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会議録 - 北海道

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会議録 - 北海道
平成25年第2回
北海道広報広聴推進委員会
会
議
録
日
時:平成25年11月25日(月)午後1時30分開会
場
所:北 海 道 庁 本 庁 舎
2 階
共 用 会 議 室
1.開
会
【 事務局(永田主幹)】
事務局(永田主幹) 】
それでは、定刻になりましたので、ただいまより、平成25年度第2回北海道広報広聴
推進委員会を開催したいと思います。
私は、広報広聴課の永田と申します。よろしくお願いいたします。
2.挨
拶
【 事務局(永田主幹)】
事務局(永田主幹) 】
開会に当たりまして、広報広聴課長の近藤からご挨拶を申し上げます。
【 近藤広報広聴課長】
近藤広報広聴課長 】
どうも、皆様、イランカラ プ テ。後ほど、この言葉についてご説明いたします。
皆さん、こんにちは、広報広聴課長を務めています近藤と申します。
本日は、皆様、お忙しい中、また、天気がだんだんと崩れつつあり、明日から雪かなと
いうお話もありますけれども、皆さんには、お忙しい中をご出席いただきまして、心から
感謝を申し上げます。
また、委員の皆様方には、日ごろから、北海道が進めております広報広聴業務、行政活
動に対しまして特段のご理解とご協力を賜っておりますことに、心から御礼を申し上げる
次第でございます。
ご承知のとおり、当委員会は、道が行っております広報広聴活動の全般にわたりまして、
ご意見やご提言をいただく場として開催させていただいているところでございます。
今年は4月11日に第1回目の委員会を開催させていただきまして、その際には、皆様
から貴重なご意見等を多数頂戴したところでございますけれども、いただきましたご意見
等につきましては、本日の会議の中でも後ほどご説明いたしますが、早速、今年度の施策
に反映させる、あるいは、改善するなどの対応をさせていただいたところでございます。
さて、本日の主要な議題となっております北海道戦略広報展開方針でございますけれど
も、道の施策や事業を的確にお伝えしていくことはもちろんですが、すぐれた自然環境や
おいしい食、また、豊富な自然エネルギーや資源など、いわゆる北海道価値に関する様々
な情報を、私ども道から直接、あるいは、市町村の方々、民間の方々と協力連携をしつつ、
いかにわかりやすく、また、付加価値を高めながら、道民の皆様、道外の皆様、海外の皆
様にお伝えしていくかということです。私どもといたしましては、このことが地域の経済
を活性化させ、また、道民の暮らしを豊かなものにしていく一つの重要な要素、あるいは、
取り組みであろうと考えているところでございまして、平成23年度から、戦略広報とい
う名のもとに、様々な取り組みをこれまで積極的に展開したところでございます。
本日は、北海道戦略広報展開方針が3年間という計画期間の最終年度を迎えております
ことから、これまでの取り組みの状況、そして、来年度以降の方向性などにつきましてご
説明させていただきまして、それに基づき、委員の皆様からいろいろとご意見を頂戴した
- 1 -
いと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
冒頭に、「イランカラ プ テ」と申し上げましたけれども、この機会に、イランカラ プ テ
キャンペーンのお話もさせていただきたいと思います。
お手元にリーフレットもございますので、ご覧いただければと思います。
テレビコマーシャル等も既に実施しておりますので、ご承知の方も多いかと存じますけ
れども、「イランカラ プ テ」は、アイヌ語で、「こんにちは」です。込められた意味につ
きましては、あなたの心にそっと触れさせていただきますという人と人のきずなの挨拶で、
相手への思いやりを示す言葉でございます。
道では、イランカラ プ テキャンペーン推進協議会の一員といたしまして、民学官の連携
のもと、この言葉の意味やキャンペーンの趣旨など、広く浸透させるために道が主催する
今日のような会議の場におきまして、広く活用させていただいているところでございます。
「イランカラ プ テ」を広めることは、アイヌ文化をはじめとした北海道の価値を広げる
取り組みとなります。お集りの皆様も、ぜひこの趣旨にご理解をいただきまして、挨拶と
してご活用いただく、あるいは、多くの方々にこの趣旨を広めていただくということで対
応していただければ幸いに存じます。
ちょっと長くなりましたけれども、開会に当たっての私からの挨拶とさせていただきま
す。
本日は、どうぞよろしくお願いいたします。
3.議
題
【 事務局(永田主幹)】
事務局(永田主幹) 】
それでは、議事に入ります前に、お配りしてある資料の確認をさせていただきたいと思
います。
お配りしている資料の資料1-1は、「北海道戦略広報展開方針のこれまでの経緯及び
主な実績」、資料1-2は、「北海道戦略広報展開方針に基づくこれまでの取り組みにつ
いて」、資料2は、「広報業務の基本的な方針(仮称)の構成について」、あとは「北海
道広報広聴推進計画」という資料があると思います。その下には、チラシと広報紙「ほっ
かいどう」をクリップでとめております。
以上ですけれども、漏れはありませんか。
過不足などがありましたら、係に連絡をお願いいたします。
それでは、本日、乗木副委員長は所用のため欠席でございますので、本日の委員の出席
は9名になっています。
委員の過半数が出席されていますので、北海道広報広聴推進委員会設置要綱5(2)に
基づきまして、本委員会が成立しておりますことを報告させていただきます。
それでは、ここからの進行については山科委員長にお願いしたいと思います。
- 2 -
【 山科委員長】
山科委員長 】
山科です。よろしくお願いいたします。
議事に入りますが、次第にしたがって、議題(1)の①の戦略広報展開方針のこれまで
の経緯と実績についてのご説明を事務局でお願いします。
【 事務局(吉川主幹)】
事務局(吉川主幹) 】
広報広聴課道政広報グループ主幹の吉川です。よろしくお願いいたします。
私からは、北海道戦略広報展開方針のこれまでの経緯と主な実績について説明させてい
ただきます。
資料1-1をご覧ください。
まず、これまでの経緯でありますが、前回の委員会でも説明させていただきましたので、
概略のみご説明したいと思います。
現在の「戦略広報展開方針」は、先ほど近藤課長の挨拶にもありましたとおり、平成2
3年4月に策定いたしまして、期間が23年度から25年度までの3年間、つまり、今年
度いっぱいとなっております。
策定の背景でありますが、北海道ではインターネットを活用した情報発信力が脆弱であ
る、地域間競争が激化している中で道外などへの情報発信がより必要になるだろう、また、
全庁的なマネジメント体制が不十分であるということなども踏まえまして、中長期的な広
報活動の指針になるものとして策定に至ったところであります。
まず、戦略広報の目標でありますが、資料の真ん中あたりにあるように、道民の理解と
協働に基づく戦略広報の展開による北海道価値を生かした地域・経済の活性化に結びつけ
るということを目標に掲げております。そのため、目標のところの下にあります三つの基
本戦略に沿って13の推進項目に掲げる40の取り組みについて取組工程表に沿って実施
しているものでございます。
また、この取り組みのうち、数値目標の設定が可能なものについて指標を設定するとい
うことで、3ページ目の下段に目標指標の状況という欄がありますが、ホームページの閲
覧数については年間2億アクセス、メルマガの登録者数を9万人に、道庁ブログのアクセ
ス数を月に1万アクセス、広報紙の公共施設等設置数を570カ所にするというものでご
ざいます。
目標指標の達成状況でありますが、目標値の隣の現状というところを見ていただければ
おわかりのとおり、ホームページの閲覧数だけが未達成となっております。
前回の委員会でも、山科委員長からご質問があったときに原因といたしまして、お答え
させていただいたのですが、23年の3月にホームページのサーバーを新たに入れ替えた
ことに伴いまして、10万ページあったものを8万ページにしたことや、新たに分類から
探すという項目を作成いたしまして、閲覧者が探しやすくするということで今まで目的の
ページに3回、4回ということで入っていたものを1回、2回でたどり着けるようにした
こと、また、今はヤフーとかグーグルなどの検索で必要なページにたどり着くことなどが
- 3 -
考えられてはいるのですが、当然、うちの課としてそれでよいということではないという
ふうにも考えておりまして、対策の一つとしまして、本庁や各振興局の各ページにツイッ
ターとかフェイスブック、グーグルプラスのソーシャルボタンを設置したところでありま
して、このボタンを使って、ツイッターやフェイスブックページの利用者にそのページを
広めてもらいやすくする、誘導してもらえるということを目的に取り組んではいるのです
が、正直、現状として効果というのが十分に表れていない状況にもあります。
また、目標値とは関係ないのですが、まだ先の話になりますけれども、平成27年12
月にホームページのサーバーを新しいものに入れ替える予定となっておりますので、その
際には、スマートフォン対応など、その時期のニーズに合った仕組みのサーバーを入れる
ことも検討していかなければいけないと考えているところであります。
それでは、展開方針に基づく平成23年4月から25年9月までの主な実績につきまし
て、資料1-1の2ページ目と3ページ目の2枚ものと、後ほどパワーポイントを使って
こちらは資料1-2になりますが、こちらを使ってご説明していきます。
まず、2枚もののほうですが、このうち太線で囲んでおりますのは、先ほど説明いたし
ました数値目標に関係する取り組みですとか、本庁各部とか振興局と連携や協力をしなが
ら取り組んだものであります。
パワーポイントで説明する項目となるべく重複しない項目について、絞ってご説明した
いと思っております。
はじめに、2ページ目の左側の推進項目の上から二つ目に、新しいメディアの開拓とあ
りますが、そちらの取り組み事項で、地上波デジタル放送の活用についてでございます。
これは、北海道テレビ放送(HTB)のご協力をいただいて、道政情報をデータ放送で
発信してきておりますが、今、NHKと打ち合わせをさせていただいている中で、来年早々
にはNHKのデータ放送にも道政情報を載せさせていただく準備をしているところです。
次に、推進項目の道外、国外における情報ネットワークの強化では、メルマガやインタ
ーネット放送局を活用して取り組みを進めてきております。お手元に、ネット系のチラシ
ということで、東京、本州でやっている移住の会議などでお配りさせていただいたり、9
月に開催されました日中韓ユース・フォーラムの際に、英語版のチラシを設置して、周知
を図ってきたところでもあります。
次に、3ページ目の一番上の広報紙「ほっかいどう」の認知度向上に向けた取り組みに
ついてでございます。
現在は、目標指標である570カ所を超えまして610カ所に設置しているほか、特集
テーマに関連する会議等で広報紙を配付しているところです。皆様のお手元に、9月号と
11月号をお配りしております。11月号の特集テーマは、「力を合わせ、より活気ある
地域に」と題しまして、14振興局が進めている様々な取り組みを紹介したところです。
広報紙には、アンケートに答えて道産品を当てようというコーナーがあるのですが、ここ
で皆さんからご意見などを頂戴しております。この中には、地域の情報をもっと知りたい
- 4 -
というご意見も結構あるものですから、今回、特集として、14振興局全部について、ど
