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操作マニュアル(PDF: 6.3M)

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操作マニュアル(PDF: 6.3M)
ケアプラン作成ソフト
ケア
・デザイナー
Ⅱ
ケア・
デザイナーⅡ
操作マニュアル
株式会社 パスカリア
Ver3.11
目次
まえがき ................................................................... 3
第一章 概要 ............................................................... 4
1 プログラムの起動、終了 ................................................................. 4
2 使用環境 ............................................................................... 5
3 画面ツリー ............................................................................. 6
4 「作成日」と「基準日コンボボックス」..................................................... 7
5 印刷時の作成者名について ............................................................... 8
6 操作ボタン(本ソフト特有の)説明 ....................................................... 9
7 操作ボタン(Windows のメニューバーの)説明 ........................................ 10
8 コンボボックス、テキストボックス、リストボックス ...................................... 12
第二章 画面毎の説明と印刷例 .............................................. 13
1 作成者と被介護者 ...................................................... 13
1−1 作成者の登録/選択画面、被介護者の登録/選択画面 .................................. 13
2 KOMIチャートシステム .............................................. 17
2−1 フェイスシート画面 ................................................................ 17
2−2 KOMIレーダーチャート画面 ...................................................... 23
2−3 KOMIチャート画面 .............................................................. 23
2−4 グランドアセスメント画面 .......................................................... 28
2−5 ケアの展開シート画面 .............................................................. 30
2−6 ケアプランシート画面 .............................................................. 30
2−7 KOMIサマリーチャート画面 ...................................................... 33
2−8 チャート履歴画面 .................................................................. 33
2−9 レーダーチャート履歴画面 .......................................................... 36
2−10 KOMIケアリングシート画面 .................................................... 38
2 - 11 KOMI場面シート画面 .......................................................... 41
2−12 KOMI治療展開シート画面 ...................................................... 43
3 実習記録 .............................................................. 45
4 居宅サービス計画書 .................................................... 47
4−1 居宅サービス計画書(1)........................................................... 48
4−2 居宅サービス計画書(2)........................................................... 50
4−3 週間サービス計画表 ................................................................ 52
4−4 サービス担当者会議の要点 .......................................................... 54
4−5 サービス担当者に対する照会 ...................................................... 56
4−6 居宅介護支援経過 .................................................................. 58
4−7 モニタリング・評価 記録表 ........................................................ 60
5 施設サービス計画書 .................................................... 62
5−1 施設サービス計画書(1)........................................................... 63
5−2 施設サービス計画書(2)........................................................... 65
5−3 週間サービス計画表 ................................................................ 67
5−4 日課計画表 ........................................................................ 69
5−5 サービス担当者会議の要点 .......................................................... 72
5−6 サービス担当者に対する照会 ...................................................... 74
5−7 施設介護経過 ...................................................................... 76
第三章 応用 .............................................................. 78
1 データベースのバックアップ&復元 ............................................ 78
2 データ交換 ............................................................................ 82
3 画面の「切取り」と「貼付け」........................................................... 86
4 本ソフトのバージョンアップ自動化 ...................................................... 89
5 個人情報保護への対応 .................................................................. 90
生命過程
・生活過程判定用紙 ................................................ 93
生命過程・
まえがき
21世紀はケアの世紀です。同時に IT(Information Technology)の世紀でもあります。ケアの現場で働く多
くの方々が、正しいケア理論に基づいて実践できるよう、
「ケア・デザイナーⅡ」は IT の側面から支援します。
日本社会事業大学の金井一薫教授が提唱される KOMI 理論に基づいて、弊社は 1999 年に「ケア・デザイナー」を
発売し、Ver3 までバージョンアップを重ねました。
2003 年に金井教授が KOMI 理論を再構築されたのに伴い「ケア・デザイナーⅡ」を発売しました。
こちらも Ver2 までバージョンアップを重ねましたが、ユーザーの皆様のご要望に応えて改良し、2005 年 11 月
に Ver3 を発売しました。
Ver3 の特徴は以下です。
(1)KOMI 理論を学ぶ学生の利便性を勘案し、看護介護実習を受ける際に必要な「実習記録作成機能」を付録
として追加しました。学生の実習を指導する教師にも使って頂くことが出来ます。(学生は本ソフトの姉
妹編であるより安価な「ケア・デザイナーⅡ mini Ver3」で十分です。教師は本ソフトをご使用下さい)
(2)介護保険制度下で重要な役割を担うケアマネージャの利便性を勘案し、「居宅(施設)サービス計画書関
連シート作成機能」も付録として追加しました。
(3)改良点
①個人情報保護への対応を可能としました(第三章4参照)。
②ケアプランの文章を入力する際、金井先生考案の『KOMI 文例集』から引用したり、一度作った文章を登
録して次回から引用可能とし、文章作成時の利便性を大幅にアップさせました。
③フェイスシートにおいて「家族構成図」作図機能を改良しました。また、「病名」「症状」「既往症」「薬
品名」のコンボボックスで、最初からの名称数を増やしました。更に、被介護者の「住所」等や「利用
施設名称」等は登録して引用可能とし、入力の利便性を向上させました。
④グランドアセスメントで、「2.生命体に害・・」と「3.今もてる力・・・」を箇条書き方式にした。
⑤画面の標準解像度(1024 × 768 ピクセル)以上では、横スクロール無しで全画面表示可能とした。
⑥ KOMI サマリーチャートで、「色(模様)とその説明」を印刷するよう改良しました。
(4)その後の改良点1・・・・2006 年 12 月、Ver3 を改良した Ver3.1 を発売しました。
①「被介護者の選択」画面に、「検索」ボタンを付けました。被介護者が多数になった場合に便利です。
②「KOMI チャート」画面にて KOMI チャートの色塗り番号入力の際、全角でも半角でも入力可能とした。
③ 固有情報シートの一部を介護保険制度の改訂、障害者自立支援法の施行に合せて様式変更した。
④「データ交換機能」画面を、フロッピーの衰退(USB メモリー等の普及)に合せて一新しました。
(5)その後の改良点2・・・・2007 年 4 月、Ver3.1 を改良した Ver3.11 を発売しました。
① Windows Vista に対応しました。
②「バックアップ&復元」機能を追加しました。
2007 年 4 月
株式会社パスカリア 〒 101-0041 東京都千代田区神田須田町1−2 淡路町サニービル
専用電話 03-3254-8122 FAX03-3254-8072
e-mail: [email protected]
製品情報などは、弊社ホームページをご覧下さい。 http://www.pascalia.co.jp
----------------------------------------------------------------------------------姉妹ソフトの御知らせ
●学生向け廉価(5250 円)版「ケア・デザイナーⅡ mini」・・・被介護者5名、使用者1名に限定。 ●病院や介護施設には、複数台のパソコンを繋いで使用できる NetWork 版を発売。お問合せ下さい。
●「ケア・デザイナーⅡ」Ver3 の主機能に「介護保険の給付管理・請求」機能をプラスしたソフト
「ケア・デザイナー/ビジネス版」を発売。
スタンドアロン型(8 万円)とNW対応型(18 ∼ 26 万円)あり。
3
第一章 概要
本ソフトを操作する為に必要な、画面に共通した操作などを説明します。
各画面の操作説明は、第二章です。
1 プログラムの起動、終了
(1)起動
a,b の二通りあります。
a 画面上に表示されているアイコンをダブルクリックします。
b 「スタート」ボタン→「プログラム」→「ケア・デザイナーⅡ」→「ケア・デザイナー
Ⅱ」
をクリックします。
(2)終了
a,b の二通りあります。
a 本ソフトの画面右上に並んでいる×印の上の方をクリックします。
(下の方をクリックすると、開いている画面を閉じます)
b ケア・デザイナーⅡ(以下、本ソフトと称す)のメニューバーにある
「ファイル」→「アプリケーションの終了」をクリックします。
4
2 使用環境
本ソフトが想定している使用環境(状況)を説明します。
(1)使用者について
本ソフトは複数人で使用できます。インストールしたパソコンが1台(1ライセンスと言い
ます)であっても、そのパソコンを代わるがわる複数人で使えるのです。
規模の小さな病院・施設でのご使用を想定しました。勿論、個人使用も可です。
プログラムを起動すると、最初に、この画面が表示されます(使用者を作成者と呼びます)
。
画面は、12 名で使用している状態ですが、何人でも使用可能です。
この画面で登録した作成者を選
択すれば、プログラムで印刷す
る全ての記録用紙に作成者氏名
が自動的に印字されます。
大病院では作成者数が 100 名を超える
場合があります。その場合、作成者を
所属グループ(機関、部署)ごとに表
示可能となっています。
詳細は第二章参照
「個人情報保護に対応する」場合はの操
作法は、第三章4にて説明します。
(2)ケア対象者について
ケア対象者(被介護者と呼びます)も、複数人(数十人以上何人でも)を想定しています。
(1)の画面で作成者を選択すると、次にこの画面が表示されます。
画面は、12名の被介護者ですが、
数十人以上を登録できます。
画面一杯になればスクロールバーが
付くので多人数でも大丈夫です。
被介護者数が多くなると、所属グループ(病
棟別等)
ごとに表示した方が被介護者選択が
し易いので、
この画面で所属グループ設定も
できます。
詳細は第二章参照。
画面には、青色の「操作方法」ボタンが付いています。
この「操作方法」ボタンを押下すれば、その画面の操作説明文が表示されますので、本操作マニュ
アルでは詳細な操作方法説明を省略します。
説明文画面は、自由に移動できるので元画面と重なって見難い場合は移動させて下さい。
上記の様に、複数人の使用者が数十人以上の被介護者を対象にして本ソフトを使用できます。
使用者と被介護者の間には何の制限(分担など)もありません。使用者Aが作成したある被介護
者のデータを使用者Bも参照したり交代して作成したりできます。
また、1 人の被介護者に関して何回でもアセスメントやケアプランが作成できますが、この説明
は本章の「4 作成日と基準日コンボボックス」で説明します。
5
3 画面ツリー
被介護者の選択が終わると、左の画面が表示されます。この画
面の左窓を画面ツリーと呼びます。
その下は、画面ツリーだけを拡大しました。
ツリー(樹木)の様に枝分かれしているのでこの名が付きまし
た。
画面ツリーは、本ソフトの全ての機能(画面)一覧図です。機
能(画面)を実行(表示)するには、ツリーの先端枝部分をク
リックします。
(注意)
即ち、全ての処理は画面ツリーから始まるのです。
左右にドラッグできます。
拡大
(注意)先端枝とは、その枝から先は枝分かれし
ていない枝の事です。
「KOMIチャートシステム」と
「APPENDIX」
「居宅サービス計画書」「施設サービ
ス計画書」の四つは、先端枝でないのでクリック
不能。
「居宅サービス計画書」と
「施設サービス計画書」の
左側の「+」をクリックし
「-」に変えると、展開され
て右図となる。
再度クリックすれば左図
に戻ります。
「実習記録」は看護介護実習を行う学生だけが
使い、
「居宅サービス計画書」と「施設サービ
ス計画書」はケアマネージャだけが使います
ので APPENDIX(付録)としました。
6
4 「作成日」と「基準日コンボボックス」
皆さんが、Excel や Word を使う時を思い出して下さい。作成結果を保存する時に、ファイル名
称を付けて保存しますね。
ファイル名称はファイルを特定します、そして後日、呼び出す場合の識別に使用します。
では、本ソフトで作成したシートにはどんな名称が適当でしょうか?
被介護者名、シート名称(フェイスシート、KOMI チャート、等)は必須ですが、それだけでは
不足です。各シートは、同じ被介護者について複数個作成できるからです。
そこで、シート作成日を名称に加える事にしました。各画面の上部に下図が表示されています。
被介護者名、シート名称は本ソフト側で分かってますから、使用者が入力するのは作成日だけ
です(最初は、パソコンが持っている時計から自動的に当日の日付が入っています。使用者は
必要なら日付けを変更できます)。
作成後、保存すれば、この作成日の名称で保存されます。
保存されているシート名の一覧は、基準日コンボボックスに収まっていて、▼印をクリックす
れば、下図のように参照できます。
過去に作成し保存済みのシートを表示する場合は、コンボボックスを開けて該当日付けをク
リックします。
画面ツリーで目的の画面名称をクリック
して、プルダウンした状態です。
作成日の古い順に下から並んでいること
に注目してください。選択し易いですね。
注意:作成日が識別子ですから、同一日に
複数個のシートを作成できません。
滅多に
ない事でしょうがその場合は作成日を変え
て下さい。
但し、KOMI レーダーチャート画面だけは例
外的に識別子が「作成日+時刻」になってい
ます。
手術前後の変化や ICU 室での変化を時刻を
追ってレーダーチャートに記録したいとい
うニーズに応えたものです。
本ソフトで使用する日付け表記について
基本的に西暦年としましたが、生年月日については多数の方が和暦に慣れているた
め例外的に和暦表示にしました。
但し、
「被介護者登録画面」での生年月日入力時は、少数の方(外国人など)の利便
性も考慮し和暦/西暦の両方可能としました。
7
5 印刷時の作成者名について
「2 使用環境」で説明しましたが、本ソフトは複数人で使用できます。
ある被介護者を交代でアセスメントしたり、
ケアプランを作成したりする場合もあるでしょう。
極端な場合、一つの画面をAさんが新規作成し、途中でBさんが引き継いで完成する事もあり
えます。その場合、印刷時に用紙に記載される作成者は誰にすべきか?
新規作成者か? 引き継いだ人か? 印刷した人か?
