...

2013年12月号

by user

on
Category: Documents
16

views

Report

Comments

Transcript

2013年12月号
12 月号
平成 25 年
(2013 年)
ご利用の前に
か ん く う じ ま ウ ェ ザ ー ト ピ ッ ク ス
関空島 WEATHER TOPICS の内容には、航空気象で利用する用語や、観測で使用する機
器及びその設置場所等の略語がでてきます。これらの解説を巻末に掲載していますので適宜
ご利用ください。
EA
関空島の 11 月の気象
天気概況
11 月の天気は周期的に変わり、気圧の谷や寒気の影響で曇りや雨が降る日が多くありました。
寒い日が多くあり、29 日は日最低気温が 4.9℃と 11 月の極値を更新し、11 月の月平均気温も低
い方から 2 番目となりました。
また、4 日には冬型の気圧配置で北よりの風が強まり、近畿地方で「木枯らし 1 号」が吹きま
した。なお、昨年は 10 月 29 日で、昨年より 6 日遅い「木枯らし 1 号」となりました。
上旬:
天気が周期的に変わり、高気圧に覆われて晴れる日もありましたが、気圧の谷や前線の
影響で雨が降った日もありました。
3 日から 4 日にかけては、気圧の谷や前線の影響で雨が降ったため、VIS が 1,500m、RVR
は 800m、CIG は 500ft まで低下しました。
また、気圧の谷が東に抜けた後、一時的に冬型の気圧配置となり北よりの風が強まったため、
4 日に近畿地方で「木枯らし 1 号」が吹きました。関空島での 4 日の最大風速は N 22kt、最大
瞬間風速は N 30kt でした。
中旬: 天気は周期的に変わり、後半には気圧の谷や寒気の影響で雷雨となった日が多く、氷あ
られが降った日もありました。
15 日は気圧の谷や紀伊半島沖を通過する低気圧の影響で対流雲が発達し、最大 1 時間降水量
16.0mm のやや強い雨が降りました。また、VIS が 2,000m、CIG は 800ft まで低下しました。
17 日は日本海からのびる寒冷前線が通過したため雨となり、雷が鳴りました。
19 日から 20 日にかけては冬型の気圧配置となり、気圧の谷や寒気の影響で雲が広がり、雨
となり雷が鳴りました。19 日は、夕方に対流雲が発達して氷あられが降り、ウィンドシアーの
通報が 2 件ありました。20 日は、昼過ぎに RVR が 750m まで低下しました。
下旬:
前半は高気圧に覆われて概ね晴れましたが、後半は前線や寒気の影響で曇りや雨の日が
ありました。
25 日は沿海州の低気圧からのびる前線が通過したため、最大 1 時間降水量 10.0mm のやや強
い雨が降りました。また、VIS が 1,500m、RVR は 750m まで低下しました。
‐1‐
29 日は冬型の気圧配置で、寒気の影響で雲が広がり雨となり、雷が鳴りました。また、RVR
が 1,100m まで低下し、ウィンドシアーの通報が 2 件ありました。
第1図
2013 年 11 月の日別降水量
第2図
2013 年 11 月の日別気温
《降水量》 月降水量は 74.5mm(平年 89.3mm)でした。日降水量の最大は 15 日に観測した
26.5mm、1 時間降水量の最大は 15 日に観測した 16.0mm、10 分間降水量の最大は 15 日及
び 25 日に観測した 5.0mm でした。
(第 1 図)
《気温》 月平均気温は 13.9℃(平年 15.0℃)でした。日最高気温の平均は 16.8℃(平年 17.7℃)、
最高は 7 日の 22.2℃でした。日最低気温の平均は 11.0℃(平年 12.1℃)
、最低は 29 日の 4.9℃
でした。(第 2 図)
第3図
11 月の風配図
calm:0.3%
第4図
‐2‐
11 月の 6 時間毎の時間別風配図
calm 00-06:0.3% 06-12:0.0%
12-18:0.8% 18-24:0.2%
《風向風速》 月全体の風向は、西北西の風が多くなっています。時間帯別に見ると、00~06 時、
12~18 時、18~24 時では西北西の風、06~12 時では西北西と北東の風が多くなっています。
(第 3、4 図)
第5図
