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オープン ソフトウェア・デファインド・ストレージ ソリューション RED HAT STORAGE Big Data Storage Solution Guide ハードウェア環境を選ばず従来の限界を超える 革新的なソフトウェア・デファインド・ストレージソリューション 近年は、大量のデータを活かした「ビッグデータ」が、一部のIT 企業だ ルデータの増加が加速していきます。 このような巨大なデジタルデー けのものではなく、すべてのビジネスにおいて不可欠になっています。 タを活用している企業の多くは、専用ストレージハードウェアを選ば ビッグデータ・ビジネスの先駆者達は、巨大なデジタルデータを蓄積 ず、標準的なサーバーとオープンソースソフトウェアでストレージ環境 して戦略的な判断を行い、 ビジネスをドライブしています。2014 年に =ソフトウェア・デファインド・ストレージを構築しています。レッド 30 億人を超えたといわれる世界のインターネット利用者によって現 でストレージ基盤を構築すれ ハットが提供する 「 Red Hat Storage」 在、数百万ペタバイトのデータが生成・複製されているといわれてい ば、かつては不可能だった巨大なデータを迅速にビジネスに活用でき の普及により、 さらにデジタ ますが、今後はIoT(Internet of Things) るようになります。 今後のストレージはオープン・ソフトウェア・デファインド・ストレージへ 従来のストレージ オープン・ソフトウェア・デファインド・ストレージ 複雑でプロプライエタリなサイロ型 標準化されたユニファイドなオープン・プラットフォーム オープンソース・ソフトウェア 独自GUI ユーザー 管理者 プロプライエタリな ソフトウェア 独自GUI ユーザー 管理者 プロプライエタリな ソフトウェア プロプライエタリな ハードウェア プロプライエタリな ハードウェア 一般的なハードウェア Ceph 管理者 コントロール・ プレーン (API、 GUI) Gluster 標準的なコンピュータと ディスク +++ ユーザー 適用領域 ● Hadoopによるビッグデータ分析 ● Splunkによるマシーンデータ分析 分析 金融 製造 通信 クラウド インフラストラクチャ エンタープライズ向け 同期&共有 エンタープライズ向け 仮想化 ● 時系列の過去取引データの蓄積と分析 リッチメディア& アーカイブ ● リッチメディアストリーミング向け 低価格ストレージ ● アクティブアーカイブのストレージ 音楽 ● 音楽データの蓄積と配信 写真・画像 ● 写真・画像データの蓄積と配信 ● 通話・通信記録の蓄積と分析 映画・テレビ ● 映像データの蓄積と配信 ● OpenStackによる仮想マシンストレージ ● テナントアプリケーションのための ソーシャル ● ソーシャルユーザーのデータ蓄積と配信 ● OwnCloudによるファイル同期&共有 ゲーム ● ゲームのデータの蓄積と配信 ビデオ ● ビデオデータの蓄積と配信 ● センサーデータ分析や各種 シミュレーション オブジェクトストレージ ● Red Hat Enteprise Virtualizationによる 従来型仮想化のストレージ 1 ビッグデータを自在に操れるクラウドストレージ基盤 OpenStack+Cephクラウドストレージソリューション 概要 outline かつてなかった大規模データの蓄積とインフラ自動運用を実現。 データドリブンな情報基盤を実現。 急速に拡大するクラウドサービスの中でも、最も幅広く利用され、堅調な 伸びを示しているのが 「クラウドストレージ」 です。 クラウドストレージは、 専用のストレージ装置を使わず、 ソフトウェアによって柔軟・大容量・高速 なストレージシステムを提供しています。格納したデータは複数のスト レージサーバーに分散配置し性能を向上させるとともに、 たとえハード ウェアの一部が停止したとしてもデータが保護されるような設計になっ ています。 これにより、 高価な専用ハードウェアなしで、 一般的なサーバー と内蔵ディスクの組み合わせだけで大容量かつ安全性の高いストレー ジサービスを提供できるようになります。 このようなクラウドストレー ジ環境を自社のオンプレミス環境で実現するのが、 クラウド基盤 「Red Hat 」 とストレージソフトウェア 「Red Enterprise Linux OpenStack Platform 」 の組み合わせです。 レッ ドハッ トが、 エンター プライズ Hat Ceph Storage 分野で培った高度なサポートとともに、安心して使えるビッグデータのた めの情報基盤を実現します。 課題 theme データ量が多すぎて既存ストレージ環境では処理能力・容量が不足。または増強するためにコストがかかりすぎる。 文字や数字以外の構造化されていない大量のデータを蓄積したい。 標準的なサーバーで巨大なデータを蓄積・活用したい。 ストレージのインフラをプログラムから柔軟にコントロールしたい。 増え続けるデータに対して柔軟にスケールするストレージ基盤が必要。 ソリューション Solutions ◎ OpenStack + Cephクラウドストレージソリューションの環境に移行。 ◎ OpenStack Swiftによるオブジェクトストレージ環境。 ◎ OpenStack Cinderによるブロックストレージ環境。 ◎ Cephストレージソフトウェアによるバックエンドストレージ環境。 ◎ レッドハットによる信頼性の高いサポート。 このソリューションで何ができ、今をどう変えられるのか 既存ストレージ環境を標準サーバー +Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform+Red Hat Ceph Storageの環境 に移行することで、これまではできなかった大規模なビッグデータ のストレージ基盤をコスト効率高く実現できます。OpenStackと の組み合わせによって、ストレージ基盤が「Infrastructure as OPENSTACK Keystone API Swift API Cinder API として機能するため、プログラムからAPI を通じてインフ code」 も負荷にあわせてプログラムでインフラを増強するなどの自動 化が可能になります。数百万人∼数千万人規模でアクセスさ れるモバイルサイトや、今後の IoT から生み出される巨大な Nova API Hypervisor ラを自在にコントロールできるようになります。これにより、予 測できなかった大規模なユーザーや大規模なデータ発生時に Glance API CEPH OBJECT GATEWAY (RGW) CEPH BLOCK DEVICE (RBD) CEPH STORAGE CLUSTER (RADOS) データを戦略的なビジネス判断のために活用するなど、 データ ドリブンなIT環境を実現することができます。 2 コスト、容量、柔軟性に優れ、コールドストレージに最適化された Splunkによるビッグデータ分析ソリューション 概要 outline SPLUNK ENTERPRISEで利用可能な高性能でスケールアウトのオンラインのコールド・ストレージを実現 ビッグデータ解析ソリューションのSplunk Red Hat Gluster Storageは、 が、 長期にデータを保存するためのコールドストレージとして利用可能で す。 ビッグデータの解析は、長期にわたるデータを対象にすることも珍し くありません。 また、 ビジネスの要求に応じて数年間にわたるデータを保 存する必要が生じることもあります。 Red Hat Gluster StorageとSplunk を組み合わせると、 データの生成日時や利用頻度などのポリシーに応じ て、 データを自動的に配置し、 コストと性能の両方を最適化することが可 能です。 実際のデータがどこに配置されているのかを意識することなく、 一 体的なデータの分析が可能になります。 さらに、 Red Hat Gluster Storage は業界標準のNFSおよびCIFSプロトコルをサポートし、多様なデータ ソースから直接データを保存することができ、導入コストの削減・データ 取り込み時間の短縮に貢献します。 ビッグデータ解析の特性の一つに、 稼働期間に応じてデータが増加するということが挙げられます。 従来のス トレージでは、 ライフサイクルを通じて一定の容量を調達する必要があ り、 シス TCOの増加につながっていました。Red Hat Gluster Storageは、 テムの停止なしに容量を拡張することができます。運用状況に応じて容 量を確保、投資を行うことができますので、TCOを大幅に削減することが できます。 課題 theme 過去のログデータを安価に蓄積し、解析に活かしたい。 将来データが増大する可能性はあるが、初期投資は最小限にしたい。 多様なデータソースに対応させる必要がある。 低コストとハイパフォーマンスを両立したい。 データの利用頻度や種類に応じて、自動で最適な配置を実現したい。 ソリューション Solutions ◎ 常にオンラインでアクセス可能な、ディスクベースのストレージ。 ◎ ダウンタイムなしに容量の拡張が可能で、必要な分だけの容量を確保。 ◎ 業界標準のNFS/CIFSプロトコルをサポートし、データの投入を高速化。 ◎ Splunkとレッドハットの連携によるサポート。 このソリューションで何ができ、今をどう変えられるのか Red Hat Gluster Storage は、運用とともに増大していく データを保存するのに適した、ビッグデータ用ストレージ です。標準的なPCサーバーを組み合わせることにより、い プラットフォームに合わせた随時のデータの最適化 つでも容量の拡張・削減が可能な、大容量ストレージを 安価に構築でき、これまでにない容量のデータを活用し、 ビジネスの判断に役立てることができます。 Splunkと組み合わせることにより、多種多様なネットワー ク機器、データソースからのログをリアルタイムで分析す SplunkサーバーDAS上の大規模データ コスト、 キャパシティ、 柔軟性をクラウドに最適化 ることができます。 また、過去のデータを蓄積し、長期にわ たるトレンドを見たり、監査に必要な情報を低コストで保 存することが可能です。 一般的な x86サーバー上で運用されるRed Hat Gluster Storage 3 かつてなかった大規模データの蓄積とインフラ自動運用を実現。 