本ソフトでは、まずは新規作成者名を用紙に記載することにします。
しかし、用紙毎に多少のバラツキがありますので、一覧として纏めました。
用紙名称 作成者名
フェイスシート 新規作成者
KOMIレーダーチャート 新規作成者
KOMIチャート 新規作成者
グランドアセスメント 新規作成者
ケアの展開シート グランドアセスメント作成者
ケアプランシート グランドアセスメント作成者
KOMIサマリーチャート 新規作成者
チャート履歴 作成者(印刷している人)
レーダーチャート履歴 作成者(印刷している人)
KOMIケアリングシート(急性期)
印字しない
KOMIケアリングシート(慢性期)
印字しない
KOMI場面シート 作成者(印刷している人)
KOMI治療展開シート 印字しない
実習記録 新規作成者
居宅(施設)サービス計画書(1) 新規作成者
サービス担当者会議の要点 居宅(施設)サービス計画書(1)の作成者
サービス担当者に対する照会(依頼)内容 この画面で入力した作成者
作成者名を変更可能な画面には、以下のコンボボックスが付いています。
変更したい作成者名を選択して下さい。
画面の性質により、作成者名を変更できない画面もあります。
・ケアの展開シート:ケア方針を作成した人(グランドアセスメント作成者)を印字するので。
・ケアプランシート:同上
・チャート履歴:印刷している人を印字するので
・レーダーチャート履歴:同上
・KOMI場面シート:同上
・実習記録:
「ケア・デザイナー mini」の使用者が1名限定なので
8
6 操作ボタン(本ソフト特有の)説明
各画面上部には、本ソフト特有の画面操作ボタンが付いています。
基準日コンボボックスについては、3で説明したので、その他のボタンの説明をします。
(1)新規作成ボタン
ある被介護者について、ある画面で、新規に(作成日を変えて)作成する場合に
クリックします。作成日が入力可能状態になります(実際はパソコンの持つ時計から、
当日日付けが入ってます。必要なら変更します)
。
その画面を初めて作成する場合(コンボボックスに何も入ってない状態)は、この
ボタンをクリックしなくても、新規作成状態になっています。
(2)作業モード(閲覧モードと編集モード)
画面を開けた場合、過去の作成結果を閲覧するだけで、入力できない状態にすることが
出来ます。このボタンをクリックしておけば、作成結果を変更から保護できます。
また、後述の「削除」する場合は、閲覧モードにしなければなりません。
入力(編集)可能状態にするには、この編集モードボタンをクリックします。
編集モードの方が閲覧モードより使用頻度が高いので、画面を開けた場合に何もしなけ
れば、編集モードになっています。
(3) コピーして新規作成
新規作成の一種です。ある被介護者について、継続的にアセスメントをする場合、毎回
新規に作成するより、過去の作成分に修正を加える形で作成した方が効率的な場合があ
ります。とくに、KOMI チャートは入力項目が多いので効果的でしょう。
コピーして新規作成は、この目的で作りました。
(注意:第三章3節では別目的を説明)
コピーしたい作成日の画面を表示し、このボタンを押下します。
作成日は重複を避けて下さい。
(4) 保存と「閉じる」
この二つのボタンは、本ソフト特有ではないのですが、ココでも説明します。
保存ボタンをクリックすれば、表示されている画面の内容がDB(データベース)へ
保存されると同時に、作成日が基準日コンボボックスに追加となります。
但し、未入力の画面や無修正の画面は保存の必要がない為、押下しても保存しません。
保存後は、このボタンをクリックして画面を閉じて下さい。閉じないままで、他の画面
を開けた場合、二つの画面が開いた状態となります(最初の画面が後で開けた画面の裏
側に隠れているのです。詳細説明は次ページの「ウィンドウ」にて)
(5) 削除
表示されている画面の内容をDBから削除します。もちろん、コンボボックス内の
作成日も削除されます。
(6)被介護者氏名等の表示
選択した被介護者の氏名・性別・生年月日・年齢を画面上部に表示しています。
年齢は、現在時刻(パソコンの持っている日付け)における年齢です。
9
7 操作ボタン(Windows のメニューバーの)説明 各画面の最上部には、Windows のメニューバーと呼ばれるボタン群がついています。
本ソフト関連部分を中心に説明をします。詳細は Windows マニュアルを参照願います。
(1)「ウィンドウ」メニュー
この画面の下半分には、画面名称が4個表示されています。
これは、
「4画面が開かれている」ことを示しています。そして、チェック印の付いた「KOMI
チャート」画面が表示され、他画面は開いているが裏側に隠れている状態です。
前ページ5(4)で述べた「画面を閉じる」を行わないで別画面を開くと、こうなります。
この状態で、
「並べて表示」をクリックすると、4画面が同時に表示されます。マルチ画面
といいます。マルチ画面では、画面間の「コピー&ペースト」等が便利です。
(2)「ファイル」メニュー
a「新規作成」,「保存」
、「閉じる」
:前ページの5と
同機能です。メニューバー下のアイコン
も同機能です。
b「すべての画面を保存」
:
(1)で述べたマルチ画面の
場合、全画面を一気に保存します。
c「カラーで印刷」
:KOMI チャートなど、カラー印刷と
白黒印刷の両方できる画面では、クリックして
チェック印を入れるとカラー印刷します。再度クリッ
クするとチェック印が消えます。 d 「印刷」、
「印刷プレビュー」は文字通りです、説明を省略します。
メニューバー下のアイコン も同機能です。
また、「プリンタの設定」は Windows のマニュアルを参照下さい。 (3)「ヘルプ」メニュー
a 「マニュアル」
:本操作マニュアルを閲覧できます。印刷も可能
です。メニューバー下のアイコン も同機能です。
b 「バージョン情報」
:本ソフトのバージョン、Rev, 及びシリア
ル番号等のインストール者情報を表示します。 無断コピーな
どの不正使用した場合、シリアル番号から判別がつきます。
10
(4)「設定」メニュー
a 期日を指定しての一括削除
「設定」→「期日を指定しての一括削除」をクリックすると下記画面が表示されます。
一括削除とは、全ての被介護者に関する保存済みデータを削除するとこです。
個別被介護者の削除なら、画面毎の「削除」ボタンで行って下さい。
なお、
削除は基準日コンボボックス中の作成日が多数になり選択しづらい場合などに使います。
一括削除は画面毎の削除が可能ですが、全画面を一気に
削除する事も可能です。
なお、ある被介護者の全データ(期日を指定しないで)を
削除するのは、
「被介護者の登録/選択」画面にて、対象
の被介護者を「削除」すれば良いのです。
「フェイスシート」ボタンを押下すると、下記確認(期日指定)画面が表示されます。
期日を指定し、
「削除実行」ボタ
ンを押下して下さい。
ここでキャンセルも可能です。
「フェイスシート」画面以外
は省略します。
b 各種環境設定
「設定」→「各種環境設定」をクリックすると下記画面が表示されます。
・
「カラーで印刷」
ここでのチェックは、プログラムを
終了しても継続する恒久的な指定で
す(再度環境設定すれば変更可能)
。
前ページ5(2)の「カラーで印刷」
指定は、プログラム終了までの一時
的指定です。
・
「印刷方法を変更する」
プリンターによる違いに対処しま
した、お持ちのプリンターが不調な
らチェックして下さい。
・
「データベース」の最適化
説明文に従って、操作して下さい。
・
「居宅(施設)サービス計画書(1)
」
同意覧の印字内容を選択します。
・
「週間サービス計画書」 同じ時刻に 2 つのサービスをダブって
割付け可能かどうかを指定します。
c 個人情報保護対応 「第三章 4 個人情報保護への対応」で詳細に説明しています。
11
8 コンボボックス、テキストボックス、リストボックス
(1)コンボボックス
左図は、
「基本情報シート」の病名コンボ
ボックスです。
コンボボックスとは、複数の選択肢から
唯一を選択するために用意している選択
肢群のことです。
左図のように、▼印をクリックして選択肢
群を表示し、中の一つをクリックすれば、
選択項目が青色反転し選択が終了します。
(2)テキストボックスとリストボックス
上図は、「場面シート」画面のテキストボックスです。
・テキストボックスは、テキスト(文字)をワープロ式に自由に入力できる窓です。
・右側にスクロールバーが付いていれば(上図は付いている例です)
、入力行数が表示枠(上図で
は4行)以上になっても入力可能です。場面テキストボックスは4行以下なので、スクロール
バーが効いていません。 「↓」を押下すると、下図のリストボックスにテキストが登録されます。 4行以上入力したテキストですが、リストボックスでは1行になりました。
・リストボックスでは、必ず1行表示になります。表示部分は入力したテキストの一部である事 を示すために「・・・・」が表示されます。
・上図で、「状況」と「記載者」の間にカーソルをポイントすると、カーソルの形が+印に変り
左右に移動できます。即ち、表示項目の横長は可変です。隠れている部分のテキストを見たい
場合、(限界がありますが)便利です。
・リストボックスは複数個を登録できますが、その中の1リストをクリックすると、青色反転し
リスト内容が、テキストボックスで表示されます。テキストの修正をする場合や、隠れている 部分のテキストを全文見たい場合の操作です。
なお、リストボックス内でのテキスト修正は不可です。
12
第二章 画面毎の説明と印刷例
画面毎の概要を示します。詳細説明は画面上の「操作方法」ボタン説明をご覧下さい。
印刷例を見れば、本ソフトの印刷結果をイメージでき操作法の理解が進みます。
「印刷プレビュー」の縮小版ですから解像度が低い事をご容赦下さい。
1 作成者と被介護者
1−1 作成者の登録/選択画面、被介護者の登録/選択画面
両画面概要は、第一章の2節をご覧下さい。
(1)(2)では両画面の共通機能を説明します。
(1)非表示について
両画面とも、上部に「非表示設定」のラジオボタン(二者択一ボタン)が付いています。
「非表示」については、「削除」との関連で説明しなければなりません。
単純に入力ミスした場合は、修正または削除ボタン押下で登録済み名称が取消されます。
問題は、既に該当使用者がデータを作成保存した(該当被介護者のデータが作成保存された)
場合です。削除ボタンを押下すると、過去に作成済みデータを全て削除してしまいます。
従って、削除ボタン押下は慎重に行ってください。
非表示とは、登録済み名称を画面から消しますが、作成済みデータまでは消さない機能です。
「氏名」を入力すれば、
「ふりがな」候補が
自動的に入ります。
最下段の「この被介護者を使用しない(非
表示にする)」にチェックを入れ「OK」す
れば、被介護者名が作成者一覧リストか
ら消えます。
非表示にした名称を復活させることも可能です。
画面上部のラジオボタンを「すべての作成者(被介護者)を表示する」に変えれば良いのです。
非表示機能は、被介護者の場合は、病院・施設での一時的退院・退所者に適用すると便利です。
被介護者登録/選択画面は登録数が多くなり検索に時間がかかる場合、通常は使わない氏名を
一覧から消す場合にお勧めです。
(2)一覧リスト印刷
登録済み作成者や被介護者の一覧リストが印刷できます。
メニューバー(画面の最上段に常に表示されてい
ます)の「表示」を押下してください。
「作成者リスト印刷」をクリックすれば、作成者一覧
リスト画面が表示されるので印刷できます。
「被介護者リスト印刷」も同様です。
13
(3)
「作成者の登録/選択画面」の絞込みについて
下図は、12名の作成者を入力した「作成者の登録/選択画面」です。
作成者(使用者)数は数人以下が一般的でしょう。しかし、大病院などでは100人以上で使
われるケースもあります。その場合、作成者を所属グループで分類して表示できると選択に便
利です。所属グループとしては、所属機関と部署の二重キーとしました。
作成者数が少ない場合は、所属機関・部署ともに「すべて表示」のままにして下さい。
所属機関別に表示するには、
「所属機関を選択して表示」をONにします。するとコンボボック
スが選択可能状態になります。コンボボックス内には、過去入力した全所属機関名称が自動的
に入っているので、選択すればその所属機関名称の作成者だけが表示されます。
更に部署別に表示することもできます、所属機関別表示と同様の操作を御願いします。
絞込みは、所属機関と部署のどちらか片方だけでも可能です。
なお、コンボボックス内へ自動的に取り込まれる所属機関や部署名は、1文字でも異なれば異
なった名称として扱われます。(2)の登録(修正)時にご注意ください。
所属機関として
は「信愛病院」、
部署としては
「第一病棟」で絞
り込んだ結果で
す。
14
(4)
「被介護者の登録/選択画面」の絞込みについて
被介護者が多くなった場合、被介護者を所属グループ別に分類して表示できると便利です。
被介護者数が少ない場合や分類の必要が無い場合は、「すべて表示」のままにして下さい。
所属グループ別の表示をするために、被介護者の所属グループを設定したり、所属グループ名
称をユーザーに合った名称に修正・追加したりができます。
絞込み方法は、「作成者」の場合と異なりますのでご注意下さい。
(Ver3.01 からは、「検索」ボタンを付けました。被介護者が多数の場合に便利と存じます。)
上図で「被介護者の所属グループを設定及び所属グループ名の追加/変更」ボタンを押下します。
「所属グループ」コンボボックスを開けて、現在の所属グループ名称一覧を確認して下さい(初期値
は、入院・訪問・外来の3種です)。名称一覧を変更するなら①へ進みます。変更しないなら②へ。
①「所属グループを追加/変更」ボタ
ンを押下して左図を表示します。
左図は、
「訪問看護 ST」
「第一病棟」を
追加後「第二病棟」を追加しようとし
ています。不要な名称(たとえば外来、
訪問、入院)は「削除」できます。
「閉じる」ボタンを押下して、「被介護者の所属グループ登録/修正」画面に戻ります。
②選択した所属グループ名称に属する
被介護者を複数人一緒にクリック選択
し、
「決定」ボタンを押下します。この
操作を繰り返して被介護者をグループ
分類します。
「閉じる」ボタンを押下して、
「被介護者
の登録/選択」画面へ戻ります。
「所属グループを選択して表示」をONに
すれば、絞込み表示されます。
15
作成者一覧リスト
被介護者一覧リスト
16
2 KOMIチャートシステム
2−1 フェイスシート画面
(1)1画面と4用紙
フェイスシートとは、基本情報シート・固有情報シート・症状病状シート・サークルチャートの
4用紙の総称です。
4用紙は、通常は同一日にまとめて作成する一連の用紙ですから、画面は1画面にまとめ、
それぞれのタブを付ける形式にしました(画面を開いた場合、最初は基本情報シートが押下され
た状態になっています)
。
一連ですから、新規作成ボタン(コピーして新規作成ボタンも)は、基本情報シートに限って、
操作可能です。
新規作成時のみ有効な「作成日表示窓」も、基本情報シートに限り操作できます。
「保存」ボタンを押下すれば、4用紙分を一括して保存します。
「閉じる」
「削除」も同様に、4用紙一括です。 図は、基本情報シートのタグを押下した状態です。この状態で必要なら作成日を変更できます。
(2)備考欄について
サークルチャート以外の3用紙には、画面下部に備考入力欄があります。
備考欄は何を入力しても自由ですが、特に、下記のご使用を期待しています。
・画面内の入力枠(例えば「主訴とその経過」、
「家族の思い」
)の文字数には上限があります。
従って、上限を超える場合に、
「**の続き」として備考欄に書き込む。
・入力した項目に対する補足説明として用いる。
・手書きの場合、欄外に書いた事柄など書くために使用する。
備考欄は文字数制限がありません。
下図をご覧ください、スクロールバーが付いてますので、3行以上でも入力できます。
印刷の場合、一定行数(3行)を超えたら、改ページして印刷します。
(3)固有情報シートについて
被介護者の状態(入院入所者/在宅者、介護保険/身障者支援、高齢者か否か)により、
必要な項目は異なります。固有情報シートでは、それらの被介護者固有情報をまとめました。
従って、固有情報シートでは、全項目を入力する必要がありません。被介護者の状態に合致し
た項目のみ入力して下さい。
なお、
介護保険制度の改訂、
身障者自立支援法の施行に合せて様式をアップデートしてあります。
旧版で作成し新版にないデータ(支援費等の活用状況)は画面内に表示するが印刷はしません。
(4)「グランドアセスメント」作成の準備について
グランドアセスメント作成時に、「フェイスシート・KOMI レーダーチャート、KOMI チャートで
作成した文章を参考にしたい」という要求が多いし、実際そうすべきです。
将来作成すべきグランドアセスメントのために、必要と思われる文章を前もって送付しておき、
グランドアセスメント画面を開いた時に利用するためのシステムです。
17
(5) 入力の利便性を向上させるために
①基本情報シートの「郵便番号」「住所」
「電話」について
本ソフトでは、郵便番号を入力しても住所が自動的に表示されません。
実は、以前のソフト(ケア・デザイナー V3)では、住所の自動化をしていました。
自動化を止めた理由はこうです。
・自動化するには全国の郵便番号と住所の対応表をデータベースに入れる必要がありますが、
量が多いのでデータベースのサイズが大きくなります。その結果、バージョンアップ時の無
償ダウンロードが長時間になってしまいます。パソコンの資源も食います。
・最近は、市町村の統合で住所名称や郵便番号が頻繁に変ります。そのため、ユーザーの皆
様には、最新のものにアップデートしていただく必要があります。その為には、総務省の
ホームページから取得した最新の住所を弊社ホームページで表示し、それを皆様のデータ
ベースへ取り込んで頂かねばなりません。この操作は皆様にとってかなり負担でしょう。
さらに、自動化したとしても、表示される住所は例えば「**県**郡**町****」と
なりますが、**県**郡は通常は不要ですから、自動化しても大して楽にならないと判断
しました。
「ケア・デザイナーⅡ」は以上の理由から自動化を止めたので、皆様は**県**郡を省略し
て市区町村から入力(場合により、**市も不要か)することになります。その場合、被介護
者の住所の多くの部分が共通ではないでしょうか?
例:
「〒 214-0015 川崎市多摩区生田8丁目9番地10号 tel 044-123-4567」なら
「214-0015 川崎市多摩区生田 044」が共通部分でしょう。
共通部分は登録しておいて引用可能としたら、利便性が増します。
「ケア・デザイナーⅡ」では、バージョン3から被介護者・緊急連絡先1,2の「郵便番号」
「住所」
「電話」を登録/引用可能としました。即ちアドレス帳を新設しました。
この結果、同じ住所等を何度も入力する面倒から救われると存じます。
操作の詳細は「操作説明」ボタンでご覧下さい。
②基本情報シートの「緊急連絡先1,2の氏名・ふりがな」について
「氏名」を漢字入力すると、自動的に「ふりがな」候補が入力されます。 ③固有情報シートの「利用施設名」
、
「かかりつけの医療機関名称」
・
「往診可能な医療機関名称」
・
「緊急入院出来る施設名称」について
①の「郵便番号」
「住所」
「電話」同様に、登録/引用可能としました。同じ名称を何度も入 力する面倒から救われると存じます。
18
基本情報シート・・・備考が4行以上のため、改ページしている例
19
固有情報シート 入院者&高齢者&介護保険利用者の例です(Ver3.1 以降は、介護保険制度改訂と身障者自立支援法
施行に合せて様式変更しました)。在宅者や身障施設利用者の例は省略。
20
症状・病状シート
21
サークルチャート
22
2−2 KOMIレーダーチャート画面
(1)識別子は「作成日 + 時分」です。第一章4をご覧下さい。
(2)画面上の「操作方法」ボタンにて、レーダーチャートの描き方、項目文言の取り込み方、
皮膚状態の描き方を説明しています。 (3)
「グランドアセスメント」作成の準備については、前ページ2(4)をご覧下さい。 (4)レーダーチャート部分の印刷は、
「カラー印刷」か「白黒印刷」かの指定が可能です。
一時的指定なら第一章6節(2)を、長期間指定なら、第一章6節(4)b をご覧下さい。
2−3 KOMIチャート画面
(1)色塗り方法について・・・画面上の「操作方法」内容を先にお読みください。
KOMIチャートは、KOMIレーダーチャートに比べ、色塗り場所が155ヶ所と圧倒的に多く、
しかも色塗り領域が狭いです。
従って、一度領域をポイントしたら、カーソルを動かさないで済む方法を考えました。
KOMI レーダーチャートのように、右クリック後に色選択させる方法は、カーソルを動かす
ので採用しませんでした。
色番号をキーイン(マウスでなくキーボードから入力する事)する方法は、カーソルを動
かさずに済むので次の領域をポイントし易い利点があります。お試しください。
なお、キーインするには2方法あります。
a 右手にマウス、左手でキーイン
b 右手マウスでポイント後、手を離して、右手でキーイン
(2)同じ被介護者について、継続的にアセスメントを繰り返すことは良くあります。
二度目以降なら、白紙状態から色塗りするのでなく、前回の結果を基に変化した領域だけ
を塗り変える方が早いですね。
この為に「コピーして新規作成」ボタンがあるのです。お試しください。
「コピーして新規作成」ボタンはKOMIチャート画面だけでなく他の画面でも使用可能です。
(3)KOMI チャートの文言を取り込んで他の場所に貼り付ける事ができます。
カーソルをポイントした状態で、右クリックします。詳細は画面上の「操作説明」参照。
「特徴・注釈」の入力時、文言表示欄が上方に隠れ不便な場合、文言表示にも使えます。
(4)作成した KOMI チャート全体(または一部)の写真を切り取って、他の場所に貼り付ける
こともできます。KOMI チャート以外の写真も「切り取り&貼り付け」可能です。
本マニュアルの第三章をご覧下さい。
(5)
「グランドアセスメント作成の準備」及び「KOMI チャート部分のカラー印刷指定」は、
KOMIレーダーチャート画面と同じ操作ですから省略します。
裏技あり!
