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HostRAID SCSISelectユーティリティ操作説明書

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HostRAID SCSISelectユーティリティ操作説明書
NEC Express5800 シリーズ
HostRAID™
HostRAID
SCSISelect ユーティリティ
操作説明書
2003 年 11 月 第1版
856-121814-012-0
商標について
Adaptec とそのロゴ、HostRAID、SCSISelect 及び Adaptec Storage Manager™ - Browser
Edition、HostRAID™ は米国 Adaptec,Inc.の登録商標です。その他記載の会社名及び商
品名は各社の商標または登録商標です。
ご注意
(1)本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。
(2)本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
(3)弊社の許可無く複製・改変などを行うことはできません。
(4)本書は内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記
載もれなどお気づきのことがありましたら、お買い求めの販売店にご連絡ください。
(5)運用した結果の影響については(4)項に関わらず責任を負いかねますのでご了承く
ださい。
© NEC Corporation 2003
856-121814-012-0
目次
第1章
ご使用の前に ...........................................................
........................................................... 1
1.1.
はじめに ............................................................... 1
1.2.
SCSISelect ユーティリティの機能 ......................................... 1
1.3.
注意事項 ............................................................... 2
第2章
アレイの作成手順 .......................................................
....................................................... 3
2.1.
アレイを新規に作成する場合 ............................................. 3
2.2.
HDD の追加を行なう場合 .................................................. 3
2.2.1. アレイを追加する場合 ............................................... 3
2.2.2. スペアディスクを追加する場合 .................................... 3
2.3.
アレイ構成を変更する場合 ............................................... 3
第3章
SCSISelect ユーティリティの使い方 .......................................
....................................... 4
3.1.
起動方法 ............................................................... 4
3.2.
終了方法 ............................................................... 5
3.3.
3.4.
HostRAID 設定方法 ........................................................ 6
メインメニューの表示について............................................ 8
第 4 章 アレイの作成 ...........................................................
........................................................... 10
4.1.
事前確認................................................................ 10
4.2.
RAID0 アレイの作成 ...................................................... 12
4.3.
RAID1 アレイの作成 ..................................................... 13
4.4.
RAID1 のスパンの作成 ................................................... 15
第 5 章 アレイの削除 ...........................................................
........................................................... 17
第 6 章 スペアディスクの作成 ...................................................
................................................... 19
第 7 章 ブートプライオリティ指定 ...............................................
............................................... 20
第 8 章 コンフィグレーション情報のセーブ/リ
リストア ........................................
........................................ 21
8.1.
事前準備................................................................ 21
8.2.
コンフィグレーション情報のセーブ ........................................ 21
8.3.
コンフィグレーション情報のリストア ...................................... 21
付録.トラブルシューティング ...................................................
................................................... 22
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第 1 章 ご使用の前に
1.1. はじめに
SCSISelect ユーティリティは、BIOS ベースのユーティリティです。HostRAID の設定を有効にし
た場合、アレイを作成することができます。
本書では、HostRAID を有効にし、アレイを作成する場合の SCSISelect ユーティリティの使用方
法について説明します。
チェック
オペレーティングシステム(以降OSと略記します)をインストールするためには、本体装
置添付のEXPRESSBUILDER CD-ROMが必要です。
1.2. SCSISelect ユーティリティの機能
ユーティリティの機能
SCSISelect ユーティリティには次の機能があります。
(1)
HostRAID 設定機能
アレイを作成するために、HostRAID 設定を「Enabled」にする機能です。
(2)
アレイの作成機能
次の RAID レベルのアレイを作成できます。
●RAID0 :ハードディスクドライブ(以降 HDD と略記します)1∼4 台で構成可能。
パフォーマンスは向上しますが、冗長データがないためアレイを構成する HDD
に障害が発生した場合は、データ復旧ができません。
●RAID1 :HDD2 台で構成可能。
アレイを構成する HDD に障害が発生した場合にも、データ復旧は可能です。
データ容量は、構成する HDD の容量の小さい方の HDD と同じ容量になります。
●RAID10:RAID1 のスパン。HDD4 台で構成可能。
アレイを構成する HDD に障害が発生した場合にも、データ復旧は可能です。
データ容量は、構成する HDD の容量の一番小さい HDD の 2 倍になります。
●スペアディスク:チャネルあたり 1 台のみ設定可能。