ういう取り組みをしているということも特集させていただいたところです。
次に、中ほどにあります「基本戦略3」の一つ目の広報重点テーマの設定です。
年度当初に期間を設定して、三つの重点テーマを決めております。また、年度途中に、
緊急の課題をテーマに臨時に設定するミニ重点というものも設定しております。
今年度のテーマや取り組み実績などを次の4ページにまとめておりますので、ご覧いた
だきたいと思います。
今年度の重点テーマは、5月から6月を「食」、10月から11月を「地域」、1月か
ら2月を「安全・安心」としたほか、8月に、ミニ重点としまして、「千島桜」を設定し
ました。こちらは、安倍総理が10年ぶりにロシアへの公式訪問を行いまして、北方領土
返還に向けた期待が高まってきたことから、道では、返還要求運動のシンボルの花である
「千島桜」を用いまして、機運の醸成を図る取り組みを展開することとしましたので、担
当であります北方領土対策本部と連携しながら、臨時的にミニ重点テーマとして取り組ん
だところであります。
この重点テーマ、ミニ重点テーマの期間中は、広報紙やテレビ番組のアナログ系とブロ
グやメルマガといったネット系、また、店内放送などの民間協働広報を活用して、集中的
に広報を展開してきております。
3ページ目の実績に戻りまして、重点テーマの二つ下の職員研修の実施についてでござ
います。
こちらは各部、各振興局の広報担当者や受講希望職員を対象に毎年研修を行っているほ
か、こちらから振興局に出向いて研修も行っているところでございます。
5ページ目に今年の研修会の次第を添付しておりますが、私どもで持っている媒体の広
報インフラの活用のほか、魅力のあるホームページの作り方やSNSを活用した広報をテ
ーマとさせていただいたところです。当課にはネット系に長けている職員がおりますので、
後ほど、実際にどのような研修をしたのかを実演させていただきたいと考えております。
次に、パワーポイントを使って、実績について説明させていただきます。
こちらは、先ほど説明したとおり、展開方針の目標と三つの基本戦略に沿って取り組み
を進めております。
まず、「基本戦略1」の北海道価値の効果的な発信です。
こちらの推進項目「インターネットの積極的な活用」でございます。北海道の魅力を発信
するツールとして、動画やブログ、メールマガジン、ツイッターの積極的な活用を行って
おります。
はじめに、インターネット放送局でございます。
こちらは平成24年2月に開設しまして、道政や観光、地域等の情報をわかりやすくリ
アルに発信している動画サイトでございます。平成23年度に実施しました北海道魅力発
信動画コンテストの応募作品286作品のほか、各部、振興局や市町村、観光協会などが
- 5 -
保有する映像や道政広報番組をユーチューブに掲載しております。
動画数としまして、開設した当初の平成24年3月は651本であったのが、25年の
9月現在は980本、動画再生回数は24年3月に約4,000回だったものが、25年
9月で約3万6,000回となっております。また、25年3月に英語版を公開しており
ます。中国語版も公開予定となっておりますが、こちらは来月に公開する予定となってお
りまして、後ほど中国語版の映像も見ていただこうと思っております。
また、前回、村上委員から天売島と焼尻島が見えていないとのご指摘がありましたが、
こちらは速やかに修正させていただいたほか、同じように「DoLink」などいくつか
あったものですから、それもあわせて修正させていただいております。
村上委員、指摘をいただいて、本当にありがとうございました。
次に、北海道庁ブログでございます。
こちらは、「北海道庁ブログ超!!旬ほっかいどう」で、地域の観光、食など、旬な情
報を各部、各振興局の道職員が記事を作成し、発信しております。
楽天のご当地ブログの56自治体中、月間アクセス数ランキングでも直前5カ月連続1
位となっております。こちらのアクセス数は月当たりですが、22年12月当初は
4,370アクセスであったのが、25年9月は月当たり7万アクセス、投稿数も9だっ
たものが156となっております。
やはり、アクセスアップのためには、投稿数や地域の特色のある情報発信が大切だと感
じておりまして、シリーズものとして、振興局では空知のワインとか、「探偵はBARに
いる2」ロケ地めぐり、「ねむろのちょっと歴史旅」というものも出てきております。
次に、北海道庁の広報ツイッターの開設です。
こちらは、24年7月に開設しまして、北海道のホームページの新着情報、道庁ブログ
の新着投稿記事、「ごあいさツイート」などを情報発信しております。ツイート数は9月
累計で約4,400人、フォロワー数は9月で約4,900人となっておりまして、本日、
私が見たときには5,308人となっているところであります。
次に、メールマガジン「Do・Ryoku(動・力)」でございます。
こちらは、広報広聴課で道政情報、地域情報、イベント情報などを毎週金曜日に発信し
ております。登録者数は25年9月現在で約1万5,200人、4割が道外の方で6割が
道内の方となっております。
次に、ウェブサイト集の「DoLink」でございます。
こちらは、道のホームページや外部サイト(市町村や団体等)の中から利用者の関心の
高い分野の情報を集約したポータルサイトとなっております。24年12月に
「@HOKKAIDO」
をリニューアルし、約670のサイトを掲載しております。ターゲットを絞った情報発信
のため、道外在住者の皆様(6カテゴリー)、様々な世代の皆様(4カテゴリー)を新た
に設置し、各地域の食、グルメ、観光などの情報は地域別メニューで探すことも可能とな
っております。
- 6 -
前回の委員会で阪口委員からフォトライブラリーの中には観光情報的なサイトも見られ
たり、誰にでも使ってもらえるように、もっと効果的に活用したほうがよいのではないか
という提案もいただいていたところであります。この提案も踏まえまして、現在、フォト
ライブラリーは「DoLink」の中に入っているのですが、観光サイトとおぼしきサイ
トだったものは変更したり、今変わるものを作成中であったり、また、新たなサイトを追
加するなど、充実に努めているところではあります。また、課題といたしましては、フォ
トライブラリーに関する問い合わせが結構あるのですが、自由に使っていいのかという著
作権に関わるものの問い合わせが多くなっております。道の場合は、著作権がフリーのも
のがほとんどですが、市町村や団体のサイトではわからないものがあるものですから、手
続も含めて、サイト管理者に問い合わせをいただくようにお話をしているところです。や
はり、フォトライブラリーのサイト上でもリンクフリーなものはどれなのかをわかりやす
く表示するなど、見せ方を工夫していく必要があるなど、考えているところです。
次に、新しいメディアの開拓であります。
道内外のテレビ番組や出版社などに対しまして、北海道の情報を取り上げてもらえるよ
うに、働きかけを強化し、北海道の魅力の露出を高めていくものです。その取り組みとい
たしまして、まず、テレビ番組では、「Jouneys
in
Japan」というNH
Kの国際放送ですが、外国人の視点から日本の各地域を英語で紹介する30分番組となっ
ておりまして、世界約130カ国に放送、1カ月後に日本国内でNHKのBS1で放送さ
れます。関係部、関係振興局と連携して情報提供や取材協力を実施したところであります。
25年度は「阿寒のアイヌの音色
日高の馬と生きる」という番組を放送したところです。
次に、全国放送などでございます。
まず、TBSの「がっちりマンデー!!」です。こちらは、毎週日曜日の朝7時半から
放送している経済バラエティー番組で、北海道のデータセンターや砂糖を紹介いたしまし
た。これにつきましては、経済部、農政部と連携して、情報提供や取材協力を行ったとこ
ろです。また、「はなまるマーケット」におきましては、北海道の穴場スポットとして天
売島、焼尻島を紹介し、東京事務所や留萌振興局が連携して情報提供をしたところです。
また、「めざましテレビ」では、札幌市内の観光スポットやスイーツを紹介し、北海道
観光振興機構と連携して取材協力をしたところです。
次に、雑誌でございます。
まず、「レタスクラブ」になります。こちらは、旅行企画「十勝特集」に対しまして、十
勝総合振興局と連携して情報提供や取材協力を行ったところであります。また、「サライ」
6月号では、北海道特集記事情報提供ということで、北海道が食のサポーターによる選考
を経て選定しております「北のハイグレード食品」が掲載されたところであります。引き続
き、雑誌の「婦人画報」7月号では、特集記事の「日本を元気にする日本の化粧品」に「北海
道コスメ」が掲載されています。こちらは、東京事務所が経済部の食関連産業室と連携して
試供品を提供しております。あと、「AZURE」夏号は特集記事「ニッポンおむすびリレ
- 7 -
ー」に、東京事務所より、北海道の郷土おにぎりに関する情報を提供したりしているところ
であります。
次に、書籍になります。
「コミックふるさと北海道」は、24年5月に、北海道出身ゆかりの漫画家のアンソロ
ジーコミックを道とマガジンハウスの協働企画により全国で発行しております。この取り
組みは、北海道にゆかりのある漫画家の方がたくさんいらっしゃるということで、まず
12名の方々にそれぞれ北海道への思いなどを漫画にしていただきました。描いていただ
いた皆さんからは、北海道の地域の発展、活性化に協力できるのであればさせていただき
たいということで非常に好意的に協力していただいたところでありまして、2万部を発行
し、ほぼ売れたと聞いております。
次に、道内各地域からの情報発信の充実・強化でございます。
道内外の書店とタイアップして、北海道をロケ地として映画と関連するブックフェアを
開催いたしました。各振興局と連携して、映画やロケ地のポスターを掲示し、ロケ地マッ
プ、市町村観光パンフレットなどを配架し、北海道ロケ地の魅力を発信してきております。
北海道と三省堂書店の協働企画といたしまして、道内ロケを行った映画とロケ地の魅力を
発信するブックフェアを開催しております。映画「北のカナリヤたち」は宗谷総合振興局、
映画「のぼうの城」は胆振総合振興局が行っております。
また、上川総合振興局と三省堂書店、コーチャンフォー、旭屋書店、冨貴堂、未来屋書
店などとの協働企画ということで、映画「じんじん」とロケ地の魅力を発信するブックフ
ェアを行ってきたところであります。
続きまして、基本戦略2でございます。
道民の理解と協働によるコミュニケーション広報の推進の取り組みで、民間協働による
道政情報の提供の取り組みでございます。
コンビニなどを活用したチラシ設置や店内放送、商品パッケージを活用した広報など、
民間企業などとの協働広報により、道政情報を提供しております。まずは、街頭大型ビジ
ョンを活用し、道政情報や地域情報を放映ということで、企業3社、6カ所で行っており
ます。
この例は、4丁目プラザのところを活用した例になっております。
次に、フリーペーパー等とタイアップによる道政広報の掲載です。
星野委員が編集長を務められております「CouLeur」という子育て情報誌は、道
政情報全般。あと、「ママナビ」でイベント情報、「mamacha」で食関連情報など
を載せさせていただいています。こちらは、「CouLeur」10月号の例ですが、安
全・安心なクリーン農産物づくりについて掲載させてもらっております。
次に、ケーブルテレビ局のJ:COM札幌の番組内での道政情報の放送です。情報番組
「Hometownさっぽろ」内で、毎月1テーマを1週間、1日3回放送しております。
札幌市内の約41万世帯が視聴可能となっております。
- 8 -
次に、コンビニ、銀行等の店舗での広報でございます。
