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事前評価書(PDF:1519KB)
平成26年度
公共事業の事前評価書
平 成 2 6 年 8 月
1
評価の対象とした政策
平成27年度に新たに事業に着手しようとする事業実施予定地区のうち、総事業費10
億円以上に該当する次の事業地区を対象として事業評価(事前評価)を実施した。
区 分
直
轄
事
業
特定漁港漁場整備事業
合
2
名
計
事前評価実施箇所数
2
2
評価を担当した部局及びこれを実施した期間
本評価は、水産庁において、平成26年7月に実施した。
各事業地区ごとの評価担当部局は、地区別事前評価書(別添1)の一覧表に示すとおり
である。
3
評価の観点
本評価においては、必要性、効率性、有効性等の観点から総合的に評価を行った。
各事業地区ごとの評価の観点は、地区別事前評価書(別添1)のチェックリストに示す
各項目のとおりである。
4
政策効果の把握手法及びその結果
政策効果については、費用対効果分析を行うとともに事業特性に応じた政策効果を定量
的に測定・把握した。その結果は、地区別事前評価書(別添1)に示すとおりである。
5
学識経験を有する者の知見の活用に関する事項
本評価にあたっては水産関係公共事業に関する事業評価技術検討会を平成26年7月に
開催し、専門的見地から意見を聴取するとともに、その意見を踏まえて評価の客観性及び
透明性の確保を図った。
なお、水産関係公共事業に関する事業評価技術検討会の委員構成は、(別添2)のとお
りである。
6
政策評価を行う過程において使用した資料その他の情報に関する事項
本評価を行う過程において使用した資料は、地区別事前評価書(別添1)及び水産関係
公共事業に関する事業評価技術検討会における資料である。
上記の別添1、水産関係公共事業に関する事業評価技術検討会における資料及び議事録
については、水産庁ホームページに掲載している。
別添1:http://www.jfa.maff.go.jp/j/gyosei/assess/hyouka/index.html
水産関係公共事業に関する事業評価技術検討会における資料及び議事録:
http://www.jfa.maff.go.jp/j/gyosei/assess/gizyutu/index.html
な お 、 本 評 価 に 関 す る 問 い 合 わ せ 先 ( 事 業 主 管 課 ) は 、( 別 添3 ) に示 す と おり で あ
る。
7
評価の結果
特定漁港漁場整備事業(直轄)地区において、事業の必要性、効率性、有効性等が認め
られるとともに、漁港漁場整備法等で定められている地区採択の必修条件を満たしてい
る。
具体的な評価結果については、地区別事前評価書(別添1)に示すとおりである。
(別添1)
地区別事前評価書
平成26年度事前評価一覧表
Ⅰ 直轄事業 1.特定漁港漁場整備事業
評価担当部局:漁港漁場整備部 計画課 計画班
整理
番号
都道府県
事業区分
地区名
1
北海道
直轄漁港整備事業
東浦
2
北海道
直轄漁港整備事業
事業実施
主体
ヒガシウラ
北海道開発局
サマニ
北海道開発局
様似
【整理番号1】
事前評価書
都道府県名
事業名
地区名
北海道
ワッカナイ
関係市町村
直轄特定漁港漁場整備事業
ヒガシウラ
東浦
稚内市
直轄漁港整備事業
(
事業主体
)
国(北海道開発局)
Ⅰ 基本事項
1.地区概要
漁港名(種別)
東浦漁港(第4種)
漁場名
陸揚金額
1,674 百万円
陸揚量
登録漁船隻数
40
隻
利用漁船隻数
主な魚種
主な漁業種類 ほたてがい桁びき、さけ定置網
漁業経営体数
19 経営体
利用漁業者数
地区の特徴
-
12,178
トン
55
隻
ホタテガイ、サケ、タコ
人
31
東浦漁港は、北海道北部宗谷岬の東側に位置し、オホーツク海北部海域の
ほたてがい桁びき漁業等の地域の中核的漁港であり、また、宗谷海峡で操
業・航行する漁船の避難拠点としても重要な役割を担っている。
2.事業概要
事業目的
宗谷北部圏域の流通拠点漁港として、屋根付き岸壁の整備を行うことによ
る衛生管理対策を推進し、EU向けホタテガイ輸出の拡大による、国際化に対
応した力強い水産業づくりや国民への安全・安心な水産物の供給を目指す。
また、陸揚岸壁の耐震強化により、災害発生後の漁業活動の早期再開を確保
する。
主要工事計画
島 防 波 堤 80.0m,-3.5m 泊 地 31,000 ㎡ ,-3.5m 岸 壁 160.0m,-3.5m 岸 壁 ( 改 良 )
110.0m,道路(改良) 800.0m ほか
事業費
3,600百万円
事業期間
平成27年度~平成36年度
Ⅱ 必須項目
1.事業の必要性
東浦漁港は、オホーツク海北部海域のほたてがい桁びき網漁業の流通拠点、また、宗谷岬
東部海域で操業・航行する漁船の避難拠点としても重要な役割を担っている。
当地区はホタテガイのEU向け生産海域の対EU輸出基準に対応するため、現在は野天で陸揚
げ後、雨水や直射日光、異物混入を防止するためのシート掛けや屋根付き岸壁への速やかな
横持ち移動等、非効率な作業を行っていることから、輸出拡大を図る上で支障になってい
る。
また、地域の中核的漁港であるものの、耐震強化された岸壁が無く、国道から漁港への連
絡道路も単線であるため、大規模地震発生時には漁業活動が休止し、ホタテガイの供給が困
難になる。
さらに、EU輸出に係る操業開始に伴い、圏域内における漁船の利用形態を見直したため、
宗谷港船籍のほたてがい桁びき漁船の利用も本格化していることから、地元船の準備・休け
い岸壁の不足が課題となっている。
このため、衛生管理対策のための屋根付き岸壁、災害発生時の漁業活動の早期再開のため
の岸壁の耐震強化や道路、用地の液状化対策、また、地元船の準備・休けい用の岸壁とし
て、-3.0m岸壁を整備する必要がある。
2.事業採択要件
計画事業費 3,600百万円(採択要件:2,000百万円を超えるもの)
3.事業を実施するために必要な基本的な調査
(1)利用面、防護面、施工面等から適切な位置を選定するための地理的条件、自然条件に関する基本的な調査
波浪条件の算定に必要な自然条件、漁港での陸揚げ形態に基づく作業動線や作業上の制約条
件など調査済み。
【整理番号1】
(2)施設の利用の見込み等に関する基本的な調査
漁船の陸揚げ形態と荷捌状況を調査済み。また、ホタテガイの輸出等に向けての対象海域の
水質や細菌の検出状況を調査済み。
(3)自然環境、生活環境等の周辺環境及びそれに与える影響の把握
事業実施による周辺環境への影響については、調査済み。
4.事業を実施するために必要な調整
(1)地元漁業者、地元住民等との調整
宗谷漁業協同組合及び稚内市を通じて、地元漁業者、地元住民とは調整済み。
(2)関係都道府県、関係市町村、関係部局(隣接海岸、道路、河川、港湾、環境等)との事前調整
漁港管理者(北海道)、稚内市とは事前調整済み。
5.事業の投資効果が十分見込まれること
1.31
費用便益比 B/C:
※別紙「費用対効果分析集計表」のとおり
Ⅲ 優先配慮項目
分類項目
中項目
大項目
有
効
性
生
産
力
の
向
上
と
力
強
い
産
地
づ
く
り
水産資源の保護・ 水産資源の維持・保全
回復
資源管理諸施策との連携
生産
陸揚げ
荷捌き
集出荷
流 通
加 工
生活
漁家経営の安定
生産量の増産(持続・増産・下降抑制)
評価
-
-
-
(水産物の安定供給) 生産コストの縮減等(効率化・計画性 の向上)
A
水域環境の保全・ 水質・底質の維持・改善
創造
環境保全効果の持続的な発揮
-
安全・安心な水産 品質確保
物提供
消費者への安定提供
A
漁業活動の効率化 漁港機能の強化
A
労働環境の向上
就労改善等
生活者の安全・安 定期船の安定運航
心確保
災害時の緊急対応
-
A
A
-
A
計画時におけるコスト縮減対策の検討
A
他計画との整合
地域の水産関連計画等との整合性及び地元調整
A
他事業との調整・連携
他事業との調整・連携
A
循環型社会の構築
リサイクルの促進
A
地域に与える効果
産業誘発効果等
A
環境への配慮
生態系への配慮等
B
多面的機能発揮に向けた配慮
多面的機能の発揮
A
効率性 コスト縮減対策
事
業
の
実
施
環
境
等
評価指標
小項目
【整理番号1】
Ⅳ 総合評価
東浦漁港は、ほたてがい桁びき漁業等の地域の中核的漁港であると共に、宗谷海峡で操業・航
行する漁船の避難拠点漁港として重要な役割を担っており、EU向け輸出にも対応したホタテガイ
の衛生管理対策の推進が急務であるとともに、災害発生時における漁業活動の早期再開などに関
する施設整備が必要である。
また、本事業の費用便益比も1.0を超えており、経済効果も確認されている。
以上の結果より、本事業の必要性、有効性及び効率性が高いと認められることから、事業の実
施が妥当であると判断される。
【整理番号1】
多段階評価の評価根拠について
都道府県名:北海道
地区名:東浦
分類項目
評価指標
大項目
中項目
生産
有
効
性
評価根拠
水産資源の維持・
該当無し
保全
-
水産資源の
保護・回復 資源管理諸施策と
該当無し
の連携
-
生産量の増産(持
漁家経営の 続 ・ 増 産 ・ 下 降 抑
安定(水産 制)
物の安定供
生 産 コ ス ト の 縮減
給)
等(効率化・計画
性 の向上)
該当無し
-
係留施設、屋根付岸壁等の整備により、漁業活動が効率
化され、作業時間等の削減が期待されることから、「A」と評
価した。
A
水質・底質の維
該当無し
水域環境の 持・改善
保全・創造
環境保全効果の
該当無し
持続的な発揮
生産力の
向上と力
強い産地
づくり
陸揚げ
荷捌き
集出荷
流 通
加 工
-
A
耐震強化岸壁等により、地震・津波災害後の漁業活動が早
消費者への安定
期に再開され、水産物流通への影響が最小限となることが
提供
期待されることから、「A」と評価した。
A
漁業活動の
漁港機能の強化
効率化
衛生管理対策による漁獲物の価格の安定化や陸揚げ作業
の効率化が図られ、流通拠点機能の強化が期待されること
から、「A」と評価した。
A
労働環境の
就労改善等
向上
屋根下での陸揚げ作業が可能となり、降雨等の影響を受け
