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HV-HD33 - 株式会社 日立国際電気
3MOS カラーカメラ HV-HD33 取扱説明書 この度は、日立CMOSカラーカメラをお買い上げいただき、ありがとうございました。ご使用前に「取扱説明書」 の“安全上のご注意”をよくお読みになり正しくお使いください。 お読みになった後は、いつでも見られる場所に大切に保管してください。 Model No. Serial No. 安全上のご注意 絵表示について この「安全上のご注意」では、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防 ぐために、いろいろな絵表示をしています。 その表示と意味は次のようになっています。 内容をよく理解してから本文をお読みください。 この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される 警告 内容を示しています。 注意 この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が障害を負う可能性が想定される内容およ び物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。 絵表示の例 ○ 記号は禁止の行為であることを告げるものです。図の中や近傍らに具体的な禁止内容(左図の場合は分 解禁止)が描かれています。 ● 記号は行為を強制したり指示する内容を告げるものです。図の中に具体的な表示内容(左図の場合は本 機本体にご使用の電源プラグをコンセントから抜け)が描かれています。 A 警告 異常時の対処のしかた ■発煙、異臭、異音の場合の対処 万一、煙が出ている、変な匂いや音がするなどの異常状態のまま使用すると、火災、感電の原因となりま す。すぐに機器本体にご使用の電源の電源スイッチを切り、その後必ず電源プラグをコンセントから抜い てください。 煙が出なくなるのを確認して販売店に修理をご依頼ください。お客様による修理は危険ですから絶対に おやめください。 ■水が機器内部に入った場合の対処 万一、機器の内部に水などが入った場合は、まず機器本体にご使用の電源の電源スイッチを切り、電源 プラグをコンセントから抜いて販売店にご連絡ください。そのまま使用すると、火災、感電の原因となりま す。 ■異物が機器内に入った場合の対処 万一、異物が機器の内部に入った場合は、まず機器本体にご使用の電源の電源スイッチを切り、プラグ をコンセントから抜いて販売店にご連絡ください。そのまま使用すると、火災、感電の原因となります。 B ■機器が破損したり、電源コードが傷んだりした場合の対処 万一、この機器が破損したり、電源コードが傷んだりした場合、そのまま使用すると火災・感電の原因とな ります。すぐに機器本体にご使用の場合電源の電源プラグをコンセントから抜いて、販売店にご連絡くだ さい。お客様による修理は危険ですから絶対におやめください。 ■原因不明のまま画面が映らない場合の対処 画面が映らないなどの故障状態で使用しないでください。 火災・感電の原因となります。すぐに電源スイッチを切り、電源プラグを抜いて修理を販売店にご依頼く ださい。 C 警告 取り扱いについて ■ レンズを強い光に向けない ビデオカメラレンズを目に当てて太陽など強い光に向けると、目を痛めることがありますので強い光に向け ないでください。 ■ 機器のカバーは外さない この機器のカバーは外さないでください。感電の原因になります。 内部の点検・整備・修理は販売店にご依頼ください。 ■ 機器の分解、改造はしない この機器の分解、改造はしないでください。火災、感電の原因となります。 ■ カメラケーブルのコネクター抜き差しをする場合には、電源をOFFにしてから行う 特に、電圧の高い場合には、感電の原因になります。 ■ カメラと専用オプション機器との接続には、指定のケーブルを使用する。 指定以外のケーブルを使用すると火災や故障の原因となります。 D 警告 設置・据付について ■ 不安定な場所に置かない ぐらついた台の上や傾いた所など、不安定な場所に置かないでください。 落ちたりして、けがの原因となります。 ■ 落下の恐れのある場所に設置しない ビデオカメラの重量に耐えられないような場所やもろい材質の天井板(および壁面)に設置しないでください。 落下してケガの原因となります。 設置の際は、販売店にご相談ください。 ■ 物を上に置かない バランスがくずれて倒れたり、落下してけがの原因となることがあります。 ■水や薬品類がかからないようにする この機器の上やすぐ近くに、水や薬品の入った容器を置かないでください。 水や薬品が機器の中に入ると、故障や火災・感電の原因となります。 ■ 三脚は推奨品を使用し、指定された方法で取り付ける。 適合しない三脚を使用した場合、転倒や落下してけがの原因となります。 E 注意 設置・据付について ■ 温度の高いところに置かない 直射日光が当たるところや熱器具のそばなど温度の高いところには置かないでください。 内部の温度が上がり、火災や故障の原因となることがあります。 特に長時間使用すると、部品の劣化により寿命が短くなります。 長時間連続使用する場合は、必ず周囲温度が40℃以下になるようにして下さい。 ■ 温度が低いところには置かない 冷凍倉庫や外気にさらされるなど、温度変化の激しいところには置かないでください。 結露などにより火災や故障の原因となることがあります。 ■ 蒸気や湯気のある場所、結露の起こる環境下では使用しない 風呂場など、蒸気や湯気のある場所では使用しないで下さい。 火災、感電の原因となることがあります。 F ■ ほこりの多いところには置かない ほこりの多いところに置かないでください。 火災、感電の原因となることがあります。 ■ 風通しの悪いところに置かない 風通しの悪いところに置いたり通風孔をふさいだりしないでください。 通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火災の原因となることもあります。 ■ カメラハウジング内に取り付けるときはハウジングの内の温度上昇を防ぐ カメラハウジング内に取り付けてご使用になる場合、ハウジング内の温度が40℃を超えるときにはハウジン グにファンを取り付けるなどしてハウジング内の温度上昇を防いでください。温度が上がると火災や故障の 原因となることがあります。 ■ 振動や衝撃の加わるところには置かない この機器に振動や衝撃が加わると、火災や故障の原因になることがあります。 ■ 引火性ガス、腐食性ガスのあるところには置かない この機器の周囲に引火性ガスや腐食性ガスがあると、火災の原因となることがあります。 G 警告 電源関係の取扱について ■ 指定外の電源電圧で使わない 直流(DC12V)電源機器には、供給する電圧は必ず指定どおり設定してから、お使いください。 指定外の電源電圧で使用すると、火災・感電の原因となります。 ■電源コードを加工しない 電源コードを無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったり、加工したり、 束ねたりしないでください。 ■ 電源コードを傷つけない この機器や、イス、テーブルの脚などで電源コードをはさんだりしないようにしてください。 これらは、火災・感電の原因となります。 電源コードが傷んだら販売店に交換を依頼してください。 ■ 濡れた手で電源プラグを抜き差ししない 感電の原因となることがあります。 H 注意 電源関係の取り扱いについて ■長時間ご使用にならないときはプラグを抜く 長時間ご使用にならないとき(年末年始休暇や長期休暇)は、安全のため機器 本体にご使用の電源の電源プラグをコンセントから抜いてください。 火災の原因となることがあります。 ■ お手入れや移動の際はプラグを抜く お手入れや移動の際は、安全のため機器本体にご使用の電源の電源プラグをコンセントから抜いてくださ い。感電の原因となることがあります。 ■ プラグを抜くときは必ずプラグを持つ プラグを抜くときは、電源コードを引っ張らないでください。コードが傷つき、火災・感電の原因となることが あります。必ずプラグを持って抜いてください。 ■ 電源コードを熱器具に近づけない コードの被ふくが溶けて、火災・感電の原因となることがあります。 I 注意 定期点検とお手入れについて お手入れ前には必ず機器本体にご使用の電源の電源を必ず切って、電源コードのプラグを抜いてから行ってください。 ■ 年に一度はサービスマンに定期点検と内部の清掃を依頼してください。 機器の内部にほこりがたまったまま、長い間清掃をしないと、火災や故障の原因となることがあります。 なお、定期点検や清掃費用については販売店などにご相談ください。 ■ 電源プラグの清掃をしてください 電源プラグを長時間差し込んだままにしておくと、差し込み部分にほこりがたまり、火災の原因となることがあります。 年に 一度くらいは、プラグを抜いて、ほこりを取ってください。 ■ カバーは乾いた布で拭いてください 汚れがひどいときは、うすめの中性洗剤を浸し、よく絞った布で拭き取ってから、から拭きしてください。 このとき、液が内部に入らないように注意してください。 ベンジン、シンナー、アルコールなどの液体クリーナーやスプレー式クリーナーは使用しないでください。 ■ 梱包箱で輸送してください。 輸送の際は、付属の梱包箱か同等品で梱包し、強い衝撃を与えないでください。 J ■レンズ取付け、取り外しの際は、ごみの付着、傷に注意して下さい。 (1) レンズ等の取付け作業は、ごみ付着防止のために 清浄な場所で行ってください。 (2) レンズを取付ける時は傾きを生じない様に取扱いに注意して取付けてください。又レンズのマウントネジ部にはごみ 等の異物の付着、傷が無い物をご使用ください。 (3) レンズやガラス面に付着したごみや汚れ等は、手吹きブロアーやレンズブラシで吹き払うか、綿棒でガラスに傷をつ けない様に取り除いてください。 (4) 本カメラを使用しない場合でもレンズ又はシールを取付けてガラス面にごみや傷がつかない様に保護してくださ い。 K 目 次 ○安全上のご注意 ······································································ ○撮影上のご注意 ······································································ ○標準構成 ············································································ ○概 要 ·············································································· ○特 長 ·············································································· ○各部の名称と働き ···································································· ○レンズ ·············································································· ○フランジバックの調整 ································································ ○VIDEO信号タイプレンズの調整 ···················································· ○カメラの取り付け ···································································· ○システム構成例 ······································································ ○メニュー画面の操作 ·································································· ・メニューの構成 ··································································· ・MAIN MENU ······························································· ・GAIN/SHT. ······························································· ・ DTL··········································································· ・ ALC··········································································· ・AUTO SETUP ····························································· ・ SPECIAL SET··························································· ・ FILE SET································································· ・ LEVEL······································································· ・ MASKING··································································· L A 1 2 2 3 4 5 6 7 8 9 10 10 12 14 16 17 20 21 22 23 24 ・GAMMA/KNEE ····························································· ・ DTL··········································································· ・ COLOR DTL······························································· ・ AUTO WHITE····························································· ・ SYSTEM····································································· ・ TV SYSTEM SELECT················································· ・ REMOTE CONTROL····················································· ・ ID/TITLE································································· ・ LENS········································································· ・ OTHER FUNC······························································ ○より良い画像を得るための操作方法 ···················································· ・ ホワイトバランスの調整··························································· ・リアルタイムオートホワイト ······················································· ・オートシェーディング補正 ························································· ・ALCについて ··································································· ○カメラコントロールボックスRC-Z3を接続して使用する場合 ·························· ○内部スイッチ切り換えによる機能選択 ·················································· ○コネクタについて ···································································· ○仕 様 ·············································································· ○入出力信号 ·········································································· ○別売りアクセサリー ·································································· ○外形寸法図 ·········································································· ○カラーモニタが対応していない出力モードに切り替えてしまった場合の対処方法 ············ ○保証書とアフターサービス ···························································· 27 28 30 31 33 34 36 37 39 41 42 42 44 45 46 47 55 56 59 61 63 63 64 65 M 撮影上のご注意 ● 撮像素子の特性により次の様な現象が発生することがありますが故障ではありません。 固定パターン 高温時に動作させたとき、一定のパターンを持つ模様(縦スジ、白点スポット、梨地状のザラザラ)が現れることがあります。 カメラ感度を高くするほど見え易くなります。 モアレ現象 細かい線の集まりや縞模様を写した時には、実際にない縞模様(干渉縞)が現れることがあります。 ゴースト現象 被写体の近くに強い光(電灯、蛍光燈、太陽光の強い反射など)がありますと、ゴースト(正規の画像とずれて重複して現れる 虚像)が発生することがあります。レンズの絞り具合、またはレンズの種類によっては、ゴーストが顕著に現れることがありま す。 このようなときは、カメラの角度を変えてください。 0℃以下での電源起動 低温で起動する時に、30分程度、点滅白点や黒い部分に色むらが、見える事があります。 ●カメラの電源起動初期動作により次の様な現象が発生することがありますが故障ではありません。 カメラの電源起動時に初期動作設定を実施するため、映像が安定するまで15秒程度かかります。その間、カラーバーを約1 0秒表示します。また、瞬間的に、画面に色がついたり文字表示することがあります。 1 標準構成 梱包を開いたときにご確認ください。 カメラ本体·········································································································································································· 1 電源プラグ(R03-P3F (JPR0034*)、+12V IN 用) ···································································································· 1 レンズプラグ(E4-191J-100 (JPE0001*)、レンズ用) ······························································································ 1 取扱説明書······································································································································································· 1 概 要 日立カラーカメラHV-HD33は、Cマウントプリズム、1/3型130万画素MOSの採用と、オールデジタル信号処理に より、高画質、高安定を実現した3MOS方式CマウントHDTV/SDTVカメラです。 当社独自のデジタル演算処理技術を最新のFPGAに凝縮し、高画質信号処理、画質補正機能を実現すると共に、最 新のMOS、FPGAの採用により大幅な低消費電力化を実現いたしました。 4モードのハイビジョンフォーマットと4モードのSDフォーマットをメニューで切り替えることができ、世界各地で映像を活 用する事が出来ます。 また、従来製品のHV-Dシリーズと同様に、映像出力は、同時出力が標準構成で可能です。 2 特 長 ・3MOS光学ブロック 新開発HDTV用MOS撮像素子は秒間59.94フレーム(又は50フレーム)プログレッシブ動作による高解像度映像を 実現するとともに、原理的にスメアが発生しないため超高輝度を撮影しても良好な映像を得ることができます。また、CC Dに比べ大幅な低消費電力化を実現しました。 ・Cマウント レンズマウントには、産業分野で標準的に使用されているCマウントレンズを採用しております。また、フランジバック調整 機構を内蔵しているため、各種の光学系との組み合わせが可能です。(カメラの性能を十分発揮させるために、ハイビジ ョン用レンズを推奨いたします。) ・マルチフォーマット HDTV:1080iまたは720pを、それぞれ 59.94フレームまたは50フレーム、4種類のモードで映像を出力できます。 SDTV:576i,50フレームまたは480i,59.94フレームを、それぞれアスペクト比4:3または16:9、4種類のモードで 映像を出力できます。 合計8種類のモードで、HDTV/SDTV映像を出力できます。 ・オートシェーディング補正 Cマウントレンズを使用した場合に発生することがある色シェーディング(色むら)を自動的に補正(軽減)するオートシェー ディング補正(ASC)機能を装備しています。 ・双方向データ通信 ダイレクトにパソコンと接続(RS-232C/RS-422)して、パソコンからカメラの各種機能をリモートコントロールでき、また カメラの状態をパソコン側にデータ転送できますので、きめの細かいカメラコントロールが可能です。また、カメラごとに I D番号を登録できますので、1台のパソコンで複数台のカメラをコントロールできます。 3 各部の名称と働き AWB/L ボタン ダイレクトモード: 2 秒間以上押し続けると、AWB(オートホワイト バランス)を実行します。 MENU モード: 各機能の設定変更または実行します。 MENUボタン カメラの設定メニュー表示ボタンです。メニューが表示さ れていない時(ダイレクトモード)と表示されている時(ME NUモード)とでは、他4つのU、D、L、Rボタンの動作が 異なります。 SDI OUT コネクタ SDI 信号(800mVp-p/75Ω)を出力します。 パイロットランプ 電源供給された時に点灯します。 SDI OUT MENU U ASC FILE AWB BAR R L REMOTE コネクタ リモートコントロールボックス RC-Z3 または パーソナルコンピュータを接続します。 DC IN コネクタ DC+12V 電源を接続します。 MULTI コネクタ R/G/B または Y/R-Y/B-Y アナログ信号を 出力します。 また、同期信号の入出力に使用します。 POWER REMOTE MULTI DC IN D LENS A C + - B LENS コネクタ レンズアイリスの制御信号用端子です。 オートアイリスレンズのアイリスコネクタを接続します。 U ボタン ダイレクトモード: このボタンを押しながら D ボタンを 2 秒間以上 押し続けると、ASC(オートシェーディング補正)を実 行します。 MENU モード: カーソルを上へ移動します。 FILE/R ボタン ダイレクトモード: 一度押すと現在のシーンファイル名を 1 秒 間表示します。表示中にもう一度押すとシ ーンファイルが切換わります。 MENU モード: 各機能の設定変更または実行するボタン です。 BAR/D ボタン ダイレクトモード: カラーバー表示を ON/OFF します。 MENU モード: カーソルを下へ移動します。 各コネクタの詳細については、「コネクタ」(56 ページ)を参照してください 4 注)カラーモニタが対応していない出力モードに切り替えてしまった場合の対応:64 ページを参照ください。 レンズ レンズ選定上のご注意 レンズの取り付け部分の寸法は右図の制限守って ください。 寸法が確保できない場合はレンズ及びカメラが破 損しますので絶対に取り付けないでください。 レンズ選定方法 1) 光学特性 レンズによってはカメラ本体の性能が十分得られな いものがあります。特に3板方式のCマウントカメラの 場合にはレンズの射出瞳距離が重要です。射出瞳 距離の短いレンズを使用すると画面上下に色むらが 発生します。 また、レンズ絞りが開放付近になりますと、解像度の 劣化、シェーディング(画面上下の色むら)や、フレ ア(画面全体にかぶる光)の発生など急激に画質が 劣化することがあります。レンズ絞りを開放まで使うよ うな用途にご使用になる場合は、3板カラーカメラ用 レンズをお使いになることをお奨めします。 レンズのフランジ面 4.0mm 以下 2) オートアイリスレンズの種類 VIDEO信号(アイリスアンプ内蔵)タイプとDCタイプ (制御するDC電圧に比例して絞りが開いていくタイプ のレンズで、コズミカレンズのマニュアルオーバーライ ドタイプなど)のオートアイリスレンズに対応しています。 アイリスアンプを内蔵していないタイプのレンズには対 応していません。 オートアイリスレンズのタイプによってカメラ側の設定 を変更する必要があります。設定変更は、「メニュー画 面の操作」(39 ページ)をご覧ください。 (注意)HV-HD33 はEIAJ規格に準拠したレンズコネ クタの配線になっております。レンズコネクタの配線 につきましては 57 ページをご覧ください。 5 3) フランジバックの調整 レンズ交換後、フォーカス調整でピントが合せられな い、またはズームレンズで望遠・広角の両端でピント が合わないときにはフランジバックを調整します。レン ズの絞りを開放にして、次の手順で調整します。 固定焦点レンズの場合 レンズのフォーカスリングを無限遠にセットし、20m 以 上離れた被写体を写しながら、ピントが合うようにフラ ンジバック調整ネジを”F”または”N”方向へ回します。 (フランジバック調整ネジの調整にはマイナスドライバ ーをご準備ください。) ズームレンズの場合 1) レンズを望遠にして 3m 以上離れた被写体を写し、 フォーカスリングを回してピントを合せます。 2) レンズを広角にして、フォーカスリングが動かない ように注意しながら、フランジバック調整リングを回 し、同じ被写体にピントを合せます。 望遠・広角の両端でピントが合うように なるまで1)2)の操作を繰り返します。 6 FAR NEAR VIDEO 信号タイプレンズの調整 VIDEO 信号タイプのオートアイリスレンズを交換した時、 あるいは初めてご使用になる場合にはレンズの LEVEL/ALC 等の調整器の調整が必要です。 1) レンズ調整の前に (1) GAIN/SHT.メニューの GAIN を PRESET 0dB に 設定してください。 (2) 蛍光燈や水銀灯などの光源下でフリッカが生じ ている場合は電子シャッターモード (GAIN/SHT. の SHUTTER や VARIABLE の設定)を切換えて フリッカを低減してください。 (3) レンズを交換した時あるいは初めてご使用にな る場合はホワイトバランスがずれています。レンズ の調整を行う前に予めホワイトバランスの調整を 行ってください。