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「エネルギー・環境」の 最先端企業を目指して
「エネルギー・環境」の 最先端企業を目指して 富士電機ホールディングス株式会社 [ 証券コード 6504 ] Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 1 目 次 当社グループの概要 中期経営計画 ご参考資料 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 2 当社グループの概要 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 3 会社概要(2009年3月31日現在) 商号 商号 当社グループ の概要 設立 設立 富士電機ホールディングス(株) 1923(大正12)年8月 業種 業種 資本金 資本金 476億円 電気機器 本店 本店 売上高 売上高 神奈川県川崎市川崎区 7,666億円 本社 本社 (2008年度) 連結子会社数 連結子会社数 66社 東京都品川区大崎 (国内45社、海外21社) 代表者 代表者 従業員数 従業員数 22,799名(連結) 上場証券取引所 上場証券取引所 東京、大阪、名古屋、福岡 証券コード 証券コード 代表取締役社長 伊藤 晴夫 6504 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 4 社名の由来 当社グループ の概要 富士電機ホールディングス 1923年(大正12年)に 古河電気工業とシーメンス社(ドイツ)との 資本・技術提携により設立 古河の「ふ」とシーメンスの 頭文字「じ」をとって命名 ※シーメンスはドイツ語で発音すると“ ジーメンス ” Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 5 経営理念 当社グループ の概要 基本理念 経営方針 行動指針 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 6 富士電機の強み 当社グループ の概要 「電気を自在に操る技術」 長年にわたり培ってきたパワーエレクトロニクス技術をベースに、 パワーエレクトロニクス技術 「半導体」「回路」「制御」をあわせたコア技術を強みとしています 半導体の製造開始 1953年 EIC※統合化 システムの納入 1989年 ¥¥ 発電事業へ進出 1927年 モータの製造開始 1924年 整流器の製造開始 1930年 汎用インバータの 製造開始 1976年 ※E:電気制御 I : 計装(流量・圧力・温度) C : 計算機制御 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 7 当社グループの主な事業 当社グループ の概要 大電流整流装置 受変電設備 アルミ精錬所など 世界シェア2位 ●ワンポイント● 整流装置 交流電力を直流電力に 変換する電力変換装置 鉄鋼、化学 プラントなど インバータ、産業用 ロボットなど 工場 IGBTモジュール 制御システム (パワー半導体) 産業用IGBT 世界トップクラスシェア コンベア、プレス 機械などの製造設備 ●ワンポイント● 汎用インバータ ●ワンポイント● 国内シェア2位 インバータ 電気の周波数を変えてモータ の回転数をコントロールする 電力変換装置 配電盤 電磁開閉器 パワー半導体 電圧・電流を制御することの できる半導体。機器の省電力 化に寄与する 国内トップシェア Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 8 当社グループの主な事業 車輪駆動(新幹線) 当社グループ の概要 車両 鉄道 火力・地熱発電 地熱発電 誘導モータ 世界トップ クラスシェア タービン リニアドア 電車駆動システム (新幹線) 発電所 主変換装置 ●ワンポイント● 主変換装置 原子力発電 火力・水力・原子力 発電所 走行のための主要な制御装置。 コンバータ部とインバータ部 を一つのユニットにまとめ、 床下に実装される 電子個人線量計 監視制御システム Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 9 当社グループの主な事業 当社グループ の概要 パソコン、 液晶ディスプレイの電源 記憶装置 (ハードディスクドライブ) パソコン 電源IC サーバ エンジン ディスク媒体 世界トップ クラスシェア 自動車 圧力センサ (内製メーカー除く) イグナイタ (点火装置) サーバ UPS(無停電電源装置) IGBTモジュール (パワー半導体) パワーコントロール ユニット (ハイブリッド車) 中大容量UPS 国内トップクラスシェア ●ワンポイント● ●ワンポイント● パワーコントロールユニット バッテリーに貯められている電力を昇電 圧したり、直流電圧を交流電圧に変換し