RAID1 または RAID1 のスパンに対して、スタンバイリビルドが可能になりま
す。
チェック
チェック
1チャネルあたりのデータディスクの台数は4台までです。1チャネルあたりに作成可能な
RAIDの組み合わせは次のようになります。
・2∼4台のHDDによるRAID0が1個
・2台のHDDによるRAID0が2個
・2台のHDDによるRAID1が1個
・2台のHDDによるRAID1が2個
・2台のHDDによるRAID0が1個とRAID1が1個
・4台のHDDによるRAID1のスパンが1個
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(3)
リビルド機能
メニューで選択可能ですが、本機能は絶対に使用しないでください。
リビルド中にエラーを検出すると、アレイそのものを使用できなくなる恐れがあります。
アレイを構成する HDD が故障して、リビルドを実施する必要がある場合は、次のいずれか
の方法で実施するようにお願いします。
●OS 起動後の、故障 HDD の活線挿抜によるホットスワップ & オートリビルド
●OS 起動後の、スペアディスクによるスタンバイリビルド
(4)
ベリファイ機能
メニューで選択可能ですが、本機能は絶対に使用しないでください。
ベリファイを実施する必要がある場合は、必ず Adaptec Storage Manager™ - Browser
Edition(以降 ASMBE と略記します)を使用してください。
1.3. 注意事項
SCSISelect ユーティリティには次のような注意事項があります。
◆ HostRAID 設定を「Enabled」にした場合は、HDD
HDD 以外は接続できません。
以外は接続できません
◆ HostRAID に接続した HDD は、単体ディスクとして使用しないでください
単体ディスクとして使用しないでください。アレイを設定す
単体ディスクとして使用しないでください
るかスペアディスク設定で使用してください。
◆ HostRAID は本体装置内蔵の HDD のみサポートしています。外部接続の
外部接続の HDD を HostRAID で
使用しないでください。
◆ アレイを設定した後は、必ずビルド処理を実行しください。ビルドが完了しないと OS から
アレイが正しく認識されません。
◆ ビルド処理完了後、作成したアレイに OS のパーティションを作成してください。OS のパ
ーティションが存在しない場合、OS の起動ごとにベリファイが実施されます。
◆ SCSISelect ユーティリティでは次の機能をサポートしていません。これらの機能は
HostRAID 用ドライバおよび ASMBE をインストールした OS 上で使用可能です。
・ DISK ランプ制御機能
ランプ制御機能
・ ホットスワップ & オートリビルド機能
・ スタンバイリビルド機能(スペアディスクは本ユーティリティで
タンバイリビルド機能(スペアディスクは本ユーティリティで設定
は本ユーティリティで設定可能です)
設定可能です)
◆ リビルドおよびベリファイは SCSISelect ユーティリティのメニューから選択可能ですが
絶対に使用しないでください。
絶対に使用しない
◆ SCSISelect ユーティリティ終了後、POST 画面の最後に「Boot Selection Menu」が表示さ
れる場合があります。
◆ 本書は、SCSI BIOS バージョン 4.10.0S を対象としています。
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第 2 章 アレイの作成手順
本章では SCSISelect ユーティリティを使ったアレイの作成方法に関する手順を説明します。
2.1. アレイを新規に作成する場合
初めて SCSISelect ユーティリティを使用してアレイを設定する場合の手順を示します。
SCSISelect ユーティリティの起動(3.1 章参照)
HostRAID の設定変更(3.3 章参照)
アレイの作成(4 章参照)
スペアディスクの追加(6 章参照)
※スペアディスクを設定しない場合は必要ありません。
⑤ SCSISelect ユーティリティの終了(3.2 章参照)
※HostRAID の設定を変更した場合は、必ずここで再起動処理が入ります。
の設定を変更した場合は、必ずここで再起動処理が入ります。
①
②
③
④
2.2. HDD の追加を行なう場合
の追加を行なう場合
HDD の追加は、主にアレイを追加作成する場合とスペアディスクを追加する場合が考えられ
ます。既に存在しているアレイを破壊しないよう注意してください。
2.2.1. アレイを追加する場合
① 電源 OFF 時にアレイを作成する HDD を追加
② SCSISelect ユーティリティの起動(3.1 章参照)
③ 追加 HDD を使用してのアレイの作成(4 章参照)
④ SCSISelect ユーティリティの終了(3.2 章参照)
2.2.2. スペアディスクを追加する場合
① 電源 OFF 時にスペア用の HDD を追加
② SCSISelec ユーティリティの起動(3.1 章参照)
③ スペアディスク設定(6 章参照)
④ SCSISelect ユーティリティの終了(3.2 章参照)
2.3. アレイ構成を変更する場合
現在のアレイをクリアして新たにアレイを作成する場合の手順を示します。
①
②
③
④
⑤
SCSISelect ユーティリティの起動(3.1 章参照)
アレイの削除(5 章参照)
アレイの作成(4 章参照)
スペアディスクの追加(6 章参照)
※スペアディスクを設定しない場合は必要ありません。
SCSISelect ユーティリティの終了(3.2 章参照)
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第 3 章 SCSISelect ユーティリティの使い方
ユーティリティの使い方
ここでは、SCSISelect ユーティリティの基本操作について説明します。
3.1. 起動方法
SCSISelectユーティリティを起動するには、以下の手順に従います。
(1)
システムの起動、または再起動時に以下のメッセージが表示されたら、[Ctrl]キーを押
しながら[A]キーを押します。
Press <Ctrl
<Ctrl><A>
trl><A> for SCSISelect (TM) Utility!
(2)
設定を実施するチャネルを選択し、[Enter]キーを押します。
Adaptec < SCSISelect
(TM) >
AIC-7902 A
AIC-7902 B
<Arrows> move
(3)
Utility v4.00.0S
at slot XX XX:XX:XX
at slot XX XX:XX:XX
cursor , < Enter > to
select
option, <Esc> to
exit
( *=default )
「Options」ウィンドウが起動されます。
「Options」ウィンドウで、「Configure/View HostRAID Settings」を選択し、[Enter]キ
ーを押します。
Adaptec < SCSISelect (TM) >
Utility
v4.10.0S
AIC-7902 X at slot XX, XX : XX : XX
Would you like to configure the SCSI controller , configure
the HostRAID Settings , or
Select the option and press
run the SCSI Disk Utilities?
<Enter>
Options
Configure/View
SCSI Controller Settings
Configure/View
HostRAID Settings
SCSI Disk Utilities
<Arrows> move cursor , <Enter>
to select option , <Esc> to exit ( *=default )
重要
● 「Configure/View HostRAID Settings」
Settings」が表示されていない場合は、HostRAID
が表示されていない場合は、HostRAID 設定を
「Enabled」
Enabled」に設定してください。
設定してください。HostRAID
してください。HostRAID の設定方法については、3.3
の設定方法については、3.3 章を参照してく
ださい。
● 「Configure/View
Configure/View HostRAID Settings」
Settings」のメインメニューの情報内容については、3.4
のメインメニューの情報内容については、3.4
章を参照してくださ
章を参照してください。
てください。
● アレイの作成方法については、4
アレイの作成方法については、4 章を参照してください。
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3.2. 終了方法
SCSISelectユーティリティを終了するには、次のメッセージが表示されるまで [Esc]キーを押
します。
「Yes」を選択し、[Enter]キーを押してユーティリティを終了します。
Exit Utility ?
