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H28.2.vol61ちかいとおきて - ボーイスカウト阪神さくら地区ホームページ

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H28.2.vol61ちかいとおきて - ボーイスカウト阪神さくら地区ホームページ
 阪 神 さ く ら 通 信 H 2 8 . 2 v o l . 6 1 『ちかいとおきて』 さくら通信も残すところ後2回となりました。6年間休むことなく発
行できたことは私自身、地区コミッショナーとしてひとつくらいは自信を
持って自慢できる功績となったかもしれません。単なる自己満足かもしれ
ませんが、さくら通信をとおして皆さんに少しでもスカウトスピリッツや
精神面での手助けができたなら幸いです。 さて、来月は地区コミとして最後のラウンドテーブルとなりますので少
し時間をいただき「自信と誇りを持ってスカウティングを実践しよう!」
をテーマにお話をさせていただきたいと思っています。ですので、文章に
書いて残すとなると今回の、さくら通信が実質最後の発行となりますので、
テーマを「ちかいとおきて」とさせていただきました。 「ちかいとおきて」は、スカウティングの基礎であるとはよく聞きます
よね。スカウト教育法も、これを基本に班制教育・進歩制度・野外活動の
3つの方法を、実際に、行うことによって学ぶという体験学習をもって行
うとなっています。では、「ちかいとおきて」とは何ですか?と聞かれて
正確に私たちは説明することができるでしょうか?なんとなく分かって
いるけど説明となると少し言葉を濁してしまう。今更、聞けないし、あた
りまえのことだからと横に置いておいて、なんて感覚でいる指導者は少な
くないと思います。ましてや、それを日々実践しているかと問われると下
を向いてしまう指導者も、そこそこに居るのではないですか?だから、大
事だと分かっているけど実際の活動の中でスカウトに、
「ちかいとおきて」
「やくそくとさだめ」「やくそくときまり」について伝えることを怠り、
単に楽しいプログラムを展開するだけで活動を終えてしまっていないで
しょうか。特に、「ちかい」についてしっかりと考えてみましょう。 「ちかい」とは、スカウト運動の方向性を示し、個々のスカウト、
スカウターの人生の指針である。そして、「おきて」は「ちかい」
にある3つのつとめを果たすために日々の生活で実践する行動規
範である。簡単に言えば、これが説明になります。 スカウティングは、組織である前に運動である。B-P はそう仰っ
ています。運動(運動体)(Movement)とは、組織があってそこに
人が集まるのではなく、個々それぞれがスカウティングをやりた
い!そういう思いを一人ひとりが持って集まる集合体なのです。誰
かに指示されて、強制的に集まったのではありません。だから少々
のことで崩れてしまったりすることのない強い集合体が生まれる
のです。では、何故その個々の強いエネルギーは分裂することなく
一つにまとまって居られるのでしょうか。創始者が亡くなっても、
カリスマ的指導者が亡くなっても、この運動体は崩れることなく一
つにまとまっている、ある意味、奇跡に近いと思います。何故、そ
れができるのか、その理由は、我々は「ちかい」を持っているから
です。社会に役立つ人になろう、自分が生きた時より少しでいいか
ら良い世界を築こう、スカウティングの目的がそこにあります。で
は、それを可能にするには何が私たちには必要なのか、それが「ち
かい」に示されています。3つのつとめを果たせる人になる。それ
ができれば必ず社会に役立ち、良い世界を築く一助となるのです。
そして、世界のスカウト仲間と会って、言葉が通じなくても我々は
同じ価値体系を持った仲間として三指で全て分かり合えるのです。
同じ価値観を持ち、同じ目標に向かって進む仲間が世界中にいるス
カウティングは本当に素晴らしい運動であります。そして、3つの
つとめを果たせるために「おきて」を日々実践するのです。行動規
範としての「おきて」の実践を私たち指導者は常にスカウトに問い
かけ、確認し、そして三指のちかいをいつもいつも心に置いておく
ことを忘れてはいけません。 単に楽しいプログラムに終始 して肝心の「ちかいとおきて」 をスカウトに伝えることを怠っ てはいませんか。右絵にあるよ うに、いつも胸を張って誇り高 くスカウトサインのできるよう にしましょう。 ◆各種連絡事項 ◇ 第 54 回阪神さくら地区キャンポリー 3 月 12-13 日 13:00-翌 16:00 船坂野営場 ◇ 地区アドベンチャートレイル 3 月 19-21 日 未定 京都トレイル ◇ 富士スカウトを讃える会 3 月 21 日 13:00-16:00 ANA クラウンプラザホテル ◆各種研修 ◇ 障がい児スカウティングセミナー 2 月 14 日(日) 10:00-16:00 こうべ市民福祉交流センター ◇ スキルトレーニング 3 月 5 日(土) 9:00-16:00 浜甲子園センター ◇ 安全セミナー 3 月 6 日(日) 10:00-16:00 県立中央労働センター ◇ 食物アレルギーセミナー 3 月 20 日(日) 10:00-16:00 こうべ市民福祉交流センター * オーダーメイド研修、随時受付しています。団担当コミッショナーへ。 ● 次回ラウンドテーブル 平成 28 年 3 月 11 日(金)19:30〜21:00 今津公民館 部門会 19:30-20:30 全体会 20:30-21:30 全体研修(髙田) スカウティング フォア ボーイズ と ウルフ カブズ ハンドブック に載っ
ているB-Pのゲーム集
14. クジラ狩り Whale Hunt Brownsea
クジラは大きな丸太に頭と尾のだいたいの形をつけたものである。
普通、それぞれ 1 班ずつ乗せた 2 隻のボートでクジラ狩りをする──
班長が船長、次長かもりの射手、その他はこぎ手になる。ボートは約
1 マイル離れた別々の港にいる。審判がクジラを持って行って、両港
の真ん中へんに放してから合図をする。2 隻のボートはこぎ出して競
争でクジラに向かって行く。最初にクジラを射程内に入れた射手かも
りを打ち込み、ボートはすぐ向きを変えてクジラを引いて港に帰る。
もう一つのボートは、それを追って行き、追いついたらクジラにも
りを打ち、向きを変えて自分の港へクジラを引いて行こうとする。こ
うして、2 隻のボートは綱引きをして、結局は強いほうがクジラを、
たぶん敵のボートもろとも自分の港に引き入れる。
15. 急使は走る Dispatch Running Brownsea
至急便を持って「包囲された所」──実際の村か農場か家でもよい
し、決められた場所にだれか立っている所でもよい──に行くスカウ
トを選ぶ。急使は 2 フィート(1 フィートは約 30 センチメートル)以上
の長さの色布を肩にピンでとめ、この布をつけたままで目的地に着か
なければならない。
包囲している敵は、急使が目的地に着くのを妨害しなければならな
いのだが、もちろん仮想された防御軍の線内、すなわち包囲された所
から 300 ヤード──この境界線は前もって決めておかなければならな
い──の線内に入ることはできない。この線内にいるのを審判に見つ
けられた者は、防御軍に撃たれた者としてゲームから除外される。
急使を捕えるには、肩の布をとらなければならない。敵は急使があ
る方向から──その場所は包囲された町から 1 マイルくらい離れてい
なければならない──ある時間に出発することを知っていて、捕える
ためにはどんな方法を使ってもよいが、ただ出発点から出るところを
見てはいけない。このゲームは、町のなかでは 2 軒の家を、それぞれ
出発点と包囲された町とに決め、急使は肩に色布をつけていさえすれ
ば、どんなに変装(婦人を除く)してもよい。
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