モータを駆動する装置 無停電電源装置 停電の際に、機器へ瞬時に電 力を供給する装置 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 10 当社グループの主な事業 当社グループ の概要 自動販売機 飲料用自動販売機 国内トップシェア スーパーマーケットなど 商業施設 自動つり銭機 レジ 電子マネー関連機器 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 11 中期経営計画 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 12 目標とする企業像 中期経営計画 基本となる考え方 社会の一員である企業は 人と環境にやさしい存在でなければならない CSR経営の実現 地球社会との調和 地球社会 事業成長 創エネルギー 地球温暖化防止 省エネルギー 循環型社会形成 生物多様性の確保 目標とする企業像 「エネルギー・環境」事業を通して社会に貢献する企業 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 13 外部環境変化と重点戦略 中期経営計画 外部環境変化 重点戦略 世界経済不況による 2009年度 需要の急減 •環境意識の高まり •新興国インフラ需要増 構造改革の断行 2010~2011年度 当社の強みを活かした 持続的成長の基盤作り 当社の強み 電気を自在に操る Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 14 経営目標 売上高 中期経営計画 2009年度 2011年度 (見通し) (計画) 6,900億円 7,500億円 オーガニックCAGRで5%を目指す 営業利益率 0% 5.0% 2010年度の復配、早期のA格復帰を目指す 海外売上高比率 25% 40% ※CAGR:年平均成長率 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 15 中期経営計画の位置付け 中期経営計画 質的転換 全体最適 個別最適 06~08年度 電子デバイス部門に集中投資 売上高(億円) 9,081 △2.5% 2006年度 ・「エネルギー・環境」事業へ 経営リソースを集中 10,000 以上 9, 222 3.9% 2007年度 2008年度 持続的高収益 持続的高収益 事業グループ 事業グループ ・持続的成長の基盤作り 営業利益率(%) 7,666 5.1% 09~11年度 グループシナジーの最大化 グループシナジーの最大化 業界最強の専業 業界最強の専業 2015年度 7,500 6,900 5.0% 0.0% 2009年度 2011年度 2015年度 (見通し) (計画) (狙い) Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 16 中期経営計画 中期経営計画 背景と方針 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 17 当社の「エネルギー・環境」分野に関連する投資規模 中期経営計画 当社に関連する「エネルギー・環境」分野において、 主要地域で約50兆円の投資が見込まれる 地域 投資テーマ 投資額 中国 ・環境投資 ・鉄道 ・水環境 約 36兆円 アジア ・鉄道 ・水環境 約 6兆円 米国 ・再生可能エネルギー ・送電線関連 約 6兆円 欧州 ・再生可能エネルギー ・送電線関連 約3.5兆円 日本 ・環境投資 ・再生可能エネルギー ・自動車、鉄道 約1.2兆円 ※当社調べ Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 18 中期経営計画の取り組み骨子 中期経営計画 パワーエレクトロニクス技術をベースに、「エネルギー・環境」分野で テクノロジー重視のソリューションビジネスをグローバル展開 エネルギーソリューション 再生可能エネルギー スマートグリッド 環境ソリューション 産業・社会インフラ 輸送システム 省エネルギー(需要側) 創エネルギー(供給側) テクノロジー イノベーション 「省エネルギー技術」 「省エネルギー技術」 プラットフォーム プラットフォーム 「創エネルギー技術」 「創エネルギー技術」 プラットフォーム プラットフォーム 電気を自在に操る力 「コア技術 技術」 」プラットフォーム 「コア 「コア技術」プラットフォーム パワーエレクトロニクス パワーエレクトロニクス 回路 回路 パワー半導体 パワー半導体 制御システム 制御システム Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 19 中期経営方針 中期経営計画 パワーエレクトロニクス分野をコアに 持続的高収益事業グループを目指す 「エネルギー・環境」事業への注力 長年培ってきたパワエレ等の強い技術をベースにした事業展開 テクノロジー重視のソリューションビジネスの展開 