Yes
No
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3.3. HostRAID 設定方法
アレイを作成するためには、HostRAIDを「Enabeled」に設定してください。
以下の手順で設定を変更します。
(1)
SCSI Select ユーティリティを起動し、HostRAIDを設定するチャネルを選択し、
「Options」ウィンドウを開きます。
Adaptec < SCSISelect
(TM) >
AIC-7902 A
AIC-7902 B
<Arrows> move
cursor , < Enter > to
Utility v4.00.0S
at slot XX XX:XX:XX
at slot XX XX:XX:XX
select
option, <Esc> to
exit
( *=default )
(2) 「Configure/View SCSI Controller Settings」を選択し、[Enter]キーを押します。
Adaptec < SCSISelect (TM) >
Utility
v4.10.0S
AIC-7902 X at slot XX, XX : XX : XX
Would you like to configure the SCSI controller , or run the
SCSI Disk Utilities?
Select the option and press
<Enter>
Options
Configure/View
SCSI Controller Settings
SCSI Disk Utilities
<Arrows> move cursor , <Enter>
to select option , <Esc> to exit ( *=default )
(3) 「Configuration」ウィンドウにて HostRAID の「Disabled」に移動し、[Enter]キーを押
します。
Configuration
SCSI Bus Interface Definitions
SCSI Controller ID ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7
SCSI Controller Parity ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Enabled
SCSI Controller Term inations ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Enabled
Additional Options
Boot Device Configuration ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
Press <Enter>
SCSI Device Configuration ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ Press <Enter>
Advanced Configuration ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
Press <Enter>
HostRAID ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
Disabled
<F6> - Reset to SCSI Controller Defults
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(4)
「Enabled」に変更後、[Esc]キーを押します。
「Save Changes Made?」とメッセージが表示されたら、「Yes」を選択し[Enter]キーを押
します。
C onfig uration
SC SI B us Interfac e D efin itions
SC SI C ontroller ID ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7
SC SI C ontroller P arity ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ En abled
SC SI C ontroller Term inations ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ En abled
Add itional O ptions
B oot D evic e C onfiguration
SC SI D evic e C onfiguration
Ad vanc ed C onfiguration
Enabled
*
Disabled
H ostRAID ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
Press <E nter>
Press <E nter>
Press <E nter>
D is ab led
<F6> - R es et to SCS I C ontroller D efults
重要
● HostRAID は本体装置内蔵の
は本体装置内蔵の HDD のみサポートしています。外部接続用チャネルを
のみサポートしています。外部接続用チャネルを
HostRAID 設定にしないでください。
● 引き続きアレイの作成を行う場合は、4
引き続きアレイの作成を行う場合は、4 章を参照してください。
を参照してください。
● HostRAID 設定を変更した場合は、設定を有効にするために、SCSI
設定を変更した場合は、設定を有効にするために、SCSISelect ユーティリ
ティを終
ティを終了すると
を終了すると、
了すると、再起動処理が実行されます。
再起動処理が実行されます。
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3.4. メインメニューの表示について
「Configure/View HostRAID Settings」を選択すると、HDDのスキャン完了後に次のようなメ
インメニューが表示されます。
Adaptec
< SCSISelect (TM) >
Utility
v4.10.0S
AIC-7902 X at slot XX, XX: XX: XX
Create ,Spare ,Delete ,Rebuild ,Verif y ,Bootable
ID
Type
Vender
0
Mirrored (R1)
ADAPTEC RAID
Product
36GB
Optimal
2
Hard Drive
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Free
3
Hard Drive
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Free
<Arrows> move cursor , <Enter>
accept
Size
Status
option , <Esc> exit
メインメニューの表示
■ ID
− HDDのSCSI ID番号、またはアレイのID番号を表示します
■ Type
− アレイのRAIDレベル、またはアレイを構成していないHDDを表示します
□ Hard Drive
−
アレイを構成していないHDD
□ Striped(R0)
− RAID0で作成されたアレイ
□ Mirrored(R1)
− RAID1で作成されたアレイ
□ Stripe/Mirror(R10)− RAID1のスパンで作成されたアレイ
□ Spare
−
スペア設定されたHDD