ず、就労環境が改善することから、「A」と評価した。
A
安全・安心
な水産物提
供
-
生活者の安
今後、稚内地域マリンビジョン協議会等により、災害時の避
全・安心確
災 害 時 の 緊 急 対 難計画の策定など本事業で整備される防災対策施設と併
保
せハード面・ソフト面の一体的な取り組みにより効率的・効
応
果的な防災活動が期待されているため、「A」と評価した。
A
コスト縮減対策
計画時におけるコ 泊地浚渫で発生する水底土砂を埋立材に流用し、処分に
スト縮減対策の検 当たっての輸送費、処分費を縮減することし、「A」と評価し
た。
討
A
他計画との整合
漁業者、地域住民、行政、関係機関からなる稚内地域マリ
ンビジョン協議会を開催し、地域の水産業を中心としたまち
地 域 の 水 産 関 連 づくりによる将来像を検討の上、それを基に今後必要な整
計画等との整合性 備方針を策定しており、地元漁業者、地元住民等との調整
は図られている。
及び地元調整
また、耐震強化岸壁等の整備に当たっては、地域防災計画
等との整合が図られており、「A」と評価した。
A
他事業との調整・連携
ホタテガイの衛生管理対策のための屋根付き岸壁の整備
他 事 業 と の 調 整・
に当たり、地元が取り組むソフト対策と連携し、効率的・有
連携
効な衛生管理対策を推進することとし、「A」と評価した。
A
循環型社会の構築
リサイクルの促進
施設整備に当り、ブロック等の発生材は積極的に流用を図
る。また、廃棄物の発生を抑制すると伴に、法令等を遵守
し、リサイクルを促進することし、「A」と評価した。
A
地域に与える効果
産業誘発効果等
本事業実施により、EU等への輸出拡大が図られ、地元加
工業の売り上げ増加や雇用の確保のほか、地域外の関連
産業へも経済波及効果が期待されることから、「A」と評価し
た。
A
環境への配慮
生 態 系 へ の 配 慮 施設整備実施にあたり、周辺環境に十分配慮し、生態系へ
等
の影響の抑制を行うことから、「B」と評価した。
B
多面的機能発揮に向けた配慮
本来機能である水産物の安定供給のほか、衛生管理エリ
多 面 的 機 能 の 発 アにおいて排水の適正処理による港内水域環境の向上に
よる環境保全など多面的な機能を発揮することが期待され
揮
ることから、「A」と評価した。
A
生活
事
業
の
実
施
環
境
等
-
EUへの輸出に向け、「 対EU輸出水産食品の取扱要領」に
対応した衛生管理エリアの施設整備(屋根付岸壁)を図るこ
とにより、水産物の衛生管理対策や陸揚げ作業の効率化
等による鮮度保持が期待されることから、「A]と評価した。
品質確保
定期船の安定運
該当無し
航
効
率
性
評価
小項目
【整理番号1】
費用対効果分析集計表
1 基本情報
都道府県名
事業名
北海道
ヒガシウラ
地区名
直轄特定漁港漁場整備事業
(直轄漁港整備事業)
東浦
施設の耐用年数
50
2 評価項目
評価項目
①水産物生産コストの削減効果
便益額(現在価値化)
930,170
千円
②漁獲機会の増大効果
千円
③漁獲可能資源の維持・培養効果
千円
水産物の生産性向上
④漁獲物付加価値化の効果
便
益
の
評
価
項
目
及
び
便
益
額
2,332,779
千円
19,895
千円
漁業就労環境の向上
⑤漁業就労環境の労働環境改善効果
生活環境の向上
⑥生活環境の改善効果
千円
地域産業の活性化
⑦漁業外産業への効果
千円
⑧生命・財産保全・防御効果
292,511
千円
⑨避難・救助・災害対策効果
411,058
千円
非常時・緊急時の対処
⑩自然環境保全・修復効果
千円
自然保全・文化の継承 ⑪景観改善効果
千円
⑫地域文化保全・継承効果
千円
⑬漁港利用者の利便性向上効果
千円
⑭その他
千円
その他
計(総便益額) B
3,986,413
千円
総費用額(現在価値化) C
3,037,180
千円
費用便益比 B/C
1.31
3 事業効果のうち貨幣化が困難な効果
・放流するホタテガイの稚貝を屋根下で取り扱うことにより生存率が改善し、生産性が向上す
る。
・稚内地域マリンビジョン協議会と連携した地産地消の推進や地域PRの促進が図られる。
【整理番号1】
直轄特定漁港漁場整備事業 東浦地区 事業概要図
東浦漁港(稚内市)
島防波堤
事業主体:国(北海道開発局)
主要工事計画:
島防波堤 80m
-3.5m泊地 31,000㎡
-3.5m岸壁 160m
-3.5m岸壁(改良) 110m
道路(改良) 800m ほか
事業費:36億円
事業期間:平成27年度~平成36年度
-3.5m泊地
-3.0m泊地
-3.5m岸壁
道路
-3.0m岸壁(改良)
-3.5m岸壁(改良)
用地(改良)
道路(改良)
【整理番号1】
東浦地区 特定漁港漁場整備事業の効用に関する説明資料
1.事業概要
(1) 事
(2) 主
(3) 事
(4) 工
業
要
的 : 宗谷北部圏域の流通拠点漁港として、屋根付き岸壁の整備を行うこと
による衛生管理対策を推進し、EU向けホタテガイ輸出の拡大による、国
際化に対応した力強い水産業づくりや国民への安全・安心な水産物の供
給を目指す。また、陸揚岸壁の耐震強化により、災害発生後の漁業活動
の早期再開を確保する。
目
工
事
業
計
画 : 島防波堤80.0m,-3.5m泊地 31,000㎡,-3.5m岸壁 160.0m,-3.5m岸壁(改
良) 110.0m,道路(改良) 800.0m ほか
費 : 3,600百万円
期 : 平成27年度~平成36年度
1
【整理番号1】
2.総費用便益比の算定
(1)総費用総便益比の総括
区分
総費用(現在価値化)
①
総便益額(現在価値化)
②
総費用総便益比
数値
算定式
3,037,180 (千円)
3,986,413 (千円)
②÷①
(2)総費用の総括
施設名
1.31
整備規模
事業費(千円)
島防波堤
L= 80.0m
450,000
-3.0m泊地
A=6,700㎡
100,000
-3.5m泊地
A=31,000㎡
470,000
-3.5m岸壁
L=160.0m
1,260,000
-3.5m岸壁(改良)
L=110.0m
800,000
-3.0m岸壁(改良)
L=130.0m
50,000
道路
L=190.0m
100,000
道路(改良)
L=800.0m
200,000
用地
A=1,700.0㎡
20,000
用地(改良)
A=3,500.0㎡
150,000
計
3,600,000
維持管理費等
5,900
総費用
3,605,900
現在価値化後の総費用
3,037,180
(3)年間標準便益
区分
効果項目
年間標準便益額
(千円)
・岸壁整備による漁船耐用年数の延長効
果
・岸壁整備による荒天時見回り等に要す
る作業時間の短縮
・岸壁整備による休憩・準備に要する作
56,479
業時間の短縮
・島防波堤の整備による準備作業コスト
等の削減
・衛生管理施設整備によるホタテガイ荷
捌き作業時間の削減効果
水産物生産コストの削減効果
・衛生管理施設整備による魚価安定化等
の効果
141,644
・ホタテガイの陸揚げに対応した屋根付
き岸壁の整備による出荷量の増加
漁獲物付加価値化の効果
漁業就業者の労働環境改善効果
1,208
・岸壁の屋根掛け整備に伴う陸揚作業環
境の改善
生命・財産保全・防御効果
・陸揚げ岸壁の耐震強化に伴う漁業活動
17,761 損失回避
・耐震岸壁整備による施設被害の回避
避難・救助・災害対策効果
24,959
計
242,051
2
・漁港施設の整備による海難損失の回避
効果
【整理番号1】
(4)総便益算出表
評
デフ
価 年 割引率 レータ
水産物
期 度
生産コスト
間
削減効果
①
②
割引後
効果額合計
(千円)
①×②×③
便益(千円)
漁獲物
付加価値化
の効果
漁業就業者
の労働環境
改善効果
生命・財産
保全・防御
効果
避難・救助・
災害対策効果
計
③
-2 24 1.082
-1 25 1.040
1.000
0
0
1.000
0
0
26 1.000
27 0.962
1.000
0
0
1.000
0
0
28 0.925
29 0.889
1.000
0
0
1.000
0
0
30 0.855
31 0.822
1.000
0
0
1.000
726
726
597
32 0.790
33 0.760
1.000
726
726
574
1.000
54,317
141,644
1,208
17,761
214,930
163,329
34 0.731
35 0.703
1.000
54,317
141,644
1,208
17,524
214,693
156,874
1.000
54,317
141,644
1,208
17,291
214,460
150,677
10 36 0.676
11 37 0.650
1.000
54,317
141,644
1,208
17,060
214,229
144,725
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
1.000
56,479
141,644
1,208
16,832
24,959
241,122
156,628
12 38 0.625
13 39 0.601
1.000
56,479
141,644
1,208
16,608
24,959
240,898
150,464
1.000
56,479
141,644
1,208
16,386
24,959
240,676
144,544
14 40 0.577
15 41 0.555
1.000
56,479
141,644
1,208
16,169
24,959
240,459
138,859
1.000
56,479
141,644
1,208
15,953
24,959
240,243
133,398
16 42 0.534
17 43 0.513
1.000
56,479
141,644
1,208
15,740
24,959
240,030
128,154
1.000
56,479
141,644
1,208
15,530
24,959
239,820
123,117
18 44 0.494
1.000
56,479
141,644
