Comments
Description
Transcript
横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科1年 松尾 遼さん
横浜市立大学 大学院 生命ナノシステム科学研究科 1 年 松尾 遼 地域振興課 インターンシップレポート 地域振興課 区民活動支援担当は、区民の自主活動の活発化や地域間のつなが りを強くすることを目的に地域支援を行っており、今回の実習では金沢区役所 と密接な関わり合いのある「金沢国際交流ラウンジ」 ・ 「オフィスかなざわ」 ・ 「コ ミュニティ・サロン ほっこり」で業務を体験させていただいた。 8 月 17 日(月) [金沢国際交流ラウンジ] →在住外国人へ日本語学習の支援や交流する場所の提供などを行う 感想 11 月に行うラウンジフェスティバルの企画内容を決める会議に参加させていただ き、細かなタイムスケジュールや担当者の決定、どの団体にオープニングをお願いする かなど話し合いの細かな内容を直接聞くことかでき、フェスティバルにかける熱意を肌 で感じることができた。また窓口には、英語のみならず様々な言語で記載された公立高 校の受験案内などといったパンフレットが置いてあり、金沢区の在留外国人が快適に生 活できるよう努めた細かな配慮に気が付くことができた。 [オフィスかなざわ] →金沢スポーツセンターの一角で、外国人の学生に勉強を教え、学校での勉強について いくことのできていない子の支援を行う 感想 外国人の小学生に勉強を教えることについてまず、言葉が適格に伝わるのかを少し心 配していたのだが、実際に男の子を指導さていただいてみて、言葉の問題は全く感じら れず、自分が変に構えてしまうのは失礼なことだと思った。短い時間での指導であった が、少しでも勉強の役に立って、勉強が楽しい、わかるって楽しいと思ってもらえてい たら幸いである。 外国人支援の実態を一部ではあると思うが学び、実際に現場の雰囲気を感じることが できたのは非常に良い経験である。金沢区役所との関係性も知ることができてよかっ た。 横浜市立大学 大学院 生命ナノシステム科学研究科 1 年 松尾 遼 8 月 18 日(火) [コミュニティ・サロン ほっこり] →自治会が運営し、地域の居場所・交流の拠点となっている。 感想 定年退職後、なかなか思うように地域住民とコミュニケーションを図ることが難しい 住民やその機会に恵まれない住民、憩いの場として利用したい住民などにとって、コミ ュニティ・サロン ほっこりは地域の住民が気軽に集まれて交流を行うことのできる地 域の居場所であり活気溢れる空間であると感じた。実際の業務体験から、お客さん同士 が非常にフランクに話をしていることに気が付き、これは一般的な飲食店では見かけな い光景であり、それが実現するのは地域に根付いたお店ならではであると思った。ご飯 を提供する側はほぼボランティアで、来てくださったお客様が言ってくださる「美味し かった」の一言が聞けると頑張れるとおっしゃっており、実際に業務を体験しなければ 知ることのできなかった非常に素敵な言葉だと思った。また、このような素敵な空間を 提供するうえで、区役所職員とほっこりのスタッフさんとの良き関係性は必要不可欠で あり、相互が信頼し合って成り立っている事業であるということも知ることができた。 業務体験をするにあっては、その事業がどのような目的で行われ、区役所がどのよう なかたちで支援しているのかといった実態を予め知ることで、より実のある実習にする ことができたのではないかと思う。