11 月の風速別風配図(左から 10kt 以上、15kt 以上、20kt 以上)
風速別では、日最大風速が 10kt 以上の日数が 27 日、そのうち 15kt 以上の日数が 21 日、
20kt 以上の日数が 13 日ありました。10 分間平均風の風配図を見ると、10kt 以上、15kt 以
上では西北西の風、20kt 以上では西北西と南の風が多くなっています。(第 5 図)
《極値の更新》 11 月の極値の更新状況を第 1 表に示します。表中、橙色のセルが今月更新した
記録です。
第1表 関空島の11月の極値
要素名/順位
日最大10分間
降水量(mm)
日最大1時間
降水量(mm)
月降水量の
多い方から(mm)
月降水量の
少ない方から(mm)
日最高気温の
低い方から(℃)
日最低気温の
高い方から(℃)
日最低気温の
低い方から(℃)
月平均気温の
高い方から(℃)
月平均気温の
低い方から(℃)
日最大風速
・風向(m/s)
日最大瞬間風速
・風向(m/s)
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
8.5
8.5
6.0
5.0
4.5
4.5
4.0
2.5
2.0
2.0
(2012/11/17 (2009/11/11 (2009/11/1) (2013/11/25 (2013/11/15 (2009/11/14 (2011/11/19 (2012/11/13 (2013/11/20 (2013/11/4)
)
)
)
)
)
)
)
)
26.0
23.0
19.0
16.0
18.0
14.0
14.0
13.5
13.0
11.0
(2009/11/11 (2004/11/12 (2009/11/1) (2012/11/17 (2013/11/15 (2009/11/14 (2008/11/6) (2011/11/19 (2006/11/19 (2006/11/11
)
)
)
)
)
)
)
)
214.5
148.0
125.0
110.5
81.0
74.5
70.5
68.5
35.0
25.5
(2009/11)
(2003/11)
(2004/11)
(2012/11)
(2006/11)
(2013/11)
(2011/11)
(2008/11)
(2005/11)
(2010/11)
17.0
25.5
35.0
68.5
70.5
74.5
81.0
110.5
125.0
148.0
(2007/11)
(2010/11)
(2005/11)
(2008/11)
(2011/11)
(2013/11)
(2006/11)
(2012/11)
(2004/11)
(2003/11)
10.2
10.6
10.7
10.9
11.1
11.5
11.8
11.8
11.9
12.2
(2008/11/19 (2013/11/29 (2008/11/20 (2012/11/27 (2007/11/19 (2013/11/30 (2012/11/28 (2012/11/15 (2009/11/22 (2007/11/23
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
19.6
18.3
18.1
18.0
17.8
17.7
17.5
17.5
17.3
17.2
(2011/11/6) (2008/11/3) (2003/11/3) (2011/11/5) (2004/11/11 (2003/11/2) (2011/11/3) (2006/11/6) (2013/11/3) (2004/11/1)
)
4.9
5.6
5.8
5.8
6.0
6.4
6.5
6.8
6.8
7.0
(2013/11/29 (2007/11/24 (2012/11/28 (2008/11/20 (2008/11/19 (2012/11/19 (2013/11/30 (2013/11/28 (2012/11/25 (2010/11/29
)
)
)
)
)
)
)
)
)
)
16.0
16.0
15.9
15.4
14.8
14.6
14.5
14.3
14.2
13.9
(2011/11)
(2003/11)
(2004/11)
(2006/11)
(2005/11)
(2009/11)
(2007/11)
