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「サポイン事業」制度の変遷

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「サポイン事業」制度の変遷
3.時代の情勢とニーズの変化に応じた制度見直し
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最近の戦略的基盤技術高度化支援事業の見直しポイント
1.特定ものづくり基盤技術及び
指針の見直し
(平成26年2月10日告示)
①22技術から11技術へ見直し
②「中小企業の特定ものづくり基盤技術の
高度化に関する指針」の抜本的改正
2.委託事業から補助事業へ
①中小企業・小規模事業者には自己負担
を伴う補助事業へ
②大学・公設試等の研究マネジメントを
担う機関向けには定額(100%)補助
③購入機器設備、発生した知的財産権な
どは、補助事業実施者へ帰属
※補助金化に伴い、一般管理費の計上が不可、
全ての費用を対象となる経費に計上する必要
有。
3. 販路開拓まで支援対象に
製品化につながる可能性の高い研究開発等及
び販路開拓への取組を一貫して支援
※従来の「グローバル技術連携支援事業」と
統合。なお、研究開発を行わない販路開拓の
みを対象とした支援は不可。
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特定ものづくり基盤技術高度化指針の見直しについて(25年度)
1.中小ものづくり高度化法の概要
2.特定ものづくり基盤技術の見直しについて
目的
我が国製造業の国際競争力の強化及び新たな事
業の創出を図るため、中小企業が担う特定ものづく
り基盤技術の高度化に向けた研究開発及びその成
果の利用を支援。
支援スキーム
特定ものづくり基盤技術の指定(第2条第2項)
法律に基づく支援を行う対象の特定ものづくり基盤
技術を経済産業大臣が指定。現在、金型や切削等
の22技術を指定。
技術高度化指針(技術別指針)の策定(第3条)
特定ものづくり基盤技術ごとに、「中小企業が目
「中小企業が目
指すべき技術開発の方向性」を「指針(大臣告
示)」として策定。
示)」
研究開発等計画の認定(第4条)
「指針」に基づいて、中小企業等が研究開発計画
を作成し、経済産業大臣が認定。
支援措置
・戦略的基盤技術高度化支援事業(通称「サポイン
事業」、中小企業信用保険法の特例、低利融資、
特許料の特例 等
見直しの背景
昨年6月の日本再興戦略や中小企業庁が実施した
“ちいさな企業”成長本部等において、医療、環境分
野などの成長分野へ集中投資する必要があることか
ら、下請け生産技術を前提とした特定ものづくり基盤
技術22分野について、企業ニーズを想定した体系に
見直すよう指摘がなされたところ。
※日本再興戦略(平成25年6月14日)(抜粋)
③戦略市場に参入する中小企業・小規模事業者の支援
○成長分野進出に向けた専門的支援体制の構築
・ものづくり産業の強化を図るべく、中小ものづ
くり高度化法の22技術分野を見直し、医療、環
境分野などの成長分野に中小企業・小規模事業者
が直接参入しやすくする。(後略)
見直しの考え方
今回の特定ものづくり基盤技術の見直しでは、
①需要側から見た企業ニーズに基づき、求められる
用途ごとに体系を再整理
②先進性・成長性が高く、社会的に中小企業の技術
の高度化が望まれる分野に厳選
を原則としたい。
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中小企業のものづくり基盤技術の指定について(平成25年度)
1.情報処理技術
IT(Information Technology)(情報技術)を活用することで製品や製造プロセスの機能や制御を実現する情
報処理技術。製造プロセスにおける生産性、品質やコスト等の競争力向上にも資する。
1.組込みソフトウェア
2.金型
3.冷凍空調
4.電子部品・デバイスの実装
5.プラスチック成形加工
6.粉末冶金
7.溶射・蒸着
8.鍛造
9.動力伝達
需要側の視点に立ち、
10.部材の締結
求められる「用途」ごとに
