医療及び保健サービスの地方格差是正のために： インドネシア

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November 3, 2010
医療及び保健サービスの地方格差是正のために：
インドネシア共和国 国立イスラム大学保健・医学部事業 新校舎開所式
Development of Faculty of Medicine and Health Sciences of
Syarif Hidayatullah State Islamic University
11 月 4 日（
木）、国際協力機構（
JICA）
の円借款事業「
国立イスラム大学保健・
医学部事業」
で建設した新校舎の
開所式がバンテン州タンゲラン県チプタットの国立イスラム大学保健・
医学部キャンパスにて開催されます。インドネシア
国のスリャダルマ・
アリ宗教大臣、同大学コマルディン・
ヒダヤット学長及び塩尻孝二郎駐インドネシア国大使とともに小
原基文 JICA インドネシア事務所長が出席の予定です。
本事業は、国立イスラム大学の保健・
医学部をハード面（
校舎建設等）
、ソフト面（
フェローシップ・
プログラム等）の双方
から整備することにより、地方部・
貧困層の医療高等教育への機会拡大及び地方部への医師、看護士等の供給を
図り、もって同国の医療人材ニーズの充足及び地方部への基礎的保健・
医療サービスの提供を通じて貧困削減に寄
与することが期待されています。
インドネシアでは保健医療指標は概ね改善傾向にあるものの、同国の医療インフラは依然として貧弱な状態にあり、特
に地方部での医療人材の不足が深刻です。このため、地方医療に従事する人材の育成が急務とされています。国立
イスラム大学は、プサントレンやマドラサなどのイスラムのネットワーク等を通じ、これまで地方部、貧困層出身の学生を
多く
受け入れてきています。本事業を通じて同大学の保健・
医学部整備を支援したことにより、同学部にて医学教育
を受けた学生が地方部の医療サービスの提供に寄与することが期待されています。
本事業は2005 年 3 月に借款契約を締結したものですが、教員候補生のための日本へのフェローシップ・
プログラムの完
了を待って、2013 年 7 月に終了する予定です。今回開所式を迎えた校舎は、山下設計、ユニコインターナショ
ナル等の
共同企業体が設計、入札補助及び施工監理を行い、PT.Pembangunan Perumahan (Persero)が建設したものです。
医学科、薬学科、公衆衛生科、看護科が利用します。地方出身の学生が多いこともあり、寄宿舎棟もあわせて建設
しています。
記
①
開催日時
２０１０年１１月４日（木）
午 前 ９時 ∼
オープニングセレモニー＆（大 使 及 び JICA 所 長 含 む）参 加 者 スピーチ
午 前 １１時 ∼ 記 者 会 見
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②
場所
国 立 イスラム大 学 保 健 ・医 学 部
Fakultas Kedokteran dan Ilmu Kesehatan,
Universitas Islam Negeri (UIN) Syarif Hidayatullah Jakarta
Jl. Kertamukti Pisangan,
Ciputat 15419, Jakarta Selatan
以上
<問 い合 わせ先 >
JICA インドネシア事 務 所
所員
園 部 佳 代 （ソノベ カヨ）
電話
(021) 5795-2112