(20 ページ) 2) レンズ調整 U ボタンを押しながら MENU ボタンを約2秒間押し続け て SPECIAL SET メニュー画面を表示させ、LENS 画面 に切換えてください。LENS TYPE:DC となっている場 合は VIDEO モードに設定してください。 (1) レンズの ALC 調整器を平均測光(Av)方向いっぱい に設定してください。 (2) オートアイリスがハンチング動作をする場合は、IRIS GAIN の設定値を小さくしてください。 (3) 映像信号レベルインジケータの+マークが反転す るようにレンズの LEVEL 調整器を調整してくださ い。 3) レンズ調整がしにくい場合、できない場合 (1) レベルインジケータの表示が安定しない場合 光源が蛍光燈や水銀灯などのフリッカが生じている場 合には映像信号レベルインジケータの表示が安定し ないことがあります。このような場合は電子シャッターモ ード(GAIN/SHT. の SHUTTER や VARIABLE の設 定)を切換えると軽減します。 (2) レンズの LEVEL 調整器を Hi 方向いっぱいに調整して もオートアイリス動作しない場合 IRIS GAIN の設定値を小さくしてください。 (3) レンズの LEVEL 調整器を Low 方向いっぱいに調整し てもオートアイリス動作しない場合 IRIS GAIN の設定値 を大きくしてください。 (4) オートアイリス動作はするが被写体の光量レベルが低 い場合 GAIN/SHT.メニューの GAIN を上げてくださ い。 (注意) レンズ調整の精度を上げるために映像信号レベ ルインジケータの感度は高くなっております。レンズ の LEVEL 調整器を調整する場合はゆっくり操作し 7 てください。 カメラの取り付け カメラ上面と底面に三脚取り付け用ねじ穴があります。こ れを使用してカメラを三脚または取り付け金具などに固定 してください。 L カメラ取り付けねじは、次のものをご 使用ください。 U1/4-20 山 L=4.5~6mm 6mm を超えるねじはカメラ内部を破損 することがあります。また、4mm 以下の ねじでは正しく固定できずにカメラが落 下することがあります。 8 システム構成例 HD-SDI/SD-SDI RS-232C/RS-422 HV-HD33 HDTV/ SDTV HD-SDI/SD-SDI 9 メニュー画面の操作 1.メニューの構成 カメラの設定は、MAIN MENUとSPECIAL SETの2つのメニュー画面によりカスタマイズすることができます。 1) メインメニューの構成 MENUボタンを押すと、画面上にメニューが表示されてMENUモードになります。再びMENUボタンを押すとメニューが消 えてダイレクトモードになります。メインメニューには主機能の設定項目と4つのサブメニューがあり、下記のように階層化 されています。MAIN MENUでGAIN/SHT.、ALCまたはSUB MENUにカーソルを移動し、Rボタンを押すと、下位メニュー へ切換わります。下位メニューからMAIN MENUへ戻る場合は、各下位メニューの1行目にカーソルを移動しLボタンを押 します。 メニュー画面内では、U、Dボタンで変更したい項目へカーソルを移動し、L、Rボタンで設定を変更します。 10 2) スペシャルセットの構成 Uボタンを押しながらMENUボタンを2秒間以上押すとメニューモードになり、画面にスペシャルセットメニューが表示され ます。再びMENUボタンを押すと、メニューが消去されてダイレクトモードになります。メニューは、下記のように階層化さ れています。SPECIAL SETメニューの“->”が表示されている項目は、Rボタンを押すと下位メニューに切換わります。 SPECIAL SETメニューへ戻る場合は、下位メニューの1行目へカーソルを移動し、Lボタンを押します。SPECIAL SETの 行にカーソルを移動してRまたはLボタンを押すとMAIN MENUに切換わります。メニュー画面を消すまでMAIN MENUと SPECIAL SETの切換えが可能です。 11 2. MAIN MENU(メインメニュー) 最も使用頻度の高い機能のメニューです。 1) CAM MODE : カメラモードを設定します。 MANUAL :ほとんどの機能のユーザー設定が可能です。詳細な設定を行う時に使用します。 AUTO :映像レベルとホワイトバランスがオートモードになり、詳細な設定をしなくても標準的な画像をご覧い ただけます。 先頭に * マークがついた機能は下表の状態に固定され、設定を変更することはできません。 AUTOモードの時はAUTOモードに関連する機能があるメニュー画面の右上にAUTOの文字が点滅 表示されます。 項目 WHITE BALANCE AGC SHUTTER KNEE GAMMA 12 設定 AUTO ON AES AUTO ON 2) WHITE BAL : カメラ映像で白い被写体を撮影したときに、照明の色温度に合わせてカメラを 調整し、白い被写体を撮影したときに、カメラの映像でも白になるように色合いを調整します。 PRE 3200K : 色温度3200K光源でホワイトバランスが最適になります。(ハロゲン電球など) PRE 5600K : 色温度5600K光源でホワイトバランスが最適になります。(蛍光灯など) MEMORY : ホワイトバランスはダイレクトモードのAWBボタンで自動調整された状態になります。 AUTO : ホワイトバランスはリアルタイムオートホワイトバランス(自動追尾)状態になります。 光源の色温度が変化する環境において有効な機能です。AUTO WHITEメニュー内の SPEEDで色温度の変化に対するホワイトバランスの収束速度を切換えることができます。 3) M. BLACK : 映像の黒の明るさの調整をします。 映像の黒が白っぽい時や黒つぶれを起こしているときに調整します。 ‐128~127の範囲で設定できます。設定値の-側はブラックレベルが沈み、+側はブラックレベルが(白く)上がりま す。L、Rボタンを同時に約1秒間押すと初期設定の0に設定されます。 4) GAIN/SHT. : GAIN/SHT.メニュー画面に変わります。 5) DTL : DTLメニュー画面に変わります。 6) ALC : ALCメニュー画面に変わります。 7) AUTO SETUP : AUTO SETUPメニュー画面に変わります。 8) FILE SELECT : FILE1/FILE2/FILE3/FILE4のシーンファイルを切り換えます。 用途やシーンに最適なカメラ設定をファイル毎に記憶させることができますので、用途やシーンが変わった時に簡単な 操作でカメラの設定値を切り換えることができます。 以下のメニューにも FILE SELECT 項目があります。機能操作は何れも同じです。 13 MAIN MENU GAIN/SHT. DTL ALC AUTO SETUP SPECIAL SPECIAL SPECIAL SPECIAL SPECIAL SPECIAL SET LEVEL SET MASKING SET GAMMA/KNEE SET DTL SET COLOR DTL SET AUTO WHITE 3. GAIN/SHT.(ゲイン/シャッター) カメラの明るさ調整に関するメニューです。 1) GAIN:GAINは映像信号を電気的に増幅し明るく見える機能です。 但し、ノイズも増幅されるので必要以上に上げることは 推奨いたしません。 AUTO : 光源の明るさが変化した場合、LIMITの設定範囲 でゲインを自動調整します。 ONの場合、1行下にAGC LIMITを表示し、AGC の最大ゲインを+6dB~+12dBまで1dBステップで 設定できます。 PRESET : GAIN設定値にゲインを固定します。 OFFの場合、1行下にGAINを表示し、ゲインを 0dB~+12dB まで1dBステップで設定できます。 (注意) CAM MODE:AUTO時には強制的にAGC:ONとなります GAIN/SHT. [FILE 1 ] GAIN PRESET :PRESET :+ 0dB SHUTTER :OFF SHT OFF :(1/60) AES OFFSET:OFF 2) SHUTTER : SHUTTERはMOSで1画面での受光時間を短くすることで、明るすぎる光量を減らしたり、 残像を低減する場合に使用します。SHUTTERを使用すると画面は暗くなります。 (注意) 14 蛍光灯などは点滅する光源なのでフリッカーが発生します。SHUTTERの設定値を少なくすると フリッカーの影響が改善します。点滅の周期が早いインバーター方式の蛍光灯はフリッカーの影 響が出にくいですが、点滅の遅い成分が混入しているインバーター蛍光灯もあります。 OFF PRESET : 電子シャッター動作しません。 : 1 行 下 の PRESET 設 定 値 は 1/100(FLAME FREQ:59.94Hz モ ー ド の み ) 、 1/60 ( FLAME FREQ:50Hzモードのみ)、1/250、1/500、1/1000、1/2000、1/4000から選択できます。 VARIABLE : 1行下のVARIABLEで設定されたシャッタースピードで動作します。 [FLAME FREQ:59.94Hzモード時] 1/60.74~1/5619 [FLAME FREQ:50Hzモード時] 1/50.67~1/4687 スキャン周波数の異なるディスプレー画面を撮影した場合、画面上に横バーが上下方向に流れて見えます。 シャッタースピードを調節するとディスプレー画面を横バーが最小となった状態で撮影することができます。 (注意)ディスプレーのスキャン周波数が60.74Hz(FLAME FREQ:50Hzモードでは50.64Hz)以下の場合 は横バーの流れを止めることはできません。CAM MODE:AUTOの時には設定できません。 AES(オート電子シャッター): 1行下のAES LIMITで設定された範囲のシャッタースピードで自動的に電子シ ャッター(オート電子シャッターモード)が動作します。 光量が過大な時、適切な映像レベルを出力します。自動調光機能の無い顕微鏡またはレン ズアイリスが固定の場合に有効な機能です。 LIMIT設定値は以下の範囲で設定可能です。(AES OFFSET:OFF) [59.94Hzモード時] 1/60.74~1/2247 [50Hzモード時] 1/50.67~1/1875 AES OFFSET設定 50Hzで点滅している蛍光灯をご使用されている地域では、AESの長時間側範囲を1/100に 制限することでフリッカーを改善できる場合があります。 本設定の場合、カメラへの光量がSHUTTER1/100以下で明るすぎない状態ではSHUTTER がOFFになります。 AES OFFSET:ON [59.94Hzモード時] 1/100~1/2247 AES OFFSET:ON [50Hzモード時] 1/60~1/1875 (注意) CAM MODE:AUTO時には強制的にSHUTTER : AESとなります 15 4. DTL(ディティール) 被写体の輪郭成分を強調することで映像を見やすくします。 1) DTL : 輪郭補正量(補正の強さ)を設定します。 ‐128~127の範囲で設定できます。設定値の-側は輪郭補正量が 減り、輪郭がソフトになります。-128は、輪郭補正無しです。 +側は輪郭補正量が増え、輪郭がシャープになります。 L、Rボタンを同時に約1秒間押すと初期設定の0に設定されます。 DTL [FILE1 ] DTL : 0 DTL FREQ. :MID H/V BALANCE: 90 DTL MODE :SOFT 2) DTL FREQ. : 被写体の輪郭成分の太さを設定します。 LOW : 太い輪郭成分を増幅します。 MID : 標準設定です。 HIGH : 細い輪郭成分を増幅します。 3) H/V BALANCE : 水平と垂直の輪郭成分量のバランスを設定します。 Rボタンを押すと水平輪郭成分量を小さくし、Lボタンを押すと垂直輪郭成分量を小さくします。L、Rボタンを同時に2 秒以上押すと0に設定されます。 4) DTL MODE :輪郭成分の標準バランスを設定します。 SOFT : 標準設定です。 SHARP :SOFT設定よりも、より垂直方向のシャープ感が増します。 16 5. ALC(オートレベルコントロール) レンズのオートアイリス、カメラのAGC、AESの機能による、自動で収束する明るさを設定します。 1) OVER RIDE : ALCレベルの設定をします。 -128~127の範囲で設定できます(±2絞り)。Rボタンを押すと、設定値が大きくなり画像が明るくなる方向に動きま す。Lボタンを押すと、設定値が小さくなり画像が暗くなる方向に動きます。L、Rボタンを同時に2秒以上押すと0に設 定されます。 2) SPEED : AGC及びAESの動作速度を設定します。 SLOW : 被写体の光量変化に対してゆっくり追従します。被写体の中に車のヘッドライトのような移動する明 るい被写体が出入りしても安定な画像を得ることができます。 STANDARD : 標準の設定です。 FAST : 被写体の光量変化に対して速やかに追従します。顕微鏡の倍率を変えた場合に起こる急激な光 量変化等に速やかに対応して安定な画像を得ることができます。 3) PEAK/AVE : ALC(オートレベルコントロール)用検出信号のPEAK(最大値)/AVE(平均値)比率を設定します。 50/50、25/75、15/85、0/100の4段階で設定できます。AVEの割合を大きくすると、画面内の一部に明るい部分があ る場合に背景を見やすくします。PEAKの値を大きくすると、スポット照明が当たっている明るい部分の被写体を見や すくすることができます。 4) ALC GATE : ALCゲートのON/OFFを設定します。 ON : 1行下のALC GATE SELで設定された領域の映像信号を検出して、AGC、レンズ、オート電子 シャッターのALC制御をします。 OFF : 画面全体の映像信号を検出してALC制御をします。 17 5) ALC GATE SEL : ALCゲートの領域を設定します。 MODE1~MODE6の6パターンから選択します。被写体の条件によって切り換えてご使用ください。 