■ Vendor − HDDのベンダ、またはHostRAIDのベンダ(Adaptec)を表示します
■ Product− HDDのモデル名、またはアレイの名前を表示します
■ Size
− HDD、またはアレイの容量を表示します
■ Status − HDD、またはアレイのステータスを表示します
□ Free
− アレイを構成していないHDD
□ Optimal − アレイは正常
□ Degraded −
RAID1またはRAID1のスパンのHDDの1台が故障している
RAID1のスパンを構成する別々のミラーリングで合計2台のHDDが故障し
ている
□ Dead
−
RAID0のHDDが1台以上故障している
RAID1のHDDが2台故障している
RAID1のスパンを構成するRAID1内でHDDが2台故障している
□ Building − アレイはビルドプロセス中
□ Verify
− アレイはベリファイプロセス中
□ Rebuild − アレイはリビルドプロセス中
-8--
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メインメニューでアレイを選択すると、アレイを構成するHDDの詳細が表示されます。
Adaptec
< SCSISelect (TM) >
Utility
v4.10.0S
AIC-7902 X at slot XX, XX: XX: XX
Create ,Spare ,Delete ,Rebuild ,Verif y ,Bootable
ARRAY
Name:RAID −
Striped −
Vender
64K Stripe siz e
ID
Type
0
Striped(R0)
MAXTOR
Product
ATLASU320_18_SCA
18GB
Optimal
1
Striped(R0)
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Optimal
<Esc>
Size
Status
exit
アレイの詳細表示
■ ID
− アレイを構成するHDDのSCSI ID番号
■ Type
− アレイのRAIDレベルを表示します
□ Striped(R0)
−
RAID0で作成されたアレイ
□ Mirrored(R1)
−
RAID1で作成されたアレイ
□ Stripe/Mirror(R10) − RAID1のスパンで作成されたアレイ
■ Vendor
− HDDのベンダを表示します
■ Product
− HDDのモデル名を表示します
■ Size
− HDDの容量を表示します
■ Status
− HDDのステータスを表示します
□ Optimal
− HDDは正常
□ Degraded
− HDDは故障している
□ Failed
− HDDは故障している
□ Building
− HDDは現在ビルド対象
□ Verify
− HDDは現在ベリファイ対象
□ Replaced
− HDDは現在リビルド対象
□ Missing
− アレイを構成するHDDが、ディスクアレイコントローラから認識されて
いない
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第 4 章 アレイの作成
4.1. 事前確認
アレイを作成する前に、アレイを構成するためのHDDが接続されていることを確認してくださ
い。
(1)
SCSISelectユーティリティを起動し、アレイを作成するチャネルの「Option」ウィンド
ウから、「Configuration/Veiw HostRAID Settings」を選択し、[Enter]キーを押します。
Adaptec < SCSISelect (TM) >
Utility
v4.10.0S
AIC-7902 X at slot XX, XX : XX : XX
Would you like to configure the SCSI controller , configure
the HostRAID Settings , or
run the SCSI Disk Utilities?
<Enter>
Select the option and press
Options
Configure/View
SCSI Controller Settings
Configure/View
HostRAID Settings
SCSI Disk Utilities
<Arrows> move cursor , <Enter>
(2)
to select option , <Esc> to exit ( *=default )
メインメニューで、アレイを作成するために、[C]キーを押します。
Adaptec
< SCSISelect (TM) >
Utility
v4.10.0S
AIC-7902 X at slot XX, XX: XX: XX
Create ,Spare ,Delete ,Rebuild ,Verif y ,Bootable
ID
Type
Vender
Product
Size
0
Mirrored (R1)
ADAPTEC
RAID
36GB
Optimal
2
Hard Drive
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Free
3
Hard Drive
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Free
<Arrows> move cursor , <Enter>
Status
accept option , <Esc> exit
重要
● アレイを作成するには少なくとも2
アレイを作成するには少なくとも2台のHDDが
HDDが必要です。
必要です。
● アレイを作成する際に、容量の異なる
アレイを作成する際に、容量の異なるHDD
HDDを使用すると、容量の小さい方にあわせてア
HDDを使用すると、容量の小さい方にあわせてア
レイの容量は設定されます。
● 本体装置
本体装置でサポートしている
装置でサポートしている純正品
でサポートしている純正品以外の
純正品以外のHDD
以外のHDDを使用しないでください。
HDDを使用しないでください。
● HDDがすでに
HDDがすでにアレイ構成の一部になっている場合は、その
がすでにアレイ構成の一部になっている場合は、そのHDD
アレイ構成の一部になっている場合は、そのHDDは選択できません。
HDDは選択できません。
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(3)
「Select RAID Type」ウィンドウで、構築するRAIDタイプを選択し、[Enter]キーを押し
ます。
選択内容を強調表示すると別ウィンドウが表示されて、作成に必要なHDDの最低および最
大個数、またスペアの割り当てに関する説明が表示されます。
RAIDの設定については、
の設定については、4.2
4.4章を参照してください
※ 各RAID
の設定については、
4.2~4.4
章を参照してください。
Adaptec
<
SCSISelect (TM)
AIC-7902
X
>
at slot
Utility
XX,
v4 .10 .0 S
XX : XX: XX
Create RAID
ID
Vender
Product
Size
2
MAXTOR ATLASU320_18_SCA
18GB
3
MAXTOR ATLASU320_18_SCA
18GB
Select RAID Ty pe
RAID-0
(High Perf ormance, No Fault Tolerance)
RAID-1
(Fault Tolerance)
RAID-10
(Fault Tolerance, High Perf ormance)
Striping Requirements
Min 2 driv es, Max 4 driv es.