強い技術に裏打ちされた顧客重視の製品・サービスの提供 中国・アジア市場を中心とした事業展開 海外売上高比率25% ⇒ 40%に拡大 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 20 中期経営計画 中期経営計画 2009年度 構造改革の仕上げ Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 21 断行した構造改革(2008~2009年度) 中期経営計画 グループシナジー最大化に向けての質的転換を推進 ●事業・営業・研究開発体制改革 ・電機システム部門への半導体事業の統合(2009年10月) ・顧客へのワンストップによるソリューション営業に向け、 2,000名規模の営業人員を 富士電機システムズに集約(2009年7月) ・効率的研究開発に向けて、 持株会社に研究開発機能を統合(2009年10月) ●生産体制改革 ・海外生産シフト、国内生産拠点の再編、人件費の圧縮 ●サプライチェーン改革による体質強化 ・たな卸資産の圧縮や調達コストダウン、リードタイムの短縮を推進 ●ガバナンス体制の強化 ・ディスク媒体事業の持株会社による直接統治(2009年10月) Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 22 事業協業の推進(2009年度) 中期経営計画 ●半導体 ・SiC:産業技術総合研究所との共同開発を開始 ・GaN:古河電気工業㈱との技術研究組合を設立 ●鉄道車両 ・東洋電機製造㈱と海外市場対象として業務提携 ●電源 ・TDKラムダ㈱の電源事業統合。UPS市場でトップシェアを目指す ●グリーンIDC ・富士通㈱との共同開発によるグリーンIDC市場への展開 ●工事 ・富士電機E&C㈱、古河総合設備㈱、富士電機総設㈱の3社を統合し設備工事会社を新設 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 23 構造改革の成果 中期経営計画 構造改革の断行により、損益分岐点の引き下げ、総経費の圧縮を実施 当初計画を上回る効果により、今期、営業損益均衡の見込み 総経費圧縮 損益分岐点引き下げ (2008年度比) (億円) (億円) 865 営業損益(2009年度) 当初計画 700 当初計画比 +165億円 290 コストダウン △120 9,222 見通し 億円 ⇒ 0 億円 7,666 8,480 270 430 2009年度 (当初計画) 575 8,090 6,900 構造改革 + 総経費圧縮等 2009年度 (見通し) 6,900 2007年度 2008年度 売上高 損益分岐点 売上高 2009年度 (見通し) Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 24 中期経営計画 中期経営計画 持続的成長への基盤作り Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 25 「エネルギー・環境」に対応する新セグメント 中期経営計画 「エネルギー・環境」分野における、 最適なソリューションビジネス展開にあわせた新セグメント体制へ 2010年4月1日以降 セグメント サブセグメント セグメント サブセグメント 電機 システム ドライブ エネルギー ソリューション グリーンエネルギー ソリューション オートメーション 発電プラント 工事 器具 電子 デバイス ソリューション 産業プラント グリッドソリューション 環境 ソリューション 輸送ソリューション 半導体 ディスク媒体 社会ソリューション 感光体 自販機・フード機器 通貨機器 コールドチェーン機器 その他 プロダクト リテイル システム 産業ソリューション 半導体 自販機 器具 ディスク媒体 工事その他 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 26 投資配分の考え方 中期経営計画 「エネルギー・環境」事業に経営リソースを集中 投資に制限を加えながら 安定収益確保 今後の成長に向け 経営リソースを重点的に配分 半導体 ディスク媒体 ディスク媒体 グリーンエネルギー ソリューション 自販機 自販機 器具 器具 社会 ソリューション 輸送 ソリューション グリッド ソリューション 産業 ソリューション エネルギーソリューション部門 環境ソリューション部門 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 27 事業ポートフォリオ全体像 中期経営計画 「エネルギー・環境」事業の売上・収益を拡大 営業利益率 0% グリーン エネルギー ソリューション グリッド ソリュー ション 半導体 輸送 ソリュー ション 自販機 社会 ソリュー ション 産業 ソリュー ション 器具 ※2009年度(見通し)の売上高・営業利益 イメージを表示。