(2008/11)
(2010/11)
(2013/11)
13.0
13.9
14.2
14.3
14.5
14.6
14.8
15.4
15.9
16.0
(2012/11)
(2013/11)
(2010/11)
(2008/11)
(2007/11)
(2009/11)
(2005/11)
(2006/11)
(2004/11)
(2011/11)
南南西 18.2
西北西 18
西 17
西北西 17
西 15.2
西北西 14.9
西 14.3
西南西 16.5 西南西 16.1 南南西 16.0
(2011/11/19 (2004/11/26 (2006/11/7) (2004/11/27 (2012/11/13 (2012/11/17 (2012/11/26 (2009/11/2) (2010/11/9) (2013/11/25
)
)
)
)
)
)
)
南南西 24.7 南南西 23.1 西南西 21.1 西南西 21.1 西北西 20.1
南 19.5
北西 19.5
西 19.5
西 18.5
西北西 18.5
(2011/11/19 (2012/11/26 (2012/11/17 (2012/11/13 (2009/11/2) (2013/11/25 (2010/11/10 (2010/11/9) (2013/11/28 (2013/11/26
)
)
)
)
)
)
)
)
統計期間:2003年1月から。但し、日最大10分間降水量及び日最大瞬間風速は2009年1月から
‐3‐
気象庁では、11 月 14 日(09 時 JST)から、次のとおり航空気象情報等の変更を実施してい
ます。
・METAR/SPECI、場内報、TAF 変化基準、TREND で報じる気象要素等から IC(ice
crystals)を削除する。
・METAR/SPECI 及び場内報について、過去天気を報じない。
これらは、国際民間航空条約(ICAO 条約)第3附属書修正第 76 号の定める標準及び勧告
方式並びに地域航空計画による合意に準拠するために行ったものです。
特に「過去天気を報じない」ことになったため、これまで REMARKS(記事)で報じてい
た RETS(雷電)や RERA(降水)は、現在報じられていません。観測報を利用する場合は、
注意して下さい。
なお、冬期特別観測(期間:11 月~翌年 3 月)が始まっています。この期間は、現在天気の
特別観測基準に「凍雨」
「雪あられ」
「氷あられ」「ひょう」の 4 つを追加し、これらの始まり
と終わりを観測して通報します。また、「雪あられ」から「氷あられ」に変わったとき(その
逆も)
、照会特別観測気象報(REQUEST)を発信します。
METAR・SPECI 等では、「雪あられ」「氷あられ」の現在天気を、どちらも「GS」で通報
するため、現在天気を見ただけでは両者の区別がつきません。この場合は、REMARKS(記事)
に「SNOW PELLETS(雪あられ)
」又は「SMALL HAIL(氷あられ)」を付加して通報して
います。
(関西航空地方気象台 観測課)
ウィンドプロファイラ
1
ウィンドプロファイラとは
気象台などで風を観測する装置として、地上用風向風速計、ラジオゾンデ、ウィンドプロファ
イラ、ドップラーレーダーなどがありますが、今回はウィンドプロファイラを紹介します。
ウィンドプロファイラは、「ウィンド(風)のプロファイル(横顔・輪郭・側面図)を描くも
の」という意味の英語の合成語です。ウィンドプロファイラは、地上から上空に向けて電波を発
射し、気流の流れや雨粒によって散乱しはね返ってきた電波を受信・処理することで、上空の風
向風速を測定します。地上に戻ってきた電波は、散乱した大気の流れに応じて周波数が変化(ド
ップラー効果)しているので、発射した電波の周波数と受信した電波の周波数の違いから風の動
きがわかります。上空の5方向に電波を発射することで、風の立体的な流れがわかります(第 1
図)。このような原理で上空の風向・風速を 10 分毎に 300 メートルの高度間隔で連続して観測
します。気象条件によって観測データが得られる高度は変動しますが、降水のない時には 3~6km、
降雨時には 7~9km 程度までの上空の風向・風速が観測できます。雨が降っている場合には、ウ
