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新たな才能を、丸の内から世界へ向けて発掘・発信するアート展 「アート
報道関係各位 2011年7月19日 アートアワードトーキョー丸の内実行委員会 新たな才能を、丸の内から世界へ向けて発掘・発信するアート展 「アートアワードトーキョー 丸の内 2011」 グランプリ他 14 賞 受賞作品決定 丸ビル・新丸ビル隣接、行幸地下ギャラリーにて全 30 作品展示中 7 月 31 日(日)まで展示中 アートアワードトーキョー 丸の内 2011 実行委員会は、若手アーティストの発掘・育成を目的とした現代 美術の展覧会「アートアワードトーキョー 丸の内 2011」(a.a.t.m.)の最終審査会を実施し、グランプリを はじめとする各賞受賞作品を決定しました。 本アワードは、若い多彩な才能が、パブリックスペースに一堂に会するのが最大の魅力です。国内の 美術大学・芸術大学の卒業制作から、一次審査を通過した 30 名の作品を展示。2007 年にスタートして 以来、本アワードに選ばれた多くのアーティストが個展の開催やグループ展への参加、国内のアート フェアにて注目されるなど、各方面で活躍し、若手アーティストの登竜門として着実に成果を上げて います。 本年は、15ある賞のうち2賞を獲得したダブル受賞者が 2 名誕生しました。今回は、多くの アーティストがごく身近な周囲の世界とのつながりをテーマにしていました。受賞作品を含め、全 30 作品 を 7 月 31 日(日)まで丸ビル・新丸ビルに隣接するパブリックスペース、行幸地下ギャラリーにて展示して います。 次代を担う新鋭アーティストたちのフレッシュなエネルギーが溢れる丸の内へ、ぜひお越しください。 グランプリ: 小山 真徳(東京藝術大学大学院) 『わたしの荒野』 【審査員評】 今表現には、単なる自己表現力よりも他者への関心や外の 世界と自分のつきあい方がますます問われるが、小山さん の作品は外界とのキャッチボールから始まっていて 力強い。非常にヴァナキュラー(土着的)な作品で、独自の 骨太な継続性を持つ作家。「一体これでどうやって 食っていくんだ?」ということも含め、今後を楽しみに しています。(佐藤 直樹) 【受賞者コメント】 この度、a.a.t.m.2011 グランプリという名誉ある賞を戴きありがとうございました。修行僧にとっての僅かな甘露のようで、 一時的ではありますが疲れた心や体を喜びで満たすことができました。そしてまた永い修行の道をひた進む、そのような 心境です。実際に喜びの瞬間は 2 秒程でした。次の瞬間から頭を支配するのは「この次お前はどうするんだ?」という言 葉が蝿のようにまとわりつきます。その蝿を納得させるには攻めの姿勢を崩さず作品を作り続けなければいけないんだ とわかっています。どこかで私がひよった作品を作っていたら、喝、と肩を叩いて下さればと思っています。 ダブル受賞 準グランプリ/フランス大使館賞: 今井 悠子(京都造形芸術大学) 『老生』 【審査員評】 微妙な表情をして食事を待つ認知症の祖母の姿を、 ヒューマニズムに陥らずに冷静に見つめ強固な表現に しようとしている。時代の転換期にどのような表現を選ぶか が問われる今、自身のローカリティと真摯に向き合い未来 のエネルギーを生み出す姿勢を審査員一同で評価した。 (後藤 繁雄) クオリティが高く大変多様な全体の作品の中から、私が 今井悠子さんの作品を選んだのは、とりあげられている 主題と作者の大きな慎みに感動したためです。主題を変化 させる手法と、一連の顔、抑制されたアングルは、作者の 卓越した技法とその大きな人間性を証明しています。 (フランス大使館文化部次席参事官フランシス・メジエール) ■受賞者コメント a.a.t.m.2011 での展示を迎えるにあたり、支えてくれた友達や関係者の方々に感謝したいです。搬入後の明け方は、 完成度の高い他の作品と共に展示できる喜びで興奮気味でした。また、私にとって初めて鏡という素材を取り入れた 作品なので、審査員の方々の評価を拝聴でき、客観的に自作を考え直す良い機会を得る事が出来ました。賞を頂けた ことを励みに、沢山残る課題と向き合いより成長していきたいと思います。ありがとうございました。 ダブル受賞 シュウ・ウエムラ賞/長谷川祐子賞(審査員賞): 伊藤 彩(京都市立芸術大学大学院) 『おつかれ 他』 【審査員評】 伊藤彩さんが描きだす目にあざやかな色彩感覚、 可 愛 ら し く コ ミカ ル でも あ り シ ニ カ ル でも あ る モ チ ーフ 。 独創的な世界観に無限の発想力と日本のサブカルチャー を感じました。 (シュウ ウエムラ インターナショナル 事業本部長 ヴァンサン ニダ/シュウ ウエムラ インターナショナル アーティスティック ディレクター 打出 角康) 伊藤彩の作品は絵画の中だけで実現可能な、 イマジネーションを超えた奇抜なナラティブ(物語性)が 描かれている。