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ICE-LinuxでのCentOS 5.2の使用ICE

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ICE-LinuxでのCentOS 5.2の使用ICE
ICE-LinuxでのCentOS 5.2の使用
ICE-Linuxバージョン2.10以上用
White Paper
はじめに ............................................................................................................................................ 2
ICE-LinuxでのCentOSの使用 ................................................................................................................. 2
手順1:CentOSディストリビューション ソフトウェアのダウンロード ............................................... 2
手順2:レポジトリへのディストリビューション ソフトウェアの追加................................................. 2
手順3:DVDディストリビューションのマウント ............................................................................... 3
手順4:レポジトリへのディストリビューションのコピー .................................................................. 3
手順5:レポジトリへのインストール起動ファイルのコピー............................................................... 3
手順6:レポジトリへのPSPの追加 .................................................................................................... 4
最終手順......................................................................................................................................... 4
詳細情報 ............................................................................................................................................ 5
はじめに
CentOS(Community ENTerprise Operating System)は、Red Hat Enterprise Linuxに基づいた無料Linuxディスト
リビューションです。CentOSプロジェクトは、アップストリーム製品との100%バイナリ互換性の維持を目指
しています。追加のソフトウェア アーカイブには、いくつかのパッケージの最新バージョンおよびその他の
無料オープン ソース ソフトウェアRPMが含まれています。
Red Hat Enterprise Linux(RHEL)は、無料のオープン ソース ソフトウェアから主に構成されています。実際
のディストリビューションは、代金を払った利用者がバイナリ形式で利用できます。ただし、ソース コード
はGNU General Public Licenseの対象範囲であるため、Red Hatはすべてのソフトウェアを公開する必要があり
ます。CentOSの開発者は、公開されたソース コードを使用してRed Hat Enterprise Linuxとほとんど同じ最終
製品を作成します。Red Hatのリリースからのラグ タイムは、約1カ月です。ロゴなど著作権の問題によって、
若干の相違点があります。
Red Hatは、CentOSのメンテナンスまたはサポートを提供しません。CentOSは、Red Hatのことを「PNAELV
(Prominent North American Enterprise Linux Vendor)」と呼んでいます。Red Hat Enterprise Linux(RHEL)お
よびCentOSの間のバージョン番号は、同じに保たれています。したがって、Red Hat Enterprise Linux 5.2
(RHEL 5.2)はCentOS 5.2に対応します。
ICE-LinuxでのCentOSの使用
CentOSとRHELはほとんど同じなので、ICE-LinuxでRHELの代わりにCentOSを簡単に使用することができます。
ICE-Linux製品でのCentOSの使用に関して公式サポートはありませんが、ICE-Linuxを使用してCentOSをインス
トール、キャプチャ、およびデプロイすることができます。また、CentOSのインストールされた中央管理
サーバ(CMS)にICE-Linuxをインストールすることができます。このWhite Paperでは、CentOSディストリ
ビューションをインストールするためのICE-Linuxの設定方法について説明します。
このWhite Paperでは、CentOSを使用したCMSのセットアップ方法については説明していません。CMSの
セットアップ手順については、ICE-Linuxの『お使いになる前に』を参照してください。Red Hat EL 5.2用の説
明およびRPM依存関係に従ってください。
このWhite Paperでは、例としてCentOS 5.2 x86_64のDVDディストリビューションを使用します。
手順1:CentOSディストリビューション ソフトウェアのダウンロード
CentOSディストリビューションは、多くのWebサイトからダウンロードすることができます。CentOSディス
トリビューションをダウンロードするミラー サイトを見つけるには、CentOSのWebサイトhttp://centos.org
が最適です。以下の手順に従ってください。
1.
2.
3.
4.
[Downloads]ボタンをクリックします。
ミラー サイトを選択します。
アーキテクチャ タイプを選択します。
メディア ディストリビューションとしてDVDまたはCDを選択します。
このWhite Paperでは、DVDディストリビューション全体の内容をICE-Linuxレポジトリ ディレクトリにコピー
する方法について説明します。
手順2:レポジトリへのディストリビューション ソフトウェアの追加
DVDディストリビューション イメージをダウンロードしたら、以下の手順に従ってレポジトリに追加してく
ださい。
2
1.