ィンドプロファイラは雨粒の動きを観測します。これは、雨粒によって散乱した電波の方が大気
によって散乱した電波より強いためですが、雨粒は大気の流れに乗っているので、雨粒の動きか
ら風向風速が観測できます。ただし、鉛直方向は、雨粒の下降速度となります。
‐4‐
第1図
ウィンドプロファイラ観測局の概観と
観測の概念図
第2図
ウィンドプロファイラ観測網
全国に 33 か所ある各ウィンドプロファイラで得られた観測データは、気象庁本庁にある中央監
視局に集められ(第 2 図)、きめ細かな天気予報のもととなる数値予報などに利用されています。
この観測・処理システムは総称して「局地的気象監視システム」(略称:ウィンダス・WINDAS:
WInd profiler Network and Data Acquisition System)と呼びます。ウィンドプロファイラによる
観測は、台風や前線に伴う強風などの監視にも役立てられており、観測データから鉛直方向の風
の変化(鉛直シアー)を知ることもできます。鉛直方向に風が大きく変化している所では乱気流
が発生する可能性があるため、この情報を MetAir(航空気象情報提供システム)を通じて航空関
係者にも提供しています。
第 4 図 台風経路図(平成 25 年台風第 27 号)
2013 年 10 月 22 日~26 日の経路図
第3図
地上天気図 (25 日 15 時)
‐5‐
2
ウィンドプロファイラの観測例
今年(平成 25 年)は、例年よりも台風が多く発生しています。10 月 25 日夜には台風第 27 号が
近畿地方へ接近しました。この日の 15 時(以下、日本時間)の地上天気図と台風第 27 号の経路図
がそれぞれ第 3 図と第 4 図です。台風は 25 日の午後には四国の南海上にあって北東方向へ進ん
でいましたが、和歌山県にあるウィンドプロファイラ美浜観測局で観測された風が第 5 図です。
図のように、この日の 12 時頃には美浜の上空 5,000 フィート(約 1,500 メートル)以下では南東風
でしたが、その後、地表付近から次第に北風に変わってきています。北風の気流は相対的にやや
冷たいため空気の比重がより大きく、温かい空気の下に流れ込んでいます。北風で流れ込む空気
の層は時間とともに厚くなり 16 時には 5,000 フィートを超えているのがわかります。北風による
気流とその上側に流れ込んでいる南東あるいは南からの気流との境界周辺に風向差の大きいとこ
ろ(図中の点線)や風速差の大きいところがあり、16 時には 3,000 から 4,000 フィートにかけて鉛
直シアー(水平風の鉛直方向のベクトル差)の強まりがあるのがわかります。第 6 図は、美浜観測
局を含むウィンドプロファイラ観測局による風の平面分布です。右の図は高度 5,000 フィートの
もので、太平洋側を中心に台風を取り巻くような気流になっています。一方、左の図は高度 10,000
フィートのもので、台風から遠ざかるように南や南西の風となっているようすがわかります。
第 5 図 ウィンドプロファイラによる風向風速時系列断面図
(2013 年 10 月 25 日 11 時 00 分~17 時 00 分)
ft はフィート、1ft は約 0.3m。kt はノット、1kt は約 0.51m/s。
赤点線は、上下の風向差の大きいところ。
‐6‐
第6図
ウィンドプロファイラ観測局による風向風速 (2013 年 10 月 25 日 15 時)
左の図は 10,000ft(約 3km)上空、右の図は 5,000ft(約 1.5km)上空、
丸の色は鉛直方向の速度(m/s)を表している。
以上のように、ウィンドプロファイラ観測により全国 33 か所の上空の大気の流れをリアルタイ
ムにつかむことができ、実況の把握にも役立ちます。参考までに 25 日 09 時の高層解析図を第 7
図に掲載します。図中、等高度線(実線)が描かれていますが、風はおおむねこの線に沿うように吹
きます。また、矢羽根も描かれていますが、これはラジオゾンデ(上空の風や気温などを気球で測
定)による観測値が記入されています。この解析図には海上にも等高度線などが解析されています
が、これは、ウィンドプロファイラ、航空機の観測データ、衛星観測などの不規則に分布したデ