1,208
15,323
24,959
239,613
118,280
47 73 0.158
48 74 0.152
1.000
56,479
141,644
1,208
10,382
24,959
234,672
37,144
1.000
56,479
141,644
1,208
10,243
24,959
234,533
35,695
49 75 0.146
50 76 0.141
51 77 0.135
1.000
56,479
141,644
1,208
10,107
24,959
234,397
34,302
1.000
56,479
141,644
1,208
9,973
24,959
234,263
32,964
1.000
56,479
141,644
1,208
9,839
24,959
234,129
31,678
52 78 0.130
53 79 0.125
1.000
56,479
141,644
1,208
9,709
24,959
233,999
30,443
1.000
56,479
141,644
1,208
9,578
24,959
233,868
29,255
54 80 0.120
55 81 0.116
56 82 0.111
1.000
56,479
141,644
1,208
9,451
24,959
233,741
28,115
1.000
55,753
141,644
1,208
9,325
24,959
232,889
26,935
1.000
55,753
141,644
1,208
9,201
24,959
232,765
25,885
1.000
2,162
24,959
27,121
2,900
1.000
2,162
24,959
27,121
2,789
1.000
2,162
24,959
27,121
2,681
1.000
2,162
24,959
27,121
2,578
57 83 0.107
58 84 0.103
59 85 0.099
60 86 0.095
計
※評価期間は、便益対象施設が複数ある場合、各施設の整備毎に効果が発生するものとして算定
※端数処理のため各項目の和は必ずしも合計とはならない。
3
3,986,413
【整理番号1】
3.効果額の算定方法
(1)水産物生産コストの削減効果
1)岸壁整備による漁船耐用年数の延長効果
区分
係留隻数(隻)
備考
①
タコ(3-5t)
9
タコ(5-10t)
4
ナマコ(3-5t)
3
ツブ(3-5t)
※タコと同船
ツブ(5-10t)
※タコと同船
1
刺網(5-10t)
係留漁船のトン数(トン)
H25宗谷漁業協同組合ヒアリング
②
3~5トン
4.8 平均4.8t(=47.7t/10隻:H23港勢調査)
5~10トン
7.0 平均7.0t(=49.3t/7隻:H23港勢調査)
操業月数(ヶ月)
③
タコ(3-5t)
9
タコ(5-10t)
9
ナマコ(3-5t)
7
ツブ(3-5t)
※タコと同船
ツブ(5-10t)
※タコと同船
H25宗谷漁業協同組合ヒアリング
9
刺網(5-10t)
整備前耐用年数(年)
④
整備後耐用年数(年)
⑤
漁船建造費(千円/トン)
⑥
7.00 減価償却資産の耐用年数等に関する省令より
10.17 水産庁調査結果より
3,352 造船造機統計調査より
(1/④-1/⑤)×⑥×(①×②)×③÷
10,008
12ヶ月÷1,000
年間便益額(千円/年)
4
【整理番号1】
2)岸壁整備による荒天時見回り等に要する作業時間の短縮
区分
漁船隻数(隻)
備考
①
12 H23港勢調査より
7 荒天時水面係留隻数を対象とする
3~5t船
5~10t船
警
戒
・
監
視
・
見
回
り
作
業
見回り回数(回/年)
②
整備前見回り時間(時間/回)
整備後見回り時間(時間/回)
整備前見回り回数(回/日)
整備後見回り回数(回/日)
見回り作業員数(人/隻)
労働者単価(円/時間)
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
121.3
過去10ヵ年における年間波浪注意報発令延べ
日数の平均日数
1.5
0.5
3 H25宗谷漁業協同組合ヒアリング
1
2
3~5t船
1,329 H24漁業経済調査報告より
5~10t船
1,708
作業時間短縮額(千円/年)
⑨
3~5t船
15,476 (③×⑤-④×⑥)×②×⑦×①×⑧÷1,000
5~10t船
11,602
車両台数(台/隻)
走行距離(km/片道)
移
動 走行経費(円/km)
作
業 移動経費削減額(千円/年)
3~5t船
⑩
2 H25宗谷漁業協同組合ヒアリング
⑪
1.0 H25宗谷漁業協同組合ヒアリング
費用便益分析マニュアル(H20.11 国土交通省道路局)
19.69 より、一般道路(平地)における乗用車20km走行の走行
⑫
経費を使用
⑬
229 (⑤-⑥)×②×①×⑩×⑦×⑫÷1,000
134
5~10t船
27,441 ⑨+⑬
年間便益額(千円/年)
5
【整理番号1】
3)岸壁整備による休憩・準備に要する作業時間の短縮
区分
係留隻数(隻)
タコ(3-5t)
タコ(5-10t)
ナマコ(3-5t)
ツブ(3-5t)
ツブ(5-10t)
刺網(5-10t)
係留作業人数(人/隻)
タコ(3-5t)
タコ(5-10t)
ナマコ(3-5t)
ツブ(3-5t)
ツブ(5-10t)
刺網(5-10t)
出漁日数(日/年)
タコ(3-5t)
タコ(5-10t)
ナマコ(3-5t)
ツブ(3-5t)
ツブ(5-10t)
刺網(5-10t)
労働者単価(円/時間)
3~5t船
5~10t船
整備前係留作業時間(時間/日)
時
係
間
留
の
作
削 整備後係留作業時間(時間/日)
業
減
備考
①
9
4
3 H25宗谷漁協ヒアリングより
9
4
1
②
3
3
6 H25宗谷漁協ヒアリングより
3
3
6
③
135
135
80 H25宗谷漁協ヒアリングより
120
120
126
④
1,329
H24漁業経済調査報告書より
1,708
H25宗谷漁協ヒアリングより
0.50 慎重な漁船接岸作業0.25時間+係留ロープ張
り0.25時間
H25宗谷漁協ヒアリングより
0.25 通常の漁船接岸作業0.08時間+係留ロープ張
り0.17時間
4,395 ①×②×③×(⑤-⑥)×④÷1,000
H25宗谷漁協ヒアリングより
0.67
片道5分×2×4回
0.00
11,779 ①×②×③×(⑧-⑨)×④÷1,000
⑤
⑥
作業時間短縮額(千円/年)
⑦
移
整備前準備移動時間(時間/日)
動
削
時
減 整備後準備移動時間(時間/日)
間
の 作業時間短縮額(千円/年)
⑧
⑨
⑩
16,174 ⑦+⑩
年間便益額(千円/年)
6
【整理番号1】
4)島防波堤の整備による準備作業コスト等の削減
区分
備考
①
135 H25宗谷漁協ヒアリングより
出漁隻数(隻)
②
13 H25宗谷漁協ヒアリングより
作業人数(人/隻)
③
15 H25宗谷漁協ヒアリングより
対象日数(日/年)
④
整備前作業時間(時間/日)
⑤
整備後作業時間(時間/日)
⑥
漁業者労務単価(円/時間)
⑦
1,793 H24漁業経営調査報告より
人件費削減効果(千円/年)
⑧
1,923 (⑤-⑥)×②×③×④×⑦÷1,000
出漁隻数(隻)
⑨
3
作業人数(人/隻)
⑩
6
対象時間(時間/回)
⑪
2 H25宗谷漁協ヒアリングより
整備前交換回数(回/日)
⑫
2.00
整備後交換回数(回/日)
⑬
0.00
漁業者労務単価(円/時間)
⑭
人件費削減効果(千円/年)
⑮
対象日数(日/年)
出漁隻数(隻/日)
⑯
11
⑰
13
整備前作業時間(時間/日)
⑱
1.00
整備後作業時間(時間/日)
経
燃料消費率(kg/ps・hr)
費
削 燃油重量(重油)(kg/m3)
減
燃油単価(重油)(円/l)
⑲
0.50
⑳
0.17 「漁船用環境高度対応機関型式認定基準」に
860 よる
「(財)日本エネルギー経済研究所 石油情報
86.8
センター」価格情報より
「漁船統計表総合報告」より、停泊時の馬力
63.6
は定格出力の20%で算定(318×0.2)
⑯×⑰×(⑱-⑲)×⑳÷㉑×㉒×1,000×㉓
78
÷1,000
整備前出漁回数(日/年)
労
働
時
間
削
減
漁
業
経
費
等
削
減
出漁日数×年間波浪出現頻度割合(1.5~2.0m)7.7%=
11 135×7.7≒11 (日数のため繰り上げ)
1.00
H25宗谷漁協ヒアリングより
0.50
1,793 H24漁業経営調査報告より
129 (⑫-⑬)×⑨×⑩×⑪×⑭÷1,000
㉑
㉒
漁船馬力(ps)
㉓
燃料費削減効果(千円/年)
㉔
年間便益額(千円/年)
H25宗谷漁協ヒアリングより
2,130 ⑧+⑮+㉔
5)衛生管理施設整備によるホタテガイ荷捌き作業時間の削減効果
区分
整備前作業時間(時間/日)
①
0.50
整備後作業時間(時間/日)
②
0.00
出漁日数(日/年)
③
135
出漁隻数(隻)
④
作業人数(人/隻)
⑤
漁業者労務単価(円/時間)
⑥
備考
H25宗谷漁協ヒアリングより
1 H25宗谷漁協ヒアリングより
6
1,793 H24漁業経営調査報告より
726 (①-②)×③×④×⑤×⑥÷1,000
年間便益額(千円/年)
7
【整理番号1】
(2)漁獲物付加価値化の効果
1)衛生管理施設整備による魚価安定化等の効果
区分
備考
港勢調査より
12,623
H19~23年における漁獲量の平均値
水産加工場ヒアリングより
3,240
EU出荷向けの計画数量
年平均漁獲量(トン)
①
内、EU向け出荷量(トン)
②
EU向け出荷の割合(%)
③
年平均漁獲金額(千円)
④
1,387,288
対象漁獲金額(千円)
⑤
1,030,755 年平均漁獲金額よりEU向けの出荷分を除く
屋根付き岸壁での操業割合(%)
⑥
100.0 ホタテ漁船全船が屋根付き岸壁で陸揚を行う
魚価安定化率(%)
⑦
10.0 北海道内漁港の衛生管理対策による価格実績
25.7 EU向け出荷量÷年平均漁獲量
港勢調査より
H19~23年における漁獲量の平均値
103,075 ⑤×⑥×⑦
年間便益額(千円/年)
