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カード会員と加盟店のうれしさをつなぐ 新サービスを実現

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カード会員と加盟店のうれしさをつなぐ 新サービスを実現
先進的なビッ
グデータ利活用事例
用し、ハードや OS に依存しないコン
テンツ環境を実現している。
高い閲覧率/利用率を達成、
加盟店との協業も積極的に推進
このようにして開発されたイマレ
コ!は、実 証 実 験 開 始 後、1 週 間で
1000 名を超える登録数を達成し、その
後も順調に伸び続けている。
「さらに注目されるのが、これまで手
がけたキャンペーンなどと比較して、
閲覧/利用率が格段に高いということ
です。ギフト内容によって多少の差は
ありますが、配信件数に対して閲覧率
46%、利用率 13%に上った成功例もあ
ります。一般に DM の反応率はコンマ
数%程度といわれますから、これまで
にない成果を挙げることができました」
と井上氏は述べる。一人ひとりの個客
に最適化されたサービスを提供すると
いう狙いが、見事に実を結びつつある。
こうした成果は、同社のビジネスに
も大きな影響を与えている。
「これまで当社の社員が訪問するの
は、加盟店の経理部門などが多かった。
しかし、これからは、イマレコ!のレポ
ートを基に、販促部門やバイヤーの
ユーザープロフィール
株式会社ジェーシービー
本 社 : 東京都港区南青山 5-1-22
設 立 : 1961 年 1月25日
代表者 : 浜川 一郎
資本金 : 106 億 1610 万円
事業概要
日本及びアジア地域を代表するクレジッ
トカード会社とし
て、ブランド事業・カード事業・加盟店事業・プロセシング
事業をトータルに展開。少額決済に役立つ電子マネー
「QUICPay」やグローバル非接触 IC 決済プログラム
「J/Speedy」などの先進サービスも開発している。
先進的なビッ
グデータ利活用事例
JCB
JCB
“本当に役立つ”情報を“リアルタイム”に配信!
ビッグデータ戦略的活用ソリューション「vRAMcloud」
近年、絶えず変化を続けるビジネス環境下で迅速な意思決定やマーケティングを行うた
め、データをリアルタイムに分析し活用する必要性が高まっている。
日立の「vRAMcloud※1」は、分散処理やインメモリ処理などの高速処理技術とSI
技術・独自フレームワーク群を活用することで、膨大なデータのリアルタイム分析を、より早
く、低コストに実 現し、顧 客のビッグデータ利 活 用を支 援するソリューション。
「vRAMcloud」を活用し、膨大な取引データや各種ログを分析することで、利用者個々
のニーズに応じたサービスの提供が可能となる。
カード会員と加盟店のうれしさをつなぐ
新サービスを実現したJCBの取り組みとは
カード会社大手のジェーシービー(以下、JCB)では、新たな情報サービス「イマレコ!」の提供を開始した。これは「イマ」そこ
にいる買い物客におすすめの情報を「レコメンド」するサービス。具体的には、カード決済を行った会員に対し、近隣の加盟店で
利用できるイマレコ!ギフトと呼ばれるおトクな情報や特典をリアルタイムに配信する。現在、新宿エリアで1万人の規模でテ
スト導入している段階だが、あるギフト配信では「閲覧率(閲覧件数 / 配信件数)が 46%」
「利用率(利用件数 / 配信件数)が 13%」
と想定を上回る成功例もでてきている。これまでにないサービスだけに、実現に向けてはさまざまな要件や困難を克服する必要
があったという。ここでは、新サービスの背景や概要、そのサービスを支える IT 基盤について見ていきたい。
SI技術・
独自フレームワーク群
データインテグレーション フレームワーク
(日立独自ノウハウ)
製品技術
Cosminexus
仮想化
分散処理
ストリーム処理
ビジネスルール管理
インメモリ処理
JP1
Hitachi Advanced Data Binder プラットフォーム※2
課題
超高速データベース
リアルタイムデータ連携
Small Start、
Grow Big
低リスク・低コスト
一連のデータ処理がキャッシュ上
で動作するため、