レッドハットのオープン・ソフトウェア・デファインド・ストレージ・ソリューション。 RED HAT STORAGE PORTFOLIO RED HAT CEPH STORAGE RED HAT GLUSTER STORAGE クラウドとその先を意識したパワフルな分散型ストレージ 今後のストレージ・ニーズに応えられる、 容易に拡張可能なファイル・ストア 長年の研究を礎に、基盤環 境を最大限に活かせるよう 開発された次世代ストレー ジ・システム 極めて柔軟にチューニング、 拡張、構成が可能 エンタープライズ向けのブ ロック・ストレージやオブ ジェクト・ストレージと親和 性の高いインタフェースを 提供 ターゲット・ユースケース パブリック・クラウド、プラ イベート・クラウド、ハイブ リッド・クラウドで利用でき るシンプルなアー キテク チャを持つ、 スケールアウト 型のファイル・ストア ・Cinder、 Glance、Nova ・テナント・アプリケーション用オブジェクト・ ストレージ 最小限のハードウェアで、 容易にインストールと構成 が可能 OpenStack アプリケーション向け オブジェクト・ストレージ ・S3互換のAPI 実 績のある N F S 、S M B 、 H D F S インタフェースを エンタープライズに提供 ターゲット・ユースケース アナリティクス ・Splunkによるデータ分析 ・Hadoopによるビッグデータ分析 エンタープライズ・ファイル共有 ・メディア・ストリーミング ・アクティブ・アーカイブ エンタープライズ・レベルの仮想化 ・Red Hat Enterprise Virtualizationを 利用したVMストレージ ソフトウェア・デファインド・ストレージの知識とスキルを体系的にマスターする Red Hatトレーニングは、最先端のエンジニアのスキルアップニーズに応えるために、最新テクノロジーのトレーニングをタイムリーに提供しています。 Red Hat のトレーニングコースは、多くのベンダーとは異なり、実際の仕事の現場で遭遇する管理業務にフォーカスした実践的なトレーニングと認定 試験を用意しています。 ● コース名 ● Red Hat Gluster Storage Administration ● Red Hat Gluster Storage Administration with Expertise exam Red Hat Certificate of Expertise in Hybrid Cloud Storage exam Red Hat®認定を取得したITプロフェッショナルは、Red Hat Gluster Storageを使用して、オンプレミスクラウドとハイブリッドクラウドに柔軟なストレージ ソリューションを実装するために必要なスキル、知識、 および能力を証明したことになります。 詳しいトレーニング情報はこちらから http://jp-redhat.com/training/ ソフトウェア・デファインド・ストレージの検討・導入のための支援を受ける レッドハットのグローバル・プロフェッショナル・サービス (GPS) は、オープンソース利用の検討から、設計・開発・運用・移行といったプロジェクトライ フサイクルの全フェーズにおいて、高い技術スキルを持ったアーキテクトやエンジニアがご支援させて頂きます。 サービス名 内容 ソフトウェア・デファインド・ ストレージ基盤構築支援 レッドハット株式会社 莫大なデータの保管をRed Hat Gluster Storage/Red Hat Ceph Storageとコモディティハードウェアを採用することで、PB(ペ タバイト)級のストレージを低コストで実現するソリューションです。 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-1-18 恵比寿ネオナート TEL:03-5798-8500(代表) http://www.jp.redhat.com お問い 合わせ セールスオペレーション TEL:0120-266-086(携帯電話からは03-5798-8510) センター(SOC) E-mail:[email protected] Copyright 2015 Red Hat Inc. All Rights Reserved. "Red Hat"、"Red Hat Enterprise Linux"、"JBoss"、"OpenShift"および"Shadow Man"ロゴは、米国およびその他の国における Red Hat, Inc. の登録商標です。Linux は、Linus Torvalds 氏の登録商標です。OpenStackR Word MarkとOpenStack のロゴは、米国とその他の国における OpenStack Foundation の登録商標 / サービスマークまたは商標 / サービスマークのいずれかであり、 OpenStack Foundation の許諾の下に使用されています。Red Hat は、OpenStack FoundationやOpenStack コミュニティの系列企業ではなくまた、支持や出資を受けていません。その他全ての登録商標及び商標の所有 権は、該当する所有者が保有します。本誌に掲載された内容の無断複製・転載を禁じます。 4