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学校だより22号

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学校だより22号
みんなの輪
第
2 2
号
◇平成 24 年 11 月 1 4 日発行
◇文
責
:
渡邉
幹夫
「思 い やり月 間」が 始 ま る ! !
箕輪小学校では、「児童の人権意識を高め、人権尊重・生命尊重の精神を養う」ことをねらいとして
「思いやり月間」を設定しています。今年度は、11月13日(火)~12月21日(金)までの期間
としました。この期間には、各クラスでビデオ等を使っての人権学習を行ったり、学年ブロックで人権
擁護委員さんをお迎えして人権教室を開催したりします。今、学校で取り組んでいる「いじめを許さな
い学校」を推進する上でも人権意識を高めていくことは大切なことです。全職員でしっかり取り組んで
行きたいと考えています。思いやり月間の初日となる11月13日(火)には人権朝礼を行いました。
(人権朝礼の内容)
○校長先生の話(概略は裏面に載せておきました)
○児童会による呼びかけ 11・12月の生活目標である「ともだちやまわりのひとをたいせつにしよう」を
確認をしながら、しっかり行動していこうと呼びかけてもらいました。
○保健委員による呼びかけ レッドリボンについての説明と共に、各保健委員からのメッセージを入れた
レッドリボンの袋をクラスの代表に渡しました。
[保健委員が書いてくれた各クラスへのメッセージ(抜粋 )]
1-2へ なかよく助け合い、大切にして下さい。
2-1へ 心を込めて作ったレッドリボンです。名札などにつけて、やさしい気
持ちで生活しましょう。
3-1へ 仲良く助け合うリボンだから大事にしてください。
4-3へ エイズにかかっている人がこのリボンを見ると、病気とたたかう力が
強くなるので、ぜひ、つけてください。
5-2へ 一つ一つに僕たちの思いがこもっています。レッドリボンをつけて、
病気の人を助けてください。
6-1へ 優しい心でつけてください。
むかし、ヨーロッパでは、病気や事故でなくなり、思いが遂げられなかった人への
悲しみの心を表すために、赤いリボンをつける風習がありました。
その後、アメリカで「エイズ」という病気で多くの若者が、この世をさっていくこ
とを悼む気持ちからレッドリボン運動が始まりました。
このリボンを服や持ち物につけるということは、「エイズという病気の人を差別し
ない、みんな仲良く助け合って生きる」ということを表しています。エイズに感染し
ている人がレッドリボンをつけている人を見ると、病気とたたかう力が強くなるそうです。
箕輪小学校では、このレッドリボンを
「 健 康 で
仲 良 く 助 け 合 う
思 い や り リ ボ ン 」
と考え、全校に配布し、つけていきます。
「 お も いや り 月間 」 の今後な予定
○11月19日(月)~11月21日(水)
各クラスで人権ビデオ視聴
○12月7日(金)
○毎日の給食の時間
人権教室
1 年生
クレヨンの星
2 年生
どんぐりの森へ
3 年生
みーつけた!
4 年生
友情のキックオフ
5 年生
新ちゃんがないた!
6 年生
きいちゃん
2 校時( 1 , 2 年生)
3 校時( 3 , 4 年生)
人権の歌「世界を幸せに」を流します。
4 校時( 5 , 6 年生)
人 権 朝 礼 の話 (概 略 )
人を思いやることの大切さは昔の人も感じていました。そんなお話を今日はします。今から 200 年位前
に江戸時代という武士の時代がありました。その中心が江戸(今の東京)でしたが、せまい所にたくさん
の人が住んでいました。そうなれば、けんかやもめごとが多くなるだろうと考えますが、どうもそうでは
なかったようです。それは、お互いを思いやる気持ちを行動であらわすような習慣があったからのようで
す。それを「江戸しぐさ」と呼んでいます。いくつか紹介します。
○「七三歩き」
道では、普通に歩く人は端の方( 3 割くらい )
、 急いでいる人や大き
な荷物を運んでいる人は真ん中の広い部分( 7 割くらい)を通るように
していました。
→お互いにぶつかったり、急いでいる人がいらいらしないよね
○「かさかしげ」
雨の日に、狭い道で傘をさしている人がすれ違うときに、お互いにか
さを相手のいない方に尐しかたむけました。
→お互いの傘がぶつかったり、傘の雨のしずくが相手にかからないよね。
○「うかつあやまり」
わざとではなく、うっかり人の足をふんでしまいました。ふんだ人は、
「ごめんなさい」とあやまるが、ふまれた人も「私もうっかりこんな所に
足を出してしまいました。ごめんなさい 。」 と言いました。
→こんなふうに言えると、けんかになることはないよね。
○「こぶしうかせ」
みんなが座っているところへ座りたい人が来たとき、座っている人が
自分のこぶし分だけ腰を浮かせて動いてあげて、場所を作りました。
→みんなが尐しずつ気を遣うと、人を助けることができるよね。
このような、「江戸しぐさ」は約8000位あったと言われており、商人を中心に今の小学生位の頃
に身に付けておく習慣であったようです。お互いを思いやる行動ができれば、みんなが気持ちよく過ご
せたり、口で表さなくても良い雰囲気になるよね。
箕輪小学校の皆さんも、相手の気持ちを感じて相手に対して思いやりの行動がとれる、そんな人にな
りましょう。
※「江戸しぐさ」に関する本は、箕輪小の図書室にあることも紹介しました。
(児童の感想から)
・今日、朝礼で校長先生が「えどしぐさ」のお話をしてくれました。今まで私は、思いやりに気をつけて
いると思っていたけれど、今考えると時々思いやりを考えていない行動をしていたのかもと思います。
「えどしぐさ」の話を聞いていて、昔の人は思いやりの心を行動でも表していただんな、すごいなと思い
ました。江戸時代の方が争いごとやけんかが尐なかったのかもしれないなと思いました。これからは、自
分の行動に気をつけて生活していきたいと思います。
・今日、人権朝礼で校長先生がためになる話をして下さいました。ぼくは今まで人を思いやることはあま
りありませんでした。しかし、話を聞いて、江戸時代はすごいなと思いました。七三歩きやかさかしげな
ど、江戸しぐさをしていて、昔の人のちえはためになるなと思いました。今度からは、思いやりを持ち、
一日を大事にしてすごしたいです。
保護者の方へ
朝、交通指導をしていると本当に寒くなってきたなと実感します。子ども達の様子を見ていても寒そう
にしながら登校して来ています。ぜひとも、朝寒くないように防寒対策を考えていただければと思いま
す。また、寒くなってきて子ども達が上着やズボンのポケットに手を入れながら道路を
歩いている姿も見受けられます。つまずいたり、とっさに車を避けたりするときに大変
危ないかなと思います。防寒着を考えるときに、ぜひとも手袋も身に付けさせるように
していただければと思います。
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