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2 流通・販売 (1)国産大豆の流通

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2 流通・販売 (1)国産大豆の流通
2 流通・販売
(1)国産大豆の流通
○
○
大豆の流通は、国産品・輸入品とも民間ベースの自由な流通を前提。
国産大豆の流通は、①交付金対象として、JA等に販売委託されるもの、②集荷業者(地域の雑穀商)等が、生産者から直接買い
付け、加工メーカー等へ販売されるもの(庭先買い)、③生産者から地場の加工メーカー等へ直接販売されるもの、④生産者の自家消
費等の形態に分類。
○ 国産大豆のうち、交付金対象大豆として流通するものが6割程度(15年産)であり、問屋を経由した流通が中心。
○
大豆の流通(
は交付金対象大豆の流れ)
<輸入大豆>
○
交付金対象比率等の推移
<国産大豆>
種
生
穀物輸出業者
・
生
産
者
産
子
用
者
自家消費
(農産物検査)
3等以上
特定加工用
規格外
黒大豆等
高価格大豆
地場流通等
輸入商社
JA等集荷団体
経
済
連
その他集荷業者
年 産
生産量①
集荷数量②
交付金対象外大豆
交付金対象比率②/①
11
18.7
9.3
9.4
49.6
13
27.1
18.0
9.1
66.3
資料:作物統計、農産振興課調べ
○
等
取引形態別販売数量の推移
地場加工工場
地 場 メーカー
農協工場
全農・全集連
12
23.5
13.9
9.6
59.1
(単位:万トン、%)
14
15 16(見込)
27.0
23.2
16.3
18.6
14.9
9.8
8.4
8.3
6.6
68.8
64.1
59.8
(財 )日 本 特 産 農 産 物 協 会
(取引の場)
(単位:千トン、%)
12
13
14
15
16
数量 シェア 数量 シェア 数量 シェア 数量 シェア 数量 シェア
入札取引 41 29 34 19 71 38 61 41 35 36
年 産
相対取引 78 56 136 76 96 52 46 31
製油業者
一
次
問
屋
二
次
問
屋
契約栽培 21 15 10
計
資料:農産振興課調べ
豆
加
工
品
- 9 -
4
5 19 10 42 28 59 60
139 100 180 100 186 100 149 100 98 100
加工メーカー(豆腐・油揚、納豆、煮豆、味噌、醤油等)
大
4
(2)入札販売価格の動向
○
○
国産大豆の販売価格は、生産量の急激な増加に伴い、11年産から、13、14年産にかけて急落したが、15年産、16年産は不作等により
供給量が減少したことから一転して高騰する等、年次変動が大きい。
国産大豆販売数量と平均入札販売価格の推移
○
年次別・月別の国産大豆入札販売価格の動向
22,000
12年産
13年産
14年産
15年産
16年産
国産大豆
集荷数量
(千トン)
139
180
186
149
98
平均入札
販売価格
(円/60kg)
5,936
円/60kg
12年産
13年産
14年産
15年産
16年産
17年産
20,000
18,000
16,000
14,000
12,000
4,726
4,815
10,013
16,628
10,000
8,000
6,000
注:入札販売価格には消費税を含む。
4,000
2,000
0
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
資料:(財)日本特産農産物協会入札結果。
注:入札販売価格には消費税を含む。
- 10 -
7月
8月
9月
(3)国産大豆の需要拡大
○
○
国産大豆の需要拡大を図るため、大豆の持つ機能性等のPR、国産大豆シンボルマークの推進、学校給食や地場加工等の地産地消の
取組を推進。
需要拡大の取組
○
大豆の持つ機能性や料理法を紹介するためのチラシ、パ
ンフレットの作成
・ ブロック段階での大豆フォーラムの開催
・ 国産大豆のシンボルマークの普及
・ 地場加工業者等による地場産大豆の加工利用
・ 学校教育との連携
・ 栄養士への研修、メニュー作成等の学校給食等との連携
