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第2回
第二回留学便り 2011 年 1 月 24 日 欧米第二課程 フランス語専攻 ODA 班 富田 詩織 留学先:Sciences-Po パリ政治学院 都市:Paris, FRANCE 期間:2010 年 9 月 1 日~2011 年 5 月 31 日 お久しぶりです。12 月中旬に一学期が終わり、1 カ月の冬休みを終え、今日から二学 期が始まります。ちょうど私の留学生活も半分を終えたことになります。 9 月中旬から後半にかけて咳が止まらなくなり、病院通いをしていましたがそれ以降 は元気に過ごしています。これから海外生活をする方には、保険加入や日本の薬を十分 に持参することを強くおすすめします。 フランスは事務手続きが非情に苦手な国です。在日フランス大使館では 3 カ月以内に 滞在許可書を取得するように言われていましたが、移民局が私の書類をなくしたために、 私は 12 月中旬まで受け取れませんでした。まだ取得できていない友達もいるようです。 フランスでは留学生も居住手当を受け取れますが、滞在許可書がなければ申請すること はできません。私は数カ月分損したことになります。 郵便局も日本ほどしっかりしておらず、たまに私宛の郵便はどこかに消えているよう です。郵便局員が勝手にサインして受け取り、日本から送ってもらった荷物を受け取れ なかった友達もいます。 住居について言えば、家賃が高い割に部屋は狭く、古いです。そして、ネズミを 3 度 ほど見ました。学校生活も大変ですが、一番私を悩ましているのがネズミです。住居探 しは難しく、住んでみないとわからないことも多いですが、早めに探してよい物件を見 つけた方がいいと思います。 一学期授業内容(2010 年 9 月~12 月) ・フランス語、英語語学 ・Development Economics ・Litterature et Economie ・Jazz Society ・Radio 一学期は英語とフランス語の授業を 3 つずつとっていました。履修登録はネット上で行 われ、早いもの順なので思うように授業をとることはできませんでした。1 コマ 2 時間 で 7 コマしかありませんでしたが、毎週課題に追われ、授業を休んでも課題が終わらな いほどでした。フランス語を勉強するために来ましたが、英語や専門分野勉強すること も重要だと感じます。課題のためには文献を読まなければいけませんが、フランス語の 授業であっても英語の文献を参照した方がよい場合もあります。 冬休みはとても充実していて、私の人生の中で一番楽しく、有意義な冬休みだったよう に思います。12 月には、一週間ほどスペインで一人旅をしてきました。2 日間、飛行機 で隣になったモロッコ人夫婦の家に滞在させていただき、イスラム教についてやモロッ コについて知ることができました。1 月前半の 2 週間は中国人の友達が私の家に住んで いたので、この期間には中国という国をよりよく知り、とても興味を持ちました。先週 から昨日まではエジプト、ルクソールでナイル川クルーズを楽しんできました。フラン スのツアーでお年寄りが多かったのですが、学校では出会えない年齢層の方たちと知り 合いになり、一週間を通して新たなフランス人の一面を見ることができ、よかったです。 私にとって初めてのアフリカ大陸、イスラム教国であり、ヨーロッパとも日本とも全く 違い、とても楽しかったです。 楽しい冬休みが終わり、悲しい気持ちと不安でいっぱいですが、今日からまたがんば っていきたいです。それではまた。 エジプト、ルクソールにて