Webブラウザを開き、CMSにログインします。
2.
[オプション]、[Manage ICE-Linux Repository]を選択します。
3.
[New]を選択します。
4.
CentOSがサポートされているOSでなくても、項目タイプで[Supported OS]を選択します。
5.
[Next>]をクリックします。
6.
ディストリビューションを保存する位置を選択します。
このWhite Paperでは、場所は[Locally](on the ICE-Linux management server)になります。
7.
[Next>]をクリックします。
8.
[Name]フィールドに「CentOS52_x86_64」と入力します。
9.
[Description]フィールドに「CentOS 5.2 x86_64」と入力します。
10. [Operating System]プルダウン メニューから「RHEL5 Server U2 x86_64」を選択します。
11. [Save]をクリックします。
これで、レポジトリに次の2つの新しい項目が作成されました。
•
インストール起動ファイルを格納するディレクトリ
•
DVDディストリビューションの内容を格納するディレクトリ
手順3:DVDディストリビューションのマウント
ここで、CentOSディストリビューションの内容をレポジトリに追加することができます。DVDイメージが
ファイルである場合は、ループバック デバイスを使用してマウントすることができます。
# mkdir /mnt/distro
# mount -o loop /iso_path/CentOS-5.2-x86_64-bin-DVD.iso /mnt/distro
ダウンロードされたISOをDVDに書き込んだ場合は、DVDをドライブに挿入し、DVDからファイルをコピーし
ます。
このWhite Paperでは、DVDの内容が/mnt/distroディレクトリから利用できることを前提としています。
手順4:レポジトリへのディストリビューションのコピー
ディストリビューションが利用可能になったら、その内容をレポジトリにコピーしてください。
# cp -a /mnt/distro/* /opt/repository/os/CentOS52_x86_64
操作が完了したら、DVDをドライブから取り出すか、ISOをアンマウントすることができます。
手順5:レポジトリへのインストール起動ファイルのコピー
以下のコマンドを使用して、CentOSインストール カーネルおよびそのRAMディスクをレポジトリにコピーし
てください。
#cd /opt/repository/os/CentOS52_x86_64/isolinux
#cp -a vmlinuz initrd.img /opt/repository/CentOS52_x86_64Boot
3
手順6:レポジトリへのPSPの追加
サポートされるRed Hat LinuxディストリビューションとしてCentOSをインストールしたため、PSPをレポジト
リにインストールして適切なOSと関連付ける必要があります。
RHEL5.2用のHP ProLiant Service Pack(PSP)は、CentOS 5.2で動作します。RHEL 5.2用のPSPをダウンロード
してインストールするための方法と場所については、ICE-Linuxの『サポート マトリックス』およびICE-Linuxの
『ユーザ ガイド』を参照してください。
最終手順
これで、CentOSはICE-Linuxに正常に組み込まれており、管理対象システムにインストールすることができま
す。1つの管理対象システム(あるいは1組のシステム)をインストールするには、インストールするサーバ
を選択し、以下のいずれかを選択します。
[展開]、[Operating System]、[Red Hat Interactive...]
[展開]、[Operating System]、[Red Hat (Kickstart)…]
独自のKickstartファイルを構築するためのテンプレートとして使用できるKickstartファイルがRHEL5.2用に用意
されています。
インストールが完了したら、CentOS 5.2がインストールされ、必要なHP ProLiant Service Packエージェントが
インストールされています。
4
詳細情報
http://www.hp.com/jp/insightcontrol
http://www.centos.org
© 2009 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 本書の内容は、将来予告なしに変更
されることがあります。HP製品およびサービスに対する保証については、当該製品およ
びサービスの保証規定書に記載されています。本書のいかなる内容も、新たな保証を追加
するものではありません。本書の内容につきましては万全を期しておりますが、本書中の
技術的あるいは校正上の誤り、脱落に対して、責任を負いかねますのでご了承ください。
Linuxは、Linus Torvalds氏の登録商標です。
Red Hatは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
本製品は、日本国内で使用するための仕様になっており、日本国外で使用される場合は、
仕様の変更を必要とすることがあります。
本書に掲載されている製品情報には、日本国内で販売されていないものも含まれている場
合があります。
537983-191、2009年2月
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