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ACD/Labsは、Advanced Chemistry Development社(カナダ

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ACD/Labsは、Advanced Chemistry Development社(カナダ
2015.07.01
ACD/Labsは、Advanced Chemistry
Development社(カナダ)が開発したソフ
トウェアです
ACD/Perceptaは、化学構造と物性・ADME・毒性を評価するためのツールです。
● 予測結果の信頼性(RI (Reliability Index))指標の表示
ACD/Perceptaでは、予測対象化合物に対する予測モデルの適用範囲を示す信頼性指標(RI
(Reliability Index) )が予測結果と共に示されます。
これらの機能により、予測結果の信頼性を研究者自らが検証出来ます。
● 評価結果の部分構造での可視化
ACD/Perceptaでは、化合物の種々特性を部分構造単位で評価します。この結果は、カラーマッピ
ングとして化合物構造図上にハイライト表示されます。このカラーマッピングにより、化合物特性に
大きな影響を及ぼす部分構造と、その効果の傾向を確認することができ、化合物の特性デザイン
が容易になります。
● 化合物の予測値とその類似構造の実験値との比較
トレーニングセット中で予測対象サンプルに類似した上位5化合物の構造式とその実験値が表示
されます。
● リファレンスデータベースの検索・閲覧
Absolv, Absorption, Bioavailability, Mutagencity, Pgp, LogP, pKa, Solubilityでは、予測モデル
を構築する時に用いられたサンプルデータを検索・閲覧することが可能です。
ACD/Perceptaが用いているサンプルデータは、良質なデータベース等から多くの時間と人手をか
けて、選択収集しています。データソースとして質と共に量も充実し、研究に大いに役立ちます。
● 自社実験データを追加することにより予測精度と信頼性の向上が可能
ACD/Perceptaでは、自社データを追加してユーザ独自の予測モデルを再構築できます。この機
能により、よりユーザの化合物に類似したトレーニング母集団による予測モデルが構築できるため、
自社化合物に対する予測精度と信頼性の向上が可能です。
● 自社予測モデル(エンジン)との連携
ACD/Perceptaがもつ予測モデル(エンジン)だけでなく、すでに自社で活用中の予測モデルとも連
携が可能です。ビジュアライゼーションに優れたPerceptaインターフェースから自社予測エンジン
結果も同時に予測・確認できます。
● 物性・ADME・毒性予測の一括計算/表示
スプレットシートにより、一つの画面で複数の化合物、複数の物性・ADME・毒性予測を一括計算
し、結果を一覧表示します。1,000化合物までの化合物構造(SDファイル)を一括入力でき、簡単
な操作で予測計算します。
構造式と共に自社の評価パラメーター値も追加することができ、一連の化合物を一つの画面で評
価することができます。
合成研究者向けに、安全性、有効性
の良好なリード化合物のデザインを支
援します。
リード化合物を修飾し、物性プロパ
ティを選択することによって官能基を選
別し、目的に合致した化合物ライブラリ
を簡単に作成できます。
作成された化合物ライブラリを元に、
ADME・毒性予測を行うことで、目的の
特性を目指したリード化合物の最適化
を支援致します。(Physchem 又は
Drug Suiteに標準搭載)
リード化合物の最適化において、例
えば、目的のADME特性を持つ化合
物をデザインするために、ある物性パ
ラメータ(LopP, pKa等)の範囲を持つ
官能基を化合物ライブラリから抽出し
て、バーチャル化合物ライブラリを構築
できます。
作成された化合物ライブラリについ
て、ADME・毒性の予測を行い、予測
結果を基にどの化合物を採用するか
合成前にスクリーニングすることが可
能です。
● Percepta Physchem Suite (Profiler版も提供可能)
幅広い研究領域でご利用いただけます。構造式から各種物性値を予測するためのセットです。
機能制限(「リファレンスデータベースの検索・閲覧」と「自社実験データによる予測精度向上」機能
を含まない)があるProfiler版も提供しています。
● Percepta Drug Suite (Profiler版も提供可能)
製薬分野のお客様向けの製品です。構造式から各種物性値だけでなく、ADME特性、毒性エンド
ポイントも予測することができます。
機能制限(「リファレンスデータベースの検索・閲覧」と「自社実験データによる予測精度向上」機能
を含まない)があるProfiler版も提供しています。
● Percepta Ecotox Suite
化成品および原材料分野のお客様向けの製品です。構造式から毒性, 生物濃縮などの環境リス
クを予測することができます。
● Percepta Impurities & Degradants suite
製薬分野のお客様向けの製品です。 FDAやEMEAへ提出する不純物や分解産物などの遺伝毒
性、発がん性を予測することができます。
● Percepta Food Risk Assessment Suite
食品分野の研究開発向けの製品です。食品添加物・香料等の開発に利用されるセットです。
● Percepta Suite
幅広い研究領域でご利用いただけます。ACD/Labsが提供する物性・ADME・毒性予測モジュー