KOMIレーダーチャートとKOMIチャートの図形部分だけを、画面から切り取ってWORD,POWER POINT
等に貼付けられます。
・図形中心部分を「右ダブルクリック」します。
「クリップボードに取り込みました」という
メッセージが表示されます。
・貼り付けます(貼付け場所でクリックして、
「編集」→「貼付け」
)
。
貼付けた図形をクリックすれば、拡大縮小や移動などの編集が可能です。 (第三章2節参照)
23
KOMIレーダーチャート(カラー印刷)
「皮膚の状態」も描いてあります。
24
KOMIレーダーチャート(白黒印刷) 「皮膚の状態」も描いてあります。
25
KOMIチャート(カラー印刷)
26
KOMIチャート(白黒印刷)
27
2−4 グランドアセスメント画面
(1)「主な疾患名」は、基本情報シートで入力した「病名」が表示されています。
勿論、基本情報シートは前もって作成されている必要があります。複数作成されている場合
、最新の方を優先します。必要なら、疾患名称はコピーできます。
(2)グランドアセスメント作成
アセスメントの集大成として、3個のテキストボックスへ入力します。
「1」は普通に入力しますが、
「2」と「3」は箇条書きです。また「2」
「3」を作成後保存
」
すると、居宅(施設)介護サービス計画書(2)の「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)
作成時に引用可能となります。
作成に際し、前もってフェースシート・KOMI レーダーチャート・KOMI チャート画面にて、
「下書きファイル」へ文章(テキスト)を送付している場合は、
「下書きファイルを開く」ボ
タンで開いて利用できます(このボタンの利用法については「操作方法」参照)。
前もって送付してない場合は、ここで普通に入力します。
その際、過去に作成した別の(KOMI チャート画面など)画面を参考にしたいなら、マルチ
画面にすれば便利です(第一章6「ウィンドウメニュー」参照)。
3個のテキストボックスには、スクロールバーが付いていますので、下書きファイルから貼
り付ける文章量が多い場合や、入力量が多い場合はスクロールバーが効きます。
また入力した文章量が多いなら、改ページして印刷します。
(3)ケア方針作成 「KOMI 文例集」からの引用ができますし、作成した「ケア方針」を後 で引用可能とする為に「My 言葉集」に登録しておく事もできます。また保存後は、居宅(施
設)介護サービス計画書(2)の「長期目標」作成時に引用可能となります。
「操作方法」ボタンの説明に従って、ケア方針を作成して下さい。ケア方針は最大20個ま
で作成できます。入力した文字数が多い場合は改ページ印刷をします。
(4)作成した「ケア方針」は、「ケアの展開シート」画面と関連しています。
「保存」ボタンを押下した後、ケア展開シート画面を開くと、作成したケア方針番号のタグ
が画面上部に付いて、そのケア方針に対する「行い整える内容」が作成可能となります。
「削除」ボタンを押下すると、画面内容が削除されると同時に関連する「ケアの展開シート」
の内容もDBから削除されます(論理的に考えれば納得できますね)ので、ご注意下さい。
(注意) グランドアセスメント画面を保存すると、作成日がコンボボックスへ入ります(第一章4参照)が、同 時にケアの展開シート画面の基準日コンボボックスへも入ります。即ち、両画面の基準日コンボボックス は同一内容です。何故そうしたのかは、「6 ケアの展開シート画面」をご覧下さい。
(5)作成した「ケア方針」は「ケアプランシート」画面とも関連しています。
グランドアセスメント画面を保存すると、作成日がコンボボックスへ入ります(第一章4
参照)が、同時にケアプランシート画面の基準日コンボボックスへも入ります。
即ち、
「グランドアセスメント画面」
「ケアの展開シート画面」
「ケアプランシート画面」の
3画面の基準日コンボボックスは同一内容です。
「削除」ボタンを押下すると、画面内容が削除されると同時に関連する「ケアプランシー
ト」の基準日コンボボックスから該当作成日が削除されます(論理的に考えれば納得でき
ますね)
。
28
グランドアセスメント用紙
入力した文章が多量で1ページに収まらない場合は、自動的に改ページして印刷します。
29
2−5 ケアの展開シート画面
(1)基準日コンボボックス
ケアの展開シートは、グランドアセスメント画面で作成した「ケア方針」の一つ一つに対し
て作成します。グランドアセスメントがベースになっています。
基準日コンボックスは、グランドアセスメントの基準日コンボボックスと同一ですから、
先ず最初に、どのグランドアセスメントに対するケアの展開シートを作成するのかを、選択
します。選択しなければ、最新日付けが選択されています。
(2)ケア方針タブ
(選択した基準日の)グランドアセスメントで作成保存済みのケア方針番号がタブとして
表示されています。作成対象のケア方針番号タブを押下してください。
最初は、一番左側のケア方針タブが押下されています。そして、押下タブのケア方針の文言
が表示されています。「全てのケア方針を参照」ボタンも便利ですから使用して下さい。
(3)作成日
この作成日は、基準日コンボボックスと無関係です。
印刷した場合、シート上の「作成日」として印字されるだけです。シートに印字したい日付
けに修正可能です(最初はパソコンの当日が入っています)
。
通常は、ケア方針作成日とケアの展開シート作成日は異なる故こうしました。
(4)ボタン説明
「保存」は、各タブの入力が終了したタイミングで押下したらよいでしょう。頻繁に行った
方が安心です。「削除」する場合は、全タブについて削除されるのでご注意ください。
「新規作成」(
「コピーして新規作成」も)ボタンは、使用不可です。
グランドアセスメントに付属しているシートですから当然です。
(5)印刷
実行者欄は、最大7文字で制限しています。8文字以上の名前はカットされます。
「実行内容・結果など」は、リスト数に制限ありません(文字数も無制限)ので、印刷行数
が多くなれば、自動的に改ページします。
(6)「行い整える内容」の作成
「KOMI 文例集」からの引用ができますし、作成した「行い整える内容」を後で引用可能とす
る為に「My 言葉集」に登録しておく事もできます。 操作詳細は「操作説明」ボタンを参照。
2−6 ケアプランシート画面
基準日コンボックスの内容は、グランドアセスメント画面の基準日コンボックスと全く同じ
です。入力項目はありません、印刷するだけです。
印刷行数が多くなれば、自動的に改ページします。
30
ケアの展開シート この印刷例は、グランドアセスメントの例(前掲)における、
ケア方針Ⅰに対して作成した例です。•@
入力した文章が多量で1ページに収まらない場合は、自動的に改ページして印刷します。
31
ケアプランシート
この印刷例は、グランドアセスメントの例(前掲)に基づいて作成した例
です。
文章量が多く、1ページに収まらない場合は、自動的に改ページして印刷します。
32
2−7 KOMIサマリーチャート画面
「操作方法」ボタンを押下して説明をお読みください。
バージョン3からは、
「色(模様)とその説明」を印刷します、その他は追加説明する点はあり
ません。
2−8 チャート履歴画面
チャート履歴画面は、印刷する為だけの画面ですから、上図のように「閉じる」ボタン
以外のボタンは操作不可にしてあります。
「操作方法」ボタンを押下して説明を読んで頂きます
が、説明が長文となっていますので、ココにも載せます。
チャート履歴を作成するには、
「KOMIサマリーチャートが一個以上保存されている」事が前
提です。
画面には、保存済みサマリーチャートの中から最大3個を選んで表示することができます(印
刷すれば、画面表示と同じ内容が印刷されます)。
チャート表示は、上から下へ作成日付の古い順(古→新)に表示する「日付昇順表示」と新し
い順(新→古)に表示する「日付降順表示」が選択できます。
最初は、最新日付のサマリーチャートから連続して最大3個を表示していますが、各サマリー
チャートには日付コンボボックスが付いているので、自由に選択して表示を変更できます。
変更の利便性を考慮し、1番目のコンボボックスを変更すれば自動的に2、3番目も連続した
日付のチャートが表示される様になっています。
(1)作成日が本日の日付になっていることを確認します。この日付が、チャート履歴シートの
作成日として印字されます。必要なら変更できます。
(2)表示チャートの変更が必要なら自由に行って下さい。
(3)印刷します。
以上です。チャート履歴画面は、印刷する為だけの画面ですから、
「閉じる」ボタン以外のボタ
ンは操作不可にしてあります。
注意1:サマリーチャート作成日のコンボボックスは、KOMIサマリーチャート画面の
基準日コンボボックスと同一です。
注意2:画面上部の「チャート最大表示数」は、通常はそのままで変更する必要ありませ
ん。サマリーチャートの表示個数を3個未満にしたい場合に有効です。
33
KOMIサマリーチャート
カラー印刷の例です。白黒印刷の例は省略します。
34
KOMI サマリーチャートが3枚以上作成保存されている場合の例です。
1枚または2枚の場合のチャート履歴は作成可能ですが省略。
35
2−9 レーダーチャート履歴画面
レーダーチャート履歴を作成するには、
「KOMIレーダーチャートが一個以上保存されている」
事が前提です。
画面には、保存済みレーダーチャートの中から最大9個を選んで表示することができます(印
刷すれば、画面表示と同じ内容が印刷されます)。
チャート表示は、左上から右下へ作成日時の古い順(古→新)に表示する「日時昇順表示」と、
新しい順(新→古)に表示する「日時昇順表示」が選択できます。
最初は、最新日時のレーダーチャートから連続して最大9個を表示していますが、各レーダー
チャートには日時コンボボックスが付いているので、自由に表示を変更できます。
変更の利便性を考慮し、1番目のコンボボックスを変更すれば自動的に2、3番目以降も連続
した日時のチャートが表示される様になっています。
(1)作成日が本日の日付になっていることを確認します。この日付が、レーダーチャート履歴
シートの作成日として印字されます。必要なら変更できます。
(2)表示チャートの変更が必要なら、自由に行って下さい。
(3)印刷します。
以上です。レーダーチャート履歴画面は、印刷する為だけの画面ですから、
「閉じる」ボタン以
外のボタンは操作不可にしてあります。
注意1:レーダーチャート作成日のコンボボックスは、KOMIレーダーチャート画面の
基準日コンボボックスと同一です。
注意2:画面上部の「チャート最大表示数」は、通常はそのままで変更する必要ありませ
ん。レーダーチャートの表示個数を最大個数未満にしたい場合に有効です。
36
レーダーチャート履歴 日時昇順、カラー印刷の例です。白黒印刷は省略します。
37
2−10 KOMIケアリングシート画面
ケアリングシートには、「急性期」と「慢性期」がありますが、以下の説明は共通です。
(1)はじめに
ケアリングシート(急性期、慢性期)は、EXCEL97 以上がインストールされているパソコンに
限って動作保証します。
CDケースに挟んだブックレットの記述と重複しますが、改めて書きました。
(2)ケアリングシートは、お客様に直接 EXCEL を操作して頂きます。
EXCEL の操作方法に関しては、そちらの操作マニュアルをご覧ください。
最低限の EXCEL 操作に関しては、画面上及び EXCEL 内に記した説明をお読みください。
(3)EXCEL 内に記した説明及び操作ボタンは、メニューバーに収めました。
a データ入力方法説明は、このボタン押下で参照できます。
b 1枚のシートを使い切ったら、2枚目のシートを追加
できます・・次々に何枚でも追加できます。追加方法
の説明は、このボタンで参照できます。
c 実際にシートを追加するには、このボタン
を押下します。
(注意)EXCELを開いた場合、本ソフトから開いた
ものと一般の EXCEL シートとを区別するために、
左上に「ケア・デザイナー」のマークを表示しま
した。
一般の EXCEL は、こちらです。
38
KOMIケアリングシート(急性期)
この例は、入力エリアに記号だけでなく文字も入力しています。
39
KOMIケアリングシート(慢性期)
この例では、入力エリアを全てレ印で統一し、「ケアの内容」の選択肢に○印を打ちました。
○印記入方法:メニューバーの「表示」→「ツールバー」→「図形描画」にチェック印を確認。
「楕円」をクリック→描きた
い場所の右上と左下を指定(不透明な楕円が描かれる)→楕円を右クリック→「オートシェイプの書式設定」→「色と線」
→塗りつぶし無し→ OK
以上です。 なお、一個透明な楕円を描いたら、コピーすれば複数箇所へ貼付けできます。
40
2 - 11 KOMI場面シート画面
KOMI場面シートは、対象となる被介護者について生起した事柄を継続的に記録します。
したがって、1名の被介護者に関しては、1枚の(過去から現在に至る)場面シートだけで、
複数枚はありえません。
操作ボタンも、上図のように「新規作成」
(
「コピーして新規作成」も含め)ボタンと基準日コ
ンボボックスは不用のため消してあります。
(1)入力方法
「操作方法」ボタンを押下して説明をお読みください。
(2)印刷方法
「操作方法」でも説明がありますが、補足します。
「印刷プレビュー」または「印刷」させると、まず次の画面が表示されます。
この画面で、印刷範囲を指定します。
最初は下記が設定されていて、全データを印刷します。
開始年月日・・・・先頭データの日付け
終了年月日・・・・最終データの日付け
必要に応じて、開始終了年月日を修正して下さい。
・記載者の印刷文字数は最大7文字です、8文字以上はカットされます。
・印刷帳票に印字される被介護者年齢は、上記の「終了年月日」時点の年齢です。
(場面シート以外のシートでは、当然、作成日時点の年齢です)
なお、印刷行数が多くなれば、自動的に改ページします。
41
KOMI場面シート(複数枚の例)
42
2−12 KOMI治療展開シート画面
(1)はじめに
KOMI 治療展開シートは、EXCEL97 以上がインストールされているパソコンに限って、
動作保証します。
CDケースに挟んだブックレットの記述と重複しますが、改めて書きました。
(2)治療展開シートは、お客様に直接 EXCEL を操作して頂きます。EXCEL の操作方法に関
しては、そちらの操作マニュアルをご覧ください。
最低限の EXCEL 操作に関しては、画面上及び EXCEL 内に記した説明をお読みください。
(3)EXCEL 内に記した説明及び操作ボタンは、メニューバーに収めました。
操作方法は本章の10 KOMIケアリングシート画面の説明をご参照ください。
43
44
3 実習記録
実習記録とは、学生が看護介護実習を行う際に作成する記録です。
従って、学生以外には不要ですので、画面ツリーでは APPENDIX(付録)としました。
学生は実習記録を作成できるだけでなく、
指導教師
(実習先でなく学生の所属する教育機関の教師)
へ実習記録を電子的に提出できます。
(学生は「ケア・デザイナーⅡ mini」
、「ケア・デザイナーⅡ」のどちらを使用しても良いです)
教師は学生から受取った電子的実習記録を閲覧・印刷できます。
多数の学生から受信した様々な日付け(基準日)のデータから目的のデータを検索するには、2種
の「絞込み方法」が利用可能です。
(教師は「ケア・デザイナーⅡ」でなくてはなりません)
(1)学生が使用する場合
①実習記録を作成します、必要なら印刷・修正ができます。完成後は保存して下さい。
作成方法は「操作方法」ボタンに記述しました。
②指導教師へ電子的に提出する場合は、「データ 送信・受信」ボタンをクリックします。
その方法は、①と同じく「操作方法」ボタンに記述しました。 (2)教師が使用する場合
①学生から送られた多数データを「ケア・デザイナーⅡ」のデータベースに全て取り込みます。
その為には「データ 送信・受信」ボタンから開始します。
②データベース内の多数データから目的のデータを選択し、
画面表示させ閲覧・印刷出来ます。
その為には「絞込み方法指定画面へ」ボタンから開始します。
「実習指導者所見欄」について
実習指導者は「ケア・デザイナーⅡ」又は「mini」を通常は所有していないでしょう。
従って、学生と実習指導者とのデータ交換は想定していません。 印刷後に手書きで記入して頂くか、学生のパソコンから入力して頂くことになります。
45
実習記録 印刷例
46
4 居宅サービス計画書
居宅サービス計画書は、介護保険制度におけるケアマネージャーが作成する用紙です。
従って、ケアマネージャー以外には不要ですので、画面ツリーでは APPENDIX(付録)としました。
なお、ケアマネージャが本格的に居宅(施設)サービス計画書を作成するなら、姉妹ソフトである
「ケア・デザイナー/ビジネス版」をお薦めします。
「ビジネス版」では介護予防対象者向けの諸表
(利用者基本情報・支援計画表・支援経過・評価表)も作成可能です。
[概要]以下の7種類の用紙から構成されています。