11.鋳造
技術の体系を再整理
12.金属プレス加工
13.位置決め
14.切削加工
15.繊維加工
16.高機能化学合成
17.熱処理
18.溶接
19.塗装
20.めっき
21.発酵
22.真空
2.精密加工技術
金属等の材料に対して機械加工・塑性加工等を施すことで精密な形状を生成する精密加工技術。製品や製
品を構成する部品を直接加工するほか、部品を所定の形状に加工するための精密な工具や金型を製造する
際にも利用される。
3.製造環境技術
製造・流通等の現場の環境(温度、湿度、圧力、清浄度等)を制御・調整するものづくり環境調整技術。
4. 接合・実装技術
相変化、化学変化、塑性・弾性変形等により多様な素材・部品を接合・実装することで、力学特性、電気特
性、光学特性、熱伝達特性、耐環境特性等の機能を顕現する接合・実装技術。
5.立体造形技術
デザインの自由度が高い等、任意の立体形状を造形する立体造形技術。(ただし、(二)精密加工技術に含
まれるものを除く。)
6.表面処理技術
バルク(単独組織の部素材)では持ち得ない高度な機能性を基材に付加するための機能性界面・被覆膜
形成技術。
7.機械制御技術
力学的な動きを司る機構により動的特性を制御する動的機構技術。動力利用の効率化や位置決め精度・
速度の向上、振動・騒音の抑制等を達成するために利用される。
8.複合・新機能材料技術
部素材の生成等に際し、新たな原材料の開発、特性の異なる複数の原材料の組合せ等により、強度、剛
性、耐摩耗性、耐食性、軽量等の物理特性や耐熱性、電気特性、化学特性等の特性を向上する又は従来に
ない新しい機能を顕現する複合・新機能材料技術。
9.材料製造プロセス技術
目的物である化学素材、金属・セラミックス素材、繊維素材及びそれらの複合素材の収量効率化や品質劣
化回避による素材の品質向上、環境負荷・エネルギー消費の低減等のために、反応条件の制御、不要物の
分解・除去、断熱等による熱効率の向上等を達成する材料製造プロセス技術。
10.バイオ技術
微生物を含む多様な生物の持つ機能を解明・高度化することにより、医薬品、エネルギー、食品、化学品
等の製造、それらの評価・解析等の効率化及び高性能化を実現するバイオ技術。
11.測定計測技術
適切な測定計測や信頼性の高い検査・評価等を実現するため、ニーズに応じたデータを取得する測定計
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測技術。
特定ものづくり基盤技術高度化指針の見直しについて(平成26年度)
1.特定ものづくり基盤技術の見直しについて
2.デザインの追加について
一.デザイン開発技術
見直しの背景
本年6月に改訂された日本再興戦略において、地
域の中小企業・小規模事業者の革新に向け、特定
ものづくり基盤技術にデザイン等を追加するなどの
支援制度を見直すよう指摘がなされたところ。
製品の審美性、ユーザーが求める価値、使用によって得られる経験の実現
等を追及することにより、製品自体の優位性のみならず、製品と人、製品と社会
との相互作用的な関わりも含めた価値創造に繋がる総合的な設計技術。
二.情報処理技術
三.精密加工技術
四.製造環境技術
五.接合・実装技術
六.立体造形技術
七.表面処理技術
八.機械制御技術
九.複合・新機能材料技術
※日本再興戦略改訂2014 -未来への挑戦-
十.材料製造プロセス技術
十一.バイオ技術
(平成26年6月24日)(抜粋)
6.地域活性化・地域構造改革の実現/中堅企業・ 十二.測定計測技術
中小企業・小規模事業者の革新
3.デザイン開発技術の課題と高度化目標
②地域の中堅企業等を核とした戦略産業の育成
・マーケットインの発想に基づく産学官連携によ
る製品開発を促進するため、中小ものづくり高
度化法の対象技術にデザイン等を追加するなど
支援制度を見直す。
見直し方向性
見直し方向性
・プロセスの改善によるコスト削減のみならず、商品
(プロダクト)の価値を高める技術を強力に支援。
・現在の11技術分野に感性価値を創出する「デザイ
ン開発技術」を新たに追加する。
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