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新城市千郷地区交通安全推進協会

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新城市千郷地区交通安全推進協会
「千郷学区交通弱者交通事故撲滅作戦」
市 町 村 名:新城市
実施団体名:新城市千郷地区交通安全推進協会
【実施期間】平成 27 年 8 月 1 日~平成 27 年 12 月 22 日
【連携機関】新城市、愛知県新城警察署、学区内区長会、愛知県新城設楽振興事務所
1
実施目的・背景
当学区は、東西に国道151号線、県道21号豊川新城線、南北に国道301号線が走ってお
り、朝夕通勤時間帯は市内はもとより浜松北部及び北設方面からの通勤車両が集中し、市内では
最も交通事故が発生しており、当学区から交通事故を減らせば新城警察署管内の事故は半減する
と思われるほど交通危険学区である。新城市内は交通機関が少なく、高齢者が自分で自家用車を
運転しなければ生活が困難な地域でもあり、高齢者運転の交通事故も多く発生している。
また、千郷小学校の児童数は約700名、千郷中学校の生徒数は約350名を越えており市内
では突出していることから、子どもが被害に遭う交通事故が心配される。このため、当学区では
朝夕の通学時間帯には毎日地域住民のボランティアにより交通安全立番を実施し、事故防止の啓
発に努めているが、さらなる交通安全啓発の強化が必要であると考える。
また、高齢者が交通事故に遭わないよう意識の高揚を図り、交通事故を減少させるため、講習
会の開催も必要であると考える。
こうしたことから、交通弱者を交通事故から守るには、児童、生徒、高齢者の事故防止の意識
を高めることが重要であるため、当学区では「千郷学区交通弱者交通事故撲滅作戦」を実施した。
2
事業の内容・結果
(1)学区内の児童と高齢者の交通安全講習会の実施
区長会や高齢者が参加する講習会を開催し、反射材を配布し
て、利用促進を図った。
(区長会3回
住民3回
高齢者6回
計12回)
この事業を実施することによって地域内の交通弱者の交通
事故防止の機運が高まり、多くの地域住民にこの運動の参加の
意義の大切さを PR することができた。
<区長会の講習会>
<配布した反射材>
<高齢者講習会>
(歩行環境シミュレータ体験の様子)
各通学団長・リーダーを対象にした交通安全講習会(7回)を開催するとともに、通学
団長用の交通安全ランドセルカバーを配布し、各通学団の事故防止の意識の高揚を図った。
いち
また、9月27日の軽トラ市に合わせて、JR 新城駅周辺において反射材を配布する交通
安全街頭キャンペーンを行った。交通少年団の子どもたちが通行者に反射材を配布するこ
とにより、子どもたちの交通安全意識をさらに高めるとともに地域住民に対する交通安全
啓発を行うことができた。
<通学団交通安全講習会>
<交通少年団による交通安全街頭キャンペーン>
(2)ヒヤリ・ハット・マップ、広報用チラシの配布
昨年度、新城市を始め新城警察署、県事務所、地元 PTA 等と共同で作成したヒヤリ・ハット・
マップと、交通安全のための広報用チラシを、地域内全戸(3,875戸)分印刷して配布し、危
険個所の周知の実施。地域全体で危険個所の認識と交通安全意識の高揚を図った。
写真撮影方向を示す
みんなできをつけよう
新城市営業部長「のんすけ」
徳定
本宮道
国道301号
片山
豊栄
稲木
警察署
荒井
杉山
新城警察署南
稲木
あた
みせ でい
くるま
この辺りはお店へ出入りする車が
おお
川田山田平
き
多いので気をつけましょう
杉山
千郷小・中
市場台
市民病院
橋向
野田
ぬ
川田
野田
豊島
みち
りよう
くるま
抜け道として利用する車が
杉山
おお
き
多いので気をつけましょう
野田
市役所
川田
石田
豊島駐在所
石田万福
はや くるま おお
スピードが速い車が多いので
き
気をつけましょう
中市
豊島
新
城
橋
川田下側
野
田
城
大
橋
なかいちばほうめん き
くるま
いきお
中市場方面から来た車が、勢いよく
ま
く
き
曲がって来るので気をつけましょう
と
くるま
き
止まらない車がいるので気をつけましょう
ど うろ
とよかわほうめん き
くるま
いきお
く
き
そっこう だんさ
き
道路と側溝に段差があるので気をつけましょう
ま
豊川方面から来た車が、勢いよく曲がって
なんぼくほうめん
くるま み
にく
き
南北方面からの車が見え難いので気をつけましょう
じこ
おお こうさてん
き
事故が多い交差点なので気をつけましょう
来るので気をつけましょう
平成26年度交通安全総点検
<ヒヤリ・ハット・マップ>
<広報用チラシ>
(3)街頭活動で交通弱者の交通事故撲滅の呼び掛け運動の実施
秋の全国交通安全運動・年末の交通安全県民運動期間中及び交通事故死0の日に、地域内主
要交差点において通過車両等に対し、呼び掛けの運動実施。のぼり旗・横断幕による交通弱者
の事故防止の呼び掛けを行った。
※各運動期間中 18回
交通事故死0の日
14回
合計32回
<のぼり旗による呼び掛け>
<グリーンセンターでの街頭活動>
(反射材を配布)
(4)学区運動会等での交通事故防止の呼び掛け運動
こども園園児から高齢者まで参加の住民
運動会・歩こう大会・グランドゴルフ大会
において、交通事故防止の呼び掛けを実施
した。
<運動会での呼び掛け>
3
地域連携の結果・評価
新城市には講習会で配布する資料を提供、一斉啓発への職員の参加など協力をいただき、新城
警察署には、講習会での講師を派遣していただいた。また、県事務所には講習会での渡りジョー
ズくんの派遣など協力をいただいた。
学区内区長会には、講習会の開催、ヒヤリ・ハット・マップ配布、交通安全運動期間中の立番
などで協力をいただいた。
グリーンセンター、A コープ等会場を借用し、JA 職員とともに交通安全啓発を行い、来客者へ
の交通安全の呼び掛けを行った。
全体的に、学区内の区長会の全面協力はもちろんのこと、新城警察署を始めとする地域の各機
関が協力して交通安全の啓発や講習会をすることで、地域全体での交通安全意識の高揚を図るこ
とができた。
4
今後の課題・展開
地域のヒヤリ・ハット・マップを配布することで、地元での交通事故を防止するという共通認
識の下で地域全体の交通事故撲滅の気運を高めることができた。
本年度末に新東名が開通することで車の流れが変わり、今までと違う危険個所が出てくる心配
もあることから、今のヒヤリ・ハット・マップで終わらず、今後も地域の区長会始め、警察署、
市等と協力し、千郷地区の交通事故防止に向けて交通安全意識を持ち続けるよう継続した活動を
続けていきたいと考えている。
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