・居宅サービス計画書(1) ・居宅サービス計画書(2)
・週間サービス計画表 ・サービス担当者会議の要点
・サービス担当者に対する照会(依頼)内容
・居宅介護支援経過 ・モニタリング評価 記録表
そして、1つの用紙を作成する為に同名の画面が用意してあります。
7種類の用紙を、バラバラに作ることはできません。必ず、
「居宅サービス計画書(1)」から作り
ます。 言い換えれば、
「居宅サービス計画書(1)」をルート(根)として、他の6用紙は、そこ
から派生している一連の用紙なのです。
「居宅サービス計画書(1)」の
その6用紙の、
「居宅サービス計画書(1)」との対応は一様でなく、
1個に対して1個しか作成できない用紙もあり、複数個を作成可能な用紙もあります。
以下に図示します。
居宅サービス計画書(1)・・・・ルート用紙(識別子は、作成日)
居宅サービス計画書(2)・・・・・1個(というか、
(1)の続き)
週間サービス計画表・・・・複数個(それらの識別子は、週間予定作成日)
サービス担当者会議の要点・・・・複数個(識別子は、開催日時)
サービス担当者に対する照会(依頼)内容・・・・複数個(識別子は、作成者)
居宅介護支援経過・・・・1個
モニタリング・評価 記録表・・・・複数個(識別子は、記録日)
居宅サービス計画書(1)は、被介護者に対しての総合的介護方針を規定します。
従って、被介護者の状態が大きく変化すれば介護方針も作り変えるべきで、その意味から、居宅サー
ビス計画書(1)は複数個作成し保存できるようにしてあります。そして派生する5用紙も作り
足す必要が生じます。即ち、上記の図の全体が複数個存在できるように作ってあります。
上図中の「識別子」について。
識別子とは、複数存在する同種の用紙を識別するもの(例えば、人の名前)です。
用紙を作成後、保存すれば、識別子が該当するコンボボックスに登録されます。
後日、用紙を閲覧したり編集する場合、コンボボックスから識別子で選択して表示する訳です。
6種の画面には「基準日コンボボックス」があります。これは、ルート用紙である「居宅サービス
計画書(1)」の識別子である「作成日」が登録されています。
複数個を作成可能な3用紙(週間サービス・・、サービス・・要点、サービス・・内容)には、
識別子が別に必要になります。
言わば第2識別子であり、それぞれの識別子名の付いたコンボボックスに登録されています。
47
4−1 居宅サービス計画書(1)
バージョン3からは、文章入力を支援するために、次の仕掛けを用意しました。
作成を支援する「KOMI 文例集」から引用可能としました。同時に、自からが作成した文章を「My
言葉集」に登録し次回から引用可能としました。
また、フェースシートで作成済みの文言も引用可能としました。併せてお使い下さい。
下記の①∼⑧は、画面上部にある入力項目の説明です。画面上の「操作説明」ボタンで
も同じ説明がありますが、長文で見難い可能性があるのでココにも記述します。
① 作成日:本日の日付が表示されていますが修正可能です。データを保存すると、こ
の日付を基準日として基準日コンボボックスに登録します。
② 変更日:作成保存したものに対し、後日、変更を加える場合に入力します。印刷
時の「居宅サービス計画作成(変更)日」には、②が入力されていれば②が、②
が未入力なら①が印字されます。
③ 初回作成日:本計画書は、被介護者の介護状態変更に伴い順次作成します。それ
らの中で、初回に作成した「作成日」を表示しています。
④ 利用者住所:過去に作成した居宅サービス計画書があれば、最新日付のものの住
所を表示します。無いなら、フェイスシート(基本情報シート)にて入力した住
所を表示します。但し、本シートの作成日以前に作成したフェースシートでなけ
ればなりません。必要なら修正可能です。
⑤「初回・紹介・継続」は該当するチェックボックスをクリック。複数チェック可。
⑥ 介護保険認定:⑧で入力する認定情報に関して、認定済か申請中かを指定。
⑦ 「計画作成者氏名」、
「事業所名および住所」
:
「作成者の登録/選択」画面にて選択
した作成者名と所属する事業所名および住所を表示。
⑧
認定日、認定有効期間、要介護度:該当期間の介護認定情報を入力します。
⑨画面下部の下記3項目については、画面上の「操作説明」をご覧下さい。
「利用者及び家族の生活に対する意向」
・・・「フェースシート」から引用可能
「介護認定審査会の意見及びサービスの種類の指定」
・・・引用不可能
「総合的な援助の方針」
・・・
「KOMI 文例集」から引用可能、
「My 言葉集」へ登録・引用
-------------------------------------------------------------------ご注意
本画面では、「コピーして新規作成ボタン」が使用可能です。このボタンの説明は第一章5を参照。
「コピーして新規作成ボタン」を使用した場合、作成できるのは、居宅サービス計画書(1)及び(2)
だけです。以下のものは作成できません(実際、作成する必要性がないだろうと判断しました)。
「週間サービス計画書」∼「モニタリング・評価 記録表」までの5個。
居宅(施設)サービス計画書(1)の下段欄外には、利用者同意覧が印字できます。
また、印字内容も2種類が用意されていて選択可能です。第 1 章7(4)参照。
48
居宅サービス計画書(1) 印刷例
49
4−2 居宅サービス計画書(2)
バージョン3からは、文章入力を支援するために、次の仕掛けを用意しました。
作成を支援する「KOMI 文例集」から引用可能としました。同時に、自からが作成した文章を「My
言葉集」に登録し次回から引用可能としました。
また、グランドアセスメントで作成済みの文言も引用可能としました。併せてお使い下さい。
まず、画面全体の説明をします(画面上の「全体操作説明」ボタンでも読めます)。
(1)画面中央の「↓」ボタンを挟み、上部のテキストボックス部と下部のリストボックス部に大別されています。
(2)テキストボックス部には文字(文章)を入力します。入力後、「↓」を押下するとリストボックスへ入力結果
が表示されます。「↓」を押下しなければ入力完了となりませんのでご注意下さい。
入力完了後に修正する場合は、リストボックスの対象リストをクリックすると青色反転して内容がテキスト
ボックスへ入るので、そこで修正して「↓」を押下します。
取り消すには、対象リストをクリックして青色反転させ「取消」ボタンを押下します。
(3)
(2)の入力完了までの操作を複数回繰り返すことで、サービス計画書(2)は「生活全般の解決すべき課題
(ニーズ)」を複数個作成できます。
(4)画面構成からわかるように、「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」の1枠に対して、
「長期目標」
「短期目
標」「サービス内容」「サービス種別」「サービス提供業者」も1枠づつしか用意してありません。
枠は1個づつですが1枠内に複数個の文章が入力可能ですので、工夫して自由に入力して下さい。
例えば、「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」「長期目標」の各1個に対して、2個の「短期目標」
「サービス内容」「サービス種別」「サービス提供業者」が対応する場合も入力可能です。
個々のテキストボックスへの入力方法(画面上の「操作説明」ボタンでも読めます)。
(1)
「生活全般の解決すべき課題」:
「グランドアセスメント」が作成済なら引用可能です。そのために、
「グランドアセス
メントから引用する」ボタンを付けました。引用後に追加・修正することもできます。
グランドアセスメントが未作成の場合は普通に入力します。
(2)長期目標:
「KOMI 文例集」と「グランドアセスメントで作成した『ケア方針』」の両方から引用できます。どちらか片
方でも良いですし、引用しなくて普通に入力することもできます。引用後に追加・修正が可能です。
「期間」は普通に
入力して下さい。
(3)短期目標:
「KOMI 文例集」から引用できます。引用しなくて普通に入力することもできます。引用後に追加・修正が可
能です。「期間」は普通に入力して下さい。
(4)援助内容の「サービス内容」:「KOMI 文例集」から引用できます。引用しなくて普通に入力することもできます。
(5)援助内容の「サービス種別」
:引用ボタン中に、本ソフト購入時の介護保険制度における居宅サービス名称を用意しま
した。サービス種別がこの中にある場合はご利用ください。印刷時はスペース節約のために略称が印字されます。 サービス種別が引用ボタン中に無い場合(家族介護、インフォーマルサービスなど)は、普通に入力して下さい。
(6)援助内容の「サービス提供業者」
:引用ボタン中に、サービス提供業者名称を登録できるようになっています。登録済
みの業者名を入力する場合は、引用ボタン中から選択引用して下さい。
登録済みの業者名を入力する場合は、引用ボタン中から選択引用して下さい。
業者名が引用ボタン中に未登録の場合は、普通に入力して下さい。
(「MY 言葉集」とは)
“生活全般の解決すべき課題”、
“長期目標”、
“短期目標”、
“サービス内容”の4箇所に「MY 言葉集の登
録・引用」ボタンを設けました。これは、作成者が次回からの入力を易しくするために“自分の言葉”を登録または
引用できる機能です。この操作方法は、
「MY 言葉集の登録・引用」ボタンを押下後の操作方法を参考にしてください。
50
居宅サービス計画書(2) 印刷例
51
4−3 週間サービス計画表
最初に「作成日」について解説します。
「4 居宅サービス計画書」先頭部分をご一読下されば理解が進みます。
一つの「居宅サービス計画書(1)
」に関して、
「週間サービス計画表」は複数個作成できます。
基準日コンボボックスで、対象とする「居宅サービス計画書(1)
」を選択します。
「作成日」は、週間サービス計画書の作成日です。
週間サービス計画書を初めて作成する場合、
「新規」
「変更」
「削除」ボタンの中で「新規」ボ
タンだけが使用可能状態となっているので、これを押下して「作成日」を入力します。
「作成
日」入力後は、「変更」「削除」ボタンが使用可能となります。
「変更」ボタンは、作成日を誤って入力した場合に使用します。
「削除」ボタンを押下すると、その作成日で入力したデータを(削除確認画面表示後)削除し
ます。
ご注意:印刷した場合、右肩に印字される「作成年月日」は、居宅サービス計画書(1)の作
成日(変更日が入力されていれば変更日)であって、週間サービス計画表の作成日ではありま
せん。これは国保連のルールです。
「週間サービス計画」作成方法
① 「曜日」と「サービス開始・終了時刻」をコンボボックスから選択します。
「サービス
内容」のコンボボックスにはサービス名称が入っているので選択します。
介護保険制度の変更などでサービス名称を変更・追加する必要があれば「サービス内
容をコンボボックスへ追加」ボタンを押下して変更・追加ができます。
②「→」を押下すれば、右側のリストボックスへ登録されます。
③ ①②を繰り返せば、複数のサービスを登録できます。
登録後に変更する場合は、リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれば、
内容がテキストボックスに入るのでそこで修正し「→」を押下します。削除する場合は、
対象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
「主な日常生活上の活動」作成方法
① 「活動開始時刻」を選択します。
② 「コンボボックスから選択」のラジオボタンがonになっている事を確認後、コンボボック
スを開き選択します。コンボボックス中にない場合は、
「直接入力」を on にした後、テキ
ストボックスへ入力します。
③ 「→」を押下して、右側のリストボックスへ登録します。
④ ①∼③を繰り返せば、複数個を登録できます。
登録後に変更する場合は、リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれば
内容がテキストボックスに入るので、そこで修正し「→」を押下します。削除する場合
は、対象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
52
週間サービス計画表 印刷例
53
4−4 サービス担当者会議の要点
最初に「開催日時」について説明します。
「4 居宅サービス計画書」先頭部分をご一読下されば理解が進みます。
一つの「居宅サービス計画書(1)
」に関して、
「サービス担当者会議の要点」は複数個作成で
きます。
基準日コンボボックスで、対象とする「居宅サービス計画書(1)
」を選択します。
「サービス担当者会議の要点」を初めて作成する場合、
「新規」
「変更」
「削除」ボタンの中で「新
規」ボタンだけが使用可能状態となっているので、これを押下して「開催日時」を入力します。
開催時間の表記方法は自由であり、表記した通りに印字されます。
「開催日時」入力後は、「変更」「削除」ボタンが使用可能となります。
「変更」ボタンは、開催日時を誤って入力した場合に使用します。
「削除」ボタンを押下すると、その開催日時で入力したデータを(削除確認画面表示後)削除
します。
•@
「会議出席者」作成方法
①「所属」と「氏名」のテキストボックスに入力します。
会議出席者の氏名は共通する場合が多い(例えば、ケアマネージャ)ので、登録しておい
て、次回から引用可能とし、入力の利便性を向上させました。 ②「→」ボタンを押下して、右欄のリストボックスへ登録します。
③ ①②を繰り返せば、複数の出席者を登録できます。
登録後に変更する場合は、
リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれば内容が
テキストボックスに入るので、そこで修正し「→」を押下します。削除する場合は、対象をク
リックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
その他の項目は普通に入力して下さい。
54
サービス担当者会議の要点 印刷例
55
4−5 サービス担当者に対する照会 「作成者氏名」について
「4 居宅サービス計画書」の先頭部分をご一読下されば理解が進みます。
一つの「居宅サービス計画書(1)
」に関して、
「サービス担当者に対する照会」は作成者(照
会者)氏名を変えれば複数個作成できます。
基準日コンボボックスで、対象とする「居宅サービス計画書(1)
」を選択します。
「サービス担当者に対する照会」を初めて作成する場合、
「新規」
「変更」
「削除」ボタンの中で
「新規」ボタンだけが使用可能状態となっているので、これを押下して「氏名」を入力します。
「氏名」は作成者本人(ケアマネ)とは限らず、ヘルパーや被介護者もありえます(ケアマネが
代行)。
「氏名」入力後は、「変更」「削除」ボタンが使用可能となります。
「変更」ボタンは、氏名を誤って入力した場合に使用します。
「削除」ボタンを押下すると、その氏名で入力したデータを(削除確認画面表示後)削除します。
「理由」作成方法
(1)「サービス担当者会議の要点」が作成保存済・・・出席できない理由を入力。
(2)「サービス担当者会議の要点」が作成保存済でない・・・開催しない理由を入力。
「理由」は共通する場合が多いので、登録しておいて、次回から引用可能
いずれの場合も、
とし、入力の利便性を向上させました。 注意:(2)のケースとして作成したのですが、後日、会議を開催した場合の方法。
・開催しない理由の文章をDeleteして空白にし画面を閉じる。再度、画面を開くと「出
席できない理由」が入力可能となっている。
「照会」と「回答」の作成方法
① 照会先・年月日・内容をテキストボックスへ入力します。
② ①の時点で、回答者氏名・年月日・内容が分っているなら入力します。
①の時点で、回答者氏名・年月日・内容が分っていないなら空白のままにします。
③ 「↓」ボタンを押下して、リストボックスへ登録します。
④ ①∼③を繰り返せば複数個を作成できます。
⑤ ②にて空白のままにした回答者氏名・年月日・内容が分かった時点での入力方法
リストボックス内で対象リストをクリックして青色反転させ、内容を上部のテキスト
ボックスへ入れます。そこで空白部分を入力し、「↓」を押下します。
登録後に変更する場合は、リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれ
ば内容がテキストボックスに入るので、そこで修正し「↓」を押下します。削除
する場合は、対象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
56
サービス担当者に対する照会 印刷例
57
4−6 居宅介護支援経過
基準日コンボボックスで、対象とする「居宅サービス計画書(1)
」を選択します。
「年月日」には当日日付が入っていますが、必要なら変更できます。
内容のテキストボックスに入力後、「↓」ボタンを押下してリストボックスへ登録します。
既に同一日付けの内容が登録済の場合、上書きするのでご注意ください(確認メッセージを出
