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1.沖縄ブロックの現状と課題
1.沖縄ブロックの現状と課題 1 自立的かつ持続的発展のための社会基盤の整備 • 沖縄は復帰後、3次にわたる振興開発計画の実施により、社会経済の各方 面で本土との格差は次第に縮小し、定住人口も大幅に増加するなど着実な発 展を遂げてきた。しかし、全国に比べて第2次産業、特に製造業の比率が低 いなど産業経済面での伸び悩みが見られ、若年層を中心に失業率も高い状況 にあるなど、自立的発展を可能とする基礎的条件の整備は十分とは言いがた い状況にある。 したがって、沖縄の経済的自立を支える産業の一層の振興と雇用の安定を 図るため、陸・海・空の交通基盤などの整備や、増加する国内外からの入域 観光客に対応した質の高い観光リゾート地の整備などを着実に推進していく 必要がある。 人口の推移(増加する人口) (万人) 160 沖縄 全国 150 完全失業率の推移(厳しい雇用状況) (百万人) 160 9.0 149 8.0 (%) 沖縄 全国 7.0 140 140 134 6.0 5.0 130 4.0 120 120 3.0 2.0 110 1.0 資料:「国勢調査」(総務省統計局)「沖縄県統計年鑑」(沖縄県) H14 以降は総務省統計局による推計値。 H14 H11 H8 H5 H2 S62 S59 S56 S53 S47 H元 *H2 H3 H4 H5 H6 *H7 H8 H9 H10 H11 *H1 H13 H14 H17 H22 H27 H32 H37 H42 0.0 S50 100 100 資料:「沖縄県統計年鑑」(沖縄県) 産業別総生産の構成比(比率が低い製造業) 資料: 「国民経済計算年報(平成 14 年版)」(内閣府) 「平成 12 年度県民経済計算の概要」(沖縄県) 0 ‐ 1 ‐ 年度別入域観光客数・観光客収入の推移(増加する観光需要) 4,834,600人 (百万円) (万人) 観光客数(人) 500,000 450,000 観光収入(百万円) H14 H12 H10 H8 H6 H4 H2 S63 S61 S59 S57 50,000 0 S55 50 0 S53 250,000 200,000 150,000 100,000 S51 250 200 150 100 S49 400,000 350,000 3466.32億円 300,000 S47 400 350 300 観光収入 観光客数 500 450 資料:「観光要覧」(沖縄県) 渋滞損失額(那覇都市圏に集中する渋滞) 港湾旅客利用者数の推移(増加する港湾旅客利 用者数) (千人) 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 資料:「事業概要 2003」(沖縄総合事務局) 離着陸回数(平成 14 年) (利用頻度の高い空港) 12 8 10 6 4 2 63 61 59 57 55 53 51 S49 0 資料:「港湾統計」(国土交通省総合政策局) 沖縄美ら海水族館の開館に伴う入館者数の 変化(入館者の大幅増加により観光産業へ寄与) (万回) 30 28.3 25 506万人 20 中部国際空港建設中 16.4 平行滑走路建設中 14.0 15 沖縄美ら海水族館 開館後の1年間 (H14年11月 ~15年10月) 275万人 11.9 11.2 11.1 10.5 沖縄美ら海水族館 開館前の1年間 43万人 (H13年11月 ~14年10月) 9.9 10 7.2 4.6 462万人 326万人 134万人 5 水族館入館者 0 羽田 滑走路本数 (3本) 成田 (2本) 福岡 (1本) 名古屋 (1本) 那覇 (1本) 関西 (1本) 伊丹 (2本) 新千歳 (2本) 鹿児島 (1本) 海洋博公園入園者 入域観光客 仙台 (2本) 資料:沖縄総合事務局 ‐ 21 ‐ 資料:沖縄総合事務局