<Arro ws>
mov e
cursor ,
-11--
<Enter>
accept
option
,
<Esc>
exit
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4.2. RAID0 アレイの作成
RAID0アレイを作成するには、以下の手順に従います。
(1)
「Slect RAID Type」ウィンドウで「RAID-0」を選択し、[Enter]キーを押します。
S e le c t R A I D T y p e
R A ID -0
( H ig h P e r f o r m a n c e , N o F a u lt T o l e r a n c e )
R A ID -1
( F a u lt T o le r a n c e )
R A I D - 1 0 ( F a u lt T o le r a n c e , H ig h P e r f o r m a n c e )
(2) カーソルキーで切り替えながら使用するHDDをスペースバーで選択し、[Enter]キーを押
します。選択されたHDDの「Size」横には「X」が表示されます。
R A I D - 0 : S e le c t R A ID m e m b e r s
ID
Vendor
0
1
2
3
M A X TO
M A X TO
M A X TO
M A X TO
P ro d u c t
R
R
R
R
AT L A S U
AT L A S U
AT L A S U
AT L A S U
S iz e
32
32
32
32
0_18_
0_18_
0_18_
0_18_
SC
SC
SC
SC
A
A
A
A
18G
18G
18G
18G
B
B
B
B
X
(3)
「Select Strip Size」ウィンドウが表示されたら、「16KB」、「32KB」、「64KB」のい
ずれかを選択し、[Enter]キーを押します。
(4)
「Assign RAID Name」ウィンドウにて任意のRAID Nameを入力し、[Enter]キーを押しま
す。
RAID Nameは、他のアレイと同じ名前にならないように注意してください。
RAID Nameは、半角15文字以内です。
重要
選択したHDD
HDDに、有効な
に、有効なパーティション情報またはブートブロックが検出された場合、警
● 選択した
HDD
に、有効な
パーティション情報またはブートブロックが検出された場合、警
告メッセージが表示されます。アレイの作成を続ける場合は「Yes
告メッセージが表示されます。アレイの作成を続ける場合は「Yes」を選択し、作成を中
Yes」を選択し、作成を中
止する場合は「No
止する場合は「No」を選択してください
No」を選択してください
● 間違った
間違ったHDD
HDDを使用した場合、デ
を使用した場合、データは復旧できませんので十分にご注意ください。
HDD
を使用した場合、デ
ータは復旧できませんので十分にご注意ください。
(5)
「Create Array?」というメッセージが表示されたら、「Yes」を選択し、[Enter]キーを押
します。
「No」を選択するとアレイの作成作業は終了し、メインメニューに戻ります。
(6)
「Are you sure?」というメッセージが表示されたら、「Yes」を選択し、[Enter]キー押
します。
「No」を選択するとアレイの作成作業は終了し、メインメニューに戻ります。
(7)
「Build Completed」と表示されたら [Esc]キーでメインメニューに戻ります。
メインメニューに戻ったときに、作成したアレイの「Status」が「Optimal」になってい
ることを確認してください。
-12--
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4.3. RAID1 アレイの作成
RAID1アレイを作成するには、以下の手順に従います。
(1) 「Slect RAID Type」ウィンドウで、「RAID-1」を選択します。
S e le c t R A I D T y p e
R A ID -0
( H ig h P e r f o r m a n c e , N o F a u lt T o le r a n c e )
R A ID -1
( F a u lt T o l e r a n c e )
R A I D - 1 0 ( F a u lt T o le r a n c e , H ig h P e r f o r m a n c e )
(2)
カーソルキーで切り替えながら使用するHDDをスペースバーで選択し、[Enter]キーを押
します。選択されたHDDの「Size」横には「X」が表示されます。
R A I D - 1 : S e le c t R A ID m e m b e r s
(3)
ID
Vendor
0
1
2
3
M A X TO
M A X TO
M A X TO
M A X TO
P ro d u c t
R
R
R
R
AT L A S U
AT L A S U
AT L A S U
AT L A S U
S iz e
32
32
32
32
0_18_
0_18_
0_18_
0_18_
SC
SC
SC
SC
A
A
A
A
18G
18G
18G
18G
B
B
B
B
X
「RAID-1 Build Option」ウィンドウが表示されます。いずれかのオプションを選択し、
[Enter]キーを押します。 選択可能なオプションは次のとおりです。
R A ID - 1 B u i ld O p t io n
C r e a t e n ew RA ID - 1
C o p y fr o m (
X)
to
(
Y)
C o p y fr o m (
Y)
to
(
X)
● CCreate
reate new RAID:デフォルトのオプションです。
RAID-1
● Copy
Copy from (X
(X) to (Y
(Y):選択しないでください。
● Copy
Copy from (Y
(Y) to (X
(X):選択しないでください。
重要
● 「RAIDRAID-1 Build Option」では、「
Option」では、「Create
」では、「Create new
new RAIDRAID-1」のみ選択可能です。
「Create new RAIDRAID-1」以外のオプションを選択しないでください。
(4)
「Assign RAID Name」ウィンドウにて任意のRAID Nameを入力し、[Enter]キーを押しま
す。
RAID Nameは、他のアレイと同じ名前にならないように注意してください。
RAID Nameは、半角15文字以内です。
重要
● 選択した
選択したHDD
HDDに有効な
HDDに有効なパーティション情報またはブートブロックが検出された場合、
に有効なパーティション情報またはブートブロックが検出された場合、
警告メッセージが表示されます。アレイの作成を続ける場合は「
警告メッセージが表示されます。アレイの作成を続ける場合は「Yes
ける場合は「Yes」を選択し、作
Yes」を選択し、作
成を中止する場合は「No
成を中止する場合は「No」を選択してください。
No」を選択してください。
● 間違ったHDD
間違ったHDDを使用した場合、データは復旧できませんので十分にご注意ください。
HDDを使用した場合、データは復旧できませんので十分にご注意ください。
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(5)
「Create Array?」というメッセージが表示されたら、「Yes」を選択し、[Enter]キーを