します)
。
上書きしたくない場合は、下記の「修正」と同手順で操作して下さい。
登録後に変更する場合は、
リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれば内容が
テキストボックスに入るので、そこで修正し「↓」を押下します。
削除する場合は、対象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します
58
居宅介護支援経過 印刷例
59
4−7 モニタリング・評価 記録表
画面全体の説明をします(画面上の「全体操作説明」ボタンでも読めます)
。
「モニタリング・評価 記録表」は、居宅サービス計画書(2)で作成した「短期目標」について作成
します。従って画面最上部では、居宅サービス計画書(2)の作成結果をリストボックス形式で表示
しています。
作成手順
①基準日コンボボックスから、対象となる「居宅サービス計画書(2)」を選択します。選択結果が画
面最上部にリストボックス形式で表示されます。
②「短期目標」が複数個作成されている場合は、どの「短期目標」について作成するかを選択(リス
トボックス内で対象リストをクリックして青色反転させる)します。最初(ディフォルト)は一番上
のリストが選択されています。
選択したリストの「短期目標」が、リストボックス下部の「援助目標」欄に表示されている事を確認
します。
③「実施状況」、
「確認方法」、
・・・、
「今後の対応」までを入力します。
入力の際、対象リストの文言が引用できれば便利なのでそれを可能にしてあります。
画面上の「引用方法」ボタンを参照して下さい。
60
モニタリング・評価 記録表 印刷例
61
5 施設サービス計画書
施設サービス計画書は、介護保険制度におけるケアマネージャーが作成する用紙です。
従って、ケアマネージャー以外には不要ですので、画面ツリーでは APPENDIX(付録)としました。
なお、ケアマネージャが本格的に施設(居宅)サービス計画書を作成するなら、姉妹ソフトである
「ケア・デザイナー/ビジネス版」をお薦めします。
「ビジネス版」では介護予防対象者向けの諸表
(利用者基本情報・支援計画表・支援経過・評価表)も作成可能です。
[概要]以下の7種類の用紙から構成されています。
・施設サービス計画書(1) ・施設サービス計画書(2)
・週間サービス計画表 ・日課計画表
・サービス担当者会議の要点 ・サービス担当者に対する照会(依頼)内容
・施設介護経過
そして、1つの用紙を作成する為に同名の画面が用意してあります。
「施設サービス計画書(1)」から作り
7種類の用紙を、バラバラに作ることはできません。必ず、
ます。 言い換えれば、
「施設サービス計画書(1)」をルート(根)として、他の6用紙は、そこ
から派生している一連の用紙なのです。
その6用紙の、
「施設サービス計画書(1)」との対応は一様でなく、
「施設サービス計画書(1)」の
1個に対して1個しか作成できない用紙もあり、複数個を作成可能な用紙もあります。
以下に図示します。
施設サービス計画書(1)・・・・ルート用紙(識別子は、作成日)
施設サービス計画書(2)・・・・・1個(というか、
(1)の続き)
週間サービス計画表・・・・複数個(識別子は、週間予定作成日)
日課計画表・・・・複数個(識別子は、作成日)
サービス担当者会議の要点・・・・複数個(識別子は、開催日時)
サービス担当者に対する照会(依頼)内容・・・・複数個(識別子は、作成者)
施設介護経過・・・・1個
施設サービス計画書(1)は、被介護者に対しての総合的介護方針を規定します。
従って、被介護者の状態が大きく変化すれば介護方針も作り変えるべきで、その意味から、施設サー
ビス計画書(1)は複数個作成し保存できるようにしてあります。そして派生する6用紙も作り
足す必要が生じます。
即ち、上記の図の全体が複数個存在できるように、本ソフトは作ってあります。
上図中の「識別子」について。
識別子とは、複数存在する同種の用紙を識別するもの(例えば、人の名前)です。
用紙を作成後、保存すれば、識別子が該当するコンボボックスに登録されます。
後日、用紙を閲覧したり編集する場合、コンボボックスから識別子で選択して表示する訳です。
7種の画面には「基準日コンボボックス」があります。これは、ルート用紙である「施設サービス
計画書(1)」の識別子である「作成日」が登録されています。
複数個を作成可能な4用紙(週間サービス・・、日課計画表、サービス・・要点、サービス・・内
容)には、識別子が別に必要になります。
言わば第2識別子であり、それぞれの識別子名の付いたコンボボックスに登録されています。
62
5−1 施設サービス計画書(1)
バージョン3からは、文章入力を支援するために、次の仕掛けを用意しました。
作成を支援する「KOMI 文例集」から引用可能としました。同時に、自からが作成した文章を「My
言葉集」に登録し次回から引用可能としました。
また、フェースシートで作成済みの文言も引用可能としました。併せてお使い下さい。
下記の①∼⑧は、画面上部にある入力項目の説明です。画面上の「操作説明」ボタンで
も同じ説明がありますが、長文で見難い可能性があるのでココにも記述します。
① 作成日:本日の日付が表示されていますが修正可能です。データを保存すると、
この日付を基準日として基準日コンボボックスに登録します。
② 変更日:作成保存したものに対し、後日変更を加える場合に入力します。印刷時
の「施設サービス計画作成(変更)日」には、②が入力されていれば②が、②が
未入力なら①が印字されます。
③ 初回作成日:本計画書は、被介護者の介護状態変更に伴い順次作成すべきです。
それらの中で、初回に作成した「作成日」を表示しています。
④ 利用者住所:過去に作成した施設サービス計画書があれば、最新日付のものの住
所を表示します。無いなら、フェイスシート(基本情報シート)にて入力した住
所を表示します。但し、本シートの作成日以前に作成したフェースシートでなけ
ればなりません。必要なら修正可能です。
⑤「初回・紹介・継続」は該当するチェックボックスをクリック。複数チェック可。
⑥ 介護保険認定:⑧で入力する認定情報に関して、認定済か申請中かを指定。
⑦ 「計画作成者氏名」、
「事業所名および住所」
:
「作成者の登録/選択」画面にて選
択した作成者名と所属する事業所名および住所を表示。
⑧ 認定日、認定有効期間、要介護度:該当期間の介護認定情報を入力します。
⑨画面下部の下記3項目については、画面上の「操作説明」をご覧下さい。
「利用者及び家族の生活に対する意向」
・・・フェースシートから引用可能
「介護認定審査会の意見及びサービスの種類の指定」
・・・引用不可能
「総合的な援助の方針」
・・・
「KOMI 文例集」から引用可能、
「My 言葉集」へ登録・引用
-------------------------------------------------------------------ご注意
本画面では、
「コピーして新規作成ボタン」が使用可能です。このボタンの説明は第一章5を参照。
「コピーして新規作成ボタン」を使用した場合、作成できるのは、施設サービス計画書(1)及び(2)
だけです。以下のものは作成できません(実際、作成する必要性がないだろうと判断しました)。
「週間サービス計画書」∼「モニタリング・評価 記録表」までの5個。
居宅(施設)サービス計画書(1)の下段欄外には、利用者同意覧が印字できます。
また、印字内容も2種類が用意されていて選択可能です。第 1 章7(4)参照。
--------------------------------------------------------------------
63
施設サービス計画書(1) 印刷例
64
5−2 施設サービス計画書(2)
バージョン3からは、文章入力を支援するために、次の仕掛けを用意しました。
作成を支援する「KOMI 文例集」から引用可能としました。同時に、自からが作成した文章を「My
言葉集」に登録し次回から引用可能としました。
また、グランドアセスメントで作成済みの文言も引用可能としました。併せてお使い下さい。
まず、画面全体の説明をします(画面上の「全体操作説明」ボタンでも読めます)
。
(1)画面中央の「↓」ボタンを挟み、上部のテキストボックス部と下部のリストボックス部に大別されて
います。
(2)テキストボックス部には文字(文章)を入力します。入力後、
「↓」を押下するとリストボックスへ入力
結果が表示されます。「↓」を押下しなければ入力完了となりませんのでご注意下さい。
入力完了後に修正する場合は、
リストボックスの対象リストをクリックすると青色反転して内容がテキス
トボックスへ入るので、そこで修正して「↓」を押下します。
取り消すには、対象リストをクリックして青色反転させ「取消」ボタンを押下します。
(3) (2)の入力完了までの操作を複数回繰り返すことで、サービス計画書(2)は「生活全般の解決すべ
き課題(ニーズ)」を複数個作成できます。
(4)画面構成からわかるように、
「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」の1枠に対して、
「長期目標」
「短
期目標」「サービス内容」「担当者」も1枠づつしか用意してありません。
枠は1個づつですが1枠内に複数個の文章が入力可能ですので、工夫して自由に入力して下さい。
例えば、
「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」
「長期目標」の各1個に対して、2個の「短期目標」
「サー
ビス内容」「担当者」が対応する場合も入力可能です。
個々のテキストボックスへの入力方法(画面上の「操作説明」ボタンでも読めます)
(1)
「生活全般の解決すべき課題」
:
「グランドアセスメント」が作成済なら引用可能です。そのために、
「グ
ランドアセスメントから引用する」ボタンを付けました。引用後に追加・修正することもできます。
グランドアセスメントが未作成の場合は普通に入力します。
(2)長期目標:
「KOMI 文例集」と「グランドアセスメントで作成した『ケア方針』」の両方から引用できま
す。どちらか片方でも良いですし、引用しなくて普通に入力することもできます。引用後に追加・修
正が可能です。「期間」は普通に入力して下さい。
(3)短期目標:
「KOMI 文例集」から引用できます。引用しなくて普通に入力することもできます。引用後に
追加・修正が可能です。「期間」は普通に入力して下さい。
(4)援助内容の「サービス内容」
:
「KOMI 文例集」から引用できます。引用しなくて普通に入力することも
できます。
(5)援助内容:普通に入力して下さい。
(「MY 言葉集」とは)
“生活全般の解決すべき課題”、
“長期目標”、
“短期目標”、
“サービス内容”の4箇所に
「MY 言葉集の登録・引用」ボタンを設けました。これは、作成者が次回からの入力を易しくするために
“自分の言葉”を登録または引用できる機能です。この操作方法は、
「MY 言葉集の登録・引用」ボタン
を押下後の操作方法を参考にしてください。
65
施設サービス計画書(2) 印刷例
66
5−3 週間サービス計画表
最初に「作成日」について解説します。
「5 施設サービス計画書」先頭部分をご一読下されば理解が進みます。
一つの「施設サービス計画書(1)
」に関して、
「週間サービス計画表」は複数個作成できます。
基準日コンボボックスで、対象とする「施設サービス計画書(1)
」を選択します。
週間サービス計画書を初めて作成する場合、
「新規」
「変更」
「削除」ボタンの中で「新規」ボタ
ンだけが使用可能状態となっているので、これを押下して「作成日」を入力します。
「作成日」
入力後は、「変更」「削除」ボタンが使用可能となります。
「変更」ボタンは、作成日を誤って入力した場合に使用します。
「削除」ボタンを押下すると、その作成日で入力したデータを(削除確認画面表示後)削除しま
す。
ご注意:印刷した場合、右肩に印字される「作成年月日」は、施設サービス計画書(1)の作
成日(変更日が入力されていれば変更日)であって、週間サービス計画表の作成日ではありま
せん。これは国保連のルールです。
「週間サービス計画」作成方法
① 「曜日」と「サービス開始・終了時刻」をコンボボックスから選択します。
「サービス
内容」のコンボボックスにはサービス名称が入っているので選択します。
介護保険制度の変更などでサービス名称を変更・追加する必要があれば「サービス内
容をコンボボックスへ追加」ボタンを押下して変更・追加ができます。
②「→」を押下すれば、右側のリストボックスへ登録されます。
③ ①②を繰り返せば、複数のサービスを登録できます。
登録後に変更する場合は、リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれば、
内容がテキストボックスに入るのでそこで修正し「→」を押下します。削除する場合は、
対象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
「主な日常生活上の活動」作成方法
① 「活動開始時刻」を選択します。
② 「コンボボックスから選択」のラジオボタンがonになっている事を確認後、コンボボック
スを開き選択します。コンボボックス中にない場合は、
「直接入力」を on にした後、テキ
ストボックスへ入力します。
③ 「→」を押下して、右側のリストボックスへ登録します。
④ ①∼③を繰り返せば、複数個を登録できます。
登録後に変更する場合は、リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれば
内容がテキストボックスに入るので、そこで修正し「→」を押下します。削除する場合
は、対象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
67
週間サービス計画表 印刷例
68
5−4 日課計画表
最初に「作成日」について解説します。
「5 施設サービス計画書」の先頭部分をご一読下されば理解が進みます。
一つの「施設サービス計画書(1)
」に関して、「日課計画表」は複数個作成できます。
基準日コンボボックスで、対象とする「施設サービス計画書(1)
」を選択します。
「日課計画表」を初めて作成する場合、
「新規」
「変更」
「削除」ボタンの中で「新規」ボタ
ンだけが使用可能状態となっているので、これを押下して「作成日」を入力します。
「作成日」入力後は、「変更」「削除」ボタンが使用可能となります。
「変更」ボタンは、作成日を誤って入力した場合に使用します。
「削除」ボタンを押下すると、その作成日で入力したデータを(削除確認画面表示後)削
除します。
ご注意:印刷した場合、右肩に印字される「作成年月日」は、施設サービス計画書(1)
の作成日(変更日が入力されていれば変更日)であって、日課計画表の作成日ではありま
せん。これは国保連のルールです。
「共通サービス」の作成方法
①下記項目を入力します。
サービス開始時刻:コンボボックスから指定します。但し、
「随時実施するサービス」な
らば、下段の該当個所をチェックすると開始時刻は入力不可(不要)
となります。
サービス内容:コンボボックスを開いて選択します。コンボボックスに用意されてない
サービス内容は「サービス内容をコンボボックスへ追加」ボタンで
追加して下さい。
サービス内容補足説明:チェックすると、入力可能となります。
担当者:最初はコンボボックスに誰も用意されていません。
「担当者をコンボボックス へ追加」ボタンで追加して下さい。
随時実施するサービスとして登録:開始時刻が特定できないサービスの場合、チェック
します。
② ①の各項目を入力後、
「→」をクリックして右側のリストボックスへ登録します。
③ ①②を繰り返せば、複数の共通サービスを登録できます。
④ 登録後に変更する場合は、リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させ
れば内容が左側のテキストボックスに入るので、そこで修正し「→」を押下します。
削除する場合は、対象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
69
「個別サービス」の作成方法
① 下記項目を入力します。
サービス開始時刻:コンボックスから指定します。但し、
「随時実施するサービス」ならば、
下段の該当個所をチェックすると開始時刻は入力不可(不要)となり
ます。
サービス内容:個別サービスは共通サービスと違いコンボボックスに最初は何も用意され
ていません。お客様の施設で良く使う個別サービスがあれば「サービ
ス内容をコンボボックスへ追加」ボタンで追加しておくと便利です。
たまにしか使わないサービスは「サービス内容を直接入力」
にチェック印を入れれば入力可能となります。
即ち、コンボボックスから選択するか、直接入力するかを最初に選ぶ
事になります。
サービス内容補足説明:チェックすると、入力可能となります。
