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病院再整備事業コンサルティング における問題点と
ITEC病院運営研究会 継続研修 「病院再整備事業コンサルティング における問題点と対策」 平成22年7月26日 アイテック株式会社 清水 喜隆 全体の流れ 基本構想・計画 需要調査 施設基準等の申請 基本設計 実施設計 施工 情報システム ハードウェア 情報システム 運用フロー 物品管理 業務委託 経営改善 ソフトウェア 基本構想・計画 総事業費の確保が目標 そのための納得・説得プロセスである 費用対効果・・・定性的効果を定量化できる か DPC分析で何を読み取るのか 需要調査 どうやっても循環器疾患が増えてしまう。 隙間は、需要が少ないから隙間 患者にとっては2番はない。では1番とは? 施設基準等の申請 まずは事前相談 必須データの確認 過去の例、他県の例が参考にならない? 基本設計 もめるスペースの取り合い 現在ではなく将来を見越しておかなければい けないけれど・・・・・ 委託スタッフ諸室って・・・もうスペース余って ないし・・・・・ 搬送計画・・・・エレベーターと小型搬送機 実施設計 医療機器と情報システムの与条件化が重要 →電源、ネットワーク端子の位置特定 プロット図 運用のイメージ化が必要 ロッカー、棚、机類の配置イメージ確定 →委託を含めたスタッフ数の見込みが必須 ここが非常に重要なステップではないか? 施工 すべては図面で決まる。 求められているのは、全体の調整能力 VE(バリュー・エンジニアリング)、DB(デザイ ンビルド)・DBO(デザインビルドオペレーショ ン)方式・・・施工側に対する調整能力への期 待 CM(コンストラクション・マネジメント) 情報システム ハードウエア 施設上の問題 電気容量、ネットーク及び諸室の配線、端子 新築・・・・実施設計でどこまで与条件化でき るか? システム導入のみの場合、増設が必要にか る可能性あり 情報システム ソフトウエア 病院の要望は、ベンダーではなくシステムイ ンテグレーター 別導入が更に進む部門システム 全診療科に対応しきれない電子カルテ DWHの新たな展望と別システム化 伝票レスとペーパーレスの違い 教育・研究に必須な過去カルテ 運用フロー 詳細フローは、情報システム側が強くなる 運用フローの基本は、病院全体としての業務 の流れをつかんでもらうこと・・・TQC 早い段階で基本フローを病院に提示した方 が良い →現場にとっては、情報システム系フローの方が分かりやすい 物品管理 物品管理はダイエット。改善効果は最初だけ、 物品管理の目的は、「維持」にある これまでの購入量抑制から購買金額の抑制 へ 業務委託 請負と人材派遣 厳しくなる偽装請負との分かれ目 請負=用心棒の先生 建物側の余裕・・・・・委託職員のための空間 嘱託・パート等の賃金職員との区分 病院側でのチェック機能の低下 経営改善 「由らしむべし知らしむべからず」からの脱却 責任範囲の明確化とは 改善するためのベクトルの統一 情報システムデータ利用による経営改善は、 これからの課題である →状況の読み方がネック