リアルタイムな
データ連携が可能
シェアードナッシングアーキテク
チャを採用し、データ連携基盤の
スケールアウトが容易
データベースログから更新情報を
抽 出する方 式を採 用しているた
め、
既存アプリの修正が不要
解決
効果
JCB では、カード会員と加盟店のニーズをダイレクトに結び、最適なタイミングで最適な情報をレコメンドする
新たなサービスの開発をめざしていた。
vRAMcloud によるリアルタイムデータ連携技術と、ギフト発行条件を柔軟に指定できる BRMS * 1 を活用した、
リアルタイムマーケティングシステムを構築。幅広い携帯端末への対応も実現。
ギフト閲覧率 46%、利用率 13%という想定を大きく上回る成功例も。さらに、加盟店との協業による新規ビジネス
創出も可能になった。
※ 1:vRAMcloud(ブイラムクラウド)
:Virtualized + Random Access Memory + cloud
※ 2:内閣府の最先端研究開発支援プログラム「超巨大データベース時代に向けた最高速データベースエンジンの開発と当該
エンジンを核とする戦略的社会サービスの実証・評価」
(中心研究者:喜連川 東大教授/国立情報学研究所所長)の成果を利用
方々と独自商品の企画を行うといった
ことも可能になります。加盟店と共に
新たなビジネスを切り拓くためのツー
ルとしても有効に機能し始めているの
です」と花田氏は話す。
今回のプロジェクトを支援した日立
への評価も高い。井上氏は「イマレコ!
のコンセプトを形にしていく上では、
会員さまや加盟店のニーズをどうサー
ビスに生かすか、システムをどう作る
べきかなど、数々の課題がありました。
しかし、日立がビッグデータ分析から
サービス設計、IT 基盤構築に至るまで
トータルに支援してくれたことで、
我々
がめざしていた通りのサービスを実現
できました」と満足感を示す。
同社では、今回の成功を踏まえ、イマ
レコ!のさらなる改善や新規サービスの
創出に取り組んでいく考えだ。今回は新
宿エリアだが、同様の仕組みを地方都
市などに応用し、地域活性化を支援す
るといったことも検討しているという。
これに合わせて、日立のビッグデータ
利活用支援にも、大きな期待が寄せら
れている。
「今回のプロジェクトで改め
て感じたのは、社内に蓄積された大量の
データをまだまだ最大限に活用できて
いなかったという点です。日立にはデー
タ分析・活用の専門家集団がトータルサ
ポートしてくれるデータ・アナリティク
ス・マイスターサービスなどがあります
ので、ぜひ今後も客観的な視点で、当社
のビッグデータ戦略を支えてほしいで
すね」と花田氏は述べた。
一人ひとりのカード会員を
対象とした新サービスの開発に挑む
株式会社ジェーシービー
加盟店事業統括部門 加盟店事業統括部
市場開発グループ 次長
花田 信人氏
・JBoss および Hibernate は,Red Hat, Inc. の登録商標です。 ・Red Hat は,米国およびその他の国でRed Hat, Inc. の登録商標もしくは商標です。
お問い合わせ
株式会社 日立製作所 情報・通信システム社 金融システム営業統括本部
■「vRAMcloud」など金融ソリューションについて:http://www.hitachi.co.jp/finance/
■ お問い合わせ:http://www.hitachi.co.jp/finance-inq/
このリーフレットは、2015 年 1 月13日から2015 年 2 月9日まで「ITpro Special」に掲載されている内容を抜粋したものです。©日経 BP 社 ●掲載記事の無断転載を禁じます
株式会社ジェーシービー
加盟店事業統括部門 加盟店事業統括部
市場開発グループ 副主事
モバイル/ネット環境の急速な普及
は、流通・小売業のビジネスにも大き
な影響をもたらした。今や消費者は、
スマートフォン、タブレットなどの携
帯端末を駆使して、欲しい商品をすぐ
に手にすることができる。
もちろん、こうした変化によって、リ
アル店舗の重要性が完全に無くなって
しまったわけではない。しかし、商品の
品揃えを増やすといった「待ち」の戦
略だけでは、継続的な成長を果たして
いくことは難しい。
「オムニチャネル」
などのキーワードが注目されているの