担当者:共通サービスで使用した担当者コンボボックスと同一です。必要なら「担当者を
コンボボックスへ追加」ボタンで追加して下さい。
随時実施するサービスと登録:開始時刻が特定できないサービスの場合、チェックします。
② ①の各項目を入力後、「→」をクリックして右側のリストボックスへ登録します。
③ ①②を繰り返せば、複数の個別サービスを登録できます。
④登録後に変更する場合は、リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれば
内容が左側のテキストボックスに入るので、そこで修正し「→」を押下します。削除す
る場合は、対象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
「主な日常生活上の活動」の作成方法
① 下記項目を入力します。
活動開始時刻:コンボックスから指定します。但し、
「随時実施するサービス」ならば、下
段の該当個所をチェックすると開始時刻は入力不可(不要)となりま
す。
日常活動:日常活動は、個別サービスと同様にコンボボックスに最初は何も用意されてい
ません。お客様の施設で良く使う日常活動があれば「日常活動をコン
ボボックスへ追加」ボタンで追加しておくと便利です。たまにしか使
わない日常活動は「日常活動を直接入力」にチェック印を入れれば入
力可能となります。
即ち、コンボボックスから選択するか、直接入力するかを最初に選ぶ
事になります。
サービス内容補足説明:チェックすると、入力可能となります。
随時実施するサービスと登録:開始時刻が特定できない日常活動の場合チェックします。
② ①の各項目を入力後、「→」をクリックして右側のリストボックスへ登録します。
③ ①②を繰り返せば、複数の日常活動を登録できます。
登録後に変更する場合は、
リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれば内容が
左側のテキストボックスに入るので、そこで修正し「→」を押下します。削除する場合は、対
象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
70
日課計画表 印刷例
71
5−5 サービス担当者会議の要点
最初に「開催日時」について説明します。
「5 施設サービス計画書」の先頭部分をご一読下されば理解が進みます。
一つの「施設サービス計画書(1)
」に関して、
「サービス担当者会議の要点」は複数個作成で
きます。
基準日コンボボックスで、対象とする「施設サービス計画書(1)
」を選択します。
「サービス担当者会議の要点」を初めて作成する場合、
「新規」
「変更」
「削除」ボタンの中で「新
規」ボタンだけが使用可能状態となっているので、これを押下して「開催日時」を入力します。
開催時間の表記方法は自由であり、表記した通りに印字されます。
「開催日時」入力後は、「変更」「削除」ボタンが使用可能となります。
「変更」ボタンは、開催日時を誤って入力した場合に使用します。
「削除」ボタンを押下すると、その開催日時で入力したデータを(削除確認画面表示後)削除
します。
•@
「会議出席者」作成方法
①「所属」と「氏名」のテキストボックスに入力します。
会議出席者の氏名は共通する場合が多い(例えば、ケアマネージャ)ので、登録しておい
て、次回から引用可能とし、入力の利便性を向上させました。 ②「→」ボタンを押下して、右欄のリストボックスへ登録します。
③ ①②を繰り返せば、複数の出席者を登録できます。
登録後に変更する場合は、
リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれば内容が
テキストボックスに入るので、そこで修正し「→」を押下します。削除する場合は、対象をク
リックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
その他の項目は普通に入力して下さい。
72
サービス担当者会議の要点 印刷例
73
5−6 サービス担当者に対する照会 「作成者氏名」について
「5 施設サービス計画書」の先頭部分をご一読下されば理解が進みます。
一つの「施設サービス計画書(1)
」に関して、
「サービス担当者に対する照会」は作成者(照
会者)氏名を変えれば複数個作成できます。
基準日コンボボックスで、対象とする「施設サービス計画書(1)
」を選択します。
「サービス担当者に対する照会」を初めて作成する場合、
「新規」
「変更」
「削除」ボタンの中で
「新規」ボタンだけが使用可能状態となっているので、これを押下して「氏名」を入力します。
「氏名」は作成者本人(ケアマネ)とは限らず、ヘルパーや被介護者もありえます(ケアマネが
代行)。
「氏名」入力後は、「変更」「削除」ボタンが使用可能となります。
「変更」ボタンは、氏名を誤って入力した場合に使用します。
「削除」ボタンを押下すると、その氏名で入力したデータを(削除確認画面表示後)削除します。
「理由」作成方法
(1)「サービス担当者会議の要点」が作成保存済・・・出席できない理由を入力。
(2)「サービス担当者会議の要点」が作成保存済でない・・・開催しない理由を入力。
「理由」は共通する場合が多いので、登録しておいて、次回から引用可能
いずれの場合も、
とし、入力の利便性を向上させました。 注意:(2)のケースとして作成したのですが、後日、会議を開催した場合の方法。
・開催しない理由の文章をDeleteして空白にし画面を閉じる。再度、画面を開くと「出
席できない理由」が入力可能となっている。
「照会」と「回答」の作成方法
① 照会先・年月日・内容をテキストボックスへ入力します。
② ①の時点で、回答者氏名・年月日・内容が分っているなら入力します。
①の時点で、回答者氏名・年月日・内容が分っていないなら空白のままにします。
③ 「↓」ボタンを押下して、リストボックスへ登録します。
④ ①∼③を繰り返せば複数個を作成できます。
⑤ ②にて空白のままにした回答者氏名・年月日・内容が分かった時点での入力方法
リストボックス内で対象リストをクリックして青色反転させ、内容を上部のテキスト
ボックスへ入れます。そこで空白部分を入力し、「↓」を押下します。
登録後に変更する場合は、リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれ
ば内容がテキストボックスに入るので、そこで修正し「↓」を押下します。削除
する場合は、対象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します。
74
サービス担当者に対する照会 印刷例
75
5−7 施設介護経過
基準日コンボボックスで、対象とする「施設サービス計画書(1)
」を選択します。
「年月日」には当日日付が入っていますが、必要なら変更できます。
内容のテキストボックスに入力後、
「↓」ボタンを押下してリストボックスへ登録します。
既に同一日付けの内容が登録済の場合、上書きするのでご注意ください(確認メッセージを出
します)
。
上書きしたくない場合は、下記の「修正」と同手順で操作して下さい。
登録後に変更する場合は、
リストボックスの変更対象をクリックして青色反転させれば内容が
テキストボックスに入るので、そこで修正し「↓」を押下します。
削除する場合は、対象をクリックして青色反転後に「削除」ボタンを押下します
76
施設介護経過 印刷例
77
第三章 応用
1 データベースのバックアップ&復元
バックアップとは、万が一の場合(データベースが壊れた場合やパソコン自体が故障した場合)に備えてデータを外部記憶装置
またはハードディスクへ保存する事です。復元とは保存したデータをパソコンへ戻す事です。
これらの機能は、次節「2 データ交換」で説明するデータ交換機能プログラムを活用しても実行できます。
しかし、保存データの世代管理が出来ない等、使い勝手は必ずしも良くなかったと存じます。
従ってこの度(2007 年 4 月、Ver3.110 以降)
、データベースを丸ごとバックアップする機能を有するプログラムを作成しました。
「データ交換機能」プログラムとの使い分けを次の様にすると良いでしょう。
●「バックアップ&復元」プログラムを使用・・・・すべてのデータを対象とする場合に便利 ・入力済データの保存
・古いパソコンから新しいパソコンへデータを移動
お客様が入力した全データの外に、容量(サイズ)の大きい介護マスターデータ・全国の郵便番号と住所等を 丸ごと保
存するので、容量は、おおむね数十メガバイトでしょう(勿論、入力したデータ量に依ります)。
フロッピー(1.4 メガバイト程度)では全く不足です。
●「データ交換機能」プログラムを活用・・・・特定の被介護者のデータを対象とする場合に便利
・特定の被介護者データを e-mail の添付ファイルで送信
・職場のパソコンで行った作業の続きを、自宅のパソコンで行い、結果を職場へ戻す。
お客様は入力したデータの内、特定の被介護者のデータ・事業所データ・使用者データ等を保存します。
容量は「パックアップ」の場合に比べて極めて少ないです(フロッピーでも可能な場合がある)。
(1)「バックアップ&復元」プログラムの起動
Windows の「スタート」ボタン→「プログラム」→「ケア・デザイナーⅡ」→ 「バックアップ&復元」
をクリックします。
(注意)本ソフト起動中は、データベース(DB)の競合を避けるため「データ交換機能プログラム」は実行できません。
(2)次の画面が表示されます。
a 最初に媒体を指定します。
リムーバブルディスクが使えるなら、「リムーバブルディスク」が便利です。
リムーバブルディスク以外(CD や DVD)の場合は「ハードディスク」を指定し、処理終了後ハードディスクからご自分のパ
ソコンに合った外部媒体(CD、DVD)へ移すことになります。その際、ハードディスクへ保存するだけで良しとし、外
部媒体(CD,DVD)までは移動しないという選択もありえるでしょう(PCの故障には対応できませんが、データベースの
破壊には対応できます)。
(注意)「ハードディスクと外部媒体(CD、DVD)間の移動」は本プログラムの対象外です。ご自身にて処理下さい。
b 処理を選択します。
・「データベースをバックアップ」:
a で指定した媒体へバックアップします。
使用者認証画面が表示されるので認証を受けます。
・
「データベースを復元」:
aで指定した媒体内のバックアップ済データベースを復元
します。使用者認証画面は表示されません。処理を進め、復
元するデータベースを指定した時に認証を受けます。
・
「バックアップデータベースを整理」:
aで指定した媒体内のバックアップ済データベースを削除
したり、別の媒体へ移動したりします。
使用者認証画面が表示されるので認証を受けます。
78
(3) バックアップ処理
「データベースをバックアップ」を選択した場合
a リムーバブルディスクまたはハードディスクが複数個付いているパソコンの場合、下記のドライブ選択画面が
表示されるので、ドライブを指定します。複数でない場合、この画面は表示されず直接 b へ飛びます。
b 確認画面が表示されます。「はい」でバックアップが開始されます。
c 実行中画面が表示されます。
d 処理が終了すると以下の画面が表示されます。
「OK」ボタンを押下すると、最初の画面へ戻ります。
e 最初の画面へ戻ります。
「終了」を押下すれば、「バックアップ&復元」プログ
ラムを終了します。
バックアップが正しく処理されたかどうかを確認した
いなら、
「バックアップデータベースを整理」を押下し、
処理を継続すると、バックアップした内容(日付け、
バージョン、サイズ)が表示されます。
確認後、
「キャンセル」すると、この画面に戻るので「終
了」します。
「バックアップデータベースを整理」については(5)
を参照下さい。
79
(4) 復元処理
「データベースを復元」を選択した場合
復元すると、現在のデータベースは上書きされて無くなってしまいます。
無くなって困る場合は、前もってバックアップしておくと良いでしょう。
バックアップ済のデータベースは複数個ありえます。
数多くのデータベースが存在する場合に選択し易いので、
「プログラムのバージョンと一致する」データ ベースと「過去のバージョン」のデータベースに分けて表示します。
a どちらのデータベースを表示するかを選択します。
下図の左側が「プログラムのバージョンと一致する」、右側が「過去のバージョン」です。
どちらの場合も、
バックアップした日付けから復元するデータベースを選択して青色反転させ、
「実行」
ボタンを押下します。その際、使用者認証画面が表示されるので認証を受けて下さい。
注意:「過去のバージョン」の場合、過去のバージョンで復元した後に、そのデータベースをプログラムの バージョンまで自動的にバージョンアップして使用可能とします。
b 確認メッセージが表示されます。「はい」で復元が開始されます。
C 実行中画面が表示されます。
d 処理が終了すると以下の画面が表示されます。
「OK」ボタンを押下すると、最初の画面へ戻ります。
「終了」を押下すれば、
「バックアップ&復元」プロ
グラムを終了します。
80
(5)
整理処理 「バックアップデータベースを整理」を選択した場合
整理とは、バックアップ済のデータベースを削除したり、別の媒体に移動したりする事です。
同じ媒体に何度もバックアップすると、数が多くなり不要なデータベースがでてくるので「削除」します。
また、リムーバブルディスク同士での移動、リムーバブルディスクとハードディスクの間での移動、ハードディスク同
士での移動も必要になるケースがありえるので、実行可能としました。
通常は、最新バージョンのデータベースを2個ほどバックアップすれば良く、それ以上に数が増えたら削除するの
が良いでしょう。
但し、
何らかの理由で過去バージョンのデータベースを保存する必要があるならそうして下さい。
最近のリムーバブルディスクは安価で大容量ですから、あえて削除しなくても良いかもしれません。
a-1 「削除」を選択した場合 b -1 「移動」を選択した場合
b-2 上図にて、移動先の媒体を選択後、移動するデータベー
a-2 上図にて、削除するデータベースを選択して青色反
スを選択して青色反転させ、「実行」ボタンを押下。
転させ、
「実行」ボタンを押下します。下図の確認画
面が表示されるので、「はい」を押下します。
下図の確認画面が表示されるので、「はい」を押下。
注意:リムーバブルディスクやハードディスクが複数個ある
場合、
「ドライブの選択画面」が表れるので指定します。
a-3 実行中画面が表示されます。
b-3 実行中画面が表示されます。
a-4 処理が終了すると以下の画面が表示されます。
b-4 処理が終了すると以下の画面が表示されます。
「OK」ボタンを押下すると、最初の画面へ戻ります。
「終了」を押下すれば、
「バックアップ&復元」プログラムを
終了します。
「削除」または「移動」が正しく実行されたかどうか確認するには、最初の画面にて、媒体をセットして「バックアップデータ
ベースを整理」を押下し、処理を継続すると、
「削除」または「移動」した内容(日付け、バージョン、サイズ)が表示されま
す。確認後、「キャンセル」すると、この画面に戻るので「終了」します。(3)e 参照。
81
2 データ交換
データ交換とは、2台のパソコンの双方に本ソフトがインストールされている状態で、1台のパソコンから別のパソコンへデー
タを移動したり戻したりすることです。
(例:勤務先のパソコンで本ソフトを使用後、その継続作業を自宅のパソコンで行い、その結果を勤務先のパソコンへ戻す)
1で説明した「データベースのバックアップ&復元」と似た機能です。1の方はデータベースを丸ごとバックアップするのに対
し、
「データ交換」は交換対象の被介護者を選択できるため、データ量が少なくて済みます。
データ交換は、本ソフトに付属しているが、別プログラムである「データ交換機能」で行います。
(1)データ交換機能プログラムの起動
Windows の「スタート」ボタン→「プログラム」→「ケア・デザイナーⅡ」→「データ交換機能」をクリックします。
(注意)
「ケア・デザイナーⅡ」起動中は、データベースの競合を避るため「データ交換機能プログラム」は実行できません。
(2)下記画面が表示されます。
媒体を選択します。
リムーバルディスク(注意2 参照)が使えるなら、「リムーバルディスク」が便利です(注意1 参照)。
それ以外(CD や DVD)の場合は「ハードディスク」を指定し、その後ハードディスクからご自分のパソコンに合った外部媒体
(CD、DVD)へ移すことになります。
また、電子メールの添付ファイルで別パソコンへ送る場合も「ハードディスク」を指定します。
次に、a.bの中で行いたい処理のボタンをクリックしま
す。データ交換で、最初に行うのは a です。
a データベースから媒体へ・・・パソコンのデータ
を、(外部)媒体へコピーすることです。
b 媒体からデータベースへ・・・コピーした(外部)
媒体のデータをパソコンへ入れることです。
(注意 1) a の処理の場合、
「リムーバブルディスク」指
