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2013年07月度 商業動向報告書(PDF)

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2013年07月度 商業動向報告書(PDF)
2013年7月度
2013年7月度 商業動向報告書
1.経済動向指標
【国内景気指標】
全体概況
出典:内閣府「月例経済報告」(2013年7月)
景気は、着実に持ち直しており、自律的回復に向けた動きもみられる。先行きについては、輸出が持ち直し、各種政策の効果
が発現するなかで、企業収益の改善が家計所得や投資の増加につながり、景気回復へ向かうことが期待される。ただし、海
外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている。
6月小売販売額
出典:ロイター(7月29日)
経済産業省が発表した6月の商業販売統計(速報)によると、小売業販売額は前年比1.6%増の11兆4210億円となり、2ヶ月
連続の増加となった。増加率は昨年5月以来の大きさとなった。地上波デジタルテレビへの切り替え以降、長らく落ち込んでい
た家電販売が約2年ぶりに増加に転じたほか、暑さにより夏物衣料などが大幅に伸びたことが寄与した。
5月全国消費者物価指数
出典:日本経済新聞(7月31日)
総務省が発表した6月の全国消費者物価指数(CPI、2010年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比0.4%上昇の100.0
だった。プラスに転じたのは原油高などで伸びた12年4月以来、1年2ヶ月ぶり。ガソリン価格や電気代の上昇が寄与した。
【商業関連指標】
6月SC売上高
前年比3.0%増で3ヶ月ぶりのプラス改善
出典:日本SC協会「SC販売統計調査報告」2013年6月
既存SC月間売上高の前年同月比は3.0%で、3ヶ月ぶりにプラスに改善した。気温上昇と好天に恵まれて夏物衣料の動きが良
かったことや、テナントの顧客やSCハウスカード会員向け等のプレセールの実施が寄与した。また昨年はセール開始時期の分
散化で盛り上がりにかけた反省から、本セール開始時期を6月下旬に前倒ししたこと、日曜日が1日多かったことも売上を伸ば
した要因である。加えて来館者数も増加し、飲食店の売上も好調であった。業種別では、呉服やヤング衣料が好調であったと
の報告が見られた。
6月百貨店売上高
前年比7.2%増で2ヶ月連続のプラス
出典:日本百貨店協会「全国百貨店売上高概況」2013年6月
全国的に気温が高く好天に恵まれたことや、多くの店で前年7月スタートだった夏のセールを6月末に前倒ししたこと、更には休
日が前年同月比1日増であったことなどのプラス要素が重なり、主力のファッション商材が二桁増となるなど好調に推移した。ま
た、宝飾品・高級時計やラグジュアリーブランドなど高額品が引き続き活況を呈したほか、中元商戦の早期受注が堅調であった
ことも売上の増加傾向に弾みを付ける要因となり、昨年3月以来の高い伸びを示した。
6月チェーンストア売上高
前年比2.7%増で3ヶ月ぶりのプラス改善
出典:日本チェーンストア協会「チェーンストア販売統計」2013年6月
食料品が農産相場安の影響を受けたが、畜産、水産は好調だった。衣料品は後半の気温上昇により夏物を中心に好調に推移
した。また、住関品も季節商品の動きが好調だったことから、総販売額の前年同月比は3ヶ月ぶりにプラスとなった。
6月外食産業売上高
前年比3.6%増で2ヶ月連続のプラス改善
出典:日本フードサービス協会「外食産業概況」2013年6月
全国的に気温が高く、北日本、東日本日本海側を中心に晴れた日が多く、月前半には全国的にも降水量が少なかったことか
ら客足が伸びた。また、日曜日が前年に比べ1日多かったことも、特にファミリー層対象の店舗にはプラスになり、ファミリーレス
トラン業態を中心に客足が堅調で全体の客数は103.4%、売上高は103.6%と2ヶ月連続して前年を上回った。
6月コンビニエンスストア売上高
前年比0.1%増で13ヶ月ぶりのプラス改善
出典:日本フランチャイズチェーン協会「コンビニ統計月報」2013年6月
