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平成27年度 第2回茨木市地域包括支援センター 運営協議会 会 議 録

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平成27年度 第2回茨木市地域包括支援センター 運営協議会 会 議 録
平成27年度
第2回茨木市地域包括支援センター
運営協議会
会
議
録
平成27年度
第2回
茨木市地域包括支援センター運営協議会
開 催 日 時 平成27年7月27日(月)午後2時~午後3時40分
開 催 場 所 茨木市役所
会
出
南館10階
大会議室
長 小田会長
席
【協議会委員】
中島委員、鶴田委員、矢次委員、南委員、小山委員、
森山委員、千葉委員、福田委員、北島委員、宮川委員
【市職員】
健康福祉部
: 北川理事
福祉指導監査課 : 島本課長、前田課長代理、和田主幹、
者
松本係長
高齢者支援課
: 山本課長、竹下参事、中島課長代理、永友係長
介護保険課
: 重留課長、村上課長代理
【地域包括支援センター】
種子田、馬場、山根、藤井、島田、多和
欠
席
者 井元委員
議
(1)審議案件
案件1 茨木市地域包括支援センターの評価について
案件2 地域密着型サービスの指定について
(2)報告案件
題
案件1 地域包括支援センターの活動状況について
案件2 平成27年度「はつらつチェックリスト~健康アンケート~」
について
(3)その他
資
・茨木市地域包括支援センターの評価について
・地域密着型サービスの指定について
料
・地域包括支援センターの活動状況について
・平成27年度「はつらつチェックリスト~健康アンケート~」について
1
議
発
言
事
者
の
発
1
経
言
の
要
過
旨
事務局
開会
それでは、第2回茨木市地域包括支援センター運営協議会を始めたいと思
います。
本協議会設置規則第6条第1項の規定に基づきまして、早速ですが小田会
長、議事の進行をよろしくお願いいたします。
小田会長
それでは、早速会議を始めてまいります。
委員の出席状況について、事務局からご報告をお願いいたします。
事務局
はい、本日は運営協議会委員12名中、11名の出席をいただいております。
欠席委員は井元委員のお一人です。過半数以上の出席でございますので、本
協議会設置規則第6条第2項により、会議は成立いたしております。
また、傍聴の方は現在2人、合計5人で今のところ伺っております。
以上です。
2
内容
(1)審議案件 案件1
小田会長
ありがとうございました。それでは会議次第に従いまして、まず本日の最
初の案件でございます「茨木市地域包括支援センターの評価について」を議
題といたします。各委員の皆様方に事前に資料を送付して、ご質問などをい
ただいておりますので、資料説明の中でお答えいただけるものはその中で回
答をしていただくように取り計らわれることになっております。
それではまず最初、資料1枚だけですけれどもご説明をお願いいたしま
す。
事務局
資料1ページ目の審議案件の1、茨木市地域包括支援センターの評価につ
2
いて、説明させていただきます。座って説明させていただきます。
今回ですが、評価指標の枠組みの検討について意見・助言をお願いしたい
と思っております。評価・点検項目や評価の根拠・尺度は、枠組みがある程
度できた後にこの運営協議会で検討していただきたいと考えております。
表の説明に入ります。評価項目の下のところに1、2、3、4、5、6、
7と業務別に分類しております。1の基本項目は運営で共通になる部分であ
ります。2、3、4、5というのは、いわゆる包括的支援事業4事業と呼ば
れる、総合相談支援業務、権利擁護業務、包括的・継続的ケアマネジメント
支援業務、介護予防ケアマネジメント業務の個別事業を項目としておりま
す。6の地域ケア会議として、多職種協働による地域包括支援ネットワーク
の構築を項目としております。そして、「7、その他」という大きな業務項
目として7つ挙げさせていただいております。
それを細かく見ているのが両括弧つきの部分になります。
今回、小山委員からご質問が出ております、「3、権利擁護業務に(5)
として成年後見制度を追加してはどうか。」という意見をいただいておりま
す。これにつきましては、(3)の後ろに評価・点検項目として、成年後見
制度や日常生活自立支援事業のあたりが出てくると考えておりますので、こ
こに(5)としては挙げずに、事業・評価指標を細かくした評価・点検項目
の部分で個別の内容が出てくると考えております。
もう1つ小山委員から「7のその他を8に下げて、認知症高齢者支援を追
加。」というご意見をいただいております。認知症高齢者支援につきまして
は、2の総合相談支援業務の(3)の総合相談業務の実施で、認知症関係の
評価・点検項目が出てくると考えておりますし、他の部分にも結構関わって
くることがありますので、ここの業務内容の部分には出ないで次の評価点検
項目に出てくるものと考えております。
評価の流れや評価結果資料等の作成というのを小山委員からいただいて
おりまして、評価の流れというのは今はまだ検討中ではありますが、いわゆ
るPDCAサイクルで事業計画に基づいた実施とチェックという流れを確
立していきたいと考えております。
評価者ですが、いわゆる自己評価で各包括支援センターがそれぞれ行い、
委託者である市の担当課である高齢者支援課が行い、この運営協議会で意
見・助言をいただくという流れになろうかと思いますが、この流れに関して
もこの運営協議会で検討していただきたいと思っております。
3
ここの部分の説明は以上です。
小田会長
はい、ありがとうございました。まず、この案件は今日何か評価に関して
決定をするということではなく、地域包括支援センターの活動状況について
今まで随時、活動の統計等をご報告いただいたものを拝見して内容について
質問をしていただくというような形で進めてきましたけれども、よりよい活
動のためにこれから各センターの事業内容の評価に踏み込んでいくという
第一歩になる議題でございます。ですので、評価の仕方としてどういうあり
方が望ましいか、協議会の専門家の委員の皆様方から多様なご意見を頂戴し
たいというような位置づけですので、ご自由に考えるところをご発言いただ
きたいと思います。
何かございますでしょうか。はい、どうぞ。
小山委員
資料の説明でいま一つ理解できなかったのですけれども、私の意見を申し
上げます。提案の趣旨でございます。まず成年後見制度でございます。成年
後見制度につきましては権利擁護業務として、判断能力を欠く状況にある人
への支援・対応に取り組まれ、成年後見制度の利用支援等を行っていますが、
今後も引き続き支援を充実する必要があると考えてここの項目に入れても
らいたいと考えました。すなわち、高齢者調査の結果によりますと成年後見
制度につきましては知識の少ない高齢者が3割弱あるという報告もござい
まして、制度の周知が求められておりますので、その点よろしくお願いした
いと思います。
次に、認知症高齢者支援についてであります。この趣旨は、もし認知症に
なったとしても本人の意思が尊重され、できる限り住みなれた地域で暮らし
続けることができるよう認知症に対する支援体制の強化が求められている
わけでございます。目下、包括支援センター、あるいは認知症地域支援推進
員を中心に認知症高齢者の相談に応じられておられますけれども、認知症が
進行してからの対処になっているように見受けられるわけでございます。よ
って、認知症を有する高齢者等がどのような状況にあっても支援ができるサ
ービス基盤を包括支援センターを通じてつくっていくためには市民等に周
知、あるいは啓発を行う必要があると考えて項目に追加をしていただきたい
と、かように考えた次第でございます。よろしくお願いいたします。
4
小田会長
他の委員の方々からは、こういう枠組みで評価をしていくということにつ
いて何かご意見、ご提案はございませんでしょうか。
はい、どうぞ。中島委員さん。
中島委員
今、小山委員が認知症の初期の対応とか、そういったことをおっしゃいま
したけれども、これは今現在私も含めてですが、市で認知症初期集中支援チ
ームをつくろうとしております。これを今年の10月から立ち上げて開始する
予定でございますので、それをすることによって認知症の初期の方の把握と
いうんですか、それは市、そちらのチームでできるのではないかと思ってお
りますので、ですから認知症に関しましてはこのままでいいのではないかと
いうふうに考えております。
小田会長
この項目は施策そのもののメニューというよりも、センターの活動を評価
するときの視点なわけですよね。だからこういう視点で活動を評価するので
