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地域移行支援・地域定着支援ハンドブック

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地域移行支援・地域定着支援ハンドブック
前橋市
地域移行支援・地域定着支援ハンドブック
~ 私たちはこんな風にして地域へ出て、
暮らし続けていきてんさ ~
平成28年7月
前橋市自立支援協議会:地域移行・地域定着部会
目次
ハンドブックを作ったのは、どうして?
1ページ
地域移行支援・地域定着支援が病院から退院したいを応援します
2ページ
地域で暮らすって?
イメージしてみよう A さんの場合
4ページ
B さんの場合
5ページ
病院スタッフにも知っていてもらいましょう
6ページ
ピアサポーターを活用しよう
8ページ
病院での支援 ①入院中の支援
9ページ
病院での支援 ②退院に向けての支援
10ページ
病院での支援 ③退院後の支援
12ページ
ヘルパー事業所一覧
14ページ
就労支援事業所一覧
15ページ
グループホーム一覧
16ページ
訪問看護ステーション一覧
16ページ
相談支援事業所一覧
17ページ
ハンドブックを作ったのは、どうして?
平成15年に厚生労働省が「精神保健福祉の改革に向けた今後の対策の方向」で、“受け入れ条件が
整えば退院可能な入院患者(社会的入院患者)72,000 人の社会復帰を実現させよう”と打ち出してから
随分と長い時間が経過しました。この間に“住まう場”としてのグループホームはわずかながらに増え
てはきており、精神科訪問看護を主な手段としながらもアウトリーチ手法が徐々に浸透してきてはいま
す。さらに生活支援の要となる相談支援事業所が量・質ともに充実してきており、ピア(当事者)グル
ープが各地で成熟してきていて、精神障害者の地域生活を支える体制は整われてきているかもしれませ
ん。しかし、72,000 人の社会復帰が実現したと言える状況にはなっておらず、社会的入院患者の地域移
行はここ何年も大きな進展が見られず重要課題と言われ続けているままなのです。群馬県及び前橋市に
於いても退院促進支援事業や地域移行支援事業、地域移行支援協議会などと名を変えて取り組んできて
はいましたが大きな成果が出せたとは言えない状況が続いています。だからといって社会的入院患者の
地域移行は棚上げ状態には出来ず、早急に有効な手立てを考えていかなければならない重要課題です。
前橋市では平成25年度前橋市自立支援協議会で「地域移行支援・地域定着支援ワーキンググループ」
を設置し、26年度・27年度前橋市自立支援協議会では「地域移行支援・地域定着支援部会」を設置
して精神障害者の地域移行・地域定着に取り組んできました。この部会では、精神障害者の地域移行・
地域定着を推し進めていくには何が足りてないのか?、何があれば充分に進むのか?と様々な課題と向
き合ってきました。そこで気づかされたのが、『入院中の当事者にとって「地域移行だ」「退院促進だ」
と言われても、“自分は何を考えたら良いのか?何をしていけば良いのか?”解らず地域移行(退院)
のイメージはつかめずに多大な不安を抱く事』、そして『支援をしている地域の支援者及び医療機関の
支援者は“何をどう順序立てて行えば良いのか?何となくバタバタとやってはいるが何が有効で何が正
しいのか?”と迷っている事』の2つでした。
そこで、前橋市自立支援協議会では退院して地域生活を目指そうとしている当事者や地域生活の継続
に不安のある当事者が、しいては地域生活を手助けしていく支援者が、地域移行支援・地域定着支援の
過程で、迷うことなく双方が有効に活用できるツールとして「地域移行支援・地域定着支援ハンドブッ
ク」を作成致しました。
このハンドブックは、前橋圏域の精神科病院や相談支援事業所などに配布させて頂いております。但
し、本来は“自分の住みたい場所で自分らしく暮らして生きたい”と願う当事者に活用して頂く目的で
作成しておりますので、是非とも地域移行(退院)を願う当事者の方のお手元に届くようにご配慮して
頂きますようお願い致します。
ただ、このハンドブックに沿って進んでいけば必ずしも“退院して地域で暮らせていける”という事
ではありませんし、このハンドブックは手助けツールに過ぎません。このハンドブック以上に大切なツ
ールは“自分らしく生きてゆきたい、その為には地域で暮らし続けていきたい”といった《当事者の思
いの強さ》と“この人には病院で暮らすのではなく、地域で活き活きと暮らしていって欲しい”といっ
た《支援者の思いの強さ》だと思います。
このハンドブックは、今回創った内容で今後もずっと有効なツールとは言えないと思われる為、一度
創って終わりという事ではなく、精神障害者の方を取り巻く法制度や環境などの状況の移り変わりに合
わせて随時見直しを図ってまいります。
1
2
3
アパートでの生活 Aさん(女性、46 歳)の場合
Aさんについて
・Aさんは、高校卒業後、就職し、一人暮らしをしていた。
・25歳頃に統合失調症になり入院。症状が良くなったので実家へ退院したが、薬を飲まなくなってし
まい病気が悪化。家族とけんかをするようになり、何度も入院と退院を繰り返していた。
・本人は退院したい気持ちを強く持っていたが、家族は自宅へ退院することに反対。そのため入院が長
引いてた。
退院したい!