押します。
「No」を選択するとアレイの作成作業は終了し、メインメニューに戻ります。
(6)
「Are you sure?」というメッセージが表示されたら、「Yes」を選択し、[Enter]キーを
押します。
「No」を選択するとアレイの作成作業は終了し、メインメニューに戻ります。
(7) アレイが作成されると続いて、ビルドが実行されます。「Driver Background Task
Priority」 ウインドウが表示されますので、「High」、「Medium」、「Low」いずれか
のオプションを選択し、[Enter]キーを押します。 ビルドが何パーセントまで完了した
かを示すプログレスレバーが表示されます。
Driver Background Task Priority
High
- Builds fastest, high CPU usage
Medium - Moderate speed, moderate CPU usage
Low
- Builds longest, low CPU usage
重要
● ビルド
ビルドプロセスは必ず最後まで終了させてください。
プロセスは必ず最後まで終了させてください。ビルド
プロセスは必ず最後まで終了させてください。ビルドの途中で
ビルドの途中で、
の途中で、[Esc]
Esc]キーを押し
て処理を中断しないでください。
処理を中断しないでください。
ビルド処理が完了し
処理が完了しアレイの「
アレイの「Status
Status」
Optimal」
にならないと、OS
OSからアレイが
からアレイが正
ビルド
処理が完了し
アレイの「
Status
」が「Optimal
」にならないと、
OS
からアレイが
正
しく認識されません。
しく認識されません。
Task
Priority」
は、本ユーティリティでは機能しません。どの
● 「Driver Background Ta
sk Priority
」は、本ユーティリティ
では機能しません。どの
Priorityを選択しても処理時間は同じになります。
Priorityを選択しても処理時間は同じになります。
(8)
「Build Completed」と表示されたら、[Esc]キーでメインメニューに戻ります。
メインメニューに戻ったときに、作成したアレイの「Status」が「Optimal」になってい
ることを確認してください。
この後、スペアディスクを設定する場合は、
この後、スペアディスクを設定する場合は、6
を設定する場合は、6章を参照してください。
チェック
ビルド処理完了後、作成したアレイにOSのパーティションを作成してください。OSのパーテ
ィションが存在しない場合、OSを起動するごとにベリファイが実施されます。
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4.4. RAID1 のスパンの作成
のスパンの作成
RAID1のスパンアレイを作成するには、以下の手順に従います。
(1) 「Slect RAID Type」ウィンドウで、「RAID-10」を選択します。
S e le c t R A I D T y p e
R A ID -0
( H ig h P e r f o r m a n c e , N o F a u lt T o l e r a n c e )
R A ID -1
( F a u lt T o le r a n c e )
R A I D - 1 0 ( F a u lt T o le r a n c e , H ig h P e r f o r m a n c e )
(2)
カーソルキーで切り替えながら使用するHDDをスペースバーで選択し、[Enter] キーを押
します。選択されたHDDの「Status」横には「X」が表示されます。
R A I D - 1 0 : S e le c t R A I D m e m b e r s
ID
V endor
0
1
2
3
M A X TO
M A X TO
M A X TO
M A X TO
P ro d u c t
R
R
R
R
AT L A S U
AT L A S U
AT L A S U
AT L A S U
S iz e
32
32
32
32
0_18_
0_18_
0_18_
0_18_
SC
SC
SC
SC
A
A
A
A
18G B
18G B
18G B
18G B
X
(3)
「Select strip size」ウィンドウが表示されたら、「16KB」、「32KB」、「64KB」のう
ちいずれかを選択し、[Enter]キーを押します。
(4)
「Assign RAID Name」ウィンドウにて任意のRAID Nameを入力し、[Enter]キーを押しま
す。
RAID Nameは、他のアレイと同じ名前にならないように注意してください。
RAID Nameは、半角15文字以内です。
重要
● 選択した
選択したHDD
HDDに有効な
HDDに有効なパーティション情報またはブートブロックが検出された場合、
に有効なパーティション情報またはブートブロックが検出された場合、警
告メッセージが表示されます。アレイの作成を続ける場合は「Yes
告メッセージが表示されます。アレイの作成を続ける場合は「Yes」を選択し、作成を
Yes」を選択し、作成を
中止する場合は「No
中止する場合は「No」を選択してください。
No」を選択してください。
間違ったHDD
HDDを使用した場合、データは復旧できませんので十分にご注意ください。
● 間違った
HDD
を使用した場合、データは復旧できませんので十分にご注意ください。
(5)
「Create Array?」というメッセージが表示されたら、「Yes」を選択し、[Enter]キーを
押します。
「No」を選択するとアレイの作成作業は終了し、メインメニューに戻ります。
(6)
「Are you sure?」というメッセージが表示されたら、「Yes」を選択し、[Enter]キーを
押します。
「No」を選択するとアレイの作成作業は終了し、メインメニューに戻ります。
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(7) アレイが作成されると続いて、ビルドが実行されます。「Driver Background Task
Priority」 ウィンドウが表示されますので、「High」、「Medium」、「Low」いずれか
のオプションを選択し、[Enter]キーを押します。 ビルドが何パーセント完了したかを
示すプログレスレバーが表示されます。
Driver Background Task Priority
High
- Builds fastest, high CPU usage
Medium - Moderate speed, moderate CPU usage
Low
- Builds longest, low CPU usage
重要
● ビルド
ビルドプロセスは必ず最後まで終了させてください。
プロセスは必ず最後まで終了させてください。ビルド
プロセスは必ず最後まで終了させてください。ビルドの途中で
ビルドの途中で 、[Esc]
Esc]キーを押
して処理を
して処理を中断
処理を中断しないでください。
中断しないでください。
ビルド処
理が完了しアレイの「Status
Status」
Optimal」
にならないと、OS
OSからアレイが
からアレイが正
ビルド
処理が完了しアレイの「
Status
」が「Optimal
」にならないと、
OS
からアレイが
正
しく認識されません。
しく認識されません。
Priority」
は、本ユーティリティでは機能しません。