ータから、3 次元空間に規則的に配置された格子点の大気状態を数値的に解析する方法で作成さ
れています。
第 7 図 高層解析図(25 日 09 時)
左図は 700hPa 面(高度約 2.9~3.1km)、右図は 850hPa 面(高度約 1.3~1.5km)、
実線は等高度線(60m 間隔)、破線は等温度線、ハッチは湿域。
MetAir によるウィンドプロファイラ観測データの閲覧
3
最後に、MetAir でのウィンドプロファイラの閲覧手順を紹介しますので、是非ご利用ください。
(第 8 図)
‐7‐
① 画面上段のメニューから「実況情報」を選択。
② 「ウィンドプロファイラ」のメニューから、「指定高度面全国平面図」あるいは「観
測局別データ」を選択することにより閲覧することができます。
第8図

MetAir でウィンドプロファイラデータを見る手順
指定高度面全国平面図(第 6 図)
6 つの高度面(18,000ft、10,000ft、7,000ft、5,000ft、3,000ft、1,000ft)の全国平面図を
閲覧できます。また、鉛直速度(m/s)を色分けによって表示します。

観測局別データ(第 5 図)
全国 33 か所の観測局ごとの直近 6 時間分のデータを閲覧できます。また、鉛直速度(m/s)
や鉛直シアー(kt/1000ft)を、色分けによって表示します。
(関西航空地方気象台 予報課)
――
事務局からのお知らせ
――
<関空島ウェザートピックスについて>
「関空島ウェザートピックス」についてのご意見・ご要望は、担当(佐藤)のメールアドレ
ス [email protected] まで、メールにてお願いします。
<関空島内各機関・事業所へのお知らせ>
12 月 4 日(水)には、平成 25 年度第 1 回航空気象懇談会に多数参加いただきましてありが
とうございます。懇談会での内容を含め、気象に関する質問等がございましたら、ご遠慮なく
担当(佐藤)までご連絡ください。
今後も皆さまのご意見を頂きながら、航空気象業務をさらに充実・発展させていきたいと思い
ますので、引き続きご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
MetAir 及 び 自 動 巡 回 ソ フ ト の ご 利 用 を 希 望 さ れ る 場 合 は 、 メ ー ル ア ド レ ス
[email protected](佐藤)までご連絡ください。担当より折り返し連絡させていただき
ます。
発行日:平成 25 年 12 月 10 日
発行元:関西航空地方気象台
編
‐8‐
集:航空気象懇談会事務局
航空気象観測月表
官署名 関西航空地方気象台 地点略号 RJBB
日/要素
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
平均気圧
飛行場
海面
現地
x0.1hPa
x0.1hPa
10243
10253
10227
10237
10172
10182
10161
10171
10239
10249
10226
10236
10156
10166
10226
10236
10254
10264
10104
10114
10111
10121
10138
10148
10187
10197
10223
10233
10179
10189
10166
10175
10109
10119
10109
10119
10121
10131
10150
10161
10191
10201
10195
10205
10218
10228
10201
10211
10073
10083
10139
10149
10143
10153
10146
10156
10152
10162
10198
10208
最低
x0.1℃
146
136
173
153
135
112
160
153
131
159
94
92
95
95
117
101
97
87
72
85
99
105
104
111
137
92
85
68
49
65
203
154
147
168
222
7
146
94
92
110
49
29
174
125
117
139
相対湿度
平均
最小
%
%
53
38
60
44
77
60
68
50
53
37
61
42
61