平均気温が全国的に高く、冷やし麺やアイスクリーム等の夏物商材が好調に推移し、タバコ購入者の減少は依然続いている
ものの、既存店売上高は前年を回復した。
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2013年7月度 商業動向報告書
2.マーケティング情報
【消費・市場動向】
国内インポートブランド市場、2013年は5%増の1兆194億円
出典:流通ニュース(7月4日)
矢野経済研究所は、2013年の国内インポートブランド(インポート衣料品・服飾雑貨)市場に関する調査結果を発表。市場規
模は前年比5%増の1兆194億円と予測する。
富裕層の購買活動の活発化、景況感を好感した中間層の消費活動への好影響、円安による外国人観光客の増加、海外ブラ
ンドの日本への再投資などのプラス要因とともに、円安によるインポートブランド商品の値上げへの影響を考慮しても、今後の
国内市場は当面1兆円規模で推移していくという。
2012年の通信販売利用実態
出典:流通ニュース(7月5日)
日本通信販売協会は、2012年の全国通信販売利用実態調査を発表した。
購入手段はPC利用が56.9%と最も多く、7年連続で一番利用されているものの、携帯電話・スマートフォン・タブレット利用伸び
率が23.1%と前年に比べ5.8ポイント高くなった。総利用額の平均は64000円。1回あたりの平均利用額8900円。
通信販売の利用は、価格が納得できるから53.3%、買い物にいく時間を節約できるから44.9%、他で手に入れにくいものだか
ら38.9%。年間利用率では女性73.7%、男性60.4%。
低価格居酒屋動向、食機会数減少も客単価上昇
出典:商業施設新聞(7月23日)
エヌピーディー・ジャパン(株)がまとめた低価格居酒屋の消費傾向によると、低価格居酒屋の食機会数は2012年第1四半期
と比較し16.2%と大幅に下落、消費金額では4.1%上昇との結果が出た。食機会の減少により、消費者は各食機会において財
布のヒモをゆるめ始めたのかもしれない。
3.商業施設関連情報
【開発関連】
福岡の「ソラリアプラザ」、60億円かけ改装
出典:日経MJ(7月1日)
西日本鉄道は福岡市天神の商業施設「ソラリアプラザ」を改装すると発表した。開業以来最大規模の改装で、2015年春に終
える予定。地下2階駐車場の一部を店舗フロアにし、売場面積を約1000㎡拡張。13年3月期に97億円だった売上高を改装で
150億円に引き上げる。
地下2階につくる店舗フロアには、食品の物販や雑貨店を配置。天神地下街や福岡三越につながる地下通路と結ぶ。現在の
入居テナントの約4割も入れ替え、改修する。現在テナントの8割を占めるアパレル店の比率を6割に下げ、雑貨店を4割に上
げる。
3、5階には来店客が座れる休憩スペースを設置。地下1階と地上4~6階のトイレは現在の1.5倍に広げ、授乳スペースやパウ
ダースペースなどを設ける。子育て中の女性らが入りやすい施設環境を整え、主に25歳前後だった顧客層の幅を広げる。
東急不動産「(仮称)神宮前6丁目プロジェクト」、15年開業
出典:商業施設新聞(7月2日)
東急不動産(株)は、東京メトロ明治神宮前駅近くに複合商業施設「(仮称)神宮前6丁目プロジェクト」を開発する。ファッション
ブランドの基盤店やレストランウエディング、カフェなどを導入。オープンは2015年春を予定している。
計画によると、12年に閉鎖した「b6」の既存建物を解体した跡地に建設するもので、神宮前交差点周辺で最大級の高さとなる。
原宿エリアの賑わいを象徴する路面店、テラスを活かした緑に囲まれた空間、眺望を活かしたラグジュアリーな空間など、立
地特性を生かした飲食・サービス店舗を中心に商業空間を創出する。施設は10フロア程度で構成しており、地上階低層部にト
レンドファッションとスタイリッシュウエディング、2~4階にカフェや各種レストラン、5~6階にオフィス、ショールーム、7~8階に
サービス、9階にラグジュアリーレストラン、10階はスカイレストラン&バーなどを導入する考え。
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2013年7月度 商業動向報告書
3.商業施設関連情報
【開発関連】
東急不動産、モール型3SCを「キューズモール」に