チラシ、リーフレット等の店内設置ということで、セイコーマート、セブン-イレブン、
サークルKサンクス、アリオ札幌、北洋銀行、北海道銀行、SMBCコンシューマーファ
イナンスなどの協力をいただいて、チラシやリーフレットを置かせていただいているほか、
ポスターの掲示もさせていただいているところでございます。
次に、コンビニでの広報でございます。
店内放送といたしまして、セイコーマートの店内において30秒間の音声広報を実施し
ております。また、レシート広報ということで、セブン-イレブンのレシートの余白を利用
した広報を行わせていただいておりまして、道内全店舗で実施し、1カ月に2種類のテー
マを載せさせていただいて、レシート5枚に1枚の確率で出るようになっているところで
あります。
次に、パッケージを活用した広報になります。
雪印メグミルクグループのソフトカツゲンのパッケージ広告スペースの活用や、サッポ
ロビールの缶ビール広告スペースの活用、カゴメ株式会社の野菜生活100ハスカップミ
ックスのパッケージ広告スペースの活用をさせていただいています。こちらの例は雪印メ
グミルクのソフトカツゲンに、「どんどん食べよう道産DAY」を載せさせていただいた
り、サッポロビールのサッポロクラシックにホッカイドウ競馬缶の広報をさせていただい
たところでございます。
次に、映画ポスターを活用した広報でございます。
映画会社が作成するポスターの一部分に道の広報を印刷しております。こちらの印刷経
費は映画会社に負担していただいております。例にありますのは、「奇跡のリンゴ」のポ
スターの下に不法投棄の防止について記載したり、「スター・トレック
イントゥ・ダー
クネス」のポスターに振り込め詐欺の防止について載せさせていただいております。あち
らにポスターがあるのですけれども、こういう形で映画のポスターの下に載せさせていた
だいているところです。
続きまして、基本戦略3です。
こちらは、広報活動を支えるマネジメント機能の整備でございます。
まず、広報重点テーマです。先ほど紹介しましたので省きますが、千島桜のロゴが右側
の下にありますが、こちらの千島桜のデザインをバッジやシールやポスターなどを用いて
周知に努めたところであります。
次に、職員研修ですが、後ほど、当課の職員が実施いたします。
最後に、目標指標でありますが、こちらも既に説明しておりますので、省略いたします。
それでは、この後、来月公開予定の中国語版の映像を見ていただきまして、次に、研修
会で説明した内容の一部を実演させていただきます。
これが公開予定のトップ画面のイメージとなっております。
今回見ていただく映像のタイトルは、「ようこそ安全運転で北海道観光」であります。
- 9 -
20分なので、途中を省略しながら見ていただきたいと思います。
〔映像の上映〕
【 事務局(吉川主幹)】
事務局(吉川主幹) 】
次に、先ほど話をしました道の職員研修の際に、実際はどんな感じでやったのかという
ことを、職員から実演させていただきます。
【 事務局(井神主任)】
事務局(井神主任) 】
道政広報グループの井神と申します。よろしくお願いします。
私は、普段、道庁のホームページの管理運営を担当しておりまして、ホームページの作
り方やSNSの効果的な活用方法というところを研修でやらせていただきましたので、職
員の内部向けにやったものでございますので、委員の皆様方の前でやるのは、非常に恐縮
ですが、実演をまぜながら説明したいと思っております。
座ってご説明させていただきたいと思います。
道政広報担当者研修会というものがありまして、お手元の資料に1枚物でどんなことを
やったかをまとめたものを配付させていただいております。この研修会では、各部の広報
担当職員に対してどんなことをやりたいですか、どんなことを学びたいですかというアン
ケートを事前に実施させていただいて、要望が多かった分野について研修させていただい
ております。
要望が多かった分野としまして、まずはホームページの作り方です。私どもの職員は、
自分のところでページを作成するのですけれども、業務の片手間にやっていたり、専門的
知識が乏しいといったところがございますので、きれいに手早くページを作成し、多くの
読者に見てもらえるためにはどうすればいいのか。
次に、SNSの活用に関しましては、利用者数が非常に増えておりますが、役所として
どんなふうにアプローチしていったらいいのかがわからないということがございまして、
その内容を研修させていただいております。
中身を見ていきたいと思うのですけれども、まずはホームページの作り方です。
先ほどに少し触れましたけれども、私どものホームページはCMSと呼ばれております
ホームページの編集ツールを使って、各課の職員がページの作成を行っております。それ
ぞれに知識がない中でやっていくものですから、どうしたら見てもらえるのだろうかとい
うことがあります。私も、戦略広報展開方針の中でも、アクセス数を増やすといった使命
を仰せつかっておりますので、非常に悩みところではあるのですけれども、道庁のホーム
ページを閲覧されるときに、トップページから見ていただくパターンと検索エンジンから
見る方が非常に多いのです。
現在、日本の検索エンジンは2強体制になっていまして、ヤフーの検索エンジンからの
アクセスが非常に多いです。次に、グーグルの検索エンジンからサイトに入ってきます。
- 10 -
ヤフージャパンが使っている検索エンジンは、グーグルの技術を使っていますので、国内
ホームページの閲覧数の対策をするにはグーグルの検索エンジン対策をすることがセオリ
ーになっております。グーグルでは、どんなページを検索上位に持ってくるかは、グーグ
ルが持っているコンピューターのプログラムで、いろいろなパラメーターを使って自動化
しているのですが、どんなふうにやっているかというヒントがグーグルのオフィシャルブ
ログにあります。「グーグル検索エンジン最適化スターターガイド」を公開しておりまして、
ホームページを作るときに、最低限、ここは気をつけましょうというものが説明されてお
ります。ですから、今回、この内容を入れていきながら職員に研修を行っております。
具体的には、だめな例ではないのですが、実際に公開されているページを引き合いに出
して、サンプルとして用いながら説明を行っております。
これは、留萌振興局で出している留萌フォトマルシェというページで、これは、何かと
いいますと、フォトライブラリーです。留萌の魅力的な写真が公開されていまして、留萌
管内それぞれの地域別に写真を分けて公開しております。留萌振興局のトップページから
入っていって、地域政策部、地域政策課とたどっていくと表示できます。
ただ、これをグーグルで「留萌
写真
素材」と打ったときに、どれぐらいの位置に出
るかというと、画面は一番最初の検索結果ですが、残念ながら、検索結果に出てきません。
一方で、道庁のページの中で検索されて上位に出てくるものもたくさんあるのですが、同
じフォトライブラリーの中で、例えば、「農業・農村リアル素材写真集」というページがご
ざいまして、こちらのページに関しては、「北海道
農業
画像」とグーグルで検索する
と、1番目に出てきます。これはなぜかというと、ページのタイトルに「写真」や、「農業
農村」と記載されていることで、北海道農業に関する写真のページがここにありますとい
うことが、検索エンジンにとって非常にわかりやすく作ってあるからです。
ホームページを作成する際に、タイトルが何の役割をしているかを知らずに何となく書
いている方がたくさんいらっしゃると思うのですけれども、グーグルの検索エンジンは、
機械が自動的にホームページを読み取っていって、これはこんなことが書いてあると解釈
をしていくものですから、その際の役割としてタイトルは重要な役割を担っております。
ですから、タイトルを記載する際は、サイトの訪問者と検索エンジンの双方にそのページ
のトピックが何であるのかを伝えることを心がけていきましょうということです。
画面は、「CMSをこんなふうに書くとタイトルをつけられます」という説明です。
続いて、ページの本文の書き方についても、検索で使われるであろうキーワードを効果
的に織り交ぜた文章を書いてくださいとか、テキストを画像に埋め込まないでという説明
です。テキストを画像で書き出してしまって、画像として張ってしまったりする場合があ
るのですが、こんなことをすると検索エンジンからは読み取れず、何が書いてあるのかわ
からなくなります。せっかく情報を載せていっても届かないといったことがございまして、
こういうことはやめましょうといった検索エンジン対策について説明を行っております。
これとあわせまして、私どもの職員は、時間がない中できれいなページを作っていくこ
- 11 -
とに苦慮しておりまして、見やすいページにするにはどうしたらいいのかと非常に悩んで
おります。例えば、フォトライブラリーなどですと、サムネイルという小さい画像を載せ
て、それをクリックすると大きな画像になりますというページの作り方をすると思います。
これに虫眼鏡のアイコンなんかがあったら、アイキャッチとしてきれいかなと思うので
すけれども、こういった素材づくりは、フォトショップみたいな特殊なものを使わなくて
も、ウィンドウズに標準で装備されているペイントというソフトウエアでも作ることがで
きまして、どんなふうにやれば作れますということを研修の中で一つ一つレクチャーして
おります。
これは長いので割愛していきますが、非常に簡単なものです。ペイントを起動して、図
形を選んで、与えられたものを組み合わせていくと、意外と簡単にできてしまったという
感じです。
バナーを作るというところも障壁が非常に高そうに見えるのですが、実はそんなに難し
くありません。
例えば、こんな素材があったとします。これもペイントを使って作るという説明をして
いるのですが、ポイントとして、こういった単一な色の背景を使うと非常に作りやすいと
いうことで、今回、この画像を選びました。
取り込みまして、この辺の色をスポイトツールで抽出しまして、それをぺたっと張って
いきます。さらに、塗り潰していって、テキストをのせれば、あら不思議、簡単にできま
したといった内容です。
アイコンとバナーができました。画面はサンプルページですが、今作ったバナーを上に
入れてあるのですけれども、最後に見やすくするためにどうしたらいいかというレイアウ
トの部分です。非常に基礎的なお話で、当たり前のことですけれども、画像やテキストの
横幅を揃えたり、寄せ方を統一する、見出しを入れるごとに文字の大きさを統一するなど、
ポリシーをきちんと決めて作り、ちょっとした心遣いでユーザーの心をつかみますという
説明をしています。
業務の片手間でページを作らなければいけないといったジレンマがあるものですから、
こういったところを何度も周知していきながら、今後、ホームページの運営に当たってい
きたいと考えております。
続きまして、SNSの活用に関してです。
利用者が非常に増えているので、使えるツールなのではないかということは想像に難く
ないと思います。画面は、ICT総研という民間サービスの統計です。ユーザー数は、ご
覧のとおり増えておりまして、2015年の推計では国内で6,321万人が利用するこ
とになるだろうと言われております。そこで、行政機関としてどのように活用していこう
かという話になりますが、他県でどんな使い方をしているのだろうかみたいなところを学
んでいこうということで、まずは「うまいもんどころ茨城」のご紹介です。茨城県はカボチ
ャ、ピーマン、メロンの都道府県別生産量でトップ3ですが、カボチャの産地といえば茨
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城と誰も思うには至っていないというところで、茨城県は考えました。SNSを使ってい
