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マーケティング革新 ものづくり革新

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マーケティング革新 ものづくり革新
はじめに
TOTO WAY
トップメッセージ
事業ハイライト
事業を支える力
4つの革新活動
全社最適視点で横串を通す4つの全社横断革新活動
「マーケティング革新」
「サプライチェーン革新」
「ものづくり革新」
「マネジメントリソース革新」
を推進しています。
これらの革新活動が
「国内住設事業」
「海外住設事業」
「新領域事業」
に横串を通し、
各活動を推進することでTOTOの経営体質の強化につながっています。
マーケティング革新
全社最適視点で商品企画を行うとともに、超高齢社会化・
低炭素社会化といった市場環境の変化に対する研究テー
マの選択と集中を推進し、
オンリーワン技術をもって、
お客
様にとって魅力ある商品開発を進める革新活動です。
2009年度には、
グローバルスタンダードに向け、衛生陶器
のホワイトカラーを統合し、空間にあわせやすく、
お客様に
分かりやすい色揃えにしました。
また、
日本で開発したコアテクノロジーを共通基盤に地域
特性に応じた商品を開発・生産し、
他社を凌駕するTOTOら
しいグローバルな商品戦略を目指しています。2012年2月
に日本で開発したトイレの新機能
「きれい除菌水※」
は、
各国
で好まれるデザインや規格にあわせて米州、
中国、
欧州市場
で
「eWater+Technology」
として展開しています。
今後は選択と集中による研究シーズの具現化スピード向
上、
独自技術による付加価値向上に加え、
グローバルでのプ
ラットフォーム化促進、開発基盤体制の強化などに取り組
み、
さらなる収益力強化を図ります。
きれい除菌水
※試験機関:
(財)
北里環境科学センター
試験方法:電解水の除菌効力試験
除菌方法:電解した水道水と菌液を混合し除菌効果を確認
試験結果:99%以上
(実使用での実証結果ではありません)
効果効能:
「きれい除菌水」
は、
汚れを抑制するもので洗浄不要になるものではありま
せん。
使用・環境条件
(水質・便器形状など)
によっては、
効果が異なります。
ものづくり革新
「次世代生産設備の開発」
「材料革新」
「プラットフォーム化
の効率化につなげました。
(標準化・共通化)の推進」
「生産拠点の再編」など、全社最
今後も高付加価値商品の創出や生産革新などを進め、
適の生産技術開発体制により、既成概念を超えた新たな発
TOTOのものづくりを進化させます。
想によるものづくりを目指す革新活動です。
2009年度にはウォシュレット商品内部の大幅な設計変更
を実施。2010年度にはウォシュレットやシングルレバー水
栓の一部自動組立化を推進するなど、
さまざまな生産改革
を推進。
2012年1月に稼働したTOTOウォシュレットテクノ
株式会社の国内生産ラインでは、1ラインで複数の品種を
並行生産、
生産リードタイムを約30%短縮しました。
2012年8月に発売したシステムバスルーム
「サザナ」
では、
床構造の抜本的な見直しを実施。従来の素材を見直し、
そ
れぞれが一つの機能を担った部材を積層した
「機能分割型
のレイヤー構造」
とすることで、設計の自由度が上がり事業
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TOTOグループ コーポレートレポート 2014
TOTOウォシュレットテクノ株式会社の国内生産ライン
サプライチェーン革新
「生産体制革新」
「 物流革新」
「 購買革新」を軸に、コスト
競争力を高め、強固な経営体質の実現を目指す革新活
今後も、国内屈指の高速サプライチェーンを構築し、市況に
左右されない経営体質の構築を目指します。
動です。
サプライチェーン革新では、
「原材料の調達から生産・物流
を経てお客様に商品をお届けするまでの流れ」
を一本と捉
える、
「高速サプライチェーン」
の構築を行いました。特に物
流革新では、物流コストの改善、物流リードタイムの大幅
短縮、輸送ルートの最適化によるCO2排出量の削減を目指
しています。2009年度から物流センターの改革を推進し、
2011年度には物流リードタイムの半減を実現しました。
こ
の取り組みが評価され、2012年度「ロジスティクス大賞」
に
おいて大賞を受賞しました。
新たな取り組みとして2012年度からは、クリナップロジ
スティクス株式会社と物流面で協業し、システムキッチン
の協同配送を実施しています。このほか、TDY(TOTO、
DAIKEN、YKK AP)共同購買革新活動を行い、
アライアン
スを活かした購買にも取り組んでいます。
作業時間の
「見える化」
でリードタイムを大幅短縮
マネジメントリソース革新
売上に左右されない「強固な企業体質」の実現に向けて間
大に取り組んでいます。
接業務の効率を高めるとともに、戦略業務への人財の投入
また、
女性社員の活躍の場を広げる取り組みも進めており、
を図り、成長戦略を達成できる強い企業体質へと変化させ
2017年度までのTOTO社員における女性管理職比率を
ることを目指した革新活動です。
10%に目標設定。研修の充実や短時間勤務制度、育児休業
特に人財面においては、企業の総合力を向上させるために
といった制度の拡充や、社員向けサイトでの情報発信など
「多様で強い人財の育成」
と
「チャレンジする企業風土」の
の取り組みを進めています。
実現を目指し、
ダイバーシティ推進や人財育成の強化を進
2013年6月には、資産の効率的利用による財務体質の改
めています。
善・スリム化を目指し、首都圏にあるオフィスを東京都港区
障がい者の雇用では、2017年度までのTOTOグループ全
の汐留ビルディングに移転集約。
このオフィス集約により、
体での障がい者雇用率を2.5%に目標設定し、積極的に雇
TOTOグループ内のコミュニケーション強化、業務効率化、
用を進めてきました。精神障がい者・知的障がい者の雇用
強固なインフラ構築(災害への対応力強化、
セキュリティ対
拡大を目指し、2013年度には、
グループ全体で雇用してい
策強化)
を大きく推進しました。
る障がい者における精神障がい者・知的障がい者比率を
今後も、環境変化に負けない、
より強い企業体質づくりを目
2017年度までに20%とする目標をたて、
さらなる雇用の拡
指します。
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