・ 農産加工グループによる産地加工
国産大豆シンボルマークの表示状況
・
○
調査商品数
強調表示等の内容の
うち「国産大豆使用」 うちシンボルマーク有
豆 腐
3,308
954(28.8%)
137(14.4%)
納 豆
3,000
579(19.3%)
86(14.9%)
資料:平成16年度大豆製品の販売・表示等実態調査((財)日本特産農産物協会)
国産大豆シンボルマークの表示例(豆腐パッケージ)
○
地産地消の事例
・
S県では、県、JAグループ及び学校給食会の連携により、県
産農産物の学校給食への導入を推進。大豆については、系統流通
業者から納豆、味噌、ボイル大豆等の県内加工メーカーへ県産大
豆を供給し、給食会が購入することにより県内小中学校への供給
体制を確立。
・
N県K地域では、普及センターが中心となって、地元の豆腐メ
ーカー、JA、市町村等の連携により、地元産大豆を100%使用し
た豆腐を県内スーパーを中心に販売。店舗では生産者の写真等を
掲示して販売するなど、生産者の顔の見える豆腐として好評。
国産大豆100%
シンボルマーク
- 11 -
3 生産技術対策
(1)新たな生産努力目標の設定
○
新たな食料・農業・農村基本計画(平成17年3月25日閣議決定)における大豆の生産努力目標(平成27年度)は、農業生産に関する
課題が解決された場合に実現可能な国内の農業生産の水準として、近年の最大生産量である27万トンに設定。
○ また、実需者の求める品種・品質の大豆を安定的に生産・供給すること、生産コストを3割程度低減することを、農業者その他の関
係者が積極的に取り組むべき課題として整理。
○平成27年度における生産努力目標
○大豆の食料自給率の推移
作付面積
10a当たり単収
生産量
コスト低減
14万ha
197kg
27万t
3割程度
単位:%
9年
年度
農業者その他の関係者が積極的に取り組むべき課題
大豆
○
気象条件・土壌条件に応じた耕起・は種技術の確立等に
よる湿害の軽減、契約栽培取引の改善等により、実需者の
求める品種・品質の大豆を安定的に生産・供給
○
担い手の生産規模の拡大、機械化適性の高い品種の育成
・普及等により、生産コストを3割程度低減
うち食用
- 12 -
11
12
13
14
15
22
前基本計
画基準年
27
前基本計 新基本計
画基準年 画目標年
3
4
5
5
5
4
5
6
14
18
23
26
25
22
21
24
(2)大豆産地改革の推進
○
平成27年度における生産努力目標を近年の最大生産量である27万トンとする一方、実需者の求める大豆の安定生産、生産コスト
の低減を解決すべき最優先の課題として位置づけ。
○ 実効性のある施策を推進するため、各産地で実現可能な目標や課題解決に向けた具体策を産地強化計画として取りまとめ、この計
画に基づいて、毎年度、産地自らが取組の実施状況を評価しながら、目標達成に向けて計画的に取り組むことを促進。
○麦・大豆産地改革の推進について(農林水産省生産局長通知)のポイント(大豆関係)
前基本計画における
生産努力目標の達成状況
計画策定の留意事項
新しい基本計画の策定(H17.3.25)
生産努力目標:27万トン
ニーズに対応した産地の取組の拡大
○契約栽培数量
8千㌧(H9) → 42千㌧(H15)
○大型乾燥調製施設での処理割合
26%(H10) → 53%(H15)
○実需者はロットの一層の拡大を要望
(近年の最大生産量)
関係者が積極的に取り組むべき課題
○実需者の求める品種・品質の大
豆を安定的に生産・供給
○生産コストを3割程度低減
地域の条件に応じた基本技術の励行
○排水対策、中耕・培土、防除等に
取り組む生産者の割合は横ばい
生産努力目標の達成に向けて
【麦・大豆共通】
○推進指導チーム等による指導の強化
○地域水田農業ビジョンとの整合性の確保
○最終実需者までの流通ルートの確認
○担い手に対する農地・作業の集積の加速化
と認定農業者の育成
○集落営農組織の育成と法人化の推進
○作業効率の向上、低価格資材の利用等によ
る生産コストの低減
○製品のブランド化による需要の開拓
○農業生産活動規範等の周知と主体的な取組
の推進
多収化・収量の安定化