こうということで、2010年5月に「うまいもんどころ茨城」のツイッターを開設されて
いるのですが、日本でツイッターサービスが開始されたのが2008年4月です。これは、
ウェブ上で公開されていまして、この携帯サイト化が2009年10月です。スマートフ
ォンが普及しまして、ツイッター・フォー・アイフォンというアイフォン用の閲覧アプリ
が公開されたのが2010年5月ですから、始めたのが非常に早いということになります。
パイオニアと言っていいのではないかと思います。
こちらの「うまいもんどころ茨城」のフォロワーが既に12万人いらっしゃいます。怪物
的な数字ですが、これはどんなふうにして増やしていったかというと、情報発信で使うだ
けではなくて、対話的なツイートを展開したり、茨城県の農産物に関する投稿をツイッタ
ー上で見つけた場合、リツイートを行って、どんどんフォロワーを増やしていく戦略をと
って支持を得ております。
「うまいもんどころ茨城」は、フェイスブックもやっておりまして、こちらについても、
ユーザーからの活発な意見を投稿していただいて、みんなが大好きな茨城の食べ物という
イメージを発信しております。
もう一つ例を挙げますと、「沖縄離島ガイド・プロジェクトおくなわ」です。
おくなわは何かというと、沖縄の中でも奥のほうという意味で、離島5島が連携して、
沖縄離島ガイド・プロジェクトをやっております。
一般的にフェイスブックページは、非常にきれいな画像で目を引かせて読者に訴えるみ
たいな戦略をとりますが、沖縄県はもちろんきれいなものがたくさんありまして、こうい
った自分たちが持てる素材の強みをきちんと出しながら運営しております。
このフェイスブックページは、既に3万2,000件の「いいね!」がされていまして、
非常に支持されています。実は、私ども道庁で運営しているフェイスブックページの中で
後志がやっている「え~ぞ・しりべし」があるのですが、そちらでも、毎日、後志のきれ
いな画像を紹介しながら情報発信を行っておりまして、「いいね!」数を増やしておりま
す。
ちなみに「おくなわ」は、特別なプロモーションは行っていません。画像とテキストだけ
で口コミで広まったフェイスブックページです。
さて、ソーシャルを使った展開としまして、非常にお手本になるのは、皆さんがご存じ
の「くまモン」です。フェイスブックページ開設が23年9月で12万件の「いいね!」
を持っているのですが、そもそも「くまモン」の歴史は古くてもともとは、くまもとサプ
ライズといいまして、九州新幹線の鹿児島ルート全線開業を盛り上げるために行われたプ
ロモーションを行うキャラクターとして作成されました。
実は、「くまモン」は、最初は県庁内部の反応はあまり良くなく、熊本に野生の熊はい
ないと議会で問題になったり、驚いた目が怖がられると言われておりました。最初から存
続のピンチに遭うわけですが、非常に幸運なキャラクターで、新幹線開業で県庁の内部は
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非常に慌ただしくて、「くまモン」のデザインを議論するところではなかったのです。な
ので、そのまま世に出ることができたという幸運な側面を持っております。
彼の使命は、関西圏との交流人口を増やすこと、関西で話題化して熊本に里帰りさせる
というプロモーションを行っていくという戦略をとっております。
まず、ユーチューブを使って「くまモン体操」なんてことをやりまして、次に、神出鬼
没作戦が非常に秀逸なのですけれども、道頓堀とか通天閣など大阪の名所に登場するので
すが、この風貌なので、何のキャラクターかさっぱりわからないのです。謎の黒い熊が各
地に出没するということで話題を喚起しまして、「くまモン」と遭遇した人が写真や動画
をSNSに投稿するということで、インターネット上で瞬く間に話題になっていきます。
そして、熊本サプライズの特命全権大使に任命されました。これは、熊本県知事から任
命されております。ここからストーリーが生まれまして、「くまモン」は大阪府内で名刺
配付に嫌気がさします。熊ですから、名刺なんか配っていられないのです。失踪したとい
うストーリーになっておりまして、熊本県知事が緊急記者会見を行っております。大使と
しての使命に対するストレスからの疾走ということで、「くまモン」の捜索をストーリー
に仕立てたキャンペーン戦略を行いまして、大阪の人の共感を得て、励まされながら使命
を果たすという「くまモン」の物語をソーシャルメディアと融合させて発信したのです。
「くまモン」は、こうしたストーリー仕立てのSNSの展開を行っております。
その後は、皆さんご存じのとおり、感謝デーでもたくさん人が集まりまして、東京に進
出します。最後には、ゆるキャラグランプリでグランプリを獲得し、今に至るということ
です。
プロが企画してやっている「くまモン」のプロモーションではございますが、SNSの
活用というところでは非常に参考になるのかなというところをご紹介させていただいてお
ります。
最後にもう一つ、行政がやっている取り組みではないのですけれども、フェイスブック
の使い方で非常に参考になる取り組みがあります。百人ビール・ラボはサッポロビールで
やっていて、ご存じの方もたくさんいらっしゃるのではないかと思うのですけれども、実
際にフェイスブックページの中でビールファンの方々を集めまして、新商品の開発を行う
という非常に大それたプロジェクトでございます。
実際に出されたアイデアをもとにサッポロビールが商品を製造して、銀座ライオンなど
で飲むことができるといったところまでいっております。
テーマについて参加者がコメントをつけていきながら商品を作っていくという取り組み
でございますけれども、ライブ会議を毎週午後8時から行っておりまして、そのテーマと
しましては、企画案ですとか、色、味、香り、醸造の方向性、ネーミング、パッケージデ
ザインから販売、宣伝手法まで、本当に商品として非常に大切なところを消費者の皆さん
とコミュニケーションをしながら作っていきました。フェイスブックの使い方としては真
骨頂ではないかなという活用の仕方が行われております。
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行政として、我々がこれを参考にどこまでできるかというところもあるのですけれども、
後ほどお時間をもう少しいただきまして、「北海道そうぞう・ラボ」というフェイスブッ
クページがございますので、紹介をさせていただきたいと思います。
今後、他県の動向等を見ながら、我々もソーシャルを使いながら、道民の皆さん、道内
外の北海道ファンの方々と一緒に北海道の魅力発信をやっていきたいと考えております。
職員研修の紹介は以上でございます。
【 事務局(吉川主幹)】
事務局(吉川主幹) 】
以上で北海道戦略広報展開方針のこれまでの経緯と主な実績についての説明を終わりま
す。
【 山科委員長】
山科委員長 】
どうもありがとうございました。
次は、平成26年度以降の取り組みについてのご説明です。
【 事務局(安原課長)】
事務局(安原課長) 】
広報担当課長の安原でございます。
本日は、お忙しい中をお集まりいただきまして、ありがとうございます。
日ごろからの皆様方のご協力に感謝を申し上げ、議題にございます26年度からの新た
な方針について、私からご説明を申し上げます。
資料は2になりますが、今後の策定予定の方針の概要1枚ものと、方針の構成イメージ
を示した4枚ものです。参考資料として、今年度の道政広報広聴推進計画をつけてござい
ます。
まず、新たな方針につきまして、これまで説明しました戦略広報に関する実績ですとか、
現時点での社会情勢を踏まえて、来年度以降の新たな方針の策定について検討しておりま
す。
まず、資料2の1枚ものに基づきまして、アウトライン等、順にご説明をしていきたい
と思います。
まず、現行の方針でございますが、先ほどご説明のとおり、これに関しましては3年の
期間を設定しておりました。この3年の間に、これまでのお話にありました策定当時は想
定がなかなか難しかったものの、情勢の変化によって取り組む必要が生じました数々の事
業がございます。点線の枠内に記載してございますが、様々な取り組みを実施してまいっ
たところです。
特に、先ほど説明にもありましたITをめぐる情勢に対応しまして、広報ツイッターな
どの新たな取り組みや、民間企業との協働による漫画やフリーペーパー、編集長の星野委
員にも大変お世話になっております「CouLeur」を先ほどご紹介させていただきま
したが、こうしたフリーペーパーをはじめ映画ポスターなど、無償の広報ツールを3年間
にわたって相当活用しています。しかも、職員研修も自前の職員が研修をするというよう
な状況にもなっております。従来の行政の枠にとらわれない様々な広報手段を様々な企業、
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これは道との包括連携協定を結んだり、協働事業を通してご提案をいただきまして実施を
してきたところでございます。ちなみに、道との包括連携協定企業ですが、現在の展開方
針ができた時点では、19の企業と協定を締結していたのですが、この3年間でさらに9
社増えまして、現在は28社の企業等と道との間で包括連携協定を締結しております。
様々な情勢の変化や広報をめぐる現状を考えますと、上の太枠にありますとおり、3年
といった年次を区切ることなく、今後は、情勢の目まぐるしい変化に対応していく必要が
あることから、期間を限定しない基本的な事項、また、今後の広報の大きな方向を掲げる
という新たな方針を一つとして、さらに、毎年度作成しております北海道広報広聴推進計
画に具体的な取り組み事項を記載していくという、「新たな方針」と「広報広聴の推進計画」
の2本立てにすることで、より柔軟な広報体制、対応を可能にしていこうと考えていると
ころであります。
そこで、資料の中ほどですが、新たな方針の構成イメージです。
大きく総括の章、基本方針の章、推進体制等の3本立てで構成することとしております。
具体的には、1番の戦略広報展開方針の総括で、現行方針の策定の背景ということで、
先ほどの実施状況の評価を踏まえた総括として、これまでの3年間の方針を総括し、これ
らを踏まえて、2の広報業務の基本的な方針、それから、3の推進体制等に反映していこ
うということです。その上で、毎年度作成しています広報広聴推進計画に推進項目並びに
具体的な取り組みを明記していこうと考えております。
基本的な方針の柱は、下の囲みに書いてありますが、現行の展開方針の基本戦略の柱を
引き継ぐべきものは引き継ぎまして、その一方で、民間企業との協働の部分を改めて柱立
ていたします。あるいは、マネジメント機能は一定程度の形になってまいりましたので、
これを充実という表現に移行させるなどといった変更も考えております。
2ページ目からは、新たな方針の構成イメージをそれぞれ示しておりますので、ご覧い
ただきたいと思います。
北海道戦略展開方針、いわゆる現行方針を策定した背景のうち、①の社会経済環境の変
化につきましては、展開方針に記載されております平成22年度の策定当時の背景であり
まして、先ほども説明しておりますので、省略させていただきます。
それから、②策定の経過につきましては、同じく平成22年度の特定課題評価における
外部有識者委員会から広報機能の一元化やマネジメントの強化といった提言を受けまして、
その後の道議会議論、広報広聴推進委員会での皆様方の意見、そして、パブリックコメン
トなどを得て、現行方針を作成したという経緯を残していくことを予定しております。
次に、3ページをご覧ください。
展開方針の実施状況の評価を踏まえた総括というところです。ここは、先ほど説明しま