2)ホタテガイの陸揚げに対応した屋根付き岸壁の整備による出荷量の増加
区分
備考
H25宗谷漁協ヒアリングより
現状のEU向け出荷量(原貝)(トン)
1,620
①
現状における出荷実績
EU向け将来目標生産量
将来のEU向け出荷量(原貝)(トン)
3,240
②
:EU対応水産加工場、漁協
EU輸出対応が可能となる施設整備により、陸
対象とする出荷量(原貝)(トン)
1,620
③
揚量1,620tの増加を見込む
現状単価(原貝)(円/kg)
110 現状陸揚金額÷現状陸揚量=⑤÷⑥
④
現状陸揚金額(千円)
⑤
1,387,288 H19~23港勢調査5ヶ年平均
現状陸揚量(トン)
⑥
12,623 H19~23港勢調査5ヶ年平均
EU向け単価(原貝)(円/kg)
158 EU向け陸揚金額÷EU向け陸揚量=⑧÷⑨
⑦
EU向け陸揚金額(千円)
⑧
57,104 H25宗谷漁協出荷実績
EU向け陸揚量(トン)
⑨
362 H25宗谷漁協出荷実績
漁業経費率(%)
50.4
⑩
年間便益額(千円/年)
北海道水産林務部北海道水産業・漁村のすが
た2013より
38,569 ③×(⑦-④)×(1-⑩)
8
【整理番号1】
(3)漁業就業者の労働環境改善効果
1)岸壁の屋根掛け整備に伴う陸揚作業環境の改善
区分
備考
13 H23港勢調査より
操業隻数(隻/日)
①
作業人数(人/隻)
②
対象日数(日/年)
③
整備前作業状況ランクB
④
1.240
整備後作業状況ランクC
⑤
1.000
作業時間(時間/日)
⑥
労務単価(円/時間)
⑦
9 H25宗谷漁協ヒアリングより
12 H26宗谷漁協ヒアリングとアメダスデータより
公共工事設計労務単価(H25)より算定
2.00 整備後におけるホタテガイ漁業の標準陸揚時間
1,793 H24漁業経営調査報告より
年間便益額(千円/年)
1,208 ①×②×③×(④-⑤)×⑥×⑦÷1,000
9
【整理番号1】
(4)生命・財産保全・防御効果
1)陸揚げ岸壁の耐震強化に伴う漁業活動損失回避
区分
1隻当たりの平均トン数(トン/隻)
備考
①
3~5t
4.8
5~10t
7.0
10~20t
操業漁船隻数(隻)
14.5
②
2
サケ定置(10-20t)
13
ホタテ漁業(10-20t)
ナマコ漁業(3-5t)
3
タコ漁業(3-5t)
9
タコ漁業(5-10t)
4
漁業種類別操業漁船総トン数(トン)
29.0
ホタテ漁業(10-20t)
188.5
ナマコ漁業(3-5t)
14.4
タコ漁業(3-5t)
43.2
タコ漁業(5-10t)
28.0
165,470
1,350,246
69,143
134,445
⑤
82,735
103,865
23,048
タコ漁業(3-5t)
5,076
④×①/③
33,611
タコ漁業(5-10t)
⑥
2
サケ定置(10-20t)
11
ホタテ漁業(10-20t)
3
ナマコ漁業(3-5t)
タコ漁業(3-5t)
6
タコ漁業(5-10t)
4
整備後陸揚可能漁船隻数(隻)
H23港勢調査より
45,680
ナマコ漁業(3-5t)
整備前陸揚可能漁船隻数(隻)
①×②(漁業種類別合計)
④
サケ定置(10-20t)
ホタテ漁業(10-20t)
休
業
ナマコ漁業(3-5t)
損
タコ漁業(3-5t)
失
タコ漁業(5-10t)
の
回 1隻当たりの年間生産額(千円/隻)
避
サケ定置(10-20t)
額
ホタテ漁業(10-20t)
H23港勢調査より
③
サケ定置(10-20t)
対象漁業種の属地陸揚金額(千円/年)
H23港勢調査より
H25宗谷漁協ヒアリングより
⑦
2
サケ定置(10-20t)
ホタテ漁業(10-20t)
13
ナマコ漁業(3-5t)
3
タコ漁業(3-5t)
9
タコ漁業(5-10t)
4
漁業所得率(%)
⑧
休業損失額(千円/震災1回)
⑨
10
H25宗谷漁協ヒアリングより
北海道水産業・漁業のすがた(北海道林務
水産部)より
211,959 ⑤×(⑦-⑥)×⑧×23/12
49.6
【整理番号1】
年間操業回数(回/年)
サケ定置(10-20t)
ホタテ漁業(10-20t)
ナマコ漁業(5-10t)
タコ漁業(3-5t)
タコ漁業(5-10t)
漁船乗組員数(人/隻)
サケ定置(10-20t)
ホタテ漁業(10-20t)
ナマコ漁業(5-10t)
タコ漁業(3-5t)
タコ漁業(5-10t)
海
上
及
び
陸
上
移
動
に
要
す
る
時
間
・
経
費
の
削
減
⑩
45
135
H25宗谷漁協ヒアリングより
80
135
135
⑪
整備前漁船航行時間(時間/回)
⑫
整備後漁船航行時間(時間/回)
⑬
漁業者労務単価(円/時間)
⑭
6
6
H25宗谷漁協ヒアリングより
2
3
3
H25宗谷漁協アリングより
8.6
漁場-元稲府漁港
H25宗谷漁協ヒアリングより
0.7
漁場-東浦漁港
3~5t
1,329
5~10t
1,708
10~20t
漁船馬力(PS)
H23漁業経営調査報告書より
1,793
⑮
179.0 「漁船統計表総合報告(水産庁資源管理部
管理課)」(海水動力漁船)第12表による
179.0 (航行時=定格出力の80%)
318.0
3~5t
5~10t
10~20t
漁船燃費消費量(L/ps・hr)
⑯
燃料単価(A重油)(円/L)
⑰
平均車両台数(台/隻)
サケ定置(10-20t)
⑱
「漁船用環境高度対応機関型式認定基準」による
0.198 0.17kg/PS・hを重油の単位重量860kg/m3により換算
「(財)日本エネルギー経済研究所 石油
86.8
情報センター」価格情報より
3
ホタテ漁業(10-20t)
2
ナマコ漁業(5-10t)
1 H25宗谷漁協ヒアリングより
タコ漁業(3-5t)
1
タコ漁業(5-10t)
1
2
車両乗車人数(人/台)
⑲
整備前往復移動距離(km)
⑳
整備後往復移動時間(km)
(21)
走行速度(km/hr)
(22)
H25宗谷漁協ヒアリングより
漁場-元稲府漁港
H25宗谷漁協ヒアリングより
20
漁場-東浦漁港
34.5
整備前往復移動時間(h)
(23)
9.86 ⑳/(22)
整備後往復移動時間(h)
(24)
0.58 (21)/(22)
労務単価(円/時間):運送業者
(25)
2,158 H23漁業経済調査報告より:一般利用者
車両燃費(円/km)
(26)
36.87 局)より、一般道路(平地)における普通貨物40km
340
費用便益分析マニュアル(H20.11 国土交通省道路
移動経費削減額(千円/震災1回)
(27)
震災1回当たりの便益額(千円/震災1回)
(28)
年間便益額(千円/年)
11
走行の走行経費を使用
{(⑥×⑫-⑦×⑬)×⑩×⑪×⑭+(⑥×⑫
-⑦×⑬)×⑩×⑮×⑯×⑰×0.8+(⑥×
905,195 (24)-⑦×(23))×⑱×⑲×⑩×⑭+(⑥×⑳
-⑦×(21))×⑱×⑩×(26)}×23/12/1,000
1,117,154 ⑨+(27)
12,661
(28)×(1/75-1/500)×(74/75)t-1
(74/75)t-1
【整理番号1】
2)耐震岸壁整備による施設被害の回避
区分
既設岸壁を耐震化するための整備費用
(千円)
備考
①
0
既設岸壁を耐震化しなかった場合の整備費
②
用(千円)
450,000
施設被害の回避額(千円)
③
震災の発生確率
④
年間便益額(千円/年)
『港湾整備事業の費用対効果分析マニュアル』に
示す「耐震強化施設整備プロジェクト」より
450,000 ②-①
通常用いられている耐震岸壁が機能を発揮す
1/75-1/500
る確率
5,100
③×④×(74÷75)t-1
(74/75)t-1
※端数処理のため各項目の和は必ずしも合計とはならない。
12
【整理番号1】
(5)避難・救助・災害対策効果
1)漁港施設の整備による海難損失の回避効果
区分
対象隻数(隻)
備考
①
ホタテ底引船
4
サケ定置網漁船
2
6
カニ籠船
対象漁船のトン数(t/隻)
②
ホタテ底引船
14
サケ定置網漁船
12
カニ籠船
15
操業日数(日)
宗谷漁業協同組合ヒアリング(H23)より設定
③
ホタテ底引船
24
サケ定置網漁船
60
カニ籠船
30
操業期間(日)
宗谷漁業協同組合ヒアリング(H23)より設定
宗谷漁業協同組合ヒアリング(H23)より設定
宗谷漁業協同組合ヒアリング(H23)より設定
④
ホタテ底引船
240
操業期間3~10月
サケ定置網漁船
90
操業期間9~11月
カニ籠船
90
操業期間3~5月
航行に支障をきたす波向出現頻度(%)
⑤
ホタテ底引船
20.9
サケ定置網漁船
13.4
カニ籠船
荒天日数(日)
宗谷漁業協同組合ヒアリング(H23)より設定
13.4
当該地区の波浪警報発令回数(気象庁)
⑥
ホタテ底引船
45.2
操業期間3~10月
サケ定置網漁船
22.6
操業期間9~11月
カニ籠船
22.4
操業期間3~5月
避難機会(回)
⑦
ホタテ底引船
0.9
サケ定置網漁船
2.0
カニ籠船
1.0
漁船建造費(千円/t)
⑧
海難損傷別船体損傷率
⑨
3,352
全損
1.0
重損傷
0.7
軽損傷
0.2
漁船損傷に伴う損失額(千円/隻)
造船造機統計調査
港湾投資の評価に関する解説書2011
⑩
全損
ホタテ
重損傷
底引船
軽損傷
46,928
サケ定 全損
置網漁 重損傷
船
軽損傷
40,224
全損
カニ籠
重損傷
船
軽損傷
50,280
漁業休業損失額(円/隻・日)
③÷④×⑤×⑥
32,850
9,386
28,157
②×⑧×⑨
8,045
35,196
10,056
⑪
21,100
13
漁業経営調査報告書(H24)
【整理番号1】
海難損傷別修繕期間(日/隻)
⑫
全損
180
重損傷
30
軽損傷
14
漁船損傷による漁業休業損出額(千円
/隻)
⑬
全損
3,798
重損傷
633
軽損傷
295
海難損傷別人的損失額(負傷)
(千円/隻)
186
重損傷
186
軽損傷
0
0.078
重損傷
0.158
軽損傷
0.218
3,971
5,320
2,110
サケ定 全損
置網漁 重損傷
船
軽損傷
3,448
全損
カニ籠
重損傷
船
軽損傷
4,233
4,578
5,690
2,257
⑰
41,044