本人の、『退院したい』という気持ちを受け、病院のスタッフが本人と家族との間にはいり、お互
いの気持ちをきちんと伝えられるようにしました。何度も話し合いをして、両親も高齢のために今後
のことを考えて“一人暮らしをして自立した生活が送れるようにしていこう”と本人と家族の希望が
一致できるようになりました。
アパートでの生活について、病院のスタッフと一緒に考えたところ、①薬をきちんと飲めるように
する、②自分にできる範囲で家事をできるようにする、③規則正しい生活を送る、④いろいろな人と
関わりを持って楽しく過ごす、といったことを目標に決めて病院のスタッフに手伝ってもらいながら
アパート探しを行ったり、探したアパートで外泊体験を行い、一人暮らしのイメージ作りを行ってい
きました。
薬のことについては、訪問看護の人に定期的に自宅へ来てもらい、一緒に薬が
きちんと飲めているか確認することになりました。料理や掃除などの家事につい
は、ヘルパーさんに手伝ってもらいながら、できることは自分でできるようにし
ました。また、生活のリズムを作って楽しく過ごせるように日中は地域活動支援
センターへ通うことにしました。地域活動支援センターでは、創作活動をしたり、
みんなで軽スポーツをしたりして楽しみながら過ごします。
いまのAさん
一人暮らしにも慣れて病気が悪くなりそうなときは、早めに訪問看護の人に相談をして、どうした
らいいか一緒に考えています。休日は、地域活動支援センターで知り合った仲間と一緒に出かけたり
と行動範囲が広がり、楽しく過ごすことができています。
Aさんの一週間
月
火
6:30
木
金
土・日
起床、洗濯、朝食
9:00
~
地域活動支
援センター
16:00
17:00
水
ヘルパー
訪問
看護
地域活動支
援センター
自炊など
地域活動支
援センター
地域活動支
援センター
地域活動支
援センター
ショッピング、
映画鑑賞など
ヘルパー
自炊など
ヘルパー
自炊など
18:00
夕
食
19:00
入
浴
20:00
テレビを見ながらゆっくり過ごす
21:00
薬を飲んで、就寝
4
グループホームでの生活 Bさん(男性、45 歳)の場合
Bさんについて
・Bさんは、統合失調症で入院中。10年近く入院していて、病気はすっかり落
ち着いている。
・病院で長く過ごすうちに、退院したいと思う気持ちは小さくなっていた。
退院できるかな…
病棟で仲良くなった患者さんが退院して一人暮らしをすることになり、いろいろと聞くうちに、B
さんは、自分も退院して地域で生活してみたいと思うようになりました。
しかし、病院にずっといたので、“いまは周りに職員や患者さんがいるけれど、退院して完全に一
人になってしまうのは心配”と話していました。そこで病院職員から、できないことはスタッフに手
伝ってもらい、みんなで協力しながら生活ができるグループホームの利用を提案され、本人も“それ
なら安心できる”と、グループホームへ退院することとなりました。
仲間との交流
退院してから、昼間はデイケアへ通って他のメンバーとの交流やレクリエーション
活動を楽しんでいました。デイケアでの活動を続けるうち、規則正しい生活リズム
も身に着いて周囲の人との交流も積極的にできるようになり自分に自信が持てる
ようになりました。
ステップアップ
生活保護を受けていたBさんは、
“自分で何か作業をして少しでもお金を稼げるようになりたい”