○単収は180~190kg/10aで伸び悩み
○天候等の影響による生産量の年次
変動が大きい
○実需者は生産及び価格の安定を強
く要望
生産コストの3割程度の低減
○依然として生産構造が脆弱
○約1割の生産コスト低減にとどまる
【大豆に関する特記事項】
産地強化計画の策定
○地域の実情に即した目標を設定
○課題解決のための具体策を明確化
○産地自らが取組の実施状況を検証
○反省点を翌年度の活動に反映
- 13 -
○「大豆新栽培システム300A計画」等の研
究成果を参考とした、新たな技術体系の積
極的導入
○水利系統別のほ場の集団化、機械化適性の
高い新品種への更新
○共同乾燥調製施設等を中心とした出荷体制
の整備
(3)栽培技術の開発
○
大豆の栽培技術に関しては、平成14年から独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構が全国の研究所を動員して、収量と品
質の大幅な向上を目指した新栽培システム開発計画を開始し、その中で、低コスト・省力化に向けた技術開発を実施。
○ 不耕起播種と無中耕・無培土栽培を組み合わせた労働時間を3割削減できる栽培体系、湿害対策として水はけの良い不耕起部分に播
種し発芽を確保する新たな耕起法(有芯部分耕)等を開発。
○
○ 大豆300A研究チ-ム
不耕起播種と無中耕・無培土を組み合わせた省力栽培体系
前作処理
中耕・培土
北海道大豆研究チーム
耕起・整地
慣行栽培
施肥・播種
除草・防除
収穫・乾燥
総計5.3時間
東北大豆研究チーム
(2サブチーム)
北陸大豆
研究チーム
省力栽培
3割削減
総計3.6時間
近中四大豆研究チーム
0
大豆300A研究センター
関東大豆研究チーム
九州大豆研究チーム
1
2
3
4
労働時間(時間/10a)
5
6
耕起・整地と中耕・培土の省略、施肥・播種の効率化
東海大豆研究チーム
○
大豆生産に関する
現行技術の問題点
を現場試験や生産
現場の中から摘出
摘出した問題点を解決
し、生産現場に還元、
新技術定着のためのア
ドバイザー機能も充実
湿害対策としての新たな耕起法(有芯部分耕)
大豆種子
耕起部分
不耕起部分
栽培、土壌、機械、病害等の研究者70名以上を結集し、
全国7地域において大豆の新しい栽培技術体系を開発
水はけの良い不耕起部分に播種
- 14 -
(4)品種開発
○
新品種の育成に当たっては、豆腐用、煮豆用等の用途ごとに実需者ニ-ズを反映して加工適性が高い品種の開発を行うとともに、機
能性を高めた新用途品種も開発(平成10年以降では、25品種を育成)。
○ 開発された新品種については、産地段階での栽培実証ほにおける技術の確立・普及等を実施することにより、作付面積も徐々に拡大。
○
近年育成された大豆の主な新品種
東北
〈煮豆用〉:おおすず
〈納豆用〉:すずかおり
北陸
〈豆腐用〉:あやこがね
〈新用途〉:ゆめみのり
○
北海道
(北海道)
〈煮豆用〉:ユキホマレ
〈味噌用〉:トヨハルカ
九州
〈煮豆用〉:クロダマル
〈新用途〉:エルスタ-
トヨムスメ (昭和60年育成)
(低温でへそ周辺に褐変)
H12: 4,171ha→ H16: 2,917ha
関東
ユキホマレ (平成13年育成)
(低温抵抗性が強く、機械化適性が高い)
H12: 150ha→ H16: 2,415ha
〈豆腐用〉:たまうらら
〈煮豆用〉:つぶほまれ
(近畿・中国地方)
東海・近畿・中国・四国
〈豆腐用〉:サチユタカ
〈味噌用〉:タママサリ
近年における新品種導入の事例
タマホマレ (昭和55年育成)
(低タンパク質で、豆腐加工適性が低い)
H12: 6,390ha→ H16: 2,814ha
大豆の新品種数
用途
品種数
豆腐用
6
煮豆用
5
納豆用
4
味噌用
3
新用途
7
計
25
サチユタカ (平成13年育成)
(高タンパク質で、豆腐加工適性が高い)
H12: 116ha→ H16: 2,902ha
新用途は緑大豆、リポキシ
ゲナーゼ欠失などによる青
臭みのない大豆等
- 15 -
4 大豆交付金制度の仕組み等
(1)交付金制度
○
大豆交付金制度は、銘柄ごとの市場評価が生産者手取りに的確に反映され、需要に応じた良品質大豆の生産拡大に資する観点から、