した取組実績や現時点での社会経済環境を踏まえ、今後の方針に盛り込むべき考え方を取
りまとめたものです。現行の展開方針に基づき主な取り組みということで、全体的な総括
としましては、おおむね達成したものと考えております。
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その上で、まず、基本戦略1の北海道価値の効果的な発信についてであります。
インターネットやマスメディアの世界では、スマートフォン、タブレット、先ほど私ど
もの担当から説明がありました高性能の携帯端末の普及など、情勢の変化への対応には、
限られた予算の中で何ができるのかということを常に検討していく必要があると考えてお
ります。
次に、基本戦略2の道民の理解と協働によるコミュニケーション方法の推進につきまし
ては、民間協働広報などはますます増加傾向にありますので、今後とも民間ならではのと
いった行政ではなかなか想定も、実現もできないような取り組みも含めて、引き続き、対
応が必要と考えております。
また、広報効果の把握などについての取り組みも、その必要性から、全庁的な取り組み
を進めたいと考えております。
次に、基本戦略3の広報活動を支えるマネジメント機能の整備についてです。
広報重点テーマを設定しての全庁広報インフラを集中的に活用した取り組みは引き続き
必要であり、また、緊急の課題につきましても、今後、機動的な対応が必要と考えており
ます。
それから、追加的に取り組んだ項目につきましては、先ほどご説明しましたが、広報を
めぐる社会情勢の変化や広報業務を臨機応変、機動的に進める必要性が高まってきている
というところを示しております。
以上のようなことから、今後の進め方につきましては、まず、広報業務を行う上での基
本的な事項は広報業務の基本的な方針ということで、仮称としていますが、「基本的な方針」
として取りまとめますとともに、具体的な推進項目を毎年度策定しています私どもの「広報
広聴推進計画」の中で推進をしていく方向で、今後、進めてまいりたいと考えております。
次に、4ページでございます。
2の広報業務の基本的な方針、いわゆる新たな方針の柱とするところの考え方です。
こちらにつきましては、現行方針の方針として精神は残していくという考え方のもとに、
先ほどの総括のところに記載した内容に基づきまして、適宜追加、修正したものです。
なお、(3)の民間協働につきましては、新たに立てた柱ということにしています。
まず、一つ目の柱ですが、北海道価値の効果的な発信につきましては、一つ目の丸でI
Tをめぐる技術的動向などを把握、ソーシャルメディアといった表現を新たに盛り込んで
おります。
なお、それぞれの括弧内にあります推進項目に関しましては、推進計画で機動的に検討
していくために方針の本文には記載しませんが、本日は皆様方のイメージが湧くように、
現行の展開方針の推進項目に当たるものをあえて仮置きして掲示をいたしておりますので、
以下の柱についても同様に、括弧内についてはあくまでも現行方針の取り組みを仮置きし
ているとご理解をいただきたいと思っております。
二つ目の柱の道民の理解と参加によるコミュニケーションの広報の推進についてです。
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こちらは、基本は現状の方向性とこれの充実を図っていくという考えでございまして、
アナログ系、ネット系広報を相互に補完し、また、パブリシティー活動や広報効果の把握、
それから、道民意見の反映といった内容を記載しております。
三つ目に、新たに立てる柱であります民間企業などとの協働による広報の推進について
です。
近年、先ほどもご説明したとおり、民間企業との協働がますます増加傾向にあり、業種
も多岐にわたりますことから、様々な民間企業との協働を通じまして、より効果的な手段
を活用した広報を今後も推進していくこととしています。
四つ目の柱の広報活動を支えるマネジメント機能の充実についてですが、基本は現状の
方向性のものの充実を図っていくという考えであります。広報広聴委員会の機能など、現
在、全庁それぞれの部局の担当課長で構成します広報広聴委員会がございまして、こちら
の機能の充実など、広報活動全体のマネジメントを強化するとか、全職員が広報パーソン
として道政情報をわかりやすく伝えることなどを記載していきます。
次に、5ページになります。3のこの方針に対する推進体制などについてです。
推進体制につきましては、これまでどおり、庁内におきます広報広聴委員会を中心に推
進管理をしていきたいと考えております。
次に、取り組み経過につきましては、毎年度の取り組みを北海道広報広聴推進計画の中
で策定することとしまして、年度末に実績を把握し、その時点で社会経済環境の変化を踏
まえまして、以降、ローリングをしていきたいと考えております。
具体的な推進計画を記載します広報広聴推進計画ですが、こちらは、従前より、広報広
聴事務の効果的な推進のため、毎年度策定しているもので、資料2の最後に参考資料とし
てつけていますが、この中に展開方針の取組工程表のような内容の取組計画表を添付して
いきたいと考えています。
目標指標等についてでございます。広報の取り組みはもちろんですが、普及啓発といっ
た全庁的に各部の責任において実施している事業ごとの取り組みにつきましても、可能な
ものにつきましては、成果指標の設定や事前の周知、参加者数等の把握や、アンケート調
査の実施、事業結果の周知なども含めて努めることとしていきたいと考えております。
以上、雑ぱくではございますが、今回は、基本的な方針の新たな方針のアウトラインを
お示しさせていただきました。また、具体的な計画につきましては、広報広聴推進計画に
移行させていくことになっております。本日の皆様方のご意見も踏まえ、新たな方針の策
定作業を進めてまいりたいと思います。
目途としましては、来年の3月末には新たな方針を成案化させていきたいと考えており
ますので、どうか皆様のご協力を含め、ご意見・ご提言がございましたらお願いしたいと
考えております。
【 山科委員長】
山科委員長 】
どうもありがとうございました。
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これまでが議題1についての説明でありましたが、ご質問、ご意見等、また、わからな
いところがございましたら、よろしくお願いします。
では、早速、私から一つ申し上げます。
先ほど拝見しました中国語の動画ですけれども、韓国の方も出ていらっしゃったという
ことは、将来的には韓国語のサイトも作ろうということなのですか。
【 事務局(渡辺主幹)】
事務局(渡辺主幹) 】
今のところ、まだそこまでは検討しておりませんが、なるべく多くの海外の方にも見て
いただけるような対応は今後も検討していきたいと思っています。とりあえず、英語版、
中国語版を一度置いて、その評価なり評判なりを見て拡大していくことなどをまた検討し
ていきたいと考えております。
【 山科委員長】
山科委員長 】
では、そういう意味があるわけではなかったのですね。韓国の方も見られるので、そう
いうふうに深読みしてしまったのですけれども、そういうわけではないのですね。
【 事務局(渡辺主幹)】
事務局(渡辺主幹) 】
はい。
【 山科委員長】
山科委員長 】
では、何で韓国人なのですか。
【 事務局(渡辺主幹)】
事務局(渡辺主幹) 】
動画は、中国語を使える韓国の方という設定で作ってあったものですから、もともと中
国の方たちとか台湾の方たちが北海道に来られる機会が多いということで、その人たちを
ターゲットに、韓国の方がこの映像の中でたまたま出演されていたという中身です。
【 山科委員長】
山科委員長 】
その中身は、全部ではないから紹介いただいた部分だけで見ていると、交通法規、交通
紹介ですね。でも、台湾の方は実際にそれほどドライブされるのですか。多くの場合はバ
スですね。何でああいうことを紹介しなければいけなかったのでしょうか。
【 吉田委員】
吉田委員 】
釧路は、今、台湾と非常に交流しているのですけれども、やっぱり雪が見たくて冬にい
らっしゃる方が多いのですが、たまたま釧路のほうで雪道の怖さを知らずに運転して死亡
事故につながったのです。
【 山科委員長】
山科委員長 】
それをお伺いしたかったのです。ご自身で運転される方が多いからですか。
【 事務局(渡辺主幹)】
事務局(渡辺主幹) 】
吉田委員がおっしゃるとおり、今、本当に雪道の状況を知らずに猛スピードで夏道と同
じように観光地をめぐったりする中国の方や台湾の方たちが随分増えております。このよ
うなことから、こうした啓発ビデオを作らせていただいたところです。
- 19 -
【 吉田委員】
吉田委員 】
広報紙「ほっかいどう」についてですが、この中に各振興局の記事が掲載されておりま
す。この広報紙で掲載できる記事について教えていただきたいのですが、例えば、釧路で
行われた事業等について、掲載して欲しい旨を振興局にお願いして取り上げていただくと
いうことではなく、振興局の広報委員の方が地域をよく見渡されていて、こういう記事を
提出されてくるのでしょうか。
【 事務局(吉川主幹)】
事務局(吉川主幹) 】
今回の特集は、それぞれの振興局で取り組んでいるものということで、振興局管内のど
こかの市町村のネタというより、振興局独自で町村とも協力しながらではあるのですが、
振興局が取り組んでいるものということで、このような形にしております。
【 吉田委員】
吉田委員 】
地域の人が取り組んでいるニュースということではないのですね。地域でこういうこと
に取り組んでいて、これは全道に発信すべき価値がある事業として取り上げてくださると
いうことではないのですね。
【 事務局(吉川主幹)】
事務局(吉川主幹) 】
今回の特集のテーマとしてはそうではないです。
【 遠藤委員】
遠藤委員 】
飛行機とかJRに乗っていて、座席のポケットに最近冊子が入っていると思うのですけ
れども、今、飛行機には新聞などがありませんので、すごく手持ち無沙汰というか、暇な
時間があります。そこにこんなものが入っていたら、みんな手にとって見ると思います。
これは役場にも常時ありまして、その場で見て戻しているのかもしれませんが、減って
いる様子はないのです。それであれば、そちらの数を減らしてでも、人の目に触れるとこ
ろに使ったほうがいいと思いました。
また、飛行機だとスマートフォンが使えないのですが、JRですと電波があるところは
使えますので、これは何て言うのかわからないのですけれども、こんなものが座席の頭の
ところに北海道をPR何とかと書いて、これがあると、僕はURLを拾って見たりします。
それも、先ほど、ホームページの閲覧数が少ないようなので、そんなものも活用できるか
と思いました。
また、個人的にはランキングがすごく好きで、例えば、ラーメンであれば、札幌にはお
いしいところがたくさんあるのですが、旭川や釧路など、今は地方にもおいしいところが
いっぱいあります。そんなものは出せないでしょうか。例えば、釧路にもラーメンの文化
があるし、旭川にもあるということが紹介されたらなと思いました。
また、マナーのことですけれども、先日、埼玉に行くことがありまして、埼玉のスーパ
ーに行きますと、障がい者マークがついた駐車場はずらっとあいているのです。北海道は、
残念ながら、結構埋まっています。体の悪い人がみんな入れているのかもしれませんが、
実際はそうではないと思います。北海道にいいイメージをどんどんアピールするのもいい
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のですが、道産子のマナーはどうなのかということも触れてはどうかと思いました。
【 山科委員長】
山科委員長 】