サケ定置網漁船
39,376
カニ籠船
73,080
年間便益額(千円/年)
(⑩+⑬+⑭)×⑮
1,818
ホタテ底引船
事業費案分(%)
港湾投資の評価に関する解説書2011
⑯
全損
ホタテ
重損傷
底引船
軽損傷
年間便益額(千円/年)
港湾投資の評価に関する解説書2011
⑮
全損
避難漁船1隻当りの年間便益額(千円/隻)
⑪×⑫÷1000
⑭
全損
海難損傷別発生比率
港湾投資の評価に関する解説書2011
①×⑦×⑯(全損・重損傷・軽損傷)
16.26
便益対象施設の内、本計画分の率
24,959
⑰×⑱
⑱
※端数処理のため各項目の和は必ずしも合計とはならない。
14
【整理番号2】
事前評価書
都道府県名
事業名
地区名
北海道
サマニ チョウ
関係市町村
直轄特定漁港漁場整備事業
サマニ
様似
様似町
直轄漁港整備事業
(
事業主体
)
国(北海道開発局)
Ⅰ 基本事項
1.地区概要
漁港名(種別)
陸揚金額
登録漁船隻数
主な漁業種類
漁業経営体数
地区の特徴
様似漁港(第3種)
1,514 百万円
75
隻
沖合底びき網、さけ定置網
66 経営体
漁場名
-
陸揚量
8,118
トン
利用漁船隻数
164
隻
スケトウダラ、イカ、サケ、タコ
主な魚種
利用漁業者数
74
人
様似漁港は、北海道襟裳岬の西側に位置し、スケトウダラを対象とした沖合
底びき網漁業やさけ定置網等の沿岸漁業の流通拠点、ならびに周辺海域で操業
する道内外のいか釣り漁船の陸揚基地として、重要な役割を担っている。
2.事業概要
事業目的
日高中部圏域の流通拠点漁港として、陸揚げ岸壁の耐震強化や防波堤の耐津
波対策等により漁港の防災対策の強化を図り、大規模災害発生時における水産
業の早期再開と漁港利用者の安全を確保する。また、沖合底びき網漁業等の衛
生管理対策を推進し、国内外への安全・安心な水産物の安定供給を図る。
主要工事計画 外東防波堤(改良)1式、外西防波堤(改良)1式、-5.5m岸壁(改良)1式 ほか
事業費
4,780 百万円
事業期間
平成27年度~平成36年度
Ⅱ 必須項目
1.事業の必要性
様似漁港は、スケトウダラを対象とした沖合底びき網漁業、さけ定置網等の沿岸漁業の流通
拠点である。また、周辺海域で操業する道内外のいか釣り漁船の陸揚基地としても、重要な役
割を担っている。
平成23年東日本大震災の津波による浸水被害が発生したことから、災害時における水産物の
流通機能確保や漁港利用者の安全確保のための防災対策の強化が喫緊の課題となっている。
また、国内外の消費者の安全・安心に対する要請に対応するため、沖合底びき網漁業の衛生
管理対策の強化が求められている。
このため、岸壁の耐震強化や防波堤の耐津波化等により災害発生時における水産業の早期再
開、漁港利用者の安全確保を図るための漁港の防災機能の強化を推進するとともに、屋根付き
岸壁や清浄海水導入施設を整備し、総合的な衛生管理対策の推進を図る必要がある。
2.事業採択要件
計画事業費 4,780百万円(採択要件:2,000百万円を超えるもの)
3.事業を実施するために必要な基本的な調査
(1)利用面、防護面、施工面等から適切な位置を選定するための地理的条件、自然条件に関する基本的な調査
事業計画策定に当たり、既存資料等により施設整備計画に必要な自然状況(気象・海象等)
を検討し、漁港での水揚げ形態、作業動線や施工上の制約などの基本条件は調査済み。
(2)施設の利用の見込み等に関する基本的な調査
事業計画策定に当たり、既存資料や港勢調査表等を基に、漁船の水揚げ形態、荷捌き状況等
の漁港施設の利用について調査するとともに、将来的な施設利用見込みについては検討済み。
(3)自然環境、生活環境等の周辺環境及びそれに与える影響の把握
事業実施による周辺環境への影響については、これまで、水質・底質等各種調査を実施し、
影響については把握済み。
【整理番号2】
4.事業を実施するために必要な調整
(1)地元漁業者、地元住民等との調整
日高中央漁業協同組合及び様似町とは事前調整済み。
詳細については、地元漁業者なども含め引き続き調整予定。
(2)関係都道府県、関係市町村、関係部局(隣接海岸、道路、河川、港湾、環境等)との事前調整
漁港管理者(北海道)、様似町とは事前調整済み。
5.事業の投資効果が十分見込まれること
費用便益比 B/C:
1.45
※別紙「費用対効果分析集計表」のとおり
Ⅲ 優先配慮項目
分類項目
評価指標
小項目
中項目
大項目
水産資源の保護・ 水産資源の維持・保全
回復
資源管理諸施策との連携
有
効
性
生
産
力
の
向
上
と
力
強
い
産
地
づ
く
り
生産
陸揚げ
荷捌き
集出荷
流 通
加 工
生活
漁家経営の安定
(水産物の安定供給)
-
-
生産量の増産(持続・増産・下降抑制)
-
生産コストの縮減等(効率化・計画性 の向上)
A
水域環境の保全・ 水質・底質の維持・改善
創造
環境保全効果の持続的な発揮
-
安全・安心な水産 品質確保
物提供
消費者への安定提供
A
漁業活動の効率化 漁港機能の強化
A
労働環境の向上
就労改善等
生活者の安全・安 定期船の安定運航
心確保
災害時の緊急対応
-
A
A
-
A
計画時におけるコスト縮減対策の検討
A
他計画との整合
地域の水産関連計画等との整合性及び地元調整
A
他事業との調整・連携
他事業との調整・連携
A
循環型社会の構築
リサイクルの促進
A
地域に与える効果
産業誘発効果等
A
環境への配慮
生態系への配慮等
B
多面的機能発揮に向けた配慮
多面的機能の発揮
A
効率性 コスト縮減対策
事
業
の
実
施
環
境
等
評価
Ⅳ 総合評価
様似漁港は、圏域の流通拠点漁港として重要な役割を担っており、災害発生時における水産業の
早期再開等を図るための漁港の防災機能の強化の推進が急務であるとともに、国内外への安全・安
心な水産物の安定供給のため衛生管理対策の推進が必要である。
また、本事業の費用便益比も1.0を超えており、経済効果も確認されている。
以上の結果より、本事業の必要性、有効性及び効率性が高いと認められることから、事業の実施
が妥当であると判断される。
【整理番号2】
多段階評価の評価根拠について
都道府県名:北海道
地区名:様似
分類項目
評価指標
大項目
中項目
評価根拠
水産資源の維持・
該当なし
保全
水産資源の
保護・回復 資源管理諸施策と
該当なし
の連携
生産
有
効
性
生産力の
向上と力
強い産地
づくり
漁家経営の
安定(水産
物の安定供
給)
生産量の増産(持
続・増産・下降抑
制)
生産 コス トの 縮減
等(効率化・計画
性 の向上)
-
-
静穏度対策、係留施設整備、用地整備、船揚場整備により、漁業活動
が効率化され、作業時間等の削減が図られることから、「A」と評価し
た。
A
水質・底質の維
該当なし
水域環境の 持・改善
保全・創造 環 境 保 全 効 果 の
該当なし
持続的な発揮
衛生管理エリアの施設整備(屋根付き岸壁、清浄海水導入施設)、用
品質確保
地整備により、水産物の鮮度保持、作業環境の清潔保持が図られ、
安全・安心
水産物の品質が確保されることから、「A」と評価した。
な水産物提
外郭施設の耐津波化や係留施設の耐震化による災害時の安定生産
供
消費者への安定
陸揚げ
が可能となり、消費者への安定提供が確保されることから、「A」と評価
提供
荷捌き
した。
集出荷
漁業活動の
衛生管理対策により、作業動線の見直しなどが図られ、流通拠点機能
流 通
漁港機能の強化
効率化
の強化に繋がることから、「A」と評価した。
加 工
必要水深の確保や船揚場等の係留施設整備により危険な作業が改
労働環境の
善され、安全な作業環境が確保される。また、屋根付き岸壁の整備に
就労改善等
向上
より、野天での作業が解消され作業環境の向上が図られることから、
「A」と評価した。
-
-
A
A
A
A
-
生活者の安
様似地域マリンビジョン協議会等によるソフト面での取組みが行われ
全・安心確
ると共に、外郭施設の耐津波化等の整備により津波被害の軽減が図
災害時の緊急対
保
られる。また、水産物の流通機能確保を主目的とした係留施設の耐震
応
化に伴い、災害直後は緊急物資の輸送等も可能となることから、「A」
と評価した。
A
コスト縮減対策
計画時におけるコ
既存構造物を有効活用した外郭施設・係留施設の改良整備等を行う
スト縮減対策の検
ことで、コスト縮減が期待されることから、「A」と評価した。
討
A
他計画との整合
漁業者、地域住民、行政、関係機関からなる様似地域マリンビジョン
協議会を開催し、地域水産業を中心としたまちづくりによる将来像を検
地域の水産関連
討の上、それを基に今後必要な整備方針が策定されている。また、様
計画等との整合性
似町地域防災計画の改訂(H27年3月予定)に向けて、漁業活動の早
及び地元調整
期再開を主目的とした耐震岸壁を位置付ける予定であり、地元利用
者・様似町との調整が図られていることから、「A」と評価した。
A
他事業との調整・連携
沖合底びき網漁業等の衛生管理対策のための屋根付岸壁及び清浄
他事 業と の調 整・ 海水導入施設の整備に当たり、地元が取り組むハード・ソフト対策と連
連携
携し、効率的・有効的な衛生管理対策を推進することとし、「A」評価と
した。
A
循環型社会の構築
リサイクルの促進
施設整備に当り、ブロック等の発生材は積極的に流用を図る。更に
は、廃棄物の発生を抑制すると伴に、法令等を遵守し、リサイクルを促
進することで、環境保全が期待されることから、「A」と評価した。
A
地域に与える効果
産業誘発効果等
岸壁への屋根掛け整備を始めとした衛生管理体制の確立によって、
主要魚種のスケトウダラの総合的な衛生管理が実現し、中国等への
輸出や品質向上が促進され、地元小売業の売り上げ増加や雇用の確
保、水産加工業の製造量増加など、地域への経済波及効果が期待さ
れることから、「A」と評価した。
A
環境への配慮
生 態 系 へ の 配 慮 本事業実施にあたっては、生態系の改変等が生じないよう周辺環境に
等
十分配慮し、施設整備を行うこととすることから、「B」と評価した。
B
多面的機能発揮に向けた配慮
外郭施設の粘り強い構造化により津波による施設の倒壊を防ぐ、もし