では機能しません。どの
● 「Driver Background Task Priority
」は、本ユーティリティ
では機能しません。
どの
Priorityを選択しても処理時間は同じになります。
Priorityを選択しても処理時間は同じになります。
(8)
「Build Completed」と表示されたら、[Esc]キーを押してメインメニューに戻ります。
メインメニューに戻ったときに、作成したアレイの「Status」が「Optimal」になってい
ることを確認してください。
この後、スペアディスクを設定する場合は、
この後、スペアディスクを設定する場合は、6
、スペアディスクを設定する場合は、6章を参照してください。
チェック
ビルド処理完了後、作成したアレイにOSのパーティションを作成してください。OSのパーテ
ィションが存在しない場合、OSを起動するごとにベリファイが実施されます。
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第 5 章 アレイの削除
アレイを削除するには、次の手順に従ってください。
(1)
メインメニューで、カーソルを移動して削除するアレイを選択し、[Enter]キーを押しま
す。
Adaptec
< SCSISelect (TM) >
Utility
v4.10.0S
AIC-7902 X at slot XX, XX: XX: XX
Create ,Spare ,Delete ,Rebuild ,Verif y ,Bootable
ID
Type
Vender
Product
Size
0
Mirrored (R1)
ADAPTEC
RAID
36GB
Optimal
2
Hard Drive
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Free
3
Hard Drive
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Free
<Arrows> move cursor , <Enter>
(2)
Status
accept option , <Esc> exit
次の画面が表示されたら、アレイを削除するために <D> キーを押します。
Adaptec
< SCSISelect (TM) >
Utility
v4.10.0S
AIC-7902 X at slot XX, XX: XX: XX
Create ,Spare ,Delete ,Rebuild ,Verif y ,Bootable
ARRAY
ID
Name:RAID −
Type
Striped −
Vender
64K Stripe siz e
Product
Size
Status
0
Striped(R0)
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Optimal
1
Striped(R0)
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Optimal
<Esc>
exit
(3) 「Delete Array ?」 というメッセージが表示されたら、「Yes」を選択し[Enter]キーを
押します。
「No」を選択するとアレイの削除は実施されずに、メインメニューに戻ります
(4)
「Deleting information」ウインドウが表示されたら、パーティション/ブートブロッ
クの情報を消去したいHDDまたは「None」を選択して、[Enter]キーを押します。RAID0ま
たはRAID1のスパンの場合、「Deleting information」ウインドウは表示されません。
重要
● 「Deleting information」
information」で選択されたHDD
で選択されたHDDは
HDDは、パーティションまたはブートブロックの
情報が消去されます。
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(5)
「Are you sure ?」というメッセージが表示されたら、「Yes」を選択し[Enter]キーを
押します。
「No」を選択するとアレイの削除は実施されずに、メインメニューに戻ります。
重要
● アレイの削除を実行するとデータが消えますので、予めデータ
アレイの削除を実行するとデータが消えますので、予めデータのバックアップを行って
のバックアップを行って
おくことをお勧めします。
おくことをお勧めします。
● HostRAID に接続した HDD は、単体ディスクとして使用しないでください。アレイを設定
は、単体ディスクとして使用しないでください。アレイを設定
するかスペアディスク設定で使用してください。
するかスペアディスク設定で使用してください。
-18--
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第 6 章 スペアディスクの作成
スペアディスクの作成
スペアディスクは、1チャネルあたりにつき1台まで作成することができます。
スペアディスクは、RAID1またはRAID1のスパンについてのみ有効です。
チェック
スペアディスクのサイズはアレイを構成するHDD以上のサイズが必要です。 アレイを構成する
HDDのうち一番容量の小さいHDDが36GBで、スペアディスクが18GBの場合、スペアとして機能し
ません。
スペアディスクを作成するには、以下の手順に従います。
(1)
メインメニューで、スペアディスクを作成するために [S]キーを押します。
Adaptec
< SCSISelect (TM) >
Utility
v4.10.0S
AIC-7902 X at slot XX, XX: XX: XX
Create ,Spare ,Delete ,Rebuild ,Verif y ,Bootable
ID
Type
Vender
Product
Size
0
Mirrored (R1)
ADAPTEC
RAID
36GB
Optimal
2
Hard Drive
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Free
3
Hard Drive
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Free
<Arrows> move cursor , <Enter>
(2)
Status
accept option , <Esc> exit
次のオプションが表示されたら、「Add Spare」を選択し[Enter]キーを押します。
Options
Add Spare
Delete Spare
(3)
スペアディスクに設定可能なHDDの一覧が表示されたら、スペアディスクに設定するHDD
を[Enter]キーで選択します。
(4)
「Are you sure ?」というメッセージが表示されたら、「Yes」を選択し、[Enter]キー
を押します。
「No」を選択するとスペアディスクの設定は実施されず、メインメニューに戻ります。
(5)
メインメニューで選択したHDDの「Type」が「Spare」に変更されていること、「Status」
が「Optimal」になっていること確認してください。
スペアディスクを解除する場合は、手順(2)のオプションのところで「Delete Spare」を選択
する以外は、手順(1)∼(5)と同じです。
-19--
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第 7 章 ブートプライオリティ指定