出典:繊研新聞(7月3日)
東急不動産と東急不動産SCマネジメントは、既存のモール型SC3施設(箕面マーケットパーク・ヴィソラ、あべのマーケット
パーク・キューズモール、ココエあまがさき緑遊新都心)を「キューズモール」ブランドに統一し、施設名称を変更すると発表した。
10月9日付けで名称変更予定で、それぞれ「みのおキューズモール」「あべのキューズモール」「あまがさきキューズモール」に
なる。3施設合わせた年間来場者数は5000万人、ポイントカード会員は50万人規模になっている。3施設を関西圏で認知度の
高いキューズモールブランドに統一し、共同販促などを仕掛けるなどで相乗効果を高め、カード会員60万人を目指す。
今後東急不動産が開発するSCはキューズモールブランドで統一する予定。
ダイビル本館、商業ゾーンを開業
出典:流通ニュース(7月8日)
ダイビルは7月6日、大阪市のダイビル本館の商業ゾーンをグランドオープンした。ダイビル本館は、1925年から広く親しまれ
れてきた中之島のシンボル「旧ダイビル本館」を復元したもの。
商業施設は、メインターゲットを高感度でこだわりの強い大人の男女とし、ランチや会社帰りの利用に便利なだけでなく、休日
にわざわざ訪れる価値のある11店で構成している。
活況に沸く横浜・MM21、来街者数7000万人突破へ
出典:商業施設新聞(7月9日)
横浜の湾岸エリア「みなとみらい(MM)21」がにわかに活況を呈している。3月の東横線と副都心線の直通化で埼玉県からの
観光客が増加。6月21日には待望の「マークイズみなとみらい」が開業した。来街者数が今年7000万人を超えるのはほぼ確
実な情勢だ。外国資本からの高い評価が背景にある、と見る識者もいる。
横浜市の集計では、MM地区には12年に年間6700万人が訪れ、前年比で約800万人増加した。来街者数は03年から9年連
続で伸びている。
銀座6丁目再開発、銀座最大の商業施設に
出典:商業施設新聞(7月16日)
銀座6丁目10街区市街地再開発組合は、松坂屋銀座店を含めたエリアで最大規模の商業施設となる大型再開発ビルの建設
を予定しており、近く既存施設の解体に着手し、2014年1月の着工、2016年8月の竣工を見込んでいる。
施設規模は、敷地面積9080㎡に地下6階地上13階建て延べ14万7600㎡となる。建物の高さは銀座ルールに則り56m。内部
は地下2階~地上6階に床面積約5万㎡の商業施設を配置。同ビルには松坂屋が引き続き入るもようであるが、グループ会社
であるパルコのノウハウをフルに活用する見通しだ。7~13階には、都内最大級の1フロア面積5万㎡のオフィスを配置する。
地下3階には、約1600㎡の多目的ホールを整備する。観光拠点として「(仮称)銀座観光ステーション」を設け、観光客の受け
入れスペースや、観光バスなどが停車可能な乗降スペースを整備する。また、屋上には銀座エリア最大となる地域に開かれ
た約4000㎡の屋上庭園を整備する。
ららぽーとTOKYO-BAY、11月下旬に西館新規オープン
出典:流通ニュース(7月25日)
三井不動産は、「三井ショッピングパークららぽーとTOKYO-BAY」の西館建替え工事を11月下旬に完了し、新規オープンす
ると発表した。4月に開業32周年を迎えた同店の大規模リニューアルの一環で、核となる千葉県初出店2店を含む5店が決定
し、アカチャンホンポ、ロピア、トイザらス・ベビーザらス、ポケモンセンター、TOHOシネマズが出店する。地上3階建て(店舗部
分)で、北館・南館との回遊性を高めたモール形状とし、主にファミリーニーズやデイリーニーズに応える魅力ある店舗を揃え
た。
新宿マルイ改装
出典:日経MJ(7月31日)
丸井グループは主力の新宿マルイで、雑貨の販売比率を引き上げる大型改装を他店に先駆け実施する。40~50代を取り込
むのが狙いで、全4館のうち新宿マルイワンを閉め、残る3館に15億円を投じる。他店より構成比が低い雑貨部門を強化し、
2014年3月期は増収を確保。ノウハウを蓄積して他店の改装に役立てる。
丸井は今後3年間で約200億円と過去3年間の2倍の金額を投じて既存店を改装。雑貨売り場を拡張して若者時代に主要顧
客だった現在の40~50代を呼び戻し、収益力を高める方針を打ち出している。