矢印は2011年度の方向を示す ディスク 媒体 売上高 エネルギーソリューション部門 環境ソリューション部門 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 28 セグメント別売上高の推移(2009~2011年度) 中期経営計画 ※セグメント間の内部売上高消去前の金額を表示 (億円) ( )内は営業利益率 7,500 6,900 (5%) (0%) 1,000 (6%) エネルギーソリューション 750 (6%) 3,400 3,150 (6%) 環境ソリューション (4%) 900 660 (7%) (△7%) 800 940 (4%) (△1%) 490(△10%) 440(△19%) 自販機 600(3%) 器具 650(15%) ディスク媒体 1,090 1,100 (2%) (2%) 2009年度 (見通し) 半導体 工事その他 2011年度 (計画) Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 29 中期経営計画 中期経営計画 エネルギーソリューション事業戦略 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 30 エネルギーソリューション事業戦略 中期経営計画 再生可能エネルギーとスマートグリッド事業を拡大 2011年度 目標指標 売上高目標 (単位:億円) 売 上 高: 1,000億円 営 業 利 益: (営業利益率: 1,000 750 ) ・地熱発電設備 ・太陽電池モジュール・システム 60億円 6% 主な製品・システム ・安定化装置 ・エネルギー向け半導体 2009年度(見通し) 2011年度(計画) ●重点施策 グリーンエネルギーソリューション ・グリーンエネルギーソリューション 地熱発電事業を中心に拡大 ・グリッドソリューション 太陽光発電、風力発電、電力安定化、エネルギー 最適運用のキーテクノロジーをベースにスマート グリッド事業を拡大 米国、欧州を主要市場として展開 売上高目標 (単位:億円) 470 2009年度 (見通し) 500 2011年度 (計画) 2015年度 (狙い) グリッドソリューション 売上高目標 (単位:億円) 500 280 2009年度 (見通し) 2011年度 (計画) Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 2015年度 (狙い) 31 地熱発電 中期経営計画 マグマ溜りによって加熱された高温高圧の熱水・蒸気を利用、 蒸気エネルギーをタービンの動力とする再生可能エネルギー 各種電源の1kW当たりのCO2排出量 (単位:g-CO2/kWh) 1,200 1,000 975 742 800 608 600 400 200 53 水力 15 11 地熱 原子力 29 22 風力 太陽光 天然ガス 石油 石炭 0 出典:「(財)電力中央研究所」資料より 当社の強み ・タービンの耐腐食、耐磨耗技術 ・高効率、高性能、高信頼の反動タービン ・発電機、制御機器の防食技術 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 32 地熱発電 中期経営計画 主な事業施策 ・地熱発電事業(売電事業)への参入 ・低熱源を活用したバイナリー発電事業の拡大 ・米国、アジア市場に注力 欧州 米国 13,000MW 47,000MW 1,600MW 3,700MW 東アジア 38,000MW 中南米 アフリカ 3,700MW 4,200MW 当社シェア 32,000MW (過去10年間) 170MW 416MW オセアニア 5,600MW 地熱エリア 地熱資源量 開発済み資源量 世界シェア 40% 550MW Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 33 スマートグリッド 中期経営計画 太陽光発電など需要サイドから生み出されるエネルギー流通を安定化 工場 グリッド 需要サイド 供給サイド 火力、地熱、水力、原子力 監視制御 エネルギーが双方向に流通 太陽光発電 ソーラーファーム ビル 同時同量制御による 安定化 ウィンドファーム 太陽光発電 太陽光発電 発電したエネルギー エネルギーの流通する方向 需要するエネルギー 風力発電 スマートグリッド マイクログリッド 需要家グリッド パワーエレクトロニクス機器 パワーデバイス エネルギー エネルギー と と 情報 情報 の の 双方向流通 双方向流通 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 34 スマートグリッド 中期経営計画 主な事業施策 ・パワー半導体から太陽電池モジュールなど様々な技術の活用 ・富士通㈱(IT)と富士電機(エネルギー)との融合 ・スマートメータなど、他社との協業による事業推進 ・米国市場を中心に展開 当社の主要製品 太陽電池モジュール 燃料電池 高圧系統安定化装置 変圧器 電力監視装置 