すが、そのときに特に認知症の対策を評価の大きな項目として取り上げるか
どうかということだろうと思うんです。いろいろな考え方がこれについては
あると思いますが、評価に当たっては市内にある6センター相互の比較と
か、あるいは他都市との比較といったようなことも重要になってくると思い
ます。それと比べてAが進んでいる、Bが遅れているといったようなことが
評価になるわけですよね。ですから、ちょっと一旦施策そのものの重要性と
は離れて、活動を評価するときの視点としてこういう枠組みで見ていくこと
が妥当なのかどうかということを確認していただいて、またご意見いただき
たいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
いろんな意見を記録しまして、また次の会議以降にもう少し具体的に内容
を見直した評価の項目をまたまとめて提案していただくことになるだろう
と思います。今日はその最初の会議ですので、フリートーキング的に思うと
ころをそれぞれのご専門のお立場から頂戴できればというふうに思ってお
ります。
どうぞ、小山さん。
小山委員
ここのところは本日じゃなくて、次回に検討するということでございます
か。
5
小田会長
いえいえ、今日から議題ですので検討が始まっております。けれども、少
し時間をかけて評価の項目というのは決めていかなければならないと思う
んですね。今日は一番大きな括りと、それから(1)、(2)、(3)と示
されている中位概念と、それからまたさらにこれをブレークダウンしていく
細かい評価の項目といったようなものも必要になってくると思うんですね。
ですので、実際の評価の作業をするときにはもう少し(1)の下にさらに細
かい項目が来て、それについて一つ一つどのくらいの活動をしたかという、
数量で示されるのか、それとも定性的な表現で示されるのか、いろいろある
と思いますけれども、具体的な評価活動に役立つようなツールを審議してい
ただく、それには今日1回ではなく、また次回も時間をとってご意見をいた
だかなければならないのではないかなというふうに考えております。
小山委員
先延ばしにするのではなくて、こうして皆さん会議しているのですから、
大体の考え方を伺いたいと思います。評価の方法をどういう格好でするの
か、点数制にするのか、○×にするのか、どういうお考えかもお聞きして、
皆さんのご意見も知りたいと思うんですけれども。
小田会長
はい。ですので、今はこの評価の項目ですけれども、その一つ一つの項目
について、今ご発言ございましたようにA、B、Cと評価するのか、1点、
2点、3点と評価するのかとか、そういった点に関するご意見も頂戴したい
と思っております。そして、そういったものを集約しながらまた次の協議会
ではより具体的な、実用的な、実際に評価活動をする場合に使えるような指
標、方法を固めていきたいというふうに考えております。
小山委員
だから実際、どのような評価の仕方をするのか、その考え方を現時点で聞
かせてもらえたら結構かと思うんですけれども。
事務局
はい、ありがとうございます。今回は、枠組みの検討と、もっとこういう
項目があるのではないかというご意見をいただきたいと思っております。小
山委員さんがおっしゃいますように、評価の根拠ですよね。これだけやった
ら○なのか、×なのか。もしくは1点、2点、3点なのかというのは今後の
検討課題とさせていただきたいと思っております。今日はこの枠組みと項目
についてご意見・ご助言いただければと思っております。
6
小田会長
どうぞ、北島委員さん。
北島委員
先ほど成年後見制度の追加の話があったと思いますが、他市の状況を見ま
しても取り上げているところが多いように思います。消費者被害防止などと
同様に成年後見制度もまだまだ啓発が必要と思いますので、両括弧のどこか
に項目出しをして入れた方が良いと思います。
もう一つお聞きしたいのですが、もともと包括支援センターの事業は、委
託事業ですから、この項目というのは市が委託をしているときの項目とほぼ
同じと考えてよろしいでしょうか。
事務局
はい、ほぼ一緒です。
小田会長
ちょっと私からも質問させていただきたいんですが、両括弧で書かれてい
る2段階目の評価の項目ですけれども、これはどういう観点から切っていく
といいますか、業務別なのか、それとも手法別なのかですね。何かそういう
お考えというのはあるんでしょうか。どういう理屈でこういう(1)から(4)
まで選んだかというような説明を求められた場合にはどういうふうに言え
ばいいんでしょうか。
事務局
この両括弧の部分ですか。
小田会長
はい、両括弧の分け方なんですけれども、例えば6の地域ケア会議なんか
は、割と細かい項目が括弧書きのところで3つ並んでいますけれども、1の
基本項目は括弧書きの部分はそれぞれがかなり大きなテーマになりますよ
ね。地域ケア会議は基本項目に、それ自体が入ってしまうという見方だって
できるのではないかなという気もしますし、基本項目というのは普通こうい
う評価項目は大きく立てるのが通常と思いますが、2、3、4、5は確かに
法律に基づく4事業ですから他都市との比較をしたり、6センター間の比較
をしたりする場合にはこういう項目立ては必要だと思います。でも6とか7
とかになりますと、括弧書きの項目をどのように設定するのか、ちょっと難
しくなるように思うんですね。7のその他も(1)の1つしかありません。
新しい総合事業との関連ですけど、これはまだやってないわけですよね。29
7
年度からですかね。といったような、地域ケア会議も新しい事業で、数年間
ぐらいしか実績がまだありませんよね。それと同じレベルで4事業が並んで
いますので、これから重要になるんだということであれば、そういう見方も
できますけれども。ですからちょっと一番大きな評価項目については4事業
を中心に配置したというのは理解できますが、その下のレベルの両括弧書き
のところはどういう基準で各項目を列挙するのかという、もう少し説明を詰
めていく必要はあるかなという気はいたしますね。感想ですけれどもね。
ですので、他の委員さんも私のコメントに影響されることなくご自由に思
うところをご発言いただきたいと思います。それらをまた事務局で集約して
いただいて、もう少し説明のしやすいような評価の一覧表をつくっていくこ
とにできればというふうに私は思っております。そして今度は一つ一つの項
目についてA、B、Cで評価するのか、1点、2点、3点と評価するのか、
それを自己評価の際に6センターの方々にも使っていただいて、それを市も
共通のフォーマットとして評価をする場合に使っていくのかとか、今度は評
価の具体的な段取り、やり方に進んでいくことになりますが、そういうやり
方についてもご意見をいただければと思っております。
小山委員
今のお話の成年後見制度は提案いたしました3の(5)のところに入れて
いただけるわけですね。
小田会長
とりあえずそういうご意見もありましたので、現状の案としては入れてお
いて、これからも議論の対象にしていけばいいのではないかと思います。
小山委員
今回、入れておくということに決めたわけですよね。
小田会長
他の委員さんから格別の反対がなければ議論の素材としては入れておい
て差し支えないと思います。まだ、それが確定するわけではありませんけれ
ども、実際に使える評価項目表になるまでにはもう少し検討が必要になると
思いますけれども、議論の途中経過としていろいろなご意見をいただいたも
のは中に入れておいて差し支えないのではないかというふうに思いますが、
いかがでしょうか。
事務局
はい、ご意見ありがとうございます。先ほどの6番、7番も含めて、この
8
両括弧1の出し方であるとか、優先順位であるとか、もう一度再検討させて
いただきたいと思っております。
小田会長
4事業以外の新しい事業ですね。地域ケアとか、新しい総合事業とか、そ
ういったものは大きな「その他」にしてもいいような気もします。
今日は、そういった大きな評価項目、枠組みとして、こういったとりあえ
ずの提案を事務局から出していただきましたけれども、各委員さんからこう
いう案に捉われずに、より意欲的な案とか、他とは違うかもしれないけれど
もこういう点を評価に当たって特に重視したいといったようなご意見をい
ただければ、茨木市独自の評価表になっていくのではないかと思いますの
で、フリートーキングといいますか、できるだけ幅広いご意見を最初に頂戴
できればと、繰り返しになりますけれども思っております。
どうぞ、千葉委員さん。
千葉委員
ちょっとお伺いしたいのですけれども、地域包括支援センターの運営規程
というようなものは存在しますよね。その運営規程に基づいた項目をほぼこ
ちらは挙げておられると思うんですよ。それに対しての評価という形でいけ
ばいいと思うので、もちろん成年後見人に関しても運営規程の中に盛り込ま
