Comments
Description
Transcript
「さんじょにあ」 人とのつながりに楽しさを見出してもらう
∼目次∼ 1 「健幸」とは何か ∼イメージから∼ 2 「健幸」とは何か ∼健幸のために笑おう∼ 3 「健幸」とは何か ∼人とつながり笑おう∼ 4 「健幸」とは何か ∼「人」「まち」のマッチング∼ 5 「さんじょにあ」のコンセプト 6 「さんじょにあ」 ∼イベント型概要∼ 7 「さんじょにあ」 ∼イベント型の実施による効果∼ 8 「さんじょにあ」 ∼常設型∼ 9 施策実施による将来像 平成22年度 例月政策会議 1 「健幸」とは何か 健幸」とは何か ∼イメージから∼ イメ ジから 健幸って何だろう? 食事・予 防・働く 体が元気 心と体の バランス 運動 働く場の 創出 地域コミュ ニティ 「健幸」という言葉からイメージされることはたくさんある。 しかし、怒りや憎しみ、悲しみなどのマイナス面を持っていれば、健康で幸せに なれない。 「健幸」でいるということは、いつも 笑っていること ではないか。 〝ことわざ〟 ・笑う門には福来たる・・・いつも楽しそうに「にこにこ」している人の家 にはおのずと幸せがやってくる。 ・笑って太れ・・・・笑顔を絶やさない人には自然と幸福がやってくる ・笑いは人の薬・・・笑うということは心と体の健康のために役立つ 「笑い」は人が幸せに生き ることを支え、病気の予防に もつながる。 2 2 「健幸」とは何か 健幸」 何 ∼健幸のために笑おう∼ 健幸 笑 う 病気 「笑い」で人は幸せになり、 「笑い」で人は幸せになり 自然と病気を予防して 健康に・・・ 「笑 「笑い」=「幸せ」=「健康」 「幸せ 「健康 健幸になるための「笑い」とは、 「笑い」は笑いでも、「声が出る笑い」ではなく、 にこにこ にっこり などに代表される「声の出ない笑い」。 などに代表される「声の出ない笑い」 ・・・つまり、心で笑い続けることができる「笑い」である。 健幸 ≒ 笑い ★最近では、健康に対する「笑い」の効果が科学的に証明され、健康と密接 な関わりがあるということが言われるようになっている。 3 2 「健幸」とは何か 健幸」 何 ∼健幸のために笑おう∼ 健幸 笑 う 「健幸」になるために笑い続けよう!! ∼そうした「笑い」に必要なものは何か∼ 人とのつながりが大事 ゆとりが大事 ・人と話をすること ・話を聞いてくれる人がいること ・孤独でないこと ・話ができる友人、知人がいること ・好きなことをする ・趣味がある ・日常生活に「遊び・ゆとり」を持たせる ・お笑い番組を見る ・心と生活に余裕がある 食事が大事 経済的な豊かさが大事 ・毎日おいしい食事を食べられる ・おいしい食べ物 ・お金がある ・心と生活に余裕がある 4 3 「健幸」とは何か 健幸」 何 ∼人とつながり笑おう∼ り笑 う 今、「人」はつながっていないのか・・・? 子どもを例に取ってみると、 ⇒実は子ども同士は学校に通うことで上手くつながっている!!(横のつながり) 実は子ども同士は学校に通うことで上手くつながっている!!(横のつながり) 後期高齢者(ご近所) 前期高齢者(元同僚・趣味仲間) たてのつながり 大人(同じ職場・家庭) 大人(同じ職場 家庭) 高校・大学生 横のつながり 小学生 中学生 (同じ学校・同じクラス) (同じ学校・同じクラス) 赤ちゃん では、赤ちゃんからお年寄りまでという、世代を超えた たてのつながり はどうだろうか? ⇒東京などの都市部と比較すれば拡大家族は多いものの、1世帯の平均人員は減少して おり、つながる機会自体が減少している。(H7年 3.7人 ⇒ H17年 3.4人 国勢調査より) 5 3 「健幸」とは何か 健幸」 何 ∼人とつながり笑おう∼ り笑 う だからこそ!! 