と思うようになりました。そして、スタッフと一緒に見学などを行い自転車で通える距離にある
就労継続支援B型事業所に通うようになりました。もらった工賃は、自分のお小遣いとして大切
につかっています。
平日の昼間は、就労継続支援B型事業所へ通って仕事をしています。休日は近くのショッピング
モールへ行ったり、食べ放題のお店に行き楽しんでいます。
Bさんの一日(月~金曜)
7:00
起床
毎日、決まった時間に起きます。世話人さんが用意し
朝食
てくれた朝食をみんなで食べます。
8:00
掃除、ゴミ出しなど
ホーム内の掃除をみんなで分担して行います。
9:00
通所
毎日、自転車で通っています。
9:30
~
就労継続支援B型事業所
16:00
内職などの軽作業をしています。また、レクリエーシ
ョンとして、お花見や BBQ などをみんなで楽しみます。
16:30
帰宅
自転車で帰宅。
17:30
夕食
夕食は世話人さんが用意してくれます。
片付けなど
配膳や片付けはみんなで手伝います。
入浴
お風呂は毎日はいっています。
洗濯
作業で使う作業着も毎日洗濯しています。
21:00
自由時間
テレビや新聞を見たり、みんなと話をして過ごします。
22:00
就寝
寝る前に薬を飲んで就寝。しっかり体を休めます。
18:30
5
病院スタッフにも知っていてもらいましょう
~地域で暮らしたい私たちが、知っていて欲しい5つのこと~
1、 入院患者さんの“退院したい”
・
“地域で暮らしたい”といった小さな心の叫びを敏感に感じ取って
いますか?
『私たちは“退院”という言葉を直接声に出して言ってなかったりします。
“恋人が欲しい”とか“ラ
ーメンが食べたい”とか“スポーツクラブへ通いたい”とかの別な要望で言ったりしています。その要
望の裏には常に“地域で暮らしたい”との思いがあります。
』
また、
『私たちには“退院して地域で暮らしたい”との思いだけでな
く、当たり前にいろいろな夢や希望を心の内に持っているのです。そん
な夢や希望の第一歩となるものが地域移行(退院)なんです。
』
2、 病気や問題点にばかり目が向いて、
“○○が出来なくては退院は無理だ”とか“退院したってどう
せ○○だから駄目だ”とついついネガティブ視点のフレームで見ていませんか?
『どうかポジティブ視点のフレームに替えて見てください(リ・フレーミング手法)。
』
リ・フレーミング手法とは、ある枠組み(フレーム)でとらえている物事を枠組みを外して別の枠
組み(フレーム)で見る事で、別の視点を持つことです。有名な例えで、コップに水が半分入ってい
るのを見て“もう半分しか残っていない”と考えるか“まだ半分も残っている”と考えるかで印象が
変わります。
『
“なんだか、いけるんじゃないの?”と思えてきませんか。
』
例えば…
集中できない⇒視野が広い
だらしがない⇒おおらかだ
こだわりが強い⇒粘り強い
優柔不断⇒人の意見を尊重
では、これはどうリフレーミングできる?
自信がない⇒○○○○○○
飽きっぽい⇒○○○○○○
他にも色々考えてみよう
□□□□□⇒○○○○○
□□□□□⇒○○○○○
『私たちは病気や障害によって苦手な事はどうしても有ります。だけど、できる事や得意な事だって
いっぱいあります。出来ない・苦手なところだけを見て、私たちの可能性を潰さないで下さい。皆から
可能性を否定されたら自信は持てないし、先へ進むのだって怖くなります。
』
6
3、 長期入院からの退院=施設入所と考えていませんか?