エネルギー 供給 パワー半導体 インバータ UPS パワーコンディショナ スマートメータ エネルギー 変換 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 35 太陽光発電 中期経営計画 主な事業施策 ・米国、欧州、日本市場に注力、生産拠点を設置し拡大 ・生産能力の増強(2009年度:24MW ⇒ 2011年度:40MW) ・システムインテグレーションの強化(M&A) ・営業・エンジニアリング人員の強化 フィルム型 アモルファスシリコン太陽電池 システム事業 プロダクト事業 太陽電池 セル・モジュール パワーコンディショナ 結晶系に対する優位性 蓄電池 ・重量は約10分の1 ・シリコン使用量は200分の1 ・高温時の効率低下が少ない Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 36 中期経営計画 中期経営計画 環境ソリューション事業戦略 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 37 環境ソリューション事業戦略 中期経営計画 CO2削減と環境対策に向けたソリューション展開 2011年度 目標指標 売上高目標 (単位:億円) 売 上 高: 3,400億円 営 業 利 益: (営業利益率: 3,150 3,400 210億円 6% ) 2009年度(見通し) 2011年度(計画) ●重点施策 主な製品・システム ・電源システム ・計測機器 ・変圧器 ・鉄道用インバータ・モータ ・環境対応車向け半導体 産業ソリューション 売上高目標 (単位:億円) 1,260 ・産業ソリューション 工場等のCO2削減をターゲットに、中国、アジア市場の 省エネビジネスの展開 2009年度 (見通し) 1,100 2011年度 (計画) 2015年度 (狙い) 輸送ソリューション 売上高目標 (単位:億円) ・輸送ソリューション 790 中国で環境対応車、鉄道車両向けに注力 2009年度 (見通し) 1,100 2011年度 (計画) 2015年度 (狙い) 社会ソリューション 売上高目標 ・社会ソリューション (単位:億円) アジア市場における、ビル、店舗、IDCなど省エネ ビジネスの展開 ※IDC:インターネット・データセンタ 1,100 2009年度 (見通し) 1,200 2011年度 (計画) Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 2015年度 (狙い) 38 グリーンソリューション 中期経営計画 主な事業施策 省エネに関わるパワエレ機器や計測制御システムにより 工場、店舗、ビル、IDCでのグリーンソリューションビジネスを拡大 照明 空調 ショー ケース 冷凍機 業界トップレベルの「総合グリーンソリューション」 電源 総合的な 省エネソリューション を提供 生産 ガス ・ 水道 計測 制御 見える化 見える化 設備 エネルギー管理システム エネルギー管理システム 分析評価 設備の最適運用制御 分析評価 設備の最適運用制御 パワエレ機器 パワエレ機器 計測制御システム 計測制御システム エネルギー計測 インバータ UPS 計測機器 工場 ショー ケース 環境計測 空調制御 運転制御 ビル 店舗 高圧 瞬低装置 省エネ制御 変圧器 受配電 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 39 自動車関連 中期経営計画 主な事業施策 EVなど環境対応車におけるパワエレ機器の拡大 EV(電気自動車)、HEV(ハイブリッド車) パワートレーン等 ・デバイス(IGBT、MOSFET等) ・インバータ、電源 ・モータ など 当社の狙う拡大領域 現在、当社が 事業展開している領域 ハイブリッド車モータ制御 インフラ ・チャージャー など トランスミッション制御 IGBTモジュール CSP (チップサイズパッケージ) HEV、ガソリン車 エンジン制御 圧力センサ ブレーキ制御 パワーIC イグナイタ(点火装置) パワーIC ステアリング制御 パワーMOSFET Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 40 鉄道関連 中期経営計画 当社の事業領域 空調装置 ドア 車両制御伝送システム 運転台機器 パンタグラフ ブレーキシステム プロパルジョンシステム (駆動システム) フィルタリアクトル 駆動インバータ装置 主電動機(モータ) 補助電源装置(SIV) 交流電車の場合 ギヤ コンバータ装置 主変圧器(トランス) ※SIV:静止型インバータ Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 41 中期経営計画 中期経営計画 プロダクト事業戦略 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 42 半導体事業戦略 中期経営計画 