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所 在 地 燕市吉田法花堂740番地 社会福祉法人 代 表 者 理事長 滝本 純子 業 種 介護サービス等 株式会社サンエーサービス 従 業員数 196名 (男41名・女155名) HPアドレス http://www.e-taiyou.jp/ 家庭と仕事を両立できる 環境こそが人材の質を高める 所 在 地 長岡市浦9750番地 所 在 地 新潟市西蒲区升潟5054番地 代 表 者 代表取締役社長 槇 春夫 代 表 者 代表取締役 細田 一朗 業 業 種 米菓の製造・販売 種 貨物自動車運送業 従 業員数 970名 (男487名・女483名) (男97名・女10名) 従 業員数 107名 HPアドレス http://www.iwatsukaseika.co.jp/ HPアドレス http://www.saneisv.com/ 働く人を大切にする企業風土を 現代のニーズにあった形へ 労働環境を整え多様化する ライフスタイルに応える 特別養護老人ホームやデイサービスセンターを運営する社会福祉法人吉田福祉 冬場出稼ぎに行く必要がないように、地元での雇用を創 私たちの便利な暮らしを支える運送業の株式会社サンエー 会。介護の現場を支えるのはその多くが女性。子どもを持っても安心して勤められる 出することが創業の原点である岩塚製菓株式会社。働く サービス。女性の進出、高齢化など働く人材の多様化で、男 職場環境づくりが、介護の質を高めています。 人を大切にする風土は時代ごとに形を変えている。 性的なイメージの運送業も徐々に変化しています。 〈お話を伺った人〉 事務局 係長 明田川雅子さん 「きらきら星の家」管理者 宮路 絵里さん 〈お話を伺った人〉 管理部人事課長 駒形 佳昭さん 人事課 竹内 泉さん Q.働きやすい環境づくりのため、 さまざまなプロジェクトが 〈お話を伺った人〉 代表取締役 細田 一朗さん Q.運送業というと、男性の体力仕事というイメージですが。 Q.吉田福祉会には事業所内託児所があり 務時間が延長できるようになりました。土曜 ますが、開設の経緯を教えてください。 日・日曜日や、小学校の長期休暇の間は多 「当法人の職員の8割が女性です。そのな くの利用がありました。職場と近いことで親 「団塊世代の大量退職を控えた2007年、技術の継承や人 車に入っているので積み下ろしの負担は軽減されます。 確か かでも18歳未満の子どもを持つ職員が約半 も子どもも安心感があります。」 手不足に対応するために会社と労働組合でプロジェクト に運送会社というと男性が主流で過酷な労働環境のイメージ チームを結成しました。話し合いの結果、定年の延長、 パー がありますが、 最近では女性ドライバーも珍しくありません。 今は Q.託児所というと料金が気になります。働いて ト賃金の見直しなどが決まりました。かねてからの課題で 腕力より安全できめの細かいサービスのほうが求められている あった年間休日数を増やすことについては、 ラインの見直し のです。 当社でも女性ドライバーが活躍していますよ。 」 進行中だそうですが。 数。そこで仕事と子育てと両立支援のため にはどのような問題があるか、全職員にア ンケートを取りました。その結果『病気の時 も高額な保育料がかかってしまっては…。 「当社で使用するトラックはパワーゲート車が多く、 荷物はカゴ に子どもを看てくれる人がいない』 『保育園 「高額な保育料の負担で働くメリットが少 や合理化などを進めて、一昨年に1日、昨年に1日増やすこと は午後6時半までで、日曜日は休み』 『学童 なくなると、退職を選ぶ人も当然出てきます ができました。現在もプロジェクトチームでの話し合いや休日 保育の後や学校が休みの日に子どもを見る よね。特に0歳児は一般的に保育料が高額 数増加のための努力は続けています。」 人がいない』といった悩みが多く出ました。 になります。当法人の託児所では自己負担 そこで近隣の中古住宅を購入して改築し、 は月1万円まで。パートなど短時間勤務の人 事業所内託児所を開設。公的な保育サービ も気軽に利用できるよう支援しています。」 スでは対応しきれない部分を支援すること にしたのです。」 められるため、 女性が多く、 当社の物流センター長も女性なん Q.今後の課題としてはどんなことがありますか? 「今年、女性管理職が1名誕生しましたが、 まだまだ少ない ハッピー・パートナー企業 当社の 取組 Q.介護の現場は人手不足と聞きますが…。 「人手不足も確かにありますが、それよりも Q.託児所を開設してから、どのような変化 がありましたか? の質が向上しません。一人ひとりが 継続し て勤務できれば、人材育成に力を入れるこ ことができなかったパート勤務の人も、勤 とが でき、職 員の資 質が 向 上し 、現 場 の チーム運営がスムーズになります。その結 果、介護の質の向上につながるのです。」 ですね。 また、男性社員に対して、配偶者出産時の休暇取 ストレスを緩和して 心身ともに健康を維持 ですよ。 また、 女性事務員も運行管理者補助者として活躍して います。 安全に対する企業の社会的責任がいっそう求められ ており、 運送業にとって安全対策は最重要課題なのです。 」 得を進めたいのですが、 『 有給を使ってください』ではなか なか浸透しません。制度化し、就業規則に盛り込むことで取 得しやすい環境を作りたいと考えています。」 継続的に勤務できない職場環境では、介護 「これまで保育園の預かり時間内しか働く Q.ドライバーのほかにどんなところで女性が活躍していますか? 「商品の出荷作業では几帳面でチーム作業ができる人が求 Q.ハード面のほか、 ソフト面での働きやすい環境づくりを教えてください。 「ここ最近の傾向として、 社員の平均年齢が高齢化してきてい ること、 男性の単身者が増えていること等が挙げられます。 親の Q.時代の流れにあった支援が必要なのですね。 看病のため介護休業を取得したドライバーもいます。 当社では、 職員の心身の状態が安定して 「そうですね。時代と言えば、 ストレスの多い現代において、 精 家庭の事情による勤務時間帯の変更なども行っています。 それ こそ、 よりよいケアや支援がで 神面での健康維持を目的に産業カウンセラーを配置しまし には従業員間の協力や互いにフォローし合える人材育成と、 従 きる。そういった考えから、仕事 た。社内ではなかなか本音を引き出せないことから、 あえて外 業員一人ひとりの 『多機能化』 が欠かせないと考えています。 そ 部とし、 社員がいつでも悩みを相談できるようにしています。」 の結果が人材力アップにつながるのではないでしょうか。 」 関係だけではなくプライベート でも生じるストレスを緩和する ため、産業カウンセラーが週に 1回、近隣の専用ルームでカウ ンセリングを行っている。生き 方や価値観が多様化し、 ストレ スを受けやすい現代において、 メンタルヘルスの維持を図って 明田川さん・宮路さん 04 いる。 駒形さん・竹内さん 細田さん 05