れているはずですので、運営規程をもとに作成されたらいいんじゃないかな
と思うのですが。
事務局
はい、ありがとうございます。
小田会長
はい、どうぞ。
鶴田委員
皆さんのお話を聞いていて思ったことが、その他の新しい総合事業のとこ
ろはたぶん、介護保険から外れる、来年度スタートと言われているものだと
思うんですけれども、これを時間をかけて調整していくのであればもうちょ
っとここが具体的になってくるだろうと思うんですね。それで包括支援セン
ターの役割ももうちょっと細分化というか、具体的なことが出てくると思う
ので、大項目に入れるかどうかは別にして、他の地域ケア介護と同じぐらい
のポジションというか、位置づけになるのではないかと、連携だけで話は済
まないのではないかなというのは少し思いました。
9
小田会長
ありがとうございます。
はい、どうぞ、中島委員さん。
中島委員
確かに、評価項目としては4つの、5番までは異論はないと思うのですが、
6番の地域ケア会議とその他というのは、先ほど会長もおっしゃったように
地域ケア会議はここまで大きな評価項目に入れていいかどうかというのは、
僕も疑問とまでは言いませんが、もう少し下の方の両括弧のどこかに入れて
もいいのではないかと思うんです。
もう一つ、その他に関しまして、確かに平成30年から変わるので恐らくそ
れを見越してのことだと思うんですが、具体的にこれがどこまで入ってくる
のかというのは、もう一つ我々も漠然としていますので、これに関しては新
しい総合事業というのが具体的にまだ余り決まっていないような気がしま
すので、これは今後の評価項目の課題というふうに考えていいのではないか
というふうに思うんですけれども。
小田会長
ありがとうございます。いろいろとご意見を出していただいて、それらを
集約して、また次に反映させた案を出して、次の協議会の場での議論に供し
たいというふうに思っておりますので、どうぞどんなご意見でも遠慮なく提
出していただきたいと思います。
センターで行っている自己評価の項目をこれは少し簡単にしたものにな
っているんでしょうか。
事務局
はい、それらが並んでいます。
小田会長
そうですね。そうすると将来的には自己評価のときの項目とそれから市で
なさる評価とは項目としては一致させていくわけですか。
事務局
一致させて自己評価と事業評価がどうなのかということを埋めていくこ
とが評価プロセスになります。
小田会長
自己評価の資料は何回か当協議会にも出していただきましたが、市として
の評価というのは内部的には行われているんでしょうけれども、公表できる
10
ようなものは今はまだないわけですかね。
事務局
今、検討中です。
小田会長
するとそういうことにも反映させるご提案やご意見というのを出してい
ただければと思います。
小山委員
法人の経営者の視点も入れてもらったらと思うんです。包括でそれぞれ法
人がありますから、そこの経営者の視点もつけ加えていただきたいと、かよ
うに思います。よろしくお願いいたします。
小田会長
基本項目の中の、何か該当する項目があれば、ただいまのご意見をできる
だけ反映できるような工夫をしたいというふうに。
小山委員
自己評価としてだけではやっぱりだめで、経営者としての視点を。
小田会長
経営者が自分で評価するということですか。
小山委員
経営者がどのように自分の包括を評価しているか、それは一つ入れてほし
いと思いますね。
小田会長
これは自己点検や自己評価や、それから市が行う評価のときに使う項目で
すよね。経営者は経営者で独自にそれはご自分の事業の評価はされることに
なるので。
小山委員
というのは表に出てこないんです。どうしても自己評価が甘くなってしま
って。経営者がどのように自分たちの包括を評価しているか、その視点も一
つ今後の検討に加えてほしいなと、かように思います。
小田会長
経営者がどう評価しているかということを評価するわけですか。
小山委員
はい。
11
小田会長
ちょっとそれは、検討しましょう。
評価の方法についてはどうでしょうか。ABCとするのか、100点満点で
何点といったような評価にするのかとか、その辺で随分結論は変わってくる
と思うんですけれども、なかなか客観的に程度を見きわめるというのは難し
い作業になると思うんですね。項目をどんなに詳しく詳細なものにしても、
点数のつけ方が一定の基準に基づいて行われないと単なる印象に終わって
しまう恐れもあるような気がします。
どうぞ、千葉委員さん。
千葉委員
介護事業者であれば第三者評価というものを受けておられると思うんで
すけれども、包括支援センターというのはそういった第三者的な評価という
のは受けておられないというか、そういうものではないんでしょうか。
事務局
この場が第三者評価的な役割になっています。
千葉委員
それでしたら評価の方式なんですけれども、介護事業をされているグルー
プホームとかがあると思うんですけれども、その第三者評価で使用しておら
れる、「できている」「不十分」といった○をつける項目になったり、そこ
にまた細かい解説を書いたような形で私はいいんじゃないのかなと思うん
ですけれども。
事務局
ありがとうございます。
小山委員
これは私案でありますけれども、評価の方法を、◎、○、△ぐらいに分け
て、その意味は◎は十分達成できた、そして○は達成できた、△は達成でき
なかったと、この3段階ぐらいの評価にしてはどうかと。私見ですがそのよ
うに考えています。よろしくお願いいたします。
事務局
ありがとうございます。十分を何をもって十分と言うのかもまた今後、皆
さんで検討していただいてご助言・ご意見いただければと思います。その辺
が一番難しいところかなと思います。よろしくお願いします。
小田会長
評価は他との比較を伴いますので、○が何個だと優れているとか、◎だと
12
3点相当とか、横並びで比較をするときに可能なような、できればそういっ
た評価の手法が望ましいと思いますけれども、あるいは他都市と比較すると
か、そういったことも考慮は必要かと思いますが、いかがでしょうか。何か
アイデアがございましたら、賜りたいと思います。
小山委員
確かに各包括さんは非常によくやっていらっしゃるので、ほとんど差はな
いと思うんですけれども、それをいろんな観点から評価させていただいた
ら、よりよい資料になってオープンにできると思うんです。これから介護保
険情報の公開の時代になってまいりますから、大変それは進んだ評価の仕方
と、かように考えています。
事務局
ありがとうございます。
小田会長
はい、どうぞ。中島委員さん。
中島委員
私は評価の方法というのは点数が一番わかりやすいじゃないかと。点数に
すれば合計点数で何点だということで、それで他の施設などと比較しやすい
んじゃないのかなという気はします。例えば、それは5段階評価なのか、3
段階評価なのか、これはまた別ですけれども、点数で3、2、1とか1、2、
3、4、5、というふうに点数を足していった方が評価としてはしやすいん
じゃないかというふうに考えているんですが。
小田会長
ありがとうございます。◎、○、△を3、2、1とすれば自動的に合計点
数で比較ができるようになりますね。それだけで本当にサービスの質の面ま
での評価になるかどうかということもあろうかと思いますけれどもね。私ど
もが関わる評価というのは、大学入試で点数をつけて、合格です、不合格で
すというのとは違って、地域包括支援センターの運営協議会ですので、同じ
立場でできるだけ包括支援センターが活発な活動ができるようにするとい
う、伴走する、共に走るような立場からの評価なので、良い悪いもはっきり
させることにはなろうかと思いますけれども、悪いからどうだとか、そうい
う点にあまり捉われ過ぎてもいけないかなというふうに思います。活動がし
やすくなるように、活発化するようにという観点から促進的な評価をすると
いうことが重要な作業になってくると思います。
13
これぐらいの時間でなかなか結論が得られる問題ではございませんので、
本日いただいたご意見、それからまた会議終了後でも何か新しいアイデアが
浮かんだということであれば、私なり事務局なりにご連絡をいただければ次
回、またご意見を総合して、より詳しい評価の資料を議論の対象に提供した
いと思っておりますので、本日は時間の関係もありまして、この案件につい
てこれ以上何かご提案というのがなければ次の事案に進みたいと思います
けれども。
はい、どうぞ。
鶴田委員
先ほど言っていた新しい総合事業は来年かなと思っていたんですが、平成
30年でいいんですか。
事務局
平成28年からスタートはするのですが、全ての内容は30年を目途に準備を
しています。
鶴田委員
来年スタートで平成30年に完成ということですか。わかりました。
小田会長
それではまだ議論は尽きてはいませんけれども、本日いただいたご意見を