事前に定めた全銘柄共通の一定の単価により助成する仕組み。
○ 販売価格上昇時における過剰助成を避ける観点から、販売価格が高い場合に助成単価を漸減する水準として、「標準的な生産費」を交
付金単価と併せて決定。
○ 需給動向を踏まえた品種の導入等の推進、担い手の支援及び良品質大豆の生産誘導、契約栽培の推進等を図る観点から、関連対策を
実施。
○
交付金制度のイメージ
○
交付金単価については、次の算定ルールに基づき毎年決定
当年産の助成単価
=前年産の助成単価×生産コスト等変動率
標準的な生産費
13,550円/60kg(18年産)
○
生産コスト等変動率の考え方
Mt/Mo×It/Io÷Ht/Ho
販売価格
交付金単価
7,990円/60kg(18年産)
○
定
額
助
成
○
18年産大豆に係る関連対策
担い手支援・良質大豆生産誘導対策
330円/60kg
大豆作付2ha以上の農家又は7ha以上の集団が生産
する大豆又は1等・2等の大豆に交付
高品質畑作大豆生産の推進
1,000円/60kg
実需者と結びついた契約栽培による高品質畑作大豆
に交付
Mt/Mo:主産地の平均作付規模以上層農家の
全算入生産費の変化率(移動3年平均)
It/Io:大豆生産費パリティ指数の変化率
(=物価変化率)
Ht/Ho:10a当たりの収量(平準化単収)
の変化率(移動3年平均)
交付金単価の推移
(単位:円/60kg)
年 産
交付金単価
○
15
16
17
18
8,280
8,220
8,120
8,020
7,990
標準的な生産費の推移
年 産
14
標準的な生産費
- 16 -
14
13,901
15
13,837
16
13,730
(単位:円/60kg)
17
18
13,606
13,550
(2)大豆作経営安定対策
○
大豆作経営安定対策は、販売価格の変動に対応するため、銘柄ごとの補てん基準価格を販売価格が下回った場合に、その低下額の
8割を、生産者の拠出と国の助成金で造成する資金から補てんする仕組み。
○ 資金収支は、12~14年産における販売価格の低下に伴い、造成した資金を上回る補てんがなされた結果、赤字が累積。
○ 資金収支の改善を図るため、17年産以降、補てん基準価格算定方法の見直し(過去3年平均→過去5年中庸3年平均)及び拠出率
の引き上げ(国:9→12%、生産者:3→4%)を実施。
○
大豆作経営安定対策のイメージ(17年産)
○
大豆作経営安定対策の資金収支
(単位:円/60㎏、億円)
生
産
者
年産
国
P×0.04
P×0.12
積
補
て
ん
基
準
価
格
立
金
差
額
差額×8割
当
年
産
価
格
補 て ん
補てん金 資 金 補てん
入札価格
収支
基準価格
単 価 造成額 金 額
資金
残高
12
7,620
5,653
1,490
21
34 ▲ 13 ▲ 12
13
7,089
4,501
2,101
25
63 ▲ 38 ▲ 49
14
6,227
4,585
1,267
23
39 ▲ 16 ▲ 64
15
4,848
9,536
0
14
0
14 ▲ 50
16
6,207
15,836
(0)
(13)
(0)
(13) (▲37)
注:1)
2)
補てん基準価格及び補てん金単価は加重平均。
入札価格は、(財)日本特産農産物協会での入札取引における
全平均価格(消費税抜き)。
3) 資金残高は、各年産補てん金交付後の残高。
4) 16年産のカッコ内の数字は現時点での見込み。
(P)
注:補てん基準価格(P)は、過去5年中庸3年の平均販売価格。
- 17 -
(参考)
国産大豆の安定供給に関する懇談会
中間取りまとめの概要
~品目横断的政策に対応した大豆施策の展開方向~
○
国産大豆の安定供給に配慮しつつ、新たな食料・農業・農村基本計画で示された品目横断的政策に対応した流通体制を構築するため、
①望ましい流通体制、②品目横断的政策のうち生産量・品質支払による支援、③天候等に影響されにくい安定生産についての検討を行
うため、「国産大豆の安定供給に関する懇談会」を再開。
○ 平成17年7月22日に中間取りまとめを行った。
1 望ましい流通体制のあり方
(1)流通体制の改善方向
① 周年安定供給の機能
・ 現行制度における調整販売計画が有する周年安定供給の機