定でフロッピー使用の場合に限り、必要な空フロッピー
枚数を知らせます。
(注意2)最近のパソコンでは、フロッピーが使えない代わりに、
「USB メモリー」
「MO」
「フラッシュメモリー」
「スマートメモリー」
「スティックメモリー」等の媒体が使用できます。これらの媒体はパソコン上では「リムーバブルディスク」という概念で一括総称
されます。データ交換機能プログラムでも、
「リムーバブルディスク」をフロッピーと同等の媒体として使用可能です。
(CD及びDVDは「リムーバブルディスク」ではありませんので、上記の如く「ハードディスク」を選択します。)
「リムーバブルディスク」を使用する場合の方法
フロッピーとUSBメモリーの両方が使えるパソコンのように、複数のリムーバブルディスクが使
用可能なパソコンの場合、
「ドライブの選択画面」が表示されるので選択します、
「A」はフロッ
ピーです。フロッピーが付いてないパソコン等では「選択画面」がでません。
左図は、
「リムーバブルディスク」をセットした状態を、エク
スプローラで示したマイコンピュータの状態です。
媒体は USB メモリーですが、
「リムーバブルディスク」として
認識されています。右図は、
「リムーバブルディスク」へデー
タをコピーした後の状態です。このような2ファイルがコ
ピーされます。
82
(3)パソコンのデータを、
(外部)媒体へコピーする
「データベースから媒体へ」を選択すると、下記画面が表示されます。
移動したいデータは、被介護者単位で指定します。
登録済みの被介護者名の一覧リストが表示される
ので、この画面で指定すると、その被介護者に関
する全データを移動します(指定した被介護者を新
規作成した作成者データも移動します。
)左図は3
名を指定しています。
全員のデータを移したいなら「全て選択」を押下
したす。
データ退避の場合は、当然、
「すべて選択」です。
なお、
「実習記録」のデータには被介護者という概
念がないので、指定方法が異なります。
「実習記録
も保存する」にチェックを入れれば、全ての実習
記録を指定することになります。実習記録の一部
を指定することは出来ません。
a 被介護者名を指定後、「実行」ボタンを押下すると、指定した媒体へデータをコピーします。実習記録
が指定されていれば、全実習記録もコピーされます。 「リムーバブルディスク」指定でフロッピー使用の場
合に限り、必要枚数を知らせてきます。フロッピー枚数が多すぎて用意できない場合等は、
「OK」押下後、
続くメッセージ表示にて 「キャンセル」し「戻る」を押下すれば最初の画面へ戻ります。
b 実行終了メッセージが表示されます。
リムーバブルディスク指定の場合の終了メッセー
ジです。
「OK」で被介護者選択画面へ戻ります。
ハードディスク指定の場合の
終了メッセージです。
「OK」で被介護者選択画面へ戻ります。
ハードディスクの場合、以下のフォルダーに全てのファイルがコピーされています。
c:¥ My Documents ¥ pascalia
外部記憶装置へ更にコピーするには、このフォルダーを丸ごと指定してください。
E-MAIL の添付ファイルの場合は、このフォルダー直下の以下のファイル名を指定します。
c:¥ My Documents ¥ pascalia ¥ crdesign.dat
(E-MAIL の添付ファイルで送る場合は、フォルダーを丸ごと指定できません。したがって、上記ファ
イルのみ添付します。このファイルには、ケアリングシートや治療展開シートなどのEXCELファイル
は含まれていませんので、不十分である事をご承知下さい。これらのEXCELファイルを送るには、前
もってケアリングシート画面や治療展開シート画面にて「別名で保存」しておき、そのファイル名
を添付すれば良いのです。レーダーチャートの「皮膚の状態」bitmap ファイルも同様です)
c 「戻る」ボタンを押下して、最初の画面へもどります。
d 最初の画面で「終了」ボタンを押下して終了します。
(注)被介護者一覧画面のリストボックスにて、複数人を指定する方法
・キーボードの“Ctrl”ボタンを押しながら、リストボックス内の氏名をクリックします、
複数の被介護者を選択することが出来ます。
83
(4) コピーした(外部)媒体からパソコンへデータを落し込む
リムーバブルディスクまたは外部媒体(CD , DVD ,e-mail の添付ファイル)にコピーされ
ているデータを、ケア・デザイナーⅡがインストールされているパソコンへ入れます。
a リムーバブルディスクの場合は、パソコンにセットします。
外部媒体の場合は、パソコン内ハードディスクの決められた下記フォルダーへ格納しておく
ことが必要です。このフォルダー名は、
「データベースから媒体へ」で使ったフォルダー名と
同一ですので、フォルダーごと上書きコピーするか、一度削除後格納して下さい。
c:¥ My Documents ¥ pascalia
E-MAILの添付ファイルを受取った場合も、このフォルダー直下へcrdesign.dat
名称で置いて下さい。
c:¥ My Documents ¥ pascalia ¥ crdesign.dat
b 「データ交換機能」プログラムを起動します。
c 以下の画面が表示されます。
媒体を選択します。
「媒体からデータベースへ」を押下します。
リムーバブルディスクを選択した場合に限り、下記メッ
セージが表示されるので、
「OK」します。
d (外部)媒体の被介護者一覧画面が表示されます。
落し込む被介護者名を選択できます。
チェック印をつければ実習記録も含めて落し込みます。
マスター/スレーブの指定は、次ページをご覧下さい。通常は「マスター」指定です。
e 「実行」ボタンを押下します。
(外部)媒体のデータがパソコン内のデータに上書きされます。
成功すればメッセージを出力します。
「戻る」で最初の画面へもどり、
「終了」で終ります。
(注意)「媒体からデータベースへ」は、「ケア・デザイナーⅡ」のバージョン一致が前提です。
バージョン参照方法は、第一章6(3)をご覧下さい。少数以下1桁以上が一致していれば、
データ交換は成功します。成功しない場合、弊社へ御連絡下さい。
84
(5)注意事項
a データ交換とは、「被介護者を指定し、指定した被介護者の全データをパソコンから外部媒体へ
コピーしたり、外部媒体からパソコンへ再格納する機能」である事は理解して頂けたと思います。
外部媒体から、パソコンへ再格納する際、上書きされる事は(4)で記述した通りです。
従って、外部媒体へコピーして再格納する間に、同一被介護者のデータを修正・追加しても意味
ありません。上書きされてしまうのですから。
基本的にデータ交換している間は、元のパソコンでは指定した被介護者に関して操作したり二重
のデータ交換したりしない方が良いでしょう。
b 被介護者を指定してデータを外部媒体へコピーする際、コピーされるデータは、実は被介護者
関連データ以外にもあるのです。
それらは、
「作成者データ」が主ですが、厳密には「コンボボックス内の病名・症状名・薬品
名のデータ」です。これらは、被介護者毎に作られているのではなく、共通データです。
共通データに関して、「上書き」原則を貫くことは問題があるので、上書きするか否かを選択
可能にしました。 同一の共通データが、媒体とデータベースの双方に存在した場合、どちら
を優先するかが選択できるのです。 マスター・・・・データベースを優先する。即ち、共通データは上書きしない。
スレーブ・・・・外部媒体データを優先する。即ち、共通データも上書きする。
(6)使用例
a 職場のパソコンで行った作業の続きを、自宅のパソコンで行い、結果を職場へ戻す。
・職場パソコンにて「データベースから媒体へ」を選択し、外部媒体へデータを移動する。
・自宅パソコンにて「媒体からデータベースへ」を選択し、データを落とし込む。
自宅パソコンにて、ケア・デザイナーⅡでの作業を継続する。
・自宅パソコンにて、
「データベースから媒体へ」を選択し、外部媒体へデータを移動する。
・職場パソコンにて、「媒体からデータベースへ」を選択し、データを落とし込む。
b e-mail にて、データを別のパソコンへ送る。e-mail を受取った人がデータを使う。
・送る人のパソコンで、
「ハードディスク」と「データベースから媒体へ」を選択し実行する。
・e-mail の添付ファイルをc:¥My Documents¥pascalia¥crdesign.dat として送信する。
・受信した人は、添付されたファイルを自分のパソコンのフォルダーへ crdesign.dat 名で
保存します。保存するフォルダー名はc:¥My Documents¥pascalia です。
この pascalia フォルダーは受取者が自分で作る必要があります。(エクスプローラ使用)
「スタート」ボタンを右クリック→エクスプローラをクリックで起動します。
c:¥My Documents を指定→メニューバーの「ファイル」→「新規作成」→「フォルダー」
をクリックすると「新しいフォルダ」名でフォルダーが出来ます。その後、「新しいフォ
ルダ」を指定→「ファイル」→「名前の変更」をクリックし、半角英数字で pascalia
に変更します。以上で pascalia フォルダーができます。
・「ハードディスク」と「媒体からデータベースへ」を選択し、データを落とし込む。
85
3 画面の「切取り」と「貼付け」
本ソフトで表示される各種画面の一部を切りとって、Word や Excell,PowerPoint 等に貼り付
ける方法を説明します。それにはキャプチャーソフト「WinShot」を使います。
(WinShot は作者の鈴木理弘さんのご了解の下、ケア・デザイナーⅡと同じCDに収めました。)
なお、KOMIレーダーチャートとKOMIチャートの円形部分だけを切り取って貼り付けるなら、簡便
な方法があります(第二章3の囲み記事をご覧下さい)
。 (1) WinShot を起動します。
a エクスプローラで WinShot の格納されているフォルダーを開きます。格納フォルダーは
インストール時に指定できますが、通常は以下です。
C¥Program Files¥pascalia¥ ケア・デザイナーⅡ¥WinShot
b WinShot のショートカットを作成します。
下図において、WinShot.exe をダブルクリックすれば起動できます。
しかし、毎回このフォルダーを開くのは面倒なので、ショートカットを作成しておけば
便利です。その方法を示します。ショートカット作成後は、画面上のショートカットアイ
コンをダブルクリックすれば、WinShot を起動できます。
・WinShot.exe を右クリックし
プルダウンさせます。
・「ショートカットの作成」
をクリックすると、
「WinShot.exe へのショー
トカット」が作成できます。
・「WinShot.exe への
ショートカット」を
エクスプローラ画面
の外までドラッグし
ます。アイコンが画面
上に配置されます。
WinShotは、仮名漢字変換ソフトMS-IMEのように、バックグランドで動くソフトです。
起動すると、画面上のタスクバー最後尾(通常は画面右下)にアイコンが表示され、
WinShot 起動中を示します。windows を終了させれば
自動的に WinShot も終了します。
従って、windows 起動する毎に
WinShot を起動して下さい。
(2) 画面を切り取ります。
ここからは WinShot の操作になります。操作法は、上図の WinShot.txt
をダブルクリックして下さい。操作説明書です。しかし、初心者には理解し難いので典型的
使用法を説明します。
ケア・デザイナー画面は、KOMIチャート画面が開かれているとします。
そして、切り取りたいのは、KOMIチャート部分であるとします。
86
“Ctrl”キーと“Alt”キーを同時に押しながら“F3”キーを押して下さい。
左図が画面に表示されます。そしてカーソル記号は + マークに変ります。画
面は矩形で切り取ります。切り取りたい画面の左上でクリックし、そのまま
右下までドラッグし右下でカーソルを離します。
切り取る矩形が赤線で示さ
れるので良ければクリックします。
下図は、認識面だけを切り取った場面です。
このように切り取った矩
形部分のプレビュー画面
が表示されます。
満足なら、切り取った画
面をコピーしましょう
(不満ならプレビュー画
面を消して再度実行)
。
(3) 切り取った画像をクリップボードへコピーします。
ブレビュー画面にて、「編集」→「コピー」をクリックします。
御参考
切り取った画像を、ハードディスク内に保存もできます。
保存しておけば、その画像を何回でも使用できますね。
保存するには、
「ファイル」→「JPEG 保存」をクリックします。
保存場所(ファイル名称)を聞いてきますので、適当なフォルダー名とファイル名を
指定して下さい。
87
(4) 画像を貼り付けます。
貼り付け可能なソフトは、word,excell,power point,page maker などです。
word に貼り付けてみましょう。
word を起動します。新規でも作成済/作成中でも構いません。
画像を貼り付けたい場所にカーソルを移動しておきます。
御参考
(3)の御参考で説明した、保存した場合の
貼り付け方法を示します。
メニューバーの「挿入」→「図」→「ファイ
ルから」をクリックします。ファイル名称を
聞いてきますので
保存したフォルダー名とファイル名を指定
して下さい。
貼り付けが出来ます。
「編集」→「貼り付け」をクリックします。
貼り付けできました。
この状態(画面隅に8箇所の黒点が表示状態)
で画像のサイズ等は変更可能です。コントラス
ト変更なども出来ます。試してください。
(もし、黒点が表示されてないなら、画像内をク
リックしてください。
)
満足なら画像の外をクリックすれば、目的の画
面だけ残り、他は消えます。
word 以外のソフトでも同様にできます。お試し下さい。
画面全体を切り取りたい場合は、
“Ctrl”と“Shift”キーを同時に押しながら“F4”
キーをクリックします。すぐにプレビュー画面が表示されます。
その後の操作は、同様に可能です。
88
4 本ソフトのバージョンアップ自動化
本ソフトはバージョンアップすることがあります。それらは、ユーザの皆様からの改善要望にお
応えしたり、プログラムのバグ修正(ミスの修正)であったりします。
最新バージョンに更新するには、弊社のホームページ(アドレスは「まえがき」に明記)にアク
セスしていただき、指示に従って更新ソフトをダウンロードして頂いていました。
しかし、
「その操作を自動化して欲しい」との要望もあり、バージョンアップ自動化を可能とし
ました。
勿論、インターネットを使ってバージョンアップ自動化を行うので、お客様のパソコンがイン
ターネットに接続している事が前提です。
(1)更新プログラムを起動します。
「スタート」ボタン→「プログラム」→「ケアデザイナーⅡ」→「プログラム更新」を押下。
(2)注意事項画面が表示さ
れるので、良くお読み ください。
了解できたら「はい」を
押下。
(3)確認画面が表示されるので
「はい」を押下。
以降ダウンロードが実行さ
れます。
89
5 個人情報保護への対応
本ソフトは「易しく使えるソフト」である事が最大の特徴です。
そのために、使用者にパスワードを付すなどのセキュリティー対応を犠牲にしてきました。
(本ソフトの旧版「ケア・デザイナー」ではパスワード管理をしましたが、「難しい」との声があり外した経緯があります)
しかし、平成17年4月からは「個人情報保護法」が施行され、個人情報保護問題がクローズアップ
されてセキュリティー対応は避けて通れなくなりました。
そこで本ソフトでは、
「個人情報保護対応をするか、しないか」をユーザーの選択性にしました。
「個人情報保護対応をする」を選択した場合、作成者をパスワード管理します。
通常(ディフォルト)は、
「個人情報保護対応しない」で、個人使用または個人に準ずる小施設を想
定しています。
一方、
「個人情報保護対応する」は病院などの施設を想定しています。
本ソフトをインストールし、最初の作成者と被介護者を登録する迄は「個人情報保護対応しない」状
態です。その後は必要に応じていつでも「個人情報保護対応する」に変更できます。
また、一旦「対応する」とした後に「対応しない」に戻すことも可能です。
●「個人情報保護対応する」への変更方法
(1)本ソフトを起動し作成者を選択します。通常は複数人の作成者が登録されているので、その中
から管理者(例えば看護師長、施設長またはそれに近い人)となるべき人を選択して下さい。
もし、登録者の中に管理者に相応しい人がいない場合は、新規登録して下さい。
(2)被介護者を選択します。誰でも良いです(1名も登録してないなら新規登録して下さい)
。
(3)下記画面に変ります。
画面上部のメニューバーか
ら「設定」ボタンをクリッ
クし、
「個人情報保護対応」
をクリックします。
「個人情報保護対応する」を選択し「OK」ます。
パスワード入力を要求されるので、パスワー
ドを入力して下さい。
(4)本ソフトを終了すれば変更完了です。次回の起動からは「個人情報保護対応する」となります。
管理者とは?