も、さまざまな属性を持つ一人ひとり
の顧客に対し、あらゆる購買チャネル
でつながりを強めることが求められて
いるからだ。
こうした状況を受け、新たな挑戦に乗
り出したのが、カード会社大手の JCB
である。加盟店との契約を一手に担う
「シングルアクワイアリング(専属的な
加盟店契約)
」を強みとして持つ同社で
は、国内最大級の加盟店ネットワークを
生かし多角的な事業を展開。自社保有
の顧客データを基に加盟店からDM 受
託を行う「J-COMPASS」などのサー
ビスで一定の効果を得てきた。
「もはやデータ分析・活用は当社のビ
ジネスの根幹。社内の各部門には分析
業務を手がける社員が数多く配置され
ており、加盟店の販促ニーズやカード
会員さまの情報をサービスに生かす取
り組みを進めています」と JCB の加盟
店事業統括部 市場開発グループ 次長
花田 信人氏は話す。
しかし、その一方で、今後に向けた課
題もあったという。同社の加盟店事業
統括部 市場開発グループ 副主事 井上
庸氏は、
「たとえば J-COMPASS では、
DM 受託サービスという特性上、送付先
のお客さまカテゴリをある程度広げざ
るを得ません。一人ひとりの会員さまに
最適化された情報をお届けするために
は、個々の会員さまと加盟店のニーズを
もっとダイレクトにつなげられる仕組み
が必要と感じていました」と説明する。
井上 庸氏
*1:ビジネスルールマネジメントシステム
先進的なビッ
グデータ利活用事例
カード決済情報を起点に
モバイルギフトを配信
膨大な数に上るカード会員を一人ひ
とりの「個客」と捉え、その人にとって
有益な情報やサービスを最適なタイミ
ングで提供する。この目標を実現すべ
く生み出されたのが、
「イマレコ!」で
ある。
東京・新宿エリアを舞台に、2014 年
10 月から半年間の実証事業としてスタ
ートしたイマレコ!は、
「リアルタイム
性」と「場所」を強く意識した新しい形
のモバイルサービスだ。その流れは図
1 に示した通りだ。
まず、カード会員が新宿エリアの加
盟店で JCB カードを利用すると、その
オーソリゼーションデータ(信用照会
情報)が加盟店より送られてくる。こ
のオーソリゼーションデータを基に、
同社が保有する顧客情報と加盟店の集
客ニーズを即座にマッチング。その結
果に基づき、近隣の加盟店のギフトを
会員のスマートフォンなどに高速配信
する。この間、最速で7秒*2。すでにお
買い物モードに入っている会員に配信
されるため、他の加盟店への送客や新
宿エリアでの買い回り向上が期待でき
るというわけだ。
サービス開発にあたって最もこだわ
ったのは、消費者にとっての「心地よさ」
だったという。
「欲しくもない情報を大
量に送り付けられるのでは、お客さまに
とってもご不快なだけでしょう。そうで
JCB
はなく、今、お買い物などを楽しまれて
いるお客さまにとって、本当に役立つギ
フトや情報をお届けしたかった。イマレ
コ!というサービス名は、
『イマ』そこに
いるお客さまにおすすめの情報を『レコ
メンド』というところからきています。
つまり、いままでの『数打ちゃ当たる』
方式ではない心地よいサービスをめざ
したのです」と花田氏は明かす。
さらに、イマレコ!は、JCB でしか
実現し得ないサービスでもあった。
「新
宿エリアにおけるカード決済情報をリ
アルタイムで検知できること、幅広い
業種・業態の加盟店と一括して契約を
結んでいること。その両方が揃うのは
当社ならではの強み。これをサービス
に生かさない手はありません」と井上
氏は話す。
特定業種の企業では、顧客にレコメ
ンドできる情報やギフトもその領域内
に限られてしまう。しかし同社であれ
ば、食事を楽しんだカード会員にショ
ッピング情報を提供するなど、業種の
枠を超えた情報提供が可能。このこと
が、
「心地よいサービス」の実現に大き
く寄与しているわけだ。
ビッグデータ利活用に精通した
日立をパートナーとして選定
情報活用を基軸に据えたサービスだ
けに、イマレコ!の実現に向けては IT
基盤の構築も重要なポイントとなっ
た。
「当社としても全く新しい形のサー
ビスですから、将来的にどう発展して
図 1 イマレコ!の流れ
ユーザー登録
ID発行
アプリ
ダウンロード
ギフト配信
ギフト利用
特典付与
ログイン
ギフトを
利用!