ルがすべて含まれます。
物性予測モデル名
概要
Aqueous Solubility
水への溶解性を予測
Boiling Point
化合物の構造から沸点を予測
LogD
イ オン化官能基をもつ有機化合物の構造から、各pHでのオクタノール/水系への分配係数(LogD値)を
予測
LogP
中性有機化合物の構造から、オクタノール/水系への分配係数(LogP値)を予測
pKa
酸・塩基有機化合物の構造から、酸解離定数(pKa)を予測
Absolv
Abrahamタイプの式から溶媒関連の特性を予測
Sigma
芳香族反応におけるHammett則の置換基定数(σ値)を、置換基の構造式から予測
Solubility in DMSO
DMSOへの20mM以上の溶解性があるかを評価
概要
ADME予測モデル名
P-gp Specificity
(P-糖タンパク基質特異性 )
Oral Bioavailability
(経口バイオアベイラビリティ )
P-糖タンパクの基質、あるいは阻害剤となるかを判定
バイオアベイラビリティに関連する5種類の因子の予測値を導き出し、これらの結果を総合的に判断し、
経口バイオアベイラビリティの可能性を評価
(受動吸収 )
ヒト小腸の透過性、Caco-2細胞による膜透過性、および経口吸収の程度の機構モデルを 適用して受
動吸収を見積もり
Brain Barrier Penetration
受動的な血液脳関門(BBB)透過性(LogPS定数として)を予測
Passive Absorption
(血液脳幹門透過性)
Plasma Protein Binding
(血漿タンパク結合)
ヒト血漿タンパク質への薬物の結合の強さを予測
Volume of Distribution (分布容積 )
分布容積を予測
Cytochrome P450 Inhibition
5種(CYP3A4, CYP2D6, CYP2C9, CYP2C19, およびCYP1A2)の主要な薬物代謝酵素の阻害剤に
なる確率を計算
(チトクロームP450阻害)
Cytochrome P450 Substrate
Specificity
(チトクロームP450基質特異性)
5種(CYP3A4, CYP2D6, CYP2C9, CYP2C19, およびCYP1A2)の主要な薬物代謝酵素の基質にな
る確率を計算
(チトクロームP450代謝部位)
ヒト肝ミクロソームとチトクロムP450の主要な5種のアイソフォームにより代謝されやすい部位可能な体
内変化反応を予測
Maximum Recommended Daily
Dose
最大推奨1日投与量を予測
Cytochrome P450 Regioselectivity
(最大推奨1日投与量)
Basic Pharmacokinetic Parameters
(AUC, cp, tmax) (基本PKパラメータ)
化合物構造から、AUC, cp, Tmaxを予測
毒性予測モデル名
概要
hERG Inhibition (hERG阻害)
hERGチャンネルの阻害を評価し、QT延長により引き起こされる心疾患安全性を評価
Cytochrome P450 Inhibition
化合物が主要なチトクロームP450 (3A4, 2D6, 2C9, 2C19, 1A2) 代謝系のいずれかの阻害剤となるか
どうかを予測
また、化合物構造式の代謝候補部位を部分構造単位で推定し、その強度をカラーで表示
(チトクロームP450阻害)
Genotoxicity (遺伝毒性)
AMES試験で陽性か陰性かを予測
Acute Toxicity (急性毒性)
急性毒性の有無の判定と、LD50値を予測
Aquatic Toxicity (水生生物毒性)
水生生物毒性のLD50値を予測
Irritation (目/皮膚刺激性)
ドレイズ試験による、目刺激性と皮膚刺激性を予測
Endocrine System Disruption
化合物のエストロゲンレセプターとの相対的な結合親和力を予測し、生殖への毒性と癌の可能性を評価
(内分泌かく乱作用)
Health Effects (健康影響)
特定の器官、臓器系に対して推定される化合物の毒性を予測
Carcinogenicity (Impurities Package)
発がん性の毒性を予測
Clastogenicity (Impurities Package)
染色体異常の毒性を予測
DNA Damage (Impurities Package)
DNA損傷の毒性を予測
Mutagenicity (Impurities Package)
変異原性の毒性を予測
お問い合わせ: 富士通各営業、又は下記ACD/Labs担当までお問い合わせ下さい。
富士通株式会社 テクニカルコンピューティング・ソリューション事業本部
科学システムソリューション統括部
〒261-8588 千葉市美浜区中瀬1-9-3幕張システムラボラトリ
Tel:043-299-3680
E-mail:[email protected]
http://www.fujitsu.com/jp/solutions/business-technology/tc/sol/
株式会社 富士通九州システムズ本社
ヘルスケアソリューション本部 ライフイノベーション部
〒812-0007 福岡市博多区東比恵3-1-2 東比恵ビジネスセンタービル
Tel:092-707-5648
E-mail:[email protected]
http://www.fujitsu.com/jp/group/kyushu/solutions/industry/lifescience/
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