参考にして、もう少し資料の内容をより詳細なものにしていくように、ちょ
っと事務局と私の方で検討させていただきたいと思います。
この案件については、他にご意見はございますでしょうか。
ございませんようでしたら、次にもう1個、これは結論をいただかなけれ
ばならない指定の案件がございますので、そちらに移らせていただきたいと
存じますがよろしいでしょうか。
(1)審議案件 案件2
小田会長
それでは審議案件の2番目、地域密着型サービスの指定について、これも
ちょっと長い資料がございますけれども、最初に事務局から資料説明をお願
いいたします。
事務局
地域密着型サービスの指定についてご説明させていただきます。座って説
明させていただきます。
14
まず、2ページの地域密着型サービスの整備状況について、ご説明をさせ
ていただきまして、後ほど小規模多機能型居宅介護2件、小規模特養1件の
指定案件についてご審議賜りたいと考えておりますので、よろしくお願いい
たします。
それでは、2ページの表ですが、左端に、7圏域に分けてサービスの種類
ごとの整備状況を記載しております。数字の一番左の列が、整備済み数にな
ります。②が第5期の整備中、前年度に引き続き整備を行っている数になり
ます。この②の下の方になります南部地域圏域の小規模多機能型居宅介護2
か所と、小規模特養1か所につきまして、後ほど、指定のご審議をいただく
ことになります。
表の上に戻ります。③27年度、28年度、29年度の整備計画数を挙げており
ます。右端に第6期末、29年度末の整備目標数を掲載しております。今年度、
平成27年度の整備計画数につきましては、北部地域圏域で小規模多機能型居
宅介護が1施設、丘陵地域東部圏域で小規模多機能型居宅介護1施設、南部
地域圏域のグループホーム1施設、計3施設が今年度の整備計画になりま
す。
これらにつきましては、5月22日に事業所向けの説明会を開催しておりま
す。この中で北部地域圏域の小規模多機能型居宅介護につきましては、おお
むね手を挙げていただいた事業所と事前協議を進めていける内容に到達し
ていると考えておりますので、このまま事業開始に向けて調整を進めていき
たいと考えております。さらにまた年度内になると思いますが、指定案件と
して挙げさせていただきたいと考えております。
丘陵地域東部圏域の小規模多機能、南部地域圏域のグループホームにつき
ましては、応募の事業者はありましたが、詳細のところまでは、具体化され
ておりませんでしたので、今回は事前協議の相手方には認めておりません。
ですので、この2件につきましては次年度の募集と合わせまして、今年中に
再度募集をかけまして、次年度計画とともに整備を進めていきたいと考えて
おります。
それと、今回募集させていただいたのはこの3事業になるんですけれど
も、実はそれ以外に北部地域圏域におきまして、認知症対応型通所介護を行
いたいという事業所がございました。そちらにつきましては、整備計画では
挙がっておりませんが、認知症対応型通所介護につきましては整備を拒むも
のではないという通知もございますので、引き続き事前協議の案件といたし
15
まして協議を進めていきたいと考えております。こちらにつきましても、指
定の条件がそろいましたら、また本協議会に上げさせていただきまして、ご
審議賜りますので、よろしくお願いいたします。
小山委員から事前にご質問をいただいております。27年度から特養の入所
が要介護3以上になっているが、茨木市の現状、要介護3以上の認定者数は
何人か。それから特養の待機者数は何人か、というご質問をいただいており
ます。
4月末現在の数字になりますが、要介護3、4、5の方合わせまして、3,402
人となっております。特養を待機されている方の入所の必要性が高い方、在
宅で要介護4、5の方の人数でございますが、これも4月末時点ですが、要
介護4の方が60人。要介護5の方が38人。合計98人となっております。
それでは、地域密着型サービスの指定につきまして、福祉指導監査課から
ご説明させていただきます。
事務局
指定審議の事業所について、説明させていただきます。今回、3事業所ご
ざいますが、事前にいくつかご質問をいただいておりますので、途中で回答
を挟みながら3件まとめて説明させていただきたいと思っております。それ
では、座って説明をさせていただきます。
まず1件目の説明をさせていただきます。3ページをご覧ください。
運営する法人の名称は、社会福祉法人天王福祉会で、サービスの種類は地
域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護となります。
事業所の名称は地域密着型介護老人福祉施設みやけの里です。
事業所の所在地は、茨木市丑寅二丁目1番8号で、南部地域圏域となり、
事業の開始は平成27年8月1日を予定しております。
利用者数につきましては、登録定員を29人としております。
次に、従業員につきまして、事前にお問い合わせをいただいております。
機能訓練指導員の資格につきましてですが、理学療法士か作業療法士かとい
うことでございましたが、みやけの里の機能訓練指導員につきましては、柔
道整復師の資格を所持している者でございます。指定基準上、置くべきとさ
れている機能訓練指導員の資格につきましては、理学療法士、作業療法士、
言語聴覚士、看護職員、柔道整復師、またはあんまマッサージ師の資格を有
する者となっておりますので問題ないと考えております。
次に5ページですが、法人所轄庁が近畿厚生局となっている理由につきま
16
してご質問をいただいております。これは設置法人が大阪府外で特別養護老
人ホームを運営していることによるものです。社会福祉法人の所管につきま
しては、茨木市内にのみ施設がある場合は茨木市が、市外にまたがり府下の
みとなる場合は大阪府が、都道府県をまたぐ場合は国が所管することとなっ
ているため、当該法人については近畿厚生局が所管することとなっているも
のです。この件につきましては、この後にご説明させていただきます34ペー
ジにつきましても同様となりますのでご了承ください。
また11ページの平面図中、黄色く塗られている部分の宿泊室につきまして
ご質問をいただいております。こちらにつきましても、この後の審議案件と
してご説明させていただきます小規模多機能型の宿泊施設となります。色の
塗っていない部分が共有スペースとなっているため、添付させていただいて
いる平面図となります。
また17ページの運営規程につきましてですが、第2条6の項目が平成27年
5月1日指定の社会福祉法人佳翔会のときには記載がございませんでした。
それを今回記載している理由についてのご質問をいただいております。みや
けの里につきましては、モデル運営規程を使用しております。佳翔会につい
ては法人独自の運営規程を使用していたため、項目に差異が出たものでござ
います。この部分につきましては、基準上で必要となっている項目ではあり
ませんが、今後、市の基準を守るという意識を持ってもらうために記載する
よう指導していきたいと思っております。
最後に28ページと29ページの協力医療機関の契約書についてでございま
すが、契約日が古いため新しい日付の契約書を添付した方が良いのではない
かとのご意見をいただいております。今回提出の契約書につきましては、当
初事業の開始を5月と予定していたことから、2月に協力医療機関との契約
がなされたものでございます。これらにつきましては、契約期間内でもあり、
また契約の内容に変更もないことから法的に問題がございませんので、契約
の結び直し等については必要ないと考えております。この件につきまして
も、この後にご審議いただきます48ページと49ページの契約書につきまして
も同様となりますのでご了承ください。
以上となります。その他、人員の配置等につきましては、裏面に記載しま
したとおり確認いたしまして、問題ないと考えております。
それでは、2件目の説明に移らせていただきます。32ページをご覧くださ
い。
17
運営する法人の名称は、社会福祉法人天王福祉会で、サービスの種類は、
小規模多機能型居宅介護及び介護予防小規模多機能型居宅介護となります。
事業所の名称は、小規模多機能センターみやけの里です。
事業所の所在地は、茨木市丑寅二丁目1番8号で、南部地域圏域となり、
事業の開始は平成27年8月1日を予定しております。
利用者数につきましては、登録定員を25人、通いサービス定員を15人、宿
泊サービス定員を6人としております。
居間及び食堂の合計面積について、ご質問をいただいております。32ペー
ジと36ページで記載されている面積が異なるということでございますが、こ
れにつきましては32ページに記載の52.64平方メートルが正しい面積となり