PC・スマホ/フィー
チャーフォンで登録
アプリストアで
ダウンロード
利用規約同意
希望ID
JCBカード番号
メールアドレス
IDでログイン
好みのカテゴリ
※PC・フィーチャーフォンは
ブラウザからアクセス
ギフト配信
ウェルカム配信
定期配信
リアルタイム配信
新着通知機能
内容確認∼利用
詳細確認
お気に入り
ギフト利用
さまざまな
特典付与
割引
無料お試し
先着限定
イマレコ!を利用したいユーザーは、まずユーザー登録とアプリのダウンロードを実施。後はリアルタイム配信、または
定期配信で送られてきたイマレコ!ギフトを加盟店で利用する
のが、ビッグデータ利活用の知見を生
かして、当社のコンセプトを実現する
ためのサービス設計まで支援してもら
えることでした。システム構築からサ
ービス設計まで、総合的な提案をいた
だき、安心して日立をパートナーとし
て選定できました」と坂本氏は話す。
図2 JCBのイマレコ!を支えるIT基盤の概要
カード利用∼ギフト発行
エンドユーザー
坂本 良介氏
いくのか事前の予想が困難です。それ
ゆえ、いきなり多額のコストを投下す
るのは難しい。そこで、初期費用はで
きるだけ抑えつつ、必要に応じてスケ
ールアウトできるシステムを構築した
いと考えていました。また、イマレコ!
では、ギフト配信をリアルタイムで行
いますので、複雑なデータマッチング
処理を短時間で実行できる高速性も重
要な要件でした」と同社のシステム本
部 業務システム開発部 ダイレクトチ
ャネルシステムグループ 次長 坂本 良
介氏は振り返る。
また、もう一つのポイントが、ギフト
更新などの作業を容易に行えるメンテ
ナンス性の高さだ。
「環境変化の非常に
激しい時代なので、新たなニーズが生
まれた時には IT 部門が関与しなくと
も、ユーザー部門だけですぐに対応で
きる柔軟さも不可欠です」と坂本氏は
続ける。
こうした同社の期待に応えられるパ
ートナーとして選ばれたのが日立であ
る。
「日立のビッグデータ戦略的活用支
援ソリューション『vRAMcloud』は、
データ量増加に即応できる高いスケー
ラビリティや、分散キャッシュによる
超高速データ処理など、イマレコ!の
実現に役立つ特長が備わっています。
お客さま向けサービスに欠かせない信
頼性・可用性についても、実績ある日
立の IT プラットフォーム製品を利用す
ることで確保することができます。こ
うした最適なシステム基盤構築の提案
に加え、さらに大きな決め手となった
*2:ご利用の通信環境により差が出ることがあります。
動的スケールアウトが可能
リアルタイムマーケティングシステム
JCB社員
※ ビジネスルールマネジメントシステム
ギフト
発行
基幹システム
カード利用
BRMS※
会員情報 加盟店 アクティビティ
情報
履歴
ギフト
情報
データ
監視
利用
履歴
ギフト発行
条件設定
ギフト
情報
ギフト
発行条件
ギフト通知
イマレコ!
