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住宅不燃化促進事業
川崎市防災まちづくりプラン 住宅不燃化促進事業 のご案内 耐火性能に優れた住宅に対する補助制度を活用して 安全で安心なまちをつくりましょう ① 重点密集市街地について 国は阪神・淡路大震災等の都市災害の経験から、平成 15 年に全国の市街地のうち一定要 件(※1)に該当する市街地を「緊急に改善すべき密集住宅市街地」として抽出いたしまし た。このうち更に、その時点から10年以内(平成23年度まで)に最低限の安全性(※2) を確保することが見込めない地区を「重点密集市街地」 (※3)として公表いたしました。こ の「重点密集市街地」につきましては、平成23年度までに不燃領域率を40%以上に改善 することが求められています。 (※1)住宅の密度が 1 ヘクタールあたり80戸以上であること、倒壊の危険性の高い住宅(老朽)が過半を占めてい ること、耐火性能の低い住宅が2/3以上を占めており、4m以上の道路に接していない敷地の住宅が過半を しめていること等の要件で抽出 (※2)不燃領域率40%(不燃領域率とは、市街地の面積に対して空地や耐火建築物等の燃えにくい部分の面積が占 める割合を言います。数値が高いほど燃えにくい市街地であり、40%以上となると市街地の焼失率が急激に 低下するとされています。 ) (※3) 「重点密集市街地」は全国では約400地区8,000ha、本市では川崎区小田2・3丁目地区、幸区幸町3 丁目地区の2地区、約29ha) 小田2・3丁目地区 防災まちづくりプラン -1- 幸町3丁目地区 防災まちづくりプラン ② 住宅不燃化促進の必要性について 「重点密集市街地」として抽出された小田2・3丁目地区、幸町3丁目地区における不燃 領域率を向上させるため、既存の老朽建築物から耐火性能に優れた建築物への更新が必要と 考えられています。 小田2・3丁目地区、幸町3丁目地区は川崎市の都市計画において準防火地域(一部は防 火地域)として指定されており、建築基準法によって一定規模以上の建築物は耐火・準耐火 建築物にすることが義務付けられています。また、共同住宅等の特殊建築物についても、規 模に応じて耐火・準耐火建築物とすることが義務付けられています。したがって、これらの 基準に該当する建築物は、建替えによって耐火性能を有するものへと更新されていきます。 一方、一定規模未満である一戸建て住宅や共同住宅については耐火・準耐火建築物とする法 規制がないため、一般に耐火性能が低い建築物へと更新されていることが多く、これらを耐 火・準耐火建築物といった耐火性能に優れた建築物へ誘導することが必要となります。 ※耐火・準耐火建築物 とは 耐火・準耐火建築物の定義は建築基準法に定められており、建物の主要構造部(壁、柱、床、はり、屋根又は階段) を政令で定める耐火・準耐火性能についての技術的基準に適合するように建築されたものを言います。 壁、柱、床、はり、屋根又は階段といった建物の重要な構造部分について基準に適合することが求められるため、 既存の建築物を改修して耐火・準耐火建築物にすることはとても困難であると考えられます。このため、皆様の建築 計画に合わせて耐火・準耐火建築物としておくことがとても重要であります。 -2- ③ 1 住宅不燃化促進事業について 事業内容 重点密集市街地における不燃領域率を向上させるため、耐火・準耐火建築物である 住宅を建築する事業に対し、 「川崎市住宅不燃化促進事業補助金交付要綱」に基づきそ の費用の一部を補助します。 2 補助対象区域 防災まちづくりプランに位置付けた次の地区 ・川崎区小田 2・3丁目地区 ・幸区幸町3丁目地区 3 補助対象条件 ・ 耐火・準耐火建築物であること。 ・ 一戸建ての住宅、長屋及び共同住宅とし、その他の用途を含む場合は延べ床面 積の2分の1以上が住宅の用途であること。 ・ 台所、水洗便所、収納設備、洗面設備及び浴室を備えたものであること。 ・ 敷地面積が100㎡以上であること。ただし、従前の敷地面積が100㎡未満 である場合はこの限りではありません。 ・ 平成23年度までに工事着手するものに限定した時限的な事業とします。 4 補助金額 市の予算の範囲内において次の金額を補助します。 延べ面積(㎡) 補助金額(円) 70㎡ 未満 70 ~ 400,000円 90㎡ 未満 560,000円 90 ~ 110㎡ 未満 720,000円 110 ~ 130㎡ 未満 880,000円 130 ~ 150㎡ 未満 1,040,000円 150 ~ 170㎡ 未満 1,200,000円 170 ~ 190㎡ 未満 1,360,000円 190 ~ 210㎡ 未満 1,520,000円 210 ~ 230㎡ 未満 1,680,000円 230 ~ 250㎡ 未満 1,840,000円 250㎡ 以上 2,000,000円 -3- 5 補助手続き 補助金交付に係る手続きについては以下のとおりとなります。なお、補助申請につ きましては毎年11月末で締め切ります。 ※ 「住宅不燃化促進事業」申請から補助金のお支払いまで 点線の範囲は市の業務です 建築計画 事 事前相談では、助成金の対象と なるか、工期・工事着手の時期 前 相 談 等を確認します。 補助申請 審査 交付決定では、確定した助 交付決定 成金額をお知らせします。 建築工事着手 川崎市が国へ補助金の申請 建築工事完了 建物の完成は原則として、建築基 完了届け 準法による「 「検査済証」 検査済証」の取得に 完成した建築物を検査 よるものとします。 補助金確定通知 補助金交付請求 補助金の支払 終了 (問い合せ先) 川崎市まちづくり局市街地整備推進課 ℡044-200-2731 2008 年 4 月 -4-