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【旅行業法制度に関する諸外国との比較】
【旅行業法制度に関する諸外国との比較】 資料2 日本 EU イギリス フランス 豪州 中国 アメリカ (カリフォルニア州) 旅行業法 パッケージ旅行指令 【EU指令】 ATOL(航空旅行) パック旅行規則 旅行法典 旅行業法 旅游法 (2013.10.1施行) カリフォルニア州商法 17750条 ①運送機関の手配 規制あり ― 規制あり 規制あり ― 規制あり 規制あり ②宿泊機関の手配 規制あり ― ― 規制あり ― 規制あり ― 規制あり 主催者又は販売者と して①交通、宿泊サー ビス等の組み合わせ であって②包括料金で 販売され③旅行期間 が24時間超か又は宿 泊を伴うものを販売す る者に対して規制 旅行業に関する法制度 規制の対象となる旅行 業の定義 ③パッケージ旅行の 企画・実施 規制あり 同左 ・旅行業務取扱管理 者の選任 ・営業保証金の供託 旅行業を営もうとする際の規制 ・基準資産額の確保 (登録要件) ・旅行業務取扱管理者 規制あり ・旅行代金の基金へ ・登録料の払込 の割当て ・消費者への帰還に要 ・旅行客返金信託基 する費用の保証 金への預入れ 営業保証金 ・旅行業務から生ずる 金銭的な債務や損失 旅行業開始時約200 旅行社管理条例他 ・全営業所の申告 に備えた保険への加 万円、毎年更新時約 の規定に基づく規制 入 20万円(返金制度な (詳細不明) ・一定期間の研修の し)。 終了、旅行業の実務 ・申請者の有罪判決 経験又は旅行・教育 の有無 等 大臣により定められた 学位の保有 等 あり(詳細不明) ― ― ― 日本の管理者制度に 類似の制度あり ― ― 同左 同左 ― ― 旅行業者が、サービス 提供者の過失による 事故等についても責 任を負うかは不明確。 ・旅程管理主任者 旅行中の事故等に係る補償制度 規制あり 加盟28カ国それぞれ によって異なる(詳細 不明) ・申請者の有罪判決 の有無 等 旅行業に係る資格 同左 (①のサービスと他の 旅行サービスを組み 合わせて手配・提供す るものが規制の対象) 標準旅行業約款によ パック旅行主催者又 る特別補償規程があ はパック旅行販売者 る(第三者による損害 が債務の履行に責任 や予見不可能なもの を負うが、損害の原因 も補償対象となるが、 が第三者であるときや 国内旅行に限り、地 予見できず回避できな 震、噴火、津波は免 い事由の場合は免 責)。 責。 営業保証金 営業保証金(ATOL) ・基金制度を設置 倒産時の旅行代金の 英国パッケージ規則に 旅行業者の返金債務等の履行を担保する制度 (消費者との旅行取引 返還及び帰還の保証 より「破産に際しての により生じた債務に限 を義務付け 定) 保証」「保証契約」等 の規定がある。 ・保険加入を義務付け 旅行客返金信託基金 営業保証金 営業保証金 (事業者の故意、破産 申請等の場合に支払 可能) 2013年 JATA調べ 【旅行業法制度に関する諸外国との比較】 約款等の有無 日本 イギリス イタリア ドイツ 中国 アメリカ (ハワイ州) 有 有 有 有 有 無 約款の内容は、「英国 政令によって定められ 国の認可が必要。 実態は国が標準約款を パッケージ旅行規則」に た「旅行業基本旅行規 則」に則した約款を使 規定されている。 定め、それを旅行業者 約款に係る国の関与 用しなければならない。 が使用している。 旅行業協会は、同協会 国の認可を要する。 作成の約款を使用する 実態は、国が定めた約 よう推奨している。各社 款を使用している。 が定めた約款の使用も 可能。 ― ― 約款に規定。 (企画旅行を実施した (旅行者に対し保険加 (旅行会社に加入が義 務付けられた賠償責任 入を推奨。) 旅行業者は、責任の有 保険で、消費者に補償 無にかかわらず、参加 する制度がある。) 中の旅行者が一定の 損害を被れば死亡補償 金等を支払う。) ― (一定の損害について は旅行会社の旅行会 社責任保険で対応。) 特別補償規程 旅程保証制度 取消料規定 ― 約款に規定。 (重要な契約内容の変 (サービスの不履行等 更が起きたときは、旅 については、補償を求 行業者が変更補償金を める制度がある。) 支払う。) ― ― ― ― ― ― ― ― ― 政令に基づき約款にて 旅行業協会作成約款に 国が定める約款に規定 約款に規定。 規定。 規定されているが、取 されているが、各社が (各社の判断で決定。) (標準約款によらない取 (各社の判断で決定。) 消料の具体的な数字ま 自由に決める場合もあ 消料を設定する場合 る。 では決まっていない。 は、個別の認可が必 要。) 2013年 JATA調べ