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言語・語学 主な研究テーマ
◆専門分野 英語教育・言語テスト・第二言語習得論・タスク ・教科書分析 ◆地域貢献に関するキーワード 英語教育/英語学習/テスト開発・測定・評価 ◆地域貢献に関する研究実績 効果的な英語学習法/中学・高等学校の英語授業改善/英語 発音矯正 主な研究テーマ 多肢選択式リスニングテストの妥当性検証 質問文や選択肢の提示方法,選択肢の数などの観点から,多肢選択式リスニングテストの妥 当性検証を行っている。 リスニングプロセスの研究 背景知識,音声テキストの速度やポーズ・提示回数など英語リスニングを困難にしている要 因を解明し,効果的なリスニング指導の在り方を検討している。 ◦出張講義テーマ 第二言語習得理論からみる効果的な英語学習法/英語音声学入門 研究テーマに関するトピックス 多くの多肢選択式テストは,正答肢1つ,錯乱肢(誤答)3つの4択で構成されています。しかし ながら 4択が妥当だという明確な理由はありません。むしろテスト理論では,3 択が妥当であると 主張されています。恐らく3択では, まぐれ当たりが増えそうだ,5 択は多すぎる,という印象によっ て 4 択が採用されているのです。 実際にテスト受験者のデータを見ると,3つの錯乱肢のうち,受験者が選んでいるものは1つか, 多くても2つで,3つとも機能しているものは殆どありません。それにもかかわらず,4 択が支持 され続けているのは,選択肢に関する実証的な研究が少ないからだと思われます。 実際に 4択と3択のテストを作成・実施して,どのような違いがあるか(ないのか)を検証するこ とで,今後の多肢選択式テストの選択肢の数が変わるかもしれません。 15 言語・語学 准教授 飯村 英樹 IIMURA Hideki (文学部 英語英米文学科)