パワー半導体をベースにした「エネルギー・環境」事業の拡大 ●パワー半導体 ・グループ製品との組み合わせによるシナジー強化により、 「エネルギー・環境」分野における大容量パワー半導体の拡大 ・環境対応車、新エネルギー向け需要増を背景とする増産投資 ・新たに欧州、中国に生産拠点を設立 2011年度 目標指標 売 上 高: 900億円 営 業 利 益: (営業利益率: 60億円 7% ) ・SiC、GaN次世代パワーデバイスの量産化技術開発の加速 ※SiC:シリコンカーバイド パワー半導体の市場規模 世界トップ シェアを目指す (IGBT) 大容量・高耐圧 IGBTモジュール 」 環境 ・ ー ルギ 注力 ネ 「エ 分野に ファクトリー オートメーション GaN:ガリウムナイトライド (億円) (世界) 3% 1 成長率 年平均 ハイブリッド車 太陽光発電 鉄道 8,577 7,628 6,748 風力発電 2009年度 2010年度 2011年度 出典:IMS Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 43 ディスク媒体事業戦略 中期経営計画 技術力とコスト競争力を強化し、市場変動に強い収益体質へ変革 ●基本方針 市場変動下においても安定して利益の出せる収益力を備え、品質、コスト、 開発力で高い競争力を維持 ●基本戦略・施策 ・高容量記録媒体の開発・商品化 1テラバイト媒体をはじめとした高容量媒体の先行開発・商品化 ドライブメーカー、部品メーカー、大学等とのオープンイノベーション ・海外生産シフトの成果抽出により競争力強化 ・サプライチェーン改革の徹底 生産性向上を図り、高い良品率を維持 2011年度 目標指標 売 上 高: 650億円 営 業 利 益: 100億円 (営業利益率: Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 15% ) 44 器具、自販機事業戦略 器 中期経営計画 具 収益基盤の再構築と協業強化により収益確保 ●基本戦略・施策 ・徹底したコストダウン、総経費圧縮 ・受配電市場向け強化による売上拡大 ・中国市場での売上拡大 ・シュナイダー販路の積極活用 自 販 2011年度 目標指標 売 上 高: 600億円 営 業 利 益: (営業利益率: 20億円 3% ) 機 マーケットに相応した収益体質への変革 ●基本戦略・施策 ・サプライチェーン改革の徹底 生産・販売体制の再編・合理化、固定費の圧縮 ・業界トップの省エネを実現する環境対応自販機の開発強化 ・設置、改造、オーバーホール等の自販機周辺サービスの拡大 2011年度 目標指標 売 上 高: 800億円 営 業 利 益: (営業利益率: 30億円 4% ) ・食品・物品自販機の拡大 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 45 中期経営計画 中期経営計画 海外事業戦略 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 46 ターゲット市場と売上高目標 中期経営計画 中国、アジアを中心に海外売上高を拡大 海外売上高比率 25%(2009年度)⇒40%(2011年度) 欧州 北米 グリーンエネルギー 関連 売上高目標 売上高目標 2009年度 2009年度 2011年度 2011年度 100億円 100億円 250億円 250億円 グリーンエネルギー、 スマートグリッド関連 中国 産業、輸送、 社会インフラ(含む水環境) 関連 売上高目標 売上高目標 2009年度 2009年度 2011年度 2011年度 130億円 130億円 500億円 500億円 売上高目標 売上高目標 2009年度 2009年度 2011年度 2011年度 480億円 480億円 1,000億円 1,000億円 アジア 社会インフラ関連 売上高目標 売上高目標 2009年度 2009年度 900億円 900億円 2011年度 2011年度 1,250億円 1,250億円 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 47 海外運営体制 中期経営計画 ・各エリアでの管理機能、開発・製造機能、販売機能の統合 ・海外事業の全体統括は持株会社とし、中国、アジア、欧米で 自己完結型の本社機能を有するエリア本社を設立 欧米 エリア統括 グローバル統括 中国 エリア統括 日本 アジア エリア統括 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 48 地域別 商品・販売戦略 中期経営計画 ・設計から調達、生産、サービスまで現地化を徹底 ・コンポーネントからソリューションへの転換 ・販売チャネルの強化 ●地域別強化策 開発拠点 生産拠点 エンジニアリング体制 販売・サービス体制 中国 研究所設立 半導体、パワエ レ工場設立 人員増強 M&A検討 アジア - パワエレ工場 設立 人員増強 M&A検討 