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第55期北星5号

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第55期北星5号
北星
第55期 第5号
2014年12月17日 発行
ノースウエスト航空日本支社労働組合
〒286-0202
千葉県富里市日吉倉223-1東ビル 303 号室
0476-93-2919
E-mail : [email protected]
ホームページ : http://www.h7.dion.ne.jp/~nwunion/
ハブ機能がなくなり オムニへ・・・
オムニとなって2か月が過ぎようとしています。各職場の変化を近況交えて紹介します。
旅客課
大きな変化が2つあります。
旅客課の大半を占める契約社員の勤務形態には、オムニ前は 8 時間と 6 時間がありました。
オムニの発表の際に、6 時間だった人は、45 分の無給休憩を含む 6 時間 45 分拘束の勤
務に、8 時間の人は、オムニ開始後の希望の日から、もしくは次の契約更新からは 6 時間
45 分拘束の 6 時間労働に変更となります。無給ですが休憩時間を含む拘束になり、
イレギュラーの際には残業が出来る体制に変わりました。
2つ目はアウトソースビジネスが増えました。出発時間が集中する為これまで以上にカウンタ
ーを開ける必要があり、エージェントをカウンターにアサインすることで足りなくなるマンパワ
ーを WASSCO 社、FMG 社、JASSCO 社に委託し確保しました。
具体的には、到着のミート業務、車椅子のサービスを FMG 社が行い、到着バゲージクレー
ム業務、出発ロビーの KIOSK サポートを含むロビー業務、ゲートのカスタマーサービス業務
の一部を WASSCO 社が行い、フライト到着をモニターするエアーバンド業務、FIS モニター
操作業務、GD 関連業務を JASSCO 社に委託することになりました。
また、ハンガー地区に NCC が移動した際には、NCC で行っていたプリフライター業務が、
リノベーションし RAMP オフィスと名称が変わった旧 NCC の場所と、ハンガー地区に移った
NCC の二手に分かれて行う事になりました。
これからの季節は雪の影響が予想される為、時間が集中するオムニオペレーションの中、
deicing が上手くまわるかどうかがオムニの新たな課題になると思われます。
補給課
オムニ後の変化としては、補給課では業務に大きな影響は感じておりません。
むしろ現在は移転による影響が大きく、問題と感じています。
補給課では他ステーションに航空機部品を緊急で送る事や、成田に居る・来る
航空機の為に部品到着後直ぐに通関をかけ、速やかにメンテナンスに渡せる様準備するの
も日々の欠かせない業務です。貨物地区から整備地区のハンガーに移った事により、輸入
の為にかかる時間が今までは最速 1 時間程だったものが、4 倍程の時間を要する様にな
り、輸出を取っても今まで 5 分程度で貨物課に渡せていたものが、移送時間等で最速でも1
時間以上かかっており、オムニオペレーションで時間が限られる中、引き渡しのルール変更
や、手順が 3 つ 4 つ増えた事も有り、かなりの時間と手間がかかっています。
未だ引っ越し後の片付けが完了していない為、飛行機の部品を用意するのに 30 分以上か
かるケースも発生しており、整備の方々に多大な迷惑を掛け続けています。
整備の方々からは、ネジ 1 つを取り往復20分以上もかかる事から、パーツデリバリーを熱望
されていますが、とてもとても難しい状況です。
貨物課
オムニの影響は他と同じく、混乱することもなく、業務自体は順調ですが、フライトが集中し
ている分一時に集中し厳しい状況になることです。しかしながら路線削減により他社からの
トランスファーが増え、また、補給課の上屋撤退による受付ハンドリング変更等でオムニに
関係なく忙しいです。現在、物量が減っていますが、また増えてきたら更に厳しくなると思い
ます。一方で到着及び出発時間後は時間を持て余す事もあるので、自分たちでそういう
時間をきちんと使っていかないとまずいと感じています。
機内食部
クッキング 調理部 特に変更はありません。空港 コーディネーター担当フライトが減り時間が
余っているような気がします。少し心配です
客乗支部
お客様からは、アジア便から US 便への乗り継ぎ時間が短くなって嬉しい、との声も聞かれま
す。一方クルー側ではオムニになりトランスファーが増えました。上海から成田、到着後マニ
ラへ、マニラから到着後またマニラへ、あるいは台北から到着後また台北へ。そのようなトラ
ンスファーのトリップが組み合わさり、3日から長いときは5日間のトリップになりました。成田
に到着すると、全ての荷物を持ちもう一度手荷物の検査を受け空港内のクルーラウンジで休
み、再び出発ゲートへと向かいます。到着が少しでも遅れてしまった時には休憩をとる暇も
なく出発のゲートに向かいます。1番大変なトランスファーはマニラから成田に到着後またマ
ニラに戻るトリップ。朝6時55分にウェィクアップコールを受けてからマニラ国際空港に到着
後リリースされるまで、1日の飛行時間は8時間55分、拘束時間はおよそ15時間にも及びま
す。車いすの方が通常20人から30人、多い時には50人もいる時もあり、搭乗に非常に
時間がかかり、重くて大きな手荷物がとても多く、すべての荷物をオーバーヘッドビンに収納
し出発体制に整えるのは体に大きな負担のかかる重労働です。
マニラ到着後は10時間20分の休息時間しかなく、心身の疲れも取れぬまま次のフライトへ
と向かいます。
アジアからの便が遅延するとお客様が US 便への乗り継ぎができなくなったり、
クルー達も次の便に乗り継げず、代替のクルーが見つからないという理由で
フライトがキャンセルになったりすることもあります。
整備支部
オムニの一極集中のフライトスケジュールに対応するため、シフトの時間が変更されました。
14時勤務開始のシフトをオペレーションの中心に据え、このシフトに3クルー(整備課はクル
ーという4人~6人の班を編成し、班ごとにフライトやその他の仕事がアサインされる)、
13時に勤務開始が1クルー、15時勤務開始が2クルー、その他に朝6時、22時30分勤務
開始が各1クルー、他社ハンドリングの為に必要に応じて12時開始のシフトが置かれていま
す。以前のシフトでは通常休み明けは朝番もしくは12時30分開始20時30分終了のシフト
にアサインされることが多かったのですが、現在は14時開始22時終了のシフトにアサインさ
れることも珍しくなく、初日から帰宅が深夜になっています。
それに加えハンガーへの移転も加わり変化に対応するのに若干の時間を要していますが、
オペレーションへの対応は問題なく出来ていると思います。
また内ゲートが足りない為、内ゲートをより多く使うためのトーイングが発生し、グランドタイム
が長くても充分な作業時間を確保するのが難しい、以前からもありましたがオムニになり一層
ケータリングや機内清掃などの作業が同時に行われるために、お互いの業務が干渉してし
まうことがあります。
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