退院支援するときに支援者側や治療者側の視点で、
“どうすれば(周囲が)安心できるのか?”と考
えてはいませんか?そう考えれば、おのずと“グループホーム等の施設が一番安心できる”との方向づ
けとなります。周囲の安心感も大切ですが、本人の意向や可能性を考慮することも大切です。退院支援
を考える際は『まずは、自宅やアパート等の施設以外の在宅生活を中心に考えて欲しいです。』
ホームヘルパーの利用を検討したり、精神科訪問看護の導入を検討したり、日中活動先の福祉事業所
や相談支援事業所などの様々な社会資源を活用すれば在宅生活が充分に可能となる場合もあります。
『退院するなら施設入所しか無理と決めつけないで下さい。』
4、 指定相談支援事業所が行う地域移行支援事業を知っていますか?
活用していますか?
精神科病院に入院している方を対象に、住まう場所の確保や地域生活への準備の為に外出同行等を支
援してもらえます。今まではそのような支援は病院のソーシャルワーカーが行っていたと思いますし、
これからもソーシャルワーカーの重要な業務です。指定一般相談支援事業所と当事者が契約することで、
ソーシャルワーカーの役割を一部担ってもらえます。
*詳しくは、2・3ページにてご案内しています。
ピアサポーターを活用していますか?
既に退院して活き活きと地域で暮らしてい
る当事者(ピアサポーター)が、自分の体験談
を語ったり退院に向けて不安に感じているこ
とに対してアドバイスしてくれたりします。
専門職とは違ったピア(当事者)ならではの
サポートはとても有効です。
*詳しくは8ページにてご案内しています。
5、 退院後の再入院を必要以上に避けようとして、退院に消極的になってはいませんか?
『私たちの病気は、退院したからといって治ったわけではありません。退院後も通院し続けてお薬を
飲み続けて病気と向き合いながら暮らしていかなければなりません。大変つらい事です。』あたりまえ
ですが、生活していれば症状が悪化する事もあれば暮らしに支障が生じることだって起きえます。そん
な時は、速やかに対応できる支援体制が重要となります。病状に変化が生じた時は速やかに受診につな
げ、時には再入院して治療することだってあります。入院したとしても、早く病状を改善し安定させる
ことが出来れば早く地域生活へ戻れることが可能になります。そういった支援体制が整っている事が、
地域生活の定着を実現させていきます。だから、再入院することをマイナスにとらえ過ぎて避けるので
はなく、再入院による入院治療は、地域生活定着の為の有効な社会資源と考えましょう。
『再入院=退院の失敗ではなく、再入院=地域定着への通過点と考えてください。』
7
ピアサポーターを活用しよう
ピアサポーターってどんな人?
“ピア”とは“仲間”という意味です。病気や障害のような同じ体験をした人たちが、対等な関係性
の仲間で支え合うことがピアサポートです。主に支える役割の人がピアサポーターです。
各所で活動しているピアグループ(自助グループ)のメンバーさんで、群馬県の事業で行われる“ピ
アサポーター養成講座“を受けてサポートに必要な知識と技術を学び身につけた当事者でもあります。
ピアサポーターの皆さんは、かつて自分もそうであったように「地域へ出たいが不安」との思いを抱え
ている入院患者さん達の応援をしたいとの思いで、積極的に養成講座で学び様々な場面で活躍されてい
ます。
どんな事をしてくれるの?
・退院して地域で暮らしている先輩として、自分の体験を語ってくれます
ピアサポーター数人で病院へ来てくれて、退院(地域移行)に不安を感じていたり、迷っている入
院患者さんへ自分の体験を語ってくれたり、不安や迷いに対してピアならではのアドバイスで応えて
くれたりします。“発病したときの様子”や“入院して辛かった思い”や“家族との葛藤”、“退院す
る際の不安”や“地域で暮らす喜び”や“病気とどう向き合っていくか”や“生活するお金はどうし
ているか”等々のこれから退院(地域移行)を目指す入院患者さんと共有できるお話を当事者ならで
はの言葉で伝えてくれます。
このような活動は、入院患者さんに対してだけでなく家族の方や病院職員、これから支援者となっ
ていく学生さんに対しても行っています。
・退院を応援してくれる仲間になってくれます
ピアサポーターは、地域移行支援を行う相談支援専門員
と一緒に訪問や同行を行うことも可能です。実際の支援に
於いての不安解消や当事者ならではのアドバイスなど様々
な応援をしてくれる仲間となります。
また、退院して地域で暮らし始めてからも仲間として
相談にのってくれたりと応援してくれます。
ピアカウンセラーとは?