欧州 テクニカル センター設置 半導体、太陽 電池工場設立 - チャネル強化 北米 研究所設立 太陽電池工場 設立 - チャネル強化 投資額 60億円 100億円 - - (2010~2011年度計画) Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 49 中期経営計画 中期経営計画 研究開発・設備投資 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 50 研究開発費・設備投資 中期経営計画 「エネルギー・環境」分野へ重点投資 研究開発費 設備投資 (2009~2011年度 累計) (2009~2011年度 累計) エネルギー・ 環境分野 525億円 その他部門 38% エネルギー ソリューション部門 12% 850 エネルギー・ 環境分野 560億円 26% 環境 ソリューション部門 16% 33% 830 億円 億円 17% 62% 34% 24% 67% 半導体部門 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 51 研究開発事例 中期経営計画 ●SiC、GaN次世代パワーデバイスの開発加速 ・主な開発テーマ 業界最大容量のSiCパワーモジュールの製品化 ・製品化スケジュール SiC:2010年度中にサンプル出荷開始 GaN:2011年度で量産化目処 産業技術総合研究所と共同開発中のSiC-MOSFET (サイズ:2.5×2.5mm) SiCモジュールの容量他社比較 電流(A) SiCの適用効果(対シリコン) 効果 富士電機 アプリケーション 装置体積 重量 低損失 大容量モジュール 他社 サーバ電源 損失 △ 35% 汎用・高圧 インバータ 損失 △ 60% 体積△ 75% UPS 損失 △ 60% 体積△ 40% EV 損失 △ 50% 車両重量 △ 35㎏ 車両 損失 △ 50% 体積△ 50% 電圧(kV) ※当社調べ Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 52 中期経営計画 中期経営計画 スローガン Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 53 中期経営計画のスローガン 中期経営計画 グループ一丸となり 「エネルギー・環境」の最先端企業へ Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 54 ご参考資料 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 55 IR活動の主な実績(2009年度) ●東証 上場会社表彰「第15回ディスクロージャー表彰 」受賞 決算短信、株主・投資家向け書類 やホームページなどにおいて企業 内容等を適時・適切に、投資者に 分かりやすい形で開示しているな ど、ディスクロージャーに積極的 に取り組んでいると認められる上 場企業に対し東証が毎年1回表彰。 第15回ディスクロージャー表彰会社 (7社 証券コード順) ・協和発酵キリン(株) ・(株)小松製作所 ・富士電機ホールディングス(株) ・TDK(株) ・本田技研工業(株) ・(株)商船三井 ・全日本空輸(株) 左:東京証券取引所 斉藤社長 右:当社社長 ●「第12回 日経アニュアルリポートアウォード」入賞 証券アナリストやファンドマネージャーがアニュアルレポートを審査し表彰。 当社は参加企業79社の中から「入賞」に選出。(最優秀賞1社、優秀賞2社、 入賞12社等が選出) ●日興アイ・アール㈱ 「2009年度全上場企業ホームページ充実度ランキング」 最優秀サイト受賞(総合11位、業種別4位) 全上場企業3,779社を対象に評価 ●大和インベスター・リレーションズ㈱ 「2009年インターネットIR」優良企業賞 全上場企業のホームページに掲載されているIRサイトを対象に評価 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 56 新セグメントの概要(2010年4月1日以降) セグメント エネルギー ソリューション サブセグメント グリーンエネルギー ソリューション グリッドソリューション ソリューション 環境 ソリューション 主要製品 地熱発電設備、火力発電設備、水力発電設備、原子力関連機器 太陽光発電システム、系統・配電システム、計測システム、 放射線管理システム、電力量計 産業ソリューション 駆動制御システム、計測システム、情報システム、 計測・センサー、産業電源、施設用電機設備 輸送ソリューション 鉄道車両・自動車用機器システム、交通向け電機設備、 インバータ、モータ 社会ソリューション 電源システム、クリーンルーム設備、店舗・流通システム、 水環境システム プロダクト 半導体 パワー半導体、感光体 自販機 飲料・食品自販機、通貨機器 器具 電磁開閉器、低圧遮断器、漏電遮断器 ディスク媒体 アルミ媒体、ガラス媒体、アルミ基板 工事・その他 電気設備工事、空調・給排水工事 ※「半導体」はエネルギーソリューション、環境ソリューション向けパワー半導体を含む。 