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労働基準法総論
書籍購入特典 特典のご利用にはメールアドレスの登録が必要となります。 専用フォームに必要事項をご登録いただくと、後日Webゼミ視聴のためのURLとスクーリングの 実施校・実施日をご案内いたします。 社労士書籍購入者専用 社労士書籍購入者専用 登録フォーム 登録フォ ム https://www2.o-hara.ac.jp/bk/sh17/form.html 登録期限 2017年5月31日(水) ■「重要ポイントWebゼミ」配信予定 これから社労士の学習をはじめる方に役立つ無料講義です。 1テーマ当たり約20分のポイント講義を実施します。 第1回 社労士の仕事・社労士試験とは? 第2回 独学一発合格を目指す勉強法とは? 第3回 お勤めの方を守る職場のルール∼労働基準法①∼ 第4回 お勤めの方を守る職場のルール∼労働基準法②∼ 第5回 仕事中にけがをしたら∼労働者災害補償保険法∼ 第6回 仕事探し中の生活保障∼雇用保険法∼ 第7回 病気中や産休中の生活保障∼健康保険法①∼ 第8回 病気中や産休中の生活保障∼健康保険法②∼ 第9回 すべての国民が加入している∼国民年金法①∼ 第10回 すべての国民が加入している∼国民年金法②∼ 第11回 お勤めの方の年金制度∼厚生年金保険法①∼ 第12回 お勤めの方の年金制度∼厚生年金保険法②∼ ※webゼミは順次配信となります。 ■「スクーリング参加権」 社労士書籍購入者のための特別スクーリングを実施。経験豊富な大原の講師が、社労士試験攻略 のための学習法セミナーやポイント講義を行います。 会 場 資格の大原各校にて 回 数 1回(同一内容を別時期に複数回実施) 時 期 2016年9月∼2017年2月を予定 時 間 1時間30分 内 容 学習法セミナー、 ポイント講義、ミニテスト 第 1 節 労働基準法総論 1 労働基準法の目的 解 説 労働時間や賃金などの労働条件の決定は、市民法の原理に従えば、使用者と 個々の労働者との自由な契約に委ねられることになる(契約自由の原則)。 しかし 労働者は、とにかく雇ってもらわなければ生きていくことすらできないので あるから、自由な契約によって決定されるといっても、労働者の側には、実 は、労働条件を決定する自由はなく、結局使用者の言いなりの条件をのまざる を得ないことになる。 そのため 労働条件の決定を、使用者との自由な契約に任せて放任しておくと、それは 極めて劣悪化しやすく労働者の人間らしい生存を脅かすことになる。 そこで 国が労働契約の中身に立ち入って労働条件の劣悪化を防ぐような措置をとる べきことを要請し、憲法第27条第2項は、 「賃金、就業時間、休息その他の勤 労条件に関する基準は、法律でこれを定める。」 と規定する。 具体化 要約すると、労 働 基 準 法 と は、 労働条件の最低 基準を定めた法 律 2 労働基準法は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要をみたすべき 労働条件の基準を、「最低のもの」 として定めることを目的としている。 第1節 労働基準法総論 2 労働基準法の効力 1 実効性確保の枠組み 解 説 労働基準法は、その実効性を確保するために、強力な規制システムを用意してい る。法律の要件・効果という観点からすれば、①私法上の効力の発生、②罰則の適 用、③違反に対する行政措置などは、労働基準法上の規定の定める要件が満たされ た場合の法的効果として位置づけられる。 実効性確保 の枠組み 私法上の効力の発生(民事法規としての側面) 罰則の適用(刑罰法規としての側面) 違反に対する行政措置 (行政取締法規としての側面) 2 私法上の効力の発生 (法13条) ① 労働基準法で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部 分については無効となる。 ② 無効となった部分は、労働基準法の定める基準による。 労働契約の労働 条件の方が有利 な場合は、その 部分は有効とい うこと 3