多面的機能の発
くは倒壊を遅らせることが可能となる。そのため、漁港背後における人
揮
命や資産等の保全が図られることから、「A」と評価した。
A
生活
事
業
の
実
施
環
境
等
-
該当なし
定期船の安定運
該当なし
航
効
率
性
評価
小項目
【整理番号2】
費用対効果分析集計表
1 基本情報
都道府県名
事業名
北海道
サマニ
地区名
直轄特定漁港漁場整備事業
様似
施設の耐用年数
50
2 評価項目
評価項目
①水産物生産コストの削減効果
便益額(現在価値化)
1,345,668
千円
②漁獲機会の増大効果
千円
③漁獲可能資源の維持・培養効果
千円
水産物の生産性向上
④漁獲物付加価値化の効果
便
益
の
評
価
項
目
及
び
便
益
額
1,084,672
千円
70,491
千円
漁業就労環境の向上
⑤漁業就労環境の労働環境改善効果
生活環境の向上
⑥生活環境の改善効果
千円
地域産業の活性化
⑦漁業外産業への効果
千円
⑧生命・財産保全・防御効果
1,607,890
千円
⑨避難・救助・災害対策効果
1,642,805
千円
非常時・緊急時の対処
⑩自然環境保全・修復効果
千円
自然保全・文化の継承 ⑪景観改善効果
千円
⑫地域文化保全・継承効果
千円
⑬漁港利用者の利便性向上効果
千円
⑭その他
千円
その他
計(総便益額) B
5,751,526
千円
総費用額(現在価値化) C
3,960,133
千円
費用便益比 B/C
1.45
3 事業効果のうち貨幣化が困難な効果
・既設防波堤を「粘り強い構造」とすることで、発生頻度の高い津波(L1津波)に対して
施設機能を維持すると共に、それを超える津波に対しても陸域への津波到達時間の遅延
が可能となり、背後地域の被害軽減や災害後の施設利用の早期再開に寄与する
・岸壁の耐震強化により、地震発生時においても船舶の係留ができることとなり、緊急
物資を受け入れることが可能となる。
・安定した外来船利用により、地元での生活物資や資材の調達、飲食店利用等の地域経済
の振興が図られる
・様似地域マリンビジョンと連携した地産地消の推進や地域PRの促進が図られる
【整理番号2】
直轄特定漁港漁場整備事業 様似地区 事業概要図
様似漁港(様似町)
外東防波堤(改良)
外西防波堤
外西防波堤(改良)
-5.5m航路
-6.0m岸壁(改良)
-3.5m岸壁(改良)
-3m岸壁(改良)
-6.0m航路
-3.0m泊地
船揚場(改良)
-6.0m泊地
-5.5m泊地
-5.5m岸壁(改良)
用地(改良)
道路(改良)
-3.5m岸壁
事業主体:国(北海道開発局)
主要工事計画:
外東防波堤(改良) 1式
外西防波堤(改良) 1式
-5.5m岸壁(改良) 1式 ほか
事業費:48億円
事業期間:平成27年度~平成36年度
【整理番号2】
様似地区 特定漁港漁場整備事業の効用に関する説明資料
1.事業概要
(1) 事
(2) 主
業
要
目
工
(3) 事
(4) 工
事
的 : 日高中部圏域の流通拠点漁港として、陸揚げ岸壁の耐震強化や防波堤の耐津波対策
等により漁港の防災対策の強化を図り、大規模災害発生時における水産業の早期再開
と漁港利用者の安全を確保する。また、沖合底びき網漁業等の衛生管理対策を推進
し、国民への安全・安心な水産物の安定供給を図る。
計
業
画 : 外東防波堤(改良)1式、外西防波堤(改良)1式、-5.5m岸壁(改良)1式 ほか
費 : 4,780 百万円
期 : 平成27年度~平成36年度
2.総費用便益比の算定
(1)総費用総便益比の総括
区分
算定式
数値
総費用(現在価値化)
①
3,960,133 (千円)
総便益額(現在価値化)
②
5,751,526 (千円)
総費用総便益比
②÷①
1.45
(2)総費用の総括
施設名
整備規模
事業費(千円)
外東防波堤(改良)
1式
1,370,000
外西防波堤(改良)
1式
300,000
外西防波堤
L=200.0m
540,000
-6.0m航路
A=3,000㎡
10,000
-6.0m泊地
A=2,700㎡
10,000
-5.5m航路
A=31,000㎡
140,000
-5.5m泊地
A=16,000㎡
70,000
-3.0m泊地
A=4,600㎡
20,000
-6.0m岸壁(改良)
L=100.0m
30,000
-5.5m岸壁(改良)
1式
-3.5m岸壁
L=60.0m
280,000
-3.5m岸壁(改良)
L=90.0m
20,000
-3.0m岸壁(改良)
L=138.0m
250,000
船揚場(改良)
L=140.0m
250,000
道路(改良)
1式
140,000
用地(改良)
1式
120,000
1,230,000
計
4,780,000
維持管理費等
70,350
総費用
4,850,350
現在価値化後の総費用
3,960,133
1
【整理番号2】
(3)年間標準便益
区分
効果項目
年間標準便益額
(千円)
水産物生産コストの削減効果
・外郭整備等に伴う陸揚等作業時間の短縮
・用地改良整備に伴う網補修・洗浄等作業時間の短縮
・船揚施設の改良に伴う他港への移動時間及び経費削減効果
85,460 ・岸壁の屋根掛け整備に伴う陸上作業時間の短縮
・船揚場等の整備に伴う船揚・船降作業時間の短縮
・必要水深の確保による沖合底びき網漁船の船底接触等によ
る損傷回避
漁獲物付加価値化の効果
65,656 化
・岸壁の屋根掛け整備に伴う衛生管理対策による魚価の安定
・岸壁の屋根掛け整備に伴う陸揚作業環境の改善
漁業就業者の労働環境改善効果
4,268 ・泊地整備に伴う操船作業環境の改善
・船揚場等の整備に伴う船揚・船降作業環境の改善
生命・財産保全・防御効果
136,774 ・岸壁耐震性能の向上による漁業活動休止被害の回避
避難・救助・災害対策効果
108,845 ・漁港整備に伴う海難損失の回避
計
401,003
2
【整理番号2】
(4)総便益算出表
便益(千円)
デフ
評
割引率
レータ
価 年
生命・財産
水産物生産コ
漁獲物付加価 漁業就業者の労働
期 度
ストの削減効
保全・防御
値化の効果
環境改善効果
間
果
効果
①
②
避難・救
助・災害対
策効果
計
割引後
効果額合計
(千円)
③
①×②×③
-2 24 1.082
-1 25 1.040
1.000
0
0
0
0
0
0
1.000
0
0
0
0
0
0
0
26 1.000
27 0.962
1.000
0
0
0
0
0
0
0
1.000
0
0
0
0
0
0
0
28 0.925
29 0.889
1.000
0
0
0
0
0
0
0
1.000
14,305
0
647
0
0
14,952
13,292
30 0.855
31 0.822
1.000
14,305
0
647
0
0
14,952
12,781
1.000
14,305
0
647
0
0
14,952
12,289
32 0.790
33 0.760
1.000
14,305
0
647
0
0
14,952
11,817
1.000
19,199
53,481
1,435
0
0
74,115
56,321
1.000
19,199
53,481
1,435
0
0
74,115
54,155
1.000
25,947
53,481
4,089
0
0
83,517
58,678
10 36 0.676
11 37 0.650
1.000
41,193
53,481
4,089
0
108,845
207,608
140,253
1.000
85,460
65,656
4,268
136,774
108,845
401,003
260,484
12 38 0.625
13 39 0.601
14 40 0.577
1.000
85,460
65,656
4,268
134,950
108,845
399,179
249,326
1.000
85,460
65,656
4,268
133,151
108,845
397,380
238,656
1.000
85,460
65,656
4,268
131,376
108,845
395,605
228,452
15 41 0.555
16 42 0.534
108,845
393,853
218,693
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
34 0.731
35 0.703
0
1.000
85,460
65,656
4,268
129,624
1.000
85,460
65,656
4,268
127,896
108,845
392,125
209,359
47 73 0.158
48 74 0.152
1.000
85,460
65,656
4,268
84,361
108,845
348,590
55,176
1.000
85,460
65,656
4,268
83,236
108,845
347,465
52,882
49 75 0.146
50 76 0.141
1.000
85,460
65,656
4,268
82,126
108,845
346,355
50,686
1.000
85,460
65,656
4,268
81,031
108,845
345,260
48,582
51 77 0.135
52 78 0.130
1.000
85,460
65,656
4,268
79,951
108,845
344,180
46,568
1.000
85,460
65,656
4,268
78,885
108,845
343,114
44,638
53 79 0.125
54 80 0.120
55 81 0.116
56 82 0.111
1.000
71,155
65,656
3,621
77,833
108,845
327,110
40,919
1.000
71,155
65,656
3,621
76,795
108,845
326,072
39,221
1.000
71,155
65,656
3,621
75,771
108,845
325,048
37,594
1.000
71,155
65,656
3,621
74,761
108,845
324,038
36,035
57 83 0.107
