Comments
Description
Transcript
産業組織論 授業科目名 (英語表記) 対象 学生 開講 期間 前期 授業
授業科目名 (英語表記) 対象 学生 産業組織論 開講 期間 前期 授業 時間 火2 単位数 2 授業 形態 講義 担当 研究室 太田 勝憲 教員 (オフィスアワー) 【授業のねらい・概要・科目の位置付け】 産業組織論は、応用ミクロ経済学の一分野です。具体的には、不完全競争市場における企業の戦略的行動 を記述し、その帰結の評価を行う学問です。前者の「企業の戦略的行動の記述」の理解には、ゲーム理論 が欠かせません。ゲーム理論の基礎についても、この講義で扱います。後者の「帰結の評価」の部分は、 競争政策と関連を持ちます。産業組織論は、経済理論に興味を持つ学生のみならず、企業行動・経営戦略 に興味を持つ学生、政府の役割と政策に興味を持つ学生の知的好奇心を満たす学問分野です。経済学科の みならず、全学科の学生に履修してほしいと思っています。 【授業計画】 イントロダクション ミクロ経済学の基礎1:部分均衡分析と余剰 ミクロ経済学の基礎2:完全競争と独占 ゲーム理論の基礎1:正規型ゲームとナッシュ均衡 ゲーム理論の基礎2:展開型ゲームと部分ゲーム完全均衡 寡占市場分析1:静学モデル(価格・数量競争の基本モデル) 寡占市場分析2:動学モデル(カルテル) 企業の戦略的行動1:価格差別 企業の戦略的行動2:垂直的取引関係 企業の戦略的行動3:製品差別化 参入・退出1:参入と市場構造・経済厚生 参入・退出2:参入阻止行動 技術1:研究開発 技術2:ネットワーク外部性 期末試験 【到達目標】 モデル分析に慣れ親しむこと。現実の経済問題を、講義で学んだ理論で考察できるようになること。 【成績評価方法】 期末試験の成績に宿題の提出状況を加味した総合成績で評価する。 【教科書】 特に指定しない。 【参考書】 泉田成美・柳川隆 『プラクティカル産業組織論』 有斐閣 【履修上の注意・メッセージ】 ミクロ経済学・ゲーム理論を応用して、現実の経済問題を考えてみましょう。