確かに、道路が広いというか、道がたっぷりしているから、どこでもいいやと停めてし
まうのでしょうね。でも、障がい者マークがない車が停まっていると、あまりいい気持ち
はしませんね。
【 事務局(吉川主幹)】
事務局(吉川主幹) 】
うちの福祉のほうからのオーダーで、テレビの3分番組で障がい者マークの駐車場の利
用の仕方などを放映したり、広報紙の3月号でも、福祉のまちづくりという特集テーマの
中で、障がい者の駐車場はこういう方に使ってもらうためのものですよという記事を掲載
してはおりますが、確かに遠藤委員が言うとおり、なかなか周知がうまくできているかと
いうと、ちょっと難しいところもあるかもしれないです。そういうところはいろいろなと
ころで再度PRをしていければいいのかなと思います。
【 事務局(渡辺主幹)】
事務局(渡辺主幹) 】
広報紙の関係なのですが、おっしゃるとおり、飛行機やJRの中でも道政広報紙のよう
なものがあるというのも一つのアイデアですが、厳しい道財政の状況もございまして、今、
私どもとしては、例えば、飛行機であればAIRDOの「rapora」という機内誌が
あり、そちらに「赤れんが通信」という1ページをいただいて、道政情報を提供させてい
ただいたり、あるいは、JR北海道の中に「わが村は美しく」というページがあります。
これは、道の農政部が中心となって行っているのですけれども、そこに「わが村は美しく」
の賞を受賞したまちのPRなどを載せたり、道政広報紙を直接使わずに道の情報を提供し
て、皆さんに道政情報を少しでも見ていただけるような取り組みも行っています。
先ほど、ラーメンのお話が出ていましたが、これも道政広報紙の道政情報の紙面を使う
ことはなかなか難しい部分もあるのですが、この間、「北海道ウォーカー」からラーメン
の特集の雑誌が出ましたが、そこに情報を提供したり、協力し合いながら北海道の魅力あ
るラーメンのような食、あるいは、観光の情報提供をして、それはお金を払って読んでい
ただくような雑誌になりますが、そういうところへのいろいろな情報提供をさせていただ
いています。
あるいは、今日、星野委員がいらしておりますが、フリーペーパーを使って道政情報を
提供したりということです。これはラーメンに限ったわけではありませんが、いろいろな
情報を提供する取り組みを行っています。
【 山科委員長】
山科委員長 】
今の遠藤委員のご提案に関連するのですけれども、確かに、機内に置けなくても、広報
紙を待ち合いのところに置いておくことはできないのですか。あれはお金がかかるのです
か。
【 事務局(渡辺主幹)】
事務局(渡辺主幹) 】
今、包括連携協定を結んでいる企業で、例えばイオンなどですね。
- 21 -
【 山科委員長】
山科委員長 】
空港の待合室はどうしても待つ時間があるわけではないですか。何かありましたら、私
は絶対に読みます。活字がないと身が持たない人間としては何でも欲しいわけですし、普
段逆になかなか拝見できないですからね。
【 事務局(吉川主幹)】
事務局(吉川主幹) 】
設置箇所を増やす取り組みは行ってはおりますが、以前にJRに当たった人の話では、
JRの中はなかなか厳しいと聞いたことがあります。ただ、自分になってからもう一度ア
クションを起こしたわけではないですから、そこら辺の確認はできるかと思います。
【 山科委員長】
山科委員長 】
JRとか新千歳空港ですね。
【 吉田委員】
吉田委員 】
広報紙のことで、大変お恥ずかしいのですが、私は、この委員を引き受けて初めてこう
いうものがあることを知りました。
私の釧路の会社の者に、自分が知らなかっただけなのかと思い、社員、友人に広報紙ほ
っかいどうの存在を聞きましたら、聞いた者全員がわからない、見たことがないという回
答だったのです。せっかく多大な費用をかけてお作りになられているので、これをどうア
ピールすると皆さんにもっと読んでいただけるのかということを考えて行かなければなら
ないと思いました。
いろいろな展開をされていて、その効果も上げられ、ここ数年、北海道の注目度がすご
く高まっていると思います。私が若いころは、東京に行って北海道出身と言っても、誰も
興味を示してくれず、北海道は「やっかいどう」なんていう言葉をご記憶にある方がいら
っしゃるのではないでしょうか。それぐらい国にとって面倒な存在だったのではないでし
ょうか。それが、今では、北海道と言っただけで、うらやましがられて、すばらしいね、
本当にいいところに住んでいるわねという声に変わっております。これは、様々な広報の
努力のおかげだと思うのですが、自然をとっても、食をとっても、農業の分野でも、とに
かく魅力的な島なのではないかと思います。
これは余計なことかもしれませんが、私たちは、釧路動物園にキリンを送って、先日、
知事にお見えいただきました。夢の実現です。こんなことから、まずは北海道をどうした
いかという大きな重点テーマを決めることも大切ではないでしょうか。私が最近友人たち
と語るのは、北海道を世界の観光地にしようということです。北海道はそれぐらい魅力的
な所なのです。我々にとっては非常につらい雪であっても、台湾の方は、雪を見ただけで
大喜びしているのですね。雪一つとってもヒントがあります。
最終的に北海道をこうしたいのだという思いを打ち出して、先ほど道職員全員が広報マ
ンということではなく、全道民が広報マンという意識の啓蒙活動をしていただけたらいい
なと思います。
私もフェイスブックをやっていますけれども、個人個人でどんどんPRしていける時代
- 22 -
になっています。ですから、一人一人に意識づけ、市民の力を借りることができる。この
戦略でキリン募金は10カ月で5,000万円集まりました。まさしく市民の力です。行
政ばかりを頼るのではなく、一人一人がそうだという思いになったときが一番強い力を発
揮するのではないかと思いますので、そういう戦略に変えていただけたらと思います。
このキリンのことでサンディエゴに行ったときに、乗り継ぎの関係でロサンゼルスの大
きなデパートに行きました。それがちょうど昼食時間でしたので、何かお昼を食べようと
言ったときに、昔でしたら和食のお店はジャパニーズレストランという書き方だったので
すが、北海道シーフードレストランと出ていたのです。ロサンゼルスで北海道シーフード
レストランという名前を見られるなんて夢にも思っていなかったですから、すごくうれし
かったのです。そんな話をしたら、モスクワに行ったときにもあったよという方がいらっ
しゃるのです。それぐらい北海道は食べ物の安全ということで海外に非常に浸透している
と思うので、ぜひ、その辺は自信を持って道民の一人一人がPRできるようなことにつな
げていただきたいと思います。
長くなりましてすみません。
【 事務局(吉川主幹)
事務局(吉川 主幹)】
主幹) 】
広報紙について、あまり見られていないということで、取り組みがちょっと悪いかなと
思います。現在の広報紙自体は、新聞の折り込みやポスティングということで配っており
ます。ただ、それだけでは届かない方がいらっしゃいます。今、ポスティングについても、
地方によっては業者がいなくてなかなか配れないところもあるものですから、郵便局とか
銀行とかコンビニに置かせていただいています。そういうことをしているのですが、今ま
で見たことなかったというお声もあるものですから、申しわけないですけれども、戻られ
たら、お伝えいただければと思います。
また、チラシと間違えられるというところがあって、新聞をとっていてもわからなかっ
たという方もいます。
【 阪口委員】
阪口 委員】
まず、先ほどから話題に上がっている広報紙について。
私は、広報紙は自宅に入ってくるので、いつも拝見しています。
さて、冒頭、近藤広報広聴課長のお話は、アイヌの挨拶から始まりました。今後の基本
的な方針の中で、アイヌに関することは具体的な内容が出てきていないのですけれども、
何か取り組む予定やお考えがあれば教えていただきたいと思います。アイヌ文化をどうい
うふうに情報発信していくのかということです。
【 事務局(吉川主幹)】
事務局(吉川主幹) 】
広報の展開方針自体、基本的には全庁広報というところを中心にやっておりまして、道
でいろいろな政策があるところについては、基本的には政策を行っている担当部署で情報
発信をしていくのですが、先ほど言ったとおり、重点テーマも私どもで定めていますので、
今後、そういうテーマで取り組むべきというときに、アイヌについて年間で設定すれば、
- 23 -
それについては私どものインフラを使ってPRしていく形にはなると思います。新たな方
針に対して、アイヌだけではなくて、TPPだったり、新幹線だったり、いろいろな個別
施策を方針に入れるのはなかなか難しいと考えております。
【 山科委員長】
山科委員長 】
今、被災地を逆に観光にしようということがあるではないですか。アイヌの方自身がP
Rされるのは嫌だという方たちもいらっしゃるかもしれないから、簡単にはいかもいかな
いかもしれないけれども、北海道の歴史というか、そこがわかるという観点においては、
なかなかいい素材だと思います。
【 渡辺委員】
渡辺委員 】
冒頭に課長が会議の場で話をされると言っていましたが、会議に出られる方は限られて
いらっしゃると思うので、やはり目に見えるところに掲げるということですね。ですから、
ホームページは積極的に使って、全庁的にどうかということはありますし、今、委員長か
らお話があったように、いろいろな背景があるところもあると思います。ただ、多くの方
に目にしてもらわないと広まっていかないのではないかと思いますので、例えば、ホーム
ページの冒頭の部分に掲げるということはあってもいいのかなという気がしました。
【 事務局(近藤課長)】
事務局(近藤課長) 】
ご存じのとおり、ホームページもやっておりますし、テレビのコマーシャルで歌を歌っ
ていると思います。このキャンペーンを始めた当初は、新千歳空港の到着ロビーの大きな
ところにバナーをつるしてやりました。それから、最近、道外の方々がいらっしゃる会議
とかいろいろな大きなイベントですね。そういうところで挨拶でも触れたり、チラシを配
るということで、道内向けだけではなくて、できるだけ道外の方、海外の方に広めていこ
うということで着々といいますか、地道に取り組んでおります。
【 吉田委員】
吉田委員 】
釧路では結構浸透しています。
【 事務局(吉川主幹)】
事務局(吉川主幹) 】
今のホームページの補足ですけれども、道のトップページがありまして、そこにメイン
ビジュアルがあります。昔は、北海道らしい写真ということで、クリックしても何もリン
クしていなかったのですが、昨年から、メインビジュアルを工夫しだして、今は、イラン
カラ プ テもそこを活用していまして、クリックしたらイランカラ プ テのページに行きます。
後ほど紹介しますけれども、「ほっかいどう家族」とか、新幹線とかも、メインビジュア
ルに写しております。
【 山科委員長】
山科委員長 】
ありがとうございます。
ほかに何かございますか。
では、次の議題に移らせていただきます。
今、吉川さんがちょっとおっしゃいましたけれども、もう一つ事務局からご説明がある
- 24 -
そうなので、お聞きしたいと思います。
【 事務局(吉川主幹)】
事務局(吉川主幹) 】
広報広聴課の直接の取り組みではないのですが、今、北海道では、職員から、庁内横断
的な政策課題に関する企画提案を募集しまして、職員の柔軟な発想力や行動力を生かす取
り組みとしまして、お金をほとんどかけずに行うプロポーザル型、提案型政策形成事業を
行っております。
今年は、先ほど研修の実演を行った井神が提案しました「ほっかいどう家族」プロジェ
クトというものが選ばれました。お手元にチラシを置かせていただいております。現在、