PATTERN 1 PATTERN 2 PATTERN 3 ALC [FILE1 ] ALC [FILE1 ] ALC [FILE1 ] OVER RIDE SPEED PEAK/AVE ALC GATE GATE SEL : 0 :STANDARD :15/85 :ON : PATTERN 1 OVER RIDE SPEED PEAK/AVE ALC GATE GATE SEL : 0 :STANDARD :15/85 :ON : PATTERN 2 OVER RIDE SPEED PEAK/AVE ALC GATE GATE SEL : 0 :STANDARD :15/85 :ON : PATTERN 3 PATTERN 4 18 検出領域 PATTERN 5 PATTERN 6 ALC [FILE1 ] ALC [FILE1 ] ALC [FILE1 ] OVER RIDE SPEED PEAK/AVE ALC GATE GATE SEL : 0 :STANDARD :15/85 :ON : PATTERN 4 OVER RIDE SPEED PEAK/AVE ALC GATE GATE SEL : 0 :STANDARD :15/85 :ON : PATTERN 5 OVER RIDE SPEED PEAK/AVE ALC GATE GATE SEL : 0 :STANDARD :15/85 :ON : PATTERN 6 6) MANU GATE EDIT : ユーザ設定のALCゲートパターンを設定します。 (ALC GATE:ONのかつ、GATE SELECT:MANUAL の場合のみ表示されます。) ALC メニューでカーソルを MANU GATE EDIT: [PUSH R]にあわせ、カメラ前面の”R”ボタンを押すと、ALC ゲートの編 集モードに切り替わります。 ALC ゲート編集モードでは現在の MANUAL GATE の測光エリアと編集用のカーソルが表示され,任意の測光エリア を 指定できます。 < ALC ゲートの編集モード での操作方法 > ⅰ) カメラ前面の“L”“R”“U”“D”の各ボタンでこのカーソルを移動させ、測光し たいエリア(又は除外したいエリア)を指定します。 MANUAL 編集用カーソル ⅱ) メニューボタンを押す度にカーソル位置の測光エリアが ON/OFF されます。 ⅲ) 上記手順( ⅰ,ⅱ)を繰り返し、任意のゲートパターンを設定します。 ⅳ) MANUAL GATE 設定メニューの終了 ALC GATE 編集モードで、 “L”と“R”ボタンを2秒間以上押し続けると APPLY:[PUSH D] と CANCEL:[PUSH L] が表示されます。 編集内容を適用し編集モードを終了するには、”D”ボタンを押してください。 編集内容をキャンセルし編集モードを終了するには”L”ボタンを押してください。 19 6. AUTO SETUP(オートセットアップ) 映像の初期調整に関するメニューです。 1) AUTO WHITE :ホワイトバランスを自動調整します。 カーソルを AUTO WHITE に合わせて、カメラ前面の“R”スイッチを 1 秒以 上押し続けると、ホワイトバランスの自動調整が実行され ます。本機能は、メ ニュー非表示の時、カメラ前面の”AWB”ボタン を 2 秒押して実行することも できます。本機能を実行する場合は 予め、MAIN MENU の WHITE BALANCE を MEMORY に設定してください。 AUTO SETUP [FILE1 ] AUTO WHITE AUTO BLACK AUTO SHADING SHADING :ON 2) AUTO BLACK : 暗部の色バランスのずれを自動調整します。 カーソルを AUTO BLACK に合わせて、カメラ前面の “R”スイッチ を 1 秒以 上押し続けると、AUTO BLACK 機能を実行します。 3) AUTO SHADING : カメラ内の色分解プリズムとレンズの組合せによる、画面上下の色むらを自動調整します。 本機能を実行するためには、被写体などの準備が必要です。被写体の準備:全面白い被写体(コピー紙など) 照明:被写体の明るさが均一になるように光を当てます。カメラ画面が全面被写体になるように撮影します。 光量を飽和(白つぶれ)しない程度にレンズ絞りやGAINを使用して調整します。カーソルをAUTOSHADINGに合 わせて、カメラ前面の “R”スイッチを1秒以上 押し続けると、AUTO SHADING機能を実行します。 4) SHADING COMPEN.: AUTO SHADINFG によるシェーディング補正をON/OFFします。 (OFFの状態で AUTO SHADING を実行すると調整結果はカメラに記憶されますが、補正は効きません。) 20 7. SPECIAL SET SPECIAL SETメニューでは、より細かなカメラの設定ができます。 1) FILE SET : FILE SET画面に切り換わります。 各シーンファイル間の設定値コピー等のファイル操作を行います。 2) LEVEL : LEVELメニュー画面に切り換わります。 R映像信号とB映像信号のブラックと信号レベルを設定します。 3) MASKING : MASKINGメニュー画面に切り換わります。 6色のマスキング値を設定します。 4) GAMMA : GAMMAメニュー画面に切り換わります。 ガンマ特性、ガンマバランスを設定します。 5) DTL : DTLメニュー画面に切り換わります。 DTLブースト周波数、COLOR DTL、DTLクリスプ等を設定します。 SPECIAL SET FILE SET LEVEL MASKING GAMMA/KNEE DTL AUTO WHITE SYSTEM ID/TITLE LENS OTHER FUNC :-> :-> :-> :-> :-> :-> :-> :-> :-> :-> 6) AUTO WHITE : AUTO WHITEメニュー画面に切り換わります。 AUTO WHITEの補正色温度範囲、補正スピード、画面内の補正エリアを設定します。 7) SYSTEM : SYSTEMメニュー画面に切り換わります。 画面のモード、カメラ背面MULTI出力信号の切替え、外部同期、外部コントロール等を設定します。 8) ID/TITLE : ID/TITLEメニュー画面に切り換わります。 画面にコメントを表示出来ます。IDは複数のカメラをパソコンで制御するときの判別に使用できます。 9) LENS : LENSメニュー画面に切り換わります。 組み合わせるレンズが最適に動作するように設定します。組み合せるレンズの種類によっては、本メニューでの設 定が必要となります。 10) OTHER FUNC : OTHER FUNCメニュー画面に切り換わります。 白つぶれした部分の色補正、黒の浮き上がり補正、ノイズリダクションの設定が出来ます。 21 8. FILE SET(ファイルセット) シーンファイルのデータを他のシーンファイルにコピー、または プリセットデータとして保存することができます。 1) FILE SELECT : コピー元のシーンファイルを選択します。 FILE SET FILE SELECT:FILE1 STORE FILE :FILE2 STORE 2) STORE FILE : コピー先のシーンファイルを選択します。 3) STORE : L、Rボタンを同時に2秒以上押すとファイルのコピーが 実行されます。 4) All INITIALIZE : L、Rボタンを同時に2秒以上押すとプリセットのデータが 全てのシーンファイルにコピーされます。 (工場出荷状態に初期化されます。) 22 ALL INITIALIZE 9. LEVEL(レベル) R(赤) G(緑) B(青) の内、赤と青映像信号の暗部と明部で色合いを調整します。 緑信号が固定なので、映像の色温度を調整する等に使用します。 1) ENABLE : 有効、無効を設定します。 このメニューの設定を有効(ON)にするか、無効(OFF)にするかを切り換えます。 2) R GAIN : 赤の明部を設定します。 -128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すと赤映像信号のゲインが 上がります。L(左)ボタンを押すと赤映像信号のゲインが下がります。L、Rボタン を同時に約2秒間押すと0に設定されます。 LEVEL [FILE1 ] ENABLE R GAIN B GAIN R BLACK B BLACK :OFF : 0 : 0 : 0 : 0 INITIALIZE 3) B GAIN : 青の明部を設定します。 -128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すと青映像信号のゲインが上がります。L(左)ボタンを押すと青 映像信号のゲインが下がります。L、Rボタンを同時に約2秒間押すと0に設定されます。 4) R BLACK : 赤の暗部を設定します。 -128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すと赤映像信号のブラックレベルが上がります。L(左)ボタンを 押すと赤映像信号のブラックレベルが下がります。L、Rボタンを同時に約2秒間押すと0に設定されます。 5) B BLACK : 青の暗部を設定します。 -128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すと青映像信号のブラックレベルが上がります。L(左)ボタンを 押すと青映像信号のブラックレベルが下がります。L、Rボタンを同時に約2秒間押すと0に設定されます。 6) INITIALIZE : LEVEL内の設定をPRESETメニューと同じ値(初期値)に設定します。 L、Rボタンを同時に2秒間以上押すと初期化されます。選択中のシーンファイル以外は初期化されません。 (注意)CAM MODE:AUTOの場合、ブラックレベル設定は無効になります。 23 10. MASKING(マスキング) 特定の色の濃淡、色あいの調整を設定するメニューです。 6色を独立で色相と色の濃さを調整できるマスキング(HUE)(SAT)と 画面の明るさを一定にしながら色相を調整できる(LINEAR)があります。 1) MASKING:有効、無効を設定します。 このメニューの設定を有効(ON)にするか、無効(OFF)にするかを切り換えます。 2) 3) 4) 5) 6) 7) R HUE : 赤色の色相を変えます。 Y HUE : 黄色の色相を変えます。 G HUE : 緑色の色相を変えます。 C HUE : シアン(水色)の色相を変えます。 B HUE : 青色の色相を変えます。 M HUE : マゼンタ(紫)色の色相を変えます。 以上各項目について-128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すと プラス方向に、L(左)ボタンを押すとマイナス方向に色相が変化します(右図参 照)。各項目ごとにL、Rボタンを同時に2秒間以上押すと0に設定されます。 8) R SAT : 赤色のレベルが増減します。 9) Y SAT : 黄色のレベルが増減します。 10) G SAT : 緑色のレベルが増減します。 11) C SAT : シアン(水色)のレベルが増減します。 12) B SAT : 青色のレベルが増減します。 13) M SAT : マゼンタ(紫)色のレベルが増減します。 以上各項目について-128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すと 数値が大きくなり、各色のレベルが増加し色が濃くなります。L(左)ボタンを押す と数値が小さくなり、各色のレベルが減少し色が薄くなります。各項目ごとにL、 Rボタンを同時に2秒以上押すと0に設定されます。 24 MASKING [FILE1 ] MASKING :OFF (HUE) (SAT) (LINEAR) R: 0 R: 0 RG: 0 Y: 0 Y: 0 GB: 0 G: 0 G: 0 BR: 0 C: 0 C: 0 GR: 0 B: 0 B: 0 BG: 0 M: 0 M: 0 RB: 0 MASTER SAT : 0 INITILIZE + R M - + - + Y B + + G - + C (参考) カメラの映像はR(赤)G(緑)B(青)の組合せで表現されています。 前ページの円の図はMASKING(HUE)(SAT)の動作を示した図です。円周上に色が配置されており、角度で色を 表現し、中心からの距離で色の濃さを表現する図です。(外周ほど、色が濃くなります) 光は、赤と緑を合成すると黄色になります。図では、赤と緑の中間に黄色があります。 赤と緑と青を合成すると白になり、この図では、最も色が薄い中心になります。 また、黄色と青を合成しても白になることが分かります。 リニアマスキングは下図の動作をします。 14) RG LINEAR : 赤、シアンの色軸方向に色の濃さ、色相を変えます。青、黄色は変化しません。 15) GB LINEAR : 緑、マゼンタの色軸方向に色の濃さ、色相を変えます。青、黄色は変化しません。 16) BR LINEAR : 青、黄色の色軸方向に色の濃さ、色相を変えます。緑、マゼンタは変化しません。 + + + + M - - - R B + - Y - M - M - - Y + R R Y - B B + - G - G C + RG LINEAR + G C C + + + GB LINEAR BR LINEAR 25 17) GR LINEAR : 緑、マゼンタの色軸方向に色の濃さ、色相を変えます。赤、シアンは変化しません。 18) BG LINEAR : 青、黄色の色軸方向に色の濃さ、色相を変えます。赤、シアンは変化しません。 19) RB LINEAR : 赤、シアンの色軸方向に色の濃さ、色相を変えます。緑、マゼンタは変化しません。 + + - R M R R M - + M + - + Y Y - + G - B + + B + - Y - - G C - C - - + G C + GR LINEAR B + GB LINEAR BR LINEAR 20) MASTER SAT : 全体の色の濃さを増減します。 21) INITIALIZE : MASKINGの設定値を初期化します。 L、Rボタンを同時に2秒以上押すとPRESETの設定が設定されます。選択中のシーンファイル以外は初期化されません。 26 11. GAMMA/KNEE(ガンマ/ニー) GAMMA補正、KNEE(明部の圧縮)補正を細かく設定するメニューです。 1) GAMMA : ガンマのON/OFFを設定します。 ガンマのON/OFFを切り換えます。CAM MODE:AUTO時には強制的にONと なります。 