31
47
31
57
41
65
44
53
39
54
40
52
35
47
34
70
53
65
43
60
43
45
29
51
35
52
38
39
32
44
32
53
34
59
42
54
35
37
28
50
34
39
27
53
36
51
38
上旬
中旬
下旬
月
極値
起日
10201
10149
10166
10172
日最低
< 0.0
0
日平均
< 0.0
0
日最高
< 0.0
0
気温 日数 ℃
日最低
日平均
>=25.0
>=25.0
0
0
日最高
>=25.0
0
日最高
>=30.0
0
>=20
13
>= 0
0
>= 5
0
日最深積雪階級別日数 cm
>= 10
>= 20
>= 50
0
0
0
>=100
0
>=200
0
m
<5000
1048
特
記
事
項
10211
10159
10176
10182
平均
x0.1℃
173
170
183
172
163
164
185
176
166
192
136
111
111
133
141
138
148
121
101
107
120
129
122
134
167
116
127
91
76
91
気温
最高
x0.1℃
204
194
196
205
190
198
222
209
193
221
168
134
143
158
167
169
182
157
136
123
144
156
145
154
203
146
165
138
106
115
60
55
48
54
27
28
最大風速
風向
風速
36
方位
kt
30
15
60
11
20
8
350
22
20
12
70
10
280
16
50
18
60
11
190
27
300
23
300
22
330
16
160
14
30
15
160
6
280
19
300
27
270
27
240
28
290
20
300
18
180
10
170
9
270
28
300
25
270
28
280
25
270
23
300
17
270
28
27
最大風速階級別日数 kt
>=30
>=40
>=50
0
0
0
視程継続時間 分
m
m
<3200
<1600
624
34
m
<1600
0
2013 年 11 月
最大瞬間風速
風向
風速
36
方位
kt
30
19
70
14
20
12
350
30
30
17
70
14
280
23
60
24
60
15
200
33
330
32
290
30
340
22
170
22
20
20
310
10
260
25
300
36
270
36
240
33
290
26
290
24
300
12
150
11
190
38
300
36
260
35
280
36
250
33
290
23
190
>= 0.0
17
m
<800
0
合計
x0.1mm
95
110
0
5
5
0
15
0
265
0
5
20
55
130
0
0
40
215
360
170
745
265
15
38
25
>= 1.0
8
>= 5.0
5
160
15
最大
10分間
x0.1mm
10
20
0
5
5
0
15
0
50
0
5
10
20
50
0
0
5
-
m
<200
0
m
<100
0
降雪の
深さの
合計
cm
0
0
0
50
25
日降水量階級別日数 mm
>= 10.0 >= 30.0 >= 50.0
3
0
0
RVR継続時間 分
m
m
<600
<400
0
0
降水量
最大
1時間
x0.1mm
40
30
0
5
5
0
15
0
160
0
5
15
30
100
0
0
20
-
ft
<1500
399
>= 70.0
0
ft
<1000
211
積雪の
深さ
09h
cm
-
大気現象
RA SHRA
SHRA
SHRA
SHRA
SHRA
SHRA
SHRA
SHRA
SHRA
SHRA TS
SHRA
SHRA SHGS TS
SHRA TS
RA SHRA
SHRA
SHRA
SHRA TS
>=100.0
0
>= 0
1
最低雲高継続時間 分
ft
ft
<500
<300
0
0
降雪の深さの日合計階級別日数 cm
>= 5
>= 10
>= 20
>= 50
0
0
0
0
ft