ピアサポーターと混同しやすいと思います。応援者としての役割であるピアサポーターに対してピア
カウンセラーは、相談援助技能を有して当事者の悩み等を当事者として訊き真に共感できることを通じ
て一緒に解決へ向けて歩んでいく相談者です。勿論、対等な関係性を前提として相談支援が行われます
ので、同じ体験や悩みを知る仲間(ピア)としての相談相手ともいえます。
8
病院での支援
①入院中の支援
しっぺい
Q. 疾病教育とは何ですか?
A.
患者さん自身が、病気について正しく理解しようというものです。
同じ病名であっても、症状や治療の仕方などは1人ひとり異なります。
そのため、体調が悪い時の過ごし方や服薬の方法、食事の制限などに
ついて、自分で知っておく必要があります。
ご自身の病気について知ることで、退院に向けて治療の効果を高め、退院後の再発防止につな
げる目的もあります。
Q
.家族教室(家族会)とは何ですか?
A.
家族教室(家族会)は、入院や通院している患者さんのご家族を対象とした場になります。
家族が病気についての知識や利用できる制度の情報などを、患者さんの気持ちの理解や接し方に
ついて学び、支え合うことを目的としてます。病気に関する正しい知識を身につけることで、ご家
族が退院に前向きになり患者さんの安定した退院生活につながります。
また、同じ悩みを抱えているご家族同士の交流の場にもなっています。
Q.
その他には何かありますか?
A.
入院している患者さんが退院後、具体的な生活のイメージを持てるよう支援しています。
お金(障害年金・生活保護)や障害者手帳などについて勉強したり、公共交通機関の
利用方法を体験したりと内容は様々です。
実際に退院して地域で生活している方々(ピアサポーター)に、体験談や生活の様
子をお話ししてもらうこともあります。
病院によって、実施しているプログラムの内容は異なりますので、詳しいことは、
入院している病院のスタッフまでお尋ねください。
※ピアサポーターについては8ページをご覧ください。
9
②退院に向けての支援
Q1.住むところはどうしたら良いかな?
A1.グループホームや援護寮などの入居施設や賃貸のアパ
ート、それから県営・市営住宅等があります。「どこがいい
のかわからない・・・。」そんな時は、病院の相談員、または
地域移行支援事業所のスタッフに協力してもらうと、一緒
相談員
に住むところを探すお手伝いをしてくれます。
安心してください!!
Q2.生活していくお金はどうするの?
A2.障害年金や生活保護等、経済的な部分で援助を受けられる
制度があります。必要に応じて病院の相談員が手続きを進
めるお手伝いをすることが可能です。
また、働いてお金を得たい人や働く準備をしたい人には、病
院の相談員がどんな施設があるか、また、どんなところが協
力してくれるか相談に応じます。もし、興味を持った場合に
相談員
は、施設見学の日程調整を行ったり、必要に応じて相談支援
事業所との連絡調整を行ったりもします。
安心してください!!
Q3.家族の協力は得られるかなぁ?
A3.ご家族との関係については人それぞれ、さまざまな事情があ
るものです。そんな心配について、病院の相談員がご本人と
ご家族の両方から話しを聞き、必要に応じてさまざまなサポ
ートをおこなっていきます。一人でなんとかしようとすると大
変ですが、病院スタッフの協力を得ることでいろいろなアイデ
相談員
アが出てきますよ。安心してください!!
10
Q4.入院が長引いているんだけど病気が心配・・・・
A4.病院内では、退院後の生活を考えて、服薬指導や自己服薬
、調理や買い物などの支援を行っています。病院の相談員と
相談し、そういった支援を活用した上で退院に向けた準備を
相談員
行ってみてはいかがでしょうか?安心してください!!
Q5.退院したら日中はどう過ごせばいいの?
A5.デイケアや地域活動支援センターなど、日中過ごす場はたく
さんあります。入院中に病院の相談員に相談しておけば、退
院後スムーズに通所することが出来ます。
安心してください!!
相談員
11
③退院後の支援
Q1.退院して生活に慣れてきたけれど、最近時間を持て
余すようになってきちゃったな。どうしたら良いかな?