2) GAMMA TABLE : ガンマの立ち上がりの傾きを選択します。 LOW :暗い部分の階調を下げます。 STANDARD :標準設定 HIGH :暗い部分の階調を上げます。 GAMMA/KNEE [FILE1 ] GAMMA :ON GAMMA TABLE:STANDARD TOTAL GAMMA: 0 R GAMMA : 0 B GAMMA : 0 KNEE :AUTO KNEE POINT : 0 WHITE CLIP : 0 INITIALIZE 3) TOTAL GAMMA : R(赤)、G(緑)、B(青)全てのガンマポイントを調節できます。 -128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すとR、G、B映像信号のガンマポイントが上がります。L(左)ボタ ンを押すとR、G、B映像信号のガンマポイントが下がります。L、Rボタンを同時に2秒以上押すと0に設定されます。 4) R GAMMA : 赤映像信号のガンマポイントの設定 -128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すとR映像信号のガンマポイントが上がります。L(左)ボタンを押 すとR映像信号のガンマポイントが下がります。L、Rボタンを同時に2秒以上押すと0に設定されます。 5) B GAMMA : 青映像信号のガンマポイントの設定 -128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すとB映像信号のガンマポイントが上がります。L(左)ボタンを押 すとB映像信号のガンマポイントが下がります。L、Rボタンを同時に2秒以上押すと0に設定されます。 6) KNEE : ニーの動作モードを設定します。 OFF :ニーは動作しません。 ON :画像の明るい部分の階調を自然にします。 AUTO KNEE :画像の明るい部分の光量に追従して階調を自動的に調整します。 27 7) KNEE POINT : ニーポイントの設定をします。 -128~127 の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すとニーポイントが上がります。L(左)ボタンを押すとニーポイント が下がります。通常は約100%の映像レベル以上の明るい被写体に対して KNEE 圧縮を設定し、100%以下の階調 を保持します。(正確な映像レベルの確認はオシロスコープなどの測定器が必要です。) 8) WHITE CLIP : ホワイトクリップレベルを設定します。 -128~127 の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すとクリップレベルが上がります。L(左)ボタンを押すとクリップレ ベルが下がります。通常は、110%の映像レベルでクリップします。システム上の映像レベルインターフェースで映像 レベルが高い場合は調整してください。 5) INITIALIZE : GAMMAメニューの設定値を初期化します。 L、Rボタンを同時に2秒以上押すとPRESETの値が設定されます。選択中のシーンファイル以外は初期化されませ ん。 12. DTL(ディティール)輪郭補正の各種設定をします。 1) DTL : 輪郭補正量(補正の強さ)を設定します。 ‐128~127の範囲で設定できます。設定値の-側は輪郭補正量が 減り、輪郭がソフトになります。-128は、輪郭補正無しです。 +側は輪郭補正量が増え、輪郭がシャープになります。 L、Rボタンを同時に約1秒間押すと初期設定の0に設定されます。 2) DTL FREQ. : 被写体の輪郭成分の太さを設定します。 LOW : 太い輪郭成分を増幅します。 MID : 標準設定です。 HIGH : 細い輪郭成分を増幅します。 28 DTL [FILE1 ] DTL : 0 DTL FREQ. :MID HIGH CHROMA:OFF LEVEL DEP. :-110 CLISP :-110 SOFT DTL W.:-118 SOFT DTL B.:-118 H/V BALANCE: 90 COLOR DTL :-> INITIALIZE 3) HI CHROMA : ハイクロマディテールのON/OFFを設定します。 ONに設定すると彩度が高い(色が濃い)被写体の輪郭を強調します。 彩度が高い被写体はDTLの効果が出にくいため、彩度の高い部分のDTL量を増やすことが出来ます。 4) LEVEL DEP : レベルディペンデントのレベルを設定します。 設定した映像レベル以下のディテール量を小さくすることができます。主に暗い部分のノイズが強調され るのを防ぎます。 Rボタンを押すとディテールを小さくする映像信号レベルを上げます。Lボタンを押すとディテールを小さ くする映像信号レベルを下げます。 5) CRISP : クリスプレベルを設定します。 ディテール信号レベルが設定したレベルより小さい場合、そのディテール信号は除去されます。ノイズ等で発生した 細かいディテール信号が削除できるのでノイズを低減することができます。但し、レベルを小さくし過ぎると細かい部 分が多少ぼやけます。Rボタンを押すとレベルが上がり、Lボタンを押すとレベルが下がります。 6) SOFT DTL W. : 画面中の明部のDTL最大値を制限する設定をします。 明暗の輝度差が大きい部分にはDTLが強くなります。一定以上のDTL量のものを制限することで自然な 映像になります。明部側(白)のDTL量の制限を設定します。 7) SOFT DTL B. : 画面中の暗部のDTL最大値を制限する設定をします。 明暗の輝度差が大きい部分にはDTLが強くなります。一定以上のDTL量のものを制限することで自然な 映像になります。暗部側(黒)のDTL量の制限を設定します。 29 8) H/V BALANCE : 水平ディテール量と垂直ディテール量のバランスを設定します。 Rボタンを押すと水平ディテール量を小さくし、Lボタンを押すと垂直ディテール量を小さくします。L、Rボタンを同時 に2秒以上押すと0に設定されます。 9) COLOR DTL : COLOR DTLメニューに切り換わります。 10) INITIALIZE : DTLメニューの設定値を初期化します。 L、Rボタンを同時に2秒以上押すと、PRESETの設定値が設定されます。選択中のシーンファイル以外は初期化 されません。 13. COLOR DTL(カラーディティール) 特定の色部の輪郭強調量を設定できます。2色まで設定できます。 1) COLOR DTL : カラーディテールのモードを切り換えます。 カラーディテールは、設定した色相範囲のディテールレベルを調節する ことができます。 CH1(ON), CH2(ON): 何れの場合もカラーディテールを有効にします。 効果は両方の色相に現れます。 CH1、CH2各々異なる色相範囲を設定できますが、CH1、CH2どちらかを 選択してからカラーディテールの色相等を設定して下さい。 Off : カラーディテールを無効にします。 COLOR DTL [FILE1 ] COLOR DTL :OFF CH1 A.PHASE:PUSH PHASE : 0 WIDTH : 0 LEVEL :-128 CH2 A.PHASE:PUSH PHASE : 0 WIDTH : 0 LEVEL :-128 INITIALIZE > 1SEC Ye-R > 1SEC Ye-R 2) CH1 A. PHASE : CH1のカラーディテールの色相を自動的に検出します。 CH2 A. PHASE : CH2のカラーディテールの色相を自動的に検出します。 カラーディテールがONの場合、この行にカーソルを移動するとマーカーが画面に表示されます。このマーカーを、 ターゲットにしている色の被写体に重ねてR(右)ボタンを押すと、その色相が自動的に検出できます。 30 3) LEVEL : カラーディテールレベルを設定します。 -128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すとディテール量が増加し、画像がくっきりします。L(左)ボタン を押すとディテール量が減少し、画像がソフトになります。CH1、CH2独立に設定できます。 4) PHASE : カラーディテールの色相を設定します。 色相を6つの領域と-128~127の数値で表します。自動検出した場合はここに検出結果が表示されています。 5) WIDTH : PHASEで設定した色相の範囲を設定します。 -128~127の範囲で設定できます。R(右)ボタンを押すと領域が拡大し、L(左)ボタンを押すと領域が縮小します。領 域はPHASEで設定した色相を中心にして設定されます。 6) INITIALIZE : DTLメニューの設定値を初期化します。 L、Rボタンを同時に2秒以上押すと、PRESETの設定値が設定されます。選択中のシーンファイル以外は初期化され ません。 14. AUTO WHITE(オートホワイト) ホワイトバランス補正に関する詳細設定です。 1) SPEED : リアルタイムオートホワイトの収束スピードを設定します。 STANDARD : 通常の撮影時に設定します。 SLOW : 収束スピードを遅くします。監視等にご使用の 場合、色温度の異なる光源の点滅や移動する 車のヘッドライトにホワイトバランスが追従する ことを軽減します。 AUTO WHITE [FILE1 ] SPEED :STANDARD HIGH LIMIT :10000K LOW LIMIT :2500K WHITE GATE :OFF GATE AREA H: 4 GATE AREA V: 2 INITIALIZE 31 2) HIGH LIMIT : ホワイトバランスの高色温度(青)側の補正範囲を設定します。 青空などを白く補正してしまうような時は補正範囲を狭めます。 初期設定は、10000Kです。 設定範囲 :LOW LIMIT~15000K(ケルビン) 補正ステップ:100Kステップ 3) LOW LIMIT : ホワイトバランスの低色温度(赤)側の補正範囲を設定します。 夕焼けなどを白く補正してしまうような時は補正範囲を狭めます。 初期設定は、2500Kです。 設定範囲 :2000K~HIGH LIMIT 補正ステップ:100Kステップ 4) WHITE GATE : 画面の一部分を対象としてホワイトバランスを調整するためのゲートを設定します。画面内の白や 灰色にゲートを合わせると、リアルタイムホワイトバランス動作時に最良のバランス制御ができます。 ホワイトゲートがONの時、画面に薄く白い検出ゲートが表示されます。 ON : リアルタイムオートホワイトバランス動作時、またはメモリオートホワイトバランス動作時に、画面に表示される 検出ゲートの映像信号を検出してホワイトバランスをとります。 OFF : 画面全体の映像信号を検出してホワイトバランスを制御します。検出ゲートは画面に表示されません。 5) GATE AREA H : 検出ゲートの左右幅を設定します。 WHITE GATE:ONにして検出ゲートを表示させて設定してください。 設定幅:0~8 6) GATE AREA V : 検出ゲートの上下幅を設定します。 WHITE GATE:ONにして検出ゲートを表示させて設定してください。 設定幅:0~4 7) INITIALIZE : AUTO WHITEメニューの設定値を初期化します。 L、Rボタンを同時に2秒以上押すと、PRESETの設定値が設定されます。選択中のシーンファイル以外は初期化され ません。 32 15. SYSTEM(システム) 映像の出力モードや外部同期、カメラ制御通信などの設定です。 1) TV SYSTEM : TV SYSTEM SELECTメニューに切り換わります。 2) RGB/YPbPr : MULTIコネクタからの映像出力を切り換えます。 R, G, B : R、G、B信号を出力します。 Y, R-Y, B-Y : Y、R-Y、B-Yを出力します。 3) OUTPUT SYNC : 背面のMULTIコネクタ 13ピン から出力する同期信号を 選択します。(カメラ内部SW401(55ページ参照)がOUTPUT時) SYNC :SYNC信号を外部同期信号として出力します。 HD :HD信号を外部同期信号として出力します。 (VD信号は、14ピンから出力します) 4) H.PHASE : 水平同期位相を調整します。 -111~37の範囲で設定できます。 5) GL MODE : 外部同期信号を切り換えます。(カメラ内部SW401(55ページ参照)がINPUT時) SYNC :SYNC信号を外部同期信号として入力します。 HD/VD :HD、VD信号を外部同期信号として入力します。 (注意)設定しているTV SYSTEMに対応した外部同期信号を入力しないと、外部同期しません。 6) GL IN : GL信号の入力インピーダンスを切り換えます。 HIGH-Z :ハイインピーダンスになります。 75ohm :75Ωになります。 (注意)カメラの電源を切った場合にはハイインピーダンスになりますので、カメラ単独で電源を切るような システムでは使用しないでください。 33 7) REMOTE CON. : 通信モードを切り換えます。 8) MESSAGE RTN : メッセージ表示のON/OFFを切り換えます。 ON :ダイレクトモードでAWB、ASCを実行した時、結果を画面に表示します。 OFF :ダイレクトモードでAWB、ASCを実行した時、結果を画面に表示しません。 16. TV SYSTEM SELECT(テレビジョンシステム) 映像の出力モードと出力フレーム数の設定です。 1) HD : 1080i,59.94Hz 1080ライン、インタレースモード、59.94フレームで出力します。 2) HD : 1080i,50Hz 1080ライン、インタレースモード、50フレームで出力します。 3) HD : 720p,59.94Hz 720ライン、プログレッシブモード、59.94フレームで出力します。 4) HD : 720p,50Hz 720ライン、プログレッシブモード、50フレームで出力します。 5) SD : 576i,50Hz (4:3) 576ライン、インタレースモード、50フレーム、アスペクト比4:3で出力します。 6) SD : 576i,50Hz (16:9) 576ライン、インタレースモード、50フレーム、アスペクト比16:9で出力します。 34 7) SD : 480i,59.94Hz (4:3) 480ライン、インタレースモード、59.94フレーム、アスペクト比4:3で出力します。 