アレイにブートプライオリティを指定するためには、以下の手順に従います。
チェック
この機能を使用することにより、アレイID のプライオリティに関係なく、指定したアレイ
にブートプライオリティが与えられます。
フロッピーディスクドライブやCD-ROMドライブを含むブートプライオリティ設定について
は、システム BIOSセットアップユーティリティを使用してください。
システム BIOSセットアップユーティリティに関しては本体装置のユーザーズガイドを参照
してください。
(1)
メインメニューで対象のブートプライオリティを設定したいアレイを選択し、 [Enter]
キーを押します。
(2)
アレイの詳細画面が表示されたら、[B]キーを押します。
(3)
「Options」ウインドウで、「Mark bootable」を選択し、[Enter]キーを押します。
(4)
設定されたことを示す「B」が、「ID」の横に表示されます。
Adaptec
< SCSISelect (TM) >
Utility
v4.10.0S
AIC-7902 X at slot XX, XX: XX: XX
Create ,Spare ,Delete ,Rebuild ,Verif y ,Bootable
B
ID
Type
0
Mirrored (R1)
Vender
ADAPTEC
Product
RAID
36GB
Optimal
2
Hard Drive
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Free
3
Hard Drive
MAXTOR
ATLASU320_18_SCA
18GB
Free
<Arrows> move cursor , <Enter>
Size
Status
accept option , <Esc> exit
ブートプライオリティを解除する場合は、手順(3)のオプションのところで「Unmark bootable」
を選択する以外は、手順(1)∼(4)と同じです。
重要
● スペア
スペアディスク
ディスクを使
ディスクを使った
を使ったスタンバイ
ったスタンバイリビルドが行われた場合、再度、
スタンバイリビルドが行われた場合、再度、ス
リビルドが行われた場合、再度、スタンバイリビル
タンバイリビル
ドを行ってHDD
ドを行ってHDDの実装位置とその
HDDの実装位置とそのHDD
の実装位置とそのHDDを使ったアレイの構成がリビルド前と同様になるよ
HDDを使ったアレイの構成がリビルド前と同様になるよ
うにしてください。
この操作を行わないと、ブートプライオリティが変更になり、
この操作を行わないと、ブートプライオリティが変更になり、HostRAID
プライオリティが変更になり、HostRAIDからの
HostRAIDからのOS
からのOS起動
OS起動が
起動が
できなくなる場合があります。
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第 8 章 コンフィグレーション情報のセーブ/リストア
コンフィグレーション情報のセーブ リストア
本章では、アレイのコンフィグレーション情報をフロッピーディスクにセーブする手順につい
て説明します。
なお、本操作を行うためには、フロッピーディスクと本体装置添付のEXPRESSBUILDER CD-ROM
が必要です。
8.1. 事前準備
ローカルコンソール(またはリモートコンソール)環境でEXPRESSBUILDER CD-ROMから本体装
置を起動して、EXPRESSBUILDERトップメニューを表示させてください。起動方法については、
本体装置添付のユーザーズガイドを参照してください。
8.2. コンフィグレーション情報のセーブ
アレイのコンフィグレーション情報をフロッピーディスクにセーブするには、以下の手順に従
います。
(1)
EXPRESSBUILDERトップメニューから「ツール」メニューを選択し、[Enter]キーを押しま
す。
(2)
「RAID情報のセーブ/リストア」メニューを選択し、[Enter]キーを押します。
続けて、「RAID情報のセーブ」メニューを選択し、[Enter]キーを押します。
(3)
画面の指示に従って、コンフィグレーション情報をフロッピーディスクにセーブしてく
ださい。
コンフィグレーション情報をセーブしたフロッピーディスクは、大切に保管してくださ
い。
重要
● アレイの新規作成や変更を行った時は、必ず本機能を使用してコンフィグレーシ
ョン情報をセーブしてください。
● 本機能は、
本機能は、OS
OS領域を含むディスクアレイコントローラのコンフィグレーション情
OS領域を含むディスクアレイコントローラのコンフィグレーション情
報のみセーブ可能です。OS
報のみセーブ可能です。OS領域を含まないディスクアレイコントローラのコンフ
OS領域を含まないディスクアレイコントローラのコンフ
ィグレーション情報のセーブには、ディスクアレイコントローラ添付のユーザー
ズガイドを参照してください。
8.3. コンフィグレーション情報のリストア
重要
● 本機能は保守用です。使用しないでください。
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付録.トラブルシューティング
■ アレイを作成できない
「Configure/View HostRAID Setteings」を正常に終了した後に、アレイの「Status」が「Optimal」
表示されていない場合は、再度設定してください。
再設定した場合においても「Optimal」とならない場合は、ディスクアレイコントローラもしくは
HDD の故障が考えられます。
保守サービス会社に連絡してください。
■ アレイの
アレイのビルド
ビルドを中断した
を中断した場合
場合、
もしくはビルド
ビルド中に異常終了し
中に異常終了した
ビルド
を中断した
場合
、もしくは
ビルド
中に異常終了し
た場合
次の手順に従って、アレイのビルドを再開してください。
(1) メインメニューで、
「Status」が「Building」となっているアレイを選択し、[Enter]キーを押
します。
(2) アレイの詳細画面になったら、[R]キーを押します。
(3) 「Driver Background Task Priority」で、いずれかのプライオリティを選択し、[Enter]キー
を押します。
(4) 中断されたところから、ビルドが再開します。
■ スタンバイ
スタンバイリビルド後の
リビルド後の本体
本体装置立上げで、
装置立上げで、OS
を起動できない場合
リビルド後の
本体
装置立上げで、
OS を起動できない
場合
スペアディスクを使ったスタンバイリビルドが行われた場合、ブートプライオリティが変更にな
り、HostRAID からの OS 起動ができなくなる場合があります。7 章を参照して OS が格納されている
アレイにブートプライオリティを指定してください。
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HostRAID
SCSISelect ユーティリティ
操作説明書
856-121814-012
2003 年 11月
初版
日 本 電 気 株 式 会 社
東京都港区芝五丁目7番1号
TEL (03) 3454-1111 (大代表)
© Adaptec,Inc.2003
© NEC Corporation 2003
日本電気株式会社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。
-23--
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