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 57 株式の状況 大株主(2009年3月31日現在) 所有者別株式分布状況 株価推移(東京証券取引所) 2009年3月31日現在 (円) 300 300 250 250 200 200 150 150 100 100 50 50 0 0 ※2010年3月度は3月15日時点までの推移 4月 5月 2009年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 2010年 3月 2008年3月31日現在 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 58 用語集 用語 内容 インバータ 電気の周波数を変えてモータの回転数をコントロールするなど、パワーを調整することにより、むだな電気を使わず効率 的な運転を可能とする電力変換装置。 整流器 交流電力を直流電力に変換する電力変換装置。主に、アルミ精錬や電解ソーダなどの製造で使われる。 IGBT 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ。大電流・大電圧の高速スイッチング(制御)が可能な半導体素子。 電磁開閉器 マグネットスイッチとも呼ばれ、オン・オフと、過電流が流れ焼損することを防止する機器。主に、モーター等の電源ラ インに設置される。 線量計 放射線を取り扱う施設において、立ち入り期間中の外部被ばく線量を測定するための機器。 主変換装置 新幹線などの交流型電車の走行のための主要な制御装置で、コンバータ部 (交流→直流への変換)と、インバータ部 (直流→交流への変換)を一つのユニットにまとめ、床下に実装 される。IGBTを主素子として採用したものが主流と なっている。 イグナイタ 放電ランプを始動するために、電極の予熱を行わず、それ自体または他の素子との組合せによって、パルス電圧を発生す る装置。自動車ではエンジンの点火装置に使用される。 圧力センサ 自動車では、エンジンの空燃費を最適にコントロールするための、吸気負圧を検知する吸気圧力センサーとして使用され る。 UPS(無停電電源装置) 停電の際に、機器へ瞬時に電力を供給する装置で、瞬時電圧低下を防ぐ機能もある。 スマートグリッド 分散型エネルギー源と集中型エネルギー源を効率的に管理、供給する次世代電力網。 IDC インターネット・データセンター。インターネットの接続やサーバー運用・管理を行う施設。 MOSFET 高速スイッチングを行う回路などに適しており、電圧制御が可能。消費電力を抑えることができる。大電流、高耐圧を要 するものはIGBTが用いられる。(モスフェットもしくはモス・エフ・イー・ティと読む) パワーコンディショナ 発電された電力(直流)を家庭やビルなどで使える電力(交流)に変換する装置。 反動式タービン 蒸気の膨張の反動力によって車軸を回すタービン(⇔衝動式タービン) SiC/GaN SiC(エス・アイ・シー)はシリコンカーバイド、GaN(ガン)はガリウムナイトライドのこと。いずれも現在のシリコ ン素材の半導体と比べ、格段の効率向上・低損失を可能とする素材。 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 59 注 1. 1. 記 本資料および本説明会に含まれる予想値および将来の見通しに関する記 本資料および本説明会に含まれる予想値および将来の見通しに関する記 述・言明は、弊社が現在入手可能な情報による判断および仮定に基づい 述・言明は、弊社が現在入手可能な情報による判断および仮定に基づい ております。その判断や仮定に内在する不確実性および事業運営や内外 ております。その判断や仮定に内在する不確実性および事業運営や内外 の状況変化により、実際に生じる結果が予測内容とは実質的に異なる可 の状況変化により、実際に生じる結果が予測内容とは実質的に異なる可 能性があり、弊社は、将来予測に関するいかなる内容についても、その 能性があり、弊社は、将来予測に関するいかなる内容についても、その 確実性を保証するものではありません。 確実性を保証するものではありません。 2. 2. 本資料は、情報の提供を目的とするものであり、弊社の株式の売買を勧 本資料は、情報の提供を目的とするものであり、弊社の株式の売買を勧 誘するものではありません。 誘するものではありません。 3. 3. 目的を問わず、本資料を無断で引用または複製することを禁じます。 目的を問わず、本資料を無断で引用または複製することを禁じます。 Copyright © 2010 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. All rights reserved. 60