子どものうちから世代を超えた たてのつながり を経験する機会を作り、 大人になってからのコミュニケーション不足を予防することが重要!! では、具体的な取り組みとしては・・・ ∼「人」が「笑う」ためには∼ ﹁ 人﹂ が笑う 子どものうちから ﹁ 人﹂ と﹁ つながる﹂ ことが大事 ・核家族 ・近所づきあいしない 近所づきあいしない ・知らない人としゃべらない 子ども・大人の 交流の場の創設 交流機会の減少 でも今は それならば 交流の質の低下 ためには ・怒られない ・あいさつしない ・町内行事に出ない 子どものうちから 責任感の醸成 しかし、「人」が笑うだけで「健幸」といえるのか…。 6 4 「健幸」とは何か 健幸」 は何 ∼「人」「まち」のマッチング∼ 人」 まち」 ッチ グ 「三条市」が「健幸」になるには・・・ 「人」だけでなく、「人」が「つながる」場所である「まち」も笑うことによって相乗効果が生まれ、 「健幸」になれるのではないか・・・ 健幸」になれるのではないか ∼「まち」が「笑う」ためには∼ それならば ﹁ まち﹂ に色々な 世代の人を 呼び込みたい でも今は ﹁ シャッター商店街﹂ と 言われるほど寂しい ﹁ 活気﹂ があること ﹁ まち﹂ が笑う ためには 「子ども」「大人」「まち」みんなが「笑う」取組を創ろう! 子ども 子どもの 成長を見る 大 人 健 幸 「まち」の魅力の再発見 = 「まち」の活性化 異世代間の コミュニケーション ま ち 7 4 「健幸」とは何か 健幸」 何 ∼「人」「まち」のマッチング∼ そこで・・・ 「子どもと大人の交流の機会が増加する」 と共に 「子どもの責任感を醸成することができ」 かつ 「まちに色々な世代の人を呼び込めるような」 施策の立案 ・・・それが さんじょにあ (三条版キッザニア) キッザニアとは… 子どもが憧れの職業を 体験できる「娯楽施設」 8 5 「さんじょにあ」のコンセプト 「三条市」で開催する「キッザニア」と類似した取組 ・・・ だから、「さんじょにあ」。 現在、本家の「キッザニア」は超人気施設で、予約も困難なほどにぎわっている。 現在 本家の「キッザニア」は超人気施設で 予約も困難なほどにぎわっている =「子どもの興味を引くことで、たくさんの親子(大人と子ども)を呼び込んでいる!!」 でも どうしてそんなにも人気があり 写真の子どもたちは「笑って」いるのだろう・・・? でも、どうしてそんなにも人気があり、写真の子どもたちは「笑って」いるのだろう ? 自分の「憧れの仕事」を体験しているから! ∼では、今の子どもたちが、将来なりたい職業は何か?∼ <男の子> 順位 <女の子> 就きたい職業 順位 就きたい職業 1 スポーツ選手 1 パン・ケーキ・お菓子屋 2 警察官 2 花屋 3 運転手・運転士 3 芸能人・タレント 4 消防士 4 教員 5 職人 5 看護師 6 パン・ケーキ・お菓子屋 パン ケ キ お菓子屋 6 保育士 7 学者・大学教授・科学者 7 スポーツ選手 8 TV・アニメキャラクター 8 美容・理容師 9 パイロット 9 医師 10 医師 10 アイスクリーム屋 ※調査対象は2010年4月に小学校に入学する子ども4000人(男の子2000人、女の子2000人)。 (2010年4月 株式会社クラレによる調査) 子どもたちが、これらの職業を一度に体験できる場所や機会はあるだろうか? 9 6 「さんじょにあ」 ∼イベント型概要∼ ・・・実は、三条市には適した場所がある。 中央商店街 しかし、現在の商店街はシャッター通りとも呼ばれるほど。 