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2013年7月度 商業動向報告書
3.商業施設関連情報
【営業関連】
百貨店、宝飾品好調続く
出典:繊研新聞(7月4日)
百貨店の宝飾品売上が好調を維持している。3月から4月にかけては株高の影響や、海外ブランドの値上げを控えた駆け込み
需要により、購買が大きく伸びた。その後、株価の上昇が止まり、宝飾品の売れ行きも一段落するものとの予測もあったが、高
額品を中心に動きは活発で、値上げ後も売上の落ち込みはあまり見られず需要は根強い。来年4月に予定されている消費税
までは好調に推移するとの見方が強い。
モレラ岐阜、改装効果で2ケタ増続く
出典:繊研新聞(7月8日)
モレラ岐阜の好調が続いている。12年4月~9月で大改装を実施、全館売上は前年同期比20~70%で推移している。「H&M」
など海外の有力SPAを始め、ファッションやライフスタイルのゾーニングを再構築し、CS・ESなどキメ細かいSC運営を追求した
ことが“再生”につながった。
06年に開業、12年に賃貸借契約満期を迎えた店は207店中154店で、72店と再契約、53店が改装、新規は56店。グランド
オープンの9月から13年8月までの売上目標は50億円増の220億円(前年比30%増)。売上、客数ともに2ケタ増で推移してお
り、8月には240億円を超過達成する見込み。
新規出店の誘致や店舗運営は、早くから事業主である不動産投資信託のMGPAジャパンLLCのスタッフと運営のザイマックス
キューブのメンバーが共同で進めた。
あべのハルカス、開業1ヶ月で100億円
出典:繊研新聞(7月16日)
近鉄百貨店は、タワー館を先行開業した「あべのハルカス」近鉄本店の開業1ヶ月の売上高が前年同期間比1.6倍の約100億
円、入店客数が同2.4倍の290万人になったと発表した。部門別では、レストラン街が予算比40%増、婦人服の「トレンドコート」
や子供服が同10%増と好調に推移している。また新規のカード会員数は、開業前の5月と比較して、開業後は2倍ペースで推
移している、という。
横浜ランドマークタワー20周年、累計5億6000万人来場
出典:繊研新聞(7月17日)
三菱地所が横浜みなとみらい21(MM21)の民間第1号プロジェクトとして開発した横浜ランドマークタワーが、開業20周年を迎
えた。国内外から年間2900万人が訪れ、20年間の累計来場者数は5億6186万人になった。12年12月時点で事業者数は
1520社、就業者約8万9000人、居住人口約7700人、年間来街者数6700万人となり、首都圏を代表する街として成長している。
三菱地所グループは6月に商業施設のマークイズみなとみらいを開業、MM21地区に新たな魅力を加え、今後も研修施設の建
設をはじめ街づくりを進める。
開業20周年記念イベントとして、ドッグヤードガーデンで最新の空間演出を使った「ドッグヤード・プロジェクションマッピング」を
始めた。作品は横浜開港からの歴史をテーマにしたもので、9月1日まで毎日、夜間に5回開催する。
ドッグヤードガーデンの地下1、2階には新飲食店街「みらい横丁」を12店でオープンした。
百貨店売上高、16年ぶり2年連続増
出典:日経MJ(7月22日)
日本百貨店協会がまとめた1~6月の全国百貨店売上高は3兆20億円だった。既存店ベースでは前年同期比2.3%上回り、上
半期としては2年連続で前年同期の実績を上回った。2年連続プラスは16年ぶり。株価上昇による資産効果を背景に高額品の
販売が伸びたほか、訪日外国人客の増加も売上を底上げした。
SC売上高、1~6月既存店で0.1%減少
出典:日経MJ(7月29日)
日本ショッピングセンター協会がまとめた1~6月のショッピングセンターの既存店売上高(速報値)は、前年同期比で0.1%減っ
た。株高などで消費マインドが上向き、販売は総じて堅調だったが、新規開業施設が大幅に増えたため、既存施設の集客に影
響が出たようだ。
SC間の競争は激化している。1~6月に開業したSCは全国31施設。昨年1年間にオープンした施設数(35施設)にほぼ匹敵す
る。
SC協会によると、7月以降も40施設超が開業する予定で、13年年間ではリーマン・ショックがあった08年(88施設)に次ぐ水準
になりそうだ。