A1.『デイケア』や『地域活動支援センター』以外にも、就労を目
指して就労支援が受けられる事業所などがあります。
病院の相談員や、相談支援事業所のスタッフへご相談くださ
い。安心してください!!
相談員
Q2.ついつい薬を飲み忘れちゃう。何か良い方法は
ないかな?
A2.『訪問看護』を利用すると、看護師が家を訪ねてきて薬が飲
めているか一緒にみてくれたり、心配なことなどを聞いてくれ
ます。詳しくは、主治医の先生や相談員へおたずねください。
安心してください!!
医師
Q3.再発しないか心配だな。病状を安定させながら
生活を続けるにはどうしたら良いかな?
A3.服薬や通院を続けながら、規則正しい生活を心がけていきま
しょう。心配なことや気になることがあれば、できるだけ早く主
治医や病院の相談員、相談支援事業所のスタッフ、通ってい
る施設のスタッフへお話しください。安心してください!!
医師
Q4.自分一人で体調の自己管理や家事を続けて行くのが
大変になってきたな。誰かに手伝ってもらえないかな?
A4.お薬の確認や血圧の測定などの体に関する支援は『訪問看
護』、家事のお手伝いなどについては『ホームヘルプサービ
ス』があります。病院の相談員や、相談支援事業所のスタッ
フへご相談ください。安心してください!!
相談員
12
Q5.予測できないような大変なこと、危機的なことが起きた
時、どうしたらよいか心配で不安になっちゃうな。
A5.体や症状については病院や訪問看護の医療スタッフへ、生
活について困ったときは、相談支援事業所の福祉スタッフへ
相談してください。
また、普段から見えるところに“こんな時、どこへ連絡したらよ
いか”が分かる用紙を作って掲示しておくことも、安心へつな
相談員
がる良い方法かと思われます。安心してください!!
Q6.生活費に困っています。どうしたら良いかな?
A6.精神科への通院費や薬代を軽減する『自立支援医療制度』
や公共施設や公共の交通費が割り引かれる『精神障害者保
健福祉手帳』などがあります。また、一定の条件を満たせば
受けることのできる『障害年金』や『手当』などもあります。
また、お金のやりくりを支援してくれる『日常生活自立支援事
業』というサービスもあります。
相談員
詳しくは、病院の相談員や、相談支援事業所のスタッフへご
相談ください。安心してください!!
Q7.家族がとっても心配をして干渉してくるので、時々ケン
カになってしまう・・・。プレッシャーも感じて嫌な気持ち
になっちゃうな。
A7.病院や地域で活動している『家族会』があります。ご家族が
参加をして、本人の病気のことを学んだり、本人との関わり
方を知ることができます。
病院の相談員や相談支援事業所のスタッフ、市の窓口へご
相談員
相談ください。安心してください!!
13
前橋市内の事業所一覧
ヘルパー事業所
名称
所在地
連絡先
けあビジョン前橋
前橋市青柳町142-1 ベルクフース102
027-219-0240
ライフサポートヘルパーステーション
前橋市石倉町4丁目5-7
027-226-6077
特定非営利活動法人障害者
イングス1-B
前橋市大友町3-4-2-101
027-255-1823
NPO福祉法人ガンダム
前橋市柏倉町626-1
027-212-4085
特定非営利活動法人 杜友
前橋市粕川町稲里478-3
027-285-5007
あいのて訪問介護サービス
前橋市上佐鳥町560-3
027-287-4360
ケア桃太郎前橋営業所
前橋市上細井町943-4
027-231-2555
ヘルパーステーションここみ
前橋市川曲町176-1
027-289-3514
ホームヘルパーステーションあじさい園
前橋市川曲町536
027-280-5588
サンハートケアサービス
前橋市紅雲町2-15-3
027-223-6766
ホームヘルパーステーション広瀬
前橋市後閑町405-1
027-287-1014
株式会社 ケア アンジュ
前橋市五代町909-1
027-230-2104
ヘルパーステーション かのん
前橋市下小出町2-23-21 ミキハイツ103号
027-289-9254
ヘルパーステーションとも
前橋市下小出町3-16-13メゾンしののめ305
027-212-5252
ヘルパーステーション 一真
前橋市城東町5-15-3サンヒルズ城東201号
027-212-2349
なのはな介護支援センター
前橋市田口町161-4
027-289-6804
