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脈波検査装置 ASI-1000 コンプリオールSP
2005年12月28日作成(様式A第1版) 承認番号 21500BZY00534000 機械器具(21)血圧検査又は脈波検査用器具 管理医療機器 特定保守管理医療機器 血圧脈波検査装置 70045000 脈波検査装置 ASI-1000 コンプリオールSP 構 成 禁忌・禁止 品 名 併用医療機器 [相互作用の項参照] /高圧酸素患者治療装置内での使用 /可燃性麻酔ガスおよび高濃度酸素雰囲気内での使用 /磁気共鳴画像診断装置(MRI装置) 形状・構造および原理等 本装置は脈波を検出するセンサと、センサからの信号を調節して コンピュータに出力する入力ユニット、信号の処理・表示と入力ユ ニットの制御を行うコンピュータ、主幹電源から分離された電源を 各構成部に供給するアイソレーション電源から構成されます。 本装置は頸動脈などの動脈上の体表に装着した脈波センサによ り、脈波波形を測定・計測する脈波検査装置です。 アイソレーション 電源 (QW-7048) プリンタ接続ケーブル (電圧≦DC+5V) ノートPC 1 USBケーブル 1 アイソレーション電源 QW-7048 1 ノートPC Dell Latitude V710 相当品 1 フットペダル TL-831W 1 選択 センサ類 USBケーブル AC100V 50/60Hz 入力ユニット ASI-1000M プリンタ Canon BJ F930 相当品 構成例 AC アダプタ 個 数 本体および処理部 頸動脈 脈波センサクリップ TL-823W 1 橈骨動脈 脈波センサクリップ TL-822W 1 センサホルダ TL-821W(大腿動脈,末梢動脈用) 2 頸動脈脈波センサ TL-801S(赤) 1 橈骨動脈脈波センサ TL-802S(青) 1 大腿動脈脈波センサ TL-803S(緑) 1 末梢動脈脈波センサ TL-804S(黄) 1 入力ユニット 付属品 一式 /上記構成品は単体で輸入および販売することがあります。 /付属品の詳細についてはASI-1000の取扱説明書 9章 技術資 料「付属品」 「オプション品」 , の項を参照してください。 フットペダル 頸動脈脈波センサ(赤) 原 理 大腿動脈脈波センサ(緑) 本装置では一般的な脈波センサである圧脈波センサを患者さんの 測定部位に装着し、得られた脈波波形をPC上に表示します。 また脈波伝播速度(Pulse Wave Velocity=PWV) を計算して画 面に表示します。検査結果は印刷、記録することが可能です。 以下に本装置における脈波伝播速度の計算に関する作動原理を示 します。 (1)脈波の収集 皮下近くに頸動脈が走行する皮膚上に、非侵襲的に装着した 脈波センサで収集した脈波波形と、同様に橈骨動脈部または 大腿動脈部または末梢動脈部に装着した脈波センサで収集し た脈波波形を用いる。 従って、脈波センサの装着部位は2∼4箇所、計測する脈波伝 播速度は1∼3箇所となる。 (2)脈波伝播速度 PWV の計算 患者さんの身長と体重を入力し、脈波検出個所を選択する。 身長と体重から求められた脈波検出部位間の参考距離ΔLと、 それぞれのセンサから得られた脈波波形の立ち上がり部分の 時間差から測定された脈波伝播時間ΔTにより、センサ間の脈 波伝播速度は次のように計算される。計測後には、メジャーに よって得られた各センサ間の実測距離ΔLをノートPCに入力 することによって、脈波伝播速度をあらためて計算し直すこと ができる。 PWV(m/s) =ΔL/ΔT 橈骨動脈脈波センサ(青) 末梢動脈脈波センサ(黄) プリンタ 主な材料と成分 脈波センサ(シリコーンプレート部)..... シリコーン樹脂 入力ユニット (外装)................................. ABS樹脂 本装置では、特に頸動脈−大腿動脈間の脈波伝播速度をASI (Aortic Stiffness Index) と呼び、動脈硬化の一指標として用 いられる。 