ます。36ページの書類を作成する際に、概要ということで整数となるよう小
数点以下を切り捨てたものです。今後は、正確な数字を記載するよう指導い
たします。
また居住費につきまして、先ほどご説明させていただきました地域密着型
介護老人福祉施設入所者生活介護の居住費と金額が異なる理由についてご
質問をいただいております。地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護と
小規模多機能型居宅介護では居室の面積が異なり、小規模多機能型の居室の
方が若干狭くなることから居住費に差を設けていることを確認しておりま
す。
以上となります。その他、人員の配置等につきましては、裏面に記載しま
したとおり確認し、問題ないと考えております。
続きまして、3件目、最後の審議案件の説明に移らせていただきます。52
ページをご覧ください。
運営する法人の名称は、パナソニックコムハート株式会社で、サービスの
種類は、小規模多機能型居宅介護及び介護予防小規模多機能型居宅介護とな
ります。
事業所の名称は、エイジフリー小規模多機能ケア茨木平田台です。
事業所の所在地は、茨木市平田台2番1号で、南部地域圏域となり、事業
の開始は平成27年8月1日を予定しております。
利用者数につきましては、登録定員を12人、通いサービス定員を6人、宿
泊サービス定員を5人としております。
この事業所の建物につきましては、木造2階建ての1階部分となっており
ますが、1階のその他の部分及び2階部分につきましては、サービス付高齢
18
者向け住宅が使用しており、1階の共有部分につきましても今回申請の小規
模多機能型居宅介護とサービス付高齢者向け住宅との共有となっておりま
す。
居間及び食堂の合計面積について、ご質問をいただいております。52ペー
ジと56ページに記載されている面積が異なるとのことですが、これにつきま
しては、52ページに記載の33.18平方メートルが正しい面積となります。56
ページの書類を作成する際に、概要ということで小数点第2位以下を切り捨
てたものです。今後は正確な数字を記載するよう指導いたします。
また54ページの法人所轄庁についてご質問をいただいております。当該法
人は株式会社で、営利法人となりますので法人所轄庁はございません。その
ため空欄となっているものですのでご了承ください。
以上となります。その他、人員の配置等につきましては、裏面に記載しま
したとおり確認し、問題ないと考えております。
以上、3件の指定につきましてご審議をよろしくお願いいたします。
小田会長
はい、ありがとうございました。いずれもこの8月1日から事業開始の予
定なので、この時期に指定の申請が上がってきたもので、従来から事前協議
ということでご指導いただいてきたものでございます。資料にございました
ように法律上の指定の要件は全て満たしているということが確認されてお
ります。その上で、今回指定をすることが妥当か否かをお諮りしたいと思い
ます。資料の内容などについてご指摘などはございますか。
小山委員、どうぞ。
小山委員
マイクの音が割れて聞きづらかった箇所があるので、もう一度説明をお願
いいたします。
前回の佳翔会の運営規程には記載がなかった項目を、今回入れたのはどう
いう理由ですか。
事務局
今回指定をします天王福祉会ですけれども、こちらは市で示しているモデ
ル運営規程を使用しております。佳翔会は、法人独自の運営規程を使ってお
りますので、項目に若干の差がもともとあったようでして、それで差が出て
いるものです。ただ、今回基準上必要となっている項目ではございませんが、
市の基準を守る意識を法人さんに持ってもらうということを考えまして、今
19
後は記載するように指導はしていきたいと思っております。
小山委員
指定の上で差し支えないわけですか。規程を使い分けるのは。
事務局
最低限、必要な項目を満たしていれば、特段ここの部分があるなしにかか
わらず問題はございません。
小山委員
しかし市の条例を適用して守りなさいと書いてありますよね。
事務局
守りますということで、法人さんがうたっておられるか、うたっておられ
ないかの違いだけです。守ってもらうように指導はしてまいります。
小山委員
載せるように指導したらどうですか。条例があるんですから。
事務局
今後こういった指定案件として出てくるときは、極力載せるようにという
ことで指導はしていきますけれども、載せていないことをもって指定はでき
ないとか、そういった項目ではございません。
小田会長
ご理解いただけましたでしょうか。
今後、統一的にモデル的なひな形の規程を使っていただくようにするとい
うことですので、今後はこういうそごは出てこないと思いますけれどもね。
小山委員
それから黄色いマーカーで塗った6部屋の部分のサービスはどれに当た
るんですか。
事務局
11ページにつきましては、2件目の審議案件にも同じ平面図をつけさせて
いただいているんですけれども、そちらの小規模多機能型の宿泊室になりま
す。
小山委員
11ページの6部屋は、この総括表の中で出てきませんよね。この11ページ
の図面は要らないんじゃないですか。
事務局
1階の出入り口と厨房、事務室といった共有スペースがございますので、
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つけさせていただいております。
小山委員
しかし冒頭の3ページの中に、この6部屋の説明はありませんよね。だか
ら11ページの図面は要らないんじゃないですか。
事務局
3ページにつきましては、あくまでも小規模ではなくて地域密着型の特養
の説明になりますが、相談室や事務室や厨房などの指定に係る部分の説明も
ありますので、参考でつけさせていただいております。また、指定上、建物
の入り口部分というのが必要になってきますので、平面図として載せさせて
いただいているということです。
小田会長
別に認識は一致していると思うんですね。あえて言えば、11ページの黄色
の色づけはなくてよかったのかもしれませんけれども。別に、資料の出し方
が誤っているわけではありません。
小山委員
12、13ページはA、B、Cとあって、これは一目でわかるんですけれども、
この11ページの黄色の部屋はわからなかったので。それで大体了解しまし
た。次回からよろしくお願いします。
小田会長
それでは、その他何か資料の内容について疑問の点などございますでしょ
うか。
なければ一応、法律上の要件、人員の基準、施設の基準を満たしておりま
すので、当協議会としては指定を適当とするという結論でよろしゅうござい
ますでしょうか。ご異論はございませんでしょうか。
〈異議なし〉
小田会長
ありがとうございます。それでは、この3件合わせて指定は適当であると
いうのが当協議会の結論でございますので、この後8月1日の開始に向けて
市で指定の手続をしていただくようにお願い申し上げます。
(2)報告案件 案件1
21
小田会長
それでは次に、報告案件の1番目の地域包括支援センターの活動状況につ
いて、これも資料がございますので、まず事務局からご説明をお願いしたい
と思います。
事務局
はい、よろしくお願いいたします。座って説明させていただきます。
74ページになります。地域包括支援センターの活動状況について、報告さ
せていただきます。
今の段階では、平成27年度は4月、5月の2か月分しかありませんので、
参考程度の数字にはなると思いますが、報告させていただきます。
1、定量的評価のところです。A、当事者・関係者からの相談対応は年々
伸びてきている状況になっております。Bの介護支援専門員に対する支援指
導というのは減ってきている状況にはありますが、介護支援専門員そのもの
の能力等が向上してきているということが言えると思います。Cの対象者へ
のケアマネジメント実施であります。そこは小山委員から質問があったので
すが、二次予防事業対象者のプラン作成で4月、5月がないというところな
んですが、今年度、27年度につきましては、いわゆる二次予防事業というの
は実施しませんので、その対象者のプラン作成というのは今年度はないとい
う形になります。資料の他の部分でもこの評価が出てくるのですが、27年度
についてはこの部分は傍線が入っております。
2番の定性的評価になります。同じようなことが言えるのですが、Aの相
談が増えている部分では特に関係機関からの相談が増えているという状況
になります。Bの介護支援専門員に対する支援指導については減少傾向には
あるのですが、4月、5月だけで見ると年度替わりということがあり、制度
の変更ということもあり、かなり数が増えている状況にはなっております。
Cは、高齢者人口が増えていっておりますので、増加傾向になっております。
Cの②の日常生活圏域別の傾向について、これは参考資料1、75ページで
