ベビールーム三軒茶屋（東京都世田谷区）（PDF形式：279KB）

助成施設
お喜びの声
第２回（2014 年度）助成施設
ベビールーム三軒茶屋（東京都世田谷区）
ベビールーム三軒茶屋は東急田園都市線、三軒茶屋駅から徒歩
10 分の住宅地に位置する。この辺りは、幹線道路から少し離れて
おり、古くからある個人商店も多く、落ち着いた印象であった。
さて、同園は０歳から２歳までの定員 30 人の東京都認証保育所
で、マンションの１階に入居する都市型の保育園である。今回、同
園には、室内用大型遊具「タイニートット」と電子ピアノを助成し
ている。
「公園は近くに 3 つほどありますが、公園にある遊具は 0 歳から２歳までの子ども向けとして
は大きすぎて、安心して遊ぶことができません。しかし、この年代の子どもは日々、目覚ましく
身体機能を発達させる時期ですので、安心して運動できる環境が必要です。そこで、室内の運動
で使う大型遊具とリトミック等で使用する電子ピアノを希望しました」と梶原
施設長が説明してくれた。
「タイニートット」は姉妹園でも使用しているもので、坂や階段、波型など、
形の異なるソフトブロックを組み合わせることで、身体の様々な動かし方を経
験できる遊具である。各ブロックは実にカラフルで見た目にも楽しそうだが、
実際に遊んでいる子ども達の表情もにこやかであった。
「タイニートットの準備をしていると、子ども達の表情がパッと明るくなります。みんな、こ
れで遊ぶのが好きなようです。使う際には、年齢に応じてブロックを組替えて、段差やバランス
の難易度を調節しています。ブロックはこの年代の体重にちょうどよい固さで、手首や足首への
負担も少なく、外ではできないアクロバティックな遊びも安心してできます。また、身体づくり
だけではなく、順番を待ったり、前の子を押さないといった、ルールを守ることもできようにな
りました」と施設長。
子ども達の様子を見ていると、バランスを崩してブロックから落ちた子も、再度、挑戦しに戻
っていった。ベビールーム三軒茶屋では、この室内運動を通じて、子ども達の意欲と可能性を高
めることにも成功しているようであった。＜2015.6.10 訪問＞
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