「個人情報保護対応する」場合の概念です。作成者の新規登録・削除をできる人を限定する必要があります(
「対応しない」
場合は、誰でもが新規登録・削除できました)。
この限定された作成者を「管理者権限を有する作成者」とし、略称「管理者」と呼びます。
「管理者」は、
「新規登録」や別の作成者の「修正」
「削除」ができます。
「修正」の場合、
「管理者権限を付与」や「パスワー
ド」の設定/修正もできます。管理者は複数人おけます。どの作成者が「管理者」かは、
「個人情報保護対応する」場合の
「作成者の登録/選択画面」で分かります。
●「個人情報保護対応しない」への変更方法
「対応する」から「対応しない」へ変更する場合は、必ず「管理者」を選択して下さい。
(3)の「個人情報保護対応」画
面で、
「対応しない」を選択するだけです。「対応しない」とした後も「対応する」へ変更可能です。
90
●個人情報保護対応する場合の、「作成者の登録/選択」画面
「対応する」場合は、
「パスワード」による管理(パスワード設定、作成者認証)が行われます。
本ソフトを起動すると「作成者の登録/選択」画面が表示されますが、「対応する」場合の画面は
下図となり、「対応しない」場合と多少異なります。
「管理者」欄に○印が付い
ている作成者は、「管理
者」です。
無印は「非管理者」です。
「対応する」に変更した
直後は、変更した作成者
1名のみが管理者です。
「新規作成」
「削除」ボタンは、
「非管理者」を選択した場合は使用不可状態です。
「管理者」を選択する
と、ボタンが浮き上がり使用可能状態となります。
①パスワードの設定・・・
「対応する」に変更後、選択した作成者が最初の使用機会に一度だけ行
う。
作成者を選択すると(管理者、非管理者とも)
、下図が表示されます。
「はい」を押下します。下図が表示
されます。
(作成者選択を間違えた場合は「い
いえ」を押下します。
)
パスワードを入力します。パスワードはブランクでも構
いません。「ok」を押下します。
注1:
「管理者機能を付与する」権利は、
「非管理者」に
はないので、使用不可状態です。
「管理者」を選択した場
合のみ使用可能です。
注2:選択した作成者が2回目以降の使用機会であって
も、
「修正」ボタンを押下してこの画面を表示させて、設
定内容を修正できます。パスワードの定期的変更が可能
です。
②作成者認証・・①でパスワード設定後は、毎回のソフト起動時にパスワードによる認証をします。
パスワードを入力し「OK」を押下します。
半角英数字のみが許されます。
こんな時どうする?? パスワードを忘れてしまった場合の処置。
(1)
「作成者の登録/選択画面」にて、忘れた本人でなく「管理者」を選択します。
パスワードを要求されるので入力します(「管理者」はパスワードを忘れないとの前提です)
。
(2)忘れた本人を選択して、
「修正」ボタンを押下します。
(3)修正画面には、本人のパスワードが「****」表示またはブランク表示されているので、
新パスワードを入力します。確認のパスワードを入力し、「OK」ボタンを押下します。
(4)
「作成者の登録/選択画面」画面へ戻るので「OK」ボタンを押下します。
91
●個人情報保護対応する場合の、「管理者」だけに許される操作一覧
管理者以外は下記操作ができません。
操作結果の影響が大きいこととセキュリティ上の理由です。
①「作成者の登録/選択」画面において
・作成者の「新規登録」
・作成者の「削除」
・本人以外の作成者の属性の「修正」
(自分の属性は管理者以外でも「修正」可能)
属性とは、氏名・所属機関・部署・所属機関住所・パスワード・管理者特権チェック・非
表示チェックを指します。
② 「被介護者の登録/選択」画面において
・被介護者の「削除」
③メニューバーの「設定」ボタンにおいて
・
「個人情報保護対応する」→「個人情報保護対応しない」
の変更
92
生命過程
・生活過程判定用紙
生命過程・
被介護者のアセスメント(KOMI レーダーチャート、KOMI チャート)に便利な「生命過程判定用紙」
と「生活過程判定用紙」を掲載します。
これらの判定用紙は、金井一薫先生の御著作からの転載です。
著者並びに出版社が「ケア・デザイナーⅡ」ユーザの利便性を配慮し、転載の御許可を下さった
事を感謝致します。
想定される使途は、以下の点です。
1 判定項目が、書籍を見なくても一覧できるから、パソコン操作には「操作マニュアル」
だけ必要で書籍が不要となり、パソコンの操作がし易い。
2 電子マニュアル中に掲載したことで、書籍からコピーしなくても印刷可能でしかも安
価です。
(コピーは約10円、印刷なら約1円)
印刷した「判定用紙」は、援助者や要介護者に渡すなどして、有効にお使い下さい。
93
1 生命過程判定項目
KOMIレーダーチャート (2004 年度版)
項目
1
2
3
内容
□ 1.自然な呼吸
□ 2.軽い息切れ・息苦しさ
□ 3.強度の息切れ・息苦しさ
□ 4.気管切開(自力での呼吸不可)
最高血圧 最低血圧
血圧
□ 1.正常範囲
140 以下
かつ
90 以下
□ 2.要注意
141 ∼ 159 または
91 ∼ 94
単位
□ 3.異常
mmHg
(高血圧)
160 以上
または
95 以上
(低血圧)
100 以下
□ 1.正常範囲
□ 2.微熱 (37℃∼ 37.9℃)または
体温
低体温(35.5℃以下)
□ 3.中等熱 (38℃∼ 38.9℃)
呼吸
4
咀嚼
5
嚥下
6
排便
補助具
・器具等
補助具・
□吸引
□吸入
□体外補助手段
(人工呼吸器等)
□ 4.高熱 (39℃以上)
□ 1.何でも噛める
□ 2.柔らかいものなら噛める
□ 3.舐めることならできる
□ 4.咀嚼できない・することがない
□ 1.何でも飲み込める
□ 2.時々むせることがある
□ 3.しばしば激しくむせる
□ 4.嚥下できない・することがない
□入れ歯
□きざみ食
□ミキサー食
□流動食
□とろみ
□鼻腔栄養
□胃瘻
□点滴(静脈)栄養
□IVH
□ 1.正常
□おむつ
□ 2.軽度の障害がある
(3 ∼ 4 日に 1 回の便秘・一過性の下痢・少量の便もれ) □差込便器
□ポータブル
□ 3.重度の障害がある
□浣腸
(1 週間以上に及ぶ便秘・連続した下痢)
□摘便
□ 4.便失禁 (常時おむつを使用している)
□ 5.人工肛門造設
□ 1.正常
□ 2.軽度の障害がある
(頻尿・残尿感・少量の尿もれ・尿が出にくいなど)
排尿
7
□ 3.重度の障害がある
(乏尿− 1 日に 400ml 以下・多尿− 1 日
に 3000ml 以上・尿閉・血尿など)
□ 4.尿失禁 (常時おむつを使用している)
□ 5.人工膀胱・人工透析・腹膜透析
□ 1.両手が自由に使える
8 上肢の自由 □ 2.少し不自由なところがあるが、生活に支 障はない
□ 3.不自由さが生活の広範囲で支障をきたしている
□ 4.上肢を使ったすべての動作に介助が必要である
94
□おむつ
□尿器・パッド
□失禁パンツ
□ポータブル
□カテーテル
項目
・器具等
補助具
補助具・
□つかまりバー
□ 1.立ったり座ったりが自由にできる
□ 2.座位から立ち上がることはできるが、立位の保持 □ベッド柵
□紐
には物につかまる必要がある
内容
起居動作 □ 3.寝た姿勢から起き上がることは自由で、端座位も
安定している
□ 4.寝返りはうてる
□ 5.寝返りもうてない
□ 1.自力歩行(つかまらずに歩く)
□ 2.何かにつかまって歩く
10 移動の自由 □ 3.這う・いざる(座ったまま進む)
□ 4.車椅子に乗って自力で移動できる
□ 5.介助がなければ移動できない
9
□ 1.正常 (何の変化・損傷もない)
□ 2.軽い変化・損傷がある
(乾燥・汚れ・発赤・擦過傷 等)
11 皮膚の状態 □ 3.中程度の変化・損傷がある
(湿疹・内出血・水泡・軽い浮腫 等)
□ 4.重度の変化・損傷がある
(全身の浮腫・びらん・潰瘍 等)
□ 1.普通に聞こえる
聴 覚
12
□ 2.大きめの声・音なら聞こえる
□ 3.耳元の大きな声・音なら聞こえる
□ 4.ほとんど聞こえない
□ 1.普通に見える(眼鏡など使用してもよい)
□ 2.新聞の大見出しなら見える
□ 3.顔や物の輪郭ならわかる
視 覚
13
□ 4.光はわかる
□ 5.全く見えない
14
快・不快
・感情
15 気分
気分・
16
知的活動
(記憶・
見当識等)
□手すり
□杖
□シルバーカー
□歩行器
□車椅子
□電動車椅子
□補聴器
□左右差に配慮が
必要
□眼鏡
□コンタクトレンズ
□杖
□盲導犬
□視野欠損に配慮が
必要
□ 1.疼痛や違和感などの不快症状は全くない
□ 2.不快症状が少しある、または時々おこる
□ 3.不快症状は激しくないが常時ある
□ 4.激しい不快症状が常時ある。
または不快症状の有無を表出できない
□ 1.安定している
□ 2.少し落ち込んでいる。
または乱れ(イラつき等)がある
□ 3.かなり落ち込んでいる。または大きな乱れがある。
□ 4.表出がほとんどないか、錯乱状態である
□ 1.乱れがなく全く生活に支障がない
□ 2.軽度の乱れがある
□ 3.大きな乱れのために生活の広範囲で支障をきたし
ている
□ 4.24 時間、常時の見守りがなければ生活できない
95
2 生活過程判定用紙
KOMIチャート (2004 年度版)
①呼吸する
(認識面)
呼吸する(
□1.空気の汚れ(匂い・よどみ・ムッとする感
じ)がわかる
□2.暑さ・寒さがわかる
□3.陽光を気持ちよく感じる
□4.新鮮な空気は気持ちよいと感じる
□5.空気を清浄にするための各種電気製品(掃
除機・冷暖房器具など)の使い方や扱い方
がわかる
(行動面)
□1.自力で自然に呼吸している
□2.息苦しい時には訴えることができる
□3.自分で部屋の換気をしている
□4.自分で部屋の温度・湿度の調節をしてい
る
□5.自分で陽光を取り込んだり、陽光を浴び
たりしている
②食べる
(認識面
)
食べる(
認識面)
□1.食べ物がわかる
□2.空腹を感じ、異常食欲がない
□3.適切な食物量や水分量がわかる(過食や
拒食にならない)
(行動面)
□1.経口的に摂取している
□2.自力で摂取している(介助なしで食べて
いる)
□3.食事内容に大きな偏り(食事の量と質の
偏り)がない
□4.自分で配膳・下膳をしている
□5.自分で調理をしている
□4.健康にとってどんな食物がよいかわかる
□5.人と一緒に食べたいと思う
③排泄する
(認識面
)
排泄する(
認識面)
1.便意・尿意がわかる
□ a. 便意 □ b. 尿意
2.排泄終了がわかる
□ a. 便 □ b. 尿
□3.今、どこで排泄すべきかわかる
□4.排泄の不調(下痢・便秘・頻尿・乏尿な
ど)に対して解決するための方策がわかる
□5.世話されることに羞恥心やためらいなど
の気持ちがある
(行動面
)
行動面)
1.
(肛門・尿道口から)自然に排泄している
□ a. 便 □ b. 尿
2.便意・尿意を表現している
□ a. 便意 □ b. 尿意
3.ベッド上でなく、トイレ(ポータブルトイ
レも含む)で排泄している
□ a. 便
□ b. 尿
□4.自分で局所を清潔にしている
□5.自分で着衣の上げ下ろしをしている
④動く
(認識面)
動く(
□1.日常のすべての動作に痛みや苦痛を感じ
ない(苦痛など何もない)
□2.動きたいという意欲・意志がある
□3.健康にとって運動や作業が大切であると
思う
□4.できる動作や作業は自分の力でやりたい
と思う
□5.今、自分の行動が自他を過度に消耗させ
たり、危害を加えたりしていないと自覚し
ている(徘徊・閉じこもり・自傷や他傷行
為などが見られない)
(行動面
)
行動面)
□1.身体の一部でも動かすことができる
□2.寝床の上で楽な姿勢や動作が困難なく自
由にとれている
□3.室内では自力で困難なく自由に動いてい
る
□4.住まいの外(家屋周囲)に , 困難なく自
力で自由に出入りしている
□5.乗用車やバスや電車に乗って、自力で自
由に行動している
下線部分には、援助マークは入らない。
96
(生活過程判定 2/4)
⑤眠る
(認識面
)
眠る(
認識面)
□1.良く眠れた、または良く眠れないと感じる
ことができる
□2.今、昼か夜かがわかる
□3.眠りに際して不安や恐怖心がない(暗闇が
恐いなど)
□4.起きる意欲・意志がある
□5.睡眠の不調に対して解決する方策を知っ
ている
(行動面
)
行動面)
□1.自力で眠ることができる(薬の力を借りな
い)
□2.必要な睡眠時間がとれている
□3.自分で眠るに適した着替えをしている
□4.眠りに際して洗面・歯磨きを自分でしてい
る
□5.眠るための寝床や寝室の環境を、自力で整
えている
⑥身体を清潔に保つ
(認識面
)
身体を清潔に保つ(
認識面)
□1.不衛生(便や尿に触れること、不潔な場所
や物など)がわかる
□2.不潔(下着の汚れ、衣類の汚染など)によ
る身体の不快感を感じる
□3.身体細部(爪、目やに、耳垢、鼻毛など)
の不潔に気を止めることができる
□4.お風呂に入りたいと思う
□5.さっぱりしたと感じる
(行動面)
□1.自ら手指を清潔にしている
□2.自ら口腔内の清潔を保っている
□3.自ら身体細部(爪、目やに、耳垢、鼻毛な
ど)の清潔を保っている
□4.自分で洗髪をしている
□5.自分で入浴やシャワー浴をしている
⑦衣服の着脱と清潔
(認識面
)
衣服の着脱と清潔(
認識面)
□1.朝起きたら衣服を着替えるのは当然と感
じる
□2.着替える意欲・意志がある
□3.衣服の好みがある
□4.季節(気候)に合った衣服がわかる
□5.洗濯する意欲・意志がある
(行動面
)
行動面)
□1.自力で衣服の着脱ができる
□2.朝起きた時など、自分で着たい洋服を選ん
でいる
□3.自分で選んだ衣服の素材や枚数が体温調
節
に適している
□4.脱いだものを自分で整理している
□5.自分で洗濯をしている(洗う・干す・取り
込む・たたむ・しまう)
(行動面)
⑧身だしなみを整える
(認識面
)
身だしなみを整える(
認識面)
□1.髪型や身につけているものを誉められる
と嬉しいと感じる
□2.だらしないこと(シャツが裏表、髪がボサ
ボサなど)がどういうことかわかる
□3.自分の装いに関心を持っている
□4.装いにおける自分の好みを知っている(髪
型、装身具、化粧品など)
□5.時・所・目的に適した身だしなみがわかる
□1.自ら朝の洗面・歯磨きをしている
□2.自ら、だらしなくないように、衣服をきち
んとこざっぱりと着ている
□3.自ら日々、髪型を整えたり、ひげそり、肌
の手入れ、化粧などの身づくろいをしてい
る
□4.自ら(理容師・美容師などの力を借りて)
自己を表出している
□5.自ら時・所・目的に適した身だしなみをし
ている
97
(生活過程判定 3/4)
⑨伝える会話する
(認識面
)
伝える会話する(
認識面)
□1.相手が誰かわかる
□2.相手の言うことがわかる
□3.伝えよう・話そうという意欲・意志がある
□4.記憶に大きな欠落や乱れがない
□5.人と話すことに苦痛がない
⑩性にかかわること
(認識面
)
性にかかわること(
認識面)
□1.人前で裸になるのは恥ずかしいと感じる
□2.自分が男性か女性かがわかる
□3.スキンシップを心地よいと感じる
□4.異性に対して自然な関心を持っている(異
(行動面
)
行動面)
□1.意味のあるサインを出すことができる(表
情・まばたきなど)
□2.質問の意味がわかり、ハイ・イイエで答え
ることができる
□3.短い会話ができる(手話・点字・ワープロ
などを含む)
□4.会話の内容に違和感や乱れ(繰り返し・長
い沈黙・脈絡の無さなど)がない
□5.1日の会話量が充分にある
行動面)
(行動面
)
□1.生活の場に両性の存在がある
□2.自ら、着衣・髪型・言葉づかいなどを通し
て、男性性、女性性を表出している
□3.スキンシップをする・されるという関係
性を極端に嫌ったり、極端に好意を示すこ
とがない)
□5.自己の性に対する自制心がある
(対象)がある
□4.性的欲求に振り回されず、問題を起こして
いない
□5.異性とごく自然に付き合っている
⑪役割
(有用感)を持つ
(認識面
)
役割(
を持つ(
認識面)
□1.自分は誰かわかる
□2.自分史・おいたちを覚えている
□3.相手のことを思いやる気持ちがある
□4.自分のことは自分で決定しようと思う
□5.家族や社会の中で自分の役割がある
(行動面
)
行動面)
□1.家族や親族に支えられている
□2.自分にとって安定した(心休まる)居場所
を持っている
□3.周囲に特定の(特に行き来のある)友人・
知人がいる
□4.今やりたいこと、打ち込みたいものに取り
組んでいる
□5.社会との接点を持っている(家庭以外にも
居場所を広げて生活している)
⑫変化を創り出す
(認識面
)
変化を創り出す(
認識面)
□1.変化のない生活に退屈や辛さを感じる
□2.小さな変化(花一輪、絵、本、音楽など)
に心地よさを感じる
□3.変化を望む気持ちがある
□4.具体的に望む事柄を思い描くことができ
る
□5.変化を創る場合、自分が置かれている今の
状況や体力に適した事柄がわかる
(行動面
)
行動面)
□1.長期にわたって1つの部屋に閉じこもっ
た
ような生活をしていない
□2.生活に変化が無い場合には、その辛さを表
現できる
□3.自ら室内で小さな変化を自ら創り出し、楽
しんでいる
□4.自ら身近にある自然や文化を楽しんでい
る
□5.自ら遠方の自然や文化をも楽しんでいる
98
(生活過程判定 4/4)
⑬生活における小管理
(認識面)
生活における小管理(
□1.居室の不潔や乱れがわかる
□2.日常生活で不足しているものがわかる
□3.その日、1日の過ごし方がわかる
□4.日常起こるこまごまとした問題を解決す
るための判断力がある
□5.居室や居宅に自分らしさを表現したいと
思う
(行動面
)
行動面)
□1.自分で居室の清潔を保っている(掃除、整
理、整頓)
□2.自分でゴミを分別し、決められた場所に
持って行っている
□3.日常生活で不足している物品を自分で補
充している
□4.届けられた手紙や品物などを、自分で適切
に処理している
□5.自ら安全管理をしている(戸締まり、鍵、
火の始末など)
⑭家計
(金銭)を管理する
(認識面
)
家計(
を管理する(
認識面)
□1.お金の意味がわかる
□2.収支の計算ができる
□3.自分が現在使える金額がわかる
□4.1ヵ月の収入の額を知っている
□5.具体的に買いたいものを考えることがで
きる
(行動面
)
行動面)
□1.店で欲しいものを自分で選んでいる
□2.自ら物を買っている
□3.自分で財布の管理をしている
□4.1ヵ月の生活費の出し入れを自分でして
いる(銀行や郵便局などの利用)
□5.自ら、預貯金や財産全体の管理をしている
⑮健康を管理する
(認識面
)
健康を管理する(
認識面)
□1.心身の不調(異常・違和感)を感じること
ができる
□2.不調解決のために必要な情報を入手した
いと思う
□3.他者や専門家に相談すべきかどうかの判
断ができる
□4.健康回復や健康増進への意欲・意志がある
□5.自分にとって今、必要な健康法や養生法や
リハビリがわかる
(行動面
)
行動面)
□1.心身の不調を自分から訴えることができ
る
□2.不調時には自ら受診し、治療を受けている
□3.必要時には、自ら服薬ができ、かつその管
理をしている
□4.健康回復のために必要な療法やリハビリ
などには、必要時には積極的に取り組んで
いる
□5.自らの健康維持に気を配り、何らかの工夫
や対策を講じ、実践している
99
操作マニュアル改訂記録
2006 年 7 月の Ver3.01 にて
・11 頁 「期日を指定しての一括削除」画面と「環境設定」画面の更新に伴い、 写真を更新し説明を追加した。
・15 頁 被介護者の「検索」ボタン新設に伴い、写真を更新し説明を追加した。
・47,62 頁 「ケア・デザイナー/ビジネス版」ご使用のお薦めを追加
・48,63 頁 「ご注意」に利用者同意覧に関する記述を追加
・78,80 頁 リムーバブルディスクに関する記述を追加した。
2006 年 12 月の Ver3.1 にて
・3 頁 「まえがき」に Ver3.01 と Ver3.1 の改良点を追加した。
・17 頁 (3)固有情報シート様式のアップデートについて記述した。
・20 頁 固有情報シートの印刷例をアップデートした。
・78 頁∼ 80 頁 「データ交換機能」の画面変更に伴う変更をした。
2007 年 4 月の Ver3.11 にて
・第三章1節に「データベースのバックアップ&復元」を追加。
・Windows Vista に対応したインストールの説明を追加した。但し、操作マニュアル
ではなく、ブックレットの小冊子への挿入(ケア・デザイナーⅡ)及び
「ケア・デザイナーⅡ NW対応」説明書の「Ⅲインストール方法」にて 100
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