“子供の下ネタ”から発想を得た破天荒に 不条理でいきいきとした画面は、世界の別の見方を伝えて いる。一つ一つの形のデフォルメの面白さ、やりっぱなしの 未完の部分も一つの世界として呼吸している。 (長谷川祐子) アッシュ・ペー・フランス賞: 小室 貴裕(東京藝術大学大学院) 『SCAFFOLDMAN 他』 【審査員評】 「彫刻」が持つ非現実的な存在感をコミカルに表現しつつ も、人はなぜ「彫刻」をつくり続けるのか?「彫刻」とは 一対何なのか?という問いを含んでいる。技術的な クオリティの高さからも今後の展開が楽しみ。 (H.P.FRANCE 戸塚憲太郎) 審査員賞 審査員賞 ゲスト審査員小谷元彦賞: 柴田 英里(東京藝術大学大学院) 『ゴルゴンの三姉妹』 天野太郎賞: 揚妻 博之(東京藝術大学大学院) 植松由佳賞: 呉 弦佑(東京藝術大学大学院) 後藤繁雄賞: 川島 崇志(東京工芸大学大学院) 『笑うということ』 『鴉、俺たちは弾丸をこめる。』 『あなたが持つ空間性について』 木幡和枝賞: 江上 真織(愛知県立芸術大学大学院) 小山登美夫賞: 謝花 翔陽(東京藝術大学) 『Weakness』 『swallowed up in fire 他』 佐藤直樹賞: 菅原 有生(武蔵野美術大学) 高橋明也賞: 山本 理恵子(京都市立芸術大学大学院) 『根の風景』 『リビングルーム』 「アートアワードトーキョー 丸の内 2011」 開催概要 ~現在開催中~ 開 催 日 時: 時 間: 開 催 場 所: 入 場: 内 容: 主 7月3日(日)~7月31日(日)展示 会期中無休 11:00~18:00(予定)※電力供給の状況により変更の場合あり 行幸地下ギャラリー 東京都千代田区丸の内2-4-1(行幸通り地下) 無料 若手アーティストの発掘・育成を目的とした現代美術のアワード展。若い多彩な才能が、 行幸地下ギャラリーというパブリックな場所に一堂に介するのが最大の魅力です。国内の美術 大学・芸術大学の卒業制作から、一次審査の対象となる作品を選定した上、一次審査を通過 した30名の作品を一同に展示。本アワードは若手アーティストの登竜門として着実に成果を 上げています。 催: アートアワードトーキョー丸の内 実行委員会事務局 特別協賛: 三菱地所株式会社 協 賛 : シュウ ウエムラ コスメティックス 協 力: アッシュ・ペー・フランス株式会社 後 援: 在日フランス大使館 お問合せ: アートアワードトーキョー丸の内 実行委員会事務局 URL http://www.artawardtokyo.jp アワード各賞 : グランプリ Mail: [email protected] 1 名 賞金30万円 準グランプリ 1 名 賞金20万円 審査員賞 9名 賞金 5万円 オーディエンス賞 1名 シュウ ウエムラ賞 1名 シュウ ウエムラは、—the art of beauty— すなわち、美とアートの融合を追求し続ける化粧品ブランド です。才能溢れる若手アーティストの育成に貢献していきたいと考え、第3回よりシュウ ウエムラ賞を 設立しま した。 受賞者 にはデザイ ンコラボレ ーシ ョンの機会が与えら れ国際デビューへの扉が 開かれます。 アッシュ・ペー・フランス賞 1名 アッシュ・ペー・フランスが運営する H.P.FRANCE WINDOW GALLERY(丸ビル1階)にて8月に個展を 行う機会を得られ、アーティストとして更なるキャリアを積むことができます。 フランス大使館賞 1名 日仏会館エントランス・ホールにて 12 月に個展を開催することができます。 審 査 員: ゲスト審査員 小谷 元彦 (アーティスト) 審査員 (アイウエオ順) 天野 太郎 (横浜トリエンナーレ・グループ長、横浜美術館 主席学芸員) 植松 由佳 (国立国際美術館 主任研究員) 後藤 繁雄 (京都造形芸術大学 教授) 木幡 和枝 (東京藝術大学先端芸術表現科 教授) 小山 登美夫 (小山登美夫ギャラリー代表、明治大学国際日本学部 特任准教授) 佐藤 直樹 (ASYL アートディレクター、多摩美術大学 准教授) 高橋 明也 (三菱一号館美術館館長) 長谷川 祐子 (東京都現代美術館チーフキュレーター、多摩美術大学 特任教授) <この件に関する報道関係の方のお問合わせ先> 三菱地所ビルマネジメント株式会社 丸の内PR事務局 (平日9:30~18:00) TEL 03-3403-0292 / FAX 03-3403-0359 E-mail [email protected] <この件に関する一般の方のお問合わせ先> 丸の内コールセンター (11:00~21:00*) *日曜日・祝日は20:00まで(連休の場合は最終日のみ20:00まで) TEL 03-5218-5100