能が、引き続き、維持される仕組み
・ 生産者団体等の自主的な取組として、集荷・販売計画を策
定・公表し、それに基づいた流通
・ 農林水産省としても、周年安定供給の確保のため、需給情
報の提供をはじめ、一定の関与
② 取引方式
・ 入札取引、相対取引及び契約栽培取引の三形態により実施
・ 契約栽培取引について、契約方法・内容の改善を図りつつ、
一層推進
③ 販売者
・ 生産者や産地自らが実需者ニーズを把握し、需要に応じた
安定生産や販売先の拡大に取り組めるよう流通ルートの多様
化
・ 流通ルートの多様化に当たり、周年安定供給を損なうこと
のないよう、販売者に応じ、価格形成、流通単位等について、
一定のルール設定
④ 価格形成
ア 入札取引の場
・ 生産量・品質支払と望ましい流通体制を関連付け
・ 中立的な第三者機関による入札取引の場を設定
イ 上場ルール
・ 産地品種銘柄ごとに集荷数量の一定割合を上場
ウ 入札によらない取引の価格形成
・ 相対取引・契約栽培取引の価格決定方法を弾力化
⑤ 流通単位
・ 取引数量の基準について、販売者・販売方式に応じて設定
(2)産地への情報伝達の改善
① 生産者への市場評価の早期伝達
・ 販売代金の精算の早期化等について、生産者団体等で検討
② 情報交換体制の充実・強化
・ 大豆情報委員会において、引き続き、情報の内容や提供方
法等の改善を図るとともに、関係者に対し、迅速かつ的確に
情報が伝達
2 品目横断的政策(うち生産量・品質に基づく支払)による支援
(1)支援の対象とする大豆の範囲
・ 生産量・品質支払と望ましい流通体制を関連付け
・ 一定の品位以上のものを支援の対象
・ 対象とする品位、銘柄について、関係者間で更なる検討を行
った上で、他の品目との整合性等を踏まえつつ検討
(2)品質向上へのインセンティブの付与
・ 生産量・品質支払における品質格差について、当面、農産物
- 18 -
検査等級を基準に設定
たんぱく質含量等の成分品質について、取引の際の参考とし
ての情報提供体制のあり方を検討
(3)助成時期
・ 生産量・品質支払の支払時期について、可能な限り早期化
・ 17・18年産の大豆交付金の支払時期についても、早期化
に向けた運用改善
「国産大豆の安定供給に関する懇談会」委員名簿
・
青 木 靖 浩
有 原 丈 二
榎 本 光 正
大 平 秀 幸
3 天候等に影響されにくい安定生産
越 智 信 彦
(1)安定生産のための技術対策
木 嶋 弘 倫
・ 「大豆新栽培システム300A計画」の一層の推進や高生産
實 松 孝 明
性地域水田輪作システム実証事業等による生産現場での実証
平
春 枝
・ 品種の育成段階における実需者の評価を踏まえつつ、各地域 ◎ 髙 橋 正 郎
ごとに、それぞれの用途に適応し、栽培特性に優れた高品質・ ○ 武 政 邦 夫
高生産性品種の育成・普及
中 谷
博
・ 産地品種銘柄について、品種特性が類似する複数品種をまと
平田 大三郎
めた銘柄として申請する等、新品種の普及を推進
福 垣 光 治
藤 田 幸 作
(2)JA等が主体となった産地強化計画に即した対策の推進
森 澤 重 雄
・ 実需者ニーズ等に即応した産地の実現に向け、産地強化計画
山 内 孝 彦
の策定とこれに基づく品質向上や安定生産のための対策の推進
山 本
進
《敬称略、五十音順》
大豆生産者(富山県下新川郡朝日町)
(独)農業・生物系特定産業技術研究機構
中央農業総合研究センター関東東海総合研究部長
全国味噌工業協同組合連合会専務理事
日本生活協同組合連合会共同開発推進部長
ホクレン農業協同組合連合会農産事業本部農産部長
日本豆腐協会専務理事
佐賀県生産振興部農産課長
前日本女子大学家政学部食物学科教授
女子栄養大学大学院客員教授
(社)大日本農会会長
全国農業協同組合連合会農産部長
全国穀物商協同組合連合会大豆対策委員長
全国主食集荷協同組合連合会業務部長
全国納豆協同組合連合会
全国農業協同組合中央会食料農業対策部長
大豆生産者(宮城県登米市)
(財)日本特産農産物協会専務理事
◎は座長、○は座長代理
- 19 -
(計17名)
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