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再 評 価 項 目 調 書 1

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再 評 価 項 目 調 書 1
再
様式 2 再評価実施要件
○ 事業採択後(
価
項
目
調
書
番号 3ー15
年 ) ● 再評価後( 1 0 年 ) ○ その他(
)
事 業 名
防府市公共下水道事業(雨水:勝間第1、勝間第2排水区)
事業場所
防府市三田尻3丁目、鐘紡町、勝間1丁目、勝間2丁目、勝間3丁目、警固町2丁目
事業主体
防府市
財源・負担割合
●国
昭和
《
総事業費
(内用地補償費)
事業目的
事業内容
(
50
%
○ 県
% ● 市町
50 %
● 国庫補助
● 単独
○ その他
%
39
年度 ∼ 平成
− 百万円》
2,439 百万円
26 百万円)
29 年度
既投資額
(内用地補償費)
(
107 百万円
26 百万円)
進捗率
(内用地補償費)
4%
( 100 %)
勝間地区は、臨海部低地帯の市街化区域であり、流下能力、排水能力が不足していることか
ら、豪雨時には浸水被害を受けている。このため、10年確率相当の降雨に耐えうる施設整備
を行い、浸水被害の解消を図る。
○勝間第1排水区 6ha
○勝間第2排水区 82ha
社会的評価
事業方法
《事業採択時 再評価時 計画変更時 》
事業期間
1
事
業
概
要
評
合
計
88ha
局所的な集中豪雨の増加や、都市化の進展に伴う雨水浸透量の減少による雨水流出量の増大
等により、浸水被害が多発しており、安心・安全に暮らせる基盤として浸水対策の推進に対す
る社会的要請が増している。
当地区は中心市街地に近く、南部は三田尻港、工場地域に接し、その立地条件の良さから、
近年、宅地化が進行している。平成18年9月には学校給食センターが供用開始するとともに、
当地区の
社会経済情勢 開発面積約9haの大型商業施設進出が決定するなど、地区の重要度は一層増しているが、逆
に、従来の保水機能、遊水機能の低下による浸水リスクは高まっている。
2
再
評
価
の
視
点
(1)
社
会
経
済
情
勢
の
変
化
必要性
臨海部の低地帯で、自然流下での雨水排除が困難であることからポンプ 中項目 大項目
場を必要とする地区であるが、勝間第2排水区の現ポンプ場は昭和39年度 評 価 評 価
に整備され老朽化が著しく、排水能力も大幅に不足している。必要な排水
路も未整備であり床下浸水が頻繁に発生していることから、浸水対策を行
a・b
うものである。
適時性
平成11年の台風18号により、95世帯が床上浸水したことから、山口県 中項目
により海岸高潮対策事業が進められている。浸水から住民を守るという同 評 価
一の目的から、勝間第2排水区のポンプ場を高潮対策排水機場と合併施工
により整備し、内水対策、外水対策を総合的に講じることとしている。
また、地区を東西に横断している企業所有の軌道敷跡地が市に譲渡され a・b
ることとなり、当該用地を活用した雨水幹線を整備する。
中項目
評 価
【地元の推進体制等の状況】
地元の推進体制
等の状況及び地
元の意向
平成17年度に、地区内各自治会単位で説明会を開催し、事業実施に対する
同意と早期整備完了ついての要望を受けている。
a・b
【地元の意向】
浸水対策の推進に対する地元要望は非常に強い。
1
A
・
B
・
C
事
業
の
投
資
効
果
整備効果発
現状況
これまでに整備した勝間ポンプ場によって、浸水に対する危険度の軽減が図られている。
(H18年度
まで)
単位:百万円
区分
主な項目
再評価時
再々評価時
(基準年:)
(基準年:H18年)
①直接被害抑止便益
(2)
事
業
の 費用対効果
投 分析
資
効
果
備 考
大項目
評 価
16,362 資産被害
稼動・事後的・
2,296 精神的被害
170 残存価値
②間接被害抑止便益
便益
(B) ③その他の便益
総便益
①事業費
費用 ②維持管理費
(C)
総費用
費用便益比(B/C)
18,828
3,382
591
3,973
4.7
A
・
B
・
C
【費用対効果分析手法】
分析手法:現在価値比較法
基準年度:平成18年度
根拠マニュアル:「下水道事業における費用効果分析マニュアル(案)」
社団法人日本下水道協会 H18.11
2
再
評
価
の
視
点
【費用対効果分析における特記事項】
特になし
【+ 要因】
貨幣価値化
困難な便益
・人身被害の軽減効果
・水害不安の軽減効果
・治水安全度向上による土地利用の高度化
【− 要因】
特になし
(3)
事
業
の
進
捗
状
況
及
び
今
後
の
見
通
し
・勝間第1排水区、第2排水区ともポンプ場用地は取得済み
大項目
・現勝間ポンプ場(勝間第2排水区)を昭和39年度に整備済み
評 価
事業進捗の現状 (耐用年数を経過し老朽化が進んでいるため新ポンプ場において当該能力分も再整
備)
A
・雨水幹線については未整備
・
B
・
事業進捗の今後
C
整備計画に基づき、効率的な事業執行を行い期間内の整備に努める。
の見通し
【事業計画変更の必要性の有無】 有 無
【事業計画変更の理由及び内容】
事業計画変更の
必要性
2
(4)
コ
ス
ト
縮 コスト縮減
減
・
代
替
案
等
の
可
能 代 替 案
2 性
再
評
価
の
視
点
(5)
環境への影響
と配慮
【コスト縮減の検討状況】
中項目 大項目
評 価 評 価
○軌道敷跡地の幹線水路及びポンプ場に貯留機能を確保することにより、ポンプ
規模を低減
○ポンプ場を海岸高潮対策事業の排水機場と合併施工により整備し、事業費を縮
減
a・b
中項目
評 価
【代替案の検討状況】
a・b
貯留効果も見込んだ最も経済的な計画であるため代替案はない。
【環境への影響事項:動植物、地形・地質、歴史文化、景観等の状況】
大項目
評 価
排水区南部は工業専用地域に接しており、ポンプ場整備に伴う環境への影響は軽微であ
ると考えられる。
【環境への配慮】
・排水施設を県の海岸高潮対策事業と合併施工することにより集約を図る。
・工事中の騒音・振動に関しては、低騒音、低振動の建設機械を使用する。
・建設発生土は現場内流用し、コンクリート殻・アスファルト殻は再資源化を行う。
(6)
地域の立地特性
総合評価
A
・
B
・
C
A
・
B
・
C
市街化区域(第1種住居地域、準工業地域)
宅地化が進行しているとともに、大型商業施設の進出も決定
●
継続
○ 見直し継続
○ 中止
○ 休止
(
評価理由
)
3
対
応
方
針
事
業
実
施
主
体
案
備 考
地域住民の生命・財産を守るため浸水対策事業の実施は不可欠であり、計画に基づき整備を
進める。
3
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