すまいる
前橋市西片貝町5-15-2 桜井ハイツ102
027-289-3815
ヘルパーステーションさくら
前橋市西片貝町5-27-14-505
027-243-3348
ケアステーション・こりき
前橋市箱田町104-2富所賃住宅D棟
027-254-5331
JA前橋市宮城介護ステーション
前橋市鼻毛石町198-11
027-283-0294
やまとヘルパーステーション(休止)
前橋市東片貝町6-7
027-223-8011
前橋市日吉町2-17-10
027-237-1113
恵風園ホームヘルパーステーション
前橋市日吉町2-20-14
027-233-5838
ヘルパーステーションオリーブ
前橋市富士見町原之郷1073-1(2階)
027-288-2424
ジャパンケア前橋
前橋市文京町1-3-13 レジデンスオキナ105号
027-243-8822
前橋市社会福祉協議会東部介護センター
前橋市堀越町1658-1
027-283-2466
株式会社日本システム
前橋市堀之下町213-1
027-269-5419
株式会社小池ケアサービス
前橋市本町3-1-23
027-223-8756
ピュアケアサービス
前橋市三河町2-2-13
青木第一ビル1F東
027-210-6516
訪問介護ステーションくれよん前橋事業所
前橋市元総社町157-1
DSハイツ101号室
027-280-6967
ゆめのかケア24
前橋市横手町441-2
027-289-0221
ニチイケアセンター前橋
前橋市六供町1163
027-210-6120
ケアセンター若宮
前橋市若宮町4-24-5
027-231-9585
自立生活センターピアライン
前橋市社会福祉協議会
ヘルパーステーション
14
就労支援事業所
名称
所在地
定員
連絡先
菜の花
前橋市青梨子町379-1
就労移行
10
就労継続B 10
027-226-6090
ゆずりは
前橋市青梨子町668-2
就労移行
10
就労継続B 30
027-225-2622
まほろ
前橋市青柳町983-1
就労継続B 40
よろず屋寒春
前橋市天川大島町 1203-6
就労移行
6
就労継続B 21
027-289-5420
ガーデンタイム
前橋市荒子町109
就労移行
10
就労継続B 30
027-226-6660
光明園
前橋市江木町1231
就労継続B 20
027-269-0287
ラスター
前橋市上泉町1503-3
就労継続B 20
027-269-0688
エコハンズ
前橋市上泉町458-1
就労継続A 20
027-260-6528
とも
前橋市上増田町318-2
就労移行
ゆーハウス前橋
前橋市川原町1-39-14
就労継続B 20
027-237-0539
ワークプラザ虹
前橋市下小出町2-44-3
就労継続B 20
027-289-4103
ワークハウスドリーム
前橋市城東町3-15-26
就労移行
6
就労継続B 25
027-260-6888
麦わら屋
前橋市高井町1-30-3
就労移行
6
就労継続B 14
027-226-1039
サニーズマーケット
前橋市田口町177-3
就労移行
6
就労継続B 20
027-212-8301
セルプおおむろ
前橋市西大室町285
就労継続B 10
027-230-3238
わーくはうすすてっぷ
前橋市東上野町136-1
就労継続B 20
027-290-6161
社会就労センターぴいす(休止)
前橋市広瀬町三丁目7-15
就労継続B 20
027-290-6161
とらっぱ
前橋市日吉町2-17-10
就労移行
レオナルド・ダ・ヴィンチ牧場
前橋市富士見町石井1880-11
就労継続A 17
027-288-2901
なかま
前橋市富士見町小沢117-6
就労継続B 19
027-288-1867
こせら
前橋市富士見町原之郷1064-1
就労移行
6
就労継続B 14
027-212-0037
あいりんくす
前橋市文京町4-20-15
就労移行
6
就労継続B 14
027-225-6111
きぼう
前橋市南町3-38-3
就労継続A 20
027-289-0452
Hope Garden前橋
前橋市茂木町1189-1
就労移行
027-225-7997
15
6
10
20
027-233-2561
就労継続B 34
就労継続B 15
027-267-1770
027-219-2525
グループホーム
名称
所在地
連絡先
ぽっぽ石倉