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2013年7月度 商業動向報告書
3.商業施設関連情報
【店舗関連】
ローラアシュレイジャパン、小型店で出店再開
出典:日経MJ(7月3日)
ホームファッションや衣料品を販売するローラアシュレイジャパンは、ソファやカーテンなどのホームファニシング(HF)の出店を
再開する。店舗面積が既存のHF店の4割程度の小型店を9月以降に出し、軌道に乗ればショッピングセンターを中心に年約20
店展開する。ホームは7年前にも出店を進めたが、売り場面積に見合う売上には届かず現在は4店舗にとどまる。
海外勢進出で低価格カジュアル衣料の競争激化
出典:日経MJ(7月22日)
低価格のカジュアル衣料は海外勢の国内進出が相次ぎ、競争が激化している。
米ギャップが「オールドネイビー」を年内に20店増やし、スペインのインディテックスも都心部が中心だった「ベルシュカ」を地方
に出店する。スウェーデンの衣料品大手H&Mは傘下のブランド「モンキ」と「ウイークデイ」の日本1号店を、6月に大阪・心斎橋
に開業した。「モンキ」は9月に東京に進出する。H&Mは国内のSCなどへの出店を加速しており、全国に30店舗を展開。今後
も「モンキ」などを拡大し、国内での浸透を狙う。ファーストりティリングも低価格カジュアル衣料「ジーユー」の強化で顧客拡大を
拡大している。
ワールド、9月に新ブランドでルミネ新宿に1号店
出典:商業施設新聞(7月23日)
ワールドは、新ブランド「GINGER ALE」を立ち上げ、9月中旬にルミネ新宿に1号店をオープンする。その後、駅ビル、ファッ
ションビル、百貨店などに出店し、2~3年で十数店舗を展開していく。
ターゲットは「清涼感や気品がありながら、メンズライクなカルチャーファッション感覚を持つ女性」。商品構成はトップス65%、
ボトムス20%、服飾雑貨15%とする。
【販促関連】
プランタン銀座、「猛暑 de サービス」
出典:流通ニュース(7月8日)
プランタン銀座は8月31日まで、「猛暑 de サービス」を実施する。天気予報で東京地区の最高気温が30℃以上の「真夏日」以
上になると予測されると、全館約120ショップで限定サービスやプチプレゼントを実施する。
環境省が推奨する、涼しい場所をみんなでシェアする「クールシェア」活動にも賛同。様々なサービスを提供するプランタン銀座
に集まってもらうことで、自宅やオフィスのエアコンの電源オフにつなげ、クールシェアスポットとしての役割も担いたいという。
ルミネエスト、大型サイネージを新設
出典:流通ニュース(7月12日)
ルミネは11日、ルミネエスト新宿・新宿東口ロータリー前に「デジタルサイネージ EST VISION by LUMINE EST」を新設した。
新設を記念した特別コンテンツとして、世界最大のファッション情報チャンネル「Fashion TV」とルミネがコラボレーションし、各
国の一流メゾンのコレクション映像を配信する「WORLD WIDE FASHION CONTENTS 2013」を展開する。
主なコンテンツとして、ルミネエスト新宿内のアパレル約200ショップが参加し、ショップスタッフがその日のおすすめコーディ
ネートをスナップして紹介する「DAILY SNAP」を配信する。将来的には、イベントとして様々なコンテンツとコラボレーションし、
新たな文化の発信源としてデジタルサイネージの活用を目指す。
ダイエー、「ハートポイントカードプラス」100万人突破
出典:繊研新聞(7月19日)
ダイエーは、60歳以上の顧客に限定したポイントカード「ハートポイントカードプラス」が会員100万人を突破したのを記念して、
毎月5のつく日に実施していたポイント5倍付与を、7月限定で5回増やした。一般のポイントカードは06年4月から発行していた
が、シニア層の会員が3割に及ぶことから、12年3月に60歳以上限定の「プラス」を発行。1年間で会員100万人獲得を目指して
いた。
ジーユー、アプリで「スイカ割り」
出典:繊研新聞(7月17日)
ジーユーは、16日からアプリの新企画「スイカ割り」を始めた。アプリの中にスイカが現れたら、スイカ割りのようにスマホを振り
かざす。抽選で100円オフクーポンが当たる。さらに、本物のスイカが当たるダブルチャンスも用意した。