キャラクターのイラストも募集しておりますので、少しお時間をいただいて紹介させてい
ただければと思っております。
【 事務局(井神主任)】
事務局(井神主任) 】
私から、時間がちょっと押していますので、要点をかいつまんでご説明したいと思いま
す。
今、主幹の吉川から説明させていただきましたとおり、職員提案事業を行っています。
プロポーザル型政策形成事業ということで、毎年、職員から提案を受けつけまして、今年
は10本ほどエントリーされたものがあるのですけれども、その中から選ばれた一つでご
ざいます。
北海道らしさ再発見「ほっかいどう家族」という事業です。お手元にチラシがあるので、
ご覧ください。キャラクターを作るのがゴールに見えるかと思いますが、実は、キャラク
ターを作ることがゴールではなくて、私は広報担当の職員なものですから、広報的な発想
も少し盛り込んでおり、先ほど、吉田委員から、道民みんなが広報マンになってというお
話をいただきましたけれども、北海道生まれ北海道育ちの人たちは、食だったり、観光だ
ったり、ロケ地だったり、豊富なエネルギーだったり、いわゆる北海道価値みたいなとこ
ろは皆さんよくご存じです。しかし、道外から見て、北海道の魅力、住みたくなるような
生活者目線の魅力はどんなところなのだろうか、実は道産子は知らないところもあるので
ないかと思ったのです。
私も、北海道生まれの北海道育ちなものですから、そんなことを思いまして、「北海道
そうぞう・ラボ」というフェイスブックページが道にございますので、こちらを活用して、
道内外の道民とか、道外の北海道ファンの方を巻き込みながら、生活者目線で、温かい北
海道らしさを再発見するような取り組みができないだろうかと考えております。
取り組みとしましては、「北海道そうぞう・ラボ」などを活用しまして、道民参加型で
北海道らしさに関する話題を共有したいということ、また、統計データや参加者の意見な
どをもとに、身近な北海道らしさを体験するキャラクター「ほっかいどう家族」を作成して
いきたいと考えています。でき上がったキャラクターにつきましては、道政情報の発信や
魅力発信というところで活用していきたいと考えております。
事業効果としましても、道庁としては、日常の暮らしに密着した情報を家族の目線で発
- 25 -
信し、広く活用できるのではないかというところ。道民にとっては、今まで気づかなかっ
た北海道らしさを再発見し、地元愛が生まれる、北海道らしさを伝えたくなるといったと
ころ。道外の方々に対しましては、観光やメディアを通じては伝わらない北海道らしさを
知ることで北海道ファンが増えたらいいなというところを狙っております。
続きまして、これまで何をやってきたかをご説明したいと思うのですが、まず一つ目は、
北海道あるある・うんちくネタの募集ということで、今年の8月ぐらいに、株式会社KA
DOKAWAとコラボして行っております。北海道に関するあるあるネタや、うんちくネ
タを一般の方から広く募集しまして、特徴的なネタをフェイスブックページの「北海道そ
うぞう・ラボ」で紹介することで、読者の方々と北海道らしさの共有を図っております。
こちらの紹介は、今後も継続的に実施していきたいと思っていますので、これを見ながら、
私も知っているとか、こんなネタもありますよというコメントをいただきながら、膨らま
せていきたいと考えております。
なお、応募総数は307件いただきまして、結構盛り上がったのではないかと思ってお
ります。
今後の展開としまして、募集したあるあるネタや、うんちくネタの中から、おもしろい
ものを来春の2月に販売されます漫画「うんちく北海道」のネタとして使っていただくと
ともに、「ほっかいどう家族」のキャラクターが漫画「うんちく北海道」の中に登場する
予定です。
続きまして、統計データについてですが、政府統計でいろいろな統計を拾えるようにな
っているのですけれども、ふだん目にする機会はあまりないのではないかと思います。で
すから、消費生活の統計データの中から、北海道が全国で際立って上位にある、もしくは
下位にある特徴的な項目をピックアップしてご覧いただきたいと思っておりまして、実は、
今回募集するキャラクターの特徴づけも統計から行っており、人口動態調査、学校保健統
計、国民健康栄養調査などのデータから、道内世帯の子どもの数とか、出産年齢とか、平
均身長、体重等、北海道の平均値をキャラクターの骨格として与えて、募集をかけている
ところでございます。
今後の展開としましては、こういったデータをそうぞう・ラボで紹介して、コメントを
つけていただきながら、皆さんでわいわいやっていきたいと考えております。
もう一つ、雪印メグミルクでカツゲンの1リットルのパッケージのところに道政広報パ
ッケージをやっていただいているのですが、今回、「ほっかいどう家族」の取り組みを紹
介していただきまして、今、12歳以下のお子様を対象に、家族のイラストとメッセージ
を募集しております。これは、ソフトカツゲンのパッケージで広報させていただいたので
すけれども、お子様からいただいたイラスト、メッセージをラボに掲載していきながら、
「ほっかいどう家族」のイメージづくりに役立てていきたいと考えております。
今後の展開としましては、今回、キャラクターのイラストを募集しておりますので、で
き上がったキャラクターを、こちらのチラシに書いてございますとおり、広報ツイッター
- 26 -
のアイコンで使わせていただくほか、「うんちく北海道」に登場するのと、来年度以降に
事業化ができましたら、道政情報の発信とか、魅力発信みたいなところで使っていきたい
と考えております。
キャラクターイラストについては、12月23日まで募集をかけております。予算が非
常に少ない中でやっている事業と先ほど紹介させていただきましたが、ないなりに賞金
10万円を用意してございますので、絵心のある方は、ぜひご応募いただきたいと考えて
おります。「北海道そうぞう・ラボ」のフェイスブックページもぜひご覧いただきまして、
盛り上げていただきたいと考えております。
【 山科委員長】
山科委員長 】
ありがとうございました。
これも含めて、何かありましたらお願いします。
私から質問させていただきたいのですが、一家4人というのは、統計に基づいているの
ですか。
【 事務局(井神主任)】
事務局(井神主任) 】
これは、願いがこもっています。本来であれば、国勢調査によると、お子さんがいる家
庭では3人家族が一番多く、次いで4人家族なのですけれども、これから、少子化対策で
はないですけれども、北海道の人口減を止めるためには、2.08人の子どもが生まれて
こなければいけないので、願いを込めて、4人家族とさせていただいております。
【 山科委員長】
山科委員長 】
この身長、体重は、大体そんなものですか。
【 事務局(井神主任)】
事務局(井神主任) 】
はい。これは学校保健統計から引っ張っております。統計どおりです。
【 山科委員長】
山科委員長 】
女性の実体重と自称の体重はどちらが…。
【 事務局(井神主任)】
事務局(井神主任) 】
BMI値から割り出した数字になるのですけれども、実体重は53.9キログラムとい
う数字になるようです。
【 山科委員長】
山科委員長 】
ほかに何かございますか。
【 渡辺委員】
渡辺委員 】
現在、応募は始まっていますか。
【 事務局(井神主任)】
事務局(井神主任) 】
始まっております。
【 渡辺委員】
渡辺委員 】
反応はどうですか。
- 27 -
【 事務局(井神主任)】
事務局(井神主任) 】
既にご応募いただいている方もいらっしゃいますし、お問い合わせも数多くいただいて
おりますので、集まるかなと考えております。
【 山科委員長】
山科委員長 】
例えば、「くまモン」の場合は、同じように職員の方々のアイデアがスタートでという
ことですが、あれは途中から広告会社がかんでいるのですか。
【 事務局(井神主任)】
事務局(井神主任) 】
プロの方がプロモーションを行ってやっています。
【 山科委員長】
山科委員長 】
こちらも、試みはよしだと思うのですが、どこかのタイミングでプロをかませていかな
いと、転がりが悪くないですか。
【 事務局(井神主任)】
事務局(井神主任) 】
あくまで職員提案事業でやっているものですから、そこは持てる力でやっていきたいと
思っています。今のところ、委託してということは考えていません。
【 村上委員】
村上委員 】
議題①で発言しそびれてしまいました。
広報される媒体として、インターネットということですね。インターネットは、どちら
かというと情報を欲しい側がとりに行く能動的な媒体です。そして、受動的に、ちょっと
通りかかりにはっと目にするような媒体ですね。北海道の広報紙は全戸配布でうちもいた
だいておりますけれども、そういったものがあると思います。
私は、この7月に、会社をやめて、配偶者の転勤で引っ越しをしまして、生活動線がが
らりと変わってしまいました。勤めに出ている間は、コンビニエンスストアに寄って、今
日のお弁当を買っていこうかなとか、会社の皆さんとお昼休みに一緒にいただくおやつを
買っていこうかなと寄ったりして、そのときにレシートで広報を拝見する機会があったの
ですけれども、主婦業が主になりますと、コンビニエンスストアにぴたっと行かなくなり
ました。動線がどう変わったか、では、今まで拝見することができた広報をどこに行けば
見ることができるようになるかと考えたときに、主婦という目線からいって、ドラッグス
トアにあると非常にいいなと思いました。
ドラッグストアでは、家庭用品を購入した際に、クーポンが発券されます。それは、顧
客の年齢なのか、購入した品物なのか、詳しいことはわからないのですが、ターゲットを
絞ったクーポンが発券されるのですけれども、その端のほうにちょっとあるとうれしいか
なと思うのです。
また、お会計を済ませて品物を入れて必ず見る方向があるのですけれども、それはレジ
の直角になっているところの窓です。そこには、一押しの商品のポスターが張ってあった
り、キャンペーンのポスターが張ってあったりします。そういうところに道の広報ポスタ
ーが張ってあると、目線が届きやすいかなと思いました。
- 28 -
これは、ドラッグストアというか、業界との交渉はなかなか大変かもしれないのですけ
れども、そういうところにあればうれしいなと思いました。
また、本日ご説明がなかったところで、北海道新幹線開業ナビというホームページを見
つけました。私はフェイスブックから登録させていただいたのですが、北海道新幹線は、
昭和48年に整備計画が決定したころ、私はまだ小学生でした。北海道に新幹線が来る、
おばあちゃんになったら来るのかなぐらいの夢だったのですが、具体的な数字がやっと見
えてまいりまして、2016年3月開業、そして、22年後ぐらいですか、札幌まで延伸
になるということで、私は70代になります。本当におばあちゃんになってしまうのです
けれども、札幌まで延伸になったら私も乗れるかなという気持ちになったのです。
この20年、生きる楽しみの糧に、人生の中の幾つかの中に新幹線が出てくるのではな
いかという気がしております。
新幹線に乗りたいというか、健康的に乗れないかもしれませんが、見届けたいと思って
います。夢、目標を持つ一つのきっかけになると思います。産業に携わっていらっしゃる
方は、もちろん戦略的なことをいろいろお考えになる20年になるのかなという気もする
のですけれども、私個人といたしましては、旅行、健康、人や物の流れに対する関心など
を持つことができるようになるのかなと思います。これは、超長期的な課題にはなると思
うのですけれども、子どものころに夢を持った世代でしたので、そのまま夢が実現すると
きは、もちろん2016年の3月に一旦の区切りとして夢の実現の瞬間が訪れると思うの
ですけれども、さらに20年後に向かって、夢を膨らませて、一緒に年をとっていければ