説明させていただきます。これも平成27年度は4月、5月分までのデータし
かありませんので、主に年度で見ていただければと思います。1の地域包括
支援センターの活動状況の高齢化率のところ、社協1圏域、いわゆる山間部
の方の高齢化率が40%になってきております。いわゆる超高齢社会といわれ
るのは21%というラインがありますので、それの倍近くの状況になってきて
おります。他の圏域につきましても、南部圏域以外はもうほぼ21%になって
きているという状況になります。次の表の包括的支援事業の4月、5月分が
22
ないのは先ほどの説明のとおりであります。
次の総合相談支援事業も特に年度での大きな割合の変更はなくて、ほぼ
5.7から6.2%の間で推移しております。
次の4、包括的・継続的ケアマネジメント支援事業は、これは年々増えて
きている状況になります。
次の表の指定介護予防支援の委託率ですが、年々増加してきている状況に
あります。
76ページになります。介護予防プラン、要支援1・2の方の包括委託作成
の部分の一覧になっております。新規ケースの委託比率でいいますと26年度
の新規委託は69.7%になって、今年度68.8%になっておりますので、そう変
わらない数字が出てきております。
次の②、連絡調整等活動状況についても、これは包括分、委託分と分けて
おりますが、実際の活動としてはこの上と下の表を足したぐらいの数を包括
の方が動いてくださっております。
77、78ページになります。この表は要支援者が要介護認定となった際に居
宅介護支援事業所につないだ件数ということになっております。これも78ペ
ージの一番最後から見ていただけたらと思います。同一法人の割合ですね。
27年度に関してはまだ4月、5月分だけですので、おそらく26年度と同等の
数字ぐらいになっていくのではないかと考えております。
また74ページに戻っていただきます。課題事項等になります。小山委員か
ら質問が出ておりまして、この一番最後の行に書いております、「国のガイ
ドラインに沿って準備等を進めて……。」というところですが、まさに今検
討中でありまして、大阪府等の研修会・会議も8月末ぐらいから入ってきて
いる状況で、検討中ですという答えぐらいしかないんですが、例えて言いま
すと、いろんな相談の方が来られて、サービス利用につなげる場合も基本チ
ェックリストの活用、それでアセスメントしていくという辺りも出てきます
し、あとは地域ケア会議を開いていく中で、総合事業は多様な主体による生
活支援サービスや介護予防サービスなどがありますので、その地域ケア会議
の中で、この地域にはこんなサービスがいるよねというようなケア会議から
の市の事業への発展という部分もありますでしょうし、その辺を今検討中で
すし、勉強中でありますので、特に明確な、今こういう状況ですというお答
えは特にございません。
79ページです。各包括支援センターの事業計画一覧になります。こちらの
23
表に関しては、各包括支援センターから報告させていただきます。
社協地域包括
支援センター
平成27年度茨木市地域包括支援センター事業計画一覧、詳細については
そちらを参考にしていただくようお願いいたします。
その中で、特に昨年中途で終了したものや新たに開始するものなどについ
て説明させていただきます。よろしくお願いします。
まず事業方針としまして、大きく地域包括ケアシステムの構築ということ
を掲げました。
総合相談支援事業については、職員のスキルアップと地域包括支援セン
ターのチラシやポスターの活用ということで、現在、啓発のポスターを作成
中でございます。ポスターができ上がりましたら、各関係機関に貼り、継続
的に啓発する予定となっております。特に切れ目のない公的機関への配布と
いうことで、チラシも含めて継続して置かせていただこうと思っておりま
す。特に今年度は認知症診断で治療支援システム実施医療機関ができました
ので、社会福祉協議会が担当しております生活圏域内の医療機関は14か所ご
ざいますが、まずは14か所にポスターを貼らせていただき、窓口に包括支援
センターのチラシを置かせていただこうと思っております。
次に権利擁護事業ですけれども、成年後見制度や日常生活自立支援事業の
勉強会について、実際に包括支援センターに上がってくる相談件数は数だけ
で申しますと、少ない数になっております。次の対応までの期間、職員のス
キルアップを目的として勉強会を継続して開催する予定にしております。
包括的・継続的ケアマネジメント事業については、こちらが担当しており
ます介護予防支援事業所22か所の介護予防支援事業所を一つ一つ訪問させ
ていただいて、新しい情報提供をさせていただいたり、一人ケアマネジャー
さんの事業所も結構ありますので、悩んでおられたり、困っておられること
がないかなど聞き取りながら対応し、後方支援をしていく予定にしておりま
す。老人クラブの活動への参加ですけれども、年間老人クラブの計画を立て
ておられます中に予定を入れさせていただいて、地域包括の相談業務を実施
したり、介護予防の啓発なども行っていきます。
介護予防ケアマネジメント事業ですが、これについては基本チェックリス
ト等アンケート結果が9月の初旬に包括支援センターに来るかと思われま
す。チェックリストで何らかの対応が必要と吸い上げた方々にアプローチを
し教室参加を促したり、継続対応していきたいと思っております。
24
最後に地域ケア会議ですけれども、平成26年度は中津地区と大池地区は未
開催であり、他の4地区は3回の会議を開催しました。今年度、27年度は中
津地区と大池地区は既に6月に第1回を開催し終わっています。他の地域と
同じように「認知症の方が住みなれた地域で暮らし続けるため」ということ
をテーマに「地域ケア会議とは」と認知症の勉強会に取り組みました。
今後予定しているところは、8月18日、全体研修会を予定しております。
北部地域圏域と中心地域中部圏域合同の研修会で、大学の講師を呼び、地域
力の向上について、「関連機関ネットワークの強化について」に特化した講
義をしていただき、その後各小学校区の地域の現状についてみんなでグルー
プワークをする予定にしております。以上です。
地域包括支援
天兆園の地域包括支援センターは現在、三職種3人のコンパクトな包括に
セ ン タ ー 天 兆 なっています。ですので、それぞれ職種の強みを生かしながら全員が柔軟に
園
それぞれの相談に対応できるように日々情報共有と情報交換、スキルアップ
に努めていきたいと思っています。また、本年度もネットワークの構築を第
一に挙げて、相談しやすいセンターづくりを目指していきたいと思っていま
す。
総合相談支援事業では、在宅医療・介護の連携強化が重要になることから
引き続き天兆園でオリジナルの付せんをつくりましたので、その付せんを配
布したりですとか、ポスターを掲示させていただいたり、特に医療機関への
啓発活動を強化していきたいと思っています。
権利擁護事業では、虐待対応に力を入れて圏域の関係者を対象に勉強会を
企画していきたいと思っています。
包括的・継続的ケアマネジメント業務につきましては、圏域に8か所ある
居宅を巡回訪問させていただきながらケアマネジャーさんが一人で抱え込
まなくてもいいようにケアプランや困難事例の対応へのアドバイスを行っ
ていきたいと思っています。
介護予防ケアマネジメントにつきましては、昨年同様、地域のサロン等に
出向きまして、介護予防への意識を高めていただけるような啓発をしていき
ます。また、介護認定の非該当者ですとか、認定は受けてはおられるけどサ
ービスにまだつながっておられない利用者様など今の状況確認を、電話なり
訪問なりをして掘り下げも行っていきたいと思っています。
最後に地域ケア会議につきましては、今までどおりつながりづくりをベー
25
スに今後は情報交換ですとか、課題解決型の会議にシフトしていきまして、
小学校区ごと、及び圏域全体の会議をあわせて年4回以上、開催することを
目指しています。それぞれの地域性がございますので、特色を生かして、特
性を生かして大事にした会議になれるようにしていきたいと思います。
以上です。
地域包括支援
常清の里は、事業方針を中心にご説明してまいります。今年度は関係機関
セ ン タ ー 常 清 や地域住民の方とのさらなる連携と地域ケア会議の充実を目指していきた
の里
いと思っております。関係機関の方とは交流会、情報交換、勉強会等を通じ、
連携の強化を図っていきたいと思っております。今年、年2回予定しており
ます。さらに医療機関であったり、民間の事業所さんとの連携強化のために
訪問、啓発等を行っていきたいと思っております。
地域住民の方とは、サロン等を通じてチェックリストを行ったり、予防に
努めていきたいと思っております。その際、介護予防の重要性を説明したり、