8) SD : 480i,59.94Hz (16:9) 480ライン、インタレースモード、59.94フレーム、アスペクト比16:9で出力します。 (注意)カラーモニタが対応していない出力モードに切り替えてしまった場合の対応:64ページを参照ください。 < TV SYSTEM 切り換え手順 > ⅰ) 外部同期の接続をはずします。 (外部同期をカメラに接続している場合) ⅱ) メニューの SPECIAL SET ⇒ SYSTEM ⇒ TV SYSTEM SELECT で、変更したい TV SYSTEM に 切り替えます。 ⅲ) カメラの電源を OFF した後、再度電源投入します。 ⅳ) 数秒、画像が安定するのを待ち、外部同期を接続します。 (外部同期をカメラに接続している場合) ⅴ) 水平位相 (H PHASE) を調整します。 (注意) カメラに設定した TV SYSTEM 以外の外部同期信号では、カメラは同期しません。 35 17. REMOTE CONTROL 通信モードを切り換えます。 1) REMOTE TYPE: 通信モードを切り換えます。 PC :カメラのREMOTEコネクタから直接パソコンの シリアルポートに接続できます。同時に、カメラ 側面のスイッチを"RS-232C/RS-422"側に切り 替えてください。(55ページ参照) RC-Z3 :RC-Z3でリモートコントロールする場合に選択 します。同時に、カメラ側面スイッチを"RC-Z3" 側に切り替えてください。(55ページ参照) REMOTE CONTROL REMOTE TYPE:PC BAUD RATE : 9600bps RS-232C/422:RS-232C TERMINATION:ON 2) BAUD RATE : リモートコントロールボーレート設定 9600bps、19200bpsから選択します。 (RC-Z3の場合は9600 bps専用です。) (注意) リモート状態では設定を変更できないようになっていますので、変更する際はリモート端子からケーブルを 外してください。 3) RS-232C/422: カメラのREMOTEコネクタから直接パソコンのシリアルポートに接続する際、通信モードを 標準的なRS-232Cか、長距離対応のRS-422に切り替える設定をします。 4) TERMINATION : RS422 の終端ON/OFFを切替えます。 RS-422でカメラ制御通信する場合の終端ON/OFFの設定が必要です。初期設定はONです。 複数のカメラとPCを接続する場合、PCから最も遠いカメラ1台を除いて終端OFFに設定してください。 36 18. ID/TITLE ID,TILTEの表示位置を設定するメニューです。 1) ID : IDの表示位置設定をします。 ID を設定しておくとパソコンからの ID と一致したカメラだけを リモートコントロールすることができます。1 台のパソコンから 複数のカメラを別々にリモートコントロールすることができます。 ID の画面表示の ON/OFF と表示位置を設定します。 ID/TITLE ID TITLE DATA SET :OFF :OFF :-> OFF :表示しません。 TOP :右上に表示します。 BOTTOM :右下に表示します。 2) TITLE : TITLEの表示位置設定 OFF :表示しません。 TOP :左上に表示します。 BOTTOM :左下に表示します。 TO P TITLE TOP ID BO TTO M TITLE BOTTO M ID 3) DATA SET : DATA SETメニューに切り換わります。 ID :英数字3文字で設定してください。 TITLE :12文字設定できます。 (注意)データ上の□は空白を表しています。 ID/TITLE 表示位置 37 < ID/TITLE 設定方法 > i) カーソルがDATA SETにある状態で、Dボタンを押すとカーソル がIDデータの設定行に移動し、1文字目が点滅します。 DATA SET ii) L、R、U、Dボタンで入力する文字を選択します。 iii) MENUボタンを押すと選択した文字が入力されます。この時 ID : カーソルは次の文字に移動します。 TITLE : iv) ii)、iii)の操作を繰り返してID、TITLEを設定してください。 1234567890_? v) 文字の入力が終了したらL、R、U、DボタンでカーソルをRET ABCDEFGHIJKL に移動し、MENUボタンを押すとカーソルがDATA SETに移動 MNOPQRSTUVWX します。 YZ<>+-*/.,:; vi) MENUボタンを押すとSPECIAL SETモードを終了します。 <- : 文字設定部の文字点滅が1文字左に移動します。 <- -> DEL INS RET -> : 文字設定部の文字点滅が1文字左に移動します。 DEL : 点滅している文字を消去し、以降の文字を詰めます。 INS : 点滅している文字の位置にスペースを挿入して以降の文字を右に移動します。 RET : カーソルをDATA SETに移動します。 38 19. LENS レンズの設定を行うメニューです。 1) LENS TYPE : オートアイリスレンズの種類を選択します。 DC : DC電圧に比例して絞りが開くタイプのレンズを使用する場合 に設定します。また、オートアイリスを使用しない場合にもこの モードに設定してください。 VIDEO : ビデオ信号で絞りを制御するタイプのレンズを使用する場合 に設定します。 LENS LENS TYPE :VIDEO *IRIS MODE :--*IRIS SPEED :--*OPEN LIMIT :-.--V *CLOSE LIMIT:-.--V IRIS GAIN : 0 2) IRIS MODE : レンズアイリスモード(LENS TYPE:DC) INITIALIZE AUTO : オートアイリスを使用する場合に設定します。 L (注意)カメラを初めて使用する時、またはレンズを交換した時には、 OPEN LIMITとCLOSE LIMITの設定を必ず行ってください。 MANUAL: 手動アイリスや顕微鏡など、オートアイリスを使用しない場合 にMANUALにします。 (注意)AGCとAESを連動させる場合には必ずIRIS MODEの設定を行ってください。 H 3) IRIS SPEED : オートアイリススピードの設定(LENS TYPE:DC) 1~15の範囲でオートアイリスの動作速度をハンチングしないように設定します。Rボタンを押すと設定値が大きくなり、 スピードが速くなります。Lボタンを押すと設定値が小さくなり、スピードが遅くなります。L、Rボタンを同時に約2秒間 押すと8に設定されます。 4) OPEN LIMIT : オープンリミットの設定をします。(LENS TYPE:DC) レンズが開放になったことをカメラが認識するための設定です。 絞りを見ながら丁度開放となるところに調節します。0~127の範囲で設定できます。Rボタンを押すとアイリスが開く方 向に動作し、Lボタンを押すと閉じる方向に動作します。L、Rボタンを同時に2秒以上押すと127に設定されます。 絞りが開放近くになると画質が劣化するレンズではOPEN LIMITを調節して開放にならないようにすることもできま す。 39 (注意)1.この設定をする場合には必ずGAIN:0dB、SHUTTER:OFFの状態で行ってください。設定が終了しました ら、GAIN及びSHUTTERの設定を元に戻してください。 2.OPEN LIMITを正しく設定しないとAGCとの連動が正常に動作しません。 5) CLOSE LIMIT : クローズリミットの設定をします。(LENS TYPE:DC) レンズがクローズになったことをカメラが認識するための設定です。 絞りを見ながら丁度最大絞り値(最小径)になるところに調節します。-128~-1の範囲で設定できます。Rボタンを押 すとアイリスが開く方向に動作し、Lボタンを押すと閉じる方向に動作します。L、Rボタンを同時に2秒以上押すと-85 に設定されます。 (注意)1.この設定をする場合には必ずGAIN:0dB、SHUTTER:OFFの状態で行ってください。設定が終了しました ら、GAIN及びSHUTTERの設定を元に戻してください。 2.OPEN LIMITを正しく設定しないとAGCとの連動が正常に動作しません。 6) IRIS GAIN : オートアイリス制御信号のゲイン設定(LENS TYPE:VIDEO) -128~127の範囲で設定できます。レンズがハンチングを起こしている場合は設定値を小さくしてください。 次に、画面下部に表示されているレベルインジケータの■印が+印と重なるように、レンズのLEVEL調整器を調節し てください。詳しい内容は「VIDEO信号タイプレンズの調整」(7ページ)に記載されていますので、参照してください。 (注意)1.VIDEOタイプのレンズを交換、または初めてご使用になる場合は必ず設定してください。 2.IRIS GAINを調節する場合はAGC:OFF、OVER RIDE:0に設定してください。 3.レンズのLEVEL調整器を最大にしてもレンズがオートアイリス動作しない場合は、IRIS GAINの設定値を小さ くしてください。 3.レンズのLEVEL調整器を最小にしてもレンズがオートアイリス動作しない場合は、IRIS GAINの設定値を大き くしてください。 7) INITIALIZE : LENSメニューの設定値を初期化します。 L、Rボタンを同時に2秒以上押すと、PRESETの設定値が設定されます。選択中のシーンファイル以外は初 期化されません。 40 20. OTHER FUNC 1) DYNA CHROMA :ダイナミッククロマのON/OFFを設定します。 ONにするとOFF時に白とびしている部分の色着きを良くします。 2) FLARE : フレア補正を ON/OFF します。 ON にするとフレア補正が動作します。明るい被写体を撮像した場合、 光量増加に伴って光学系や撮像素子表面の乱反射等により背景の黒が 浮き上がる現象が発生します。フレア補正は黒の浮き上がりを抑えます。 3) FLARE LEVEL : フレア補正量を設定します。 -128~127 の範囲で設定できます。R ボタンを押すと補正量を大きく します。L ボタンを押すと補正量を小さくします。 OTHER FUNC DYNA CHROMA:OFF FLARE :ON FLARE LEVEL: 0 DNR :ON MIRROR :OFF NEGA :OFF INITIALIZE 4) DNR : デジタルノイズリダクションのモードを設定します。 OFF、MODE1、MODE2、MODE3から選択できます。 MODE2はMODE1よりノイズは低減されますが、この時画面 の解像感がわずかに低下します。 MODE3は高温で動作させたとき、一定のパターンを持つ模様(縦スジ、白点ス ポット、梨地状のザラザラ)の低減に有効です。 5) MIRROR :左右反転のON/OFFを設定します。 画面を左右反転します。フィルム撮影などに使用します。 6) NEGA :ネガポジ反転のON/OFFを設定します。 ネガフィルムの撮影などに使用します。 7) INITIALIZE : OTHER FUNCメニューの設定値を初期化します。 L、Rボタンを同時に2秒以上押すと、PRESETの設定値が設定されます。選択中のシーンファイル以外は初期化され ません。 41 より良い画像を得るための操作方法 ホワイトバランスの調整 照明条件(色温度)が変わったときに調整してください。 また、レンズを交換した時あるいは初めてご使用になる場合はホワイトバランスがずれていますので 調整してください。 1. MENUモードでWHITE BAL:MEMORYに設定します。 2. メニュー画面を消してダイレクトモードにします。 3. レンズ絞りを自動絞りあるいは手動で適切な絞り値にします。 4. 被写体の中に白いものを置いてズームアップします。 5. AWBボタンを約2秒間押すとホワイトバランスの自動調整をします。MESSAGE RTN:ONの時には”AUTO WHITE:”の 表示が現れ、正常に調整が終了すると”AUTO WHITE:OK”と表示します。 6. ホワイトバランスが調整できないとき、次ページのエラーメッセージが表示されます。調整し直してください。 42 エラーメッセージ AUTO WHITE:NG CHANGE TO CAM TRY AGAIN AUTO WHITE:NG CHANGE WHITE BAL TO MEM TRY AGAIN AUTO WHITE:NG LOW LIGHT TRY AGAIN AUTO WHITE:NG HIGH LIGHT TRY AGAIN AUTO WHITE:NG C.TEMP HIGH TRY AGAIN AUTO WHITE:NG C.TEMP LOW TRY AGAIN CAM MODE:AUTO CHANGE TO MANUAL 処置方法 ・ カラーバーをOFFしてください。 ・ WHITE BAL:MEMORYモードにしてください ・ 光量不足で調整できません。 ・ 照明を上げる、レンズ絞りを開ける方向に回す,GAINを上げるなどで適正 な映像レベルにしてください。 ・ 再びAWBスイッチを押してください。 ・ 光量オーバーで調整できません。 ・ 照明を下げる、レンズ絞りを閉じる方向に回す,GAINを下げるなどで適正な 映像レベルにしてください。 ・ 再びAWBスイッチを押してください。 ・ 色温度が高すぎて最適値まで調整できませんでした。(実用上問題なけれ ばこのまま使用してください) ・ フィルタをレンズまたは照明に追加して色温度を下げてください。 ・ 色温度が低すぎて最適値まで調整できませんでした。(実用上問題なけれ ばこのまま使用してください) ・ フィルタをレンズまたは照明に追加して色温度を上げてください。 ・ CAM MODE:MANUALにしてください。 ・ 再びAWBスイッチを押してください。 43 リアルタイムオートホワイト カメラ自身で画面の白い部分を検出し、マイクロコンピューターがリアルタイムにホワイトバランスを自動的に調整します。 朝から昼、夜のように色温度が時間とともに変化する場合に使用します。 1. MENUモードでWHITE BAL:AUTOに設定します。 カメラが固定されており、カメラの向きや撮影する範囲も変わらない場合には、ホワイトゲート機能を併用すると、より精度 の高いホワイトバランスが得られます。 