター等
70
73
3
農林水産業及びその団体
40
69
29
公務員
48
43
-5
子ども
8
35
27
教員・学校関係者
22
22
0
不明・その他
64
69
5
688
720
32
合計
表3
不明・その他
10%
教員・学校関
係者
3%
一般消費者・
消費者団体
42%
子ども
5%
公務員
6%
農林水産業及
びその団体
10%
相談者別相談件数
企業関係者及
びその団体
14%
消費生活セン
ター等
10%
図5
相談者別比率
このうち、上位3項目をみると、一般消費者・消費者団体、企業関係者及びその団体、
消費生活センター等とも「表示」に分類される相談が多くなっています。
制度・基準
31件
10%
一般消費者 ・ 消費者団体
62件
20%
78件
26%
15
20
23
16
60
品質・規格
表示
26件
25%
企業関係者及びその団体
30件
29%
4
8
4
5
安全・衛生
11件
11%
16
商品知識
生産・流通・消費
8件
11%
消費生活センター等
17件
23%
29件
40%
3
5
4
資料請求
7
その他
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
数字は件数
図6
上位3項目(相談者別)の内容別相談件数
-5-
◆
*
*
*
*
主な相談
賞味期限について教えてください。
野菜の国内生産量について教えてください。
無洗米の水加減について教えてください。
海外の農業事情について教えてください。
◆
*
主な要望・意見
実家の山間地の荒廃を見過ごせず、リタイア後、家族で里に戻って農業で生活をし
ているが、高齢(70代後半)のため草刈り機の始動の時にスターター紐を引っ張る
のがきつくて困っている。自動車などのようにボタンひとつで始動するような工夫を
してほしい。電気式のものもあるが20分程度しか運転できず力も弱い。地域は高齢
者ばかりで機械に頼らざるを得ないが、その機械を高齢者にもっと使いやすくしてい
ただくことを要望する。
〔子ども相談〕
子ども相談専用電話を設け、農林水産業や食品に関する子どもからの相談や質問に
お答えしています。
2月の子ども相談件数は、前月より27件増加し、35件となりました。
件数
150
100
50
0
3月
◆
*
*
*
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
主な子ども相談
農業の担い手対策の資料をください。
食料自給率を向上させるためにはどうしたらよいですか。
稲にはどんな病気があるのですか。
-6-
1月
2月
速報
☆
農林水産省への訪問対応
~修学旅行や社会科見学などでの訪問をお待ちしています~
【
学
習
風
景
】
~ 大豆や食料自給率について学びました ~
こんなご質問を受けました!
♪ 日本の大豆の自給率が低いのはなぜですか。
♪ 日本の食料自給率が低下した原因はなんです
か。
♪ 日本から世界に向けて一番輸出されている農
産物は何ですか。
~ 特別展示を見学しました ~
■平成22年2月の訪問
訪問者数
私立海城中学校1年生
3名
川崎市立宮前小学校6年生
20名
大田区立入新井第5小学校6年生
12名
合
計
3件
35名
-7 -
近畿農政局
大阪農政事務所
消費者の部屋
大阪農政事務所の「消費者の部屋」
は、大阪城の西、官公庁街の一角、大手
前の合同庁舎1号館6階(左写真)にあり
ます。
毎年、部屋の”リニューアル”を行い、来所されるお客様に対して「来てよかった。
見て、勉強になった。おおきに!」を目指し、工夫をこらしています。
フードサンプル
消費者の部屋
大阪は「天下の台所」と呼ばれ、古くは江戸時代から全国より、いろんな物資が運び
込まれた商業都市でもあります。
おなじみの”たこ焼き”、
”お好み焼き”、
”キツネうどん”などの「大阪と言えばコレ!」
から近年は、大都市大阪でありながら、”なにわ伝統野菜”である天王寺蕪(てんのうじ
かぶら)、水茄子、毛馬胡瓜(けまきゅうり)等の 15 種類の野菜類をはじめ近郊野菜であ
る「大阪産(おさかもん)野菜」の流通拡大に向けて、行政や JA、関係流通団体等の連
携のもと取り組んでいます。
このように“粉もん文化の大阪”・・・・そんなイメージもありますが、炭水化物だ
けではなく、野菜類もしっかりと地域に根付いています。
そして、ここでポイントとなるのが”食事バランスガイド”。
「楽しく、おいしく、バ
ランスよく」を、しっかりと、ここ「消費者の部屋」から発信しています。
大阪は「食いだおれ」といいまんねん!おいしいものぎょーさん、おまっさかいに、
いっぺん、食べにきなはれ!!