筋力低下防止、認知症予防を楽しくゲームや体操等を織りまぜて行っていき
たいと思っております。また、消費者被害防止のための啓発活動も積極的に
行っていきたいと思っております。
地域住民の方との連携に関しましては、セーフティーネット会議と協力し
ながら特に民生委員の方や福祉委員の方と見守り活動を今まで以上に行っ
ていきたいと思っております。
地域ケア会議に関しましては、3小学校区ごとに小会議を行い、最後、年
1回全体会議を開催する予定です。昨年度、議題に上がりました見守りとい
うのをテーマに今年は行っていく予定です。また、包括としましては困難ケ
ースや介護予防に対しての専門的知識や技術を習得できるように研修会に
参加する等し、スキルアップを図ります。また、今までも三職種3人で情報
交換を積極的に行っておりましたが、今年からはケース会議という形でモニ
タリングを行ったり、伝達研修を行っていきます。昨年度から取り組んでい
る内容もありますが、今年度も重点的に取り組み、さらに充実したものにし
ていきたいと考えております。
以上です。
地域包括支援
詳細に関しましては、参加資料を見ていただけたらいいかなと思っており
セ ン タ ー エ ル ます。茨木市地域包括支援センターでは、本年度、地域包括支援ネットワー
26
ダー
クの構築と地域包括支援センターの周知を事業方針に挙げています。その中
で本年度は、全職員が地域に出向き、顔の見える関係づくりに力を入れてい
きます。そのため、地域の8か所で出張相談を行っているのですが、そこで
職員が1人ずつ行っていたところを2人体制で開催させていただいたり、セ
ーフティーネット会議にも1人で行っていたところをもう1人連れていく
という形で2人体制で参加していきたいと思っております。
そしてエルダー包括の圏域の民生、児童委員地区定例会に参加させていた
だきまして、おおむね全員の民生委員さんの方に簡単なアンケートをとらせ
ていただきました。80人弱の方からアンケートをとらせていただきました。
内容は「地域包括支援センターを知っていますか。」と、「地域包括支援セ
ンターに相談したことがありますか。」「地域包括支援センターに相談した
ことのある方は、相談のときの包括の対応はどうでしたか。」などという11
項目のアンケートをとらせていただきました。集計はできましたが、その結
果をどのようにこれからの活動に結びつけていくか、全職員で考えていると
ころです。ただ、少しずつではありますが職員の顔を覚えていただけるよう
になってきていますし、これからも地域に根づくことを続けていきたいと思
っています。本当に相談しやすい地域包括支援センターになれるように努力
していきたいと思います。
そしてエルダー圏域全体、大きな地域での地域ケア会議を年3回計画して
いるのですけれども、地域ケア会議を開催することが目的にならないように
本当に何度も、何度も地域ケア会議の注意喚起を本年度も行っていって、職
員全員で意見を出しながら意識の統一を図っていきたいと思っています。7
月31日に開催する地域ケア会議は、民生委員さんより自分たちの活動を知っ
てほしい、ケアマネさんからは民生委員と地区福祉委員の違いがわからない
という声があがりまして、お互いの活動を知るというテーマでさせていただ
きます。このように地域の声を拾い上げて、地域ケア会議を活用し、地域と
のつながりを強化していきたいと思っています。そして、課題の抽出がしや
すいように小地域での地域ケア会議を本年度2回は開催させていただきた
いと思っております。
まだまだ手探りの状況ではありますが、地域力を向上させ、関係機関が手
をとり合い、安心して暮らし続けられる地域になれるよう本年度も頑張って
いきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
27
地域包括支援
事業方針のところは他の包括支援センターと同じような形でネットワ
セ ン タ ー 春 日 ークの構築、それから地域包括支援センターの機能強化を挙げさせていただ
丘荘
いております。複雑化する相談ケースに対応できるように職員のスキルアッ
プを図り、地域との関係性もできるだけ強化に努めていきたいと考えており
ます。まずはそれぞれの圏域内の医療機関、開業医さんだったりとか、病院
のソーシャルワーカーさんへの訪問を開始し、包括の活動内容、もしくは医
療機関との情報共有、そういうところから関係強化に努めていきたいと考え
ております。
また権利擁護におきましては、複雑化する相談ケースの中に多々、権利擁
護についてという相談が目につくようになってまいりました。そこで、成年
後見制度であったり、虐待対応であったりというふうなところにおきまし
て、包括職員のスキルアップだけではなくケアマネジャー、あるいは居宅の
サービス提供事業所等を対象にした勉強会や事例検討会等の実施を計画し
ております。
また、ケアマネジャーさんへの個別支援といたしまして、今年度も居宅介
護支援事業所への訪問、相談を既に5月から始めております。交流会も年2
回、例年どおり開催する予定にしておりまして、お互いの情報交換、今何が
足りないのかというふうなところから、資質の向上を図っていきたいと考え
ております。また、地域へ出向く機会をさらに増やしていきたいと考えてお
りまして、セーフティーネットだけではなく、商店街であったりとか高齢化
率の高いマンション、あるいは自治会等を対象に活動を広げていきたいとい
うふうに考えておりまして、地域住民とともに考えて、その地域に何が必要
なのかというふうな視点において取り組みを考えていけたらなと考えてお
ります。
地域ケア会議におきましては、既に6月24日に本年度第1回目が終了して
おります。2回目が7月29日に予定しておりまして、ともに事例を通して多
機関、多職種間の間で多様なアプローチを検討し、社会資源とは何か、地域
の課題解決には何が必要なのかというふうなところを目指して、地域ケア会
議を開いていきたいと考えております。例年どおりのものもあれば、ますま
す強化していかなければならないところも多々増えておりますが、地域包括
支援センターの職員がそれぞれの課題を持ち寄った上で包括支援センター
のより良き方向への活動とスキルアップといったところで頑張っていきた
いと考えております。ありがとうございました。
28
地域包括支援
センター葦原
葦原の今年度の事業計画についてですが、他の包括と同様になりますが、
大きく2つの方針を挙げさせていただきました。
まずその1つ目は、地域ケア会議を活用した地域包括支援ネットワークの
構築ということで、前年度から開催しております地域ケア会議が今後高齢者
の支援を行うに当たって、とても重要な位置づけになってくるのではないか
と思っています。特に今年度は、医療と介護の連携を強化していくために事
例を用いた勉強会を企画し、地域で高齢者を支えていくために必要な在宅医
療の体制に向けても検討していく場になればと考えております。
そして2つ目に、地域包括支援センターの機能強化を挙げました。これに
ついては認知症や精神疾患に伴って問題行動が生じる支援困難ケースや、虐
待ケースなど専門的な知識や、技術、関係機関との連携が必要不可欠になっ
ており、早期対応や適切な支援が行えるように連携を深めるとともに、包括
職員のスキルアップとともに、また三職種間の専門性を生かしたチームアプ
ローチも発揮できるように一層努めてまいりたいと思います。
また、南部地域圏域の特徴としまして、予防給付ケアマネジメントの件数
が多いですけれども、まだまだ4つの基本業務の中でケアプラン作成数の占
める割合というのが大変多く、他の業務を圧迫することもあって、これが大
きな課題となっておりますが、今後スムーズな対応ができるように心がけて
いきたいと思っております。
以上です。
事務局
続きまして81ページの収支予算・決算一覧表になります。細かい数字の説
明は見ていただいたとおりですが、小山委員さんからいくつか質問がありま
すので、その分の回答をさせていただきます。
この表の横の計の欄をお願いしますということなんですが、これは今後検
討させていただきます。
26年度決算不要額はなかったのかということなのですが、これは年度末に
精算をさせていただいておりますので、いわゆる決算額の収入・支出の合計
がそれぞれ合う数字になっております。
また、介護報酬、介護予防プラン作成費の額も年度末に確定して精算して
いるのでこの合計の額が合うという形にさせていただいております。
下の27年度の分ですね。葦原が26年度に比し、減額されている理由という
29
ことですが、これは包括支援センター共通に持つ共同事務費というものがあ
りまして、いわゆるポスターとかパンフレットの作成費あたりになるのです
が、これが去年は葦原がその担当で、今年度は常清の里が担当していますの