人通りは少なく、活気がない・・ → 市が抱える大きな問題 人通りは少なく、活気がない 市が抱える大きな問題の1つ 1 歴史ある商店街とその周辺には、 歴史ある商店街とその周辺には 消防署、交番、パン屋、お菓子屋、花屋、そして鍛冶道場などと、 子どもたちが将来なりたい職業の店舗が数多く存在している 子どもたちが将来なりたい職業の店舗が数多く存在している。 10 6 「さんじょにあ」 ∼イベント型概要∼ <参加の流れ> 体験したい職業を決めて、 事前受付 当日受付 お店へ行 て お店へ行って 仕事体験! 次の仕事体験へ 2つの職業を体験した後は、修了式。 「修了証」を獲得! 11 6 「さんじょにあ」 ∼イベント型概要∼ 【対 象 者】 ・小学校3∼5年生(事前に申込をした者)60人 【事業主体】 三条市(NPO法人に事業委託を想定) 【開催時期】 「マルシェ」と同日開催(年2回 春 春・秋) 秋) 9:30から12:30 <当日の流れ> 9:30∼ 受付・説明 10:00∼12:00 10:00 12:00 体験 12:15∼12:30 修了式・解散 と、その家族!! (両親・祖父母など) ★事業委託料 担 当 : 地域経営課 317,000円(1回分) 《内訳》 ・消耗品費 10,000円 (修了証用紙、参加店表示ステッカー、事務用品等) 修 紙 事務 ・通信費 5,000円(80円×60人+α) ・傷害保険料 2,000円(@25円×80人) ・割引券補助 30,000円(@500円×60人) ・事務取扱負担金 事務 扱負担金 270,000円(4,500円×60人) 【会 場】 中央商店街 10∼15商店及び消防、警察等 ⇒次ページ参照。 【参 加 費】 500円(※NPO法人の収入とする。500円×60人=30,000円) 【そ の 他】 ・参加者には「修了証」を交付。 ・商店からは主旨を理解してもらい、無償で協力を願う。 ・協力いただく商店の判断により、参加者へお土産を出しても可。 ・周知はマルシェのチラシを活用。 ・終了後、マルシェで利用できる割引券(500円)をプレゼント。 12 6 「さんじょにあ」 ∼イベント型概要∼ 体験職業リスト(案) № 体験内容 職業 体験場所 本屋 渋谷書店 消防署(消防士) 市消防署中央分遣所 飲食店 大黒亭 警察署(警察官) 交番 1 店内での接客・書籍の整理など 2 実際に防火服を着用し、小口径ホースを用いた擬似放水体験など 3 飲食等の接客 4 巡回など 5 コロッケ・メンチカツ作り・包装体験 肉屋 かねまつ本店 6 メイクア プ ネイルア トの施術等 メイクアップ・ネイルアートの施術等 美容師 ホテイヤ 7 マドレーヌ作り体験 和菓子屋 つるがや 8 足型測定器を使用した足型の測定 靴屋 浅間靴店 9 レジ打ち体験 レジ打ち まごころ 10 飲食等の接客 飲食店 スマイル本町 11 団子づくり体験 和菓子屋 むさしや菓子店 グループ A B C D E F 12 各ブースで製造されたお菓子、食品等の販売 マルシェ出店ブース マルシェブース ★体験時間は各体験場所50分とする。 ★事前に、申込みで希望するグループ(A∼F)を選んでもらい、事務局で人数調整する。 ★事前に、申込みで希望するグル プ(A F)を選んでもらい、事務局で人数調整する。 ★各グループの定員を10名とし、前半・後半で5人ずつ体験場所を交代して体験する。 13 7 「さんじょにあ」 ∼イベント型の実施による効果∼ 更に 修了式 体験店舗② 付 体験店舗① 受 マルシェで昼食 参加することによって、実はこんなに歩いてしまうんです。 ・早通屋(パン屋)から五之町交番まで、およそ1km(店舗間の移動等で1往復) ・早通屋から東別院まで、およそ300m(マルシェでの昼食選びで数回は往復) ・体験店舗での労働時間中も、子どもはもちろん、親もじっとしていることはない 14 7 「さんじょにあ」 ∼イベント型の実施による効果∼ 「さんじょにあ」∼イベント型∼ の実施により、 異世代交流の促進 勤労や職業に 関する意識の向上 地元の未知を 学ぶ にぎわいの創出 新たな顧客獲得の 機会 まちへの興味・愛 着を深化 「子ども」はあこがれの職業を楽しく体験し、「大人」はそれを嬉しく見守り、 そんな楽しむ親子で「まち」はにぎわいを取り戻していく・・・ そこにはたくさんの「笑い」が生まれ、市全体の 健幸 につながる しかし、イベントの実施だけでは、参加した一部の人しか笑うことができない。 ⇒参加した一部の人だけが笑い、健幸につながる取組だけで良いのか…。 参加し 部 人 けが笑 、健幸 ながる取組 け 良 か 。 15 私たちの提案は、 私たちの提案は これで完結するわけではありません!! 16 8 「さんじょにあ」 ∼常設型∼ そこで・・・ 「常設型」の さんじょにあ を合わせて提案したい! 公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本による、 「 チ デ ト シテ プ グラム 「スチューデント・シティ」プログラム 授業を活用し、子どもたちが職業体験を通じて社会と自 分との関わり、経済の仕組み、お金とは何か、仕事とは何 かなどの社会的適応力を育むカリキュラムとなっている。 かなどの社会的適応力を育むカリキュラムとなっている ◎京都市 ◎常設型の「さんじょにあ」として、 ◎常設型の「さんじょにあ」として この「スチューデント・シティ」プログラムを実施 (委託料 年間約350万円) ●1人あたり 約1,780円(350万円÷生徒数(小五:993人+中ニ:971人) ◎品川区 実は、このプログラム 学校の「空き教室」や「跡地」が活用されている!! 17 8 「さんじょにあ」 ∼常設型∼ 「常設型」のメリット ・ 市内全ての小学5年生と中学2年生の 授業の一環として、「さんじょにあ」を利用する ことによりたくさんの子どもたちが職業体験できる。 「働くことについて学ぶ」という内容をプラスαすることで、子どものうちから「働くという 子どものうちから「働くという ・「働くことについて学ぶ」という内容をプラスαすることで こと」について具体的なイメージを持つことができる。 ・地元企業にも全面的な協力を依頼することで、子どものうちから地元に対する興味や 理解を深めることができる。 ・ジュニア・アチーブメント日本へ委託する場合、ジュニア・アチーブメント日本への委託料 のみで職業を体験するブースの設置費用は無料。 業を体験す ブ 費 無料 ・設置場所は、小中一体校建設後の跡地有効活用ということから、南小学校の空き教室 を活用。 学校が生まれ変 わるのね!! ステキ!! 「イベント型」と「常設型」を連携させる イベント型」と 常設型」を連携させる ことで、継続的な取組とする!! 18 9 施策実施による将来像 地元企業と若者を結びつけ、 <品川区> 優秀な若い人材の地元への定 着を促す。 <京都市> 企業、商店のファンをつくる。 世代間の壁を取り払い 交流を 世代間の壁を取り払い、交流を 増やすことで、活性化につなげる。 小さいころからコミュニケーション能 力を磨き、交渉力と積極性のある 人材を育成する。 人材を育成する 19 健幸:A 健幸: A班メンバー 環 境 課 主任 大桃 清隆 福 祉 課 主事 古俣 歩美 健康づくり課 主任 鈴木 慎一 消防本部総務課 主任 長谷川 裕士 政策推進課 主査 本間 一成 成 20