ユーザー
坂本氏が話すように、イマレコ!の実
現にあたっては、サービス設計が非常に
重要なカギとなった。
「立ち上げ時に一
番苦労したのが、どうやってギフトをご
提供頂くかという点です。加盟店にとっ
て、カード会社は決済サービスだけの存
在と見られがち。イマレコ!が、送客を
実現できるサービスと認めてもらえな
いことには、魅力的なギフトも集まりま
せん」と花田氏は振り返る。
ここで大きな効果を発揮したのが、
日立のビッグデータ利活用ノウハウだ
ったという。同社では日立のデータ分
析チームと共に、新宿エリアにおける
全体的な購買傾向やカード会員属性ご
との購買行動パターン、各加盟店の特
長や強みなど、多岐にわたる分析を実
施。この情報を基に仮説を練り上げ、
それぞれの加盟店ごとの送客シナリオ
を作成して交渉に臨んだ。
「最初はあまり乗り気でなかった加盟
店も、具体的な送客シナリオを目にする
ことで前向きに話を聞いてくれるように
なりました。加盟店もそれぞれに販促ノ
ウハウを持っているので、
『それならも
っとこうした方がいいのでは』
『今の時
期なら、こういうギフトが喜ばれるはず』
という具体的な議論ができるようにな
ったのです」と井上氏は話す。
加盟店へのプレゼンテーションでも
日立のノウハウが生かされた。
「カード
会社に蓄積された大量の情報は、まさ
にビッグデータそのもの。しかし、単に
データがありますからギフトを下さい
ではダメ。その点、日立にはデータに
具体性を持たせ、どのように効果を引
き出すかを示すノウハウもあったため、
加盟店への説得力を高めることができ
ました」と花田氏は話す。こうした取り
既存システム
データ連携
日立のデータ分析チームと共同で
サービス実現に向けた課題を解消
株式会社ジェーシービー
システム本部 業務システム開発部
ダイレクトチャネルシステムグループ 次長
ギフト発行処理、
データ管理を担当 Web基盤
ギフト
通知
アプリケーション
分散キャッシュ
ギフト発行通知
分散キャッシュ
分散キャッシュ
ビッグデータ戦略的利活用支援ソリューション
「vRAMcloud」
BS500
HUS 110
既存の決済基盤、Web 基盤とリアルタイムマーケティングシステムを連携。分散キャッシュによる高速処理を実現すると
同時に、ギフト発行ルールの柔軟な設定も行えるようにしている
組みの結果、イマレコ!専用の特別な
イマレコ!ギフトを引き出すことに成
功したのである。
大量データを超高速マッチングする
IT 基盤の仕組み
イマレコ!のサービスを支える IT 基
盤においては、vRAMcloud や日立 IT
プラットフォーム製品が大きく貢献し
ている。
「システムの中核では、vRAMcloud
による分散キャッシュサーバを利用し
たリアルタイムデータ連携技術を活用
し、カード会員の属性と加盟店の送客
ニーズのマッチング、データ管理、ギ
フト発行などの処理を行っています。
高速性が極めて重要なシステムです
が、性能面でも非常に満足しています。
また、分散キャッシュ技術の活用によ
って、少ないサーバ台数でも高い処理
能力が得られますので、コスト削減に
も大いに役立っています」と坂本氏は
説明する。
システムを構成する日立の IT プラッ
トフォーム製品についても、JCB の満
足度は非常に高い。
「今回採用したブレ
ード サー バ『B l a d e S y m p h o n y
BS500』やミッドレンジストレージ
『Hitachi Unified Storage 110』は高
い性能・信頼性を発揮していますし、統
合システム運用管理『JP1』によるシス
テム全体の運用効率化も図れています。
また、
『日立サポート 360』によるワンス
トップなサポートサービスも安心感が
ありますね。当社のビジネスの根幹を支
えるIT 基盤として、これらをトータルに
提供できる総合力は、やはり日立ならで
。
はの強み」と坂本氏は話す(図 2)
環境変化への迅速な対応という面で
は、同時に構築されたビジネスルール
マネジメントシステム(Red Hat, Inc.
の Red Hat JBoss BRMS を活用)が
威力を発揮。
「ギフト発行においては、
対象やカテゴリ、配信タイミングなど
さまざまな項目を設定しますが、これ
をいちいちプログラミングで行うとな
ると大変な手間と時間がかかります。
しかし、今回は Excel ワークシートな
どを利用して簡単に設定が行える仕組
みを構築しましたので、ユーザー部門
だけで作業を行うことが可能。これに
より新たな施策もスピーディーに展開
できます」と坂本氏は話す。
また、幅広い利用者にサービスを利
用してもらえるよう、スマートフォン
/タブレットだけでなくフィーチャー
フォンにも対応。特にアプリについて
は、日立のモバイル Web アプリケーシ
ョン実行基盤「快作モバイル+」を活
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