で、その分が葦原から減って常清の里に動いているという形で見ていただけ
たらと思います。
常清の里の人件費が他の包括に対して高い理由ということですが、これは
いわゆる三職種の経験年数でありますとか、職種によってもそれぞれの法人
の規定によっての対応になりますので、その辺での差であるとお聞きしてお
ります。
以上で報告を終わります。
小田会長
ありがとうございました。この案件につきましては、74ページ以下、たく
さんの資料で説明していただいたわけでございますが、74ページ以下のとこ
ろが最初の議題の評価に関わる、今までやってきた当協議会としての評価の
内容なんですね。こういう定量的評価、定性的評価のような形でうっすらと
した評価でやってきましたけれども、高齢化の進展に従ってだんだん件数が
増えているということが毎回確認されているというのにとどまっているわ
けです。今後の包括支援センターに期待される役割の拡大を考えるときにも
う少し詳細な評価が必要になってくるというのが今日の最初の議題に戻っ
てくる背景になっていたと思います。本日は、あまり資料の細かい点につい
てご質問いただいたりする時間はございませんが、これから重要な仕事にな
ります評価などと関連して現状のご報告を聞いていただきましたが、何かご
提案やご意見がございましたら、短い時間ですけれどもお伺いしたいと思い
ます。いかがでございましょうか。
はい、小山委員さん。
小山委員
74ページです。この課題事項等でございますけれども、お伺いしてよろし
いでしょうか。この新総合事業につきましてですが、新総合事業、訪問型サ
ービス、そして通所型サービスにつきましてはどのようにお考えになってい
るんでしょうか。すなわち27年3月の茨木市議会におきまして、介護保険条
例の一部が改正、可決されました。よって新たに創設された介護予防・日常
生活支援総合事業の開始が28年4月1日と設定されております。現時点にお
ける考え方を教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
30
事務局
はい。総合事業について答えさせていただきます。介護保険の制度改正で
これまで予防給付で全国一律のサービスの提供でした通所介護、訪問介護、
それを地域支援事業の方にサービス事業として移行するというのは基本的
な決まりということになっておりますので、まずは通所介護、訪問介護、そ
れを今の事業所さんをみなし事業所として引き続き提供となります。まずは
そこからかと思っているところです。ただ、サービスをより多様化していく
ことが各自治体に求められていますので、多様化していくに当たっては受け
手、なり手、そういう方々を発掘して育成してということも一定、時間がか
かると思っています。28年4月からまず現行相当の通所介護、訪問介護、そ
の辺りからスタートと思っているところです。
小山委員
今の説明では曖昧なことしかわかりません。もう少し具体的に現時点での
考え方を説明していただけませんか。
事務局
現時点で具体的にどういうサービスが多様化してできるかは、先行市を参
考にして茨木市独自に組み立てていくということになります。現時点でこう
いう形でというお答えはできないです。この運営協議会以外の高齢者施策の
分科会で、まずその辺りの考え方、どういうふうな内容のものであるかとい
うところを分科会でご意見いただいて決めていきたいと思っています。一
定、形が整った段階でこの運営協議会にはご報告ができるかと思っていま
す。
小田会長
地域包括支援センターとの関係では窓口として非常にこれから仕事が増
えていくというふうに理解しておけばよろしいでしょうか。
事務局
そうですね。総合事業に当たっては包括支援センターが立てます介護予防
ケアマネジメントの部分というのはとても重要な位置づけになってきます。
これまで以上に介護予防を推進していくというところでは包括に求められ
る役割というのは大きくなっていくかと思っているところです。
小田会長
現時点ではそれほど具体的なプランがまだできていないということで。
31
小山委員
それからすみません、質問ですが、先ほどの決算額について、これはどの
ように理解したらよろしいですか。81ページの決算額、収入も支出も全く同
じ額になっていますよね。
事務局
説明させていただきます。この決算額の収入にあります介護予防プラン作
成費が年度末に確定してきます。あと委託料も、例えば人件費など職員の異
動があった場合も動くものがありますので、その辺りも含めて年度末に精算
をしての額ということになります。上の予算額の一番下の額から決算額の一
番下の額がそのとき精算された額であるということになっています。
小山委員
収入・支出は予算では基本は同額ですけれども、決算で収入と支出が同じ
額というのがわかりません。全然、お金は余らなかったのですか。
事務局
余った額が、予算額から決算額を引いた精算された額です。
小山委員
それでは当初予算額、例えば社協でしたら4,500万、そして決算が4,000万
だったら、この差が余った額ということですか。
事務局
はい。
小山委員
それならそれがわかるような表にしてください。これでは誰が見ても全然
わからない。まず、素朴な質問で決算額が収入と支出と同額というのはおか
しいですよね。だから今説明されたようなことだったら、収入予算引く決算
はいくら、ということを下に表示してもらわないと、説明責任を果たしてい
ない資料ですよね。
事務局
表のつくり方については、検討して見やすい表がつくれるようにしていき
ます。ありがとうございます。
小田会長
それでは時間の関係もございますので、あまり資料の細部に立ち入ったご
質問などをお受けする時間はありませんが、全体的に今回の6センターの活
動状況のご報告を聞かれて何かご意見、ご感想というものがあればお伺いし
たいと思います。こういった活動状況の報告を積み重ねてきて、評価をして
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きたわけですけれども、もう少し意識的な形で、これから総合事業などが始
まってセンターに対する仕事の期待が高まっていますので、評価活動もそう
いった観点からより一層充実したものにしていかなければならないという
状況になっております。
(2)報告案件 案件2
小田会長
それでは最後の案件の、今年度のアンケートのご説明、お願いいたします。
事務局
はい。82ページになります。アンケートで市民に送っているのが83ページ
につけている部分になります。
目的ですが、介護予防の取り組みへの参加を積極的に促すために実施して
おります。対象者ですが、本年度は70歳以上85歳未満とさせていただいてお
ります。これはより介護予防が必要で、かつ、介護予防の何か教室に通うこ
とで効果的になるという年齢層に絞っております。約3万人になっておりま
す。
調査票は83ページの分でして、現在の状況なんですが、回収状況が約55%
の1万6,000人分ぐらいです。これは1カ月ぐらい前のデータになるので最
新ではないのですが、最新は明日が最終の回収日になっておりますので、今
我々がわかっているのは55%ぐらいです。去年が74%ぐらいでしたので、
70%ぐらいはいくかなという、あくまでも希望的な観測をしております。
以上です。
小田会長
はい、ありがとうございました。
今回の調査について、何かご意見ございますでしょうか。途中経過といい
ますか、結果が出たわけではないので速やかに集計をしていただくというよ
うにお願いをしておきたいと思います。
それではご質問、ございませんでしょうか。
(3)その他
小田会長
それでは時間が過ぎて恐れ入ります。最後にその他とありますが、今後の
予定・連絡事項等ですが、事務局からご報告いただけますでしょうか。
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事務局
はい。次回の開催日についてです。次回は、10月20日火曜日、10月の第3
週目の火曜日に開催したいと現在のところは考えております。
小田会長
はい、ありがとうございました。次回、10月20日でございますので、時間
取りを手帳に記入するなどして、よろしくお願いいたします。また、詳細な
時刻、議題などにつきましては事務局からご連絡をさせていただきます。
3
小田会長
閉会
それでは予定をしておりました議事は終了いたしました。
本日は、進行上の不手際で時間が過ぎてしまいまして、大変申しわけござ
いませんでした。
これをもちまして、本日の第2回の運営協議会を終了したいと存じます。
どうもありがとうございました。
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