58 84 0.103
1.000
66,261
12,175
2,833
73,764
108,845
263,878
28,216
1.000
66,261
12,175
2,833
72,780
108,845
262,894
27,030
59 85 0.099
60 86 0.095
1.000
59,513
12,175
179
71,810
108,845
252,522
24,965
1.000
44,267
12,175
179
70,853
0
127,474
12,118
計
5,751,526
※評価期間は、便益対象施設が複数ある場合、各施設の整備毎に効果が発生するものとして算定
※端数処理のため各項目の和は必ずしも合計とは限らない
3
【整理番号2】
3.効果額の算定方法
(1)水産物生産コストの削減効果
① 外郭整備等に伴う陸揚等作業時間の短縮
区分
対象日数(日/年)
刺網(3~5トン漁船)
刺網(5~10トン漁船)
イカ釣り(3~5トン漁船)
イカ釣り(5~10トン漁船)
イカ釣り(10~20トン漁船)
籠漁業(5~10トン漁船)
出漁隻数(隻)
労
働
時
間
の
短
縮
刺網(3~5トン漁船)
刺網(5~10トン漁船)
イカ釣り(3~5トン漁船)
イカ釣り(5~10トン漁船)
イカ釣り(10~20トン漁船)
籠漁業(5~10トン漁船)
作業人数(人/隻)
刺網(3~5トン漁船)
刺網(5~10トン漁船)
イカ釣り(3~5トン漁船)
イカ釣り(5~10トン漁船)
イカ釣り(10~20トン漁船)
籠漁業(5~10トン漁船)
整備前陸揚時間(時間)
刺網(3~5トン漁船)
刺網(5~10トン漁船)
イカ釣り(3~5トン漁船)
イカ釣り(5~10トン漁船)
イカ釣り(10~20トン漁船)
籠漁業(5~10トン漁船)
整備後陸揚時間(時間)
刺網(3~5トン漁船)
刺網(5~10トン漁船)
イカ釣り(3~5トン漁船)
イカ釣り(5~10トン漁船)
イカ釣り(10~20トン漁船)
籠漁業(5~10トン漁船)
漁業者労務単価(円/時間)
3~5t漁船
5~10t漁船
10~20t漁船
作業時間短縮額(千円/年)
燃料消費率(kg/ps・hr)
燃料重量(kg/m3)
刺網、籠漁業
イカ釣り
燃料単価(円/l)
刺網、籠漁業
イカ釣り
漁船馬力(ps)
3~10トン漁船
10~20トン漁船
作業時間短縮額(千円/年)
年間便益額(千円/年)
備考
①
100
100
イカ釣り漁期(7月~11月)における操業日数:日高中央漁協ヒアリ
100
ング(H26)
100
100
100
②
11
4
17
51
35
4
③
2
2
2
3
3
2
④
日高中央漁協ヒアリング(H26)
1.0
1.0
2.0
2.0
2.0
1.0
⑤
0.50
0.50
0.33
0.33
0.33
0.50
⑥
⑦
⑫
⑬
⑭
⑮
⑯
⑰
1,329
漁業経営調査報告書(H24)
1,708
1,793
85,455 ①×②×③×(④-⑤)×⑥/1000
0.17 漁船用環境高度対応機関型式認定基準
漁船用環境高度対応機関型式認定基準
840 ・刺網・籠漁業:軽油(H26日高中央漁協ヒアリング)
860 ・イカ釣り:A重油(H26日高中央漁協ヒアリング)
「(財)日本エネルギー経済研究所石油情報センター」価格情報より
119.2 ・刺網・籠漁業:軽油(H26日高中央漁協ヒアリング)
86.8 ・イカ釣り:A重油(H26日高中央漁協ヒアリング)
漁船統計表総合報告(H24)より 沖待時の馬力は定格出力の20%で
35.8
算定
63.6
14,175 ①×②×(④-⑤)×⑫÷⑬×⑭×⑮
28,992 (⑦+⑯)×既事業との按分率(29.1%)
4
【整理番号2】
② 用地改良整備に伴う網補修・洗浄等作業時間の短縮
作業日数(日/年)
①
4
サケ定置網
240
刺網
作業統数(網)
②
2
サケ定置網(10~20トン漁船)
20
刺網(3トン未満漁船)
11
刺網(3~5トン漁船)
4 日高中央漁協ヒアリング(H26)
刺網(5~10トン漁船)
作業人数(人/隻)
③
15
サケ定置網(10~20トン漁船)
5
刺網(3トン未満漁船)
6
刺網(3~5トン漁船)
7
刺網(5~10トン漁船)
0.75
整備前作業時間
④
0.17
整備後作業時間
⑤
漁業者労務単価(円/時間)
⑥
1,313
3t未満漁船
1,329 漁業経営調査報告書(H24)
3~5t漁船
1,708
5~10t漁船
1,793
10~20t漁船
37,269 ①×②×③×(④-⑤)×⑥/1000
年間便益額(千円/年)
⑦
③ 船揚施設の改良に伴う他港への移動時間及び経費削減効果
対象隻数(隻)
①
5
10~20t漁船
海上移動時間(1往復)(時間)
1.80
②
移 陸上移動時間(1往復)(時間)
1.00
③
動
2
乗組員数(人/隻)
④
時
間 送迎人数(人/台)
1
⑤
の 作業回数(回/年)
2
⑥
削
労務単価(円/時間)
⑦
減
1,793
10~20t漁船
65
海上労働時間削減額(千円/年)
⑧
72
陸上労働時間削減額(千円/年)
⑨
80.00
陸上移動距離(2往復)(km)
⑩
漁船馬力(ps)
10~20t漁船
移
動 漁船燃費(L/ps・hr)
経
費 軽油単価(円/L)
の
削 車両燃費(円/km)
減
移動回数(回/年)
海上燃料費等削減額(千円/年)
陸上燃料費等削減額(千円/年)
年間便益額(千円/年)
⑪
318
日高中央漁協ヒアリング(H26)
移動距離50km、航行速度を15ノット(H26ヒアリング)として算定
移動距離40km、走行速度40km/hr(H26ヒアリング)として算定
日高中央漁協ヒアリング(H26)
漁業経営調査報告書(H24)
①×②×④×⑥×⑦/1000
①×(④×③+⑤×③×2)×⑥×⑦/1,000
様似漁港~荻伏漁港(2往復)
北海道漁船統計表(H24)
漁船用環境高度対応機関型式認定基準による0.17kg/ps・hを軽油の
単位質量840kg/m3により換算
⑫
0.202
⑬
119.2 経済産業省資源エネルギー庁石油製品価格調査より
⑭
16.65
⑮
⑯
⑰
⑱
2
138
13
144
5
費用対効果分析マニュアル(H20.11 国土交通省道路局)より、一般
道路(平地)における乗用車40km走行の走行経費を使用
日高中央漁協ヒアリング(H26)
①×②×⑪×⑫×⑬×⑮/1,000
①×⑩×⑭×⑮/1,000
(⑧+⑨+⑯+⑰)×漁協整備費用との按分率(50.0%)
【整理番号2】
④ 岸壁の屋根掛け整備に伴う陸上作業時間の短縮
対象隻数(隻)
①
沖合底びき網漁業
対象日数(日/年)
②
対象作業員数(人/隻)
③
整備前作業時間(時間/日)
④
整備後作業時間(時間/日)
⑤
漁業者労務単価(円/時間)
⑥
10~20t漁船
年間便益額(千円/年)
⑦
⑤ 船揚場等の整備に伴う船揚・船降作業時間の短縮
対象隻数(隻)
①
刺網漁業
採藻
操業日数(日/年)
②
刺網漁業
採藻
帰港時における船揚作業
整備前作業人数(人/隻)
③
整備前作業時間(時間)
④
整備後作業人数(人/隻)
⑤
整備後作業時間(時間)
⑥
出港時における船降作業
整備前作業人数(人/隻)
⑦
整備前作業時間(時間)
⑧
整備後作業人数(人/隻)
⑨
整備後作業時間(時間)
⑩
漁業者労務単価(円/時間)
⑪
3t未満漁船
年間便益額(千円/年)
⑫
1
240
日高中央漁協ヒアリング(H26)
15
0.50
0.00
漁業経営調査報告書(H24)
1,793
3,227 ①×②×③×(④-⑤)×⑥/1,000
25
14
240
30
4
日高中央漁協ヒアリング(H26)
0.33
2
0.08
4
0.17
2
0.08
漁業経営調査報告書(H24)
1,313
14,161 ①×②×((③×④-⑤×⑥)+(⑦×⑧-⑨×⑩))×⑪/1,000
⑥ 必要水深の確保による沖合底びき網漁船の船底接触等による損傷回避
年間修繕費(千円/年)
4,000
H23
①
日高中央漁協ヒアリング(H26)
1,000
H24
②
0
H25
③
1,667 (①+②+③)/3
年間便益額(千円/年)
④
(2)漁獲物付加価値化の効果
①岸壁の屋根掛けによる衛生管理対策に伴う魚価の安定化
区分
様似漁港所属-沖合底びき網漁業
生産額(千円/年)衛生管理対象漁業種
備考
①
332,164
沖合底びき網漁業
港勢調査:属地陸揚金額の5ヶ年平均値(H19~H23)
浦河港所属-沖合底びき網漁業
生産額(千円/年)衛生管理対象漁業種
日高中央漁協ヒアリング(H26):陸揚実績の5ヶ年平均値(H19~H23)
②
172,826 盛漁期(9月~10月)における陸揚げを対象
沖合底びき網漁業
沖合底びき網漁業以外の衛生管理対象漁業(既存施設の延伸効果)
生産額(千円/年)衛生管理対象漁業種
③
刺網漁業
216,929
イカ釣り漁業
174,010
籠漁業
142,456 港勢調査:属地陸揚金額の5ヶ年平均値(H19~H23)
定置網漁業
375,877
202,827
その他(タコ等)
按分率
魚価安定化率
年間維持管理費(千円/年)
年間便益額(千円/年)
④
⑤
⑥
14.1% 既事業との按分率
10.0% 北海道内漁港の衛生管理対策による価格実績
524 日高中央漁協ヒアリング(H26)
65,656 (①+②+③×④)×⑤-⑥
6
【整理番号2】
(3)漁業就労者の労働環境改善効果
①岸壁の屋根掛け整備に伴う陸揚作業環境の改善
区分
対象隻数(隻)
5
沖底漁業(200t未満)
.
5 作業人数(人/日)
m 対象日数(日/年)
岸
壁 整備前作業状況ランクB
を 整備後作業状況ランクC
対 作業時間(時間/日)
象
労務単価
と
3~5t漁船
し
た
5~10t漁船
便
10~20t漁船
益
-5.5m岸壁を対象とした便益額
対象隻数(隻)
刺網漁業(3~5t漁船)
刺網漁業(5~10t漁船)
籠漁業(5~10t漁船)
定置網漁業(10~20t漁船)
イカ釣り漁業(3~5t漁船)
イカ釣り漁業(5~10t漁船)
イカ釣り漁業(10~20t漁船)
作業人数(人/日)
刺網漁業(3~5t漁船)
刺網漁業(5~10t漁船)
籠漁業(5~10t漁船)
3
.