ASI-1000の取扱説明書を必ずご参照ください。 0654-J00056A 1/3 計 測 使用目的 本装置は患者さんの体表面に装着した動脈脈波センサにより、体 表に配置したセンサの皮下近くを走行する頸動脈、大腿動脈、橈骨 動脈、末梢動脈の脈波曲線を非侵襲的に検出し、描写・記録する脈 波検査装置です。さらに、これらの脈波曲線により、頸動脈−大腿 動脈間、頸動脈−橈骨動脈間などの脈波伝播時間および脈波伝播 速度を計測・記録します。 頸動脈−大腿動脈間の脈波伝播速度は、動脈硬化指標(A S I: Aortic Stiffness Index) と呼び、心臓血管系障害(動脈硬化)の一 指標として用いられます。 脈波同時測定可能センサ数 4ヶ 2. 脈波曲線表示数 最大4本 5. 7. 印刷 (選択) 入力した患者名、検査日、計測された脈波伝播時間、計算され た脈波伝播速度、心拍数、収集した脈波波形などが印刷され る。 8. データ保存 入力した患者名、検査日、計測された脈波伝播時間、計算され た脈波伝播速度、心拍数、脈波波形などがノートPCに保存され る。 9. ノートPC CPU :Pentium "または Celeron以上 ハードディスクの空き容量 :60MBytes以上 RAM : 64MBytes以上 ドライブ : CD-ROMドライブ以上 ディスプレイ :1024 x 768 display, High color(16 bits)以上 USBポートの空き:2個以上 10. メジャー JIS1級、測定距離は1.5m以上、距離分解能は1mm 操作方法または使用方法等 詳細は別途用意されているASI-1000取扱説明書を参照してくだ さい。 システムの接続 アイソレーション電源、ノートPC、入力ユニット、プリンタ、脈波セン サ、フットペダルをそれぞれ正しく接続します。 (3章 設置・接続の項参照) システムの起動 1. 検査情報を入力して、検査結果の算出に使用する波形を収集し ます。 4. センサ間の距離を修正してOKをクリックします。 脈波波形、脈波伝播時間、脈波伝播速度(PWV) 、動脈硬化指標 (ASI:Aortic Stiffness Index)などの検査結果が算出され画 面に表示されます。 装置本体 /本システムを接続する場合は、必ず、日本光電指定の構成機器を 定められた方法により接続して使用してください。指定外の機器 と接続すると、漏れ電流により患者(被検者)および操作者が電 撃を受けることがあります。また火災や故障の原因になります。 /アイソレーション電源 QW-7048 の電源コードは必ず、付属の 3ピンプラグ付き電源コードを使用してください。 他の電源コードを使用した場合、患者(被検者)および操作者が 電撃を受けることがあります。 /電気ノイズを発生する機器からはできるだけ遠ざけて機器を設 置してください。X線システム、電気メス、レーザメス、除細動器、 電動ベッド、記録装置などの機器が動作したときに生じるノイズ が混入し、正しい検査結果が得られないことがあります。 /本装置はUSBハブおよびネットワークに接続しないでください。 /機器に水などの液体がかかった場合は、直ちに使用を中止して ください。電撃を受ける恐れがあるとともに、機器が損傷します。 万一、機器内部に液体が入った場合は、直ちに使用を中止し、日 本光電の営業員にご連絡ください。 /コネクタ部に金属の棒など差し込まないでください。装置の故障 の原因になるとともに患者(被検者)および操作者が電撃を受け ることがあります。 /機器の接続や取り外しを行うときは、必ず、それぞれの電源がオ フになっていることを確認してください。電源がオンになったま まで接続や取り外しを行うと、電撃を受けることがあります。 / 脈波センサを患者および装置に着脱する際は、脈波センサの コード部分を引っ張らないでください。脈波センサが損傷する原 因になります。損傷が見られる場合は速やかに新しいセンサに交 換してください。 /コンプリオールSPプログラムは、日本光電(販売元)推奨のノー トPCにインストールしてください。