<200
0
ft
<100
0
雷
4
>=100
0
大気現象出現日数
霧
雪
0
0
関空島 WEATHER TOPICS で使用する航空気象に関する用語の解説
1 本文中で使用する語句の定義等
VIS:全周を見渡して半分またはそれ以上の範囲で共通した視程(卓越視程)を(m)で表す。
CIG:雲量が 5/8 以上の雲層のうち、一番低い雲層の雲底の高さを(ft)で表す。
RVR:滑走路視距離計で観測した滑走路視距離を(m)で表す。
風:RWY06R に設置した観測装置の値(関西国際空港の代表風)を、風向を真方位(°)で風速を(kt)で表す。
風配図は、RWY 06R の、正時から 10 分毎の 10 分間平均風を、月毎の風向別に百分率で表す。
Calm(静穏)は、10 分間平均風速の値が 0.4kt(0.2m/s)以下の場合をいう。
ガストは、平均風速を 10kt 以上上回る最大瞬間風速があった場合に報じられる。
ウィンドシアー:鉛直方向又は水平方向の風速や風向の差をいう。
平年値:アメダスの関空島地域気象観測所として算出した平年値を使用している。
関空島の統計期間は、2003-2010 年(但し、日最大 10 分間降水量及び日最大瞬間風は 2009 年から)。
2 気象観測施設の配置とデータ利用について
気象観測施設は、関空島の A-RWY(3500m)と B-RWY(4000m)周辺に配置した屋外観測装置(第 1 図)と、当台観測
課(航空庁舎ペントハウス)に設置した気象観測報の作成、配信等の処理を行う屋内観測装置で構成する。
屋外観測装置からのデータは屋内観測装置に表示し、METAR-AUTO 報として 10 分毎に自動配信するとともに、屋上
で行う目視による観測とあわせて航空観測気象報(METAR 報、SPECI 報)で配信する。
航空観測気象報で通報する風は「06R」の観測値である。障害等で「06R」が使用できない時は「06L、24L、24R」の順に
代用して通報し、RMK に使用した風向風速計名を記載する。(例:WIND BY EQPT/06L)
3 航空気象観測月表の解説資料
平均気圧:毎正時の観測値の平均を、ヘクトパスカル(hPa)の 1/10 位まで、小数点を省いて記載。
飛行場現地気圧(QFE)は、飛行場の標点から 3m の高さに合わせた気圧値。
海面気圧(QFF)は、平均海面上の気圧値。
気温:摂氏(℃)の 1/10 位まで、小数点を省いて記載(0℃未満の場合は、「−」を前置)。
日平均気温は、毎正時の観測値の平均を記載。
相対湿度:パーセント(%)で記載。
日平均相対湿度は、毎正時の観測値の平均を記載。
最大風速及び最大瞬間風速:風速はノット(kt)単位、風向は 10 度(°)間隔で発生時の起時の値を記載。
降水量:ミリメートル(mm)の 1/10 位まで 0.5mm 間隔で、小数点を省いて記載。
日降水量は、毎正時の観測値の合計を記載。
最大 1 時間及び最大 10 分間は、任意の 1 時間並びに 10 分間の最大値を記載。
降雪の深さ:09 時、15 時及び 21 時の、前回の観測時刻以降に降った雪の深さを、センチメートル(cm)で記載。
降雪の深さの合計は、09 時、15 時及び 21 時の観測値の合計を記載。
積雪の深さ:9 時の積雪の深さをセンチメートル(cm)で記載。
積雪の深さが 1cm に満たない場合は 0cm と記載。積雪は、飛行場の半分以上が雪などの固形降水(暖候期のひょうを
除く)に覆われている場合を「積雪あり」とする。
大気現象:大気現象を略号により記載(略号の意味は、第 1 表のとおり)。
視程・RVR及び最低雲高継続時間:欄の区分に該当する値未満であった時間の合計を記載。
継続時間は、METAR・SPECI から該当する値を引用して算出する。
第 1 表 大気現象と略号
大気現象
略号
雨
RA
しゅう雨
SHRA
着氷性の降水
FZRA
着氷性の霧雨
FZDZ
霧雨
DZ
雪
SN
しゅう雪
SHSN
みぞれ
RASN
しゅう雨性のみぞれ SHRASN
霧雪
SG
関空島内の気象観測機器配置状況
凍雨
PL
雪あられ/氷あられ
SHGS
ひょう
SHGR
霧
FG
煙
FU
黄砂
SA
雷電
TS
2013.04 関空島 Weather Topics 編集部
Fly UP