定置網漁業(10~20t漁船)
5
イカ釣り漁業(3~5t漁船)
m
イカ釣り漁業(5~10t漁船)
岸
壁
イカ釣り漁業(10~20t漁船)
を
対象日数(日/年)
対
刺網漁業(3~5t漁船)
象
と
刺網漁業(5~10t漁船)
し
籠漁業(5~10t漁船)
た
定置網漁業(10~20t漁船)
便
益
イカ釣り漁業(3~5t漁船)
イカ釣り漁業(5~10t漁船)
イカ釣り漁業(10~20t漁船)
作業時間(時間/日)
刺網漁業(3~5t漁船)
刺網漁業(5~10t漁船)
籠漁業(5~10t漁船)
定置網漁業(10~20t漁船)
イカ釣り漁業(3~5t漁船)
イカ釣り漁業(5~10t漁船)
イカ釣り漁業(10~20t漁船)
-3.5m岸壁を対象とした便益額
年間便益額(千円/年)
備考
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
⑨
1
15
81
1.240
1.000
1.50
日高中央漁協ヒアリング(H26)
最低気温が氷点下の日のうち作業に従事する日数:気象庁データ
公共工事設計労務単価(H26)より算定
日高中央漁協ヒアリング(H26)
1,329
漁業経営調査報告書(H24)
1,708
1,793
784 ①×②×③×(④-⑤)×⑥×⑦/1,000
11
4
4
2
17
51
35
⑩
日高中央漁協ヒアリング(H26)
2
2
2
11
2
3
3
⑪
81
81
81
最低気温が氷点下の日のうち作業に従事する日数:気象庁データ
4
6
6
6
⑫
⑬
⑭
0.50
0.50
0.50
日高中央漁協ヒアリング(H26)
1.00
1.00
1.00
1.00
183 ⑨×⑩×⑪×(④-⑤)×⑫×⑦/1,000×既事業との按分率(14.1%)
967 ⑧+⑬
7
【整理番号2】
②泊地整備に伴う操船作業環境の改善
対象漁船隻数(隻)
刺網(3~5t漁船)
刺網(5~10t漁船)
イカ釣り(3~5t漁船)
イカ釣り(5~10t漁船)
籠漁業(5~10t漁船)
作業人数(人/隻)
刺網(3~5t漁船)
刺網(5~10t漁船)
イカ釣り(3~5t漁船)
イカ釣り(5~10t漁船)
籠漁業(5~10t漁船)
操業日数(日/年)
刺網(3~5t漁船)
刺網(5~10t漁船)
イカ釣り(3~5t漁船)
イカ釣り(5~10t漁船)
籠漁業(5~10t漁船)
出漁回数(回/日)
整備前作業状況ランクB
整備前作業状況ランクC
作業時間(時間/日)
漁業者労務単価(円/時間)
3~5t漁船
5~10t漁船
年間便益額(千円/年)
①
11
4
17
51
4
②
2
2
2 日高中央漁業ヒアリング(H26)
3
2
③
④
⑤
⑥
⑦
⑧
③船揚場等の整備に伴う船揚・船降作業環境の改善
対象漁船隻数(隻)
①
刺網(3t未満漁船)
採藻(3t未満漁船)
出漁日数(日/年)
②
刺網(3t未満漁船)
採藻(3t未満漁船)
作業人数(人/隻)
③
刺網(3t未満漁船)
採藻(3t未満漁船)
整備前作業状況ランクB
④
整備前作業状況ランクC
⑤
船揚・船降作業時間(時間/日)
⑥
漁業者労務単価(円/時間)
⑦
3t未満漁船
年間便益額(千円/年)
240
240
100
100
240
1
1.240
公共工事設計労務単価(H26)より算定
1.000
0.25 日高中央漁協ヒアリング(H26)
1,329 漁業経営調査報告書(H24)
1,708
2,654 ①×②×③×④×(⑤-⑥)×⑦×⑧/1000
25
14
240 日高中央漁業ヒアリング(H26)
30
2
2
1.240
公共工事設計労務単価(H26)より算定
1.000
0.16 日高中央漁協ヒアリング(H26)
漁業経営調査報告書(H24)
1,313
647 ①×②×③×(④-⑤)×⑥×⑦/1000
8
【整理番号2】
(4)生命・財産保全・防御効果
①岸壁耐震性能の向上による漁業活動休止被害の回避
備考
区分
1隻当たりの平均トン数(トン/隻)
3~5t
5~10t
10~20t
100t以上
操業漁船隻数(隻)
イカ釣り漁業(3~5t漁船)
イカ釣り漁業(5~10t漁船)
イカ釣り漁業(10~20t漁船)
沖合底びき網漁業(100t以上漁船)
漁業種類別操業漁船総トン数(トン)
①
4.5
9.2 港勢調査表(H23)より算定
15.9
160.0
②
17
51 日高中央漁協ヒアリング(H26)
35
2
③
1,102.2 ①×②(漁業種類別合計)
320.0
イカ釣り漁業
沖合底びき網漁業
対象漁業種の属地陸揚金額(千円/年)
休
業
イカ釣り漁業
損
沖合底びき網漁業
失
の 1隻当たりの年間生産額(千円/隻)
イカ釣り漁業(3~5t漁船)
回
イカ釣り漁業(5~10t漁船)
避
イカ釣り漁業(10~20t漁船)
額
沖合底びき網漁業(100t以上漁船)
整備前陸揚可能漁船隻数(隻)
イカ釣り漁業(3~5t漁船)
イカ釣り漁業(5~10t漁船)
イカ釣り漁業(10~20t漁船)
沖合底びき網漁業(100t以上漁船)
整備後陸揚可能漁船隻数(隻)
イカ釣り漁業(3~5t漁船)
イカ釣り漁業(5~10t漁船)
イカ釣り漁業(10~20t漁船)
沖合底びき網漁業(100t以上漁船)
漁業所得率(%)
休業損失額(千円/震災1回)
④
174,010 港勢調査(H19~23)の平均
504,990
⑤
710
1,452 ④×①/③
2,510
252,495
⑥
0
0 代替港として十勝港の水産物陸揚岸壁利用を想定
31
0
⑦
⑧
⑨
17
51 様似漁港耐震強化岸壁利用
35
2
49.6 北海道水産業・漁村のすがた2013より算定
571,496 ⑤×(⑦-⑥)×⑧/100×23/12
9
【整理番号2】
年間操業回数(回/年)
イカ釣り漁業
沖合底びき網漁業
漁船乗組員数(人/隻)
イカ釣り漁業(3~5t漁船)
イカ釣り漁業(5~10t漁船)
イカ釣り漁業(10~20t漁船)
沖合底びき網漁業(100t以上漁船)
海
上
及
び
陸
上
移
動
に
要
す
る
時
間
・
経
費
の
削
減
⑩
100
240
⑪
2
3
3
15
整備前漁船航行時間(時間/回)
⑫
整備後漁船航行時間(時間/回)
⑬
漁業者労務単価(円/時間)
3~5t
5~10t
10~20t
100t以上
海上移動にかかる労務費の削減額(千円/震災1回)
漁船馬力(PS)
3~5t
5~10t
10~20t
100t以上
⑭
漁船燃費消費量(L/ps・hr)
⑰
燃料単価(円/L)
海上移動にかかる燃料費等の削減額(千円/震災1回)
平均車両台数(台/隻)
3~5t
5~10t
10~20t
100t以上
車両乗車人数(人/台)
整備前往復移動距離(km)
整備後往復移動時間(km)
整備前移動時間(時間)
整備後移動時間(時間)
走行速度(km/hr)
労務単価(円/時間)
3~5t
5~10t
10~20t
100t以上
⑱
⑲
⑳
車両燃費(円/km)
⑮
⑯
移動距離200km、航行速度を15ノット(日高中央漁協ヒアリングH26
による)として算定
移動距離60km、航行速度を15ノット(日高中央漁協ヒアリングH26に
2.2
よる)として算定
7.2
1,329
1,708 漁業経営調査報告書(H24)
1,793
1,793
150,729 (⑥×⑫-⑦×⑬)×⑩×⑪×⑭/1000×23/12
179.0
179.0 北海道漁船統計表(H24)
318.0
682.0
(21)
(22)
(23)
(24)
(25)
(26)
(27)
漁船用環境高度対応機関型式認定基準による0.17kg/ps・hを燃料の
単位質量860kg/m3により換算
86.8 財団法人日本エネルギー経済研究所石油情報センター価格情報
122,517 (⑥×⑫-⑦×⑬)×⑩×⑯×0.8×⑰×⑱/1000×23/12
0.198
1
1
2
10
2
140
1
3.50
0.03
40.0
日高中央漁協ヒアリング(H26)
十勝港~様似町(往復)
様似漁港~様似町(往復)
(22)÷(26)
(23)÷(26)
日高中央漁協ヒアリング(H26)
1,329
1,708 漁業経営調査報告書(H24)
1,793
1,793
(28)
陸上移動にかかる労務費の削減額(千円/震災1回) (29)
陸上移動にかかる燃料費等の削減額(千円/震災1回) (30)
復
旧
費
の
削
減
日高中央漁協ヒアリング(H26)
移動経費削減額(千円/震災1回)
(31)
岸壁単価(千円/m)
(32)
岸壁延長(m)
(33)
岸壁建設費(千円/震災1回)
(34)
防波堤単価(千円/m)
(35)
防波堤延長(m)
(36)
費用便益分析マニュアル(H20.11 国土交通省道路局)より、一般道
路(平地)における普通貨物40km走行の走行経費を使用
147,704 (⑥×⑳×(24)-⑦×⑳×(25))×⑩×(21)×(27)/1000×23/12
60,845 (⑥×⑳×(22)-⑦×⑳×(23))×⑩×(28)/1000×23/12
481,795 ⑮+⑲+(29)+(30)
36.87
7,000 前特定計画より-3.5m岸壁新設の概算事業費
120 計画施設整備延長
840,000 (32)×(33)
11,000 前特定計画より外西防波堤新設の概算事業費
925 計画施設整備延長
(37)
10,175,000 (35)×(36)
震災1回当たりの便益額(千円/震災1回)
(38)
年間便益額(千円/年)
(39)
12,068,291 ⑨+(31)+(34)+(37)
136,774×
(38)×(1/75-1/500)×(74/75)t-1
(74/75)t-1
防波堤建設費(千円/震災1回)
※端数処理のため各項目の和は必ずしも合計とはならない。
10
【整理番号2】
(5)避難・救助・災害対策効果
①漁港整備に伴う海難損失の回避効果
区分
漁船隻数(隻/年)
イ
外
カ 漁船規格(トン/隻)
来
釣
船
り 避難機会(回/年)
①
②
③
備考
3 整備による係留可能隻数の追加分
16.0 10-20tクラスの外来利用漁船の平均階層:H23港勢調査
2.8 当該地区の波浪警報発令回数(イカ漁期7~11月):気象庁データ
3,352
漁船建造費(千円/t)
④
海難損傷別発生比率
⑤
0.078
全損
0.158
重損傷
0.218
軽損傷
避難漁船1隻当たり平均損失額(千円/隻)
⑥
57,616
イ 全損
外
カ 重損傷
38,361
来
釣
船
11,021
り 軽損傷
海難損傷別船体損傷率(%)
⑦
1.0
全損
0.7
重損傷
0.2
軽損傷
海難損傷別修繕期間(日/隻)
⑧
180
全損
30
重損傷
14
軽損傷
21,100
漁業休業損失額(円/隻・日)
⑨
海難損傷別人的損失額(負傷)(千円/隻)
⑩
186
全損
186
重損傷
0
軽損傷
海難損失回避効果(千円/隻)
⑪
37,750
全損
50,913
重損傷
20,182
軽損傷
108,845
年間便益額(千円/年)
※端数処理のため各項目の和は必ずしも合計とはならない。
11
造船造機統計調査
港湾投資の評価に関する解説書2011より損傷区分別の発生比率を使
用
港湾投資の評価に関する解説書2011より、海難損傷別船体損傷率・
修繕期間・人的損失額(負傷)をもとに算出
②×④×⑦+⑧×⑨/1000+⑩
港湾投資の評価に関する解説書2011
漁業経営調査報告書(H24)
港湾投資の評価に関する解説書2011
①×③×⑤×⑥
⑪の計
(別添2)
「水産関係公共事業に関する事業評価技術検討会」の構成
敬称略、五十音順
氏
名
おか やす
あき お
岡安
章夫
なか むら
りようへい
中村
良平
ふる や
あつ み
古屋
温美
やすなが
よしのぶ
安永
義暢
役
東京海洋大学
岡山大学大学院
海洋科学系
職
海洋環境学部門
社会文化科学研究科
教授
経済学部
室蘭工業大学
地域共同研究開発センター
一般社団法人
全国水産技術者協会
理事
准教授
教授
(別添3)
問 い 合 わ せ 先
問 い 合 わ せ 先
事 業 名
事業主管課
直轄特定漁港漁場整備事業
計画課
担 当 者 名
高原 (内線6843)
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