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弘前市エリア担当制度 平成24年度町会へのアンケート結果に関する

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弘前市エリア担当制度 平成24年度町会へのアンケート結果に関する
H24.8
総務部人事課
弘前市エリア担当制度
平成24年度町会へのアンケート結果に関する評価
総評
エリア担当制度を必要と感じている町会が約7割あり、有効に活用してい
る町会がある一方、活用方法について模索している町会が多い。
特に、その中で、エリア担当職員が町会の課題解決に向けたアドバイスや
関係課とのパイプ役になることで、どれだけ効果的に、かつ迅速に対応でき
るのか、状況を見ていると答えた町会が多かった。このことから、引き続き、
本制度のPRやエリア担当職員から担当の町会長に対する定期的な連絡(声
掛け)が必要である。
エリア担当職員の配置人数、任期、配置範囲など、本制度の体制について
は、概ね町会の理解を得ている。
まずは、各町会がエリア担当制度(職員)を有効に活用してもらうために、
市民参加型まちづくり1%システムや自主防災組織などの施策と関連付け
ながら、町会とエリア担当職員が一緒になって課題解決等に取り組む先進的
事例が出るよう各地区(町会)に働きかけていくとともに、それらを広く町
会に紹介する仕組みづくりを進めていく。
個別評価
Q1 あなたの町会名をご記入ください。
【評価】
331町会中、248町会からの回答があった。
回答率75%は、町会からの意見や要望などを広く聞くことができた。
1
Q2 貴町会における、年間の会議の開催回数を教えてください。
【評価】
開催回数、平均年8回であった。
多い町会では、年32回開催している町会もあった。
エリア担当職員が情報交換等を行う機会は、十分にあるものと考える。
Q3 エリア担当制度を必要と感じていますか。
【評価】
約7割の町会が必要と感じていることから、制度内容に理解を示している結果
であるものと考えるが、反面、必要と感じていない町会が2割もあることや、
「ど
のようなことをエリア担当職員に期待してよいか分からない。」などの意見もあ
り、制度のPRを継続していく必要がある。
Q4 エリア担当制度を活用していますか。
【評価】
回答した248町会のうち、
「活用している。」、
「活用しているが、制度詳細を
よく知らない。」と回答した町会は117町会、「活用していない。」は、125
町会と約半数であった。
「活用していない」と回答した町会の中には、エリア担当制度の必要性は感じ
ているものの、現在、制度を活用する必要がない(58町会)、町会長の交代(2
2町会)などの意見もあり、町会長に対してエリア担当職員から定期的な連絡(声
掛け)が必要である。
Q5 貴町会の会議には、エリア担当職員が情報提供する機会(時間)を設けていますか。
【評価】
52町会がエリア担当職員からの情報提供の時間を設定している。
有意義な情報提供であれば、町会からの情報提供の要請も増える。エリア担当
職員が市政情報の広報的な役割を担っていくことや、担当業務以外の知識を深め、
視野の広い職員の育成につながる機会になることから、町会長に相談のうえ、会
議等で説明する機会を設けてもらうよう、働きかけていく必要がある。
2
Q6 エリア担当制度(職員)をどのように活用していますか。
【評価】
「要望等を関係課に伝える手立てとして。」が最も多く85町会、次いで、「市
からの情報を提供してもらうため。」が75町会となっている。
このことから、担当課(人事課)からエリア担当職員に対する情報発信や全庁
的な情報共有を図るための整備、また、エリア担当職員間の連携が図られる仕組
みづくりが必要である。
Q7 エリア担当職員の活動をどのように感じていますか。
【評価】
「町会からの要望等に適切に対応している。」が最も多く92町会、
「情報提供
に助かっている。」が77町会、「アドバイス的役割。」が50町会と、概ねエリ
ア担当職員の活動を評価しているものと考える。
反面、
「迅速に対応してほしい。」や「もっと町会に積極的に携わってほしい。」
などの意見もあり、リーダーを中心に各地区における対応体制等を検討する必要
があるものと考える。
Q8 平成23年度において、町会長からエリア担当職員に対して、問い合わせや確認を
依頼して、いまだ回答がない案件等はありますか。
【評価】
5町会が「ある」との回答。
そのうち、4件については、平成24年度の案件や担当課で対応することとな
っている事案などであった。
1件は、単に町会の意見なのか、または、説明を求められている事案なのか、
町会とエリア担当職員との認識違いであった。
エリア担当職員は、町会との連絡を密にするなどコミュニケーションを図り、
意思の疎通に努めていかなければならない。
3
Q9 現在、各町会に1名のエリア担当職員を配置していますが、その人数について
お聞かせください。
【評価】
8割以上の町会が、1名の配置と回答していることから、今後も1名の配置と
する。
Q10 エリア担当職員の任期は2年間ですが、その任期についてお聞かせください。
【評価】
8割以上の町会が、任期2年と回答していることから、今後も任期2年間の配
置とする。※要項では、再任は妨げていない。
Q11 各町会に配置しているエリア担当職員は、採用から概ね10年を経過した職員から
課長補佐級までの職員を配置しています。
その配置の範囲についてお聞かせください。
【評価】
8割以上の町会が、現行の範囲での配置を希望していることから、今後も現行
のとおりとする。
Q12 今後、皆さんが活用しやすい制度としていくために、ご提案などありましたら、
お書きください。
【評価】
「地域のパイプ役として、積極的に企画立案に携わってほしい。」という意見
が多かった。その他、
「他町会の活用事例を紹介してほしい。」、
「エリア担当職員
に予算を配分してはどうか。」、「防災システムづくりに参画してほしい。」など、
エリア担当職員の活用策を提言する意見も出されている。
今後、さらに提案された意見を検討し、取り組みできる提案は、取り組んでい
く。
4
Q13 その他、エリア担当制度に対するご意見などありましたらご自由にお書きください。
【評価】
本制度への期待や既に効果的に活用している町会からの意見がある一方、エ
リア担当職員からの町会に対する積極的なアプローチを望む声や、町会活動の
阻害にならないよう制度運用に注意してほしいなどの要望が多かった。
また、今回のアンケート結果を踏まえた市の対応の公表や、配置する職員の
選任を町会で行いたい、さらには、エリア担当職員に対する人事評価について
の意見もあった。
各町会長からたくさんの意見が出され、本制度を多角的に評価していること
から、この制度に関心をもつ町会が多いものと考える。
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