...

日仏文化学院パリ日本人学校

by user

on
Category: Documents
47

views

Report

Comments

Transcript

日仏文化学院パリ日本人学校
る
㆐よ
日
仏
た
文
パ
まし
化
学
リ
の
る
る
...
あ た
を大切に
る学校
院
日
本
人
学
校
平 成 2 8 年 度 学 校 だ よ り 第 6号
平 成 2 8 年 9月 1 日 ( 木 ) 発 行
校長 深井 誠一郎
『家族である時間』を大切に
36日間の夏休みが終わり、子どもたちの笑顔と歓声が学校に戻ってきました。一段と逞しく成長
した子どもたちの姿を見ると、様々な体験ができる夏休みの意義を改めて感じます。7月には23名
の子どもたちが帰国等で転出しましたが、2学期には20名(内、3名は9月8日までに転入予定)
の新しい仲間を迎え、小学部159名、中学部40名、合計199名でのスタートとなります。2学
期も、本校の教育活動に対するご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
さて私事で恐縮ですが、私には二人の息子がいます。すでに二人とも成人し日本で働いていますが、
最近よく考えることは家族はいつまでも家族として存在しますが、『家族である時間』は短い、限ら
れているということです。子どもが産まれ喜んでいたのもつかの間、子育てに追われ慌しい毎日を過
ごす中で、早く子どもが大きくなって楽をしたいと思うこともありました。子どもの成長とともに、
時には叱ったり怒鳴ったり、笑ったり泣いたり、振り返ってみれば本当にあっという間の時間でした。
『家族である時間』というのは、何も特別なことをする時間ではないと思います。家族全員で夕餉の
食卓を囲んだり、今日学校であった話を聞いてあげたり、親の昔話を聞かせたり、そんな当たり前の
時間が大切なのだと思います。そして、そのことが子どもの心の安定に繋がり、今後の人格形成に役
立つのだと思います。
私がパリ日に赴任しとても強く思い、ありがたいと思っていることは、子どもたちの心が真っ直ぐ
だということです。素直な心を持ち、何事にも一生懸命取り組む素晴らしい子どもたちばかりです。
それは、各ご家庭で『家族である時間』を大切に過ごしてくださっているからだと思います。日本で
は中学生、高校生になるにつれて、家族と共有する時間を持つことが難しくなっているのが現状です。
海外赴任のご家庭が多いパリ日ですが、海外に暮らしているからこそ、『家族である時間』を持ちや
すいという長所もあると思います。是非このよさを活かし、今だから過ごせる何事にも代えがたい貴
重な時間、『家族である時間』を大切にしてほしいと思います。
<市長礼状>
モンティニー市長からの礼状
7月19日(火)午前10時頃、学校近くの道路で交通事故があり
ました。大怪我をした様子で、地元消防署から本校に、校庭へのヘ
リコプター緊急着陸許可の要請がありました。もちろん人命第一で
あり、また日頃よりモンティニー市には大変お世話になっているの
で、即座に許可をしました。救急車の誘導等でも職員が協力し、無
事ヘリコプターでけが人を病院へ運ぶことができました。
後日、モンティニー市長からの大変丁寧な礼状が本校に届きまし
た。その内容は、本校の迅速な対応に感謝するものでした。お世話
になっているモンティニー市と本校の友好関係が、今後益々深くな
ればと考えます。(礼状の印字が大変薄く、申し訳ありません。実
物は校庭側玄関入り口の右手に掲示してあります。是非ご覧くださ
い。)
サンカンタン駅・商店街見学
前田 幸
7月6日(水)、小学部2年生はサンカンタン駅・商店街へ社
会見学に行ってきました。今回は、店頭や周辺の教会、公園を中
心に見学しました。駅では、地上を走る2階建ての電車を発見し、
普段乗り慣れたメトロとの違いに気づくことができました。そし
て、サンカンタン商店街では、子どもたちが予想した以上に様々
なお店が並んでいることに驚いていました。多くの子どもたちが
住むパリや日本の様子と比べながら探検することもできました。
引き続き学習を進め、秋には、お店の中やそこで働く人の様子な
どについても見学させていただく予定です。登下校のバスからも様々な発見をしている子どもたちで
す。フランスならではの様子も大切に学習していきたいと考えています。
ごみ分別施設(SIDOMPE)見学
早崎 史朗
7月13日(水)、小学部4年生はごみ分別施設見学に行ってき
ました。施設では、教育普及担当者の方が、非常に丁寧に施設内
を案内してくださいました。また、「ごみの分別の仕方」や集め
られたごみがどのように処分され、リサイクル・リユースされて
いくといった「ごみのゆくえ」まで、視覚資料を効果的に活用し
て分かりやすく教えてくださいました。参加した児童たちは、真
剣な態度で学習し、担当者の質問に対して進んで答える活発な姿
が多く見られました。また、教科書と比較しながら話を聞き、学
びが深まる場面も見られ、非常に貴重な体験ができました。見学後、普段の生活の中で、「ごみの分
別」を意識して生活できている話も聞いています。
山下農園見学
7月18日(水)、小学部3年生は山下農園に出かけました。山
下農園では日本から野菜の種を取り寄せ、日本の野菜を育て、フ
ランスのレストランに出荷しています。当日は、山下ご夫妻が子
どもたちを温かく迎えてくださり、畑を案内したり、説明したり
してくださいました。
「仕事が大変だと思うことはありませんか。」
という子どもからの質問には、「どれも大切なことだと思ってや
っています。」と、山下さんが野菜を愛情込めて育てている様子
が伝わってきました。そして、色の違う4種類のにんじんや、か
ぶ、きゅうり、インゲン、とうもろこしを収穫し、その場で食べさせていただきました。その甘さや
みずみずしさに、子どもたちは大変驚いていました。フランスではなかなか体験できない、貴重な経
験となりました。
※
9月の行事予定は、安全管理のため削除しました。
Fly UP