近畿農政局
ちなみに、京都は「着だおれ」
、神戸は「履きだおれ」
。
大阪農政事務所
消費・安全部
消費生活課
〒540-0008 大阪市中央区大手前1丁目5番 44 号
大阪合同庁舎1号館6階
℡06-6943-9691
fax06-6943-9698
-8-
農林水産消費安全技術センター(通称:FAMIC「ファミック 」)本部消費者の部屋は、
JRさいたま新都心駅から南に約10分ほど歩いた、さいたま新都心合同庁舎検査棟の3階に
あります。
消費者の部屋では、食品表示に関するパネルを始め、JAS製品、肥料、飼料、ペットフー
ドの展示や食に関する図書・DVD・パンフレットなどを多数そろえています。また、消費者
のみなさんが体験できる簡単な食品のミニ実験(飲料の糖度測定やビタミンC測定など)や、
顕微鏡ではちみつに含まれる花粉を観察できます。ミニ実験については事前に電話等でお問い
合わせ下さい。
☆
夏休みに子供向けの特別展示を開催
昨年の夏休み期間(7月21日~31日)には小学生を対象とした特別展示を開催し、多く
の方々に来室していただきました 。「夏休みの自由
研究の参考になった 。」「普段できないような実験が
できておもしろかった 。」「いろんなコーナーがたく
さんあり、いろんなことを知ることができた 。」と
大変好評でした。また、一緒に来られた保護者の方
からも「 子供の自由研究に役立ちありがたかった 。」
「生活に身近な実験がたくさんできて、とても良か
った。また、豊富なパンフレットがあり、毎日の料
理や買い物に役立つ 。」等大変喜んでいただくこと
特 別 展 示 風 景 < 平 成 21 年 7 月 23 日 >
☆
ができました。平成22年度にも時宜にあわせて、
特別展示の開催を予定しています。
消費生活展などに参加
各地で行われている消費生活展などに移動消費者の部屋を
開設して、消費者の方に食品表示に関した情報提供や消費者
相談、簡易な食品の実験を通しての食品の正しい理解のため
FAMICの知見を提供しています。
当センターを見かけましたら是非お立ち寄り下さい。
東京都消費者月間事業交流フェスタ
<平成 21 年 10 月 16 日~ 17 日>
=問い合わせ先=
<電話> 048-600-2357(担当:交流推進課)
< 住所> 〒330-9731 さいたま市中央区新都心2-1
さいたま新都心合同庁舎検査棟
<開設日時>
9:30~16:30(土日祝祭日を除く)
消費者の部屋は、さいたま新都心合同庁舎検査棟3階です。
-9-
☆
相談事例(2月分)
Q1
エノキタケについて教えてください。
A:エノキタケはキシメジ科エノキタケ属で、別名ナメタケ、ユキノシタとも呼ばれて
います 。スーパーなどでよく見かける市販品は空調された工場で生産された栽培品で 、
白い品種です。 1960 年代に長野県で最初に人工栽培が始まり、現在のような施設内
での生産が行われ、季節を問わず出荷されています。一方、野生のエノキタケはまっ
たく違った色・形をしています。色は茶褐色で、笠がまんじゅう型、ひだは白く、柄
は短く下へいくほど黒くなっており、晩秋から春にかけて広葉樹の古木上に群生しま
す。
(参考資料:「 森林大百科事典」朝倉書店、「食品図鑑」女子栄養大学出版部)
Q2
ワインビネガーについて教えてください。
A.ワインビネガーは、ワインをベースに酢酸発酵させた醸造酢で、醸造酢の JAS 規
格及び食酢品質表示基準では果実酢に区分されているぶどう酢に該当します。赤と白
があり、ワインに似た香りがあります。赤は、ぶどうに含まれるポリフェノールがそ
のまま溶け込んでいるので、血液中のコレステロールを抑制する働きがあり、白には
殺菌効果があるといわれています。フランス料理では、ほとんどの料理に隠し味とし
てワインビネガーを使っているといわれており、肉料理やソースの風味付け、ドレッ
シングなどに使われています。近年、日本でもよく見られるようになったバルサミコ
酢は、白ワインをもとにつくられるイタリアのワインビネガーです。
(参考資料:「 食材図典Ⅱ」小学館)
Q3
すもも、プルーンについて教えてください。
A.すももはバラ科サクラ属の落葉小高木で、おもにニホンスモモとヨーロッパスモモ
(セイヨウスモモ)があります。ニホンスモモは、果実が偏球形から縦長で果長が尖
ったものまであり、果皮は黄白色から紅紫色まで変異に富みます。果肉はやわらかく
果汁が多く、酸味は多いものから少ないものまであります。ヨーロッパスモモをプル
ーンといい、果実は青紫色でラグビーボール形が多く、黄色、緑色、紅色などの品種
があります。果肉はややかたく、完熟すると糖度が高いのが特徴です。なお、乾燥に
適したヨーロッパスモモ、また、その乾燥品をプルーンと呼ぶこともあります。
(参考資料:「 食材図典」小学館)
- 10 -
☆
*
消費者の部屋ホームページをご覧ください!
消費者の部屋のトップページ
http://www.maff.go.jp/j/heya/
から、さまざまな情報
がご覧いただけます。ぜひアクセスしてみてください。
◇消費者相談
過去の主な相談事例を掲載しています。
◇特別展示の様子
特別展示の様子の詳細について、パネルの内容や展示物の写真など、展示の一部を詳
しく掲載し、東京霞が関まで足を運べなかった方々にも展示情報をお届けします。
ここをクリック
農林水産省「消費者の部屋」 へお越しの際は、北別館入口から入館していただくと、通行
証無しで入室できます。皆様のお越しをお待ちしています。
平成22年3月発行
編集・発行
農林水産省 消費・安全局
消費者情報官「消費者の部屋」
担当;本部、古本、渡辺、菅野
TEL
03-3591-6529(直通)
FAX
03-5512-7651
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