推奨外のコンピュータにイン ストールしたことにより発生した不具合については、日本光電で は保証致しません。 /本装置に市販のアプリケーションソフトをインストールして使用 しないでください。コンプリオールSPプログラムを他のアプリ ケーションと同時に使用すると、本システムが正しく動作しない ことがあります。 脈波伝播速度演算精度 (m/s) (距離/脈波伝播時間計測結果) ±0.1(m/s)以内 心拍数(bpm) 計測誤差:±5%以内 患者さんに脈波センサを装着します。 3. 重要な基本的注意 脈波伝播時間(ms) 計測誤差:±5%以内 6. 2. 使用上の注意 3. 脈波波形収集時間 10秒および15秒 4. 患者情報を選択または登録し、検査画面に移ります。 5. “Save” をクリックして検査結果を保存します。 ※プリンタ (オプション) を接続しているときは検査レポートを印刷 できます。 (5章 脈波検査の項参照) 品目仕様等 1. 1. 脈波測定時の注意 /脈波センサは傷口を避けて装着してください。交差感染の原因 となります。 /収集した波形データの中に不整脈が存在する場合は、検査結果 の算出ができないことがあります。 アイソレーション電源、プリンタ (オプション) 、ノートPCの順に電 源をオンにします。 2. Windowsが正常に起動したら、Complior SPアイコンをダブル クリックしてプログラムを起動します。 (4章 検査の準備の項参照) 検査結果についての注意 /本装置で得られた値だけで診断しないでください。得られたASI 値は診断の一つの指標としてお使いください。 2/3 相互作用 (併用禁忌・禁止:併用しないこと) 医療機器の名称等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 高圧酸素患者治療装置 使用禁止 爆発または火災を 起こすことがある 可燃性麻酔ガスおよび 高濃度酸素雰囲気内で の使用 使用禁止 爆発または火災を 起こすことがある 磁気共鳴画像診断装置 MRI 使用・保管禁止 強い磁界と高周波 磁場により故障す る 相互作用 (併用注意:併用に注意すること) 除細動器 /除細動を行うとき周囲の者は、患者の体の一部および患者に接 続されている装置やコード類の金属部分には触れないでくださ い。 [放電エネルギにより電撃を受けます。] /本装置と除細動器との併用はできません。 除細動を行うときは、脈波センサを患者から取り外してくださ い。 [放電エネルギで操作者が電撃を受けることがあります。] 周辺機器 / プリンタ(オプション)の電源は、付属のアイソレーション電源 QW-7048から供給してください。 [付属のアイソレーション電源 以外の電源にプリンタを接続して使用する場合は、漏れ電流が 増加して患者(被検者)および操作者が電撃を受けることがある ため、患者環境内で使用することはできません。] 貯蔵・保管方法および使用期間等 使用環境条件 温度範囲 湿度範囲 気圧範囲 10∼40 ℃ 10∼95 %(結露なきこと) 70∼106 kPa 保存環境条件 温度範囲 湿度範囲 気圧範囲 −15∼55 ℃ 10∼95 %(結露なきこと) 70∼106 kPa 耐用期間 本体 6年(製造元データの自己認証による) 脈波センサ 消耗品です。開封時に傷、破損があった場合、材料に変質が見られた 場合は、無償交換いたします。 保守・点検に係る事項 装置を正しく使用するために、定期点検を実施してください。 詳細は別途用意されている取扱説明書 8章 保守点検 の項を参照 してください。 定期交換部品 /脈波センサ 300回に1度 (もしくは、センサの故障などで正常な波形が検出できなくなったとき) 包 装 1台単位で梱包 製造販売 外国製造業者 東京都新宿区西落合1-31-4 〒161-8560 (03)5996-8000(代表)Fax(03)5996-8091 アルテック メディカル (ARTECH MEDICAL) (フランス) 3/3