福岡市財産有効活用プランについて＜概要版＞

福岡市財産有効活用プランについて＜概要版＞
１ はじめに
１
財産有効活用プラン策定の趣旨
4 普通財産の売却の取組み
(１)民間事業者の活用
(1) さらなる財産有効活用推進の必要性
○ 民間不動産事業者のネットワークを活用した
○厳しい財政状況を踏まえ，資産経営の視点に立った，あらゆる財産を有効活用する必要性
(2) 財産の活用を取り巻く環境の変化
活用困難地をはじめとする未利用地の活用検討
(２)まちづくりに配慮した土地の売却
○ 地域ニーズ，周辺環境や地域のまちづくり
○官民共働による公共空間活用の取組みなど，様々な環境の変化を捉えた財産の有効活用
に寄与する売却手法の活用検討
(3) プラン策定の目的
○上記背景を踏まえ，財産の有効活用を推進する取組みの指針となるもの
(３)財産（未利用地）情報の整理・発信
○ 未利用地などの財産情報の一元的集約
○「行財政改革プラン」の部門別プラン，かつ「政策推進プラン」において，財産の活用を前提とする
○ 財産情報の「見える化」と発信
施策や取組みの指針となるもの
２
プランの計画期間
5
普通・行政財産の貸付の取組み
○平成２５年度から平成２８年度までの４年間
３
○ 貸付可能な期間に応じた貸付手法の検討
本プランの対象
○ 民間事業者の活用（再掲）
○公有財産（地方自治法第238条）のうち，主として土地及び建物
2
財産有効活用の基本的な考え方
１
管理から経営へ
○「保有する財産」(管理)から「活用する財産」(経営)への意識転換による効果的・効率的な財産活用
２
6
行政財産の活用の取組み
1.行政財産の余裕部分などの活用
対象財産掘り起こしのうえ，暫定利用を促進
(参考)これまでの取組み実績
①普通財産の売却
年度
件数
面積（㎡）
22
68
28,903
売却収入額（千円）
1,378,302
23
42
12,737
603,581
24
49
16,053
956,567
②自動販売機設置の公募化
年
度
台
数
収入額
(A)(千円)
所定の使用料
(B)(千円)
増収額
(A-B)(千円)
22
59
31,195
1,390
29,805
23
83
34,543
1,680
32,863
24
120
54,898
2,453
52,445
③公共施設・空間を活用した広告事業
年度
広告収入額（千円）
22
18,315
23
20,444
24
22,404
注）①， ②，③の
実績は，各年度
末時点のもの
4.再生可能エネルギー（太陽光発電）事業の導入
設置可能な財産への積極的な導入の推進
最適手法による財産活用の推進
○様々な環境の変化や財産の特性を踏まえた，最適な活用手法の推進
３
民間との共働による活用手法の積極的導入
○民間の不動産事業者等と連携し，その創意工夫・事業意欲の活用
○新たな売却・活用手法の導入や市場ニーズの把握などによる財産の有効活用
４
財産活用による付加価値の創出
○「財源の確保」を目的としながら，まちの魅力向上や賑わいの創出など「付加価値の創出」の視点も
西側ふれあい広場
ユニバーサルカフェ
2.公共施設等に付属する駐車場の有料化
閉庁時間帯などにおける有料化の取組みを拡大
太陽光発電(未利用地・施設の屋根)
5.公共施設・空間を活用した広告事業
市場ニーズや都市景観に配慮のうえ，広告事業を拡大
踏まえた効果的・効率的な財産の活用
3
財産の活用方針
１
普通財産の活用方針
①
行政財産としての利用が予定されているもの
○事業化までに１年以上が見込まれる場合は，暫定的な活用を推進
②
博多区役所駐車場
雁の巣ＲＣ駐車場
3.自動販売機設置の公募化
付加価値のある自動販売機にも導入を推進
①を除く普通財産であって活用が可能なもの
施設媒体(壁面・TVモニター・区役所窓口カウンター等）
6.その他の活用の取り組み
ネーミングライツ，道路アダプト制度など，企業と
タイアップする維持管理手法の検討・導入の推進
○原則として，一般競争入札などによる売却。ただし，将来の活用可能性により，売却することが
不適当なものについては，市の利用が担保される手法（「定期借地権制度」）による活用を推進
２
行政財産の活用方針
①
公用財産・公共用財産
○床面や敷地などの空間的な余裕部分や，休日・夜間など限られた時間帯で，通常の行政用途を
妨げないものについては，積極的な貸付や目的外使用許可による活用を推進
○行政用途廃止予定の財産は，原則として，移転新築や廃止のための財源等を確保するため売却
②
予定公物
○事業化までに１年以上が見込まれるものについては，事業化に至るまでの暫定的な活用を推進
アビスパ福岡支援自販機
7 プランの推進
レベルファイブスタジアム
アダプト制度 管理票
○局区財産活用計画の策定
プランに基づく財産の有効活用を推進するため，取組みの目標値を設定するとともに，その達成に向けた
具体的な計画となる「局区財産活用計画」を策定する。
○財産活用推進会議の設置
着実な活用計画の推進を目的に会議体を組織し，プラン及び活用計画の総合調整・進行管理等を行う。