1. MENUモードでWHITE GATE:ONにします。 2. MENUモードのWHITE GATEメニューで、表示しているウインドウを被写体の白部あるいは灰色等のモノクロ部に合 わせます。 WHITE GATE機能については32ページを参照してください。 WHITE GATEのウインドウは、被写体の白または灰色の部分に合わせます。色の着いた部分に合わせないでください。 44 オートシェーディング補正 レンズの特性により、画面の上下方向に色むらが発生することがあります。本カメラはこの色むらを自動的に 補正する機能を持っています。 1. レンズ絞りを自動絞りあるいは手動で適切な絞り値にします。 (適切な絞り:白とびや、暗すぎる状態ではない状態) 2. 画面いっぱいに白を映します。このとき被写体の上下に明るさのむらがないように注意します。 3. ダイレクトモードでAWBを押し、ホワイトバランスの自動調整を行ないます。 4. ダイレクトモードでASCを実行すると、画面の色むらが補正されます。 (注意)1.カメラを初めて使う時やレンズを交換した時には、オートシェーディング補正を必ず行ってください。 2.蛍光燈や水銀灯などの光源下でフリッカが生じている状態でホワイトバランスやオートシェーディングの自動調整 を動作させると、ホワイトバランスやオートシェーディングの収斂精度が悪くなることがあります。電子シャッタモ ード(SUB MENU1 の SHUTTER や VARIABLE の設定)を切換えてフリッカを低減してからホワイトバランスやオ ートシェーディングの自動調整を動作させてください。 45 ALCについて AGC、AESおよびオートアイリスの組み合わせにより4種類のALC (Auto Leve Control)が可能です。このため非常に広い 光量変化に対応して映像信号を安定して出力できます。 0dB OPEN LIMIT CLOSE LIMIT +6dB to +12dB to 1/2,247sec (FIELD FREQ:59.94Hz) to 1/1,875sec (FIELD FREQ:50Hz) AGC+AUTO IRIS+AES AGC 範囲 AUTO IRIS 範囲 AES 範囲(*) (*)VIDEOレンズの場合、AUTO IRISを組合 せると、レンズによってはハンチングなどの 症状が発生する場合があります。その場合 AGC+AUTO IRIS AGC 範囲 AUTO IRIS 範囲 はAESを使用できません。 AUTO IRIS+AES AUTO IRIS 範囲 AGC+AES AGC 範囲 46 AES 範囲 AES 範囲(*) RC-Z3 を使用する カメラコントロールパネルRC-Z3を接続すると、全ての機能をリモートコントロールできます。 接続する前に以下を確認してください。 (1) カメラ側面のスイッチを RC-Z3 側に設定してください。 (2) SPECIAL SET メニュー内の SYSTEM メニューを開いて REMOTE TYPE を RC-Z3 に設定してください。 操作 (1) ダイレクトコントロール 以下に示す機能はコントロールパネル上に機能が割当てられています。 ・BAR/CAM ・SHUTTE(ON/OFF) ・R BLK ・WHITE BAL ・CONTRST(ON/OFF) ・B BLK ・GAIN ・ENABLE(ON/OFF) ・IRIS ・DTL ・R GAIN ・M.BLK ・IRIS MODE ・B GAIN ・A.WHT ・A.BLK ・SCENTE FILE (2) メニューコントロール 全ての機能はメニューでコントロールできます。パネル上の FUNCTION ボタンを押すとメニューモードになり、画面上にメ ニューを表示します。再び FUNCTION ボタンを押すとメニューを消去してダイレクトモードになります。メニューは U、D、L、 R ボタンで操作してください。 (注意)U ボタンを押しながら FUNCTION ボタンを2秒以上押すと SPECIAL SET メニューを表示します。 (3) データ保存 RC-Z3 で設定した内容は自動的に保存されません。保存する場合は STORE ボタンを押してから保存したいシーンファイ ルのボタンを押してください。 47 (注意)保存を実行しない場合、シーンファイルを切り換えたり電源を落としたりすると設定内容が失われます。 1. RC-Z3 ボタン・スイッチ配置 15 TALLY/CALLボタン 16 SHUTTERボタン 17 CONTRASTボタン CAMERA CONTROL PANEL RC-Z3 1 CONTROLスイッチ 2 EXTENDER LED CONT ROL LOCK OFF T ALLY/ CALL EX TENDE R FUNC TION NORM AUTO LOW MEM VAR PRESET WHITE BAL DTL 11 B GAIN コントロール 20 A.BLKボタン 6 MANU 0 REMOT E -3 (dB ) GAI N AUTO 21 状態表示LED IR IS 22 IRISスイッチ P RESET 23 GAINスイッチ STOR E 8 RIGHTボタン 10 R GAIN コントロール 19 A.WHTボタン 9 6 LEFTボタン 9 SCENE FILE ボタン 18 ULTRA GAINボタン A.WHT 18 HIGH CAM 5 UPボタン 7 DOWNボタン ULTR A GAIN A.BLK BAR FUNCTION セレクトボタン CONT RAST ON 3 BAR/CAMスイッチ 4 SHU TTER 1 SCENE FILE 2 3 IRIS 4 24 WHITE BALANCE モードセレクトスイッチ 25 DTLスイッチ 26 IRISコントロール GAIN ENA BLE M.BLK 12 R BLACK コントロール 13 B BLACK コントロール 14 ENABLEボタン 48 27 M.BLACKコントロール BLACK 1 CONTROL スイッチ ・ON (赤 LED) ・LOCK (赤 LED) ・OFF (緑 LED) :通常カメラコントロール状態. :IRIS 26 と M. BLK 27 を除く全ての機能がその時の状態を保持し、変更不可となります。 誤操作を防止します。 :RC-Z3 で操作できないようになります。カメラ本体のスイッチでは操作できます。 2 EXTENDER LED HV-HD33を接続した時は点灯しません。 3 BAR/CAM スイッチ カメラの出力を選択します。 ・BAR :カラーバーを出力します。 ・CAM :撮影中の映像信号を出力します。 4 FUNCTION ボタン オンスクリーンメニューを表示するボタンです。 LEFT、 7 DOWN 、 8 RIGHT ボタン メニューを操作するボタンです。 5 UP、 6 9 SCENE FILE ボタン シーンファイルの切り替え、データを保存するシーンファイルを選択するボタンです。4つのシーンファイルボタンがあり ます。 シーンファイル 撮影条件が異なる幾つかのシーンを撮影する場合、その都度撮影シーンに適した設定をする必要があります。 シーンファイルはわずらわしさを軽減するため、あらかじめ撮影するシーンに適した設定をファイルとして記憶し ておき、即座に諸設定を呼び出す機能です。本機には4つのファイルがありますので4種類の撮影条件を記憶 しておくことができます。 49 (1) FILE 選択 : 以下のボタンを押すとカメラと RC-Z3 の設定を変更します。 ・PRESET:標準状態に設定します。 ・SCENE FILE 1:シーンファイル1の状態に設定します。 ・SCENE FILE 2:シーンファイル2の状態に設定します。 ・SCENE FILE 3:シーンファイル3の状態に設定します。 ・SCENE FILE 4:シーンファイル4の状態に設定します (注意) シーンファイルボタンを押すとそのボタンは点灯し、設定に変更があると点滅します。一度設定を変更する と、元の状態に戻しても点滅し続けます。 (2) データの保存 シーンファイル項目は保存(STORE)を実行しないと消去されます。共通項目のデータは変更した時点で設定が保存 されます。 ・保存方法 STORE ボタンを押すと保存待ち状態になり、STORE ボタンが点灯します。この状態で設定を保存したいシーンフ ァイルボタンを押すと設定が保存されます。 ・保存キャンセル STORE ボタンが点滅している時に再び STORE ボタンを押すと保存待ち状態をキャンセルすることができます。 ・シーンファイルのコピー ファイルを選択してから設定を変更する前に他のシーンファイルへ保存するとシーンファイルの内容をコピーする ことができます。 50 (保存実行時の注意) 1. RC-Z3 でコントロールした後、STORE ボタンを押さずに FILE ボタンを押してしまうとそれまでに変更した設定 は消えてしまいます。 2. RC-Z3 でコントロールした後、保存を実行する前に電源を切るとそれまでに変更した設定は消えてしまいま す。 調整・操作後のデータを記憶したい場合は、必ず STORE 操作をしてください。但し、調整・操作前のデータは STORE 操作をすることにより消滅します。 10 R GAIN 調整器、 11 B GAIN 調整器 0 R/B映像信号のゲインを調整することができます。ENABLE ボタン 14 を押すことにより調整可能状態 (ENABLE ボタン点灯)になります。 WHITE BALANCE モードセレクトスイッチ 24 が PRESET の時にはゲインを大きく変えられます。 WHITE BALANCE モードセレクトスイッチ 24 が MEMORY の時にはゲインの微調整となります。 (注意)CAN MODE:AUTO または WHITE BALANCE:AUTO 時には R/B GAIN の調整値は無効になります。 12 R BLACK 調整器、 13 B BLACK 調整器 R/B映像信号のブラックレベルを微調整することができます。ENABLE ボタン 14 を押すことにより調整可 能状態(ENABLE ボタン点灯)になります。 (注意)CAN MODE:AUTO 時には R/B BLACK の調整値は無効になります。 14 ENABLE ボタン ・ON:ENABLE ボタン点灯時は調整可能状態となり、各調整器の設定が有効になります。 ・OFF: ENABLE ボタン消灯時は各調整器の設定が無効となります。 (注意)CAN MODE:AUTO 時には ENABLE ボタンの操作は無効になります。 51 15 TALLY/CALL ボタン HV-HD33カメラでは無効な機能です。但し、TALLY/CALL ボタンを押している時にボタンが点灯します。 16 SHUTTER ボタン ボタンを押すと SHUTTER を ON/OFF できます。ON の時に SHUTTER ボタンが点灯します。 (注意)CAN MODE:AUTO 時には SHUTTER ボタンの操作は無効になります。 17 CONTRAST ボタン HV-HD33はコントラストの機能がありませんのでこのボタンを押しても変化はありません。 18 ULTRA GAIN ボタン HV-HD33はウルトラゲインの機能がありませんのでこのボタンを押しても変化はありません。 19 A WHT ボタン ダイレクトモード:WHITE BALANCE モードが MEM の時に A.WHT ボタンを押すとボタンが点灯し、ホワイト バランスの自動調整を実行します。なお、このデータはアプリケーションファイルにメ MENU モード モリーされます。 :A.WHT ボタン操作は禁止されます。 20 A.BLK ボタン HV-HD33はオートブラックの機能がありませんのでこのボタンを押しても変化はありません。 (HV-HD33はMOS撮像素子からダイレクトにデジタル信号が出力されるのでアナログプロセスで発生するブラック バランスずれが、ほとんど発生しません。) 21 状態表示 LED 状態表示 LED の下にあるスイッチにより選択されたモードの LED が点灯します。 52 22 IRIS スイッチ レンズの IRIA モードを設定します。 スイッチを上に押すと IRIS モードが AUTO→REMOTE→MANUAL の順に切り換ります。 ・AUTO:オートアイリス動作します。 ・REMOTE:IRIS 調整器 26 で調整した絞りになります。 ・ MANUAL:レンズのA/MスイッチをMにした時にレンズの IRIS 調整リングで調整が可能となります。 (注意)ビデオタイプレンズをお使いの場合は、REMOTE 及び MNUAL は設定できません。 23 GAIN スイッチ カメラの感度設定をします。 スイッチを上に押すとカメラの感度が 036912dB の順に切り換ります。 設定した感度は GAIN の状態表示 LED の組合せにより表示されます。 (注意) CAM MODE:AUTO または AGC:ON 時には、GAIN の状態表示は-3dB の LED が点灯します。 24 WHITE BALANCE モード選択スイッチ ホワイトバランスモードを切換えます。スイッチを上に押すと PRESET→MEM→AUTO の順に切り換ります。 ・PRESET:3200K または 5600K の色温度でホワイトバランスが最良の状態になります。 色温度 3200K/5600K の切換えは MENU モードで MAIN MENU 画面の WHITE BALANCE で行います。 ・MEM :ホワイトバランスはダイレクトモードで A.WHT ボタン 19 操作により自動調整された状態になります。 ・AUTO :ホワイトバランスはリアルタイムオートホワイト(自動追尾)状態になります。 (注意)CAM MODE:AUTO 時は、カメラのホワイトバランスは AUTO 動作をします。 RC-Z3 の WHITE BALANCE モードセレクトスイッチの操作は無効となります。 53 25 DTL スイッチ カメラの DTL 量を設定します。 スイッチを上に押すと VAR→LOW→NORMAL→HIGH の順に切り換ります。 状態表示 LED が VAR 時の DTL 量は、MENU モードで MAIN MENU 画面の DTL:において設定した OFF または VAR. になります。 26 IRIS コントロール レンズの絞りを調整します。IRIS モードにより IRIS 調整器 26 の動作は下記のようになります。 ・AUTO :OVER RIDE(微調整:約±2 絞り)が調整できます。 ・REMOTE:開放~クローズまで調整できます。 ・MANUAL:RC-Z3 側から IRIS の調整はできません。(レンズの IRIS 調整リングで調整可能となります。) 27 M. BLK コントロール マスターブラックレベルを調整できます。 2. メニュー画面構成 カメラの操作はメニュー画面からも行えます。メニューにはパネルに割当てられている項目も表示され、両方で操作すること ができます。 54 スイッチによる機能選択 1. 側面スイッチ 弊社製リモートコントロールパネル RC-Z3 を接続する場 合は RC-Z3 側に設定して下さい。同時にメニューの REMOTE TYPE を“RC-Z3”にする必要があります。(36 ページ参照) PC を接続してコントロールする場合は RS-232C/RS422 側に設定して下さい。同時にメニューの REMOTE TYPE を“PC”にする必要があります。(36 ページ参照) 工場出荷設定は RC-Z3 側です。 2. SW401(ネジを外しカバーを開けて操作します) マルチコネクタから HD(または SYNC)、VD を出 力する場合は、OUT 側に設定します。 マルチコネクタに HD、VD(または SYNC)を入力 する場合は、IN 側に設定します。 側面スイッチ OUT SW401 IN 55 コネクタ MULTI コネクタ(DMSH-15S) ピン番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 信号名 R/R-Y 出力 G/Y 出力 B/B-Y 出力 N.C. (予約) (※2) GND (※1) R GND G GND B GND +12V 入力 (※1) TXD(※1) RXD(※1) RXD / RXD+ (※1) 入力(HD/N.C.) / 出力(HD/SYNC) (※1) (※2) 入力(VD/SYNC) / 出力(VD/N.C.) (※1) (※2) TXD / TXD+ (※1) プラグ : ハウジング KEC-15P ピンコンタクト JK-SP2140 カバー JK-C151C * プラグ固定ネジはNo.4-40UNCを使用してください * 5 6 10 15 ※1 TXD/RXD、HD/VD/SYNC、UNREG +12V を用いる時は 5pin の GND を用いてください。 ※2 N.C.: Not Connect の状態になったピンには電気的接続をしないでください。 56 1 11 * REMOTEコネクタ (HR10A-7R-4S) ピン番号 1 2 3 4 信号名 +12V 出力 RXD TXD GND プラグ: HR10A-7P-4P LENS コネクタ (D4-151N-100) ピン番号 1 2 3 4 信号名 +12V出力 N.C. Control GND (※) プラグ: E4-191J-100 4 1 1 3 3 2 2 4 ※ N.C.: Not Connect の状態になったピンには電気的接続をしないでください。 57 DC IN connector (R03-R3M2) ピン番号 A B C 信号名 GND +12V 入力 N.C. (※) プラグ:R03-P3F C A B ※ N.C.: Not Connect の状態になったピンには電気的接続をしないでください。 58 仕様 1) 方式 HDTV方式(16:9) SDTV方式(16:9) 1080/59.94i、 1080/50i 480/59.94i 720/59.94p、 720/50p 576/50i 2) 撮像素子 1/3型MOS 総画素数 1376(H) × 1070(V) 有効画素数 1280(H) × 720(V) 有効撮像面積 4.80mm(H) × 3.84mm(V) 3) 撮像方式 R、G、B 3板式 4) 光学系 1/3型 F2.2プリズム 5) レンズマウント Cマウント フランジバック17.526mm in air 6) 水平解像度 720TV本 (HD-SDI出力デコード、画面中心、DTL:OFF、Ych) 7) 標準感度 F8.0 (2000lx、3200K、反射率89.9%) 8) S/N比 53dB(HD-SDI出力デコード、Ych、30MHz) 9) 最低被写体照度 10lx(F2.2、ゲイン15dB、映像レベル50%) SDTV方式(4:3) 480/59.94i 576/50i 59 10) 画面ひずみ 測定限界値以下(但しレンズ特性を除く) 11) レジストレーション 全画面0.05%(但しレンズ特性を除く) 12) ゲイン 0dB~+15dB 1dBステップ 13) シャッター プリセット 1/100、1/250、1/500、1/1000、1/2000、1/4000、1/10000 バリアブル 1/60~1/11239(59.94i/pモード、4H(約 23ms)ステップ) 1/50~1/9375(50i/pモード、4H(約 28ms)ステップ) 14) ガンマ補正 0.45(ON)/1.0(OFF) 15) DTLコントロール機能 DTLレベル、DTL周波数、レベルディペンデント、クリスプ、バランス フレッシュトーン、ハイクロマDTL、カラーDTL 16) シーンファイル 4シーンファイル 17) カラーバー出力(ARIBバー) 18) 電源電圧 12VDC定格(10.5V~15V) 19) 消費電力 8W 20) 寸法 65(W)×65(H)×125(D)mm(レンズ除く) 21) 質量 550g(レンズ除く) 22) 動作温度 -10~40℃ 23) 保存温度 -20~60℃ 60 入出力信号 1. 入力信号条件 1) HDTV水平同期信号、HDTV垂直同期信号、3値SYNC(MULTI コネクタ) ・ SYNC 0.3 Vp-p±0.1 Vp-p ・ HD/VD 2 ~ 5 Vp-p (MULTI コネクタ) (注意) ゲンロック入力及びSYNC出力はカメラ内部のスイッチ( 55ページ参照 )で切り換えてください。 外部同期は、映像出力と同じTV SYSTEMモードでのみ同期可能です。 2) シリアルデータ入力 (REMOTE コネクタ、MULTI コネクタ) 1.5 Vp-p ±3 dB/High (RC-Z3,JU-Z2接続時、REMOTE コネクタのみ) RS-232C レベル (パソコン接続時) RS-422 レベル (パソコン接続時、MULTI コネクタのみ) (注意) 接続機器によって側面スイッチ( 55ページ参照 )、メニューで切り換えてください。(表1、表2参照) 15m以上のケーブルを使用してPCコントロールする場合はRS-422を使用してください。 REMOTE コネクタ、MULTI コネクタにシリアル制御を同時に接続しないでください。 表1.MULTIコネクタの制御信号設定 メニュー設定 RS-232 表2.REMOTEコネクタの制御信号設定 RS-422 側面スイッチ RS-232/RS-422 RC-Z3 メニュー設定 RC-Z3 RS-232 RS-422 RC-Z3 側面スイッチ RS-232 RS-422 RS-232/RS-422 RC-Z3 RC-Z3 RS-232 RC-Z3 2. 出力信号定格 1) HD SDI 出力または SD SDI 出力 (SDI OUT コネクタ) 0.8 Vp-p/75Ω 61 2) コンポーネントビデオ出力 (MULTI コネクタ) Y : 1.0 Vp-p/75Ω R-Y: 0.7 Vp-p/75Ω B-Y: 0.7 Vp-p/75Ω 3) RGB 出力 (MULTI コネクタ) R: 0.7 Vp-p/75Ω G: 0.7 Vp-p/75Ω B: 0.7 Vp-p/75Ω (注意) RGB、コンポーネント出力は何れかをメニューで選択してください。 4) SYNC出力 (MULTI コネクタ) HD: 2 Vp-p/75Ω VD: 2 Vp-p/75Ω Sync: 0.3 Vp-p/75Ω (注意) ゲンロック入力とSYNC出力は内部スイッチ( 55ページ参照 )で切り換えてください。 5) シリアルデータ (REMOTE コネクタ) 1.5 Vp-p/Low (RC-Z3,JU-Z2接続時) RS-232C レベル (パソコン接続時) (注意)接続機器によって側面スイッチ、メニューで切り換えてください。(59ページ 表1、表2参照) 15m以上のケーブルを使用してPCコントロールする場合はRS-422を使用してください。 REMOTE コネクタ、MULTI コネクタにシリアル制御を同時に接続しないでください。 6) レンズアイリスコントロール出力 (Lens コネクタ, マニュアルオーバーライド) IRIS CONT : 1.5 V (クローズ) ~ 7.5 V (オープン) (制御範囲はメニューで変更可能です) VIDEO CONT:0.0 Vp-p ~ 1.0 Vp-p 62 別売りアクセサリー カメラコントロールパネル RC-Z3 ジャンクションボックス JU-Z2 RS-232C レベル変換機 JU-C20 外形寸法図 63 カラーモニタが対応していない出力モードに切り替えてしまった場合の対処方法 接続しているカラーモニタが対応していない出力モードに切り替えてしまった場合、画像が映らなくなりメニューによる出 力モード切り替えが困難です。カメラ電源を一度切り、下図の様にカメラ背面ボタンを押した状態で再度電源投入すること により、カメラの出力モード切り替えが可能です。(出力モードはメモリーに記憶されます。) HV-HD30 と組み合わせているカラーモニタが対応している出力モードに切り替えてご使用ください。 1) HD 2) HD 3) HD 4) HD : : : : 720p,59.94Hz 1080i,59.94Hz 720p,50Hz 1080i,50Hz Uボタン Dボタン Lボタン Rボタン 5) SD 6) SD 7) SD 8) SD : : : : 480i,59.94Hz (4:3) 480i,59.94Hz (16:9) 576i,50Hz (4:3) 576i,50Hz (16:9) Uボタン + MENUボタン Dボタン + MENUボタン Lボタン + MENUボタン Rボタン + MENUボタン (注意) カメラコントロールパネル RC-Z3 からのリモートコントロールでは上記の方法での出力モード変更は出来ません。 64 アフターサービス ■ 保証書 ● 正常なご使用状態で万一故障した場合には、“日立カラーカメラ保証書”記載内容により修理いたします。必ず保証書に「販売店名・お買上げ年月」などのご記入をお受 けになったうえで、記載内容をご確認いただき、大切に保管してください。 ■ アフターサービス ● 正常な動作をしない場合 この説明書をもう一度ご覧になってお調べください。それでも正常にならない場合は、日立国際電気サービス窓口にご相談ください。 ● 保証期間中の修理 保証書の記載内容に基づいて修理させていただきます。 詳しくは次の保証書をご覧ください。保証期間はお買上げより1年間です。 ● 保証期間経過後の修理 お買上げ販売店または日立国際電気サービス窓口にご相談ください。 修理によって機能を維持できる場合は、有料にて修理させていただきます。 日立カラーカメラ保証書 型 式 このカラーカメラは、厳密なる品質および検査を経て、お届けした ものです。 お客様の正常なご使用状態で、万一故障した場合には本保証書記載 内容より無償修理します。 製造番号 HV-HD33 保証 期間 お買上げ年月 * お 客 様 年 ご住所 1 年 ● 本品について故障修理その他 お問い合はせはお買上げ販売店 もしくは当社のサービス網一覧表をご覧のうえ、最寄りのサー ビス窓口へご連絡ください。 ● 本保証書は再発行しませんので、大切に保管してください。 月 〒 TEL 店名 *印欄に記入のない場合は無効になります。 必ず、記入の有無をご確認ください。 様 本社 〒101-0021 東京都千代田区外神田 4-14-1(秋葉原 UDX ビル 11F) 放送・映像事業部 第一営業部(03)5337-8648/第二営業部(03)5337‐8651 65 保証規定 1.弊社は保証期間内に(納入月から 1 ヶ月以内、ただし、電子管ランプ等は 6 ヶ月以内)に万一製造上の不備に起因する故障が発生した 場合は、弊社のサービス担当において無償で修理します。 2.保証期間内に無料修理を受ける場合は、お買上げ販売店または弊社サービス窓口に製品と本書をご提示の上、依頼してください。 3.次のような場合には保証期間内でも有償修理となります。 (1)使用上の誤りにより生じた故障または改造により生じた故障。 (2)弊社のサービスマン以外の手による修理または改造により生じた故障。 (3)他の機器から受けた傷害(たとえば周囲の強力な磁界など) (4)お買上げ後の移動、輸送、落下などによる故障 (5)火災、塩害、ガス管、異常電圧、地震、落雷、風水害、その他天災地変などによる故障。 (6)お客様のご要望により出張サービスを行った場合の出張料金 (7)本保証書にお買上げ年月、販売店名の記入がない場合、あるいは字句が書き替えられた場合。 (8)この保証書のご提示がない場合。 4. 本保証書は日本国内においてのみ有効です。 This warranty is valid only in Japan. 66 カラーモニタが対応していない出力モードに切り替えてしまった場合の対処方法 接続しているカラーモニタが対応していない出力モードに切り替えてしまった場合、画像が映らなくなりメニューによる出 力モード切り替えが困難です。カメラ電源を一度切り、下図の様にカメラ背面ボタンを押した状態で再度電源投入すること により、カメラの出力モード切り替えが可能です。(出力モードはメモリーに記憶されます。) HV-HD30 と組み合わせているカラーモニタが対応している出力モードに切り替えてご使用ください。 1) HD 2) HD 3) HD 4) HD : : : : 720p,59.94Hz 1080i,59.94Hz 720p,50Hz 1080i,50Hz Uボタン Dボタン Lボタン Rボタン 5) SD 6) SD 7) SD 8) SD : : : : 480i,59.94Hz (4:3) 480i,59.94Hz (16:9) 576i,50Hz (4:3) 576i,50Hz (16:9) Uボタン + MENUボタン Dボタン + MENUボタン Lボタン + MENUボタン Rボタン + MENUボタン (注意) カメラコントロールパネル RC-Z3 からのリモートコントロールでは上記の方法での出力モード変更は出来ません。 64