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2013年7月度 商業動向報告書
3.商業施設関連情報
【販促関連】
首都圏商業施設、夏休みのファミリー需要狙う
出典:繊研新聞(7月25日)
首都圏の商業施設は、夏物の本格セールが一段落する8月商戦の活性化へ向け、販促に力を入れている。なかでもビアガー
デン、イベント、ワークショップが活発だ。ファミリー需要の開拓を見込める夏休みに、集客の向上を図っている。
【ビアガーデン】 ※大人だけでなく家族で楽しめるものが増えている。
・六本木ヒルズ:草間彌生氏デザインの「水玉ガーデン」を9月1日まで開催。
・ヴィーナスフォート:カジュアルアメリカンレストラン・カフェバー「フーターズ」を9月1日までオーブン。子供メニューも導入。
・サンシャインシティ:泳ぐペンギンを見ながらお酒を楽しめる「南国ビア」を9月1日まで開催。
・たまプラーザテラス:家族で楽しめるセルフ型ビアガーデン「たまビア」を9月16日まで開催。
【イベント・ワークショップ】
・サンシャインシティ:「ウルトラマン」「プリキュア」「きかんしゃトーマス」などのイベントを連打。
・たまプラーザテラス:「テラスのなつやすみ・絵日記プロジェクト」と題し、テナント各社が主催するイベントを33日間開催。
・六本木ヒルズ:8月31日までキッズワークショップ期間とし、61種類247講座を開く。
池袋パルコ、屋上を「ソラパルコ」に活用
出典:繊研新聞(7月31日)
池袋パルコは、屋上を期間限定で「ソラパルコ」として開放し、イベントを開催している。屋上を公園と位置付け、コト消費の需要
の開拓に取り組む。
複合型イベント「太陽と星空のサーカス」を8月3、4日に開催する。大人も子供も楽しめるワークショップやプロダクトマーケット、
ライブパフォーマンスをなどを開く。大きなテントを映画館にした「太陽と星空のシアター」では、影絵やアニメーションなどを上
映する。8月9~18日にはお盆シーズンの目玉企画として、無料屋外映画上映会「ルーフトップ・フィルムズ」を開催する。
4.東京建物グループならびに当社トピックス
「(仮称)大手町1-6計画」、本年8月30日(予定)一次竣工ならびに供用開始
施設名称「大手町タワー」に決定、商業ゾーン名称は「OOTEMORI(オーテモリ)」
出典:東京建物(株)・大成建設(株)プレスリリース(7月23日)
東京建物(株)および大成建設(株)は、(有)プライムステージが開発を推進している「(仮称)大手町
1-6計画」について、本年8月30日(予定)に一次竣工ならびに供用開始、また施設名称を「大手町
タワー」に、商業ゾーン名称を「OOTEMORI(オーテモリ)」にそれぞれ決定しました。尚、商業ゾー
ン「OOTEMORI(オーテモリ)」は、Ⅰ期オープンとして合計25店舗が出店し、本年10月2日(水)に
開業いたします。
【大手町タワー】
建物は38階、高さ約200mと大手町地区におけるオフィスビルでは最高の高さになります。
施設用途はオフィス、ホテルのほか、地下の商業ゾーン「 「OOTEMORI(オーテモリ)」から構成さ
れます。
【 OOTEMORI(オーテモリ)】
商業ゾーン「OOTEMORI(オーテモリ)」は、施設内に東京メトロ東西線と丸の内線の連絡通路を
有すなど、地下鉄5路線が乗り入れる大手町駅地下ネットワークの中心に位置する利便性の高い
立地環境に加え、高さ15mの吹抜け空間を通じ地上の「大手町の森」からの自然光が差し込む、
地下とは思えない森の中にあるような安らぎを感じていただける施設環境を整備し、周辺エリアで
働く方々にオン・オフの利用シーンを問わず便利で憩える場を提供いたします。
本年10月2日(水)にⅠ期グランドオープン、2014年春にⅡ期オープンを予定しており、大手町で働
く女性をターゲットに、大手町エリアには数少ない「女性が使いやすい、入りやすい」お店を中心に
ラインナップされています。
Ⅰ期には、飲食・食物販・サービスを中心に25店舗がオープンし、Ⅱ期ではファッション雑貨、コスメ、
カフェなど5店舗がオープンする予定です。
6
大手町タワー
外観イメージ
「OOTEMORI」
ロゴデザイン
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