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鈴木鈑金塗装

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鈴木鈑金塗装
大規模工場編
従 来 比 、3 分 の 1 ま で
時間短縮を視野に入れた
未来指向型塗装工場
鈴木鈑金塗装
工場データ
鈴木鈑金塗装
代表者
鈴木龍吾
愛知県瀬戸市北浦町 3-6
所在地
そして、現場のオール電化と塗装作
れぞれが独立した上下流の塗装ブース
業 場 に お け る 400V 電 源 の 導 入 を 決
となり、実際には 5 基の塗装ブースを
断。作業時間を従来の 3 分の 1 に短縮
持つ施設といえるわけだ。
しようというもので、塗装ブースの電
ゆったりした調色ルームには、水性
化にこだわったのは、入庫の 8 割程度
と低溶剤系の上塗り塗料が 2 種類。豊
はバンパー塗装が付随するためだ。
富な数のスプレーガンに加えてガンウ
塗装作業場は約 1,000㎡(320 坪)。
ォッシャーも 4 基設置。さらにはエア
社が塗装作業場を見直す契
横開きの自動ドアを入るとタイル張り
シャワー室まで装備している。塗装に
機となったのは 6 年前。水
の通路をはさんで右側に 3 基のプレッ
対する徹底的なこだわりがうかがえる。
性化を果たしたものの、メ
プブースと本格的な塗装ブースが 1
入 庫 先 は BMW デ ィ ー ラ ー で 月 間
ーカーのマニュアル通りでは長時間の
基。対面する格好で塗装ブース 1 基と
180 〜 200 台をこなしているが、生産
塗装作業を余儀なくされ、ホコリ対策
調色ルームが配置されている。通路の
性維持と社員の休暇確保の両面から、
にも悩まされて試行錯誤の連続だっ
タイル張りは日常のメンテナンスが容
月末の土曜を除いて週休 2 日制を採
た。そこで、水性塗装の先進国イタリ
易なことと作業場内の美観。3 基のプ
用。ただし、祝日は営業日とする運営
アの実情を視察し、水性塗装における
レップブースは仕切りシャッターに照
スタイルを確立している点も目新しい
短時間工程の実現を確認した。
明灯が組み込まれており、下ろせばそ
といえるだろう。
創業
社員数
敷地面積
工場面積
1955 年(昭和 30 年)
28 人
約 5,000m
鈑金、塗装各 1,000m
同
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2
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01
02 03 04
01: タイル張りの通路をはさんで左右に塗装作業スペースが並ぶ。照明はすべて LED の省エネ設計
02: 天吊り式の乾燥機、下部吸気の下地作業スペース
03: 向かって左側、塗装ブースとゆったりスペースの調色室
04: 向かって右側、プレップブース 3 基と塗装ブース、そして下地作業スペース
工場レイアウト
下地作業場
機材倉庫
塗装ブース
調色室
プレップブース
キュービクル
磨き作業スペース
キュービクル
パーツ磨き
作業スペース
塗装ブース
事務所
床式ボデー
修正装置
鈴木龍吾氏が社長に就任したのは
32 年前。
1992 年にレイアウト変更を含めた
設備更新を実施し、
さらに2013 年に
2回に分けて塗装作業場を大改造。
鈑金、塗装、洗車作業を
それぞれ独立した建屋で行う、
新しい形態のBPショップとなった。
納車チェック
スペース
ジグ式
ボデー修正装置
車両保管庫
リフト
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大規模工場編
01
12
02
03
04
05
01: 鈑金作業場とフロントオフィス
02: 6 人のスプレーマン用のガンの数に圧倒される調色室。配線・配管が露出していないのも設計者のこだわり
03: 水性用と溶剤用 3 台のガン洗浄機。仕上がり品質と時間短縮への徹底ぶりがうかがえるところ
04: 塗装ブースの操作ボード
05: 塗装作業場のメイン出入口の横移動シャッター
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