いいなと思います。
長期的スパンになるかと思うのですけれども、そういった広報もご検討いただければあ
りがたいと思います。
【 山科委員長】
山科委員長 】
ありがとうございます。
フリートークということなので、星野委員、今日のご感想及びご意見をお願いします。
【 星野委員】
星野委員 】
広報というのは、道内に向けて発信していくものと、道外、そして国外ですね。今日は
動画も見せていただきまして、そういうところにも来ているのだなと思いました。
北海道の魅力として求められているものが外からに対して何なのかということと、こち
らから伝えたいものが何なのかというところはずっと考えていかなければいけないものだ
と思うのです。
私も、先週末から、先ほどの会議に出るまで東京に出張へ行っておりまして、行く先々
でタクシーに乗ったり何なりの会話で、北海道から来たのですという話をすると、皆さん
がいいですねと必ず返してくれるのです。北海道に来られたことがありますかという雑談
をする中でも、行ったことあるよ、では、何かを見ましたか、何がいいと思いますかと、
この会議のためではないのですけれども、いろいろと聞いてきたところ、やっぱり食べ物
- 29 -
がおいしいよね、景色がいいよね、大体は続いてラーメンの話になっていくのです。やは
り、1人で行っても楽しめるし、行ってよかったなと思う。そして、家族をまた連れてい
きたいというふうにも思える場所だよねと。皆さんに聞いていると、必ずしも札幌に来た
わけではなく、阿寒のほうに行ったり、ちょっと中心の賑わっていると思われがちな札幌
よりも、意外と周りをいろいろとご覧になっている方が今回出会った方には非常に多いで
す。そういった方たちは、みんなまた来たいと言います。簡単に行ける場所ではないけれ
ども、行きたいよねと言われると、うれしいですね。先ほどのお話ではないですけれども、
北海道に住んでいてよかったなと思いますし、いろいろと考えさせられることもすごく多
いなと思いました。
広報紙もしかりですけれども、SNSも、私は2年こちらでお世話になりまして、目ま
ぐるしく変わった時期でもあったと思います。そういう中で、皆さんの取り組みも拝見さ
せていただいておりまして、ブログにしても、ウェブの更新にしても、SNSにしても、
ものすごく見やすいように、参加しやすいように、そして発信力もすごく頻度が高くされ
ていたのが伺えたのですが、多分、中ではすごく大変だったのだろうなと思います。
そして、それがいろいろと数字の結果にもあらわれていくところで、今後、こういうふ
うにしていかなければいけないとか、次の課題も見えてくるのではないかと、いつも感じ
ておりました。
食については、私も「CouLeur」という情報誌を作っておりまして、札幌、旭川、
帯広、函館という道内を見ているのですけれども、「CouLeur」は道外も含めて約
20エリアで発行されております。そういう中でも、食に対する関心度が、母親だけでは
ないと思うのですけれども、非常に注目を浴びております。特に、北海道に関していろい
ろな食をテーマに扱ったり、そういうときにはすごく人気のあるページになっております
ので、道産の食材もそうですし、料理の仕方もそうですし、そういう北海道の魅力は、自
身でやっている媒体を通してでも伝えられることがまだまだ多くあるのだなと思っており
ます。
食については、もう一歩遊び心を出したり、先ほどのラーメンの話ではないですけれど
も、いろいろな企業とタイアップしたりというところで、道民にしてもそうですし、道外
の人たちにとってももっと近い存在であっていただきたいと思っております。
あとは、ツイッターとか、ブログとか、そういったところにも遊び心を若干出して、北
海道弁オンリーにしてみるとか、アイヌ語も出してみたり、最近、アイヌに関するいろい
ろな歴史とか、そういう取り組みをされている人たちが頑張っているのではないかと見受
けられるところもありましたので、やはり、北海道の一つの文化としても、これから育っ
ていく子どもたちにとってもわかりやすく、そして、興味を持ってもらえるような、また
次の世代に遡及していけるようなものを出していっていただけたらいいなと思いました。
【 山科委員長】
山科委員長 】
ありがとうございます。
- 30 -
ほかにご意見はございますか。
【 遠藤委員】
遠藤委員 】
単純に希望なのですけれども、「CouLeur」の10ページに、見えない障がいバ
ッジというのが小さく載っていまして、これはすごくいいなと思いました。ぜひ広報をし
てください。
【 山科委員長】
山科委員長 】
ありがとうございます。
ちょっと時間を押しましたが、とりあえず議論はとめさせていただきます。
司会をお返しいたします。
【 事務局(永田主幹)】
事務局(永田主幹) 】
委員長をはじめ、委員の皆様方、どうもありがとうございました。
ここでお願いなのですけれども、今回の委員会をもちまして任期を終えられる委員がい
らっしゃいます。任期自体は今年いっぱいあるのですけれども、5名の委員は本日の委員
会が最後となります。乗木副委員長は欠席ですが、一言ずつ、この2年間の感想などをい
ただければと思います。
森山委員から一言お願いします。
【 森山委員】
森山委員 】
いつも非常に緻密な情報を提供いただく中で、広報の方針を十分理解しながら会議に出
席することができましたので、大変感謝しております。
今日は発言するタイミングを逃してしまいましたけれども、北海道価値の効果的な発信
を非常に丁寧にされていると思います。今回、新しい方針の中では、民間企業などとの協
働による広報の推進ということで、北海道の価値、魅力をどんどん発信していく取り組み
も非常に大切だと思っております。
一方で、先ほど阪口委員がお話しされたように、アイヌのこんにちはという言葉を、私
たちが自信を持ってといいますか、本当に外の人たちに向けて、また道民の間で使いたい
言葉になっていくように、道民に向けてのメッセージもあわせて広報していくと、道民の
参加ということにもなると思っております。この2年間の中でも、私はあまり意見を言い
ませんでしたけれども、いろいろ取り組みが非常に進んできたと思っております。
私は、旭川市の職員ですので、道の取り組みも参考にしながら、これから広報に取り組
んでいきたいと思っております。
ありがとうございました。
【 阪口委員】
阪口委員 】
どうもありがとうございました。
最後にアイデアと自分の決意を申し上げます。
今、道庁はいろいろな企業と組んでいらっしゃると伺いました。そこで提案ですが、観
光にいらしたお客さんに北海道の魅力等をお帰りになってからももっと話題にしていただ
- 31 -
くツールとして、シールを作れないでしょうか。北海道にはお土産がたくさんありますね。
また、先ほどありました北海道あるあるで募集されたものがシールになっていて、ちょ
っと貼っていただいたりすると、お土産を持っていった先でも北海道の話題で盛り上がる
ことができて、すごくいいかと思います。これは、そんなに予算がかからないと思います。
また、お土産を買う方も、お菓子を持って帰りたいのではなくて、北海道の何かを持っ
て帰りたいのだと思うので、その方にとってもっとメリットになるように、お土産物のメ
ーカー等とコラボされるとすごくいいかと思いました。
私は、今、函館市の観光情報サイト運営など、道南のPR関係業務を多く担当させてい
ただいています。新幹線の開業に向けては、ますますPRしていく機会が増えると思いま
すので、今後、道庁のいろいろな取り組みをチェックしながら、なるべくいい形で北海道
新幹線の開業が盛り上がるように頑張りたいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。
【 星野委員】
星野委員 】
どうもありがとうございます。
先ほどいろいろとお話をさせていただいたのですけれども、皆さんのこういった活動と
意見を伝える場所に今回ご縁をいただいて、本当に感謝しております。
私は、今後も「CouLeur」という情報誌を通して、お話を伺いに参り、編集をし
てということで、道内の親子に伝えていけたらいいなと思っております。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
【 松尾委員】
松尾委員 】
2年間、委員をさせていただきました。ありがとうございます。
今日、私は発言しなかったのですけれども、先ほど吉田委員がお話しされていた道民自
らが広報マンにという言葉には非常に感銘を受けました。これからは、道庁から道民に向
けて発信するだけではなくて、道民と一緒に、もしくは北海道ファンの人と一緒に北海道
ブランドを醸成していくというような、これはコミュニケーションだと思うのですけれど
も、そういった観点が必要なのだろうと強く感じました。
私自身、ホクレンの広報の仕事をさせていただいておりますが、北海道の農業と食のブ
ランド化、もしくは、情報発信という意味では、一緒になっていろいろやりとりさせてい
ただければと思っております。
2年間、どうもありがとうございました。
【 事務局(永田主幹)】
事務局(永田主幹) 】
ありがとうございました。
4 .閉
会
【 事務局(永田主幹)】
事務局(永田主幹) 】
それでは、最後に、近藤課長からご挨拶を申し上げます。
- 32 -
【近藤広報広聴課長】
最後に、一言、ご挨拶を申し上げます。
森山委員、阪口委員、星野委員、松尾委員、各委員の皆様には、2年間、ありがとうご
ざいました。年いっぱいですから、まだまだ委員というお立場でございますけれども、こ
のメンバーの皆様が集まっての会議はこれが最後になります。これまで、本当にどうもあ
りがとうございました。
今日はご欠席ですけれども、乗木副委員長も、本当にありがとうございました。私は、
乗木副委員長とは非常に近しい間柄ですので、今度、フェイスブックを通じてお礼を言っ
ておきたいと思っております。
本日は、長い時間にわたりまして、活発なご意見をいただきまして、本当にありがとう
ございました。印象に残ったのは、本州に行って北海道の話をするとうらやましがられる
という話です。今、テレビを見ていても、北海道の特集は多いですし、いろいろな政策に
おいても北海道をモデルにしているとか、おいしいお米づくりも北海道がモデルだという
ものも番組で随分取り上げていただいております。いつごろからかはわからないのですけ
れども、北海道にはちゃんと価値がちゃんとあることが伝わり、うらやましがられる地域
に変わってきたのかなと思います。
さらに経済も含めて、観光客の方々がもっと来られて、満足して帰ってまたリピーター
として来られるといういい循環が回るようになる、その一つのツールとして広報があるの
かなということを今日改めて感じた次第です。
本日いただきましたご意見、ご提言などにつきましては、今後の道政の広報広聴活動に
しっかり生かしていきたいと思っておりますし、皆様におかれましても、今後とも、何か
お気づきの点があれば、いつでも私どもにご意見等をいただければと思います。どうぞよ
ろしくお願いします。
本日は、お忙しい中、本当にどうもありがとうございました。
【 事務局(永田主幹)】
事務局(永田主幹) 】
最後に、事務局から連絡が1点あります。
本日の議事録につきましても、前回と同様、皆様方に確認していただいた後、送付させ
ていただきたいと思います。道のホームページにも掲載させていただきますのでよろしく
お願いします。
【 事務局(永田主幹)】
事務局(永田主幹) 】
以上をもちまして、平成25年第2回北海道広報広聴推進委員会を終了させていただき
ます。
どうもありがとうございました。
以
- 33 -
上
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