前橋市石倉町3-6-3
027-255-4102
グループホーム赤城の里
前橋市江木町1073-18
027-269-5512
第1ドルフィン上小出
前橋市上小出町2-16-8
027-234-0655
グループホーム天豆
前橋市上増田町181-1
027-289-6161
グループホーム花豆
前橋市上増田町181-1
027-289-6161
のぞみホーム
前橋市上増田町317-2
027-266-3602
めぐみホーム
前橋市上増田町317-2
027-267-7105
めぐみホームサテライト
前橋市上増田町1303
いずみホーム
前橋市駒形町811-1
027-267-0201
ツインホーム桃
前橋市下大島町582-1
027-266-1482
第3ドルフィン関根
前橋市関根町3-36-2
027-234-0655
グループホームあかつき荘
前橋市西大室町448-3
027-285-4449
ツインホーム梨
前橋市下大島町582-1
027-266-1482
フロイデ
前橋市下大島町583-1
027-266-1482
たびだち2号
前橋市下大島町585-9
027-266-1482
たびだち
前橋市下大島町596-1
027-266-1482
訪問看護ステーション
名称
所在地
連絡先
前橋赤十字訪問看護ステーション
前橋市朝日町3-21-36
027-224-4585
訪問看護ステーションまえばし
前橋市朝日町4-9-5
027-243-5612
広瀬訪問看護ステーションたんぽぽ
前橋市天川大島町57-1
027-287-1010
訪問看護ステーションゆずりは
前橋市江木町1241
027-264-3022
ナースステーション星
前橋市粕川町女渕 1513-2 ヨシダグリーンヒルズ B102
027-285-4398
訪問看護ステーションけやき
前橋市下大島町596-1
027-266-2284
(株)ウイニングスマイルカンパニー訪問看護ステーション
前橋市西大室町286-1
027-268-0066
ルル訪問看護ステーション
前橋市東片貝町525-1 アンソレイエ三崎101
027-212-5350
訪問看護ステーションあかしあ
前橋市富士見町原之郷975
027-230-5200
訪問看護ステーションあさひの家
前橋市富士見町原之郷702-5
027-288-8157
ケアーズ訪問看護リハビリステーション新前橋
前橋市元総社町143 上信コーポ317号
027-288-0925
16
相談支援事業所
名称
所在地
連絡先
相談支援事業所アベリア
前橋市青柳町983-1
027-219-1133
相談支援事業所 ゆりのき
前橋市江木町1241
027-269-2531
あいのて相談支援事業所
前橋市上佐鳥町560-3
027-289-4433
青空相談支援事業所
前橋市上増田町178
027-266-2221
メンタルヘルス指定特定相談支援事業所
前橋市新前橋町1-4
027-226-0225
相談支援事業所 ドアーズ
前橋市下大島町596-1
027-266-8826
ひとこし発達相談室
前橋市城東町3-20-7
027-260-6888
障がい福祉相談支援事業所ぽっか
前橋市新前橋町16-36新前橋ビル101号室
027-226-5272
相談支援事業所メリー
前橋市高井町1-30-3
027-226-1039
前橋市地域活動支援センター ピアーズ
前橋市日輪寺町176-1
027-230-8017
前橋市日吉町2-17-10
027-236-0001
前橋市障害者生活支援センター
前橋市日吉町2-17-10
027-236-0001
あかぎ相談支援事業所
前橋市富士見町小沢117-7
027-289-5327
相談支援事業所セロリ
前橋市元総社町152-15
027-254-0677
赤城野荘障害者相談支援事業所
(前橋市障害者生活支援センター)
17
前橋市 地域移行支援・地域定着支援ハンドブック
~私たちはこんな風にして地域へ出て、暮らし続けていきてんさ~
(掲載されている情報は、平成28年3月時点のものです)
発行日:平成28年7月
発
編
行:前橋市
集:前橋市自立支援協議会 地域移行・地域定着部会
〒371-0014 前橋市朝日町三丁目 36 番 17 号
TEL:027-220-5714 FAX:027-223-8856
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